JP5608480B2 - 防護柵及び防護柵用の取付金具 - Google Patents

防護柵及び防護柵用の取付金具 Download PDF

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Description

本発明は、防護柵、及びこの防護柵を構成する支柱と棒状のビーム部材とを着脱可能に接続するための取付金具に関する。
歩行者の安全のため、例えば、歩道と車道との境界に防護柵が設けられる。この防護柵は、道路に埋め込まれる等して設置される支柱と、この支柱に交差する方向に延びるビーム部材とを備えたものである。
この防護柵として、例えば、本願出願人による特許文献1に記載の発明がある。これは、横断面形状が円形である支柱とビーム部材(ビームパイプ)とが組み合わされたものである。支柱に対してビーム部材は着脱可能とされている。
ビーム部材を着脱可能とするために、ビーム部材の端部には取付金具(ブラケット)が設けられている。この取付金具は支柱に固定されるものであって、ビーム部材の取り付け角度が調整できるようにされている。よって、支柱に対してビーム部材を直角以外の方向で取り付けることができ、防護柵の設置場所がカーブしていたり傾斜があっても対応できる。
特開平7−286311号公報
ところが、特許文献1に係る防護柵の構造では、横断面形状が円形である支柱の側面に取付金具を固定しないとならないため、両者の位置決めをしにくく、作業性が良くないという問題があった。
そこで本発明は、作業性の良い防護柵、及び防護柵用の取付金具を提供することを課題とする。
本発明に係る防護柵は、支柱と、当該支柱に対して交差する方向に延びる棒状のビーム部材と、これらを着脱可能に接続するための前記ビーム部材とは別体である取付金具とを備えた防護柵において、前記支柱は、長手方向全長に亘って延びる溝部を有する支柱本体を備え、当該溝部の底面が、当該支柱の長手方向に直交する面での曲率一定の、湾曲した凹面であり、前記取付金具は、前記ビーム部材に固定されるビーム部材固定部と、前記支柱に固定される支柱固定部とを備え、前記取付金具は、前記支柱に対し、前記凹面に前記支柱固定部を当接させて固定可能とされたことを特徴とする。
本発明によれば、支柱の凹面に取付金具を当接させることから、支柱に対する取付金具の位置決めを容易にでき、作業性が良い。そして、溝部と共に凹面を形成することができ、支柱の構造を簡素にできる。
そして、本発明に係る防護柵は、前記支柱本体押出し材よりなり、前記支柱本体は、対向して設けられた一対の側方部材と、前記一対の側方部材の各内面をつなぐように設けられた中間部材とからなり、前記中間部材の外面が前記凹面とされたものとされた構成を採用してもよい。
かかる構成によれば、支柱本体を押出し材よりなるものとしたことにより、一体成形が可能である
そして、前記取付金具は、前記ビーム部材を固定するための固定手段を備え、当該固定手段の位置から支柱側及びビーム部材側の各々に向かうにつれ、径寸法が広がるような傾斜面を内面に備える構成を採用してもよい。
そして、本発明に係る防護柵用の取付金具は、長手方向全長に亘って延びる溝部を有する支柱本体を備え、当該溝部の底面が、当該支柱の長手方向に直交する面での曲率一定の、湾曲した凹面である支柱と、当該支柱に対して交差する方向に延びる棒状のビーム部材とを着脱可能に接続するための、前記ビーム部材とは別体に形成された防護柵用の取付金具において、前記ビーム部材に固定されるビーム部材固定部と、前記支柱に固定される支柱固定部とを備え、前記支柱固定部は、前記支柱に対して当接する当接面を有し、前記当接面は、前記当接する支柱の長手方向に直交する面での曲率が一定である、湾曲した凸面であることを特徴とする。
本発明によれば、支柱に対する取付金具の位置決めを容易にでき、作業性が良い。
本発明は、作業性の良い防護柵、及び防護柵用の取付金具を提供することができたものである。
(a)は本発明の一実施形態に係る防護柵の正面図、(b)は平面図、(c)は(a)のA−A矢視図(地面に支柱が埋められている状態を示したもの)である。 同実施形態に係る支柱の上部を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。 (a)は同実施形態に係る支柱本体の横断面図、(b)は同実施形態に係る支柱本体、取付金具、ビーム部材の関係を示す横断面視の概略図である。 同実施形態に係る支柱本体、取付金具、ビーム部材の関係を示す縦断面視の概略図である。 同実施形態に係る取付金具を示す斜視図である。 同実施形態に係る支柱本体に対する取付金具の角度を調整した状態を示す横断面視の概略図である。 同実施形態に係る支柱本体に対する取付金具の角度を調整した状態を示す縦断面視の概略図である。
