JP2007107289A - 防護柵のビームパイプ継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビームパイプの半円形部面とブラケットの半円形部面とが一直線に揃う良好な外観の防護柵のビームパイプ継手構造を提供する。
【解決手段】支柱41の前面に筒形断面形状のブラケット42を固定し、このブラケット42にインナースリーブ45を挿入し下側からボルト46をねじ込んで固定する。インナースリーブ45はブラケット42の下部内面に接触して下方に偏っている。インナースリーブ45にビームパイプ58の端部を被せ上側から下側に貫通するビームパイプ固定用ボルト59で固定する。ビームパイプ固定用ボルト59として例えば膨出部付きボルトを用いる。膨出部(間隔規制部)59bがビームパイプ内面とインナースリーブ外面との間に介在するので、ビームパイプ58をインナースリーブ45に対して持ち上げた状態に保持することができ、ビームパイプの半円形部面とブラケットの半円形部面とが一直線に揃う。
【選択図】図1

Description

この発明は、道路に沿って連続するビームパイプをブラケット及びインナースリーブを介して支柱で支持する構造の防護柵のビームパイプ継手構造に関する。
道路に沿って連続するビームパイプを有する防護柵におけるビームパイプ継手構造として、図13(イ)に示すように、支柱41の前面に筒形断面形状のブラケット42を背面側から貫通させたブラケット固定用ボルト43及びナット44で固定し、このブラケット42内に筒状のインナースリーブ45を挿入しかつ上下に貫通するボルト46及びナット47で固定し、そして、同図(ロ)に示すようにインナースリーブ45の両側に筒状のビームパイプ48の端部を被せかつ上下に貫通するボルト49及びナット50で固定する構造が広く採用されている。ブラケット42は、支柱41への取り付け面部と反対側が半円形(半円形部面)となっている筒形断面形状である。
上記のビームパイプ継手構造において、インナースリーブ45はブラケット42内で重力で下がりブラケット42の下部内面に接触した状態で下方に偏っているので、インナースリーブ45に被せたビームパイプ48を単に上下に貫通するボルト49で固定した場合、ビームパイプ48が自重で下がりインナースリーブ45に載った状態で固定されることとなり、ビームパイプ48の半円形部面とブラケット42の半円形部面とが一直線にならずに段差hが生じ、ビームパイプ48の滑らかな連続性が損なわれ、好ましくない景観を呈することになる。
ところで、近年、市街地及び自然・田園地域の景観に対する要求が高まっているが、そのなかで道路景観のウエイトは大きい。道路に沿って連続的に設置される防護柵は、道路景観にとって大きな要素となることを考慮して、国土交通省道路局において「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」が策定され、これに伴い「防護柵の設置基準」の見直しが行われた事情にあり、防護柵には従前に増して景観重視の構造が求められるようになっている。
このような背景から、上記ビームパイプ接続部分に段差が生じて連続性が損なわれることのない構造が求められるが、このような類の段差が生じないようにする構造として、例えば特許文献1(特開2001−131917号)は、単にビームパイプどうしをインナースリーブを介して連結する場合(支柱箇所での連結でない)であって、ビームパイプどうしに段差が生じないようにするものであるから若干状況が異なるが、図14に示すように、インナースリーブ55の外周面に突起55aを設けて、ビームパイプ56がその突起のためにインナースリーブ55に対して下がらないようにする工夫をしている。
また、特許文献2(実公平4−39858号)も、同じく単にビームパイプどうしをインナースリーブを介して連結する場合(支柱箇所での連結でない)であって、ビームパイプどうしに段差が生じないようにするものであるから若干状況が異なるが、図15に示すように、ビームパイプ68の下面側から挿入したボルト69をインナースリーブ65側に溶接固定されたナット62に螺合させ締め付け固定する構造を採用して、ビームパイプ68どうしに段差が生じないようにしている。
