JP2007107171A - 浸透抑制方法およびそれを用いた印刷用塗工原紙並びに印刷用塗工紙 - Google Patents

浸透抑制方法およびそれを用いた印刷用塗工原紙並びに印刷用塗工紙 Download PDF

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Abstract


【課題】 低密度嵩高紙表面に効率良く親水性塗料の浸透を抑制するための安価かつ製造工程が簡略な方法、更にそれにより印刷用の軽量嵩高な塗工原紙及びその塗工紙を提供する。
【解決手段】 パルプを主原料とし、密度が0.30〜1.00g/cm3であり、多価金属イオン塩を含有する紙に水溶性有機高分子を塗布することで、親水性塗料を塗工するに際し、該紙表面に予め有機高分子ゲルの乾燥皮膜層を形成させた後、親水性塗料を塗工することによる、塗工原紙への親水性塗料の浸透抑制方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、パルプを主原料とする紙に、親水性塗料を塗工するに当たり、紙内部へ塗料が浸透するのを抑制し、塗料を支持体に塗工層として効率よく形成することができる、浸透抑制剤とその使用法に関し、より詳しくは、多孔性の軽量嵩高な紙に適用して有利な効果を得る浸透抑制方法に関するものである。ここで、浸透抑制剤とは、有機高分子ゲルの乾燥皮膜層を形成するための化合物をいう。
近年、印刷用紙においても輸送及び郵送コストの削減などのため軽量化に対する要求が非常に高くなってきている。しかし、単純に軽量化すなわち印刷用紙の坪量を下げると紙の厚さが低下し、冊子のボリューム感が損なわれるため好ましくない。求められている軽量化とは紙重量を低下させる一方で紙厚は低下させないこと、より好ましくは紙厚を増加させ嵩高化すること、即ち軽量嵩高化を意味している。一方、印刷物のビジュアル化やカラー化が進み、非塗工印刷用紙に比較し、紙表面に平滑な塗工層をインキ受理層とする印刷用塗工紙の需要も年々増加している。炭酸カルシウムやカオリンなどの無機顔料を主成分とする塗工層は、パルプを主原料とする塗工原紙に比較して比重が重く、塗工紙の軽量のためには塗工量を出来るだけ少なくする必要がある。また、嵩高化のためには、塗工原紙を嵩高化することが考えられる。しかし、原紙を嵩高化すると低密度となり細孔が多くなるので、塗工時に、塗料の原紙内部への浸透性が上がり、低塗工量で均一に原紙表面を被覆することが難しくなる。そこで、原紙の細孔量を減らすために塗工前に原紙をカレンダー処理すれば、紙厚が低下するため嵩高低密度紙は得られない。このように、塗工紙の軽量嵩高化のために、軽量嵩高な原紙を用いても、比重の高い無機顔料を主成分とする塗料を単に塗布しただけでは塗料の浸透のため塗布量が多くなって軽量嵩高化を実現することは難しい。
原紙内部への塗料の浸透を抑制する方法としては、原紙と、塗料の溶媒である水との濡れ性を下げるために原紙にサイズ処理を施す方法が考えられる。しかし、細孔量の多い低密度原紙にこのような処理を施してもその効果は小さいものであった。また、塗工用でんぷん、ポリビニルアルコール(PVA)などの水溶性高分子を主成分とする表面処理剤を紙表面に塗工し、紙表面に塗膜を形成させ、その後に塗工される塗料の浸透を抑制する方法も考えられるが、軽量嵩高原紙ではその表面塗工剤も紙層に浸透してしまうため、紙表面に有効な浸透抑制塗膜を形成させることが難しかった。また、剥離紙用基材にシリコーン等の離型剤の浸透を抑制するため、膨潤性雲母類と結着剤を含有する水溶液を塗布する方法が開示されている(特許文献1参照)。しかしながら、炭酸カルシウムやカオリンといった顔料および結着剤を水で高濃度分散した、親水性である印刷用塗料と異なり、剥離紙用塗料はトルエンとシリコーンが主体であるため疎水性であり、塗料物性が著しく異なる。本発明者らは、特定量の膨潤性雲母類を印刷用軽量嵩高原紙表面に塗布することで、親水性塗料の浸透を効果的に抑制できることを見出した(特許文献2参照)が、膨潤性雲母類が非常に高価であるため、汎用印刷用紙の製造には利用できないという欠点があった。従って、比較的安価な材料を用いることで、印刷用軽量嵩高原紙表面に親水性塗料の浸透を効果的に抑制し、塗工層の塗膜を効率良く形成させることは非常に困難であった。また、水溶性カチオン性アルミニウム化合物及び水溶性高分子化合物からなる水性液を支持体上に設けた後、顔料と接着剤を含有する塗工層を設ける顔料塗被紙が記載されている(特許文献3参照)。しかしながら、この方法では両化合物の混合液を原紙に塗布するため、塗料中の水性高分子化合物はアルミニウム化合物により微小なゲル状物質となっており、このようなゲル化した高分子化合物は薄膜形成能に乏しいため、嵩高原紙表面に多数存在する空隙を埋め尽くすのが難しく、浸透抑制効果は不十分である。
