JP2007120030A - 油圧ショベルの作業腕 - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業腕を外側から取囲む補強部材を設けることにより、内部に隔壁板等を設けなくても強度を確保し、また組立時の作業性を向上させる。
【解決手段】 油圧ショベル1のブーム11を、上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dによってボックス状に形成する。そして、ブーム11の外面側には、上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dを取囲む位置に補強枠体12,15,16,17をそれぞれ設ける。これにより、ブーム11内に隔壁板等を設けなくても、その強度を十分に確保することができる。また、簡単な溶接手順によってブーム11を組立てることができ、組立後のメンテナンス等もブーム11の外側から容易に行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 油圧ショベル1のブーム11を、上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dによってボックス状に形成する。そして、ブーム11の外面側には、上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dを取囲む位置に補強枠体12,15,16,17をそれぞれ設ける。これにより、ブーム11内に隔壁板等を設けなくても、その強度を十分に確保することができる。また、簡単な溶接手順によってブーム11を組立てることができ、組立後のメンテナンス等もブーム11の外側から容易に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばモノブーム式油圧ショベルのブーム、アーム、またはオフセット式油圧ショベルのロアブーム、アッパブーム等として好適に用いられる油圧ショベルの作業腕に関する。
一般に、油圧ショベルに搭載される作業装置としては、例えば上,下方向に俯仰動するモノブーム式作業装置や、左,右方向へのオフセット動作が可能なオフセット式作業装置等が知られている。この場合、モノブーム式作業装置は、例えばブーム、アーム、バケット等によって構成され、オフセット式作業装置は、ロアブーム、アッパブーム、アーム、バケット等を備えている。そして、これらのブーム、アーム、ロアブーム、アッパブーム等は、油圧ショベルの作業腕を構成している。
この種の従来技術による油圧ショベルの作業腕として、例えばモノブーム式油圧ショベルのブームを例に挙げて述べると、このブームは、上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを溶接することにより、細長い四角形状のボックス体として形成されている(例えば特許文献1,2参照)。
ここで、油圧ショベルを用いた掘削作業中には、例えばバケットが掘削対象物と接触して左,右方向の反力を受けたり、シリンダ等のアクチュエータからブームに駆動力が付加されるときに、ブームが僅かに変形することがある。このような変形としては、例えばブームが捩れるように変形したり、ブームの断面形状が同一平面から外れるように歪む変形(いわゆる面外変形)等が知られている。
このため、従来技術では、ブームの内部に複数枚の隔壁板を溶接することにより、ブーム全体の強度を高める構成としている。これらの隔壁板は、ブームの長さ方向に間隔をもって配置され、個々の位置でブーム内の空間を仕切るように、ブームの横断面に沿って延びている。
ところで、上述した従来技術では、密閉構造を有するブームの内部に隔壁板を溶接する構成としている。しかし、この場合には、例えばブームの長さ方向で互いに対向する2枚の隔壁板を溶接するときに、少なくとも一方の隔壁板は、相手方の隔壁板と反対の方向から溶接することしかできず、相手方の隔壁板に面した部位を溶接できない。
このため、従来技術では、ブームを溶接して組立てるときに、例えばブームの周壁の一部に穴を開け、この穴から溶接トーチ等を進入させて隔壁板を溶接した後に、穴を塞ぐような手順をとることがあり、このような複雑な手順では、作業工程や作業時間が増大し、生産性が低下するという問題がある。しかも、作業手順が複雑な場合には、溶接ロボット等が使用できず、手作業で溶接せざるを得ないため、作業を効率化するには限界がある。
また、従来技術では、ブームを組立てた後に、密閉された内部の状態を簡単には確認できないから、例えばブームを使用しているうちに隔壁板の溶接部位等に不具合が生じたとしても、その発見、補修が容易でないという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、作業腕の内部に隔壁板等を配置しなくても、十分な強度を確保することができ、耐久性を向上できるようにした油圧ショベルの作業腕を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、作業腕を組立てるときに、その溶接作業を効率よく行うことができ、作業腕の組立後であっても、点検、補修等のメンテナンスを容易に実現できるようにした油圧ショベルの作業腕を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを溶接することによりボックス体として形成され、作業装置の一部を構成する油圧ショベルの作業腕に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを外側から取囲む補強部材を設ける構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、前記補強部材は、前記上フランジに沿って左,右方向に延びる上枠部と、前記下フランジに沿って左,右方向に延びる下枠部と、前記左ウェブに沿って上,下方向に延びる左枠部と、前記右ウェブに沿って上,下方向に延びる右枠部とを有する枠体として形成する構成としている。
