JP2007118703A - 車両のフロントグリル衝撃吸収構造 - Google Patents

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Katsuumi Hasegawa
勝海 長谷川
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Abstract

【課題】前方から衝突力が作用したとき、衝突エネルギをフロントグリル及びフロントバンパが一体となって有効且つ効率的に吸収する。
【解決手段】フロントグリル20のグリル部21及びベース部22を共に外周縁が前後方向に略コの字状をなす断面形状に形成して相対・当接することによりボックス構造を形成し、フロントバンパ10の上部中央に設けたグリル支持部10aに、フロントグリル20のベース部22の背面側を嵌合・固定する。これにより、ボックス構造のフロントグリル20がフロントバンパ10と一体化され、前方からの衝突に対して、有効且つ効率的に衝撃エネルギーを吸収することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両前部のフロントバンパ上にフロントグリルを配設した車両のフロントグリル衝撃吸収構造に関する。
一般に、自動車等の車両の前部に装着されているフロントバンパは、前方から比較的小さな衝突力が作用したとき、バンパ自身が変形して衝撃エネルギーを吸収する機能を有している。これに対して、バンパの上部に配設されるフロントグリルは、従来、エンジンルーム内に走行風を導入する他は、車両外観上の装飾的な役割が主であり、衝突に対して破損するのみで、衝撃エネルギー吸収部材としては有効に機能していない。
このため、例えば、特許文献1には、フロントグリルの背面に荷重伝達部材を設け、フロントグリルに衝突力が前方から作用したとき、フロントグリルと共に荷重伝達部材が後退して衝突力をラジエータに伝達することにより、衝突力を吸収する技術が開示されている。
特開2003−81034号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、フロントグリル部に作用する衝突力を一義的にエンジンルーム内の収納部材に伝達することにのみ着目しており、フロントグリル自体には衝撃エネルギーの吸収機能はない。従って、荷重伝達部材を用いることで重量増を招くばかりでなく、フロントバンパの衝撃エネルギー吸収機能を有効に利用しておらず、前方からの衝突に対して衝撃エネルギーを有効且つ効率的に吸収するには不十分である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、前方から衝突力が作用したとき、衝突エネルギをフロントグリル及びフロントバンパが一体となって有効且つ効率的に吸収することのできる車両のフロントグリル衝撃吸収構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による車両のフロントグリル衝撃吸収構造は、車両前部のフロントバンパ上にフロントグリルを配設した車両のフロントグリル衝撃吸収構造であって、上記フロントグリルを、少なくとも外周縁が車両の前後方向に閉断面をなすボックス構造で構成し、上記フロントバンパに、上記フロントグリルの背面側を覆って上記フロントグリルを支持するグリル支持部を設けたことを特徴とする。
また、本発明による車両のフロントグリル衝撃吸収構造は、車両前部のフロントバンパ上にフロントグリルを配設した車両のフロントグリル衝撃吸収構造であって、上記フロントバンパに、上記フロントグリルの背面側を覆って上記フロントグリルを支持するグリル支持部を設け、少なくとも上記フロントグリルの外周縁と上記グリル支持部とにより、車両の前後方向に閉断面をなすボックス構造を形成したことを特徴とする。
本発明による車両のフロントグリル衝撃吸収構造は、前方から衝突力が作用したとき、フロントグリル及びフロントバンパが一体となって衝突エネルギーを有効且つ効率的に吸収することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の一形態に係り、図1は車両のフロントグリル周りの斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3はフロントグリルの支持構造を示す斜視図である。
図1に示すように、本形態における車両100は、車両前部に取り付けたフロントバンパ10の上部中央に、エンジンルーム内に配設されたラジエータ(図示せず)に走行風を導入するための桟やメッシュ状の開口部を有するフロントグリル20を配設している。尚、符号30はヘッドランプ、符号40はエンジンルームの上部に覆うフロントフードである。
フロントグリル20は、車両前方からの衝突に対して、例えば試験機で用いられる振り子のような衝突物が直接当たるよう、フロントバンパ10の上部で前面がフロントバンパ10より若干後退した位置に配置されており、図2に示すように、外周枠や前面部がスパッタリング等によって光輝処理されたグリル部21と、このグリル部21が取り付けられると共にフロントバンパ10に固定されるベース部22とにより構成されている。
グリル部21とベース部22とは互いに当接され、少なくとも外周縁が車両前後方向に閉断面をなすボックス構造を形成しており、このボックス構造による剛性のアップと衝突による変形時のエネルギー吸収(E/A)量の増加を図っている。本形態においては、グリル部21及びベース部22は、共に外周縁が前後方向に略コの字状をなす断面形状に形成され、それぞれの略コの字状断面の開口側が互いに相対されて当接されることにより、車幅方向に延出されるボックス構造を形成している。
