JP5046880B2 - 防護柵 - Google Patents

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Description

本発明は、歩車道境界などに設置される防護柵に関し、特にビームを支持するビーム支持具のカバー材の固定構造に関するものである。
一般に、従来、防護柵のビーム継手構造としては実公平5−2655号公報、あるいは実用新案登録第2593202号公報等に記載されるように、支承金具を介し、あるいは偏平すり割り筒状金具を介し防護柵の支柱と管体(ビーム)とがボルトで固定されたものが開示されているが、いずれの場合も固定用のボルト頭部が露出して歩行者に対し危険でかつ景観上も良くないため、これらの問題点を解決するため本出願人は特開2001−123423号公報に示した如く、防護柵において、支柱側壁に取付けられたビーム支持具と、このビーム支持具に被せられるカバー材とを備え、これらビーム、ビーム支持具、及びカバー材を固定ボルトで貫通固定すると共に、このカバーにより固定ボルト頭部あるいは固定ナットを露出しないようにした防護柵のビーム支持構造を提案した(例えば、特許文献1参照。)。
この防護柵のビーム支持構造は、ボルト頭部を露出させない歩行者への安全配慮及び景観配慮の点、ビーム支持具に対するカバー材の取付けが強固で容易に外れることがない点、さらにカバー材に反射体等を付設することにより夜間の視認性向上が図れる点を備えたものである。
特開2001−123423号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防護柵のビーム支持構造においては、ビーム支持具、及びカバー材を固定ボルトで貫通固定するため、ビーム材を固定した後にカバー材を取付けたい場合や、防護柵の施工後にカバー材を後付けしたい場合には固定ボルトを一端外して再固定する必要があり、その点で不足するものであった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、防護柵において、ビーム支持具を介してビームを支柱に固定した後でも取付けできるビーム支持具へのカバー材を備えた防護柵を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわちこの発明に係る防護柵は、支柱に固定されたビーム支持具を介して横ビームが架設された防護柵であって、前記ビーム支持具にカバー材が上方より被せられ、前記カバー材は、ビーム支持具の上部を覆う上面部と、ビーム支持具の両側部を覆う側板部とを備え、側板部よりビーム支持具に向けて突出されると共に、ビーム支持具の背面側に位置させる係止片が形成されていることを特徴とするものであり、
また、この発明に係る防護柵は、支柱に固定されたビーム支持具を介して横ビームが架設された防護柵であって、前記ビーム支持具にカバー材が上方より被せられ、前記カバー材は、ビーム支持具の上部を覆う上面部と、ビーム支持具の両側部を覆う側板部とを備えると共に、前記ビーム支持具は、支柱に固定される垂直板部と、該垂直板部の上端部から前方に向けて突出された上板部とを備えて形成され、かつ、前記カバー材の側板部よりビーム支持具に向けて突出させた突部が、ビーム支持具の上部を覆う前記上面部との間に前記上板部が配置されることにより、ビーム支持具に係止されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ビーム支持具にカバー材が上方より被せられ、前記カバー材は、ビーム支持具の上部を覆う頭部と、ビーム支持具の両側部を覆う側板部とを備え、側板部よりビーム支持具に向けて突出させた突部がビーム支持具に係止されるようになされているので、ビーム支持具を介して横ビームを支柱に取付けた後にカバー材を取付けることができる。又、ビーム支持具の上部に固定ボルトの頭部等が位置している場合は、これらを隠蔽することができ、意匠性や、歩行者に対する安全性を高めることができる。
本発明に係る防護柵において、ビーム支持具の背面側に位置させる係止片が形成されたものとすれば、カバー材の側板部に突出されビーム支持具に係止される突部と相まって、ビーム支持具からカバー材が外れにくくすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
すなわち、図1は本発明に係る防護柵の実施の第一形態を示す正面図、図2は図1の主要部の拡大分解図、図3は図1の主要部の拡大説明図、図4は図3の部分拡大図、図5は図3においてカバー材の取付方法の一形態を示す説明図、図6は図3においてカバー材の取付状態を示す説明図、図7はカバー材の他の実施形態を示す説明図、図8は図1の他の主要部の部分拡大説明図、図9は本発明に係る防護柵の実施の第二形態を示す正面図、図10は図9の主要部の部分拡大説明図である。