次に、本発明につき、一実施形態を取り上げて説明を行う。本実施形態の防護柵は、図1(a)〜(c)に示すように、支柱1と、この支柱1に交差する方向に延びる棒状のビーム部材2と、これらを着脱可能に接続するための取付金具3とを備える。なお、本実施形態では、図示のように、支柱1とビーム部材2とは直交する関係にあるが、他の角度で交差する関係にあっても良い。また、図1(a)(c)に破線で示したものは縁石Sである。
本実施形態の支柱1は、支柱本体11とキャップ部12とから構成されている。支柱本体11はアルミ合金等の金属材料の押出し材よりなっている。なお、強度が確保できるのであれば、合成樹脂等の非金属材料を用いても良い。図3(a)に示すように、対向する側方部材111,111と、各側方部材111,111の内面側をつなぐように設けられた中間部材112とからなり、横断面形状が、中間部材112の中央を基準として左右対称である断面「H」形とされている。これにより、支柱本体11には、側方部材111と中間部材112とから形成された、長手方向全長に亘って延びる溝部113を有する。図3(b)及び図4に示すように、この溝部113に一部が入り込むようにして取付金具3が設けられる。なお、支柱本体11の一方側にのみビーム部材2を設ける場合等では、支柱を左右非対称形状としても良い。また、本実施形態の側方部材111と中間部材112の各内部には軽量化及び材料節約のため、図示のように空洞が設けられている。
本実施形態の側方部材111は、外面111aが平面とされている。そして角部には面取り部111bが形成されているが、これに限定されるものではなく、側方部材111の形状は、例えば半円柱状のものに溝部113を形成したものとするなど、種々に変更して実施することができる。この外面111aには、住所表示、広告などを設けることもできる。
また、本実施形態の支柱本体11は、図1(c)に示すように、下部が地面に埋め込まれて固定されるが、そのようにせず、支柱本体11の下端部に地面に置くことのできる脚部を設けることにより、例えばイベント時に設ける仮設の防護柵として、必要に応じて移動できるものとしても良い。また、支柱本体11の長手方向が鉛直方向に一致して配置されることが一般的であるが、鉛直方向に対して傾いて配置されるものであっても良い。
支柱本体11の溝部113は底面が、幅方向の全域にわたって湾曲した凹面とされている。つまり、中間部材112の外側の面が凹んだ形状であって、支柱本体11に直交する面での曲率が一定である。本実施形態では、この凹面の曲率半径が55mmとされているが、これに限定されず、種々の曲率とすることができる。前記のように支柱本体11は押出し材よりなり、溝部113と共に凹面を長手方向全長に亘って形成することができることから、支柱本体11の構造を簡素にできる。
中間部材112には金具取付部112aが設けられている。この金具取付部112aは、本実施形態では、3本のビーム部材2の上下方向間隔に応じた所定間隔で設けられた円形の貫通穴である。この貫通穴112aに締結手段、より具体的には取り付け用ボルト4が貫通することで取付金具3が支柱本体11に固定される。なお、この金具取付部112aの形式は、本実施形態のようにボルトが通される貫通穴に限定されるものではなく、例えば、中間部材112にボルト等の締結手段を埋め込んだものであっても良い。
前記金具取付部112aの他、中間部材112の上端寄りの部分には、図2(a)(b)に示すように、キャップ用貫通穴112bが設けられている。このキャップ用貫通穴112bを用いてキャップ部12を固定することができる。
本実施形態の支柱本体11には、前記に挙げたものの他、目隠し板(図示はしていない)を嵌め込むことのできる目隠し板用溝111cが設けられている。これは、側方部材111の先端寄り内面に、支柱本体11の長手方向に沿って延びるものである。目隠し板は、主に、末端に配置された支柱1、つまり、一方側にのみビーム部材2が設けられた支柱1における溝部113を隠すために用いられる。
ここで、目隠し板には、溝部113を隠す機能だけではなく、反射板や照明装置、あるいは発音装置を取り付けることで、歩行者の安全性を高める機能を付加しても良い。ちなみに、溝部113には、目隠し板を取り付けても空間が確保されるので、この空間に照明装置、発音装置等の電子回路を配置することができ、支柱本体11側への特別な加工の必要性を最小限とできる。また、支柱本体11の側方部材111と同じく、表面に住所表示、広告などを設けることもできる。
