JP3147283B2 - 柵の手摺受け金具 - Google Patents
柵の手摺受け金具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,柵における丸パイプ
の手摺を支柱の真上で支持する手摺受け金具に関する。
の手摺を支柱の真上で支持する手摺受け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】道路用柵等において,丸パイプの手摺を
支柱の真上を通るように設ける場合,図9,図10に示
すように 円弧状に湾曲した受け面を持つ手摺受け金具
1を用いる場合がある。この種の手摺受け金具1は,例
えば,その下部を支柱2の頂部に固定し,上部の手摺受
け部3に前記の円弧状に湾曲した受け面3aを形成する
とともに,この受け面3aの柵正面から見て左右位置に
ボルト挿通穴をあけ,支柱2の両側の手摺4の端部(つ
なぎ部)をこの手摺受け金具1の中央で突き合わせ,両
手摺4内に嵌合させたインナースリーブ5のねじ穴に手
摺固定ボルト6を螺合させ締め付けて,手摺4を手摺受
け金具1に固定する。
支柱の真上を通るように設ける場合,図9,図10に示
すように 円弧状に湾曲した受け面を持つ手摺受け金具
1を用いる場合がある。この種の手摺受け金具1は,例
えば,その下部を支柱2の頂部に固定し,上部の手摺受
け部3に前記の円弧状に湾曲した受け面3aを形成する
とともに,この受け面3aの柵正面から見て左右位置に
ボルト挿通穴をあけ,支柱2の両側の手摺4の端部(つ
なぎ部)をこの手摺受け金具1の中央で突き合わせ,両
手摺4内に嵌合させたインナースリーブ5のねじ穴に手
摺固定ボルト6を螺合させ締め付けて,手摺4を手摺受
け金具1に固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような手摺受け金
具1の構造は,手摺受け部3の受け面3aの円弧の中心
角θを大きく例えば180°に近い大きさとして受け面
3aを広く取ると,手摺4を安定して支持することがで
きるが,中心角θが大きすぎると,手摺受け部3が目立
って外観が悪くなる。そこで図10のように手摺受け部
3の受け面3aの円弧の中心角θを小さくすると,手摺
受け部3を目立たたなくすることができ,良好な外観を
得ることができるが,当然,受け面3aが狭くなり手摺
4の安定性が損なわれる。
具1の構造は,手摺受け部3の受け面3aの円弧の中心
角θを大きく例えば180°に近い大きさとして受け面
3aを広く取ると,手摺4を安定して支持することがで
きるが,中心角θが大きすぎると,手摺受け部3が目立
って外観が悪くなる。そこで図10のように手摺受け部
3の受け面3aの円弧の中心角θを小さくすると,手摺
受け部3を目立たたなくすることができ,良好な外観を
得ることができるが,当然,受け面3aが狭くなり手摺
4の安定性が損なわれる。
【0004】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,柵における丸パイプの手摺を支柱の真
上で支持する場合に,外観を損なうことなく手摺を安定
して支持することができる柵の手摺受け金具を提供する
ことを目的とする。
なされたもので,柵における丸パイプの手摺を支柱の真
上で支持する場合に,外観を損なうことなく手摺を安定
して支持することができる柵の手摺受け金具を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,柵の支柱の頂部に取り付けられて,支柱の真上を
通る丸パイプの手摺を支持する柵の手摺受け金具であっ
て,支柱の上端に取り付けられる取り付け部と,円弧状
に湾曲した受け面を持ちこの受け面における柵正面から
見て左右位置に手摺固定ボルト用のボルト挿通穴を持つ
手摺受け部とを備え,前記手摺受け部の受け面の柵正面
から見て中央位置に,一端側が手摺の外周に接する湾曲
形状で柵の前面側または背面側に突出するとともに他端
側が前記受け面に形成した溝に嵌合する手摺受け補助部
材を設けたことを特徴とする。
明は,柵の支柱の頂部に取り付けられて,支柱の真上を
通る丸パイプの手摺を支持する柵の手摺受け金具であっ
て,支柱の上端に取り付けられる取り付け部と,円弧状
に湾曲した受け面を持ちこの受け面における柵正面から
見て左右位置に手摺固定ボルト用のボルト挿通穴を持つ
手摺受け部とを備え,前記手摺受け部の受け面の柵正面
から見て中央位置に,一端側が手摺の外周に接する湾曲
形状で柵の前面側または背面側に突出するとともに他端
側が前記受け面に形成した溝に嵌合する手摺受け補助部
材を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2は,上記の手摺受け補助部材を,
柵の前面側および背面側の両方に突出するように設けた
ものである。