特開平6−200500号公報 特開2005−89871号 特開平9−273097号公報
以上のような状況に鑑み、本発明の課題は、低密度嵩高紙表面に効率良く親水性塗料の浸透を抑制するための安価な方法、更にそれにより印刷用の軽量嵩高な塗工原紙及びその塗工紙を提供するものである。
本発明者等は、低密度嵩高紙への塗料の浸透抑制方法について鋭意検討を重ねた結果、特にアルミニウム等の多価金属イオン塩を含有させた原紙表面に水溶性有機高分子を塗布し、ゲル化した水溶性高分子の乾燥皮膜層を形成させることで、上記課題を解決できることを見い出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
多価金属イオンでゲル化させた水溶性高分子乾燥皮膜を軽量嵩高原紙表面に形成したとき、上記課題が解決される理由は明らかではないが、多価金属イオンにより水溶性高分子の分子内および分子間で橋架けが起こり、水不溶性で不定形のミクロおよびマクロゲルが原紙表層部で瞬時に析出する結果、疎水性および耐水性が非常に高いゲル由来の乾燥皮膜が原紙表面にのみ形成される。そのため、後に塗工される無機顔料を主成分とした塗料の紙内部への浸透を抑制することが可能になったと推定される。
本発明の浸透抑制方法によれば、現行の抄紙機、塗工機を利用して、嵩高な紙のような親水性かつ多孔性表層部を有する支持体の内部への親水性塗料の浸透を抑制することができ、少ない塗布量で有効な塗工層が得られ、低密度軽量で、嵩高塗工紙を効率良く製造することができる。
本発明においては、パルプを主原料とする紙の密度は0.30〜1.00g/cm3であり、好ましくは0.35〜0.55g/cm3である。密度が0.30 g/cm3未満になると、ゲル乾燥皮膜量が著しく多くなるため、軽量嵩高化が達成できないばかりでなく、製造コストアップに繋がる。そのうえ、著しい紙力低下を伴うため、塗工時に断紙する頻度が高くなり安定操業できない。また、密度が1.00 g/cm3を超えた紙にゲル乾燥皮膜層を形成させると必要以上に原紙表面が被覆されるため、極端に透気抵抗度が高くなり、オフセット印刷時のブリスター耐性の悪化し、印刷用塗工紙としての用途が限定される。
本発明に使用される紙としては、各種パルプから製造される。原料パルプには、化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプ等を単独または任意の割合で混合して使用することができる。また、必要に応じて填料、紙力増強剤、サイズ剤、歩留り向上剤等の製紙用補助薬品を加えてもよい。本発明において、紙に多価金属イオン塩を含有させる場合、効率よく生産し、より少ない塗布量で品質を良好なものするためには、抄紙工程以前の紙料に内添する方法が好ましい。抄紙工程以前であれば特に限定されるものではない。紙に内添する時の添加量としては、パルプ重量に対して0.1〜5.0重量%が好ましい。本発明の多価金属イオン塩含有紙の抄造に用いる抄紙機は公知の装置であればよく、長網抄紙機、オントップツインワイヤー抄紙機、ギャップフォーマーなどが用いられる。
本発明で使用されるゲル合成方法としては、公知のゲル作製法を利用できる。例えば、熱、光、放射線、プラズマを利用した共有結合によるゲル形成法、水素結合、静電的結合、疎水結合、多価金属イオンで高分子間を橋架けすることによるゲル形成法がある。一般に、分子間結合によるゲル化の方が、作製が容易かつ安価である。また、本発明で使用されるゲルは天然あるいは合成由来の水溶性高分子物質を用いて人工的に作製される。費用対効果を考慮すると、多価金属イオンによる澱粉やPVA誘導体のゲル化が最も工業的利用価値が高いといえる。従って、本発明では、特に多価金属イオンによる水溶性高分子のゲル化について説明する。
