JPWO2012026524A1 - マッハツェンダー干渉計−アレイ導波路格子及び平面光波回路チップ - Google Patents

マッハツェンダー干渉計−アレイ導波路格子及び平面光波回路チップ Download PDF

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Abstract

本発明は、MZI−AWG特性を劣化させずに、取り数を確保することができるマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子及び平面光波回路チップを提供する。本発明の一実施形態に係るマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子(MZI−AWG)10は、マッハツェンダー干渉計(MZI)20と、MZI20を入力導波路に用いたアレイ導波路格子(AWG)30とを備える。MZI20のFSRをAWG30のチャネル間隔と一致させた。MZI20の入力側カプラ21と出力側カプラ22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、この中心部a0から焦点距離Lfを半径とする円弧状の端面である他方の端面31bの中心部b0とを結ぶ直線の延長線A0上に配置されている。

Description

本発明は、非対称マッハツェンダー干渉計を入力導波路に用いたマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子及び平面光波回路チップに関する。
従来、二つのアーム導波路間に光路長差を持たせたマッハツェンダー干渉計を入力導波路に用いたマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子(MZI−AWG)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このMZI−AWG100を図7に示す。MZI−AWG100は、マッハツェンダー干渉計(MZI)102と、MZI02を入力導波路に用いたアレイ導波路格子(AWG)104とを備える。このMZI−AWG100では、交差部112で二つのアーム導波路110,110´を交差させた交差導波路を用いて、MZI102の二つのアーム導波路110,110´を反転させたレイアウトとすることで、1枚のウエハからの取り数を増加させている。
EP 1857846号公報
しかしながら、上記従来技術では、交差部112で損失が発生し、さらに、交差部112で発生した放射光が迷光になりMZI−AWG特性の劣化につながる可能性がある。特に、交差部112で発生する損失(回折損失)は、平面光波回路をより小型化するために比屈折率差Δを小さくする程大きくなる。また、交差部112の交差角θが小さいと損出が発生するために、交差角θを60度程度より大きくするのが望ましい。しかし、交差角θを大きくすると、アーム導波路110,110´の形成領域が大きくなり、平面光波回路を小型化するのが難しくなる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、MZI−AWG特性を劣化させずに、取り数を確保することができるマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子及び平面光波回路チップを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る発明は、マッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子であって、入力導波路と、該入力導波路に接続された入力側カプラと、出力側カプラと、該入力側カプラと該出力側カプラとの間に接続され光路長差を持たせた二つのアーム導波路とを有するマッハツェンダー干渉計と、前記マッハツェンダー干渉計の出力側カプラが接続された入力スラブ導波路と、複数本の出力導波路と、該出力導波路が接続された出力スラブ導波路と、該入力スラブ導波路と該出力スラブ導波路との間に接続され複数本のチャネル導波路からなるアレイ導波路を有するアレイ導波路格子と、を備え、前記マッハツェンダー干渉計の自由スペクトル間隔と前記アレイ導波路格子のチャネル間隔とが一致するように構成され、前記マッハツェンダー干渉計の二つのアーム導波路のうち、光路長の長い側のアーム導波路が、前記アレイ導波路における光路長の長い側のチャネル導波路と同じ側に配置されており、前記入力側カプラが、前記入力スラブ導波路の前記アレイ導波路が形成されている一方の端面の中心部と、前記出力側カプラとを結ぶ直線上に配置されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る発明は、上記第1の態様に係るマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子を備える平面光波回路チップであって、前記アレイ導波路を有する湾曲した中央部と、前記中央部の一方の端から延在し、前記入力スラブ導波路を有する第1の直線部と、前記中央部の他方の端から前記第1の直線部と角度を成して延在し、前記出力スラブ導波路を有する第2の直線部と、前記第1の直線部から延在し、前記マッハツェンダー干渉計を有する第1の側端部と、前記第2の直線部から延在し、前記複数本の出力導波路を有する第2の側端部と、を備えたブーメラン形状であることを特徴とする。
