JP2007108525A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱部支持部材と定着部支持部材とを含む複数の支持部材に張架され無端移動し、その幅方向両端の内周側に突出した蛇行防止部材を備える定着ベルトを備え、部分的な熱量不足が生じることを抑制し、良好な定着を行うことができる定着装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 通紙領域の中心PMの位置に対して、加熱ローラ44の中心HMの位置を第一係止部44a側にずらし、加第一係止部44aから通紙領域までの距離Lが、第二係止部44b他方の加熱部材端面である第二係止部44bから通紙領域までの距離Lよりも長くすることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置に用いられる定着装置に係り、詳しくは、複数の支持部材に張架された定着ベルトを有する定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置に用いられる定着装置として、定着部材である定着ローラと加熱部材である加熱ローラとを含む複数の支持部材に張架される定着ベルトを備えた定着装置が知られている。この定着装置では、定着ベルトが加熱ローラと接触する領域で加熱され、定着ローラに対して定着ベルトを挟んで加圧する加圧ローラと定着ローラとで形成される定着ニップで定着ベルトの熱とニップ圧とによって通過する記録紙上のトナー像を記録紙に定着するものである。定着ベルトは、2本以上の支持部材としての支持ローラ間に張力を持たせて使用する。複数の支持ローラの間に張った状態で架設された定着ベルトはその幅方向に横ずれしながら進行し、細かな蛇行を繰り返している。蛇行の程度が大きくなり、定着ベルトが一方に大きく片寄ると、支持ローラを外れたり、ベルト端部が別の部材に接触して座屈したりして変形し、定着画像との密着が不満足となり、画像不良を引き起こすおそれがある。
このような問題に対して、特許文献1では、支持ローラ端部で突出し、その支持ローラ軸方向内側の面に定着ベルトの端部が突き当たることにより、それ以上定着ベルトが片寄ること防止する片寄り防止部材をつけることを提案している。しかし、定着ベルトが一方に片寄り、片寄り防止部材と定着ベルト端部が接触して定着ベルトに圧縮方向の力が加わると、定着ベルトが薄いために定着ベルトの端部が座屈するおそれがあった。
また、同様に解決手段として、特許文献2では、定着ベルトの幅方向両端の内周側に突出した蛇行防止部材を配置することを提案している。この提案の定着ベルトでは、定着ベルトがその幅方向の一方に片寄ると、蛇行防止部材における定着ベルトの幅方向内側の面が支持ローラの端面に接触して突き当たることで定着ベルトがそれ以上片寄ることを防止することができる。これにより、定着ベルトが蛇行しても、この蛇行防止部材による規制で、定着ベルトが画像定着範囲から大きく外れることを防止でき、定着ベルトの他の部材との接触も無い為、経時にわたり良好な画像が維持できる。また、この蛇行防止部材が支持ローラの端面に接触することで定着ベルトには引っ張り方向の力が加わるため、定着ベルトが薄くても定着ベルトが座屈することはない。
特開2000-338812号公報 特開2004-109650号公報
しかしながら、特許文献2のような蛇行防止部材を備えた定着ベルトでは、蛇行防止部材が支持ローラに接触して定着ベルトの位置が規制される際に、蛇行防止部材周辺に微小に浮き上がる場合があることがわかった。そして、定着ベルトが加熱部材である加熱ローラに支持される箇所の蛇行防止部材周辺が微小に浮き上がり、定着ベルトの内周面と加熱ローラの表面との間に隙間が生じると、定着ベルトの浮き上がった部分が熱量不足となり、定着不良になる可能性があることがわかった。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、加熱部材と定着部材とを含む複数の支持部材に張架され無端移動し、その幅方向両端の内周側に突出した蛇行防止部材を備える定着ベルトを備え、部分的な熱量不足が生じることを抑制し、良好な定着を行うことができる定着装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、加熱部材と定着部材とを含む複数の支持部材に張架され無端移動し、幅方向両端の内周側に突出した蛇行防止部材を備える定着ベルトを有し、該定着ベルトがその幅方向の一方に片寄ると、該蛇行防止部材における該定着ベルトの幅方向内側の面が支持部材の端面に接触して突き当たることで定着ベルトがそれ以上片寄ることを防止する定着装置において、該定着ベルトが記録紙と接触する通紙領域の端に対する該加熱部材の少なくとも一方の端面位置を、該蛇行防止部材との当接により生じうる隙間が該通紙領域に及ばないように設定したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