また、請求項3の発明によると、前記補強部材は、U字状またはL字状の断面形状を有する鋼材によって形成する構成としている。
請求項1の発明によれば、例えば鋼材等を作業腕の外面側に溶接することにより、作業腕の上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを外側から取囲む補強部材を形成することができる。これにより、補強部材は、作業腕の四辺が形成するボックス構造を外側から補強することができ、従来技術のように作業腕の内部に隔壁板等を溶接しなくても、その強度や剛性を十分に高めることができる。
このため、油圧ショベルを用いた掘削作業時等には、作業腕のボックス構造が外力等によって変形するのを防止でき、特に作業腕の断面形状が同一平面から外れるように歪む変形(いわゆる面外変形)が生じたり、作業腕が捩れ変形するのを補強部材によって抑制することができる。また、作業腕の変形時に生じ易い溶接部位の金属疲労等も抑えることができ、耐久性を高めることができる。
一方、作業腕の組立時には、ボックス構造の外面側に鋼材等を溶接するだけで、補強部材を容易に取付けることができる。このため、例えばボックス構造に穴を開け、その内部に隔壁板を溶接した後に穴を塞ぐような複雑な作業が不要となるから、作業工程、作業時間等を減らすことができる。そして、溶接ロボット等を用いた溶接作業の自動化も可能となるので、作業効率や生産性を高めることができる。
また、作業腕を使用しているうちに、例えば補強部材の溶接部位に何らかの不具合等が生じた場合には、これを外側から容易に発見することができ、不具合の補修等を初期段階で速やかに行うことができる。このため、隔壁板を内部に溶接した作業腕等と比較して、メンテナンス性を高めることができる。
また、請求項2の発明によれば、補強部材を、例えば上枠部、下枠部、左枠部及び右枠部が連続した枠体として形成することができ、補強部材の単体としての強度、剛性を高めることができる。そして、補強部材の内側を全周にわたって作業腕の外面側に溶接することができ、これらの間に十分な長さ(溶接強度)をもつ溶接部を形成することができるから、作業腕を確実に補強することができる。
また、請求項3の発明によれば、補強部材の各部位には、断面形状がU字状またはL字状の鋼材等を用いることができ、軽量でありながら高い強度をもつ補強部材を実現することができる。また、補強部材として断面形状がL字状の鋼材を用いた場合には、十分な強度を確保しつつ、補強部材の形状を簡略化することができる。このため、補強部材を容易に加工、形成することができ、その軽量化を促進することができる。
以下、本発明の実施の形態による油圧ショベルの作業腕について、添付図面を参照して詳細に説明する。
ここで、図1ないし図7は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、作業腕として、モノブーム式油圧ショベルのブーム及びアームを例に挙げて述べる。
図中、1はモノブーム式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、旋回フレーム3Aにキャブ、カウンタウェイト等が設けられた上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部に俯仰動可能に取付けられ、土砂等の掘削作業を行う作業装置4とによって大略構成されている。
そして、作業装置4は、基端側が旋回フレーム3Aの前部側に俯仰動可能に連結された後述のブーム11と、該ブーム11の先端側に上,下方向に回動可能に連結された後述のアーム21と、該アーム21の先端側に上,下方向に回動可能に連結されたバケット5と、ブーム11を俯仰動させるブームシリンダ6と、アーム21を回動させるアームシリンダ7と、バケット5を回動させるバケットシリンダ8とによって大略構成されている。
ここで、ブーム11とアーム21とは、モノブーム式油圧ショベル1の作業腕を構成するもので、まず図2ないし図6を参照しつつ、ブーム11の構造について説明する。
このブーム11は、中空構造を有する細長いボックス体として形成され、車両の前,後方向に沿って延びると共に、その横断面は略四角形状をなしている。そして、ブーム11は、図2、図3に示す如く、その四辺の周壁を構成する上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dと、これらの周壁の基端側に溶接されたボス11Eと、各周壁の先端側に溶接されたアーム取付部11Fと、シリンダ取付部11G,11Hとによって大略構成されている。