本発明によれば、マッハツェンダー干渉計の入力側カプラと出力側カプラを、入力スラブ導波路のアレイ導波路が形成されている一方の端面の中心部を中心とする、入力スラブ導波路の半径の延長線上に配置することで、MZI−AWGの特性を劣化させずに、1枚のウエハからの取り数を確保できる。
つまり、上記従来技術では、交差導波路を用いて,入力導波路となるマッハツェンダー干渉計のアーム導波路部分を反転させた配置とすることで、ウエハからの取り数を増加させているので、交差導波路で損失が発生し、その結果、発生した放射光が迷光になりMZI−AWG特性の劣化につながる可能性があった。これに対して、本発明によれば、低損失でフラット型のマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子を実現するのに、交差導波路を用いていないので、MZI−AWG特性を劣化させずに、取り数を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係るマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子の概略構成を示す平面図。 図1に示すマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子の一部を拡大して示す説明図。 複数個のマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子が基板(ウエハ)の一部を示す平面図。 図3に示す基板から切り出された一つの平面光波回路チップを示す平面図。 本発明の第2実施形態に係るマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子の概略構成を示す平面図。 本発明の第3実施形態に係るマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子の概略構成を示す平面図。 従来のマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子の概略構成を示す平面図。
次に、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において、同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子(以下、MZI−AWGという。)10の概略構成を示している。
MZI−AWG10は、図1に示すように、マッハツェンダー干渉計(以下、MZIという。)20と、MZI20を入力導波路に用いたアレイ導波路格子(以下、AWGという。)30と、を備えている。このMZI−AWG10では、MZI20の自由スペクトル間隔(FSR)をAWG30のチャネル間隔と一致させている。
MZI20は、入力導波路40と、入力導波路40に接続された入力側カプラ21と、出力側カプラ22と、入力側カプラ21と出力側カプラ22の間に接続され所定の光路長差ΔLを持たせた二つのアーム導波路23,24とを有する非対称マッハツェンダー干渉計である。所定の光路長差ΔLは、MZI20のFSRをAWG30のチャネル間隔と一致させるような値に設定される。
なお、入力側カプラ21は例えばY分岐器で構成され、出力側カプラ22は例えば3dB方向性結合器で構成されている。入力側カプラ21には、入力導波路40が接続されている。入力側カプラ21は、3dB方向性結合器で構成しても良い。
AWG30は、MZI20の出力側カプラ22が接続された入力スラブ導波路31と、複数本の出力導波路32と、出力導波路32が接続された出力スラブ導波路33と、入力スラブ導波路31と出力スラブ導波路33との間に接続された複数本のチャネル導波路34aからなるアレイ導波路34とを備えている。複数のチャネル導波路34aは、その隣接するチャネル導波路34a間の光路長差が一定値だけ異なるように配置されている。
また、図1及び図2に示すように、入力スラブ導波路31の両端面のうち、MZI20の出力側カプラ22が接続された他方の端面31bは、アレイ導波路34が形成されている一方の端面31aの中心部a0から焦点距離Lfを半径とする円弧状の端面である。
このMZI−AWG10の特徴は、図1及び図2に示すように、以下の構成を有する点にある。
(1)MZI20の光路長の長い側のアーム導波路23がアレイ導波路34における光路長の長い側のチャネル導波路34aと同じ側にある。
(2)MZI20の入力側カプラ21と出力側カプラ22が、入力スラブ導波路31のアレイ導波路34が形成されている一方の端面31aの中心部a0を中心とする、入力スラブ導波路31の半径(焦点距離Lfの半径)の延長線上に配置されている。
