JP2007101719A - 光導波路装置 - Google Patents

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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/125Bends, branchings or intersections

Abstract

【課題】 本発明は8分岐光導波路装置において、ポートの損失の不均一性の改善を図ることを目的とする。
【解決手段】 シリコン基板103上に、コアパターン101と、コアパターン101に沿うクラッド帯150と、クラッド帯150の外側の領域を占める高屈折率領域160と、漏れ光伝播阻止用帯170とを有する。クラッド帯150は、コア部111〜148のX1側のクラッド帯部151X1とX2側のクラッド帯部151X2とを有する。クラッド帯部151X1、151X2の幅は2〜30μm程度である。光が蛇行すると蛇行した側の裾野部のエネルギが高屈折率領域部に吸収され、光は強度の中心がコアパターン101の中心側に寄せられて、蛇行が補正される。漏れ光伝播阻止用帯170は分岐点から漏れ出した光がコア部に到ることを制限して漏れ出した光が分岐側コア部を伝播している光と結合してしまうことを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は光導波路装置に関する。
高分子材料を使用した分岐光導波路を備えた構造の分岐光導波路装置は、生産性が格段に良く、製造コストも格段に安価であるという利点を有しており、光モジュールを構成する部品として多く利用されている。
光ファイバを利用した光通信システムは、局から光ファイバケーブルが延びており、この光ファイバケーブルの端に分岐機器が接続され、この分岐機器から複数の細い光ファイバケーブルが延びて、各光ファイバケーブルが各家庭に導かれている構成である。光信号の通信は双方向であり、局から各家庭へ送るだけでなく、光信号が各家庭から局へ送られる。
分岐光導波路装置は、上記の分岐機器の内部に組み込まれて使用され、各ポートの損失ができるだけ均一であることが求められる。通常、局から各家庭への通信には基本的には波長が1550nmの赤外光が使用され、各家庭から局への通信には基本的には波長が1310nmの赤外光が使用される。実際の通信ではDWDM分割されており、通信には所定の帯域の赤外光が使用される。よって、分岐光導波路装置は、所定の帯域に亘って各ポートの損失ができるだけ均一であることが求められる。さらに、今後は、画像の送信などに伴い、帯域の拡張が図られることは、確実で、さらに広帯域での損失の均一化が求められる。
図11は従来の1例の8分岐光導波路装置1の平面図、図12は図11中、XII-XII線に沿う拡大断面図である。Z1−Z2は長手方向、X1−X2は幅方向、Y1−Y2は厚さ方向である。8分岐光導波路装置1は、シリコン基板2上に8分岐光導波路を有する構成、即ち、シリコン基板2上に、下部クラッド層5を有し、この下部クラッド層5上にコアパターン10を有し、下部クラッド層5上にコアパターン10を覆って上部クラッド層6を有する構成である。コアパターン10は、7つの分岐点12−1〜12−7を有し、合流側コア部11と、第1段階の分岐側コア部21,22と、第2段階の分岐側コア部31,32、33,34と、第4段階の分岐側コア部41〜48とを有する。Qは光が入射されるポート、P1〜P8は光が出射されるポートである。コアパターン10は、入射側コア部11を通る中心線CLに関して対称である。
ここで、光信号が局から家庭へ送られる場合について説明する。光はポートQに入射され、合流側コア部11を伝播し、分岐されて、ポートP1〜P8より出射される。
図13及び図14は、上記の8分岐光導波路装置1の特性を示す。共にシミュレーションの結果である。本発明者はシミュレーションの結果が実測の結果に近いことを確認した。図13は、ポートP1〜P4の損失の波長依存性を示す。即ち、線LP1〜LP4は、ポートP1〜P4の損失が入射する光の波長によって変動する様子を示す。ポートP8〜P5は、ポートP1〜P4の損失と同様である。
特開平7−92338号公報
理想的には8分岐光導波路装置1の各ポートの損失は入射する光の波長が変化してもおよそ9dBに一定していることがよい。しかし、実際には、図13に示すように、各ポートの損失は入射する光の波長に応じて変化しており、ポートの損失の波長依存性の傾向がポートによって相違している。