キャップ部12は、図2(a)〜(c)に示すように、支柱本体11の上端面に固定される。このキャップ部12は、取付後に支柱本体11の上端に露出する傘部121と、傘部121の下方に突出する突出部122とを有している。突出部122は、支柱本体11の中間部材112を挟むように対向して設けられている。突出部122の内面は、支柱本体11の溝部113と同じ曲率の湾曲面とされている、これにより、対向する突出部122で支柱本体11の中間部材112をずれなく挟み込むことができる。そして、突出部122には貫通穴122aが形成されている。この貫通穴122aは、前記挟み込みの際、支柱本体11における中間部材112のキャップ用貫通穴112bに一致するものであり、ここにボルト等の締結手段を貫通させて支柱本体11にキャップ部12を固定することができる。
キャップ部12の傘部121には、目隠し板用溝123が設けられている。この目隠し板用溝123は、支柱本体11にキャップ部12を固定した際に、支柱本体11の目隠し板用溝111cと一致する位置に設けられるものであり、ここに目隠し板の一部が嵌め込まれる。
キャップ部12の傘部121については種々の形状で形成することができる。例えば、防護柵の設置される地域に似合う形状(その地域を象徴するような形状)とすることができる。また、地図あるいは方向表示を掲示できるようにしても良いし、照明装置、反射板、ミラーなどを設けるようにしても良い。また、傘部121の横断面寸法につき、本実施形態では、図2(a)(c)に示すように支柱本体11と同一寸法とされているが、これに限らず、異なる寸法としても良い。
ビーム部材2は、本実施形態では直線状の丸パイプ材が用いられている。図3及び図4に示すように、両端に固定手段21が設けられている。本実施形態では、この固定手段21として貫通穴が設けられており、ボルト等の締結手段を貫通させることにより取付金具3と一体化される。固定手段21は貫通穴に限らず、取付金具3に嵌合できる突起などの種々の形態とすることができる。なお、貫通穴21を形成する場合、後述のように取付金具3に対してビーム部材2の取付角度を調整できるようにするために、貫通するボルト等の締結手段の直径に対して遊びを持たせた寸法としておくことが望ましい。このビーム部材2は、例えば角パイプ材を用いるなど、種々の断面形状で実施することができる。また、直線状に延びるものに限らず、湾曲したものであっても良い。更には、パイプ状に限らず、板状のものであっても良い。
取付金具3は、ビーム部材2を固定できるものであり、本実施形態では上下分割された二つのパーツから構成されている。具体的には、図5に示すように、ビーム部材2の下半分に当接する本体部31と、ビーム部材2の上半分に当接するカバー部32とからなる。本体部31は、基端側(ビーム部材側)にビーム部材固定部311、先端側(支柱側)に支柱固定部312が設けられたものである。
ビーム部材固定部311は、ビーム部材2の少なくとも下方に位置するものとされ、本実施形態では本体部31の基端側に位置する半円筒状の部分である。このビーム部材固定部311は、ビーム部材2を固定すると共に、ビーム部材2の重量を負担できるものであれば良く、例えば平板状であっても良い。
このビーム部材固定部311には、図4に示すように、ビーム部材2を固定するための固定手段311aが設けられている。固定手段311aの設けられた位置における、ビーム部材固定部311の内面の曲率はビーム部材2の外面の曲率と一致している。本実施形態の固定手段311aは、下側に設けられた貫通穴とされている。この貫通穴311aにビーム部材の貫通穴21を一致させることでボルト等の締結手段を用いて固定できる。本実施形態の貫通穴311aは、支柱本体11に取付金具3を取り付けた際においても、溝部113から露出しているため、ボルト等の締結手段を取り付けることが容易で、作業性が良い。
固定手段311aは、本実施形態のような貫通穴に限定されるものではなく、例えば、ビーム部材2に嵌合できる突起など、種々の手段で実施できる。また、本実施形態の固定手段311aは下側に設けられているが、これに限定されず、側方に設けられていても良い。
カバー部32は、本実施形態では、ビーム部材固定部311に対して嵌まり合うように形成された半円筒状の部材である。このカバー部32はビーム部材固定部311と一体の筒状とされていても良いし、場合によっては省略しても良い。本実施形態のカバー部32には、図4に示すように、ビーム部材2を挟んでビーム部材固定部311の固定手段311aと軸対称となる位置に固定手段32aが設けられている。本実施形態ではねじ筒(内周面にねじを切った筒状体)とされており、本体部31の下方から差し込まれたボルトをナットを用いずに固定することができるものとされているが、ビーム部材固定部311と同様、この固定手段32aは種々の手段で実施できる。