図面において、1は支柱、2は支柱1の間に架設される横ビーム、3は横ビーム2を支持するためのビーム支持具、4はビーム支持具3に被せられるカバー材であり、本発明に係る防護柵Pは、支柱1、横ビーム2、ビーム支持具3、及びカバー材4から主に構成され、支柱1に取付けられたビーム支持具3を介して横ビーム2が架設されたものである。
先ず、図1は、本発明に係る防護柵Pの実施の第一形態を示す正面図である。支柱1は、断面円形状の鋼管であり、地面に適宜間隔を開けて立設されている。この支柱1の間に横ビーム2が架設されている。本実施形態において、支柱1は、直径114.3mm、厚さ4.5mmの鋼管あり、横ビーム2は、直径48.6mm、厚さ3.2mmの鋼管であり、いずれも防蝕性下地処理に耐候性塗装仕上げがなされたものである。横ビーム2の地上高さは600mmを中心として上下それぞれ150mmの高さ位置に3段取付けられている。
続いて、図2は、図1において、カバー材4を取付ける前の状態を示した部分拡大図である。本実施形態における横ビーム2は、互いに隣接する側端部の接続部において、それぞれの横ビーム2の端部に挿入螺合される接続金具21を介して接続されたものである。
次に、図3は、図1のビーム支持具3へのカバー材4の取付状態を示すものであり、(a)は部分拡大側面図、(b)は(a)の部分分解説明図、(c)は(a)の平面図である。ビーム支持具3は、支柱1に固定される垂直板部31と、横ビーム2を支える上下板部32、33とからなる。先ず垂直板部31は、支柱側の背面で支柱1に当接されると共に、支柱1を横方向に貫通する貫通ボルトAが貫通され、この貫通ボルトAに螺合されたナットBを締め付けることにより、支柱1の外周面に固定され、これにより、ビーム支持具3は支柱1に取付けられる。
ビーム支持具3の上下板部32、33は、垂直板部31の前面側の上端部及び下端部から前方に向けて突設され、横ビーム2を上下から挟んで支えるものである。本実施形態では、接続部21により隣接する横ビーム2の両端部が間隔を開けて接続されたものであり、前記接続部21において、外観に現出した箇所が上下板部32、33との間に配置され、上板部32、接続部21、及び下板部33を上下方向に固定ボルトCが貫通され、ナットDを締め付けて、上下板部32、33との間で接続部21を挟持するものである。そして、上下板部32、33の端部はそれぞれ内側に向けて曲折された湾曲部34、35が形成され、上下板部32、33及び湾曲部34、35により接続部21が覆われ、意匠性を高めたものとなっている。尚、横ビーム2が上下板部32、33の間に直接挿入されて挟持される形態でもよい。
カバー材4は、図3〜4に示すように、上面部5と、上面部5から間隔を開けて垂下された側板部6とを備えたものである。上面部5は、図3に示すように、上方に向けて頭部51が形成されている。頭部51の内部には、下方に向けて開口された中空部52が形成されている。これにより、カバー材4をビーム支持具3に被せた時に、ビーム支持具3の上部に位置する固定ボルトCの頭部が中空部52内に収納されるため、意匠性を高め、又歩行者が固定ボルトCに直接触れることがないため安全であり、更に、固定ボルトCには雨水等が直接かかりにくくなるため、固定ボルトCの腐食を抑えることができる。
又、頭部51は、図3の(c)に示すように、平面視において支柱側の下辺部53の幅寸法が上辺部54の幅寸法より長くなされた台形状であり、この上辺部54が半円筒形状に形成されると共に、下辺部と上辺部との間の斜辺部55に反射材7が取付けられたものである。本実施形態においては、斜辺部55には長手方向に沿って形成された凹部(図示せず)に反射材7が嵌め込まれ、この反射材7は、合成樹脂製の基盤に球状反射材が複数個並べて取付けたものであるが、反射材7としては、シート状のものを貼着させる形態でもよい。又、本実施形態では、斜辺部55の水平方向の傾斜角度は5〜15度であり、反射材7に自動車のヘッドライトが当たった時にその反射光がドライバーに認識されやすいものとなっている。
次に、側板部6は、ビーム支持具3の上からカバー材4を被せた時に、ビーム支持具3の側面を覆うものであり、本実施形態では、上面部5の両端部から垂下されたものである。尚、側板部6は、本実施形態の如く、ビーム支持具3の側面の隙間全体を覆うものでなくてもよく、少なくともビーム支持具3の上部を覆い、固定ボルトCの頭部、あるいはビーム支持具3の内部に位置する貫通ボルトC、ナットDを隠蔽するものが好ましい。