つまり、入力側カプラ21と出力側カプラ22が、入力スラブ導波路31の両端面のうち、アレイ導波路34が形成されている一方の端面31aの中心部a0と、中心部a0から入力スラブ導波路31の半径の位置にある点とを結ぶ直線の延長線上に配置されている。
本実施形態では、一例として、MZI20の入力側カプラ21と出力側カプラ22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、この中心部a0から焦点距離Lfを半径とする円弧状の端面である他方の端面31bの中心部b0とを結ぶ直線の延長線A0上に配置されている。
(3)MZI20の出力側カプラ22が入力スラブ導波路31の他方の端面31bに接続されている。
本実施形態では、出力側カプラ22が、他方の端面31bの中心部b0で、入力スラブ導波路31に接続されている。
具体的には、3dB方向性結合器で構成された出力側カプラ22の二つの出力端が、中心部b0に関して対称となる位置で、入力スラブ導波路31に接続されている。
このように、MZI−AWG10では、アーム導波路23,24に光路長差ΔLを持たせたMZI20をAWG30の入力導波路に用い、MZI20のFSRをAWG30のチャネル間隔と一致させ、MZI20の光路長の長い側のアーム導波路23がアレイ導波路34における光路長の長い側のチャネル導波路34aと同じ側になるレイアウトにしている。そして、MZI20の入力側カプラ21と出力側カプラ22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0を中心とする、入力スラブ導波路31の焦点距離Lfの半径の延長線上に配置されている。
以上の構成を有するMZI−AWG10は、通常のAWGと同様に、各出力導波路32から所望の波長を取り出す波長分波機能と、その逆の光路を辿る波長合波機能とを果たすことができる。
MZI−AWG10では、MZI20の入力導波路40に複数の波長(λ1〜λn)が多重された光が入射すると、AWG30の入力スラブ導波路31の光入射部(光入射面)では、AWG30のチャネル間隔とFSRを一致させたMZI20の波長特性により、各チャネルの所定の波長域において、波長によって光電界分布の位置がMZI20のFSRの周期で変化する。
一方、AWG30の出力スラブ導波路33の光出射部(集光面)では、各チャネルの所定の波長域において、集光する位置が波長によって異なる。
このように出力スラブ導波路33の集光面において、波長によって集光する位置が動くのを、入力スラブ導波路31の光入射面において、MZI20の波長特性により、波長によって光電界分布(光フィールド)の位置をFSRの周期で変化させることでキャンセルする。
このようにすることで、見かけ上、各チャネルの所定の波長域で、出力スラブ導波路33の集光面における波長に対する光フィールドの動きを停止させてフラット化を行っている。
上記構成を有するMZI−AWG10によれば、以下の作用効果を奏する。
各チャネルにおいて、光周波数変化に対して中心光周波数付近で光電界分布の動きを停滞させて、各チャネルにおける所定の帯域で低損失かつフラットな透過スペクトル特性のMZI−AWGを実現することができる。
MZI20の出力側カプラ22が入力スラブ導波路31の一方の端面31の中心部a0から焦点距離Lfの位置にある点(円弧状の端面である他方の端面31bの中心部b0)で、入力スラブ導波路31に接続されている。このため、交差導波路を用いた上記従来技術のように、交差部112で損失が発生したりせず、また、交差部112で発生した放射光が迷光になりMZI−AWG特性の劣化につながる可能性も無くなる。
また、交差導波路を用いていないため、比屈折率差Δを小さくして平面光波回路を小型化するのが容易になる。
さらに、MZI20の入力側カプラ21と出力側カプラ22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、この中心部a0から焦点距離Lfを半径とする円弧状の端面である他方の端面31bの中心部b0とを結ぶ直線の延長線A0上に配置されている。この構成により、MZI20の一部(アーム導波路23,24の一部、入力側のカプラ21)及びカプラ21に接続された入力導波路40が、入力スラブ導波路31の内側側面31cよりも内方(図1で右側)へ突出しない。
これにより、図3に示すように、複数個のMZI−AWG10を1枚のウエハ(例えば、直径4インチのシリコン基板等のウエハ)50上に、隣接するMZI−AWG10同士が互いに交差しないように近接させて形成する際に、MZI−AWG10の取り数を確保することができる。
また、比屈折率差Δを小さくしてMZI−AWG10自体を小さくすることで、1枚のウエハ当たりのMZI−AWG10の取り数を更に増やすことができる。これに対して、上記従来技術では、比屈折率差Δを小さくしてMZI−AWG回路自体を小さくしようとすると、上記交差部112(図7参照)での回折損失が大きくなるので、交差角θを大きくする必要がある。これにより、MZI−AWG回路自体が大きくなり、1枚のウエハ当たりのMZI−AWG回路の取り数が減ってしまう。