の定着装置において、上記定着ベルトを幅方向の一方に寄せる力を該定着ベルトに加えるベルト寄せ手段を備え、該ベルト寄せ手段による力の向きとは逆側の上記加熱部材の端面の上記通紙領域の端に対する位置を、上記蛇行防止部材との当接により生じうる隙間が該通紙領域に及ばないように設定することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、加熱部材と定着部材とを含む複数の支持部材に張架され無端移動し、幅方向の少なくとも一方の端部の内周側に突出した蛇行防止部材を備える定着ベルトを有し、該定着ベルトがその幅方向の一方に片寄ると、該蛇行防止部材における該定着ベルトの幅方向内側の面が支持部材の端面に接触して突き当たることで定着ベルトがそれ以上片寄ることを防止する定着装置において、該定着ベルトが記録紙と接触する通紙領域の中心位置に対して該加熱部材の中心位置を幅方向の一方にずらして配置し、該加熱部材の中心位置側から該通紙領域の中心位置側に向かう方向に寄せる力を該定着ベルトに加えるベルト寄せ手段を備え、該加熱部材の中心位置をずらした側の該定着ベルト端部に該蛇行防止部材を備えることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の定着装置において、上記ベルト寄せ手段は、上記定着ベルトにテンションを負荷するテンションローラであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の定着装置において、上記テンションローラの上記定着ベルトに対する加圧力が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4の定着装置において、上記テンションローラの上記定着ベルトに接触する面の表面性が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の定着装置において、上記テンションローラの少なくとも表面層を弾性部材で構成し、該弾性部材の表面研磨加工の方向性が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項4の定着装置において、上記テンションローラの表面硬度が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、転写材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該転写材にトナー像を定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、上記定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の定着装置を備えることを特徴とするものである。
上記請求項1の構成を備えた定着装置においては、加熱部材の少なくとも一方の端面の通紙領域の端に対する位置を、蛇行防止部材との当接により生じうる隙間が該通紙領域に及ばないように設定している。これにより、定着ベルトの通紙領域で部分的な熱量不足が生じることを抑制することができる。
上記請求項3の構成を備えた定着装置においては、通紙領域の中心位置に対して加熱部材の中心位置を一方にずらして配置しているため、加熱部材の中心位置ずらした側の加熱部材端面から通紙領域までの距離が、他方の加熱部材端面から通紙領域までの距離よりも長くすることができる。また、加熱部材の中心位置側から通紙領域の中心位置側に向かう方向に寄せる力を定着ベルトに加えるベルト寄せ手段を備え、加熱部材の中心位置をずらした側の定着ベルトの幅方向端部に蛇行防止部材を備えている。ベルト寄せ手段によるベルトの寄りは、加熱部材の中心位置をずらした側の蛇行防止部材が加熱部材端面に接触し突き当たることによって規制される。このとき蛇行防止部材が突き当たる側の加熱部材端面は、他方の加熱部材端面よりも通紙領域までの距離が長くなっているため、加熱部材の中心位置を通紙領域の中心位置と同じ位置に設定するものに比べて、蛇行防止部材が加熱部材端面に接触し、定着ベルトの内周面と加熱部材との間に隙間が生じても、その隙間が通紙領域まで達することを抑制することができる。これにより、定着ベルトの通紙領域で部分的な熱量不足が生じることを抑制することができる。
請求項1乃至9の発明によれば、定着ベルトの通紙領域での部分的な熱量不足が生じることを抑制することにより、良好な定着を行うことができるという優れた効果がある。