ここで、上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dは、それぞれ細長い鋼板等によって形成され、図4に示す如く、ブーム11の外側及び内側から互いに溶接されることによって細長い四角形のボックス状に接合されている。また、ボス11Eは、ブーム11のフート部(ブームフート部)を構成するもので、上部旋回体3の旋回フレーム3Aに回動可能に連結される。また、アーム取付部11Fは、アーム21の基端側が回動可能に取付けられる部位である。
さらに、シリンダ取付部11Gは、ブームシリンダ6の先端側が回動可能に取付けられるボス部として形成され、左ウェブ11Cと右ウェブ11Dとにそれぞれ設けられている。また、シリンダ取付部11Hは、アームシリンダ7の基端側が回動可能に取付けられるブラケットとして形成され、上フランジ11Aに設けられている。
一方、ブーム11には、後述する複数個(例えば4個)の補強枠体12,15,16,17が長さ方向に間隔をもって設けられている。これらの補強枠体12,15,16,17は、ブーム11の全体にわたって高い強度と剛性とを与えている。
12はブーム11の外面側に設けられた補強部材としての補強枠体を示し、該補強枠体12は、例えば複数の鋼材等を溶接することによって四角形の枠状に形成され、ブーム11の上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dを外側から取囲むことにより、ブーム11を補強するものである。
ここで、補強枠体12は、図4ないし図6に示す如く、ブーム11の上フランジ11Aの外面に沿って左,右方向に延びる上枠部12Aと、下フランジ11Bの外面に沿って左,右方向に延びる下枠部12Bと、左ウェブ11Cの外面に沿って上,下方向に延びる左枠部12Cと、右ウェブ11Dの外面に沿って上,下方向に延びる右枠部12Dとによって大略構成されている。
この場合、上枠部12Aは、例えば細長い鋼材等によって形成され、その横断面形状は略U字状(コ字状)をなしている。そして、上枠部12Aは、長さ方向の両側がブーム11から左,右方向に突出し、かつブーム11の上フランジ11Aに向けて開口した状態で配置されている。この状態で、上枠部12Aの幅方向両側は、図5に示す如く、その長さ方向に延びる溶接部13,13によって上フランジ11Aにそれぞれ溶接されている。
また、下枠部12Bは、例えば上枠部12Aと同一形状の鋼材等を上,下逆向きに配置することによって形成されている。そして、下枠部12Bの幅方向両側は、他の溶接部13,13によってブーム11の下フランジ11Bにそれぞれ溶接されている。
一方、左枠部12Cも同様に、例えば略コ字状の横断面を有する細長い鋼材等によって形成され、ブーム11の左ウェブ11Cに向けて開口した状態で配置されると共に、幅方向の両側が溶接部13によって左ウェブ11Cにそれぞれ溶接されている。
また、左枠部12Cの上,下両側には、図4、図6に示す如く嵌合溝12E,12Eが設けられている。そして、上側の嵌合溝12E内には、ブーム11の左ウェブ11Cよりも左側に突出した上フランジ11Aの左端部が嵌合して溶接され、下側の嵌合溝12Eには、下フランジ11Bの左端部が嵌合して溶接されている。
また、左枠部12Cの上部側は、図4に示す如く、略L字状の衝合面をもって上枠部12Aの左側に衝合され、これらの衝合面の間には略L字状の溶接部14が形成されている。一方、左枠部12Cの下部側も同様に、他の溶接部14によって下枠部12Bの左側に溶接されている。この場合、上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dが互いに衝合される衝合面は、溶接部14の長さ(溶接強度)を確保するために略L字状に形成されている。
さらに、右枠部12Dは、例えば左枠部12Cと同一形状の鋼材等を左,右逆向きに配置することによって形成され、幅方向の両側が溶接部13によってブーム11の右ウェブ11Dにそれぞれ溶接されている。そして、右枠部12Dには、ブーム11の上フランジ11A,下フランジ11Bの右端部が嵌合して溶接される嵌合溝12F,12Fが設けられている。また、右枠部12Dの上部側,下部側は、それぞれ略L字状の溶接部14によって上枠部12A,下枠部12Bの右側に溶接されている。
このように、補強枠体12は、上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dが切れ目なく連続した枠体として形成されている。そして、これらの枠部12A〜12Dはブーム11の外側に全周にわたって溶接され、ブーム11の横断面に沿った平面上に位置して上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dからそれぞれ外向きに突出している。これにより、補強枠体12は、例えばブーム11を捩れ変形させたり、面外変形させるような外力等に対して、ブーム11の強度や剛性を高め、その変形を防止するものである。