特開2001−131917号の図3、図1等 実公平4−39858号の第21図、第22図
上記特許文献1のようにインナースリーブ55の上面に突起55aを設ける方法は、突起55aを溶接固定する加工が煩雑でコスト高になる。
また、特許文献2のように、インナースリーブ65の下部内面に溶接固定したナット62にボルト69をねじ込み固定する方法も、同じくナット62の溶接加工が煩雑でコスト高になると共に、インナースリーブ内のナットが見えないので、施工しにくいという問題がある。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、ビームパイプを取り付けるインナースリーブを、筒形断面形状のブラケットの内部に挿入し下側からボルトをねじ込んで固定する構造のビームパイプ継手構造を採用する場合に、ビームパイプの半円形部面とブラケットの半円形部面とを一直線に揃えて良好な外観を確保できる防護柵のビームパイプ継手構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、支柱の前面にビーム長さ方向から見て筒形断面形状のブラケットを固定し、このブラケット内に筒状のインナースリーブを挿入しかつブラケット下面側から挿入したインナースリーブ固定用のボルトをインナースリーブ側のネジ孔にねじ込んでインナースリーブをブラケットに固定し、このインナースリーブの長さ方向両側部に筒状のビームパイプの端部を被せかつビームパイプ固定用ボルトを上側から下側に貫通させナットで締付けてビームパイプをインナースリーブに固定してなる防護柵のビームパイプ継手構造であって、
前記ビームパイプ固定用ボルトの頭部下面側に、インナースリーブのボルト挿通孔に係止し、ビームパイプ内面とインナースリーブ外面との間の間隔を規制する間隔規制部を設けたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1における間隔規制部が、ビームパイプ固定用ボルトの頭部下面部に形成した回り止め用の膨出部であることを特徴とする。
請求項3は、請求項2における間隔規制部が、インナースリーブのボルト挿通孔より大径であることを特徴とする。
請求項4は、請求項1における間隔規制部が、ビームパイプ固定用ボルトの軸部に被せた別部材のリングであることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4におけるビームパイプ固定用ボルトが、ビームパイプ及びインナースリーブを斜めに貫通していることを特徴とする。
請求項6は、請求項1〜5において、インナースリーブとブラケットとの間に補強用のスペーサを介在させていることを特徴とする。
請求項7は、支柱の前面にビーム長さ方向から見て筒形断面形状のブラケットを固定し、このブラケット内に筒状のインナースリーブを挿入しかつインナースリーブ固定用のボルトで固定し、このインナースリーブの長さ方向両側部に筒状のビームパイプの端部を被せかつビームパイプ固定用ボルトで固定してなる防護柵のビームパイプ継手構造であって、
前記ブラケットは、金属板を、支柱に固定される取り付け面部が2枚重ねとなる態様で屈曲させて筒形断面形状にしたものであることを特徴とする。
本発明のビームパイプ継手構造において、インナースリーブはブラケットの下部内面に接触して下方に偏っている。一方、ビームパイプ固定用ボルトの頭部下面側では、ビームパイプ内面とインナースリーブ外面との間に間隔規制部が介在して両者間の間隔が保たれるので、ビームパイプをインナースリーブに対して持ち上げた状態に保持することができる。したがって、ビームパイプの半円形部面とブラケットの半円形部面とを一直線に揃えることができ、ビームパイプの滑らかな連続性が得られ、良好な外観を確保できる。
また、インナースリーブにナットを溶接固定する煩雑な加工は必要ないので、コスト低減が図られる。