以下、本発明を、画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ100」という)に適用した実施形態について説明する。図1はプリンタ100の概略構成図である。プリンタ100は、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの4つの画像形成手段を横に並べて配置してタンデム画像形成部を構成する。タンデム画像形成部においては、個々のトナー像形成手段である画像形成手段101Y、101C、101M、101Kが、図中有左から順に配置されている。ここで、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す。また、タンデム画像形成部においては、個々画像形成手段101Y,C,M,Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体21Y,C,M,Kのまわりに、帯電装置、現像装置10Y,C,M,K、感光体クリーニング装置等を備えている。プリンタの上部には、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色トナーが充填されたトナーボトル2Y,C,M,Kが配置されている。そして、このトナーボトル2Y,C,M,Kから図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色現像装置10Y,C,M,K、に各色トナーが補給される。
また、タンデム画像形成部の下部に潜像形成手段としての光書込ユニット9を設ける。この光書込ユニット9は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体1の表面にレーザ光を走査しながら照射するように構成されている。
また、タンデム画像形成部の直ぐ上には、中間転写体として無端ベルト状の中間転写ベルト1を設けている。この中間転写ベルト1は、中間転写体支持ローラ1a、1bに掛け回され、この中間転写体支持ローラのうち駆動ローラ1aの回転軸には駆動源としての図示しない駆動モータが連結されている。この駆動モータを駆動させると、中間転写ベルト1が図中反時計回りに回転移動するとともに、従動可能な中間転写体支持ローラ1bが回転する。中間転写ベルト1の内側には、感光体21Y,C,M,K上に形成されたトナー像を中間転写ベルト1上に転写するための一次転写装置11Y,C,M,Kを設ける。
また、1次転写装置11Y,C,M,Kより中間転写ベルト1の駆動方向下流に二次転写装置としての二次転写ローラ5を設ける。この二次転写ローラ5と中間転写ベルト1を挟んで反対の側には、中間転写体支持ローラ1bが配置されており、押部材としての機能を果たしている。また、給紙カセット8、給紙コロ7、レジストローラ6等を備えている。さらに、二次転写ローラ5によりトナー像を転写された転写材Sの進行方向に関して二次転写ローラ5の下流部には、転写材S上の画像を定着する定着装置4、排紙ローラ3を備えている。
つぎに、プリンタ100の動作を説明する。個々の画像形成手段でその感光体21Y,C,M,Kを回転し、感光体21Y,C,M,Kの回転とともに、まず帯電装置17Y,C,M,Kで感光体21Y,C,M,Kの表面を一様に帯電する。次いで画像データを光書込ユニット9からのレーザによる書込み光を照射して感光体21Y,C,M,B上に静電潜像を形成する。その後、現像装置10Y,C,M,Kによりトナーが付着され静電潜像を可視像化することで各感光体ド21Y,C,M,K上にそれぞれ、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの単色画像を形成する。また、不図示の駆動モータで駆動ローラ1aを回転駆動して他の従動ローラ1b、二次転写ローラ5を従動回転し、中間転写ベルト1を回転搬送して、その可視像を一次転写装置11Y,C,M,Kで中間転写ベルト1上に順次転写する。これによって中間転写ベルト1上に合成カラー画像を形成する。画像転写後の感光体21Y,C,M,Kの表面は感光体クリーニング装置で残留トナーを除去して清掃して再度の画像形成に備える。
また、上述の画像形成のタイミングにあわせて、給紙カセット8からは転写紙Pの先端が給紙コロ7により繰り出され、レジストローラ6まで搬送され、一旦停止する。そして、画像形成動作とタイミングを取りながら、二次転写ローラ5と中間転写ベルト1の間に搬送される。ここで、中間転写ベルト1と二次転写対向ローラ5とは転写紙Pを挟んでいわゆる二次転写ニップを形成し、二次転写ローラ5にて中間転写ベルト1上のトナー像を転写紙P上に二次転写する。
画像転写後の転写紙Pは定着装置4へと送り込まれ、定着装置4で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して機外へ排出される。一方、画像転写後の中間転写ベルト1は、中間転写体クリーニング装置12で、画像転写後に中間転写ベルト1上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部による再度の画像形成に備える。
なお、各色のトナー像形成部101Y、C、M、Kが、一体的に形成され、本体に脱着可能な着脱可能なプロセスカートリッジとなっている。そして、これらの一体的なプロセスカートリッジは、プリンタ100本体に固定された図示しないガイドレールに沿って、プリンタ100本体の手前側に引き出すことができる。また、このプロセスカートリッジをプリンタ100本体の奥側に押し込むことによって、トナー像形成部を所定の位置に装填することができる。