このように、本実施形態に係るMZI−AWG10によれば、MZI−AWG特性を劣化させずに、取り数を確保することができる。
図4は、図3に示すウエハ50から切り出された一つの平面光波回路チップ(以下、PLCチップという。)60を示している。図3において、符号「51」は、一つ一つのPLCチップ60をウエハ50から切り出す際の、炭酸ガスレーザ等のレーザによる切断線である。
図4に示すPLCチップ60は、図1に示すMZI−AWG(MZI−AWG回路)10が基板50A上に形成されている。
MZI−AWG10を有するPLCチップ60は、図3に示すように複数個のMZI−AWG10が互いに交差しないように近接させて形成された一枚のウエハ50から、切断線51に沿ってレーザにより切断されたものである。
このように1枚のウエハ50から切断された一つのPLCチップ60全体の輪郭が、次のような構成a乃至dを有するブーメラン形状である。
(a)アレイ導波路34が形成された湾曲した中央部60aを有する。
(b)中央部60aの両側から互いに角度を成すように延び、入力スラブ導波路31及び出力スラブ導波路33がそれぞれ形成された左右の直線部60b、60cを有する。
(c)MZI20が形成された左側端部60dを有する。
(d)複数本の出力導波路32が形成された右側端部60eを有する。
さらに、左側端部60dには、入力導波路40の端部である入射ポート71が存在する直線状の入力側端面61が形成されている。右側端部60eには、複数の出力導波路32の各端部である出射ポート72が存在する直線状の出力側端面62が形成されている。入力側端面61と出力側端面62は略平行である。
図4に示すPLCチップ60は、次のようにして作製される。
まず、図3に示すように、石英基板或いはシリコン基板などのウエハ50上に、光ファイバ製造技術と半導体微細加工技術を組み合わせて、コアとクラッドからなる光導波路をそれぞれ含む複数個のMZI−AWG10を形成する。
次に、図3に示すウエハ50を切断線51に沿って切断することにより、複数個のPLCチップ60が作製される。
このように全体の輪郭がブーメラン形状でMZI−AWG10を有するPLCチップ60は、小型化が可能で、かつ製造コストを低減することができる。
また、PLCチップ60には直線状の入力側端面61及び直線状の出力側端面62が設けられているので、信号光の伝送線路となる光ファイバ、シリカ系材料をベースとした光導波路を有する別のPLCチップ、半導体レーザ素子や半導体受光素子等の光能動部品との接続が容易になる。
(実施例)
実施例として、比屈折率差Δ=1.2%の石英系PLCを用いて、チャネル間隔100GHz、チャネル数40chのMZI−AWG10を有するPLCチップ60を作製した。
また、1枚のウエハ50から作製できたPLCチップ60の数については、以下のような結果が得られた。
比屈折率差Δ=1.2%の石英系PLCを用いて、チャネル間隔100GHz、チャネル数40chのMZI−AWGを作製した場合:
本実施形態では、4インチのウエハ1枚から10個のPLCチップ60を作製することができた。これに対して、上記従来技術を用いた場合、4インチのウエハ1枚から作製できたPLCチップは4個であった。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係るMZI−AWG10Aの概略構成を示している。 このMZI−AWG10Aでは、図2及び図5に示すように、MZI20の二つのカプラ21,22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、その他方の端面(円弧状の端面)31bの中心部b0から左方へずれた点(中心部a0から焦点距離Lfの位置にある点)b1を結ぶ直線の延長線A1上に配置されている。MZI−AWG10Aのその他の構成は、図1に示すMZI−AWG10と同様である。
(第3実施形態)
図6は本発明の第2実施形態に係るMZI−AWG10Bの概略構成を示している。 このMZI−AWG10Bでは、図2及び図6に示すように、MZI20の二つのカプラ21,22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、その他方の端面(円弧状の端面)31bの中心部b0から右方へずれた点(中心部a0から焦点距離Lfの位置にある点)b2を結ぶ直線の延長線A2上に配置されている。MZI−AWG10Bのその他の構成は、図1に示すMZI−AWG10と同様である。
なお、第2実施形態、および第3実施形態に示すように、MZI20の二つのカプラ21,22を、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、その他方の端面(円弧状の端面)31bの中心部b0からずれた点b1またはb2とを結ぶ直線の延長線上に配置することで、中心波長の補正することができる。