次に、ビーム支持具3に対するカバー材4の取付構造について詳しく説明する。図4は、ビーム支持具3に対するカバー材4の取付構造を説明するものであり、(a)は取付構造を示す主要部の正面図、(b)は(a)の側面図である。カバー材4の両側板部6は、内側面から内側に向けて相対する突部61が突出され、上面部5と突部61との間にビーム支持具3の上板部32が配置されることにより、突部61がビーム支持具3に係止されるものである。相対する突部61の離間寸法は、上板部32の幅寸法より短くなされており、カバー材4をビーム支持具3の上から被せる時は、相対する突部61を外方に向けて弾性変形させて離間寸法を大きくし、上板部32を突部61の下方から上方に向けて相対的に移動させて、上面部5と突部61との間に上板部32が配置させる。
次に、上板部32とカバー材4との突部61の関係について詳しく説明する。図5は、図4の(b)のA−A断面における縦端面の部分説明図であり、上板部32を上面部5と突部61との間に配置するまでの上板部32と突部61との関係を説明するものである。
先ず、図5の(a)の上板部32と突部61が離間した状態から、上板部32に突部61が接した(b)の状態について説明する。突部61は、図4の(b)に示すように、突部61の基端には、基端下部62を除いた周囲に沿って側板部の外側に通じる隙間63が形成されている。これにより、上板部32から付勢を受けた場合は、側板部6の本体はほぼそのままの位置で、突部61のみ基端下部62を基軸として外側にむけて弾性的に変形する。
次に、図5の(c)に示すように、上板部32が突部61に対して相対的に上方に移動し、更に、図5の(d)に示すように、上板部32が突部61の上方に位置する箇所まで移動すると、突部61へ働く付勢がなくなり、突部61は元の位置に戻り、上板部32が突部61より上方に収納され、突部61が係止された状態となる。つまり、隙間63が形成されていない場合に比べ、突部61どうの離間寸法を広げるために、側板部6の離間距離を大きく広げる必要はなく、側板部6に大きな負荷をかけずに上板部32に取付けることができる。
突部61の内側面には、下から上に向けて内側に傾斜した傾斜面64が形成されている。これにより、上板部32にカバー材4を被せる時に、突部61に対する上板部32の相対的な上方への移動により、突部61は上板部32から徐々に付勢を受けるため、弾性的に変形しやすくなる。逆に、上板部32が突部61の上方に位置した状態から相対的に下方に移動する際は、突部61の傾斜面64には上板部32からの付勢が生じにくく、これにより、カバー材4は上板部32から外れにくくなる。
突部61の上面には、内側に向けて下方に勾配した勾配面65が形成されている。これにより、勾配面65が水平に形成されている場合と比べると、突部61が上板部32から付勢を受けて外側に変形する際に、勾配面65が側板部6の本体側の隙間縁部と接触しにくくなり、隙間63を予め幅広に確保する必要はなくなる。そして、図5の(c)から(d)に移行する際、勾配面65が水平に形成されている場合と比べると、上板部32が所定の位置より下方までしか配置できない場合において、突部61が元の位置に戻らず、突部65の傾斜面が上板面32の側面に当接した不完全な係止状態になりにくく、相対的に上板部32の収納空間を大きく確保することができる。
図6は、取付けられたカバー材4を故意に外そうとした場合の突部61と上板部32との関係を説明するものであり、(a)に示すカバー材4の取付状態において、(b)に示す様にカバー材4の側板部6をそれぞれ外方に開いた際において、(c)は側板部6の本体の弾性変形状態を示すものであり、(d)は突部61の弾性変形の概略を示すものであり、(a)のB−B断面の縦断面の主要部に基づいている。
先ず、上板部32に取付けられた状態(a)から、カバー材4を故意に外そうとして、側板部6どうしの離間距離を広げる方向に側板部6を外側に向けて変形させた場合(b)、突部61を除く側板部6の本体は、上端を固定端として変形する(c)。しかし、突部61は基端下部62を支軸とし、上端部を自由端として変形するため、突部61の上端部は相対的に内側に向けて変形する(d)。従って、側板部6の本体の外側への変形量を加味しても、突部61の上端部はほぼ元の位置を保持することができるので、カバー材4の側板部6を外側に向けて押し広げても容易には外れなくなる。