柵の前面側および背面側の両方に突出するように設けた
ものである。
【0007】請求項3は,前記手摺受け部の受け面に設
ける溝を,上面から見て受け面の前後方向の中央部分が
広く端縁側が狭い形状としたことを特徴とする。
ける溝を,上面から見て受け面の前後方向の中央部分が
広く端縁側が狭い形状としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成において,丸パイプの手摺を受ける手
摺受け部の受け面の円弧の中心角θを小さくし受け面の
広さを狭くしても,手摺受け補助部材が丸パイプの手摺
のさらに広い範囲を受けるので,手摺を安定して支持す
ることができる。一方,手摺受け部の受け面の円弧の中
心角θが小さいことで,柵を正面から見た時に手摺受け
部が目立たず,外観的に良好である。
摺受け部の受け面の円弧の中心角θを小さくし受け面の
広さを狭くしても,手摺受け補助部材が丸パイプの手摺
のさらに広い範囲を受けるので,手摺を安定して支持す
ることができる。一方,手摺受け部の受け面の円弧の中
心角θが小さいことで,柵を正面から見た時に手摺受け
部が目立たず,外観的に良好である。
【0009】請求項3のように,溝の形状を上面から見
て中央部が広く端縁側が狭い形状とすると,手摺受け補
助部材は丸パイプの手摺の円周方向に移動することがな
いので,手摺受け補助部材を安定して手摺受け部に取り
付けることができる。また,手摺自体が手摺受け補助部
材の上にかぶさることから,ネジを使用せずに手摺受け
補助部材を受け面に取り付けることも可能である。
て中央部が広く端縁側が狭い形状とすると,手摺受け補
助部材は丸パイプの手摺の円周方向に移動することがな
いので,手摺受け補助部材を安定して手摺受け部に取り
付けることができる。また,手摺自体が手摺受け補助部
材の上にかぶさることから,ネジを使用せずに手摺受け
補助部材を受け面に取り付けることも可能である。
【0010】
【実施例】以下,本発明の実施例を図1〜図8を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の手摺受け金具1
1を用いた柵における手摺受け金具近傍の正面図,図2
は図1におけるA−A断面図,図3は図1における手摺
受け金具11の平面図である。この手摺受け金具11
は,道路用防護柵等の柵における丸パイプの支柱12の
頂部に取り付けられて,支柱12の両側の丸パイプの手
摺13の端部(つなぎ部)を支持するものであり,支柱
12の上端に取り付けられる取り付け部14と,この取
り付け部14の上に半円弧状のガイド部材15を介して
ボルト16で固定される手摺支持部17と,この手摺支
持部17の上面に取り付けられる手摺受け補助部材18
とからなっている。前記取り付け部14は丸パイプの支
柱12の上端を塞ぐキャップを兼ねており,支柱12内
に嵌合する円筒部14aの外周に周溝14bを有し,上
面部の中心に前記ボルト16が螺合するねじ穴14cを
備えている。この取り付け部14は鉄またはアルミ等の
鋳造品である。前記ガイド部材15は,柵の前後方向
(図2で左右方向)の中央部が高く前後両側が低い段付
きの半円弧状(図1の正面図で見て半円弧状)をなし,
中央部に前記ボルト16が挿通するボルト挿通穴15a
を備えている。前記手摺支持部17は,図2の断面図に
示すように,上部に中心角θが例えば80°程度と小さ
な円弧状に湾曲した受け面21aを持つ手摺受け部21
を有し,下部に前記半円弧状のガイド部材15に接触す
る円弧状凹面22aを持つ接合部22を有し,中間部が
中空にされた形状で,前記受け面21aの柵正面から見
て中央位置に溝21bを形成している。図示例の溝21
bは,図3に示すように上面から見て受け面21の前後
方向の中央部分が左右に広く前端縁側が狭い形状であ
る。この手摺支持部材17は,鉄またはアルミ等で一体
鋳造されている。前記手摺受け補助部材18は,一端側
が丸パイプの手摺13の外周に接する湾曲形状(すなわ
ち手摺13の外周に合わせた曲率の円弧状)で柵の前面
側(図2で右側)に突出するとともに他端側が前記受け
面21aに形成した溝21bに嵌合しており,ネジ25
で手摺受け部21に固定されている。また,受け面21
aの左右両側(手摺長手方向両側)には,手摺13を固
定する手摺固定ボルト26を挿通するためのボルト挿通
穴21cをあけている。
て説明する。図1は本発明の一実施例の手摺受け金具1
1を用いた柵における手摺受け金具近傍の正面図,図2
は図1におけるA−A断面図,図3は図1における手摺
受け金具11の平面図である。この手摺受け金具11
は,道路用防護柵等の柵における丸パイプの支柱12の
頂部に取り付けられて,支柱12の両側の丸パイプの手
摺13の端部(つなぎ部)を支持するものであり,支柱
12の上端に取り付けられる取り付け部14と,この取
り付け部14の上に半円弧状のガイド部材15を介して
ボルト16で固定される手摺支持部17と,この手摺支
持部17の上面に取り付けられる手摺受け補助部材18
とからなっている。前記取り付け部14は丸パイプの支
柱12の上端を塞ぐキャップを兼ねており,支柱12内
に嵌合する円筒部14aの外周に周溝14bを有し,上
面部の中心に前記ボルト16が螺合するねじ穴14cを
備えている。この取り付け部14は鉄またはアルミ等の
鋳造品である。前記ガイド部材15は,柵の前後方向
(図2で左右方向)の中央部が高く前後両側が低い段付
きの半円弧状(図1の正面図で見て半円弧状)をなし,
中央部に前記ボルト16が挿通するボルト挿通穴15a
を備えている。前記手摺支持部17は,図2の断面図に
示すように,上部に中心角θが例えば80°程度と小さ
な円弧状に湾曲した受け面21aを持つ手摺受け部21
を有し,下部に前記半円弧状のガイド部材15に接触す
る円弧状凹面22aを持つ接合部22を有し,中間部が
中空にされた形状で,前記受け面21aの柵正面から見
て中央位置に溝21bを形成している。図示例の溝21
bは,図3に示すように上面から見て受け面21の前後
方向の中央部分が左右に広く前端縁側が狭い形状であ
る。この手摺支持部材17は,鉄またはアルミ等で一体
鋳造されている。前記手摺受け補助部材18は,一端側
が丸パイプの手摺13の外周に接する湾曲形状(すなわ
ち手摺13の外周に合わせた曲率の円弧状)で柵の前面
側(図2で右側)に突出するとともに他端側が前記受け
面21aに形成した溝21bに嵌合しており,ネジ25
で手摺受け部21に固定されている。また,受け面21
aの左右両側(手摺長手方向両側)には,手摺13を固
定する手摺固定ボルト26を挿通するためのボルト挿通
穴21cをあけている。
【0011】前記手摺受け金具11を用いて,手摺13
を支柱12上の頂部に取り付ける場合,取り付け部14
の円筒部14aを支柱12の上端開口に嵌入し,支柱1
2にあけたねじ穴12aに螺合させた止めネジ27を周
溝14b内に強くねじ込んで取り付け部14を支柱12
に固定する。次いで,ねじ穴28aを設けたインナース
リーブ28の外周に支柱12の両側の手摺13の端部を
それぞれ被せて手摺受け部21の受け面21aに乗せ,
手摺固定ボルト26を手摺受け部21のボルト挿通穴
(長穴)21c,手摺13にあけたボルト挿通穴(長
穴)13aに通し,インナースリーブ28のねじ穴28
aに螺合させ締め付けて,手摺13を手摺受け部21に
固定する。なお,当該柵を設置する道路が傾斜している
場合は,手摺支持部17を固定するボルト16をやや緩
めた状態で上述の作業を行うと,手摺13を手摺支持部
17に取り付ける際に,手摺支持部17が図1において
矢印のように自在に回動できるので,手摺13を道路の
傾きに合わせた任意の角度で取り付けることができる。
この場合,手摺13を手摺支持部17に取り付けた後,
ボルト16を締め付けて,手摺支持部17を取り付け部
14に固定する。
を支柱12上の頂部に取り付ける場合,取り付け部14
の円筒部14aを支柱12の上端開口に嵌入し,支柱1
2にあけたねじ穴12aに螺合させた止めネジ27を周
溝14b内に強くねじ込んで取り付け部14を支柱12
に固定する。次いで,ねじ穴28aを設けたインナース
リーブ28の外周に支柱12の両側の手摺13の端部を
それぞれ被せて手摺受け部21の受け面21aに乗せ,
手摺固定ボルト26を手摺受け部21のボルト挿通穴
(長穴)21c,手摺13にあけたボルト挿通穴(長
穴)13aに通し,インナースリーブ28のねじ穴28
aに螺合させ締め付けて,手摺13を手摺受け部21に
固定する。なお,当該柵を設置する道路が傾斜している
場合は,手摺支持部17を固定するボルト16をやや緩
めた状態で上述の作業を行うと,手摺13を手摺支持部
17に取り付ける際に,手摺支持部17が図1において
矢印のように自在に回動できるので,手摺13を道路の
傾きに合わせた任意の角度で取り付けることができる。
この場合,手摺13を手摺支持部17に取り付けた後,
ボルト16を締め付けて,手摺支持部17を取り付け部
14に固定する。
【0012】図4〜図6に手摺受け補助部材についての
他の実施例を示す。この実施例の手摺受け補助部材18
Aは,手摺13の外周に接する湾曲形状の部分31aと
これと一体で手摺受け部21の前面に接する垂直な部分
31bとからなる本体部31と,この本体部31の前記
垂直な部分31bの前面にねじまたは接着等で取り付け
られるプレート片32とからなる構造である。上記手摺
受け補助部材18Aの構造によれば,手摺13を安定し
て支持する効果を有すると同時に,プレート片32を任
意に取り変えることができるので,外観的な変化を与え
たい場合に,種々のデザインを施したプレート片32を
用意することで,容易に対応できる。
他の実施例を示す。この実施例の手摺受け補助部材18
Aは,手摺13の外周に接する湾曲形状の部分31aと
これと一体で手摺受け部21の前面に接する垂直な部分
31bとからなる本体部31と,この本体部31の前記
垂直な部分31bの前面にねじまたは接着等で取り付け
られるプレート片32とからなる構造である。上記手摺
受け補助部材18Aの構造によれば,手摺13を安定し
て支持する効果を有すると同時に,プレート片32を任
意に取り変えることができるので,外観的な変化を与え
たい場合に,種々のデザインを施したプレート片32を
用意することで,容易に対応できる。
【0013】図7,図8に請求項2の発明の一実施例を
示す。この実施例は手摺受け補助部材を変形させたもの
であり,手摺受け補助部材18Bは柵の前面側および背
面側の両方に突出する形状を持つ。そして,手摺受け補
助部材18Bを嵌合させる溝21b’は,上面から見て
受け面21aの前後方向の中央部分が広く,前面側端縁
および後面側端縁の両方が狭い形状である。
示す。この実施例は手摺受け補助部材を変形させたもの
であり,手摺受け補助部材18Bは柵の前面側および背
面側の両方に突出する形状を持つ。そして,手摺受け補
助部材18Bを嵌合させる溝21b’は,上面から見て
受け面21aの前後方向の中央部分が広く,前面側端縁
および後面側端縁の両方が狭い形状である。
【0014】なお,実施例では取り付け部14とガイド
部材15と手摺支持部17とを別部材としたが,一体物
としてもよい。また,取り付け部および手摺支持部の形
状は,実施例のものに限らず種々変形可能である。ま
た,支柱は丸パイプに限らず角パイプでもよいし,さら
にパイプでなくてもよい。
部材15と手摺支持部17とを別部材としたが,一体物
としてもよい。また,取り付け部および手摺支持部の形
状は,実施例のものに限らず種々変形可能である。ま
た,支柱は丸パイプに限らず角パイプでもよいし,さら
にパイプでなくてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば,手摺受け金具の手摺受
け部の受け面の柵正面から見て中央位置に,一端側が手
摺の外周に接する湾曲形状で柵の前面側または背面側に
突出するとともに他端側が前記受け面に形成した溝に嵌
合する手摺受け補助部材を設けているので,丸パイプの
手摺を受ける手摺受け部の円弧状の受け面の円弧の中心
角θを小さくしても,手摺受け補助部材が手摺のさらに
広い範囲を受けるので,手摺を安定して支持することが
でき,かつ,手摺受け部の受け面の円弧の中心角θが小
さいことで,柵を正面から見た時に目立たず,良好な外
観を得ることができる。また,この手摺受け補助部材は
手摺受け部と一体物でなく別部材なので,手摺受け部の
外形が複雑になることはなく,通常は鋳造により製造す
る手摺受け部の製造を困難にすることはない。また,手
摺受け補助部材は受け面に形成した溝に嵌合させる形で
受け面に取り付ける構造なので,手摺受け部の外形を複
雑にすることはなく手摺受け補助部材を取り付けること
ができる。さらに,受け面の溝への嵌合部の形状が共通
で突出部が異なる種々の手摺受け補助部材を使用するこ
とができ,種々の趣向を凝らした外観の手摺受け補助部
材を使用することができ,外観性の向上を図ることが容
易である。
け部の受け面の柵正面から見て中央位置に,一端側が手
摺の外周に接する湾曲形状で柵の前面側または背面側に
突出するとともに他端側が前記受け面に形成した溝に嵌
合する手摺受け補助部材を設けているので,丸パイプの
手摺を受ける手摺受け部の円弧状の受け面の円弧の中心
角θを小さくしても,手摺受け補助部材が手摺のさらに
広い範囲を受けるので,手摺を安定して支持することが
でき,かつ,手摺受け部の受け面の円弧の中心角θが小
さいことで,柵を正面から見た時に目立たず,良好な外
観を得ることができる。また,この手摺受け補助部材は
手摺受け部と一体物でなく別部材なので,手摺受け部の
外形が複雑になることはなく,通常は鋳造により製造す
る手摺受け部の製造を困難にすることはない。また,手
摺受け補助部材は受け面に形成した溝に嵌合させる形で
受け面に取り付ける構造なので,手摺受け部の外形を複
雑にすることはなく手摺受け補助部材を取り付けること
ができる。さらに,受け面の溝への嵌合部の形状が共通
で突出部が異なる種々の手摺受け補助部材を使用するこ
とができ,種々の趣向を凝らした外観の手摺受け補助部
材を使用することができ,外観性の向上を図ることが容
易である。
【0016】請求項3によれば,手摺受け補助部材が丸
パイプの手摺の円周方向に移動することがないので,手
摺受け補助部材を安定して手摺受け部に取り付けること
ができ,また,ネジを使用せずに手摺受け補助部材を受
け面に取り付けることも可能になり,構造が簡略化され
る。
パイプの手摺の円周方向に移動することがないので,手