一方、図2等において、15,16,17はブーム11の外面側に溶接して設けられた他の補強枠体を示している。これらの補強枠体15,16,17は、補強枠体12とほぼ同様に、それぞれ切れ目なく連続した四角形状の枠体として形成され、補強枠体15は、上枠部15A、下枠部15B、左枠部15C及び右枠部15Dによって構成されている。また、補強枠体16も、上枠部16A、下枠部16B、左枠部16C及び右枠部16Dによって構成され、同じく補強枠体17も、上枠部17A、下枠部17B、左枠部17C及び右枠部17Dによって構成されている。
そして、これらの補強枠体15,16,17は、ブーム11の長さ方向に間隔をもって配置され、個々の位置で上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dを外側から取囲むことにより、補強枠体12と協働してブーム11全体を補強しているものである。
次に、図7を参照しつつ、モノブーム式油圧ショベル1の他の作業腕を構成するアーム21について説明する。
このアーム21は、ブーム11とほぼ同様に、例えば略四角形の横断面形状を有する細長いボックス体として形成され、その四辺の周壁を構成する上フランジ21A、下フランジ21B、左ウェブ21C及び右ウェブ21Dと、これらの周壁の基端側にそれぞれ溶接された端面板21Eと、ボス21F,21G、シリンダ取付部21H,21Jとによって大略構成されている。
ここで、上フランジ21A、下フランジ21B、左ウェブ21C及び右ウェブ21Dは、アーム21の外側及び内側から互いに溶接されることによって細長い四角形のボックス状に接合され、その外側には後述の補強枠体22,23が設けられている。
また、ボス21Fは、ブーム11の先端側に回動可能に連結される部位であり、アーム21の基端側に位置して下フランジ21B、左ウェブ21C、右ウェブ21D及び端面板21Eにそれぞれ溶接されている。また、他のボス21Gはバケット5が回動可能に連結される部位であり、アーム21の先端側に位置して四辺の周壁に溶接されている。
さらに、シリンダ取付部21Hは、アームシリンダ7の先端側が回動可能に取付けられる部位であり、端面板21Eに突設されている。一方、他のシリンダ取付部21Jは、バケットシリンダ8の基端側が回動可能に取付けられる部位であり、上フランジ21Aに突設されている。
22,23はアーム21の外面側に溶接して設けられた複数個(例えば2個)の補強部材としての補強枠体を示している。これらの補強枠体22,23は、ブーム11の補強枠体12とほぼ同様に、それぞれ切れ目なく連続した四角形状の枠体として形成されている。そして、補強枠体22は、上枠部22A、下枠部22B、左枠部22C及び右枠部22Dによって構成され、補強枠体23も同様に、上枠部23A、下枠部23B、左枠部23C及び右枠部23Dによって構成されている。
また、補強枠体22,23は、アーム21の長さ方向に間隔をもって配置され、個々の位置で上フランジ21A、下フランジ21B、左ウェブ21C及び右ウェブ21Dを外側から取囲むことにより、アーム21全体を補強しているものである。
本実施の形態に適用されるモノブーム式の油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次にブーム11とアーム21の組立作業について説明する。
まず、ブーム11の組立時には、例えば上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dをそれぞれ複数の鋼板等に分けて予め形成しておき、これらの鋼板を溶接することにより、ブーム11を長さ方向に対して複数箇所で分割した形状を有する複数個の中空ブロックを形成する。
この場合、各中空ブロックは、従来技術のような隔壁板が存在しないので、外部に開口する中空構造体となっている。このため、作業者等は、中空ブロックの内部に入り込むことができ、各鋼板を外側及び内側から容易に溶接できると共に、このときに溶接ビードのばらつきや溶接不良等が存在しないかどうかを丁寧に確認することができる。
そして、これらの中空ブロックを互いに溶接して連結し、またブーム11の外側に補強枠体12,15,16,17を溶接することにより、ブーム11を効率よく組立てることができる。一方、アーム21についても、ブーム11とほぼ同様の手順で溶接作業等を行うことによって容易に組立てることができる。
次に、油圧ショベル1の作動について説明すると、オペレータが各種の操作レバー、ペダル等を操作したときには、車両を走行させたり、上部旋回体3を旋回させることができる。また、作業装置4のブーム11を俯仰動させつつ、アーム21とバケット5とを回動させることにより、土砂等の掘削作業を行うことができる。
このとき、ブーム11とアーム21とは大きな外力等を受けるが、これらの作業腕は複数の補強枠体12,15〜17,22,23によってそれぞれ補強されているから、作業装置4を長期間にわたって良好な状態で使用することができる。また、例えば経時的な劣化等によって補強枠体の溶接部13,14に不具合が生じたときには、これを外側から容易に発見することができるので、補修等の対策を速やかに行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、ブーム11の外面側には、補強枠体12,15〜17を設ける構成としたので、例えば補強枠体12に着目すると、上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dとなる4本の鋼材等をブーム11の外面側に溶接することにより、ブーム11の上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dを外側から取囲む補強枠体12を形成することができる。
