JP2001123423A - 防護柵のビーム支持構造 - Google Patents

防護柵のビーム支持構造

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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 防護柵のビームを支持するビーム支持具へ
のカバー材の取り付けを強固にして容易に外れることな
く、ボルト頭部を露出させずに歩行者等への安全に配慮
し、夜間には視認性向上という付加機能によって車両に
対しても積極的な安全配慮がなされた防護柵のビーム支
持構造を提供する。 【解決手段】ビーム支持具3またはカバー材4のいずれ
かの上面に、固定ボルトの首部に設けられた非円形断面
のボルト係止部52に対応した形状の非円形状の係止孔
40が設けられて、固定ボルト5のボルト係止部52が
前記係止孔40に回転不能に挿通され、固定ボルト5が
ビーム支持具3とカバー材4とを貫通してナットにより
緊締固定され、反射体7が付設されたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩車道境界などに
設置される防護柵のビーム支持構造に関し、特に強固な
固定でかつ景観上も美しい継手部分へのカバー材の固定
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防護柵のビーム継手構造としては
実公平5−2655号公報、あるいは実用新案登録第2
593202号公報等に記載されるように、支承金具を
介し、あるいは偏平すり割り筒状金具を介し防護柵の支
柱と管体( ビーム )とがボルトで固定されたものが開
示されているが、いずれの場合も固定用のボルト頭部が
露出して歩行者に対し危険でかつ景観上も良くないた
め、これらの問題点を解決するため本出願人は特開平9
−228333号公報に示した如く、防護柵の支柱側壁
に取り付けられた取付金具にビームを正面から固定した
うえで、その取付金具にカバーを取り付ける防護柵の支
柱とビームの取付構造を提案した。
【0003】もっとも、防護柵のビーム継手構造に関し
て美感にも配慮されたものとしては特開平7−2590
38号公報において、金属(一般に鋳物製)や合成樹脂
製のブラケットによって締付けボルトの頭部を目立たせ
ることなく固定させるという防護柵用継ぎ手が提案され
ている。
【0004】しかしながら、特開平9−228333号
公報に示すカバーは取付金具に嵌合されて覆われている
ため車両の接触によって外れることもあり得る点が問題
で、また特開平7−259038号公報に示すブラケッ
トは金属(一般に鋳物製)や合成樹脂製のため車両の接
触により破損した場合防護柵の支柱とビームの接続が外
れたり、破片が飛散して二次災害の原因となり得る等の
問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、防護柵のビー
ム支持構造において、景観に配慮したビーム支持具への
カバー材の固定構造を、取り付けが強固で容易に外れる
ことなく、さらには支持機能だけでなく夜間には視認性
向上という付加機能を備えたものとして、ボルト頭部を
露出させない歩行者への安全配慮に加え、車両に対して
も積極的な安全面の配慮がなされた防護柵のビーム支持
構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明防護柵の
ビームの支持構造は、支柱間に長尺の管状体からなるビ
ームが架設されてなる防護柵において、支柱に固定され
てビームを支持するビーム支持具と、その上部から覆せ
られるカバー材と、カバー材の固定と同時にビームを固
定させる固定ボルトとからなり、カバー材またはビーム
支持具のいずれかの上面に固定ボルトのボルト径の寸法
より大なる非円形状の係止孔が設けられるとともに、そ
の係止孔は固定ボルトの首部に設けられた非円形断面の
ボルト係止部に対応した形状となされ、固定ボルトのボ
ルト係止部が前記カバー材またはビーム支持具の係止孔
に回転不能に挿通され、固定ボルトがビーム支持具とカ
バー材とを貫通してナットにより緊締固定される構成と
なされたものである。
【0007】また本発明防護柵のビーム継手固定構造
は、上記カバー材上部よりさらに合成樹脂製化粧カバー
が覆せられ固定ボルトによって固定されるものである。
【0008】そしてまた本発明防護柵のビーム継手固定
構造は、上記のカバー材、あるいは化粧カバーに反射体
が付設されたものである。