通常、第1実施形態に示すように、MZI20の二つのカプラ21,22を、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、その他方の端面(円弧状の端面)31bの中心部b0とを結ぶ直線の延長線上に配置した場合に設定された中心波長となるように設計を行うが、製造上のウエハ面内のプロセス誤差の分布等で各チップの中心波長が異なってしまう場合がある。
このような場合、第2実施形態、および第3実施形態に示すように、カプラ21,22を、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、その他方の端面(円弧状の端面)31bの中心部b0からずれた点b1またはb2とを結ぶ直線の延長線上に配置し、中心部b0からのずらし量を調整することで任意に中心波長の補正を行うことができる。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
本発明は、上記第1乃至第3実施形態の構成に限らず、MZI20の二つのカプラ21,22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、この中心部a0から入力スラブ導波路31の焦点距離Lfの位置にある点とを結ぶ直線の延長線上に配置されている場合にも適用される。
例えば、MZI20の二つのカプラ21,22が、入力スラブ導波路31の一方の端面31aの中心部a0と、円弧状の端面である他方の端面31b上の上記各点b0、b1、b2以外の任意の点を結ぶ直線の延長線上に配置されている場合にも本発明は適用可能である。

Claims (7)

  1. マッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子であって、
    入力導波路と、該入力導波路に接続された入力側カプラと、出力側カプラと、該入力側カプラと該出力側カプラとの間に接続され光路長差を持たせた二つのアーム導波路とを有するマッハツェンダー干渉計と、
    前記マッハツェンダー干渉計の出力側カプラが接続された入力スラブ導波路と、複数本の出力導波路と、該出力導波路が接続された出力スラブ導波路と、該入力スラブ導波路と該出力スラブ導波路との間に接続され複数本のチャネル導波路からなるアレイ導波路を有するアレイ導波路格子と、
    を備え、
    前記マッハツェンダー干渉計の自由スペクトル間隔と前記アレイ導波路格子のチャネル間隔とが一致するように構成され、
    前記マッハツェンダー干渉計の二つのアーム導波路のうち、光路長の長い側のアーム導波路が、前記アレイ導波路における光路長の長い側のチャネル導波路と同じ側に配置されており、
    前記入力側カプラが、前記入力スラブ導波路の前記アレイ導波路が形成されている一方の端面の中心部と、前記出力側カプラとを結ぶ直線上に配置されている
    ことを特徴とするマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子。
  2. 前記入力スラブ導波路の他方の端面は、前記一方の端面の中心部から焦点距離Lfを半径とする円弧状の端面であり、該円弧状の端面に前記マッハツェンダー干渉計の出力側カプラが接続されていることを特徴とする請求項1に記載のマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子。
  3. 前記マッハツェンダー干渉計の出力側カプラが、前記円弧状の端面の中心部に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子。
  4. 前記マッハツェンダー干渉計の出力側カプラが、前記円弧状の端面の中心部からずれた位置に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子。
  5. 前記マッハツェンダー干渉計の出力側カプラが3dB方向性結合器であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載されたマッハツェンダー干渉計-アレイ導波路格子を備える平面光波回路チップであって、
    前記アレイ導波路を有する湾曲した中央部と、
    前記中央部の一方の端から延在し、前記入力スラブ導波路を有する第1の直線部と、
    前記中央部の他方の端から前記第1の直線部と角度を成して延在し、前記出力スラブ導波路を有する第2の直線部と、
    前記第1の直線部から延在し、前記マッハツェンダー干渉計を有する第1の側端部と、
    前記第2の直線部から延在し、前記複数本の出力導波路を有する第2の側端部と、
    を備えたブーメラン形状であることを特徴とする平面光波回路チップ。
  7. 前記左側端部は、前記マッハツェンダー干渉計の入力側カプラに接続された前記入力導波路の端部が存在する直線状の入力側端面を有し、かつ前記右側端部は、前記複数の出力導波路の各端部が存在する直線状の出力側端面を有することを特徴とする請求項6に記載の平面光波回路チップ。
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