JP2007103406A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007103406A
JP2007103406A JP2005287406A JP2005287406A JP2007103406A JP 2007103406 A JP2007103406 A JP 2007103406A JP 2005287406 A JP2005287406 A JP 2005287406A JP 2005287406 A JP2005287406 A JP 2005287406A JP 2007103406 A JP2007103406 A JP 2007103406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid electrolytic
electrolytic capacitor
dopant
solid electrolyte
electrolyte layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005287406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4802640B2 (ja
Inventor
Hiroaki Hasegawa
浩昭 長谷川
Taketo Harada
雄人 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005287406A priority Critical patent/JP4802640B2/ja
Publication of JP2007103406A publication Critical patent/JP2007103406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4802640B2 publication Critical patent/JP4802640B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】 固体電解コンデンサの耐熱信頼性を向上させることが可能な固体電解コンデンサの製造方法を提供すること。
【解決手段】 弁金属基体の表面に酸化皮膜を生じさせて誘電体層を形成する誘電体層形成工程と、前記誘電体層上に導電性ポリマーを含む固体電解質層を形成する固体電解質層形成工程と、前記弁金属基体、前記誘電体層及び前記固体電解質層を備える積層体を、前記導電性ポリマーの導電性を高めるための第1のドーパントを含む溶液中に浸漬して電圧を印加する電圧印加工程と、前記固体電解質層上に導体層を形成する導体層形成工程と、を有することを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
【選択図】 図3

Description

本発明は、固体電解コンデンサの製造方法に関する。
近年、電子機器のデジタル化、小型化、高速化がますます加速されている。このような状況下、各種電子機器に多用される高周波用途に適した電子部品の一つである電解コンデンサには、従来にも増して大容量化、高周波動作時の低インピーダンス化が要求されるとともに、動作安定性、信頼性、及び、更なる長寿命化が熱望されている。
電解コンデンサは、一般に、アルミニウム、タンタル等からなるいわゆる弁金属基体と、その表面が陽極酸化されることにより形成される酸化皮膜からなる誘電体層と、電解質層と、グラファイトや銀等からなる導電体層とが順次積層された構造を有している。
このような電解コンデンサは、電解質材料の性状により、液体電解コンデンサと固体電解コンデンサの2種に大別される。前者は、電解質材料として液状の電解質(電解液)を含有する電解質層を備えるものであり、後者は、電解質材料として固体状の電解質(錯塩、導電性ポリマー等)を含有する電解質層を備えるものである。これらを諸特性の観点から比較すると、前者は、電解質の漏洩あるいは蒸発(ドライアップ)に起因する経時劣化を本質的に引き起こし易いのに対し、後者はそのようなおそれが殆どない。
かかる利点に基づいて、最近では固体電解コンデンサの研究開発が活発に行われており、特に、漏れ電流値、インピーダンス特性、耐熱性等の観点から、開発・実用化の焦点は、二酸化マンガンや錯塩を用いたものから、ポリピロール、ポリチオフェン等に電子供与性や電子吸引性の物質(ドーパント)をドープさせた共役系の導電性高分子を用いたものへと急速に移行しつつある。
こうした固体電解コンデンサを作製するにあたって、通常、弁金属基体の表面に形成された酸化皮膜上に固体電解質層を形成するが、その際に酸化皮膜が損傷を受けやすく、この損傷が漏れ電流増加の原因となる場合がある。この問題を改善するため、固体電解質層を形成した後に再化成処理を行い、酸化皮膜を正常な状態に修復する修復工程が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−232036号公報
ところで、固体電解コンデンサは、従来の電解液を用いた液体電解コンデンサに比べて耐熱信頼性の高いことに特徴がある。しかしながら、近年、固体電解コンデンサに対する耐熱信頼性の要求がより一層高まりつつあり、更なる耐熱信頼性の向上が可能な固体電解コンデンサの製造方法の開発が望まれている。