【0009】さらにまた本発明防護柵のビーム継手固定
構造は、上記の固定ボルトの頭部に反射体が付設された
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明防護柵
のビーム支持構造について詳述する。図1は、適宜間隔
に立設された複数の支柱1にビーム2を架設して構成さ
れた防護柵を示し、本実施形態の例においては図2に表
す如く2つのタイプのビーム支持具3A,3Bが使用さ
れており、ビーム支持具3Aは互いに隣接するビームの
接続部においてビーム2,2それぞれのビーム端部に挿
入固定される接続金具21を介して接続されたビーム
(本実施形態例では地上高さ600mmを中心として上
下それぞれに150mmの高さ位置に計3段)を支柱1
の側壁に固定するようになされ、ビーム支持具3Bは長
尺のビーム2をその中間部分で支持するとともに支柱1
側壁に固定するようになされたものである。なお、本実
施の形態例において防護柵は、支柱1に114.3mm
φの鋼管製(厚さ4.5mm)、ビームとして48.6
mmφの鋼管製(厚さ2.4mm,または3.2mm)
のものによって構成され、いずれも防蝕性下地処理に耐
候性塗装仕上げがなされ、またビーム支持具としては亜
鉛メッキ処理の鋼板製プレス成形品(厚さ3.2mm)
に耐候性塗装仕上げのものが用いられている。
【0011】なお、本実施の形態例ではビーム支持具3
Aを互いに隣接するビームの接続部において、またビー
ム支持具3Bを長尺ビームの中間部分において支持する
ものとして以下に説明するが、防護柵がこれらいずれか
一種類のみのビーム支持具によって構成されても同様に
本発明は適用されるものである。
【0012】本発明の第一実施形態例を示す図2におい
て、ビーム外形の上下に挟持部33が突設されてビーム
を上下から挟持固定させるビーム支持具3A、またはビ
ームの外形に対応させた支持部34によってビームを下
部から支持するビーム支持具3Bは、それぞれ挟持部3
3,支持部34から一体的に形成された固着部31に開
穿された固定孔32を通し取付ボルト50によって支柱
1に固着され、これらビーム支持具3A,3Bに兼用で
その上部から覆せられるカバー材4が、ビーム支持具3
A,3Bの幅方向両端に左右一対の側端部42,43を
外嵌させて取り付けられており、カバー材4の上面部4
1には固定ボルト5の首部に設けられた非円形断面のボ
ルト係止部52が嵌まり込むように対応して係止孔40
が設けられ、係止孔40に挿通された固定ボルト5がビ
ーム支持具3(およびビーム2,接続金具21)に設け
られた連結孔20,30を貫通してナットにより緊締固
定する構成となされ、固定ボルト5を用いてビーム2を
ビーム支持具3に固定させるのと同時にカバー材4の固
定をさせるものである。なお、カバー材4の材質として
は本実施形態例では亜鉛メッキ処理下地の鋼板(厚さ
1.6mm)によるプレス成形品に耐候性塗装仕上げさ
れたものであるが、その他金属製鋳造品や合成樹脂製イ
ンジェクション成型品等が適用される。
【0013】本実施形態例において、カバー材4の一対
の側端部42,43によって支柱1とビーム2との間に
生じる隙間をカバーして外観の優れた支柱とビームの接
続部が構成されるとともに、図2(b)に表すようにカ
バー材4の係止孔40の周辺に固定ボルト5のボルト頭
部51が納まる凹部44が形成された場合にはボルト頭
部が突出することもなく人が触れた際に引っ掛かったり
せず安全であり、かつ外観上ボルト頭部51がまったく
露出しない優れたものとなる。さらに、カバー材4は固
定ボルト5により強固に固定されているので容易に外れ
ることはなく、またカバー材4の材料が鋼板を用いたプ
レス成形によって製作された場合には、万が一の車両接
触等事故によってもカバー材そのものが破損して割れて
飛散して例えばそれに二輪車等が乗り上げて転倒するな
どの二次災害の原因となるようなことがなく安全であ
る。
【0014】そして、このカバー材4がビーム支持具3
A,3Bの幅方向の両端にまたがる左右一対の側端部4
2,43によって係止孔40を軸芯として回転不可能に
外嵌され、かつカバー材4の上面部41の係止孔40が
固定ボルト5の首部に設けられた非円形断面のボルト係
止部52が嵌まり込むように対応した形状となされて固
定ボルト5が回転不可能に挿通されるため、本発明のビ
ーム支持構造の組み立ての際には固定ボルト5の頭部を
ドライバーやスパナ等工具で押さえることなく下部から
ナットを締め付けるだけで緊締固定されるため、施工性