図14の線IAは、ポートの損失の不均一性の波長依存性を示す。即ち、光の波長毎に最大ポート損失と最小ポート損失との差を示す。図13より、ポート損失の差が、0.2dBから0.3dB程度の範囲で変化しており、波長が1450nm付近ではポート損失の差が、0.37dBと多くなっている。
図14の線IIAは、分岐に伴う損失の波長依存性を示す。
そこで、本発明は、上記課題を解決してポートの損失の不均一性の改善を図った光導波路装置を提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、基板(103)上に、コア(101)と前記コアを覆うクラッドとによって形成された光導波路を有する光導波路装置において、
前記コアは、合流側コア部(111)と、分岐点で前記合流側コア部から分岐してある分岐側コア部(121,122,131〜134、141〜148)とを有する構成であり、
前記クラッドは、帯形状であり、前記合流側コア部の両側及び前記分岐側コア部の両側に沿うクラッド帯部(151X1,151X2)を有する構成であり、
且つ、前記クラッドの前記クラッド帯部の外側に、前記クラッドの屈折率よりも高い屈折率を有する高屈折率領域(160−1〜160−9)を有する構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、光がコアを伝搬中に蛇行した場合には、クラッドが帯状であることによって、外側のコア部にかかった光を吸い込み、伝搬中の光は、コアの中心側をピークとする成分のみが残るようになる。これにより分岐点での不均一性が改善され、ポート損失の不均一性が改善される。
また、請求項4及び請求項5に記載のV字形状の漏れ光伝播阻止部を設けることにより、この吸い込まれた光が、再度、コアを伝搬中の光との結合を起こさせないようにすることができ、さらにスプリッタの均一性が改善される。
次に本発明の実施の形態について説明する。
[8分岐光導波路装置100の構成]
図1乃至図4は本発明の実施例1になる8分岐光導波路装置100を示す。Z1−Z2は長手方向、X1−X2は幅方向、Y1−Y2は厚さ方向である。図1は8分岐光導波路装置100の平面図である。図2は8分岐光導波路装置100の一部を拡大して示す。図3はポートQの付近を拡大して示す。図4は図1中、IV-IV線に沿う拡大断面図である。
8分岐光導波路装置100は、8つのポートP1〜P8を有しており、ポートQに入射した光がコアパターン101内を伝播し8つに分岐されて、ポートP1〜P8より出射される構成のものである。
8分岐光導波路装置100は、シリコン基板103上に8分岐光導波路を有する構成、即ち、シリコン基板103上に、コアパターン101と、コアパターン101に沿うクラッド帯150と、残りの領域、即ち、クラッド帯150の外側の領域を占める高屈折率領域160と、高屈折率領域部160−4を横切っている漏れ光伝播阻止用帯170とを有する構成である。
コアパターン101は、7つの分岐点102−1〜102−7を有し、合流側コア部111と、第1段階の分岐側コア部121,122と、第2段階の分岐側コア部131,132、133,134と、第4段階の分岐側コア部141〜148とを有する。コアパターン101は、ポートQを通る中心線CLに関して対称である。合流側コア部111及び各分岐側コア部121〜148の幅W1は5μm程度と極く狭い。コアパターン101は、高分子材料製の例えばフッ素化ポリイミド樹脂製であり、屈折率はn1である。
クラッド帯150は、コア部111〜148の幅よりも広い所定の幅W2を有する帯状であり、合流側コア部111及び分岐側コア部121〜148を覆うと共に合流側ア部111及び分岐側コア部121〜148の両側を占めており、合流側ア部111及び分岐側コア部121〜148に沿って存在している。クラッド帯150は、高分子材料製の例えばフッ素化ポリイミド樹脂製であり、屈折率はn2(<n1)である。
クラッド帯150はコア部111〜148のX1側に沿うクラッド帯部151X1とコア部111〜148のX2側に沿うクラッド帯部151X2とを有する。クラッド帯部151X1、151X2の幅W3は2〜30μm程度である。