この結果、補強枠体12は、ブーム11の四辺が形成するボックス構造を外側から補強することができ、従来技術のようにブームの内部に隔壁板等を溶接しなくても、ブーム11の強度や剛性を十分に高めることができる。
このため、油圧ショベル1を用いた掘削作業時等には、ブーム11のボックス構造が外力等によって変形するのを防止でき、特にブーム11の断面形状が同一平面から外れるように歪む変形(いわゆる面外変形)が生じたり、ブーム11が捩れ変形するのを補強枠体12によって抑制することができる。また、ブーム11の変形時に生じ易い溶接部位の金属疲労等も抑えることができ、耐久性を高めることができる。
一方、ブーム11の組立時には、ボックス構造の外面側に鋼材等を溶接するだけで、補強枠体12を容易に取付けることができる。このため、例えばボックス構造に穴を開け、その内部に隔壁板を溶接した後に穴を塞ぐような複雑な作業が不要となるから、作業工程、作業時間等を減らすことができる。そして、溶接ロボット等を用いた溶接作業の自動化も可能となるので、作業効率や生産性を高めることができる。
また、ブーム11を使用しているうちに、例えば補強枠体12の溶接部位に何らかの不具合等が生じた場合には、これを外側から容易に発見することができ、不具合の補修等を初期段階で速やかに行うことができる。このため、隔壁板を内部に溶接したブーム等と比較して、ブーム11のメンテナンス性を高めることができる。
また、補強枠体12を、上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dによって構成したので、これらを切れ目なく連続した枠体として形成することができ、補強枠体12の単体としての強度、剛性を高めることができる。そして、補強枠体12の内側を全周にわたってブーム11の外面側に溶接することができ、これらの間に十分な長さ(溶接強度)をもつ溶接部13を形成することができるから、ブーム11を確実に補強することができる。
また、補強枠体12の上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dとして、横断面が略U字状(コ字状)の鋼材を用いたので、軽量でありながら高い強度をもつ補強枠体12を実現することができる。これにより、補強枠体12によるブーム11の重量増加を抑制でき、軽量でも高い耐久性をもつブーム11を形成することができる。
さらに、本実施の形態では、ブーム11の長さ方向の複数箇所に補強枠体12,15,16,17を設けているから、他の補強枠体15,16,17についても、補強枠体12とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、これらの補強枠体12,15〜17が協働することにより、ブーム11全体の耐久性を向上させることができる。
一方、アーム21についても、補強枠体22,23を設けているので、ブーム11の場合とほぼ同様の作用効果を得ることができる。これにより、作業装置4の強度や組立時の作業性等を全体として向上させることができる。
次に、図8ないし図10は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、略L字状の断面形状を有する鋼材によって補強部材を構成したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31はブーム11の外面側に設けられた補強部材を示し、この補強部材31は、例えば四角形の枠状に並べて配置された4本の鋼材等によって形成され、ブーム11の上フランジ11A、下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dを外側から取囲むことにより、ブーム11を補強するものである。
ここで、補強部材31は、図8ないし図10に示す如く、ブーム11の上フランジ11Aの外面に沿って左,右方向に延びる上枠部31Aと、下フランジ11Bの外面に沿って左,右方向に延びる下枠部31Bと、左ウェブ11Cの外面に沿って上,下方向に延びる左枠部31Cと、右ウェブ11Dの外面に沿って上,下方向に延びる右枠部31Dとによって大略構成されている。
この場合、補強部材31の上枠部31A、下枠部31B、左枠部31C及び右枠部31Dは、例えば略L字状の横断面形状を有する細長い鋼材等によって形成され、またブーム11の角隅近傍では互いに離して配置されており、これらの点で第1の実施の形態と異なっている。
また、上枠部31Aの幅方向両側は、図9に示す如く、溶接部32,32によって上フランジ11Aにそれぞれ溶接されている。さらに、下枠部31B、左枠部31C及び右枠部31Dも同様に、他の溶接部32(一部のみ図示)によって下フランジ11B、左ウェブ11C及び右ウェブ11Dに溶接されている。
そして、これらの上枠部31A、下枠部31B、左枠部31C及び右枠部31Dは、ブーム11の横断面に沿った平面上で四辺の周壁から外向きに突出している。これにより、補強部材31は、第1の実施の形態の補強枠体12等とほぼ同様に、ブーム11の強度や剛性を高め、その捩れ変形や面外変形等を抑制するものである。