がきわめて優れている。
【0015】続いて図3〜5によって、本発明の第二実
施形態例について説明する。図3は、本発明の第二実施
形態例の部材構成を示す分解斜視図であり、図4は第二
実施形態例の組立後を表す、(a−1),(a−2)は
ビーム支持具3Aを用いた場合、(b−1),(b−
2)はビーム支持具3Bを用いた場合のそれぞれの正面
図,側面図を表し、図5は図4(a−2)のA−A部の
要部の組立構成を示す断面図である。
【0016】本発明の第二実施形態例は、上述したカバ
ー材4の上部よりさらに合成樹脂製化粧カバー6が覆せ
られ固定ボルト5によって固定されたものであり、上述
したカバー材4の上面からビーム支持具3A,3Bの連
結孔30およびカバー材4の係止孔40と同軸を芯とす
る連結孔60が設けられた化粧カバー6が、前記ビーム
支持具3A,3Bにカバー材4を固定する際に同時に固
定される構成となされたものである。
【0017】また本発明の第二実施形態例では、化粧カ
バー6の左右の両側面に反射体7が付設されてこの防護
柵の夜間の視認性が高められたものである。反射体7
は、化粧カバー6左右側面に形成された凹部61(本例
では溝状)に嵌め込まれる等して用いられ、基板の前面
に空気層を介してポリカーボネートやアクリル等透明プ
ラスチックからなる多数の三角錐状突起を形成したレン
ズ体を配設させて作製されたプリズムタイプの反射体、
あるいは図5中に示したようにベースにABSやゴム製
等の樹脂製基体71を用いて底面に鏡面処理がなされた
再帰反射性を有するガラスビーズ製反射器72が多数個
半埋設されたもの等が、従来の反射テープより反射性
能,耐久性に優れていて好適である。本実施の形態例で
は溝状の凹部61は、反射効果を高めるため図3中に示
したように、防護柵のビーム通り芯方向より5〜15°
ばかり角度をもって到達する車両等の前照灯からの入射
光Xに対向させて配置されている。
【0018】さらに本実施の形態例では、図5に表すよ
うに固定ボルト5のボルト頭部51とボルト係止部52
との間には、ボルト頭部より小径かつボルト係止部の断
面積よりも大なる断面積を有するボルト首下段差部53
が形成されて、ボルト頭部とカバー材4の上面部41と
の隙間部分に化粧カバー6の連結孔周縁部62が入り込
むようにしてこの化粧カバー6が係止されている。ここ
で、ボルト頭部51とカバー材4の上面部41との間に
形成される隙間部の寸法h1 に対し化粧カバー6の連結
孔周縁部62の寸法h2 は同寸法か僅かに小さい寸法と
なされ、固定ボルト5を強力に緊締固定した際の力は図
中の太矢印に示すように鋼板製のカバー材4の係止孔4
0周縁部に伝わって化粧カバー6の連結孔周縁部62に
は及ばず、被着体である化粧カバー6には全く力をかけ
ずに被着体を止着させることができる。したがって、防
護柵の組み立て時や設置後に受ける振動等のストレス
(力)による負荷を樹脂製化粧カバーに与えることなく
防護柵のビーム支持構造が構成され、前記したストレス
(力)の負荷による樹脂製化粧カバーの割れ等の破損を
避けることができる。
【0019】なお、上述した本発明の実施形態の例にお
いてカバー材またはビーム支持具のいずれかの上面に設
けられる非円形状の係止孔、および固定ボルトの首部に
設けられるボルト係止部の非円形断面のそれぞれを四角
形とした例で説明してきたが、形状を限定するものでは
なく係止孔に対しボルト係止部が嵌め込まれた状態で固
定ボルトが回転不能に挿通されるものであればよく、ま
た係止孔と固定ボルトのボルト係止部の断面形は必ずし
も同じ形状のものでなくてもよい。
【0020】以下、さらに続いて本発明のその他の実施
形態例について説明する。図6,7は本発明の第三実施
形態例で、図6に部材構成を示す分解斜視図を、図7に
組立後を表す(a):斜視図、および(b):その取付
固定部分の断面図のそれぞれを示している。また、図8
には本発明の第三実施形態例の化粧カバーの他の実施形
態の例を、図9には前述の図2に示した第一実施形態例
の固定ボルトの他の実施形態の例をそれぞれ示してい
る。
【0021】本発明の第三実施形態例においては、支柱
1に取り付けられるビーム支持具3を介して2本のビー
ム2,2が固定ボルト5,5によって接続されるととも
に、これら固定ボルトにより化粧カバー6も同時に固定
される構成を表している。ここにおいて、化粧カバー6
は前述の本発明の第二実施形態例の場合と同様に、図7
(b)に表す如く固定ボルト5のボルト頭部51とボル
ト係止部52との間にボルト頭部より小径かつボルト係