ここでビーム部材固定部311は、固定手段311aの設けられた位置から先端側及び基端側の各々に向かうにつれ、取り付けられるビーム部材2の軸方向中心から離れていくように傾斜した傾斜面311b,311cを備える。つまり、ビーム部材固定部311は半円筒状であるため、基端側傾斜面311bは、基端側に向かうにつれ径寸法が広がるような傾斜面とされており、先端側傾斜面311cは、先端側に向かうにつれ径寸法が広がるような傾斜面とされている。
そして、カバー部32も同様に、固定手段32aの設けられた位置から先端側及び基端側の各々に向かうにつれ、取り付けられるビーム部材2の軸方向中心から離れていくように傾斜した傾斜面32b,32cを備える。つまり、基端側傾斜面32bは、基端側に向かうにつれ、径寸法が広がるような傾斜面とされており、先端側傾斜面32cは、先端側に向かうにつれ、径寸法が広がるような傾斜面とされている。
このようにビーム部材固定部311が傾斜面311b,311cを備えるものとされ、カバー部32が傾斜面32b,32cを備えるものとされたことにより、図7に示すように、前記の各傾斜面にビーム部材2が当接するまでの範囲で、取付金具3に対してビーム部材2の角度を調整して固定することができる。この角度調整は、上下方向(より詳しくは、支柱本体11の長手方向を含む面内での回動方向)に首を振ることを主な目的としてなされるものであるが、水平方向(より詳しくは、支柱本体11の長手方向に直交する面内での回動方向)に首を振ることも可能である。よって、水平方向に関しては、後述する支柱固定部312による調整と共に、このビーム部材固定部311及びカバー部32による調整が可能である。
支柱固定部312は本体部31の先端側に位置するものである。本実施形態では、前記のビーム部材固定部311と一体とされている。この支柱固定部312は、幅方向の全域にわたって支柱本体11に当接するものであり、支柱本体11に直交する面での曲率が一定とされた、湾曲した凸面である当接面312aと、支柱本体11に取付金具3を固定するための締結手段、より具体的には取り付け用ボルト4が貫通する、左右方向に長い支柱固定穴312bとを備えたものである。なお、本実施形態の支柱固定部312では、図5に示すように、支柱固定穴312bの設けられた部分の周囲及び上下位置が凹んだ形状となっており、その部分は当接面312aとはならない。
当接面312aは、前記の曲率が支柱本体11の溝部113の底面(凹面)と同一とされている。なお、この当接面312aは、支柱本体11の長手方向に沿う曲率は一定である。ここで、支柱固定部312の幅寸法よりも、支柱本体11の溝部113の幅寸法(各側方部材111,111の内面間距離)の方が大きくされており、溝部113に取付金具3を差し込むだけで、支柱本体11に対する取付金具3の位置決めを容易にできる。つまり、溝部113が取付金具3を導くガイドとなるため、特許文献1に係る防護柵のような、横断面形状が円形である支柱の側面に取付金具を固定しないとならないものに比べ、作業性が良い。
支柱固定穴312bは、支柱固定部312の中央に形成された横長の貫通長穴である。よって、図6に示すように、支柱本体11の溝部113に支柱固定部312の当接面312aを当接させた上で、支柱本体11の長手方向に直交する面内で回動した状態(支柱1を鉛直方向に立てた場合においては左右方向に振った状態)で支柱本体11に取付金具3を固定可能である。その際、側方部材111の内面111dに取付金具3が当接するまで、支柱本体1に対して取付金具3の水平方向の角度を調整して固定できる。支柱固定穴312bが長穴であることにより、支柱本体11の金具取付部112aを貫通した取り付け用ボルト4に対し、前記の角度調整に伴う水平方向の位置ずれを許容できる。支柱本体11の溝部113の底面(凹面)と取付金具3の当接面312a(凸面)とは全面で当接するため、前記の回動がスムーズになされる。そして、支柱本体11と取付金具3との角度にかかわらず、取り付け用ボルト4により両者の固定が強固になされる。
支柱固定部312は、図4及び図5に示すように、図示上下寸法(支柱本体11の長手方向に沿う寸法)につき、ビーム部材固定部311とカバー部32とが組み合わされた状態の円筒状部分よりも大きく形成されている。そのため、支柱本体11の溝部113の底面(凹面)に対して、図示上下方向について広く当接させることができるため、支柱本体11に対する取付金具3の位置決めを容易にでき、作業性が良い。
次に、本実施形態の防護柵の組み立て要領の一例について記す。まず、例えば歩道と車道の境界などに複数の支柱本体11を設置する。設置の際は、図1(c)に示すように支柱本体11の下部を地面に埋め込む。
そして、支柱本体11に取付金具3の本体部31を取り付け用ボルト4を用いて取り付ける。なお、この段階では仮止め状態としておく。
次に、隣り合う支柱本体11に取り付けられた取付金具3の本体部31にビーム部材2を掛け渡す。この際、必要により、図6に示すように、支柱本体11に対する取付金具3の水平方向の角度を調整する。これにより、支柱本体11に対する取付金具3の本体部31の角度が決まるため、一度ビーム部材2を取り外してから、取付金具3の本体部31を固定する。
次に、前記のように固定された取付金具3の本体部31にビーム部材2を掛け渡し、取付金具3のカバー部32を取り付け、ボルトを下方から差し込んで、取付金具3に対してビーム部材2を固定する。この際、本体部31に設けられた傾斜面311b,311cと、カバー部32に設けられた傾斜面32b,32cとにより、取付金具3に対してビーム部材2を角度調整して固定することができる。ボルトは下方から差し込まれるためにあまり目立たず、防護柵全体の見栄えを良くすることができる。
そして、取付金具3は、一部が支柱本体11の溝部113に入り込むため、取付金具3が従来の防護柵ほどには目立たず、見栄えの良いものとできる。
最後に、支柱本体11の上端にキャップ部12を取り付ける。なお、目隠し板を取り付ける場合は、キャップ部12を取り付ける前に、支柱本体11の目隠し板用溝111cに目隠し板を嵌めて、目隠し板の上端がキャップ部12の目隠し板用溝123に嵌まるようにしてからキャップ部12を取り付ける。
このように、本実施形態の防護柵は、設置場所がカーブしていたり、傾斜していても対応が可能であり、しかも支柱本体11に溝部113が設けられているため、作業性が良く、かつ、取付金具3が比較的目立たずに見栄えの良いものとできる。
1…支柱、11…支柱本体、111…側方部材、112…中間部材、113…溝部、12…キャップ部、2…ビーム部材、21…固定手段、貫通穴、3…取付金具、31…本体部(取付金具)、311…ビーム部材固定部、311a…固定手段、貫通穴、311b…傾斜面、311c…傾斜面、312…支柱固定部、312a…当接面、312b…支柱固定穴、32…カバー部(取付金具)、32a…固定手段、ねじ筒、32b…傾斜面、32c…傾斜面、4…取り付け用ボルト

Claims (4)

  1. 支柱と、当該支柱に対して交差する方向に延びる棒状のビーム部材と、これらを着脱可能に接続するための前記ビーム部材とは別体である取付金具とを備えた防護柵において、
    前記支柱は、長手方向全長に亘って延びる溝部を有する支柱本体を備え、当該溝部の底面が、当該支柱の長手方向に直交する面での曲率一定の、湾曲した凹面であり
    前記取付金具は、前記ビーム部材に固定されるビーム部材固定部と、前記支柱に固定される支柱固定部とを備え、
    前記取付金具は、前記支柱に対し、前記凹面に前記支柱固定部を当接させて固定可能とされたことを特徴とする防護柵。
  2. 前記支柱本体は押出し材よりな
    前記支柱本体は、対向して設けられた一対の側方部材と、前記一対の側方部材の各内面をつなぐように設けられた中間部材とからなり、
    前記中間部材の外面が前記凹面とされたことを特徴とする請求項に記載の防護柵。
  3. 前記取付金具は、前記ビーム部材を固定するための固定手段を備え、当該固定手段の位置から支柱側及びビーム部材側の各々に向かうにつれ、径寸法が広がるような傾斜面を内面に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の防護柵。
  4. 長手方向全長に亘って延びる溝部を有する支柱本体を備え、当該溝部の底面が、当該支柱の長手方向に直交する面での曲率一定の、湾曲した凹面である支柱と、当該支柱に対して交差する方向に延びる棒状のビーム部材とを着脱可能に接続するための、前記ビーム部材とは別体に形成された防護柵用の取付金具において、
    前記ビーム部材に固定されるビーム部材固定部と、前記支柱に固定される支柱固定部とを備え、
    前記支柱固定部は、前記支柱に対して当接する当接面を有し、
    前記当接面は、前記当接する支柱の長手方向に直交する面での曲率が一定である、湾曲した凸面であることを特徴とする防護柵用の取付金具。
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