ここで、各トナー像形成部101Y、C、M、Kのプロセスカートリッジは、それぞれ同じ構成、動作をおこなうものとなっている。そこで、以下各符号の添字Y、C、M、Kを省略し、このトナー像形成部のプロセスカートリッジの説明を詳細におこなう。図2に、トナー像形成部101のプロセスカートリッジの概略構成を拡大して示す。図2において、図中時計方向に回転する感光体21のまわりに、帯電装置としての帯電ローラ17、現像装置10、感光体クリーニング装置としてのファーブラシ36、クリーニングブレード33等が順に配置されている。このように、プリンタ100では、帯電ローラ17は感光体21の鉛直下方に配置されている。また、帯電ローラ17の下方には帯電ローラ17の表面に連れ周りで回転可能に当接してクリーニングする帯電クリーニングローラとしてのクリーナローラ18を備えている。また、感光体クリーニング装置はファーブラシ36、クリーニングブレード33、感光体21より掻き取られた廃トナーをプロセスカートリッジ外に排出する廃トナー搬送コイル34を備えている。
次に、定着装置4について説明する。プリンタ100では定着装置としてはベルト定着装置を用いている。熱定着装置の位置例であるベルト定着装置は、従来のローラ定着に比べて加熱部に薄い耐熱ベルトを用いている為、ウォームアップ時間が少なく、省エネ性にも優れている。
図3は、定着装置4の概略構成図である。
図3に示すように、定着装置4は、加熱ローラ44と定着ローラ41とに表面移動体としての無端状の定着ベルト43が巻き付いている。
定着ベルト43は、定着部材としての定着ローラ41と加熱部材としての加熱ローラ44の周囲に掛けまわされ、テンションローラ47で張力を与えることで、加熱ローラ44及び定着ローラ41に密着している。なお、テンションローラ47は、本実施形態では定着ベルト43の外側から押しつけているが、内側から押し広げる様にしてもよい。しかし、外側から押しつけることで、加熱ローラ44への巻きつき量を増やして熱効率を上げることが可能であるし、蛇行防止部材の効果も高くできる。また、定着ベルト43を介して定着ローラ41をバネ等の図示しない付勢手段によって加圧し、定着ニップを形成するもう一方の表面移動体としての加圧ローラ45を備えている。
定着ベルト43は、耐熱樹脂の無端フィルムであるPIやPBIなどの耐熱フィルムベルトで構成されている。厚みはベルトのしなやかさを維持して、さらに適度な張力でベルト自身がうねらないための必要な強度を得る50〜90[μm]程度が適当である。
ベルトの基材の上にはシリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性層があり、この厚みは100〜300[μm]が適当である。弾性層は、画像のしとやかさを維持することに影響が大きく、そのゴム硬度は30[Hs]以下(JIS−A)の材料を用いるのが良い。さらに表層には、PFAやPTFEなどの離型層が設けられ、この厚みは20〜50[μm]程度である。
加熱ローラ44の内側には、熱源48(ハロゲンヒーターや赤外線ヒーター、他の熱抵抗も可)を設け、不図示のサーミスタなどの温度検知素子によって、不図示の制御機構をかいして、熱源48の点滅を制御し、加熱ローラ44または、定着ベルト43の表面温度をコントロールしている。加熱ローラ44はアルミや鉄などの金属で構成する。
次に、定着ベルト43についてより詳しく説明する。
図4は加熱ローラ44に支持される定着ベルト43の拡大断面図である。
定着ベルト43の両端には、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどの耐熱性に優れた材料からなる第一蛇行防止部材43a及び第二蛇行防止部材43bが固定されている。
定着ベルト43は薄く幅広い構成を用いる為、駆動時の熱分布や摩擦の影響で、定着ベルト43の内側の定着ローラ41や加熱ローラ44といった支持ローラに対して、緩む個所と張る個所が存在し、細かな蛇行を繰り返している。蛇行の程度が大きくなり、定着ベルト43が一方に大きく片寄ると、支持ローラを外れたり、ベルト端部が別の部材に接触して座屈したりして、変形し、定着画像との密着が不満足となり、画像不良を引き起こすおそれがある。定着ベルト43は、その両端に蛇行防止部材を備えているので、これらの問題を解消することができる。
第一蛇行防止部材43a及び第二蛇行防止部材43bは、定着ベルト43の形状が定着ローラ41や加熱ローラ44に巻き付く過程で変形した際に追従でき、また巻き付いた状態から開放されると定着ベルト43の形状をもとに戻せる程度の反発力を持っている。この第一蛇行防止部材43a及び第二蛇行防止部材43bの役割は、加熱ローラ44の両端部に設けた第一係止部44a及び第二係止部44bの側壁と接触することで、ベルトが移動することを防止することにある。