止部の断面積よりも大なる断面積を有するボルト首下段
差部53が形成され、ボルト頭部51とビーム支持具3
の上面部分との隙間部分に化粧カバー6の連結孔周縁部
62が入り込むように化粧カバー6が係止されている。
また、本発明の第三実施形態例においてビーム支持具3
の上面に開穿された連結孔は非円形の係止孔35となさ
れ、第二実施形態例の場合に詳述したのと同じく、固定
ボルト5を緊締固定した際にその力は化粧カバー6の連
結孔周縁部62に及ぶことなくビーム支持具3の係止孔
35周縁部にかかり、被着体である化粧カバー6が防護
柵の組み立て時や設置後に受ける振動等のストレス
(力)からの負荷を全く受けることなく、ストレス
(力)の負荷による樹脂製化粧カバーの割れ等の破損を
避けることができる。
【0022】なお、本発明の第三実施形態例においては
図7(b)に示す如く固定ボルト5のボルト頭部51と
同様にナット固定部分54についても化粧カバー6の下
側の取付孔63内に収納されて、この化粧カバー6の上
下から固定ボルト5のボルト頭部51やナット固定部分
54が露出しないので、たとえ人が接触しても安全で外
観上も突出がなくて美しい収まりとなっている。
【0023】また、図8は上記本発明第三実施形態の展
開例として、化粧カバー6の一部に反射体下地用の突出
部64が形成されそれに反射体7が付設されたものであ
る。この反射体が付設された化粧カバー6´は、上述し
たように防護柵の組み立て時や設置後に受ける振動等の
ストレス(力)の負荷を全く受けない構成となされ、反
射体そのもののストレス(力)の負荷による割れ等によ
る破損の心配がなく、かつ防護柵に反射体をわざわざ別
途取り付ける手間が要らないため施工性に優れ、外観上
も反射体が防護柵の基本構成部材に組み込みまれて余分
な取付部分等が現れず美観に優れ、機能的には夜間にお
ける視認性が向上して安全である。
【0024】続いてまた、図9は図2に示す第一実施形
態例の固定ボルトの応用例として、固定ボルト5の頭部
に反射体7が付設されたもので、この固定ボルト5の係
止部52はカバー材4に形成された係止孔40に嵌め込
まれて前述した如くボルトの締め付け固定時の作業性が
良いという利点のみならず、反射体7の向きが所定の設
定どおりに固定されて設置固定の角度調整手間が不要で
取り付けに熟練を必要とせずに均質かつ迅速な工事がな
され、ヘッドライト等からの入射光に正確に対向させて
設置がなされ夜間における良好な視認性を確保できる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明防護柵のビ
ーム支持構造は支柱間に長尺の管状体からなるビームが
架設されてなる防護柵において、支柱に固定されてビー
ムを支持するビーム支持具と、その上部から覆せられる
カバー材と、カバー材の固定と同時にビームを固定させ
る固定ボルトとからなり、カバー材またはビーム支持具
のいずれかの上面に固定ボルトのボルト径の寸法より大
なる非円形状の係止孔が設けられるとともに、その係止
孔は固定ボルトの首部に設けられた非円形断面のボルト
係止部に対応した形状となされて、固定ボルトのボルト
係止部がカバー材またはビーム支持具の係止孔に回転不
能に挿通され、固定ボルトがビーム支持具とカバー材と
を貫通してナットによって緊締固定されるもので、固定
用のボルト頭部や固定用のナットが露出することなく歩
行者に対して安全で景観上も優れたものとなり、またカ
バー材の取付けはビームを固定の際に同時になされるた
め、取り付けが強固で容易に外れることのないカバー材
が付設され、万が一の車両等の接触によっても破損して
飛散し二次災害を招くような危険がない。
【0026】また、固定ボルトのボルト係止部が前記カ
バー材またはビーム支持具の係止孔に回転不能に挿通さ
れて組み立て施工がなされ、この固定ボルトにナットに
よる緊締固定の際に固定ボルトが回転することなく、組
み立ての際に固定ボルト5の頭部をドライバーやスパナ
等工具で押さえることなくナットを締め付けるだけで緊
締固定がなされるため、きわめて優れた施工性となる。
【0027】そしてまた、カバー材上部よりさらに合成
樹脂製の化粧カバーが覆せられ固定ボルトによって固定
される場合には、合成樹脂製の特性を生かして形状が自
在にできて機能の付加や多様な仕上げが可能で、かつ部
材自体のコストが低くでき、機能の付加として化粧カバ
ーに反射体が付設された場合にはヘッドライト等からの
入射光の向きに正確に対向して設計するのが容易となっ
て高い反射率が得られるため防護柵の夜間の視認性の向