また、33はブーム11の外面側に設けられた他の補強部材を示し、この補強部材33は、補強部材31とほぼ同様に、例えば四角形の枠状に並んだ上枠部33A、下枠部、左枠部33B及び右枠部(一部のみ図示)によって構成され、これらは略L字状の横断面形状を有する鋼材等によって形成されている。そして、補強部材33は、補強部材31と協働してブーム11全体を補強しているものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、補強部材31,33の上枠部31A、下枠部31B、左枠部31C及び右枠部31D等として、横断面が略L字状の鋼材等を用いたから、十分な強度を確保しつつ、補強部材31,33の形状を簡略化することができる。このため、補強部材31,33を容易に加工、形成することができ、その軽量化を促進することができる。
次に、図11ないし図13は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、オフセット式油圧ショベルのロアブームとアッパブームに補強部材を設ける構成としたことにある。
図中、41はオフセット式の油圧ショベルで、該油圧ショベル41は、自走可能な下部走行体42と、該下部走行体42上に旋回可能に搭載され、旋回フレーム43Aに運転席、カウンタウェイト等が設けられた上部旋回体43と、該上部旋回体43の前部に俯仰動可能に取付けられたオフセット式の作業装置44とによって大略構成されている。
そして、作業装置44は、基端側が旋回フレーム43Aの前部側に俯仰動可能に連結された後述のロアブーム61と、該ロアブーム61の先端側に左,右方向に揺動可能に連結された後述のアッパブーム71と、該アッパブーム71の先端側に左,右方向に揺動可能に連結されたアーム支持体45と、該アーム支持体45の先端側に上,下方向に回動可能に連結されたアーム46と、該アーム46の先端側に回動可能に取付けられたバケット47と、第1の実施の形態とほぼ同様のブームシリンダ48、アームシリンダ49、バケットシリンダ50と、オフセットシリンダ51、リンク52等とによって構成されている。
ここで、ロアブーム61とアッパブーム71とは、オフセット式油圧ショベル41の作業腕を構成している。また、オフセットシリンダ51は、アッパブーム71をロアブーム61の先端側で左,右方向に揺動させるものであり、リンク52は、アッパブーム71の揺動時にアーム支持体45、アーム46及びバケット47をロアブーム61と平行な姿勢に保持するものである。
これにより、作業装置44は、アーム46をロアブーム61に対して左,右方向に平行移動(オフセット)させ、この状態でロアブーム61を俯仰動させつつアーム46、バケット47を回動させることにより、側溝等の掘削作業を行うことができる。
次に、61は油圧ショベル41の作業腕を構成するロアブームを示し、該ロアブーム61は、図12に示す如く、第1の実施の形態のブーム11とほぼ同様に、中空構造を有する細長いボックス体として形成されている。
そして、ロアブーム61は、その四辺の周壁を構成する上フランジ61A、下フランジ61B、左ウェブ61C、右ウェブ61Dと、これらの周壁の基端側にそれぞれ溶接され、上部旋回体43の旋回フレーム43Aに回動可能に連結されるボス61Eと、各周壁の先端側に溶接され、アッパブーム71が左,右方向に揺動可能に連結されるアッパブーム連結部61Fと、ブラケット61Gとによって構成されている。
この場合、ブラケット61Gは、オフセットシリンダ51及びリンク52の基端側が左,右方向に回動可能に取付けられる部位であり、左ウェブ61Cの先端側に突設されている。また、ロアブーム61の外面側には、後述する複数個(例えば3個)の補強枠体62,63,64が長さ方向に間隔をもって設けられている。
62はロアブーム61の外面側に溶接して設けられた補強部材としての補強枠体を示している。この補強枠体62は、図12に示す如く、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えば略U字状の横断面形状を有する上枠部62A、下枠部62B、左枠部62C及び右枠部62Dによって構成され、全体として四角形の枠状に形成されている。
そして、補強枠体62の上枠部62A、下枠部62B、左枠部62C及び右枠部62Dは、それぞれロアブーム61の上フランジ61A、下フランジ61B、左ウェブ61C及び右ウェブ61Dに沿って配置され、これらの部位に溶接されている。
また、63,64はロアブーム61の外面側に溶接して設けられた他の補強枠体を示し、これらの補強枠体63,64も、補強枠体62とほぼ同様に、それぞれ切れ目なく連続した四角形状の枠体として形成されている。この場合、補強枠体63は、上枠部63A、下枠部63B、左枠部63C及び右枠部63Dを有し、補強枠体64も、同じく上枠部64A、下枠部64B、左枠部64C及び右枠部64Dを有している。
そして、これらの補強枠体62,63,64は、ロアブーム61の長さ方向に間隔をもって配置され、個々の位置で上フランジ61A、下フランジ61B、左ウェブ61C及び右ウェブ61Dを外側から取囲むことにより、ロアブーム61全体を補強している。