カバー材4の側板部6の下部には、図3に示すように、係止片66が設けられ、カバー材4をビーム支持具3に取付ける時に、この係止片66はビーム支持具3の垂直板部31の背面に位置するものである。これにより、カバー材4のビーム側端部を上方に引き上げて、カバー材4を上板部32から故意に外そうとしても、係止片66が垂直板部31に当接されてその移動を阻止されるので、カバー材4はより外れにくくなる。尚、係止片66は側板部6の上下方向に亘って形成されたものでもよい。
図7は、カバー材4の変形を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)はC−C断面における部分縦端面図である。すなわち、本形態に係るカバー材4は、側板部6の突部61の形態が異なるものであり、他の形態は、図2〜6に示されたカバー材4と同様である。すなわち、側板部6の内側面から斜め上に向けて突部61が設けられると共に、側板部6と突部61との間において、側板部6に凹み部67が形成されたものである。これにより、カバー材4をビーム支持具3に取付ける時に、上板部32から突部61が外方に向けて付勢を受けると、突部61が側板部6側に向けて弾性変形すると共に、突部61が凹み部67に収納されるものである。尚、突部61が弾性変形する点を考慮すると、突部61は凹み部67内に完全に収納されるものでなくてもよく、上板部32が突部61の下方から上方にむけて相対移動可能な程度弾性変形するものであればよい。これにより、凹み部67が形成されていない場合と比べて、突部61の厚さを比較的厚くすることができ、突部61の剛性を高めることができる。又、図2〜6に示されたカバー材4と比べて、側板部6に隙間63を設ける必要はないので、カバー材4をビーム支持具3に取付けた後に、この隙間63から棒状のものを差し込んで、突部61の係止状態を外すようなことができなくなり、しかも、図5に示されたような効果を併せ持つことができる。尚、本実施形態では、側板部6の両側端に通じて形成されたものでもよいが、射出成形等の成形面を考慮すると、側板部6の少なくとも一側端に通じて形成されたものが好ましい。
図8は、図1に示すように、支柱1どうしの離間距離が比較的長い場合に、支柱1と支柱1との間に支柱1Aを設け、横ビーム2の中間部を支柱1Aに取付けたビーム支持具3Aで支える場合に、このビーム支持具3Aにカバー材4が取付けられた状態を示す説明図であり、(a)は部分拡大分解図、(b)は(a)においてカバー材4を取付けた状態を示すものである。本形態のビーム支持具3Aは、垂直板部31の上部から水平方向に上板部32が延設され、この上板部32の端部を下方に曲折し、さらにその先端を前方に向けて円弧状に折り返して縦断面J字状に形成し、このJ字状部に横ビーム2を載置し、横ビーム2とJ字状部とを固定ボルトCで連結したものである。このビーム支持具3Aにも、図2〜7に示されたものと同様にカバー材4を取付けることができる。
図9は、防護柵Pの実施の第二形態を示す正面図である。図1に示された防護柵Pは、下段の横ビーム2を支持するビーム支持具3のみにカバー材4が取付けらえたものであるが、図に示された防護柵Pは、上段、中段、及び下段の横ビーム2を支持するビーム支持具3のそれぞれにカバー材4が取付けられたものである。
図10は、図9において、最上段の横ビーム2を支持するビーム支持具3にカバー材4が取付けられた状態を示す説明図であり、(a)は部分拡大分解図、(b)は(a)においてカバー材4を取付けた状態を示すものである。本実施形態に示されたビーム支持具3に対しても、図2〜7に示されたものと同様にカバー材4を取付けることができる。
支柱1は、横ビーム2を支えることを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等のパイプ、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。
横ビーム2は、防護柵Pとしての必要な強度を考慮すると支柱1と同様に金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等のパイプ、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。又、本実施形態においては、横ビーム2は上下に3段取付けられているが、必要に応じて適宜設定することができる。又、横ビーム2の間に縦ビームを配置した縦格子状のものでもよく、横ビーム2の裏面にメッシュパネルを配置したものでもよい。
ビーム支持具3は、横ビーム2を支えることを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等の金属板をプレス成形加工したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。