本発明で使用される多価金属イオンとしては、安価で、水溶性高分子のゲル化能を有し、乾燥後に形成されるゲル皮膜が無色であれば、特に限定はない。これら条件を満たす多価金属イオンとして、アルミニウムイオン、ホウ酸イオン、カルシウムイオン等を挙げることができる。環境に優しく、水溶性高分子の凝集能から判断すると、アルミニウムイオンが最適である。無機高分子系のアルミニウム塩としては、ポリ塩化アルミニウム、ポリ硫酸アルミニウム、無機低分子系アルミニウム塩としては、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アンモニウムミョウバン、カリウムミョウバン、水酸化アルミニウム、アルミン酸ナトリウム等を挙げることができる。対パルプ添加量としては、0.1〜5.0重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜2.5重量%である。これら薬剤は水処理の凝集剤やその補助剤として既に使用されている。なかでも安価であり、紙パルプ製造工程における歩留まり向上剤としての使用実績を考慮すると、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウムの使用が好ましい。また、多価金属イオン塩を原紙に含有する方法として、多価金属イオン塩を原紙に内添するのではなく、抄紙した紙表面に、多価金属イオン塩を塗布・乾燥した原紙を使用することも可能である。 本発明で使用される水溶性高分子として、多価金属イオンでゲル化する合成あるいは天然由来の水溶性高分子であれば特に限定はなく、1種または2種以上併用することができる。本発明の所望の効果を損なわない範囲であれば、カチオン性あるいは両性の水溶性高分子の使用も可能である。例えば、アルミニウムイオンでゲル化させる場合、リン酸基やカルボキシル基等から選択される1つ以上のアニオン性基をポリビニルアルコール、デンプン、セルロースに代表される水溶性高分子に導入すれば良く、導入したアニオン性基含量が多いほど、分子量が大きいほど、さらには濃度が高いほど、ゲル化し易くなる。好ましいアニオン性基含量は、置換度で0.02〜0.10である。また、キレート反応による高分子間の橋架けだけでなく、分子間水素結合や静電的結合を併用したゲル合成法を採用することで、浸透抑制効果の大幅な向上が期待できる。
ゲル乾燥皮膜を形成するための水溶性高分子の塗布量としては、原紙片面あたり乾燥重量として0.5〜4.0g/mが好ましく、より好ましくは、1.0〜4.0g/m、更に好ましくは1.0〜2.0g/mである。0.5g/mより少ないと塗料浸透抑制効果が小さく、4.0g/mより多いと両面では8g/mになり軽量化に適さない。
水溶性高分子の塗工方法としては公知の方法より適宜選択して行うことが出来るが、特にポンド式サイズプレス、ゲートロールコーター、スプレーコーター、ブレードコーター、シムサイザー等が好ましい。
本発明においては、多価金属イオン塩含有紙に水溶性高分子を塗布しゲル化させた後に乾燥させることにより、有機高分子ゲルの乾燥皮膜層を形成する。乾燥させる方法としては、蒸気加熱ヒーター、ガスヒーター、赤外線ヒーター、電気ヒーター、熱風加熱ヒーター、マイクロウェーブ、シリンダードライヤー等の通常の方法が用いられる。
本発明においては、紙に多価金属イオンと水溶性高分子から成るゲル化した乾燥皮膜層を有する原紙に、顔料や接着剤を含有する親水性塗料を設ける。親水性塗料に使用する顔料及び接着剤としては、通常の塗工紙用に用いられるものを使用することができ、顔料としては、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、二酸化チタンなどの無機顔料、プラスチックピグメントなどの有機顔料を使用することができる。また接着剤としては、塗工紙用に従来から用いられている、スチレン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、ブタジエン・メチルメタクリレート系、酢酸ビニル・ブチルアクリレート系等の各種共重合体ラテックス、酸化澱粉、陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉などのエーテル化澱粉、デキストリンなどの澱粉類などが使用できる。これらの接着剤は顔料100重量部当たり5〜50重量部、より好ましくは10〜30重量部程度の範囲で使用される。必要に応じて分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤等の通常使用される各種助剤を使用する。
親水性塗料の塗工方法としては、ブレードコーター、ゲートロールコーターなどの公知の方法を使用することができ、乾燥方法としては、蒸気加熱ヒーター、熱風加熱ヒーター、赤外線ヒーター、ガスヒーター、シリンダードライヤー等の通常の方法が用いられる。また、必要に応じて、スーパーカレンダー、ソフトカレンダーなどの平滑化処理を行う。本発明の効果をより発揮させるためには、塗工紙の密度は、1.00g/cm3以下が好ましく、より好ましくは0.40〜0.80g/cm3である。
以下、本発明の実施の形態を実施例により説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。尚、配合量を示す「部」および「%」はすべて「固形分重量部」および「固形分重量%」を示す。
[実施例1]
浸透抑制剤として、ポリ塩化アルミニウム(PAC、大明化学工業社製のタイパック6010、塩基度63%)とリン酸化デンプン(日本食品化工社製のスプレット#250、結合リン0.7〜0.8%)を用いた。密度0.41g/cm3でポリ塩化アルミニウムを1.0重量%内添した中質紙(坪量54g/m2)に濃度5%リン酸化デンプンをブレード式のラボ用塗工機(速度5m/min)にて1.0g/m2塗布して乾燥することで、有機高分子ゲルの乾燥皮膜層を形成した塗工原紙を得た。この塗工原紙に炭酸カルシウム(FMT97、ファイマテック株式会社製)50部と微粒カオリン(アマゾンプラス、カデム株式会社製)50部を配合し、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ0.2部を添加して分散し、接着剤として顔料100部に対してラテックス11部、デンプン3.5部にて塗料濃度65%で塗料を調整し、この塗料を上記の塗工原紙の片面にブレード式のラボ塗工機(速度5m/min)にて塗工・乾燥した。その際の塗工量は10.1g/m2であった。さらに、テストスーパーカレンダーにて線圧50kg/cm、2ニップ処理することにより印刷用塗工紙を得た。
[実施例2]
ポリ塩化アルミニウムの内添率を0.5重量%、リン酸化デンプンの塗布量を0.5g/m2とした以外は実施例1と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.5g/m2であった。
[実施例3]
ポリ塩化アルミニウムの内添率を2.5重量%、リン酸化デンプンの塗布量を2.0g/m2とした以外は実施例1と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.5g/m2であった。
[実施例4]
ポリ塩化アルミニウムの代わりに硫酸アルミニウム(AS)を用いた以外は実施例1と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.4g/m2であった。
[実施例5]
濃度5%のリン酸化デンプンの代わりに濃度5%のPVA(日本酢ビ・ポバール社製のPx-CVR)を用いた以外は実施例1と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.3g/m2であった。
[比較例1]
ポリ塩化アルミニウムを内添していないこと以外は実施例1と同じ中質紙に、リン酸化デンプンを塗布せずに、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.8g/m2であった。
[比較例2]
実施例1と同じポリ塩化アルミニウム内添中質紙にリン酸化デンプンを塗布せずに、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.8g/m2であった。
[比較例3]
ポリ塩化アルミニウムを内添していないこと以外は実施例1と同じ中質紙に、リン酸化デンプンを実施例1と同様に塗布した後、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.8g/m2であった。
[比較例4]
ポリ塩化アルミニウムを内添していないこと以外は実施例1と同様の中質紙に、PVAを実施例5と同様に塗布した後、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.6g/m2であった。
[比較例5]