次に、71は油圧ショベル41の他の作業腕を構成するアッパブームを示している。このアッパブーム71は、図13に示す如く、ロアブーム61とほぼ同様に、その四辺の周壁を構成する上フランジ71A、下フランジ71B、左ウェブ71C、右ウェブ71Dと、これらの周壁の基端側に溶接された基端側ボス71Eと、各周壁の先端側に溶接された先端側ボス71Fと、ブラケット71Gとによって構成されている。
この場合、基端側ボス71Eは、ロアブーム61のアッパブーム連結部61Fに左,右方向に揺動可能に連結される。また、先端側ボス71Fには、アーム支持体45が左,右方向に揺動可能に連結される。また、ブラケット71Gは、オフセットシリンダ51及びリンク52の先端側が左,右方向に回動可能に取付けられる部位であり、左ウェブ71Cに突設されている。
72,73はアッパブーム71の外面側に溶接して設けられた複数個(例えば2個)の補強部材としての補強枠体を示している。そして、補強枠体72は、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えば略U字状の横断面形状を有する上枠部72A、下枠部72B、左枠部72C及び右枠部72Dを溶接することにより、四角形状の枠体として形成され、補強枠体73も同様に、上枠部73A、下枠部73B、左枠部73C及び右枠部73Dによって構成されている。
そして、補強枠体72,73は、それぞれアッパブーム71の上フランジ71A、下フランジ71B、左ウェブ71C及び右ウェブ71Dに沿って配置され、これらの部位に溶接されている。これにより、補強枠体72,73は、アッパブーム71を外側から取囲むことにより、その全体を補強している。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができ、オフセット式油圧ショベル41のロアブーム61及びアッパブーム71にも、適用範囲を広げることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、補強枠体12の上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dの間に略L字状の溶接部14を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図14に示す第1の変形例のように、溶接部をテーパ状に構成してもよい。この場合、補強枠体81の上枠部81A、下枠部81B、左枠部81C及び右枠部81Dは、溶接部82によってブーム11の外面側に溶接されている。また、上枠部81A、下枠部81B、左枠部81C及び右枠部81Dが互いに衝合される衝合面は、垂直方向及び水平方向に対して斜めに傾斜した傾斜面として形成され、これらの衝合面の間にはテーパ状の溶接部83がそれぞれ設けられている。
また、第1の実施の形態では、補強枠体12の上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dを連続した四角形状の枠体として構成した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第2の実施の形態のように、上枠部12A、下枠部12B、左枠部12C及び右枠部12Dを枠状に並べた状態で、これらをブーム11の角隅近傍で互いに離して配置する構成としてもよい。
また、第2の実施の形態では、補強部材31の上枠部31A、下枠部31B、左枠部31C及び右枠部31Dをブーム11に溶接する構成とした。しかし、本発明は溶接に限らず、例えば図15及び図16に示す第2の変形例のように、ボルト等によって補強部材を作業腕に固着する構成としてもよい。この場合、補強部材91の上枠部91A、下枠部91B、左枠部91C及び右枠部91Dは、複数本のボルト92によってブーム11に締着されている。
さらに、第2の実施の形態では、補強部材31の上枠部31A、下枠部31B、左枠部31C及び右枠部31Dをブーム11の角隅近傍で互いに離して配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第1の実施の形態のように、上枠部31A、下枠部31B、左枠部31C及び右枠部31Dを互いに溶接することにより、断面L字状の鋼材が切れ目なく連続した補強枠体を構成してもよい。
一方、第1の実施の形態では、モノブーム式油圧ショベル1のブーム11に4個の補強枠体12,15,16,17を設け、アーム21に2個の補強枠体22,23を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えばブームとアームのうち何れか一方の作業腕に補強部材を設け、他方の作業腕は従来技術と同様に構成してもよい。
また、本発明に用いる補強部材の個数は、実施の形態に限定されるものではなく、例えばブームに3個以下の補強部材を設けたり、または5個以上の補強部材を設ける構成としてもよい。また、アームに単一の補強部材を設けたり、3個以上の補強部材を設ける構成としてもよい。
さらに、第3の実施の形態についても同様に、ロアブーム61とアッパブーム71のうち何れか一方の作業腕に補強部材を設け、他方の作業腕は従来技術と同様に構成してもよく、またアーム46に補強部材を設ける構成としてもよい。また、ロアブーム61に3個以外の個数からなる補強部材を設けたり、アッパブーム71に2個以外の個数からなる補強部材を設ける構成としてもよい。