高屈折率領域160は、コアパターン101と同じく屈折率がn1であり、コアパターン101及びクラッド帯150以外の領域であり、クラッド帯150の両側に沿って且つクラッド帯150より外側の領域を占めている。高屈折率領域160は、コアパターン101及びクラッド帯150によって、9つの高屈折率領域部160−1〜160−9に分けられている。160−4は分岐側コア部121,132、144と分岐側コア部122,133、145との間の高屈折率領域部である。高屈折率領域160は、コアパターン101と同じく、高分子材料製の例えばフッ素化ポリイミド樹脂製である。
漏れ光伝播阻止用帯170は、上記の高屈折率領域部160−4を横切って、且つ、その端が分岐側コア部132のクラッド帯150と分岐側コア部133のクラッド帯150に接続されている。漏れ光伝播阻止用帯170は、分岐側コア部132側の帯部170−1と分岐側コア部133側の帯部170−2とよりなり、分岐点102−1の側とは反対のZ2方向に凸のV字形状である。漏れ光伝播阻止用帯170は、クラッド帯150と同じく、高分子材料製の例えばフッ素化ポリイミド樹脂製であり、屈折率はn2(<n1)である。
[8分岐光導波路装置100の製造方法]
次に、上記の8分岐光導波路装置100の製造方法について説明する。
8分岐光導波路装置100は、従来と同じく、シリコンウェハ上に積層技術及びフォトリソグラフィー技術を使用して多数の8分岐光導波路をマトリクス状に作り込み、最後にシリコンウェハをスクライブすることによって個片化して製造される。図5は、図4に示す断面と同じ個所の断面を示す。図5(A)に示すように、先ず、シリコン基板103上に屈折率n2のフッ素化ポリイミド樹脂膜180を形成する。このフッ素化ポリイミド樹脂膜180は最終的には下部クラッド層181となる。次いで、図5(B)に示すように、フッ素化ポリイミド樹脂膜180上に、屈折率n1のフッ素化ポリイミド樹脂膜183を形成する。このフッ素化ポリイミド樹脂膜183は、最終的には、コアパターン101と高屈折率領域160となる。次いで、図5(C)に示すように、マスク部材(図示せず)を利用してフッ素化ポリイミド樹脂膜183上にレジストマスク(図示せず)を形成し、反応性イオンエッチング(RIE)装置によってドライエッチングして、コアパターン101に沿う両側の部分に幅がW3の溝部184、185を形成し、更に、上記の漏れ光伝播阻止用帯170に対応する溝部186を形成する。溝部184、185が形成されたことによって、溝部184、185の間に、コアパターン101が相対的に形成され、残りの部分、即ち、溝部184、185の外側の部分に高屈折率領域160が形成される。ここで、ドライエッチングする部分は帯状の部分に限られ、面積が狭く、よって、ドライエッチングは効率良く行なわれる。また、高屈折率領域160はコアパターン101と同時に形成され、高屈折率領域160のみを形成する専用の工程は不要である。最後に、図5(D)に示すように、屈折率n2のフッ素化ポリイミド樹脂膜187を形成する。フッ素化ポリイミド樹脂膜187は、コアパターン101を覆い、溝部184、185を埋め、高屈折率領域160を覆い、且つ、溝部186を埋めるように形成される。フッ素化ポリイミド樹脂膜187のうちコアパターン101を覆い、溝部184、185を埋めている部分が、上部クラッド層188となる。フッ素化ポリイミド樹脂膜187のうち、溝部186を埋めている部分が、漏れ光伝播阻止用帯170となる。
コアパターン101は下部クラッド層181と上部クラッド層188とによって囲まれて光導波路を形成する。上部クラッド層188及び下部クラッド層181は、前記のクラッド帯150を形成する。
[8分岐光導波路装置100の作用、特性]
次に上記構成の8分岐光導波路装置100の作用、特性について説明する。
(1)コアパターン101のクラッドを帯状にして、帯状のクラッドの外側を高屈折率領域160とした構成の作用
ここで、光信号が局から家庭へ送られる場合について説明する。ポートQに入射した光は、コアパターン101内を伝播し、各分岐点で二つに分岐されて、ポートP1〜P8より出射される。種々の原因で、光はコアパターン101内を揺らいで蛇行しつつ伝播する。この蛇行が原因で、分岐点での光の分岐が不均一となり、これが各ポートの損失の不均一となり、最終的にポートの損失の不均一性を招いていると考えられる。
図6及び図7は、合流側ア部111内をZ1方向に伝播する光の蛇行を補正する動作を模式的に示す。光は強度の分布で示す。合流側ア部111内を伝播する光はその裾野部がクラッド帯部151X1、151X2に染み出した状態となる。