実施例4と同じ硫酸アルミニウム内添中質紙に、リン酸化デンプンを塗布せずに、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.5g/m2であった。
[比較例6]
ポリ塩化アルミニウムの内添率を6.0重量%にした以外は実施例1と同じ中質紙に、実施例1と同様にリン酸化デンプンを塗布した後、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.8g/m2であった。
[比較例7]
ポリ塩化アルミニウムの内添率を0.2重量%にしたこと以外は実施例1と同じ中質紙に、実施例1と同様にリン酸化デンプンを塗布した後、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.6g/m2であった。
[比較例8]
実施例1と同じポリ塩化アルミニウム内添中質紙に、リン酸化デンプンを実施例1と同様の方法で0.2 g/m2塗布し、顔料含有塗料の塗工を実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。顔料含有塗料の塗工量は10.5g/m2であった。

これらの実施例、比較例で得た塗工原紙および印刷用塗工紙の評価は、顔料含有塗料の塗工量、密度および紙質試験として光沢度と平滑度で行った。

それぞれの測定方法は下記の通りであり、結果は表1にまとめた。
<密度> JIS P8118の方法により測定した。
<光沢度> JIS P8142の方法により測定した。
<平滑度> Japan Tappi紙パルプ試験法No.5-2王研法により測定した。
Figure 2007107171
表において、実施例と比較例を比較すると、実施例1〜5のように、本発明の有機高分子ゲルの乾燥皮膜を浸透抑制剤として原紙表面に形成させると、多価金属イオン塩を内添せず、水溶性有機高分子を塗工しない場合(比較例1)や多価金属イオン塩内添し、水溶性有機高分子を塗工しない場合(比較例2、5)、多価金属イオン塩を内添してない原紙に水溶性有機高分子を塗工した場合(比較例3、4)に比べ、光沢度、平滑度が向上していることが明らかである。これは、顔料含有塗料の塗工量が同等で且つカレンダー条件が同一条件であり、実施例は浸透抑制されているために、比較例に比べ紙質の向上に寄与する有効塗工層が多くなっているためであると思われる。また、比較例6〜8では、原紙表面に浸透抑制するための有機高分子ゲルの乾燥皮膜を形成できるが、比較例6では、水溶性有機高分子に対し多価金属イオンが過剰であるため、塗料中の有機高分子とゲル化してしまうために、比較例7、8ではゲル乾燥皮膜の量が不十分で浸透抑制がされないために、実施例に比べ紙質が向上していないものと考えられる。
[実施例6]
浸透抑制剤として、濃度5%のポリ塩化アルミニウム(PAC、大明化学工業社製のタイパック6010、塩基度63%)と濃度5%のリン酸化デンプン(日本食品化工社製のスプレット#250、結合リン0.7〜0.8%)を用いた。塗工はブレード式のラボ用塗工機(速度5 m/分)を使用した。密度0.41g/cm3、透気抵抗度は8秒の中質紙(坪量53.8g/m2)の片面にPAC 2.0 g/m2 を塗布した後、乾燥した。このPAC 塗布原紙にリン酸化澱粉を1.4 g/m2 塗布して乾燥することで、有機高分子ゲルの乾燥被膜層を形成した塗工原紙を得た。浸透抑制剤のトータル塗布量は3.4 g/m2 であり、この浸透抑制処理した塗工原紙の透気抵抗度は113秒、点滴吸水度は600秒であった。炭酸カルシウム(FMT97 ファイマテック株式会社製)50部と微粒カオリン(アマゾンプラス,カデム株式会社製)50部を配合し、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ0.2部を添加して分散し、接着剤として顔料100部に対してラテックス11部、澱粉3.5部にて塗料濃度65%で塗料を調製し、この塗料を塗工原紙の浸透抑制剤塗工面に上記のブレード式ラボ用塗工機にて塗工・乾燥した。その際の塗布量は16.1 g/m2であった。さらにテストスーパーカレンダーにて線圧50 kg/cm、2ニップ処理することにより印刷用塗工紙を得た。
[実施例7]