本発明者は上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、固体電解コンデンサの耐熱信頼性を向上させることが可能な固体電解コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、上述した固体電解質層を形成した後に、特定の成分を含む溶液中で電圧を印加することにより、得られる固体電解コンデンサの耐熱信頼性を向上させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、弁金属基体の表面に酸化皮膜を生じさせて誘電体層を形成する誘電体層形成工程と、上記誘電体層上に導電性ポリマーを含む固体電解質層を形成する固体電解質層形成工程と、上記弁金属基体、上記誘電体層及び上記固体電解質層を備える積層体を、上記導電性ポリマーの導電性を高めるための第1のドーパントを含む溶液中に浸漬して電圧を印加する電圧印加工程と、上記固体電解質層上に導体層を形成する導体層形成工程と、を有することを特徴とする方法である。
本発明の製造方法によれば、電圧印加工程において上記第1のドーパントを含む溶液を用いることにより、固体電解質層形成工程において損傷した誘電体層の修復と、第1のドーパントの導電性ポリマーへのドーピングとの双方を効率的に進行させることができ、得られる固体電解コンデンサの高温での特性劣化速度を改善して、耐熱信頼性を十分に向上させることができる。
また、本発明の固体電解コンデンサの製造方法における上記固体電解質層形成工程において、上記固体電解質層を、上記導電性ポリマーの導電性を高めるための第2のドーパントを含む重合液を用いて形成し、上記電圧印加工程において、上記第2のドーパントよりも分子量の大きい上記第1のドーパントを用いることが好ましい。
かかる製造方法によれば、固体電解質層形成工程において導電性ポリマーに第2のドーパントをドーピングして導電性及び耐熱信頼性の向上を図ることができるとともに、その後の電圧印加工程において第2のドーパントの少なくとも一部が、それよりも分子量の大きい第1のドーパントに置換されることとなり、耐熱信頼性をより向上させることが可能となる。
また、本発明の固体電解コンデンサの製造方法において、上記第2のドーパントは、パラトルエンスルホン酸鉄であることが好ましい。かかる第2のドーパントを用いることにより、導電性ポリマーを形成する際の反応性やハンドリング性をより良好なものとすることができる。
更に、本発明の固体電解コンデンサの製造方法において、上記第1のドーパントは、芳香族スルホン酸のナトリウム塩又は芳香族スルホン酸のアンモニウム塩であることが好ましい。これらの第1のドーパントを用いることにより、得られる固体電解コンデンサの耐熱信頼性をより十分に向上させることができる。
ここで、上記芳香族スルホン酸は、アルキルナフタレンスルホン酸であることが好ましい。これらの第1のドーパントを用いることにより、得られる固体電解コンデンサの耐熱信頼性を特に十分に向上させることができる。
本発明によれば、固体電解コンデンサの耐熱信頼性を向上させることが可能な固体電解コンデンサの製造方法を提供することができる。
以下、場合により図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、図面の位置関係に基づくものとする。
図1は、好適な実施形態に係る製造方法により得られた固体電解コンデンサの断面構造を模式的に示す図である。
固体電解コンデンサ1は、基板20上に、複数(ここでは4つ)のコンデンサ素子2が載置・固定された構成を有している。なお、図示しないが、固体電解コンデンサ1においては、各コンデンサ素子2からなる積層構造の周囲が、コンデンサ素子2を酸素や湿度、接触等から保護するために樹脂によってモールドされている。
各コンデンサ素子2は、陽極部5と、陰極部6と、陽極部5と陰極部6とを電気的に絶縁するレジスト部7とを有しており、固体電解コンデンサ1においては、4つのコンデンサ素子2が、それぞれの陽極部5、陰極部6及びレジスト部7が積層方向からみて同じ位置となるように積層されている。また、隣接するコンデンサ素子2同士は、各コンデンサ素子2の陰極部6において導電性接着剤17を介して接着され、互いに電気的に接続された状態となっている。
コンデンサ素子2における陽極部5は、箔状または板状の弁作用金属からなる弁金属基体9から構成され、陰極部6の内部から引き出された形状を有している。また、陰極部6は、弁金属基体9における引き出された部位を除く周囲を覆うように設けられており、弁金属基体9側から順に、誘電体層10及び陰極15が積層された構成を有している。また、レジスト部7は、陽極部5と陰極部6との境界に沿って弁金属基体9上に設けられている。このレジスト部7は、絶縁性材料からなり、好ましくはエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の樹脂材料から構成されるものである。
ここで、図2を参照して、コンデンサ素子2の構造についてより詳細に説明する。図2は、コンデンサ素子2の要部の断面構造を模式的に示す図であり、弁金属基体9、誘電体層10及び陰極15の積層構造を拡大して示したものである。
図示されるように、コンデンサ素子2において、陽極として機能する弁金属基体9は、その表面が粗面化されており、これにより表面積が拡大された状態となっている。ここで、弁金属基体9の構成材料としては、例えば、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、亜鉛、タングステン、ビスマス、アンチモン等のいわゆる弁作用金属が挙げられる。なかでも、アルミニウム又はタンタルが好ましい。