ここで、第一係止部44a及び第二係止部44bは、定着ベルト43の第一蛇行防止部材43a及び第二蛇行防止部材43bと対向する位置に段差を設けるため、加熱ローラ44の両端は外径を中央部よりも小さく構成している。この段差による側壁が前述の第一蛇行防止部材43a及び第二蛇行防止部材43bと対向して、定着ベルト43の位置を保持する。
図3に示したテンションローラ47は、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の弾性体で構成し、定着ローラ41と加熱ローラ44との間の定着ベルト43の張架面を加圧している。テンションローラ47長さは、定着ベルト43両端の第一蛇行防止部材43aと第二蛇行防止部材43bとの間に収まる長さに設定してある。
第一蛇行防止部材43a及び第二蛇行防止部材43bを固定した箇所では、定着ベルト43のみの部分よりも、若干硬くなっている。よって、適正な張力を定着ベルト43に与えるために、第一蛇行防止部材43aと第二蛇行防止部材43bとの間のしなやかな部分にテンションローラ47で定着ベルト43を加圧している。これは、蛇行防止部材にテンションローラ47がかかると、定着ベルト43本体への加圧密着が落ちる場合があるためである。
また、テンションローラ47は、詳細は後述するが定着ベルト43を幅方向の一方に寄せるベルト寄せ手段としての機能を備えており、定着ベルト43を図4中の矢印B方向に定着ベルト43を押すように力を加えている。
このように、定着ベルト43が図4中の矢印B方向に押されることにより、第一蛇行防止部材43aのみの幅方向内側の面が加熱ローラ44の一端の第一係止部44aに接触しうる状態となる。第一蛇行防止部材43aの幅方向内側の面が第一係止部44aに接触することで、突き当たり、定着ベルト43がそれ以上矢印B方向に移動できないようになる。
加熱ローラ44の両端の側壁である第一係止部44a及び第二係止部44bの位置は、図4に示す様に、通紙領域に対して左右対称では無く、通紙領域の中心PMに対して加熱ローラ44の中心HMを第一係止部44a側にずらしている。これにより、通紙領域が第1係止部44aよりも第二係止部44bに近い位置となり、通紙領域の一端部から第1係止部44aまでの距離Lが、通紙領域の他方の端部から第二係止部44bまでの距離Lよりも長くなる。
また、定着ベルト43については、通紙領域の端部から第一蛇行防止部材43aまで距離は、通紙領域の他方の端部から第二蛇行防止部材43bまでの距離より長くなるように設置する。この場合、テンションローラ47の設置条件等で、定着ベルト43の寄り方向を図4中矢印B側へ寄せるように構成する。
次に、加熱ローラ44に接触する第一蛇行防止部材43aの周辺に生じる微小な隙間について説明する。
図5は、図4中の破線で囲んだ領域Aを拡大した、定着ベルト43の端部に生じる隙間の説明図である。
定着ベルト43に寄りが発生すると、第一蛇行防止部材43aが加熱ローラ44の第一係止部44aの側壁に突き当たり、それ以上定着ベルト43が寄りつづけることはない。しかし、加熱ローラ44の一端の第一係止部44aを形成する側壁と定着ベルト43の内周面に接触するローラ表面との角は加工上、微小な斜め角44cとなっている。詳しくは、加熱ローラ44の胴体部を切削または研削で表面性を整えるため、側壁とローラ表面との角にはバリと呼ばれる鋭利な削りカスが残り、このバリを除去するために幅S=0.2〜0.5[mm]の微小な斜め角44cが形成される。
この微小な斜め角44cにより、第一蛇行防止部材43aが第一係止部44aに突き当たるときに、定着ベルト43は加熱ローラ44の胴体部から微小に浮き、微小な隙間Gが発生する。
この微小な隙間は、従来では問題とならなかったが、近年、更に省エネの要望が高くなったため、ユーザーの待ち時間を短縮するために、一段とウォームアップ時間を減らすことが必要になる。そして、昇温速度が短縮になった場合、この微小な隙間Gの部分の定着ベルト43が熱量不足となり、定着不良になる可能性があることがわかった。
定着ベルト43では、隙間Gが発生する第一蛇行防止部材43側の通紙領域の端部から第一係止部44aまで距離Lを、他方の通紙領域の端部から第二係止部44bまでの距離Lより長くなるように設置している。これにより、第一蛇行防止部材43aが加熱ローラ44の第一係止部44aに接触することで定着ベルト43の内周面と加熱ローラ44との間に隙間が生じても、その隙間が通紙領域に及ぼす影響を抑制することができる。よって、通紙領域で部分的な熱量不足が生じることを抑制することができる。
微小な斜め角の幅Sと隙間の隙間の幅Wとの関係について、以下の条件で実験した。
・定着ベルトはPI層が50[μm]、シリコーンゴム厚が300[μm]以下。
・テンションローラによって加えるテンションの総荷重が40[N]以下。
・加熱ローラの直径が30[mm]以下。
このとき、斜め角の幅Sが0.2[mm]の場合、隙間の幅Wは最大で5〜6[mm]であった。