1,41 油圧ショベル
2,42 下部走行体
3,43 上部旋回体
4,44 作業装置
11 ブーム(作業腕)
21 アーム(作業腕)
11A,21A,61A,71A 上フランジ
11B,21B,61B,71B 下フランジ
11C,21C,61C,71C 左ウェブ
11D,21D,61D,71D 右ウェブ
12,15,16,17,22,23,62,63,64,72,73,81 補強枠体(補強部材)
12A,15A,16A,17A,22A,23A,31A,33A,62A,63A,64A,72A,73A,81A,91A 上枠部
12B,15B,16B,17B,22B,23B,31B,62B,63B,64B,72B,73B,81B,91B 下枠部
12C,15C,16C,17C,22C,23C,31C,33B,62C,63C,64C,72C,73C,81C,91C 左枠部
12D,15D,16D,17D,22D,23D,31D,62D,63D,64D,72D,73D,81D,91D 右枠部
31,33,91 補強部材
61 ロアブーム(作業腕)
71 アッパブーム(作業腕)
2,42 下部走行体
3,43 上部旋回体
4,44 作業装置
11 ブーム(作業腕)
21 アーム(作業腕)
11A,21A,61A,71A 上フランジ
11B,21B,61B,71B 下フランジ
11C,21C,61C,71C 左ウェブ
11D,21D,61D,71D 右ウェブ
12,15,16,17,22,23,62,63,64,72,73,81 補強枠体(補強部材)
12A,15A,16A,17A,22A,23A,31A,33A,62A,63A,64A,72A,73A,81A,91A 上枠部
12B,15B,16B,17B,22B,23B,31B,62B,63B,64B,72B,73B,81B,91B 下枠部
12C,15C,16C,17C,22C,23C,31C,33B,62C,63C,64C,72C,73C,81C,91C 左枠部
12D,15D,16D,17D,22D,23D,31D,62D,63D,64D,72D,73D,81D,91D 右枠部
31,33,91 補強部材
61 ロアブーム(作業腕)
71 アッパブーム(作業腕)
Claims (3)
- 上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを溶接することによりボックス体として形成され、作業装置の一部を構成する油圧ショベルの作業腕において、
前記上フランジ、下フランジ、左ウェブ及び右ウェブを外側から取囲む補強部材を設ける構成としたことを特徴とする油圧ショベルの作業腕。 - 前記補強部材は、前記上フランジに沿って左,右方向に延びる上枠部と、前記下フランジに沿って左,右方向に延びる下枠部と、前記左ウェブに沿って上,下方向に延びる左枠部と、前記右ウェブに沿って上,下方向に延びる右枠部とを有する枠体として形成してなる請求項1に記載の油圧ショベルの作業腕。
- 前記補強部材は、U字状またはL字状の断面形状を有する鋼材によって形成してなる請求項1または2に記載の油圧ショベルの作業腕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005310247A JP2007120030A (ja) | 2005-10-25 | 2005-10-25 | 油圧ショベルの作業腕 |
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JP2005310247A Pending JP2007120030A (ja) | 2005-10-25 | 2005-10-25 | 油圧ショベルの作業腕 |
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JP (1) | JP2007120030A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110173010A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-08-27 | 徐州徐工矿业机械有限公司 | 一种多箱体反铲式挖掘机斗杆及挖掘机 |
CN110173011A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-08-27 | 徐州徐工矿业机械有限公司 | 一种挖掘机等强度正铲动臂及使用该正铲动臂的挖掘机 |
Citations (1)
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JPH09242108A (ja) * | 1996-03-07 | 1997-09-16 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 油圧ショベルの作業装置 |
-
2005
- 2005-10-25 JP JP2005310247A patent/JP2007120030A/ja active Pending
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