誘電体層10は、弁金属基体9の表面形状に沿うように設けられた、極めて薄い層状構造を有している。この誘電体層10は、弁金属基体9の表面を酸化することにより形成された酸化皮膜によって構成されている。
陰極15は、図示されるように、弁金属基体9側から順に、固体電解質層11及び導体層12が積層された構造を有している。固体電解質層11は、固体電解コンデンサにおいて実質的に陰極として機能するものである。かかる固体電解質層11の構成材料としては、固体電解コンデンサにおける電解質として通常用いられる、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフランやこれらの誘導体等の導電性ポリマーが好ましい。なお、導電性ポリマーとしては、これらの2種以上を組み合わせたものであってもよい。
導体層12は、固体電解質層11側から順にカーボン層13及び銀層14が積層された2層構造からなるものであり、コンデンサ素子2における陰極側の外部との接続を容易化するために設けられている。
以下、再び図1を参照して固体電解コンデンサ1について説明する。基板20には、コンデンサ素子2が搭載される側に、陽極端子22a及び陰極端子24aがそれぞれ設けられている。この陽極端子22a及び陰極端子24aは、基板20上のコンデンサ素子2における陽極部5及び陰極部6にそれぞれ対応する位置に設けられている。
基板20における陽極端子22a及び陰極端子24aの反対側には、これらに対応する位置に、陽極端子22b及び陰極端子24bがそれぞれ設けられている。そして、基板20両面の、陽極端子22aと陽極端子22b、及び、陰極端子24aと陰極端子24bは、基板20を貫通するように設けられたスルーホール23及びスルーホール25によってそれぞれ互いに電気的に接続された状態となっている。
基板20における陽極端子22aと陰極端子24aとの間には、レジスト部26が形成されており、また、陽極端子22bと陰極端子24bとの間には、レジスト部28が形成されている。これらによって、陽極端子22a,22bと陰極端子24a,24bとが絶縁されている。
固体電解コンデンサ1において、コンデンサ素子2は、以下に示すようにして基板20上に戴置されている。すなわち、まず、コンデンサ素子2における陰極部6は、基板20における陰極端子24aと導電性接着剤17を介して接着され、これにより互いに電気的に接続されている。
また、コンデンサ素子2における陽極部5は、例えばレーザー溶接等によって設けられた接合部30により、基板20における陽極端子22aと接合されている。なお、各コンデンサ素子における陽極部5同士も、この接合部30によってそれぞれ接着及び接合されている。
次に、上述した構成を有する固体電解コンデンサ1の製造方法の好適な実施形態について、図3を参照して説明する。図3は、図1に示す固体電解コンデンサの製造工程を示すフローチャートである。
まず、ステップS11において、弁金属からなるシートを準備し、これに化学的又は電気化学的なエッチングを施して表面に微細な凹凸を多数形成させた(拡面化)後、この凹凸が形成された表面に陽極酸化等を施して当該表面上に薄い酸化皮膜を形成し、得られたシートを所望の形状に切断して、弁金属基体(図1の弁金属基体9に相当)を形成する。
次に、ステップS12において、得られた弁金属基体9の所定領域(陰極15を形成させる領域)を化成液中に浸漬し、この浸漬された領域の表面上に陽極酸化等により酸化皮膜を生じさせ、誘電体層(図2における誘電体層10)を形成する。この工程においては、予め酸化皮膜が形成された弁金属基体9における、切断面等の酸化皮膜の未形成部や損傷部に、別途酸化皮膜が形成される(再化成)。このように形成された酸化皮膜は優れた絶縁性を有し、誘電体層10として有効に機能する。
陽極酸化は、例えば、弁金属基体9の上部(化成液に浸漬しない領域)に正極用リードを接続するなどして、この弁金属基体9を陽極として電圧を印加することにより生じさせることができる。陽極酸化に好適な化成液としては、ホウ酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、有機酸アンモニウム等の緩衝溶液が挙げられ、なかでも、有機酸アンモニウムであるアジピン酸アンモニウム水溶液が好ましい。なお、弁金属基体9を化成液に浸漬する際、毛細管現象により化成液が所望外の領域にまで浸透する(這い上がる)ことを防ぐために、陽極部5となる領域と陰極部6となる領域との境界にはレジスト(図1におけるレジスト部7に相当)を設けることが好ましい。
その後、ステップS13において、弁金属基体9上に設けられた誘電体層10の表面上に、化学酸化重合により固体電解質層(図2における固体電解質層11)を形成する。より具体的には、まず、弁金属基体9における誘電体層10が形成された領域(陰極15となる領域)を、重合液に浸漬するか、又は重合液を塗布することにより、弁金属基体9に重合液を付着させる。
ここでは、重合液として、重合により導電性ポリマーとなるモノマー、及び、酸化剤等を含むものを用いる。モノマーとしては、アニリン、ピロール、チオフェン、フランやこれらの誘導体等が挙げられる。これらが重合して、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフランやこれらの誘導体等の導電性ポリマーが生じる。