また、斜め角の幅Sが0.1[mm]となるように加工したところ、隙間の幅Wは最大で2〜4[mm]であった。
さらに、斜め角の幅Sが0.05[mm]となるように加工したところ、隙間の幅Wは2[mm]未満であった。
このように、斜め角の幅Sが小さければ小さいほど隙間の幅Wも小さくなるため好ましいが、バリをとり斜め角の幅Sを0とすることは量産する上では不可能である。本実施形態のプリンタ100に用いる加熱ローラ44は量産で対応できる幅の0.2[mm]としている。
そして、定着ベルト43が浮くことによる定着への影響を抑制するために、通紙領域の端部から第一蛇行防止部材43aまで距離Lは、隙間の幅Wよりも長くすることが好ましい。
したがって、本実施形態では、通紙領域の端部から第一蛇行防止部材43aまで距離Lは、6[mm]以上とすること設定している。なお、この構成であれば、定着ベルト43の幅方向の他方では、第二蛇行防止部材43bの加熱ローラ44に接触することはなく、微小な乗り上げが無いので、加熱ローラ44の側壁は、通紙範囲から数[mm]余分を設けておけば良い。
次に、テンションローラ47のベルト寄せ手段としての構成について説明する。
テンションローラ47の定着ベルト43に対する加圧力をテンションローラ47の軸方向、つまり定着ベルト43の幅方向で異ならせて、第一蛇行防止部材43a側を強くするようにする。テンションローラ47の加圧力を片方だけ強くすると、テンションローラ47の定着ベルト43に対する押し込み量が変わり、傾いた状態でセットされ、この傾きが定着ベルトを押す状態となる。定着ベルト43が表面移動すると、加圧力が強い、第一蛇防止部材43a側のテンションローラ47の定着ベルト43に対する押しつけ力が高まり、定着ベルト43を反対側の第二蛇防止部材43b側へ押す方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させる。
また、テンションローラ47の軸方向で加圧力を異ならせるものに限らず、テンションローラ47の表面性を異ならせても良い。具体的にはテンションローラ47の表面性を第一蛇行防止部材43a側の少なくとも一部を平滑にする。平滑にすることで、テンションローラ47の定着ベルトに対する接触面積を広くとることができ、平滑性が高い第一蛇行防止部材43a側のテンションローラ47と定着ベルト43との間のグリップ力が高まる。これにより、テンションローラ47が加圧するニップ付近のベルト送りがスムースになり、反対側と速度差が発生し、定着ベルト43は、第一蛇行防止部材43aとは反対側の第二蛇行防止部材が43b側へ移動する方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させる。
なお、テンションローラの表面性を異ならせる構成としては、テンションローラ47の第一蛇行防止部材43a側の少なくとも一部について弾性表面層の研磨方向を、テンションローラ47の取りつけ時の回転方向と逆目にする。具体的には、テンションローラと砥石を回転させながらテンションローラの研磨を行う際に、図6に示すように接触部での表面移動方向が反対方向となるように回転させることで、テンションローラ47の表面を逆目とすることができる。テンションローラ47の表面を逆目とすることで、スパイクのように定着ベルト43に食い付くような状態となり、第一蛇行防止部材43a側のテンションローラ47と定着ベルト43との間のグリップ力が高まる。これにより、テンションローラ47が加圧するニップ付近のベルト送りがスムースになり、反対側と速度差が発生し、定着ベルト43は、第一蛇行防止部材43aとは反対側の第二蛇行防止部材が43b側へ移動する方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させる。
さらに、テンションローラ47の軸方向で表面硬度を異ならせてもよい。具体的には、テンションローラ47の表面硬度を第一蛇行防止部材43a側の少なくとも一部を低く設定する。硬度が低い第一蛇行防止部材側のテンションローラ47と定着ベルト43との密着性が向上し、テンションローラとベルトのグリップ力が高まる。これにより、テンションローラ47が加圧するニップ付近のベルト送りがスムースになり、反対側と速度差が発生し、定着ベルト43は、第一蛇行防止部材43aとは反対側の第二蛇行防止部材が43b側へ移動する方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させる。
このように、ベルトの蛇行(寄り)方向をテンションローラ47の構成(加圧条件、表面性による摩擦条件)で特定し、ベルトの寄り位置を管理することにより、画像有効範囲に対してのベルト位置の余裕を確保、定着不良を防止している。
以上、本実施形態によれば、加熱部材である加熱ローラ44の少なくとも一方の端面としての第一係止部44aの位置を、第一係止部44aの通紙領域の端に対して、第一蛇行防止部材43aとの当接により生じうる隙間Gが通紙領域に及ばないように設定している。これにより、第一蛇行防止部材43a側の定着ベルト43の通紙領域で部分的な熱量不足が生じることを抑制することができる。よって、良好な定着を行うことができる。