上がなされる。
【0028】さらにまた、固定ボルトの頭部に反射体が
付設された場合にも本発明防護柵のビーム支持構造にお
いては、固定ボルトを回転させることなく組み立て施工
がなされるため、前述した施工時の高い作業性という利
点のみならず、反射体の向きが所定の設定どおりに固定
されて設置固定の角度調整手間が不要で熟練を必要とせ
ずに均質かつ迅速な工事がなされ、ヘッドライト等から
の入射光に正確に対向させて設置がなされて夜間におけ
る高い反射率の優れた視認性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態を説明するための、防護柵の
正面図,側面図である。
【図2】本発明の第一実施形態例を表す(a):斜視
図,(b):側断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態例を表す部材構成を示す
分解斜視図である。
【図4】本発明の第二実施形態例を表す正面図,側面図
である。
【図5】本発明の第二実施形態例を説明する要部の組立
構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第三実施形態例の分解構成を表す斜視
図である。
【図7】本発明の第三実施形態例の組立構成状態を示す
(a):外観の斜視図,および(b):側断面図であ
る。
【図8】本発明の第三実施形態例に係る他の実施形態例
を示す(a):外観の斜視図,および(b):側断面図
である。
【図9】本発明の第二実施形態例に係る他の実施形態例
を示す(a):外観の斜視図,および(b):側断面図
である。
【符号の説明】
1 支柱 2 ビーム 20 連結孔 21 接続金具 3 ビーム支持具 3A ビーム支持具3A 3B ビーム支持具3B 30 連結孔 31 固着部 32 固定孔 33 挟持部 34 支持部 35 係止孔 4 カバー材 40 係止孔 41 上面部 42 側端部 43 側端部 44 凹部 5 固定ボルト 51 ボルト頭部 52 ボルト係止部 53 ボルト首下段差部 6 化粧カバー 60 連結孔 61 凹部 62 連結孔周縁部 7 反射体 71 基体 72 ガラスビーズ製反射器 X 入射光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱間に長尺の管状体からなるビームが架
    設されてなる防護柵において、支柱に固定されてビーム
    を支持するビーム支持具と、その上部から覆せられるカ
    バー材と、カバー材の固定と同時にビームを固定させる
    固定ボルトとからなり、カバー材またはビーム支持具の
    いずれかの上面に固定ボルトのボルト径の寸法より大な
    る非円形状の係止孔が設けられるとともに、その係止孔
    は固定ボルトの首部に設けられた非円形断面のボルト係
    止部に対応した形状となされ、固定ボルトのボルト係止
    部が前記カバー材またはビーム支持具の係止孔に回転不
    能に挿通され、固定ボルトがビーム支持具とカバー材と
    を貫通してナットにより緊締固定されることを特徴とす
    る防護柵のビーム支持構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカバー材上部よりさらに合
    成樹脂製化粧カバーが覆せられ固定ボルトによって固定
    されることを特徴とする防護柵のビーム支持構造。
  3. 【請求項3】カバー材、あるいは化粧カバーに反射体が
    付設されたことを特徴とする請求項1または2記載の防
    護柵のビーム支持構造。
  4. 【請求項4】固定ボルトの頭部に反射体が付設されたこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の防護
    柵のビーム支持構造。
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JP2007107289A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Jfe Metal Products & Engineering Inc 防護柵のビームパイプ継手構造
JP2016094703A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 積水樹脂株式会社 防護柵

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