図6は、ポートQから入射されて合流側ア部111内をZ1方向に伝播し始めた光200が例えばX1方向に蛇行した場合を示す。光200がX1方向に蛇行して光201となった場合には、矢印250で示すように、光201のうちX1側の裾野部のエネルギが高屈折率領域部160−2に吸収され、コアの中心側をピークとする成分のみが残るようになって、光201は強度の中心がX2側に寄せられて、強度の中心が合流側ア部111の中心と略一致した光202とされ、光の蛇行が補正される。
図7は、ポートQから入射されて合流側ア部111内をZ1方向に伝播し始めた光210が例えばX2方向に蛇行した場合を示す。光210がX2方向に蛇行して光211となった場合には、矢印251で示すように、光211のうちX2側の裾野部のエネルギが高屈折率領域部160−1に吸収され、コアの中心側をピークとする成分のみが残るようになって、光211は強度の中心がX2側に寄せられて、強度の中心が合流側ア部111の中心と略一致した光212とされ、光の蛇行が補正される。
よって、合流側ア部111の終端では、光はその強度の中心が合流側ア部111の中心と略一致した状態となって、分岐点102−1での不均一性が改善され、光は分岐点102−1では等しく分岐されて第1段階の分岐側コア部121,122内に入る。
上記の光の蛇行を補正する動作は、光が各分岐側コア部121〜148を伝播している間にも行なわれる。よって、光は分岐点102−2〜102−7では等しく分岐されて夫々下流側の分岐側コア部内に入って伝播される。
よって、後述するようにポートの損失の不均一性が改善される。
また、光の蛇行が補正されることによって、ポートQから分岐点102−1までの距離を短くすることも可能となる。
(2)漏れ光伝播阻止用帯170の作用
光は各分岐点102−1〜102−7においてコア部から外に一部漏れ出す。図8中、300,301は最初の分岐点102−1の個所で外に漏れ出した光である。302,303は次の分岐点102−2の個所で外に漏れ出した光である。304,305は別の分岐点102−3の個所で外に漏れ出した光である。
漏れ光300,301、302,305はコアパターン101の外側に向かうので問題は起こさない。
漏れ光303はクラッド帯150を横切り、高屈折率領域部160−4内に入り、高屈折率領域部160−4内を分岐側コア部133に向かって進む。しかし、分岐側コア部133に到る前に帯部170−2でもって反射され、光の分岐側コア部133に向かう伝播が遮蔽される。反射された光は、場合によっては別の帯部170−1で反射され、高屈折率領域部160−4内を伝播する間に次第に吸収される。よって、漏れ光303が分岐側コア部133を伝播している光と無用に結合してしまうことが防止される。
漏れ光304はクラッド帯150を横切り、高屈折率領域部160−4内に入り、高屈折率領域部160−4内を分岐側コア部132に向かって進む。しかし、分岐側コア部133に到る前に帯部170−1でもって反射され、光の分岐側コア部132に向かう伝播が遮蔽される。反射された光は、場合によっては別の帯部170−2で反射され、高屈折率領域部160−4内を伝播する間に次第に吸収される。よって、漏れ光303が分岐側コア部132を伝播している光と無用に結合してしまうことが防止される。
即ち、分岐点102−2、102−3で個所で外に漏れ出して分岐側コア部133、132に向かう光は、漏れ光伝播阻止用帯170よりZ2側の領域に閉じ込められて、高屈折率領域部160−4内を伝播している間に吸収される。
このことによっても、後述するようにポートの損失の不均一性が改善される。なお、この漏れ光伝播阻止用帯170の作用は補助的なものである。
(3)図9及び図10は、上記の8分岐光導波路装置100の特性を示す。共にシミュレーションの結果である。本発明者はシミュレーションの結果が実測の結果に近いことを確認した。図9は、ポートP1〜P4の損失の波長依存性を示す。即ち、線LP1〜LP4は、ポートP1〜P4の損失が入射する光の波長によって変動する様子を示す。ポートP8〜P5は、ポートP1〜P4の損失と同様である。
図9より、入射する光の波長に応じた各ポートの損失の変動が、図13に示す従来に比較して小さくなっていることが分かる。
図10の線Iは、ポートの損失の不均一性の波長依存性を示す。即ち、光の波長毎に最大ポート損失と最小ポート損失との差を示す。図10より、ポート損失の差が、最大でも0.2dBであり、図14に示す従来の0.37dBよりも小さくなっている。