また、第一係止部44a側の第一蛇行防止部材43aが通紙領域に移動する方向に定着ベルト43を寄せるベルト寄せ手段としてテンションローラ47を作用させることにより、加熱ローラ44と接触する蛇行防止部材を第一蛇行防止部材43aに特定することができる。よって、第二蛇行防止部材43bは過熱ローラ44に接触しないため、第二蛇行防止部材43b側の定着ベルト43と加熱ローラ44表面との間には隙間Gが生じることがない。これにより、第二蛇行防止部材43b側の定着ベルト43の通紙領域で部分的な熱量不足が生じることを抑制することができる。
また、通紙領域の中心PMの位置に対して、加熱ローラ44の中心HMの位置を第一係止部44a側にずらしているため、加第一係止部44aから通紙領域までの距離Lが、他方の加熱部材端面である第二係止部44bから通紙領域までの距離Lよりも長くすることができる。また、第一係止部44a側の定着ベルト43の幅方向端部に第一蛇行防止部材43aを備え、第一係止部44a側の定着ベルト43端部が通紙領域に移動する方向に定着ベルト43を寄せるようにテンションローラ47がベルト寄せ手段として機能している。ベルト寄せ手段であるテンションローラ47による定着ベルト43の寄りは、加熱ローラ44の中心HMの位置をずらした側で第一蛇行防止部材43aが第一係止部44aに接触し突き当たることによって規制される。このとき第一蛇行防止部材43aが突き当たる側の第一係止部44aは、他方の加熱部材端面である第二係止部44bよりも通紙領域までの距離が長くなっている。このため、加熱ローラ44の中心HMの位置を通紙領域の中心PMの位置と同じ位置に設定するものに比べて、第一蛇行防止部材43aが加熱ローラ44に接触し、定着ベルト43の内周面と加熱ローラ44との間に隙間Gが生じても、その隙間Gが通紙領域まで達することを抑制することができる。これにより、定着ベルト43の通紙領域で部分的な熱量不足が生じることを抑制することができる。
また、第一蛇行防止部材43aと定着ベルト43の通紙領域との距離Lを6[mm]以上とし、隙間Gの幅Wの最大の長さ[mm]よりも、長くなるように設定している。これにより、第一蛇行防止部材43aが加熱ローラ44に接触することで定着ベルト43の内周面と加熱ローラ44の表面との間に隙間Gが生じても、その隙間Gが通紙領域まで達することがなくなり、通紙領域で部分的な熱量不足が生じることを確実に防止することができる。
また、テンションローラ47がベルト寄せ手段としての機能を備えることにより、部品点数を少なくすることができ、コストの低減や、省スペース化を図ることが出来る。
また、テンションローラ47の定着ベルト43に対する加圧力をテンションローラ47の軸方向で異ならせて、第一蛇行防止部材43a側を強くしている。これにより、加圧力が強い、第一蛇防止部材43a側のテンションローラ47の定着ベルト43に対する押しつけ力が高まり、定着ベルト43を反対側の第二蛇防止部材43b側へ押す方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させることができる。
また、テンションローラ47表面の第一蛇行防止部材43a側の少なくとも一部を平滑にし、テンションローラ47の表面性をテンションローラ47の軸方向で異ならせてもよい。これにより、平滑性が高い第一蛇行防止部材43a側のテンションローラ47と定着ベルト43との間のグリップ力が高まる。そして、テンションローラ47が加圧するニップ付近のベルト送りがスムースになり、反対側と速度差が発生し、定着ベルト43は、第一蛇行防止部材43aとは反対側の第二蛇行防止部材が43b側へ移動する方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させることができる。
また、テンションローラ47表面の第一蛇行防止部材43a側の少なくとも一部について弾性表面層の研磨方向を、テンションローラ47の取りつけ時の回転方向と逆目にし、テンションローラ47の表面性をテンションローラ47の軸方向で異ならせてもよい。これにより、表面を逆目に研磨した第一蛇行防止部材43a側のテンションローラ47と定着ベルト43との間のグリップ力が高まる。そして、テンションローラ47が加圧するニップ付近のベルト送りがスムースになり、反対側と速度差が発生し、定着ベルト43は、第一蛇行防止部材43aとは反対側の第二蛇行防止部材が43b側へ移動する方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させることができる。