また、ビームをインナースリーブに固定するのに、下側からボルトを片留めすることなく、上側からボルトを貫通して固定できるので、施工し易い。また、ボルト片留めの場合は、ボルト径を大きくする必要があるが、本発明ではその必要がない。
請求項2によれば、通常通りのボルト・ナット締め付け作業をするだけで、膨出部によるビームパイプ高さ調整が自動的に行われ、かつナットを締め付ける際に生じるボルトの回り止めが図られるので、作業性が極めて良好である。
請求項3によれば、間隔規制部がインナースリーブのボルト挿通孔より大径であることで、インナースリーブのボルト挿通孔に係止し、ビーム内面とインナースリーブ外面との間の間隔を保つことができる。
請求項4によれば、共通のビームパイプ固定用ボルトに対して種々の高さ寸法のリングを用意することで、種々の場合のビームパイプ高さ調整に対応可能となる。
本発明のビームパイプ継手構造は、請求項5のようにビームパイプ固定用ボルトが斜めに貫通する場合にも同様に適用できる。
ブラケットが支柱上部に取り付けられている場合、想定される車両の衝突荷重(水平荷重)は大きなものとなるが、請求項6のように、インナースリーブとブラケットとの間に補強用のスペーサを介在させることで、ブラケットはその大きな水平荷重に耐えることができる。
請求項7によれば、ブラケットが、金属板を、支柱に固定される取り付け面部が2枚重ねとなる態様で屈曲させて筒形断面形状にしたものなので、端縁が前面に露出することはなく、防護柵としての安全性及び景観が向上する。
以下、本発明の防護柵のビームパイプ継手構造の実施例を、図1〜図12を参照して説明する。
図1〜図4に本発明の第1実施例の防護柵のビームパイプ継手構造40を示す。図1は防護柵の支柱上端部の近傍の一部切欠き正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図(但し支柱部分は一部切欠き)である。支柱41の前面(図2、図3で左方)に、ビーム長さ方向から見て筒形断面形状をなすブラケット42を、支柱41の背面から貫通させたブラケット固定用のボルト43とこれに螺合するナット44で締め付け固定している。このブラケット42内に筒状のインナースリーブ45を挿入し、そして、インナースリーブ45の長さ方向中央でブラケット下面側から挿入したインナースリーブ固定用のボルト46を、インナースリーブ45の下部に形成したネジ孔45cにねじ込み締付けることで、インナースリーブ45をブラケット42に固定している。このインナースリーブ45の長さ方向両側部に筒状のビームパイプ58の端部を被せ、そして、ビームパイプ固定用ボルト59を上から下に垂直に貫通させ、先端にナット60を螺合させ締付けることで、ビームパイプ58をインナースリーブ45に固定している。この実施例では、インナースリーブ45とブラケット42の支柱41への取り付け面部42aとの間に、インナースリーブ45の外面に沿う湾曲部51aを持ち上から見てコ字形をなす補強用のスペーサ51を介在させている。
本発明では、ビームパイプ固定用ボルト59の頭部下面側に、インナースリーブ45のボルト挿通孔45aに係止して、ビームパイプ58の内面とインナースリーブ45の外面との間の間隔dを規制する間隔規制部を設ける。この実施例では、ビームパイプ固定用ボルト59として、図4(イ)、(ロ)、(ハ)にも示すように、ボルト頭部59aの下面部に回り止め用の膨出部59bを形成した膨出部付きボルトを用いるとともに、その膨出部59bの高さsを、規制する間隔に応じて設定して、この膨出部59bを間隔規制部としている。なお、単なる供回り防止を目的としてボルト頭部下面側に膨出部を設けることは従前から知られており、その場合の膨出部の高さsは、通常、膨出部が嵌合する孔の部分の板厚程度であり、したがって、ビームパイプの板厚が2〜5mm程度なので、その板厚の範囲内であれば十分機能するのであるが、本発明では図示の通り、規制する間隔に応じてビームパイプ58の板厚よりさらに高く設定する。