濃度5%のポリ塩化アルミニウムの代わりに、5 %濃度の硫酸アルミニウム(AS)を用いた以外は実施例6と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。硫酸アルミニウムの片面塗布量は2.4 g/m2、リン酸化デンプンは1.6 g/m2(片面のトータル塗布量4.0 g/m2)であった。なお、浸透抑制処理後の塗工原紙の透気抵抗度は98秒、点滴吸水度は570秒で、顔料含有塗料の塗工量は17.2 g/m2であった。
[実施例8]
濃度5%のリン酸化デンプンの代わりに、5 %濃度のPVA(日本酢ビ・ポバール社製のPx-CVR)を用いた以外は実施例6と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。ポリ塩化アルミニウムの片面塗布量は2.0 g/m2、PVAは0.9 g/m2(片面のトータル塗布量2.9 g/m2)なお、浸透抑制処理後の塗工原紙の透気抵抗度は185秒、点滴吸水度は680秒で、顔料含有塗料の塗工量は15.4 g/m2であった。
[比較例9]
実施例6と同じ密度0.41g/cm3、透気抵抗度が8秒、点滴吸水度は21秒の中質紙(坪量53.8g/m2)に、浸透抑制剤を塗布せずに、そのまま実施例6と同様にラボ用塗工機にて片面に顔料含有塗料を塗工して印刷用塗工紙を得た。その際の塗工量は20.3 g/m2であった。
[比較例10]
実施例6で用いた濃度5%のリン酸化デンプンのみを片面塗工量を6.6 g/m2とした以外は実施例1と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例1と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。なお浸透抑制処理後の塗工原紙の透気抵抗度は10秒、点滴吸水度は19秒で、塗工量は16.2g/m2であった。
[比較例11]
実施例8で用いた濃度5%のPVAのみを片面塗工量を2.3 g/m2とした以外は実施例6と同様にし、さらに顔料含有塗料の塗工も実施例6と同条件で行い印刷用塗工紙を得た。なお浸透抑制処理した塗工原紙の透気抵抗度は34秒、点滴吸水度は24秒で、塗工量は19.6g/m2であった。
Figure 2007107171
表2において、実施例と比較例を比べると、実施例6〜8のように、本発明の有機高分子ゲルの乾燥皮膜を浸透抑制剤として低密度原紙表面に形成させると、塗工しない場合(比較例9)や、また一般的に被膜形成能が高いといわれるPVAを塗工した場合(比較例11)より塗工原紙の透気抵抗度や点滴吸水度が高く、すなわち原紙表面で疎水あるいは耐水性塗膜が形成され、この表面塗膜が塗料の浸透も抑制していることが明らかである。実際に顔料含有塗料の塗布量も実施例は低く、かつ同一カレンダー線圧で処理した際の光沢発現性と平滑度も大幅に高くなっており、比較例よりも塗料中の顔料の浸透を抑制し、効率的に表面を被覆していることが分かる。一方、比較例10では澱粉を片面あたり6.6g/m塗布することで、顔料含有塗料の塗布量を実施例6と同等にできるが、光沢および平滑度は低く、塗料の浸透抑制効果は不十分であることが解る。

Claims (5)

  1. パルプを主原料とする密度が0.30〜1.00g/cm3である紙に、親水性塗料を塗工するに際し、該紙表面に予め有機高分子ゲルの乾燥皮膜層を形成させた後、親水性塗料を塗工することによる、塗工原紙への親水性塗料の浸透抑制方法。
  2. 前記紙表面に予め有機高分子ゲルの乾燥皮膜を形成される前に、多価金属イオン塩を紙に含有させることを特徴とする請求項1に記載の浸透抑制方法。
  3. 前記多価金属イオン塩の金属がアルミニウムであり、水溶性有機高分子がリン酸基及び/又はカルボキシル基を含有したデンプンあるいはポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項2に記載の浸透抑制方法。
  4. パルプ主原料とする密度が0.30〜1.00g/cm3であり、多価金属イオン塩を含有する紙の少なくとも片面に、水溶性有機高分子を片面当たり0.5〜4.0g/m2塗布することで形成させた有機高分子ゲル乾燥皮膜層を有する印刷用塗工原紙。
  5. 請求項4記載の塗工原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする親水性塗料の塗工層を設けた印刷用塗工紙。
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