また、テンションローラ47の表面硬度を第一蛇行防止部材43a側の少なくとも一部を低く設定し、テンションローラ47の軸方向で表面硬度を異ならせてもよい。これにより、硬度が低い第一蛇行防止部材側のテンションローラ47と定着ベルト43との密着性が向上し、テンションローラとベルトのグリップ力が高まる。よって、テンションローラ47が加圧するニップ付近のベルト送りがスムースになり、反対側と速度差が発生し、定着ベルト43は、第一蛇行防止部材43aとは反対側の第二蛇行防止部材が43b側へ移動する方向に、定着ベルト43へ寄り力を発生させる。
また、プリンタ100が定着手段として、定着装置4を備えることにより、良好な定着を行うことができる画像形成装置とすることができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 上記プリンタのトナー像形成部を構成するプロセスカートリッジの概略構成図。 定着装置の概略構成図。 加熱ローラに支持される位置の定着ベルトの拡大断面図。 定着ベルトの端部に生じる隙間の説明図。 テンションローラ表面を逆目する研磨方法の説明図。
符号の説明
1 中間転写ベルト
4 定着装置
5 二次転写ローラ
6 レジストローラ
7 給紙コロ
8 給紙カセット
9 光書込ユニット
41 定着ローラ
43 定着ベルト
43a 第一蛇行防止部材
43b 第二蛇行防止部材
44 加熱ローラ
44a 第一係止部
44b 第二係止部
45 加圧ローラ
47 テンションローラ
100 プリンタ

Claims (9)

  1. 加熱部材と定着部材とを含む複数の支持部材に張架され無端移動し、
    幅方向両端の内周側に突出した蛇行防止部材を備える定着ベルトを有し、
    該定着ベルトがその幅方向の一方に片寄ると、該蛇行防止部材における該定着ベルトの幅方向内側の面が支持部材の端面に接触して突き当たることで定着ベルトがそれ以上片寄ることを防止する定着装置において、
    該定着ベルトが記録紙と接触する通紙領域の端に対する該加熱部材の少なくとも一方の端面位置を、該蛇行防止部材との当接により生じうる隙間が該通紙領域に及ばないように設定したことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1の定着装置において、
    上記定着ベルトを幅方向の一方に寄せる力を該定着ベルトに加えるベルト寄せ手段を備え、
    該ベルト寄せ手段による力の向きとは逆側の上記加熱部材の端面の上記通紙領域の端に対する位置を、上記蛇行防止部材との当接により生じうる隙間が該通紙領域に及ばないように設定することを特徴とする定着装置。
  3. 加熱部材と定着部材とを含む複数の支持部材に張架され無端移動し、
    幅方向の少なくとも一方の端部の内周側に突出した蛇行防止部材を備える定着ベルトを有し、
    該定着ベルトがその幅方向の一方に片寄ると、該蛇行防止部材における該定着ベルトの幅方向内側の面が支持部材の端面に接触して突き当たることで定着ベルトがそれ以上片寄ることを防止する定着装置において、
    該定着ベルトが記録紙と接触する通紙領域の中心位置に対して該加熱部材の中心位置を幅方向の一方にずらして配置し、
    該加熱部材の中心位置側から該通紙領域の中心位置側に向かう方向に寄せる力を該定着ベルトに加えるベルト寄せ手段を備え、
    該加熱部材の中心位置をずらした側の該定着ベルト端部に該蛇行防止部材を備えることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項2または3の定着装置において、
    上記ベルト寄せ手段は、上記定着ベルトにテンションを負荷するテンションローラであることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4の定着装置において、
    上記テンションローラの上記定着ベルトに対する加圧力が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項4の定着装置において、
    上記テンションローラの上記定着ベルトに接触する面の表面性が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項6の定着装置において、
    上記テンションローラの少なくとも表面層を弾性部材で構成し、該弾性部材の表面研磨加工の方向性が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項4の定着装置において、
    上記テンションローラの表面硬度が該テンションローラの軸方向で異なることを特徴とする定着装置。
  9. 転写材にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該転写材にトナー像を定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、
    上記定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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