JP2007107611A - 補機駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転伝動部材を含む伝動機構を介して回転部材により入力軸とは別軸上に配置された補機を駆動するようにした場合でも、軸方向寸法の大型化を抑制することができる補機駆動装置を提供する。
【解決手段】入力軸150と同軸の回転部材115により、入力軸と同軸の回転伝動部材182を含む伝動機構180を介して、入力軸とは別軸上に配置された補機130を駆動するようにした補機駆動装置であって、回転部材115の外周側と回転伝動部材182の内周側との間に駆動連結部(115C、182E)が形成されると共に、回転伝動部材182の外周側に静止部材120に配設されたシール部材122が摺接するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、補機駆動装置に関し、特に、入力軸と同軸の回転部材により、入力軸と同軸の回転伝動部材を含む伝動機構を介して、前記入力軸とは別軸上に配置された補機を駆動するようにした補機駆動装置に関する。
一般に、車両用の自動変速機(無段変速機を含む。)は、変速機構を構成する部品及びその他の部品として、各種の回転軸及び各種の歯車などのトルク伝達機構を有しており、これらのトルク伝達機構同士の間でトルクが伝達される経路において、その変速比が変更される構成になっている。この変速比を変更する機構を駆動するための圧力を発生させるためにオイルポンプ等の補機が設けられている。
また、近年におけるエンジンの低燃費や大気汚染防止への要求から、例えば、交差点における信号待ち状態で、エンジンを停止させる形式の車両も知られている。このような形式の車両においては、発進時間の短縮のために、自動変速機における油圧の早期立ち上がりが要求されることから、通常、変速機の入力軸上に配置されるオイルポンプが入力軸とは異なる別軸上に配置される場合がある。そこで、入力軸とは異なる別軸上に配置されたオイルポンプ等の補機を、入力軸と同軸の回転部材により、入力軸と同軸の回転伝動部材を含む伝動機構を介して駆動するようにした補機駆動装置が、例えば、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示された補機駆動装置では、トルクコンバータのポンプ側と一体に回転するようにコンバータカバーに連結され、ステータ支持部材との間の内周側にトルクコンバータ内部の油室に連通されている圧油路が形成された回転部材の外周側と、トランスアクスルケースの突出部との間に回転部材を回転自在に支持し圧油路をシールするブッシュが配設されると共に、該突出部に軸受を介して駆動側スプロケット部材が回転自在に支持されている。そして、回転部材の外周側に駆動側スプロケット部材とのスプラインによる連結部が形成され、回転部材により駆動側スプロケット部材を駆動させるようにしていると共に、静止部材であるコンバータハウジングと回転部材との間にトランスアクスルケースからコンバータハウジング外部へのオイル漏れを防止するメカニカルオイルシールが配設されている。
特開2004−286144号公報
しかしながら、特許文献1に記載の補機駆動装置では、駆動側スプロケット部材を回転自在に支持する軸受部、回転部材からの駆動力をスプロケット部材に伝達するスプラインによる連結部およびメカニカルオイルシールが配設されたシール部が、入力軸の軸方向に順に並んで配置されていることから、それらの軸方向寸法が大きくならざるを得ず、補機駆動装置、延いてはこれが組み込まれる自動変速機等の入力軸方向長さが長くなるという問題を有している。
そこで、本発明は、スプロケット部材等の回転伝動部材を含む伝動機構を介して回転部材により入力軸とは別軸上に配置された補機を駆動するようにした場合でも、軸方向寸法の大型化を抑制することができる補機駆動装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一形態に係る補機駆動装置は、入力軸と同軸の回転部材により、入力軸と同軸の回転伝動部材を含む伝動機構を介して、前記入力軸とは別軸上に配置された補機を駆動するようにした補機駆動装置であって、前記回転部材の外周側と前記回転伝動部材の内周側との間に駆動連結部が形成されると共に、前記回転伝動部材の外周側に静止部材に配設されたシール部材が摺接するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、回転部材と回転伝動部材との駆動連結部および静止部材に配設されたシール部材とが入力軸の径方向にほぼ並列に配置され得るので、補機駆動装置延いてはこれが組み込まれる、例えば、自動変速機等の軸方向寸法を短縮することが可能になる。