また、酸化剤としては、ヨウ素、臭素等のハロゲン化物、五フッ化珪素等の金属ハロゲン化物、硫酸等のプロトン酸、三酸化イオウ等の酸素化合物、硫酸セリウム等の硫酸塩、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化水素等の過酸化物、パラトルエン酸鉄等の鉄塩等が例示できる。
また、重合液には、導電性ポリマーの導電性を高めるためのドーパント(第2のドーパント)を含有させることが好ましい。かかるドーパントとしては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(例えば、パラトルエンスルホン酸ナトリウム等)、アルキルナフタレンスルホン酸及びその塩(例えば、イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム等)、並びにリン酸等が挙げられる。なお、上記酸化剤としてドーパントとしての機能を有するものを用いることが好ましく、かかる機能を有する酸化剤を用いるとともに更にドーパントを用いてもよい。酸化剤とドーパントの両方の機能を有する材料としては、例えば、パラトルエンスルホン酸鉄等の、ドーパントとして先に例示したものの鉄塩等が挙げられる。
また、重合液としては、その付着を良好に行うため、これらの成分を溶解する溶媒を更に含むものを用いることが好ましい。溶媒としては、水とアルコールの混合物が挙げられ、アルコールとしては、エタノール、ブタノール等やこれらの混合物を適用できる。
続いて、弁金属基体9に付着させた重合液中に含まれるモノマーを、例えば、化学酸化重合により重合せしめ、弁金属基体9表面の誘電体層10上に固体電解質層11を形成させる。この固体電解質層形成工程は、複数回実施してもよい。また、重合液中に含まれる溶媒が、モノマーの重合反応に伴って揮発し外部に散逸する場合には、この溶媒を除去する操作は特に必要としないが、重合反応に伴って十分に揮発しない場合には、必要に応じて溶媒除去を行うことが望ましい。
次に、ステップS14において、弁金属基体9の誘電体層10及び固体電解質層11が形成された領域を、固体電解質層11における導電性ポリマーの導電性を高めるためのドーパント(第1のドーパント)を含む溶液中に浸漬し、電圧を印加する電圧印加工程を行う。
ここで、第1のドーパントを含む溶液は、弁金属基体9の所定領域(誘電体層10が形成された領域)に陽極酸化等により酸化皮膜を生じさせて、固体電解質層11を形成する際に損傷した誘電体層10を修復することが可能なものであることが必要であり、少なくとも固体電解質層11における導電性ポリマーの導電性を高めるための第1のドーパントを含有してなるものである。
第1のドーパントとしては、スルホン酸化合物やカルボン酸化合物、リン酸化合物、硫酸等が挙げられる。スルホン酸化合物としては、例えば、p−トルエンスルホン酸、スルホンイソフタル酸やスルホコハク酸、メタンスルホン酸、フェノールスルホン酸、スルホサリチル酸、ベンゼンスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸及びその誘導体、カンファースルホン酸、スルホン酢酸、ジフェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸及びその誘導体、アントラキノンスルホン酸及びその誘導体等が用いられる。また、ドーパントを付与する物質として用いる塩化合物には、上記の酸化合物のアンモニウム塩やナトリウム塩、カリウム塩等が用いられる。すなわち、スルホン酸化合物の場合には、アンモニウム塩としてスルホイソフタル酸アンモニウムやスルホコハク酸アンモニウム、メタンスルホン酸アンモニウム、フェノールスルホン酸アンモニウム、スルホサリチル酸アンモニウム、ベンゼンスルホン酸アンモニウム、ベンゼンジスルホン酸アンモニウム、アルキルベンゼンスルホン酸アンモニウム及びその誘導体、カンファースルホン酸アンモニウム、スルホン酢酸アンモニウム、ジフェノールスルホン酸アンモニウム等の塩を用いる。そしてナトリウム塩としては、スルホイソフタル酸ナトリウム、スルホコハク酸ナトリウム、メタンスルホン酸ナトリウム、フェノールスルホン酸ナトリウム、スルホサリチル酸ナトリウム、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ベンゼンジスルホン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びその誘導体、カンファースルホン酸ナトリウム、スルホン酢酸ナトリウム、ジフェノールスルホン酸ナトリウム等の塩を用いる。さらに、カリウム塩としては、スルホイソフタル酸カリウムやスルホコハク酸カリウム、メタンスルホン酸カリウム、フェノールスルホン酸カリウム、スルホサリチル酸カリウム、ベンゼンスルホン酸カリウム、ベンゼンジスルホン酸カリウム、アルキルベンゼンスルホン酸カリウム及びその誘導体、カンファースルホン酸カリウム、スルホン酢酸カリウム、スルホアニリン、ジフェノールスルホン酸カリウム等の塩が用いられる。
ステップS13における重合液に第2のドーパントを含有させた場合、第1のドーパントとしては、第2のドーパントよりも分子量の大きいものを用いることが好ましい。