摺受け補助部材を安定して手摺受け部に取り付けること
ができ,また,ネジを使用せずに手摺受け補助部材を受
け面に取り付けることも可能になり,構造が簡略化され
る。
【図1】本発明の一実施例の手摺受け金具を用いた柵に
おける手摺受け金具近傍の正面図である。
おける手摺受け金具近傍の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1における手摺受け金具の平面図である。
【図4】本発明の他の実施例の手摺受け金具の要部正面
図である。
図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図4の平面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の手摺受け金具の断
面図である。
面図である。
【図8】図7の手摺受け金具の平面図である。
【図9】従来の手摺受け金具を用いた柵における手摺受
け金具近傍の正面図である。
け金具近傍の正面図である。
【図10】図9の手摺受け金具のC−C断面図である。
11 手摺受け金具 12 支柱 13 手摺 14 取り付け部 15 ガイド部材 17 手摺支持部 18,18A,18B 手摺受け補助部材 21 手摺受け部 21a 受け面 21b,21’b 溝 21c ボルト挿通穴 25 ねじ 26 手摺固定ボルト 28 インナースリーブ
Claims (3)
- 【請求項1】 柵の支柱の頂部に取り付けられて,支柱
の真上を通る丸パイプの手摺を支持する柵の手摺受け金
具であって,支柱の上端に取り付けられる取り付け部
と,円弧状に湾曲した受け面を持ちこの受け面における
柵正面から見て左右位置に手摺固定ボルト用のボルト挿
通穴を持つ手摺受け部とを備え,前記手摺受け部の受け
面の柵正面から見て中央位置に,一端側が手摺の外周に
接する湾曲形状で柵の前面側または背面側に突出すると
ともに他端側が前記受け面に形成した溝に嵌合する手摺
受け補助部材を設けたことを特徴とする柵の手摺受け金
具。 - 【請求項2】 柵の支柱の頂部に取り付けられて,支柱
の真上を通る丸パイプの手摺を支持する柵の手摺受け金
具であって,支柱の上端に取り付けられる取り付け部
と,円弧状に湾曲した受け面を持ちこの受け面における
柵正面から見て左右位置に手摺固定ボルト用のボルト挿
通穴を持つ手摺受け部とを備え,前記手摺受け部の受け
面の柵正面から見て中央位置に,前後両端部が手摺の外
周に接する湾曲形状で柵の前面側および背面側に突出す
るとともに中央部が前記受け面に形成した溝に嵌合する
手摺受け補助部材を設けたことを特徴とする柵の手摺受
け金具。 - 【請求項3】 前記手摺受け部の受け面に設ける溝を,
上面から見て受け面の前後方向の中央部分が広く端縁側
が狭い形状としたことを特徴とする請求項1または2記
載の柵の手摺受け金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10903095A JP3147283B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 柵の手摺受け金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10903095A JP3147283B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 柵の手摺受け金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284486A JPH08284486A (ja) | 1996-10-29 |
JP3147283B2 true JP3147283B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=14499835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10903095A Expired - Fee Related JP3147283B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 柵の手摺受け金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3147283B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP10903095A patent/JP3147283B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284486A (ja) | 1996-10-29 |
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