図示例の膨出部59bは、インナースリーブ45のボルト挿通孔45aより大径としている。すなわち、同図(ハ)にも示すように、長円形断面をなし、その短径はボルト59の軸部59cの径に等しく、長径はそれより長い。なお、ビームパイプ58のボルト挿通孔58aは、膨出部59bが嵌合して回り止めが図られるように膨出部59bの断面形状より僅かに大きい大きさの長孔(長円形孔)である。図示例ではビームパイプ長さ方向に長い長孔である。
なお、ビームパイプ固定用ボルトとして、膨出部付きボルト59を用いて回り止めを図ったことで、頭部59aを図示のように単なる球面とすることができ、六角の頭部やドライバ孔のある頭部と比べて外観が良好で、また頭部59aは球面以外にも美観を考慮し様々な形状にすることができる。
上記のビームパイプ継手構造40において、インナースリーブ45は図2、図3のようにブラケット42の下部内面に接触して下方に偏っている。一方、ビームパイプ固定用ボルト59の頭部59aの下面側では、ビームパイプ内面とインナースリーブ外面との間に膨出部(間隔規制部)59bが介在して両者間の間隔が保たれるので、ビームパイプ58をインナースリーブ45に対して持ち上げた状態に保持することができる。したがって、図1に示すように、ビームパイプ58の半円形部面とブラケット42の半円形部面とを一直線に揃えることができ、ビームパイプ58の滑らかな連続性が得られ、良好な外観を確保できる。
また、このビームパイプ継手構造40によれば、インナースリーブ45にナットを溶接固定する煩雑な加工は必要なく、ビームパイプ固定用ボルトとして膨出部付きボルト59を用いるだけで済むので、コスト低減が図られる。
また、通常通りのボルト・ナット締め付け作業をするだけで、膨出部59bによるビームパイプ高さ調整が自動的に行われるので、作業性が極めて良好である。
この実施例のビーム固定用ボルト59は、上記の通り、その膨出部59bの形状(断面形状)がインナースリーブ45のボルト挿通孔45aより大径であることで、インナースリーブ45のボルト挿通孔45aに係止し、ビーム内面とインナースリーブ外面との間の間隔を保つ間隔規制部として機能している。
しかし、ビーム固定用ボルトの膨出部の形状は、インナースリーブのボルト挿通孔より大径である場合に限定されない。例えば、膨出部の形状とボルト挿通孔の形状が同形状であっても、互いに直交する向きにセットすることで、ビーム固定用ボルトの膨出部をインナースリーブのボルト挿通孔に係止させることができる。また、膨出部の形状を長方形その他の多角形や長円形等の非円形形状にすることで、ボルト挿通孔に係止させることができる。要するに、ビーム固定用ボルトの膨出部の形状は、インナースリーブ45のボルト挿通孔45aに係止する形状(ボルト挿通穴45a内に入り込まない形状)であればよい。
上記の実施例では、ビームパイプ固定用ボルトとして膨出部付きボルト59を用いたが、図4(ニ)に示すように、膨出部のないビームパイプ固定用ボルト59’を用い、その軸部59’cに被せたリング61を間隔規制部とすることができる。
この構造によれば、共通のビームパイプ固定用ボルト59’に対して種々の高さ寸法のリング61を用意することで、種々の場合のビームパイプ高さ調整に対応可能となる。
図5〜図12に本発明の第2実施例のビームパイプ継手構造4を示す。図12は第2実施例のビームパイプ継手構造4を採用した防護柵1の全体構造を概略示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は平面図である。同図において、2は支柱、3’は支柱2の中間高さ位置に設けたビームパイプ(いわゆる中間ビーム)、3は支柱2の上端より僅かに上になるように設けたビームパイプ(いわゆるトップビーム)である。
なお、中間ビームの本数及び位置は限定されるものではない。