本発明においては、上述した第1のドーパントの中でも、芳香族スルホン酸のナトリウム塩又は芳香族スルホン酸のアンモニウム塩を用いることが好ましい。また、上記芳香族スルホン酸は、アルキルナフタレンスルホン酸であることが好ましく、したがって、第1のドーパントは、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム又はアルキルナフタレンスルホン酸アンモニウムであることが特に好ましい。ここで、アルキルナフタレンスルホン酸におけるアルキル基としては、例えば、モノイソプロピル基、ジイソプロピル基、トリイソプロピル基及びジブチル基等が挙げられ、第1のドーパントとしては、アルキル基が異なる複数のアルキルナフタレンスルホン酸塩の混合物を用いてもよい。
第1のドーパントを含む溶液としては、第1のドーパントを溶解するための溶媒を更に含有してなるものが好ましく用いられる。溶媒としては、水、水とアルコールの混合物等が挙げられ、アルコールとしては、エタノール、ブタノール等やこれらの混合物を用いることができる。
また、第1のドーパントを含む溶液における第1のドーパントの含有量は、溶媒を含む溶液全量を基準として0.01〜20質量%であることが好ましく、0.05〜10質量%であることがより好ましい。この含有量が0.01質量%未満であると、ドーパントの濃度が低くなり過ぎ、耐熱信頼性の向上が不十分となる傾向にあり、20質量%を超えると、第1のドーパントを含む溶液の粘度が高くなり過ぎて弁金属基体9及び固体電解質層11に第1のドーパントを含む溶液が十分に浸透せず、耐熱信頼性の向上が不十分となる傾向にある。
次に、ステップS15において、弁金属基体9における固体電解質層11上に、カーボン層13及び銀層14を順次積層して、導体層(図2における導体層12)を形成し、コンデンサ素子2を得る。これらの層は、各層を形成するためのペーストを用いた、スクリーン印刷法、浸漬法(ディップ法)やスプレー塗布法等により形成することができる。
さらに、ステップS16において、所望の数のコンデンサ素子2を積層するとともに、得られた積層体を基板20上に載置する。それから、各コンデンサ素子2の陰極部6同士、及び、最下層のコンデンサ素子2の陰極部6と基板20の陰極端子24aとを、導電性接着剤17により接着する。また、積層されたコンデンサ素子2における陽極部5側にレーザー溶接等を施すことにより接合部30を生じさせて、各コンデンサ素子2の陽極部5同士、及び、最下層のコンデンサ素子2と基板20の陽極端子22aとを接合する。なお、陽極部5の表面には酸化皮膜が形成されている場合もあるが、この酸化皮膜は、上述したようなレーザー溶接によって容易に除去される。
そして、このように基板20上に複数のコンデンサ素子2からなる積層体を接続・接合した後、この積層体を、キャスティングモールド、インジェクション、トランスファーモールド等の公知の方法により樹脂等でモールドして、図1に示した固体電解コンデンサ1を得る。
このような固体電解コンデンサ1の製造方法においては、上述したように、固体電解質層11を形成した後に、上記第1のドーパントを含む溶液を用いて電圧印加工程を行うことにより、固体電解質層形成工程において損傷した誘電体層10を修復するだけではなく、更に第1のドーパントの導電性ポリマーへのドーピングを行うことができ、得られる固体電解コンデンサ1の高温での特性劣化速度を改善して、耐熱信頼性を十分に向上させることができる。また、固体電解質層形成工程においてもドーパントを使用できるが、これよりも分子量の高いドーパントを電圧印加工程において使用することにより、耐熱信頼性の更なる向上を実現することができる。
なお、本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、上述した実施形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、弁金属基体9として、矩形状に切り出されたものを単独で用いたが、例えば、弁金属基体に相当する構造を一辺に複数有する形状に切り出し、このそれぞれに誘電体層、電解質層、導体層等を形成することにより、複数のコンデンサ素子をまとめて形成してもよい。
また、導体層12の形成後には、陽極部5及び陰極部6間に一定の電圧を印加するエージングを行ってもよい。これによっても、誘電体層10の損傷部を修復することができる。
また、本発明の製造方法で得られる固体電解コンデンサは、必ずしも上述した実施形態の構成のものに限定されない。すなわち、固体電解コンデンサは、基板20上にコンデンサ素子2の積層体が載置されたものに限られず、例えば、一つのコンデンサ素子2のみが載置された単層型の固体電解コンデンサであってもよい。また、上記固体電解コンデンサ1は、陽極部5及び陰極部6を1つずつ有する2端子型の固体電解コンデンサであったが、本発明は、複数の陽極部及び陰極部を有する多端子型コンデンサにも適用できる。
さらに、陽極部5は、上述したレーザー溶接以外に、例えば、導電性接着剤を用いることにより接続・接合されたものであってもよい。この場合、陽極部5は、その電気的な接続を確保するため、エッチング等により表面の酸化皮膜が除去されていることが好ましい。さらにまた、固体電解コンデンサ1は、一つのコンデンサ素子2の積層体が一つの基板20上に載置されたものであったが、本発明においては、一つの基板20上にこの積層体が複数並列されたものであってもよい。また、固体電解コンデンサは、上述したような基板20の代わりに、例えば、リードフレーム等を備えるものであってもよい。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