カバー材4は、ビーム支持具3への施工性を考慮すると、一般には合成樹脂を射出成形して一体的に形成されたものであり、合成樹脂としては、ポリカーボネート、ウレタン樹脂、ポリアセタール、ポリエステル、AAS樹脂、ABS樹脂、ポリアミド等を単独で用いてもよく、これらを適宜組み合わせて用いてもよい。強度や接合・接着等の作業性を考慮すると一体的に形成された方が好ましいが、必要に応じて複数の部材を組み合わせて形成してもよい。更に、一般的な自動車のヘッドライトの高さ位置を考慮して最下部のビーム支持具3のカバー材4のみに反射材7を取付けてたものでもよい。
カバー材4の側板部6の離間寸法は、ビーム支持具3の上板部32の幅寸法よりやや大きい程度が好ましいが、カバー材4を上板部32に取付けやすくするために、側板部6の下部の離間寸法をより広げてもよく、逆に、側板部6の剛性を高めるためや取付け後のがたつき等を抑えるために、側板部6の下部の離間寸法をやや狭めてもよく、下部の肉厚を内側に向けてやや厚くしたものでもよい。
カバー材4の突部61は、本実施形態では、ビーム支持具3の上板部32に取付けるために、側板部6の上部に1個形成したものであるが、左右に複数並べて設けたものでもよく、上板部32と併せて下板部33の位置にも同様な突部61をもうけてもよい。
カバー材4の突部61の基端周囲の隙間63は、本実施形態では、突部61の基端下部を残して略コ字状に形成されたものである。上板部32に対するカバー材4の施工性及び取付後の外れにくさ等を考慮すると本形態が好ましいが、下部以外の部分を残した基端周囲に隙間44が設けられたものでもよい。隙間63の横幅は、上部の方が幅広となされ、上板部32と突部61との当接箇所をより広く確保できる本形態が好ましいが、カバー材4が安定的に取付けられるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、突部61の形態は側面視において、矩形状のものでもよく、矩形上部から側方に向けて延設した形態でもよく、矩形上部から両側方に向けて延設したT字状のものでもよい。
本発明に係る防護柵は、ビーム支持具を介してビームを支柱に固定した後でもビーム支持具にカバー材を取付けることができるので、防護柵を新規に設置する場合だけではなく、既設の防護柵に対してもカバー材を取付ける場合にも好適に利用することができる。又、防護柵についても横ビームを備えたものだけではなく、一般的なガードレールの場合であってもガードレールの支持具にカバー材を取付ける場合にも好適に利用することができる。
本発明に係る防護柵の実施の第一形態を示す正面図である。 図1の主要部の拡大分解図である。 図1の主要部の拡大説明図である。 図3の部分拡大図である。 図3においてカバー材の取付方法の一形態を示す説明図である。 図3においてカバー材の取付状態を示す説明図である。 カバー材の他の実施形態を示す説明図である。 図1の他の主要部の部分拡大説明図である。 本発明に係る防護柵の実施の第二形態を示す正面図である。 図9の主要部の部分拡大側面図と部分拡大分解図である。
符号の説明
1、1A 支柱
2 横ビーム
21 接続金具
3、3A ビーム支持
31 垂直板部
32 上板部
33 下板部
4 カバー材
5 上面部
51 頭部
52 中空部
55 斜辺部
6 側板部
61 突部
62 基端下部
63 隙間
66 係止片
7 反射材
A 貫通ボルト
B ナット
C 固定ボルト
D ナット
P 防護柵

Claims (2)

  1. 支柱に固定されたビーム支持具を介して横ビームが架設された防護柵であって、前記ビーム支持具にカバー材が上方より被せられ、前記カバー材は、ビーム支持具の上部を覆う上面部と、ビーム支持具の両側部を覆う側板部とを備え、側板部よりビーム支持具に向けて突出されると共に、ビーム支持具の背面側に位置させる係止片が形成されていることを特徴とする防護柵。
  2. 支柱に固定されたビーム支持具を介して横ビームが架設された防護柵であって、前記ビーム支持具にカバー材が上方より被せられ、前記カバー材は、ビーム支持具の上部を覆う上面部と、ビーム支持具の両側部を覆う側板部とを備えると共に、前記ビーム支持具は、支柱に固定される垂直板部と、該垂直板部の上端部から前方に向けて突出された上板部とを備えて形成され、かつ、前記カバー材の側板部よりビーム支持具に向けて突出させた突部が、ビーム支持具の上部を覆う前記上面部との間に前記上板部が配置されることにより、ビーム支持具に係止されたことを特徴とする防護柵。
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