上記防護柵1における上段のビームパイプ3についてのビームパイプ継手構造4(図12のa部)の詳細を図5〜図11に示す。支柱2の前面(図7、図8で右方)に、ビーム長さ方向から見て筒形断面形状をなすブラケット6を、支柱2の背面から貫通させたブラケット固定用のボルト8とこれに螺合するナット21で締め付け固定している。このブラケット6内に筒状のインナースリーブ7を挿入し、そして、インナースリーブ7の長さ方向中央でブラケット下面側から挿入したインナースリーブ固定用のボルト22を、インナースリーブ7の下部に形成したネジ孔7cにねじ込み締付けることで、インナースリーブ7をブラケット6に固定している。このインナースリーブ7の長さ方向両側部に筒状のビームパイプ3の端部を被せ、そして、ビームパイプ固定用ボルト13を図7で右上側から左下側に斜めに貫通させ、先端にナット14を螺合させ締付けることで、ビームパイプ3をインナースリーブ7に固定している。この実施例では、インナースリーブ7とブラケット6の支柱2への取り付け面部6aとの間に補強用のスペーサ25を介在させている。
この実施例でも、第1実施例と同様に、ビームパイプ固定用ボルト13として、図11(イ)、(ロ)、(ハ)にも示すように、ボルト頭部13aの下面部に回り止め用の膨出部13bを形成した膨出部付きボルトを用いるとともに、その膨出部13bの高さを、規制する間隔に応じた高さに設定して、この膨出部13bを間隔規制部としている。同図(ハ)にも示すように、膨出部13bは長円形断面をなし、その短径はボルト13の軸部13cの径に等しく、長径はそれより長い。
なお、この実施例のビームパイプ固定用ボルト13は、その頭部13aが全体として薄型で湾曲形状をなしており、また、前記の通り、ボルト頭部13aの位置をビームパイプ3の頂部から偏心させてボルト13を斜めに貫通させているので、ボルト頭部13aがビームパイプ3の上端より上に突出せず、ビームパイプ継手部の外観が良好になっている。
また、この実施例では、支柱2の上端にキャップ23を取り付け、このキャップ23の部分で支柱2にブラケット6をボルト8で固定している。前記キャップ23は、図10(イ)、(ロ)にも示すように、上面から見てビームパイプ3側が平坦で、その反対側が湾曲しており、この平坦面側と湾曲面側に穴23aを設けている。
前記ブラケット6は、細長い矩形鋼板を折り曲げ加工したもので、図8にも示すように、支柱2に固定される垂直な取り付け面部6aと、その反対側の略半円弧部分6bと、上側の傾斜した上面部6cと、下側の水平な下面部6dとからなる筒形断面形状をなしている。前記取り付け面部6aは折り曲げ加工した素材鋼板の端末を2枚重ねした部分である。前記略半円弧部分6bはビームパイプ3の円形と同じ曲率である。
このブラケット6の取り付け面部6aを、支柱2に被せた前記キャップ23の前面に当て、支柱2の背面側からボルト8をキャップ23、支柱2、ブラケット6、スペーサ25の各貫通孔23a、2a、6e、25bに貫通させ、その先端にナット21を螺合させ締め付けることで、前述の通りブラケット6をキャップ23とともに支柱2に固定している。
前記インナースリーブ7は、図10(ハ)、(ニ)にも示すように、左右部にビームパイプ固定用ボルト13を貫通させるボルト挿通孔7a、7bを持つ。図示例のボルト挿通孔7a、7bはビーム長手方向に長い横長孔である。
前記ビームパイプ3は、図10(ホ)、(ヘ)にも示すように、端部にビームパイプ固定用ボルト13を貫通させるボルト挿通孔3a、3bを持つ。図9にも示すように、上面側のボルト挿通孔3aは、ビームパイプ固定用ボルト13の膨出部13bが嵌合して回り止めが図られるように膨出部13bの断面形状より僅かに大きさの長孔(長円形孔)である。図示例のボルト挿通孔3aはビームパイプ3の円周方向に長い縦長孔である。下面側のボルト挿通孔3bは単なる丸孔である。
前記スペーサ25は、図10(ト)、(チ)にも示すように、上から見てコ字形をなし、コ字形の両辺部にインナースリーブ7の外周面に沿う円弧面25aを持ち、中央部にボルト8を通す孔25bをあけている。
上記のビームパイプ継手構造4において、インナースリーブ7は図7、図8のようにブラケット6の下部内面に接触して下方に偏っている。一方、ビームパイプ固定用ボルト13の頭部13aの下面側では、ビームパイプ内面とインナースリーブ外面との間に膨出部(間隔規制部)13bが介在して両者間の間隔が保たれるので、ビームパイプ3をインナースリーブ7に対して持ち上げた状態に保持することができる。したがって、図5、図6に示すように、ビームパイプ3の半円形部面とブラケット6の半円形部面とを一直線に揃えることができ、ビームパイプ3の滑らかな連続性が得られ、良好な外観を確保できる。