図10の線IIは、分岐に伴う損失の波長依存性を示す。分岐に伴う損失は従来と同じ程度である。
[変形例]
次に変形例について説明する。
上記実施例では高屈折率領域160はコアパターン101とクラッド帯150の部分を除いて全面に形成してあるけれども、部分的に設けてもよい。例えば、図1中、高屈折率領域部160−1のうちX2側の部分、高屈折率領域部160−2のうちX1側の部分については高屈折率領域が形成されていない構成でもよい。高屈折率領域160はクラッド帯部151X1及びクラッド帯部151X2に沿う領域に存在していればよい。
漏れ光伝播阻止用帯170の形状はZ1側が凸のU字形状でもよい。また、漏れ光伝播阻止用帯170は、溝内をフッ素化していないポリイミド等の吸収材料で埋めて形成してもよい。この場合には、漏れ光303、304は漏れ光伝播阻止用帯に到るとここで吸収される。
また、本発明は光回路にも、分岐点を有しない光導波路装置にも適用が可能である。
本発明の実施例1になる8分岐光導波路装置の平面図である。 図1の8分岐光導波路装置の一部を拡大して示す図である。 ポート及び合流側ア部の付近を拡大して示す図である。 図1中、IV-IV線に沿う拡大断面図である。 図1の8分岐光導波路装置の製造工程を示す図である。 合流側ア部内を伝播している光がX1方向に蛇行した場合の補正動作を説明する図である。 合流側ア部内を伝播している光がX2方向に蛇行した場合の補正動作を説明する図である。 漏れ光伝播阻止用帯の作用を説明する図である。 図1の8分岐光導波路装置のポートの損失の波長依存性を示す図である。 図1の8分岐光導波路装置のポートの損失の不均一性の波長依存性を示す図である。 従来の8分岐光導波路装置の平面図である。 図11中、XII-XII線に沿う拡大断面図である。 図11の8分岐光導波路装置のポートの損失の波長依存性を示す図である。 図11の8分岐光導波路装置のポートの損失の不均一性の波長依存性を示す図である。
符号の説明
100 8分岐光導波路装置
101 コアパターン
102−1〜102−7 分岐点
103 シリコン基板
111 合流側ア部
121,122 第1段階の分岐側コア部
131〜134 第2段階の分岐側コア部
141〜148 第4段階の分岐側コア部
150 クラッド帯
151X1,151X2 クラッド帯部
160 高屈折率領域
160−1〜160−9 高屈折率領域部
170 漏れ光伝播阻止用帯
P1〜P8 ポート

Claims (5)

  1. 基板上に、コアと前記コアを覆うクラッドとによって形成された光導波路を有する光導波路装置において、
    前記コアは、合流側コア部と、分岐点で前記合流側コア部から分岐してある分岐側コア部とを有する構成であり、
    前記クラッドは、帯形状であり、前記合流側コア部の両側及び前記分岐側コア部の両側に沿うクラッド帯部を有する構成であり、
    且つ、前記クラッドの前記クラッド帯部の外側に、前記クラッドの屈折率よりも高い屈折率を有する高屈折率領域を有する構成としたことを特徴とする光導波路装置。
  2. 請求項1に記載の光導波路装置において、
    前記高屈折率領域は、前記コアの高分子材料と同じ高分子材料であり、前記コアを形成する露光現像工程において除去されずに残された部分である構成としたことを特徴とする光導波路装置。
  3. 請求項1に記載の光導波路装置において、
    前記高屈折率領域のうち、前記分岐点より後ろ側の部分に、前記分岐点より漏れ出して別の分岐側コア部に向かう光の伝播を阻止する漏れ光伝播阻止部を有する構成としたことを特徴とする光導波路装置。
  4. 請求項3に記載の光導波路装置において、
    前記漏れ光伝播阻止部は、前記分岐点で分岐された一つの分岐側コア部側の帯部と別の分岐側コア部側の帯部よりなり、前記分岐点の側とは反対の方向に凸のV字形状である構成としたことを特徴とする光導波路装置。
  5. 基板上に、コアと前記コアを覆うクラッドとによって形成された光導波路を有する光導波路装置において、
    前記クラッドは、帯形状であり、前記コアの両側に沿うクラッド帯部を有する構成であり、
    且つ、前記クラッドの前記クラッド帯部の外側に、前記クラッドの屈折率よりも高い屈折率を有する高屈折率領域を有する構成としたことを特徴とする光導波路装置。
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