以下の手順を経て、電解コンデンサを製造した。すなわち、まず、陽極として拡面化処理済みのアルミニウム箔(3.5mm×6.5mm)を準備し、このアルミニウム箔表面の陽極となるべき部分(陽極部)と陰極を形成すべき部分(陰極形成部)とを区画すべき位置に、これらを区画するためのレジストを印刷により形成した。このアルミニウム箔を化成溶液としてのアジピン酸アンモニウム水溶液に浸漬させた後、アルミニウム箔に6Vの電圧を印加して陽極酸化反応を進行させることにより、そのアルミニウム箔の表層に酸化アルミニウム皮膜よりなる誘電体層を形成した。
続いて、導電性ポリマーを構成する単量体としての3,4−エチレンジオキシチオフェン(商品名:BAYTRON(登録商標)M、Bayel社製)0.9g、パラトルエンスルホン酸鉄溶液(商品名:BAYTRON(登録商標)C−B50、Bayel社製)10.81g、及び、ブタノール2.63gを混合し、単量体含有組成物の溶液を調製した。この溶液に、誘電体層が形成された上記アルミニウム箔を浸漬した後引き上げ、温度150℃の炉内で約5分間の熱処理を行い、誘電体層の表面に付着した単量体含有組成物中の単量体を酸化重合させた。その後、水洗及び乾燥処理を行った。この浸漬から乾燥までの重合処理を3回繰り返し、誘電体層上に厚さ0.1〜10μm程度の固体電解質層を形成した。
次に、0.5質量%のアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ水溶液(商品名:ペレックス NBL、花王社製)中で、固体電解質層が形成されたアルミニウム箔に6Vの電圧を印加し、陽極酸化反応及びドーピング反応を進行させた。その後、水洗・乾燥処理を行った(電圧印加工程)。
次に、固体電解質層上に導電体層としてのカーボン層を厚さ3μmとなるように塗布し、更にカーボン層上に導電体層としての銀層を厚さ20μmとなるように塗布した。これにより、カーボン層及び銀層からなる陰極を形成した。以上により、陽極、誘電体層、固体電解質層及び陰極がこの順に積層された構造を有するコンデンサ素子を得た。
その後、コンデンサ素子の陽極及び陰極にそれぞれ鉄製のリードを接続し、固体電解コンデンサを作製した。
(実施例2)
電圧印加工程において、0.5質量%のアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ水溶液の代わりに、0.5質量%のモノイソプロピルナフタレンスルホン酸ソーダ水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
(実施例3)
電圧印加工程において、0.5質量%のアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ水溶液の代わりに、0.5質量%のモノイソプロピルナフタレンスルホン酸アンモニウム水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
(比較例1)
電圧印加工程において、0.5質量%のアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ水溶液の代わりに、7質量%のアジピン酸アンモニウム水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
[耐熱信頼性の評価]
実施例1〜3及び比較例1の製造方法により製造された固体電解コンデンサをそれぞれ2つずつ用意し、これらを125℃の環境下で放置して、所定の放置時間毎に、周波数10kHzにおける静電容量、及び、周波数100kHzにおける等価直列抵抗(ESR)を測定し、初期の状態からのそれぞれの変化率を求めた。実施例1〜3の製造方法により得られた固体電解コンデンサにおける、静電容量の変化率と放置時間との関係、及び、ESRの変化率と放置時間との関係を示すグラフを図4及び6にそれぞれ示す。また、実施例1及び比較例1の製造方法により得られた固体電解コンデンサにおける、静電容量の変化率と放置時間との関係、及び、ESRの変化率と放置時間との関係を示すグラフを図5及び7にそれぞれ示す。なお、図4〜7において、実施例1−1は実施例1の製造方法により製造された2つの固体電解コンデンサのうちの一方を、実施例1−2は他方を示している。また、実施例2−1及び2−2、実施例3−1及び3−2、並びに、比較例1−1及び1−2についても同様である。
図4〜7に示した結果から明らかなように、本発明の固体電解コンデンサの製造方法(実施例1〜3)によれば、比較例1の固体電解コンデンサの製造方法と比較して、得られる固体電解コンデンサの耐熱信頼性を向上させることができることが確認された。
好適な実施形態に係る製造方法により得られた固体電解コンデンサの断面構造を模式的に示す図である。 コンデンサ素子2の要部の断面構造を模式的に示す図である。 図1に示す固体電解コンデンサの製造工程を示すフローチャートである。 実施例1〜3の製造方法により製造された固体電解コンデンサにおける、静電容量の変化率と放置時間との関係を示すグラフである。 実施例1及び比較例1の製造方法により製造された固体電解コンデンサにおける、静電容量の変化率と放置時間との関係を示すグラフである。 実施例1〜3の製造方法により製造された固体電解コンデンサにおける、ESRの変化率と放置時間との関係を示すグラフである。 実施例1及び比較例1の製造方法により製造された固体電解コンデンサにおける、ESRの変化率と放置時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…固体電解コンデンサ、2…コンデンサ素子、5…陽極部、6…陰極部、7…レジスト部、9…弁金属基体、10…誘電体層、11…電解質層、12…導体層、13…カーボン層、14…銀層、15…陰極、17…導電性接着剤、20…基板、22a,22b…陽極端子、23…スルーホール、24a,24b…陰極端子、25…スルーホール、26,28…レジスト部、30…接合部。