また、ビームパイプ3の半円形部面とブラケット6の半円形部面との間に段差がなく、滑らかに連続するので、人がビームパイプ3とブラケット6の境界部分に手をかけた場合でも、怪我をする恐れがなく、手摺の機能が損なわれることはない。
補強用のスペーサを用いることは、積雪地域など雪の鉛直荷重対策として従前から用いられることはあるが、第2実施例におけるスペーサ25は、水平荷重に対して有効に機能する。すなわち、この第2実施例のように、ビームパイプを支柱に固定するブラケットが支柱上部にある場合は、想定される車両の衝突荷重はブラケットが支柱下部にある場合より大きい。インナースリーブとブラケットとの間に介在する上から見てコ字形のスペーサ25は、この大きな水平荷重に耐えてビームパイプを支持することができる。
この実施例のブラケット6は、上述の通り矩形鋼板を折り曲げ加工したもので、支柱に固定される取り付け面部6aが2枚重ねとなる態様で屈曲させて筒形断面形状にしたものなので、安全性及び景観上良好である。
すなわち、鋼板を折り曲げ加工して筒形断面形状にした構造の従来のブラケットは、図13に示したように、支柱と反対側に両端縁がきて隙間が形成される構造であり、車両が衝突した際車両の一部に引っかかる恐れ、あるいは道路側を自転車で走行している乗員の衣服等が引っかかる恐れがないとは言えず、また、景観上好ましいとは言えない。しかし、取り付け面部6aが2枚重ねとなる態様で筒形断面形状にすることで端縁が前面に露出しないので、防護柵としての安全性及び景観が向上する。
なお、実施例では、インナースリーブ固定用ボルト22、46を螺合させるインナースリーブ側のネジ孔として、インナースリーブの管壁に直接ネジ孔7c、45cを形成したが、インナースリーブ内面にナットを溶接固定してもよい。
また、実施例では、前記の通りインナースリーブ固定用ボルト22、46をインナースリーブ内に形成されたネジ孔7c、45cに螺合させて固定しているが、インナースリーブ固定用のボルトは、ビーム及びインナースリーブを貫通し片側でナットを螺合するものでも良い。インナースリーブ固定用のボルトが垂直方向に近い場合は、インナースリーブが自重によりブラケットの重力方向下の面に接することから、必ずしもインナースリーブをブラケットに固定(上下方向に固定)する必要はない。
また、ブラケットの形状は実施例のものに限らず、種々設計変更可能である。例えば、矩形鋼板を折り曲げ加工して筒状にするに際して、鋼板端末が隙間をもって対向するような筒状断面形状でもよい。また、必ずしも金属板を折り曲げ加工したものである必要はない。要するに概ね筒形断面形状をなすものであればよい。
また、ブラケットを支柱に取り付ける手段は、実施例の構造に限らず、種々の構造を採用することができる。
また、補強用のスペーサを設けない構造とする場合もある。
また、実施例ではインナースリーブ固定用のボルトが垂直方向をなしているが、若干斜め方向をなす場合も考えられる。
本発明の一実施例の防護柵のビームパイプ継手構造を示すもので、支柱上端部の近傍の一部切欠き正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図(但し支柱部分は一部切欠き)である。 (イ)は上記ビームパイプ継手構造におけるビームパイプ固定用ボルトの頭部近傍の正面図、(ロ)は同側面図、(ハ)は(イ)のC−C断面図、(ニ)はビームパイプ固定用ボルトの他の実施例を示す一部切欠き正面図である。 本発明の他の実施例の防護柵のビームパイプ継手構造を示すもので、支柱上端部の近傍(但し、支柱の片側のビームパイプを外した状態)の正面図である。 図5の背面図である。 図6のD−D断面図である。 図6のE−E断面図である。 図7の要部のF矢視図である。 