具体的には、図2及び図3に示すように、ベース部22は、車両前後方向に略コの字状の断面をなして車幅方向に略レール状に延出され、車幅方向の複数個所に、グリル部21側に凹部をなす取付部22aが設けられている。グリル部21の後部側には、ベース部22の取付部22a底面に対応する壁状の取付部21aが設けられ、各取付部21a,22aをクリップ等を介して固定することにより、グリル部21がベース部22に取り付けられている。
また、フロントバンパ10の上部中央には、フロントグリル20のベース部22を支持・固定するためのグリル支持部10aが設けられている。このグリル支持部10aは、フロントグリル20のベース部22と同様、車両前後方向に略コの字状の断面を有して車幅方向に延出される略レール状に形成され、フロントグリル20のベース部22の背面側がグリル支持部10aに嵌合されて覆われ、所定位置でボルト11によって締結・固定されている。
これにより、ボックス構造のフロントグリル20がフロントバンパ10と一体化され、前方からの衝突に対して、有効且つ効率的に衝撃エネルギーを吸収することができる。尚、フロントグリル20の上部においては、グリル支持部10a上部の所定位置からは、エンジンルーム内に向かってステー10bが斜め上方に延出され、このステー10bの端部がラジエータ(図示せず)の上部を支持するアッパクロスメンバ50にクリップ等で固定されている。このステー10bを介した支持構造により、フロントグリル20の支持強度をより向上させることができると共に、前方からの衝突力をより効果的に吸収することができる。
この場合、フロントグリル20は、グリル部21とベース部22との別体構造に限定することなく、ベース部22をフロントバンパの一部としてフロントバンパと一体的に形成するようにしても良い。その場合においても、同様に、少なくともフロントグリルの外周縁とフロントバンパのグリル支持部とにより車両の前後方向に閉断面をなすボックス構造での支持構造を形成することができる。
次に、以上のフロントグリル20の支持構造による衝撃エネルギー吸収機能について説明する。
前述したように、本形態のフロントグリル20は、車両の前後方向に閉断面をなすボックス構造で形成され、且つ、このボックス構造の背面側がフロントバンパ10のグリル支持部10aに嵌合されて覆われる支持構造によって支持されているため、フロントバンパ10とフロントグリル20とが剛性の大きな一つの構造体を形成している。
従って、図2中に二点鎖線で示すように、車両前部に振り子のような物体60が衝突した場合、フロントバンパ10と、このフロントバンパ10に支持されたフロントグリル20との双方が一体的に変形し、衝突荷重をより広い範囲に伝達・分散させて極めて有効且つ効率良く衝撃エネルギーを吸収することができ、衝突の程度が軽い場合、車体フレームやヘッドランプ30等の他の構成部品の損傷を回避することが可能となる。
また、衝突物がフロントグリル20に直接衝突したような場合においても、フロントグリルが容易に破損して衝撃荷重が減衰されずにエンジンルーム内の部材に入力されるといったことがなく、図1のB部で示されるように、フロントグリル20からの入力をグリル廻りの広い範囲のバンパ表皮に伝達することができ、より広範囲の変形によって衝撃エネルギーを有効且つ効率良く吸収することができる。
すなわち、フロントバンパ10のグリル支持部10aがボックス構造で形成されたフロントグリル20の背面側を覆って支持することから、フロントバンパ10の一部がフロントグリル20のボックス構造の一部を形成することになり、前方からの衝突に対して、フロントバンパ10とフロントグリル20とが一体となってより広い範囲で衝撃エネルギーを吸収することができ、衝撃エネルギーの吸収効率を向上して、軽微な衝突に対して他の車体構成部品を有効に保護することが可能となる。
更に、フロントグリル20のボックス構造をフロントバンパ10のコの字断面形状のグリル支持部10aに嵌合・位置決めすることで、フロントグリル20とフロントバンパ10とを強固な一体構造として衝突エネルギーを広い範囲に分散させることができるばかりでなく、フロントバンパ10及びフロントグリル20のそれぞれの相対的な位置精度を向上して互いの分割隙を一定に保つことが容易となり、外観上の見栄えを向上して品質向上に寄与することができる。
車両のフロントグリル周りの斜視図 図1のA−A線断面図 フロントグリルの支持構造を示す斜視図
符号の説明
10 フロントバンパ
10a グリル支持部
20 フロントグリル
21 グリル部
22 ベース部
100 車両

Claims (3)

  1. 車両前部のフロントバンパ上にフロントグリルを配設した車両のフロントグリル衝撃吸収構造であって、
    上記フロントグリルを、少なくとも外周縁が車両の前後方向に閉断面をなすボックス構造で構成し、
    上記フロントバンパに、上記フロントグリルの背面側を覆って上記フロントグリルを支持するグリル支持部を設けたことを特徴とする車両のフロントグリル衝撃吸収構造。
  2. 上記フロントグリルを、上記フロントバンパのグリル支持部に嵌合・位置決めされるベース部と、このベース部に取り付けられて上記ボックス構造を形成するグリル部とによって構成したことを特徴とする請求項1記載の車両のフロントグリル衝撃吸収構造。
  3. 車両前部のフロントバンパ上にフロントグリルを配設した車両のフロントグリル衝撃吸収構造であって、
    上記フロントバンパに、上記フロントグリルの背面側を覆って上記フロントグリルを支持するグリル支持部を設け、
    少なくとも上記フロントグリルの外周縁と上記グリル支持部とにより、車両の前後方向に閉断面をなすボックス構造を形成したことを特徴とする車両のフロントグリル衝撃吸収構造。
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