Claims (5)

  1. 弁金属基体の表面に酸化皮膜を生じさせて誘電体層を形成する誘電体層形成工程と、
    前記誘電体層上に導電性ポリマーを含む固体電解質層を形成する固体電解質層形成工程と、
    前記弁金属基体、前記誘電体層及び前記固体電解質層を備える積層体を、前記導電性ポリマーの導電性を高めるための第1のドーパントを含む溶液中に浸漬して電圧を印加する電圧印加工程と、
    前記固体電解質層上に導体層を形成する導体層形成工程と、
    を有することを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記固体電解質層形成工程において、前記固体電解質層を前記導電性ポリマーの導電性を高めるための第2のドーパントを含む重合液を用いて形成し、
    前記電圧印加工程において、前記第2のドーパントよりも分子量の大きい前記第1のドーパントを用いることを特徴とする請求項1記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記第2のドーパントが、パラトルエンスルホン酸鉄であることを特徴とする請求項2記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  4. 前記第1のドーパントが、芳香族スルホン酸のナトリウム塩又は芳香族スルホン酸のアンモニウム塩であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  5. 前記芳香族スルホン酸が、アルキルナフタレンスルホン酸であることを特徴とする請求項4記載の固体電解コンデンサの製造方法。
JP2005287406A 2005-09-30 2005-09-30 固体電解コンデンサの製造方法 Expired - Fee Related JP4802640B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287406A JP4802640B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 固体電解コンデンサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287406A JP4802640B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 固体電解コンデンサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007103406A true JP2007103406A (ja) 2007-04-19
JP4802640B2 JP4802640B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=38030103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005287406A Expired - Fee Related JP4802640B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 固体電解コンデンサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4802640B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8206467B2 (en) 2010-03-24 2012-06-26 Sanyo Electric Co., Ltd. Method for manufacturing a solid electrolytic capacitor
JP2014041824A (ja) * 2006-05-12 2014-03-06 Lg Chem Ltd 高電子伝導性高分子及びこれを用いた高用量/高出力電気エネルギー貯蔵素子
CN113490768A (zh) * 2019-02-28 2021-10-08 松下知识产权经营株式会社 电解电容器用电极箔、电解电容器及其制造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0448710A (ja) * 1990-06-15 1992-02-18 Japan Carlit Co Ltd:The 固体電解コンデンサ
JPH1174156A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解コンデンサの製造方法
JPH11176698A (ja) * 1997-12-11 1999-07-02 Hitachi Aic Inc 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2002008946A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解コンデンサの製造方法