図5〜図9におけるキャップ、インナースリーブ、スペーサ、ビームパイプの形状等を説明する図である。 図5〜図9におけるビームパイプ固定用ボルトを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は側面図、(ハ)は(イ)のG−G断面図である。 図5〜図11のビームパイプ継手構造を採用した防護柵の全体構造の概略示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は平面図である。 現行の防護柵のビームパイプ継手構造を示すもので、(イ)は側面図、(ロ)は正面図である。 単にビームパイプどうしをインナースリーブを介して連結する場合の従来の段差解消方法を説明するもので、ビームパイプ継手部の断面図である。 同じく単にビームパイプどうしをインナースリーブを介して連結する場合の他の従来の段差解消方法を説明するもので、(イ)はビームパイプ継手部の正面図、(ロ)は同断面図である。
符号の説明
1 防護柵
2、41 支柱
3、58 ビームパイプ
4、40 ビームパイプ継手構造
6、42 ブラケット
6a、42a 取り付け面部
6b 略半円弧部分
6c 上面部
6d 下面部
6e 貫通孔
7、45 インナースリーブ
7a、7b ボルト挿通孔
7c、45c ネジ孔
8、43 ブラケット固定用ボルト
13、59、59’ ビームパイプ固定用ボルト
13a、59a、59’a 頭部
13b、59b 膨出部(間隔規制部)
13c、59c、59’c 軸部
14、60 ナット
22、46 インナースリーブ固定用のボルト
23 キャップ
23a 貫通孔
25、51 スペーサ
25b 孔
61 リング(間隔規制部)

Claims (7)

  1. 支柱の前面にビーム長さ方向から見て筒形断面形状のブラケットを固定し、このブラケット内に筒状のインナースリーブを挿入しかつブラケット下面側から挿入したインナースリーブ固定用のボルトをインナースリーブ側のネジ孔にねじ込んでインナースリーブをブラケットに固定し、このインナースリーブの長さ方向両側部に筒状のビームパイプの端部を被せかつビームパイプ固定用ボルトを上側から下側に貫通させナットで締付けてビームパイプをインナースリーブに固定してなる防護柵のビームパイプ継手構造であって、
    前記ビームパイプ固定用ボルトの頭部下面側に、インナースリーブのボルト挿通孔に係止し、ビームパイプ内面とインナースリーブ外面との間の間隔を規制する間隔規制部を設けたことを特徴とする防護柵のビームパイプ継手構造。
  2. 前記間隔規制部が、ビームパイプ固定用ボルトの頭部下面部に形成した回り止め用の膨出部であることを特徴とする請求項1記載の防護柵のビームパイプ継手構造。
  3. 前記間隔規制部が、インナースリーブのボルト挿通孔より大径であることを特徴とする請求項2記載の防護柵のビームパイプ継手構造。
  4. 前記間隔規制部が、ビームパイプ固定用ボルトの軸部に被せた別部材のリングであることを特徴とする請求項1記載の防護柵のビームパイプ継手構造。
  5. 前記ビームパイプ固定用ボルトは、ビームパイプ及びインナースリーブを斜めに貫通していることを特徴とする請求項1〜4記載の防護柵のビームパイプ継手構造。
  6. 前記インナースリーブと前記ブラケットとの間に補強用のスペーサを介在させていることを特徴とする請求項1〜5記載の防護柵のビームパイプ継手構造。
  7. 支柱の前面にビーム長さ方向から見て筒形断面形状のブラケットを固定し、このブラケット内に筒状のインナースリーブを挿入しかつインナースリーブ固定用のボルトで固定し、このインナースリーブの長さ方向両側部に筒状のビームパイプの端部を被せかつビームパイプ固定用ボルトで固定してなる防護柵のビームパイプ継手構造であって、
    前記ブラケットは、金属板を、支柱に固定される取り付け面部が2枚重ねとなる態様で屈曲させて筒形断面形状にしたものであることを特徴とする防護柵のビームパイプ継手構造。
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