ここで、前記回転部材はトルクコンバータのポンプ側と一体に回転するように連結されており、前記回転部材の内周側が滑り軸受を介して静止部材に回転自在に支持されると共に、該回転部材の外周側と前記回転伝動部材の内周側との間にシール部材がさらに配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、回転部材の内周側が滑り軸受を介して静止部材に回転自在に支持されているので、回転中の回転部材の振れを抑制することが可能になる。これにより、連結している回転伝動部材に不要な振動が生じたり、伝達されたりすることが抑えられ、かくて、回転伝動部材とシール部材との同軸度のずれが小さくなり、オイル漏れが生じ難くなる。
また、前記回転伝動部材はスプロケット部材であり、軸受を介して静止部材に回転自在に支持されていることを特徴とする。
この構成によれば、スプロケット部材が軸受を介して静止部材に回転自在に支持されているので、回転部材からの振れの影響をほとんど受けることがなく、その外周側に摺接するように配設されたシール部材からのオイル漏れが生じ難くなる。
さらに、前記駆動連結部および摺接部は該スプロケット部材の軸方向に延長された筒状部の内周側および外周側にそれぞれ位置されていることを特徴とする。
この構成によれば、筒状部が一体に形成されたスプロケット部材で簡単に構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図1および図2を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明が適用されるFF車(フロントエンジンフロントドライブ;エンジン前置き前輪駆動車)用のトランスアクスル100の一部断面図であり、図2は、その駆動側スプロケット182周辺の一部拡大図である。
トランスアクスル100は、不図示のエンジンの端部側に取り付けられ、トルクコンバータ110を収容するコンバータハウジング120と、該コンバータハウジング120に連結され、前後進切り替え機構、ベルト式無段変速機構ならびに最終減速機構等を収容するトランスアクスルケース140とを備え、トランスアクスルケース140の下部にはオイルパン(図示せず)が取り付けられている。また、トランスアクスルケース140とオイルパンとの間には、油圧回路と回路切り替え用のバルブ(図示せず)が配置されたバルブボディユニットが設けられている。なお、オイルパンの内部には、トランスアクスル100の内部に供給される作動油および潤滑油としてのオイル(図示せず)が貯留され、ストレーナを介して後述するオイルポンプ130に吸引されるようになっている。
オイルポンプ130は、後で詳述するが、トランスアクスルケース140の下部で、コンバータハウジング120とバルブボディユニットとに近接した位置に配置されている。オイルポンプ130は、例えば、歯車ポンプで構成され、前記トルクコンバータ110の回転軸すなわちトランスアクスル100の入力軸150とは別軸上に配置されており、後で詳述するように、伝動機構180を介して駆動される。
オイルポンプ130は、吸入口および吐出口を備え、これらは、それぞれ、トランスアクスルケース140に形成された吸入油路および吐出油路に連通されている。オイルポンプ130が駆動されると、オイルパン内のオイルがストレーナおよび吸入油路を介して汲み上げられ、このオイルポンプ130の吐出油圧は、吐出油路を介してバルブボディユニットの油圧回路に供給された後、制御されてトランスアクスル100の各部に分配される。
ここで、トルクコンバータ110は周知のように、トランスアクスル100の入力軸150回りに回転対称に配置されている、ポンプインペラー111、タービンランナー112およびステータ113を備え、ポンプインペラー111は、コンバータカバー114を介して不図示のエンジンの出力軸に連結されている。そして、コンバータカバー114の一端部はさらに溶接等により、回転部材であるエクステンションスリーブ115に連結されている。このエクステンションスリーブ115は、本実施の形態においては、主に、外周端部がコンバータカバー114の内周端部に連結されているディスク状部115Aと、このディスク状部115Aの内周端部から軸方向に延在する筒状部115Bとを備えて構成されている。タービンランナー112は前述した入力軸150にスプライン結合されているタービンハブ116に連結され、ステータ113はワンウエイクラッチ117を介して、トランスアクスルケース140のリテーナ140Aに固設された静止部材であるステータ支持スリーブ118に支持されている。なお、入力軸150はこのステータ支持スリーブ118に対し、ブッシュ119が介在されて回転自在に支持されている。
また、本実施の形態においては、トルクコンバータ110はロックアップ機構160を備えている。ロックアップ機構160は、タービンハブ116に軸方向に移動可能に設けられたピストン162、該ピストン162に貼設されコンバータカバー114に摩擦係合する摩擦材164、および、入力側部材が該ピストン162に連結されると共に、出力側部材がタービンハブ116に連結され、入力側部材と出力側部材との間の捻り方向にばねが配設されているダンパー装置166から構成されている。
さらに、本実施の形態では、上述のエクステンションスリーブ115の筒状部115Bの内周側に第二軸受部材としての滑り軸受170が圧入され、この滑り軸受170を介してエクステンションスリーブ115はステータ支持スリーブ118に対し、回転自在に支持されている。加えて、この滑り軸受170によりシールされて、トルクコンバータ内の油室110Aに至る圧油路110Bが形成されている。この圧油路110Bには、主に、ステータ支持スリーブ118の内周側と入力軸150の外周側との間に形成される油路であり、後述するように、トランスアクスルケース140のリテーナ140Aに形成された圧油路140B、ステータ支持スリーブ118に径方向に形成された第一圧油路118A、ステータ支持スリーブ118と入力軸150との間であって上述のブッシュ119によりシールされて形成された圧油路118B、そしてステータ支持スリーブ118に形成された径方向の第二圧油路118Cが連通されていて、トルクコンバータ内の油室110Aに至る油路とされている。
そして、エクステンションスリーブ115の筒状部115Bの軸方向先端外周側にはスプライン115Cが形成され、伝動機構180における後述のスプロケット部材としての駆動側スプロケット182に連結されている。より詳しくは、本実施の形態における駆動側スプロケット182は、図2にも拡大して示すように、外周に歯部182Bが形成されたディスク状部182Aと、このディスク状部182Aの内周端部から軸方向に延在する筒状部182Cとが一体に形成されている。そして、ディスク状部182Aの内周端部における筒状部182Cとの連続部には段部182Dが形成されると共に、該段部182Dに隣接する形態で、筒状部182Cの内周側にスプライン182Eが形成されている。かくて、上述のエクステンションスリーブ115の外周側スプライン115Cが該駆動側スプロケット182の筒状部182Cの内周側に形成されたスプライン182Eにスプライン結合により連結されている。
さらに、エクステンションスリーブ115の筒状部115Bの外周側にはスプライン115Cに隣接する形態で、O−リング183を保持する環状溝115Dが形成されている。
一方、駆動側スプロケット182における内周端部には、第一軸受部材としてのボールベアリング184のアウターレースが段部182Dまで圧入により配設され、駆動側スプロケット182の端部がカシメられて両者は固定されている。一方、該ボールベアリング184のインナーレースは静止部材であるステータ支持スリーブ118にすきま嵌めされて支持されている。より詳しくは、ステータ支持スリーブ118の外周側に段部118Dが形成されると共に、環状溝118Eが形成され、ボールベアリング184のインナーレースが段部118Dに当接された状態で環状溝118EにスナップリングSRが係合されて、位置決め支持されている。
このように、駆動側スプロケット182とエクステンションスリーブ115とは、ボールベアリング184や滑り軸受170といった第一および第二の軸受部材を介して、共通する一体の静止部材であるステータ支持スリーブ118に回動自在に支持されている。なお、このスナップリングSRの外径は、駆動側スプロケット182とエクステンションスリーブ115とが連結されている駆動連結部としてのスプライン結合部よりも内径側に位置するような大きさとされている。
また、コンバータハウジング120の内周端と駆動側スプロケット182の筒状部182Cとの間にはメカニカルオイルシール122が介設されている。すなわち、回転伝動部材としての駆動側スプロケット182の筒状部182Cの外周側に、静止部材としてのコンバータハウジング120に配設されたメカニカルオイルシール122のリップが摺接するように構成されている。
さらに、図1に戻って、駆動側スプロケット182には無端チェーン186が噛合わされ、入力軸150とは別軸に配置されたオイルポンプ130の駆動軸131に連結された被駆動側スプロケット188を駆動するようにされている。
本実施形態における駆動側スプロケット182は第一軸受としてのボールベアリング184を介して静止部材としてのステータ支持スリーブ118に回転自在に支持されていると共に、スプライン結合による駆動連結部およびメカニカルオイルシール122の摺接部が駆動側スプロケット182の軸方向に延長された筒状部182Cの内周側および外周側にそれぞれ位置されていることにより、入力軸150の径方向にほぼ並列に配置されて、軸方向寸法が短縮されている。
なお、本明細書において「スプロケット部材」とは、本実施形態における駆動側スプロケット182のように歯部182Bと、ディスク状部182Aを介して筒状部182Cなどが一体に形成された形態や、少なくとも歯部182Bを含んで他の部品と共に一体的に構成されている形態のスプロケットを含む意味で用いる。
ここで、トランスアクスル100の組み立ての際の、駆動側スプロケット182と、エクステンションスリーブ115との連結の手順について、説明する。まず、駆動側スプロケット182の内周側にボールベアリング184のアウターレースが段部182Dまで圧入された後カシメられることにより、ボールベアリング184が駆動側スプロケット182と一体化される。
そして、一体化されたボールベアリング184のインナーレースがステータ支持スリーブ118の保持部118Dにすきまばめされた後、溝118EにスナップリングSRが係合され、かくて、ステータ支持スリーブ118に対してボールベアリング184と共に、駆動側スプロケット182が軸方向に位置決めされる。そして、駆動側スプロケット182と被駆動側スプロケット188に無端チェーン186が噛合わされる。このようにスプロケット部材を含む伝動機構180がステータ支持スリーブ118上に位置された状態のトランスアクスルケース140に対し、コンバータハウジング120が連結される。その後、エンジン側が上方になるように設置されたトランスアクスルケース140に向けてエクステンションスリーブ115が突出した形態のトルクコンバータ110の組立体が、上方から差し込まれて、組み立てられる。すなわち内周側に滑り軸受170が圧入されているエクステンションスリーブ115がステータ支持スリーブ118上を軸方向に移動され、エクステンションスリーブ115の外周側のスプライン115Cと、駆動側スプロケット182の筒状部182Aの内周側のスプライン182Etoがスプライン結合により連結されるのである。これにより、駆動側スプロケット182と、エクステンションスリーブ115とが駆動連結部において一体化される。
ここで、前述のロックアップ機構160の作動につき説明する。オイルポンプ130からの吐出油圧は、吐出油路を介してバルブボディユニットの油圧回路に供給された後、制御されてトランスアクスル100の各部に分配されること前述の通りである。そこで、各圧油路を介して供給されるオイルの方向がバルブボディユニットにおける制御弁により切り替えられて、ロックアップ機構160の作動が制御される。すなわち、ロックアップオンの場合には、トランスアクスルケース140に形成された圧油路140B、ステータ支持スリーブ118に形成された第一圧油路118A、ステータ支持スリーブ118と入力軸150との間に形成された圧油路118B、ステータ支持スリーブ118に形成された第二圧油路118Cおよびエクステンションスリーブ115の内周側とステータ支持スリーブ118の外周側との間に形成された圧油路110Bを順に介して、トルクコンバータ内部の油室110Aにオイルが供給される。同時に、油室110Aから入力軸150の中心および径方向に形成された圧油路150Aを介してオイルがドレーンされる。この結果、ピストン162がコンバータカバー114に向けて移動され、摩擦材164がコンバータカバー114に摩擦係合することにより、コンバータカバー114がダンパー装置168を介して入力軸150と一体化され、ロックアップが行われる。一方、ロックアップオフの場合には、上述と逆の経路、すなわち、入力軸150の圧油路150Aから油室110Aにオイルが供給され、ピストン162がコンバータカバー114から離間されることにより、ロックアップが解除される。
ここで、本実施の形態では、上述の如く、駆動側スプロケット182の内周側とステータ支持スリーブ118の外周側の間に、ボールベアリング184が嵌合されて、駆動側スプロケット182がボールベアリング184を介してステータ支持スリーブ118に直接に支持されているので、ボールベアリング184の径を小さくすることができ、ボールベアリング184の滑り速度が抑えられて、駆動側スプロケット182の回転による滑り損失を低減することが可能になる。この結果、耐久性に優れるばかりか、部品コストの低減を図ることが可能になる。
また、上述の如く、エクステンションスリーブ115の内周側とステータ支持スリーブ118の外周側の間に、滑り軸受170が嵌合されて、滑り軸受170を介してエクステンションスリーブ115がステータ支持スリーブ118に直接に支持されているので、回転中のエクステンションスリーブ115の振れを抑制することが可能になる。これにより、連結している駆動側スプロケット182に不要な振動が生じたり、伝達されたりすることが抑えられる。かくて、この振動がさらに抑制されると同時に、ボールベアリング184を介して共通の静止部材であるステータ支持スリーブ118に直接に支持された駆動側スプロケット182の筒状部182Cの外周側に摺接するようにメカニカルオイルシール122が配置されている本実施の形態では、メカニカルオイルシール122と駆動側スプロケット182との同軸度のずれが小さくなり、オイル漏れが極めて生じ難くなる。
さらに、本実施の形態では、上述の如く、エクステンションスリーブ115と駆動側スプロケット182とが連結されて一体化されている駆動連結部が、ボールベアリング184を軸方向に位置決めする位置決め部材であるスナップリングSRよりも、外径側に配置されているので、エクステンションスリーブ115と駆動側スプロケット182とを一体化する前に、スナップリングSRの組み付けが可能になり、駆動側スプロケット182の組み立てを容易に行うことが可能になる。そのため、駆動側スプロケット182を位置決めするための他の部材が不要になり、摺動損失を低減でき且つ部品・加工コストを低減することが可能になる。
以上、ベルト式無段変速機に本発明を適用した実施の形態について説明したが、本発明は、遊星歯車機構およびクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置を備えた有段式の自動変速機に対しても適用することが出来ることはいうまでもない。
本発明の一実施形態を示す断面図である。 図1の一部拡大断面図である。
符号の説明
100 トランスアクスル
110 トルクコンバータ
114 コンバータカバー
115 エクステンションスリーブ(回転部材)
115A ディスク状部
115B 筒状部
115C スプライン
115D 環状溝
118 ステータ支持スリーブ(静止部材)
119 ブッシュ
120 コンバータハウジング(静止部材)
122 メカニカルオイルシール(シール部材)
130 オイルポンプ
140 トランスアクスルケース
160 ロックアップ機構
170 滑り軸受
180 伝動機構
182 駆動側スプロケット(回転伝動部材)
182A ディスク状部
182B 歯部
182C 筒状部
182D 段部
182E スプライン
183 O−リング(シール部材)
184 ボールベアリング
188 被駆動側スプロケット

Claims (4)

  1. 入力軸と同軸の回転部材により、入力軸と同軸の回転伝動部材を含む伝動機構を介して、前記入力軸とは別軸上に配置された補機を駆動するようにした補機駆動装置であって、
    前記回転部材の外周側と前記回転伝動部材の内周側との間に駆動連結部が形成されると共に、前記回転伝動部材の外周側に静止部材に配設されたシール部材が摺接するように構成されていることを特徴とする補機駆動装置。
  2. 前記回転部材はトルクコンバータのポンプ側と一体に回転するように連結されており、前記回転部材の内周側が滑り軸受を介して静止部材に回転自在に支持されると共に、該回転部材の外周側と前記回転伝動部材の内周側との間にシール部材がさらに配設されていることを特徴とする請求項1に記載の補機駆動装置。
  3. 前記回転伝動部材はスプロケット部材であり、軸受を介して静止部材に回転自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の補機駆動装置。
  4. 前記駆動連結部および摺接部は該スプロケット部材の軸方向に延長された筒状部の内周側および外周側にそれぞれ位置されていることを特徴とする請求項3に記載の補機駆動装置。
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