JP2005268341A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Tdk Corp 導電性高分子の形成方法ならびに電解コンデンサの製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0448710A (ja) * 1990-06-15 1992-02-18 Japan Carlit Co Ltd:The 固体電解コンデンサ
JPH1174156A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解コンデンサの製造方法
JPH11176698A (ja) * 1997-12-11 1999-07-02 Hitachi Aic Inc 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2002008946A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解コンデンサの製造方法
JP2005268341A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Tdk Corp 導電性高分子の形成方法ならびに電解コンデンサの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014041824A (ja) * 2006-05-12 2014-03-06 Lg Chem Ltd 高電子伝導性高分子及びこれを用いた高用量/高出力電気エネルギー貯蔵素子
US8206467B2 (en) 2010-03-24 2012-06-26 Sanyo Electric Co., Ltd. Method for manufacturing a solid electrolytic capacitor
CN113490768A (zh) * 2019-02-28 2021-10-08 松下知识产权经营株式会社 电解电容器用电极箔、电解电容器及其制造方法
CN113490768B (zh) * 2019-02-28 2024-04-30 松下知识产权经营株式会社 电解电容器用电极箔、电解电容器及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4802640B2 (ja) 2011-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2765462B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP4524873B2 (ja) 積層型固体電解コンデンサ
US6999303B2 (en) Solid electrolytic capacitor and process for its fabrication
KR100279098B1 (ko) 고체전해콘덴서의제조방법
JPH1197296A (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP3519315B2 (ja) 単板コンデンサ素子及び積層型固体電解コンデンサ
US8345409B2 (en) Solid electrolytic capacitor
JP3228323B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP4802640B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP3245567B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP4868054B2 (ja) 積層型固体電解コンデンサ
JP2001284174A (ja) 固体電解コンデンサとその製造方法
JP4891140B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2007115918A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH0645206A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2006135191A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2006156903A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2007103468A (ja) 電解コンデンサ及びその製造方法
JP4701680B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP4115359B2 (ja) 電解コンデンサ及びその製造方法
JPH0645200A (ja) 固体電解コンデンサ
JP4258619B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2006128403A (ja) 固体電解質及び固体電解コンデンサ、並びに固体電解コンデンサの製造方法
JP2006156904A (ja) 弁作用金属体及びその製造方法、並びに、電解コンデンサ及びその製造方法
JP2000106330A (ja) コンデンサおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees