JP2007100651A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の機種に適合するバルブタイミング調整装置を、加工精度を要求されない切削加工により簡単且つ安価に得られるようにする。
【解決手段】内側に複数の突起状のシューを有し該シュー間で油圧室を形成するクランクシャフトと一体回転する第1回転体と、前記油圧室をそれぞれ進角油圧室と遅角油圧室とに分ける複数のベーンを放射状に有し前記第1回転体内で所定角度だけ相対回動可能で吸気または排気のカムシャフトと一体固定された第2回転体と、第1回転体のベーンと第2回転体のシューの当接面のいずれか一方に形成され切削加工により第2回転体の動作可能範囲を変更する被加工部とを備えたものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、エンジン等の内燃機関(以下、エンジンと称する)の吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを制御するバルブタイミング調整装置に関するものである。
従来のバルブタイミング調整装置は、カムシャフトの軸受け部を有するハウジング、内側に複数の突起状のシューを有し該シュー間で油圧室を形成するケース、および前記油圧室を塞ぐフロントカバーおよびリアカバーを一体に固定しクランクシャフトと一体回転する第1回転体と、前記油圧室をそれぞれ進角油圧室と遅角油圧室とに分ける複数のベーンを有し前記第1回転体内で所定角度だけ相対回動可能で吸気または排気のカムシャフトと一体固定された第2回転体とで構成され、エンジン摺動部分へ油を供給するオイルポンプの油圧が給排され、この油圧により第1回転体に対する第2回転体の相対位置が制御される。
上記の構成において、エンジン始動時の油圧力が無い時には、第1回転体のシューと第2回転体のベーンが当接、分離を繰返し打音が生じる。そこで、前記シューに半径方向に貫通させた穴を設け、その穴に収納したロックピンを該穴に挿入したコイルスプリングで押圧して、例えば第2回転体が最遅角位置に位置したとき該第2回転体の外周面に設けた係合凹部に係合させ、第1回転体と第2回転体の相対位置を固定して打音の発生を抑制している。そして、エンジン始動によりオイルタンクからの油圧が高まると、その油圧力でコイルスプリングの押圧力に抗して、ロックピンを係合凹部から離脱させて第1回転体と第2回転体を相対回転可能とする。
このバルブタイミング調整装置は、例えば、内燃機関の機種毎に好適なタイミングの範囲が存在している。このため、最遅角バルブタイミングから最進角バルブタイミングまでの範囲、回転位相差の許容範囲も自ずと内燃機関の機種毎に設計変更をしなければならなかった。そこで、従来は特許文献1に記載されているように、油圧室の側板に可変角制限ピンを設け、この可変角制限ピンにベーンを当接させることが行われている。この場合、例えば、高速回転用内燃機関のバルブタイミング調整装置と、低速回転用内燃機関のバルブタイミング調整装置は、バルブタイミング調整装置のサイズとバルブタイミング調整装置に連結するチェーンスプロケットとカムシャフトが同一であるが、内燃機関の仕様によって最大動作角度のみ異なるバルブタイミング調整装置の要求がある。
特許第3473368号公報
従来のバルブタイミング調整装置は上記のように構成されているので、内燃機関の機種に適合するように動作角度を変更するためには、動作角度を制限する制限ピン、その制限ピンを挿入する穴加工、その穴に制限ピンを挿入する工程を要した。このため、部品点数、加工点数、作業点数等が増加し、コストアップになるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、バルブタイミング調整装置の一部を切削加工するのみで、最大動作角度の異なるバルブタイミング調整装置を高精度に且つ安価に作り分けすることを目的とする。
この発明に係るバルブタイミング調整装置は、カムシャフトの軸受け部を有するハウジング、内側に複数の突起状のシューを放射状に有し該シュー間で油圧室を形成するケース、前記油圧室を塞ぐフロントカバーおよびリアカバーを一体固定しクランクシャフトと一体回転する第1回転体と、前記油圧室をそれぞれ進角油圧室と遅角油圧室とに分ける複数のベーンを有し前記第1回転体内で所定角度だけ相対回動可能で吸気または排気のカムシャフトと一体固定された第2回転体と、前記進角油圧室と遅角油圧室とに作動油を供給可能および排出可能な油圧給排手段と、前記第1回転体に設けられ前記第2回転体が最遅角位置または最進角位置に回転し第2回転体の表面に設けられた係合凹部と対向すると付勢手段の付勢力で該係合凹部に突出係合するロックピンと、前記シューまたは前記ベーンの当接面のいずれか一方に形成され切削加工により前記第2回転体の動作可能範囲を拡大する被加工部とを備えたものである。
この発明によれば、第1回転体に設けられたシューまたは第2回転体に設けられたベーンの当接面のいずれか一方に形成された被加工部を切削加工することで該第2回転体の動作可能範囲を拡大するように構成したので、機種を異にする内燃機関に適合するバルブタイミング調整装置を、新たな部品を要することなく、加工精度を要しない簡単な切削加工で安価に作り分けすることができる。
また、シューとベーンの当接部が複数あるときには、その各当接部に突設量の異なる被加工部を形成しておくことで、複数の機種を異にする内燃機関に適するバルブタイミング調整装置を新たな部品を要することなく、加工精度を要しない簡単な加工で安価に作り分けすることができる。この場合、突出量を異にする被加工部を回転軸を挟んで対角順に設けておくことにより、切削加工による動作可能範囲の変更によるバランス変化を少なくすることができる。
実施の形態1.
図面はこの発明の実施の形態1によるバルブタイミング調整装置の内部構成を示すもので、図1は第2の回転体が最遅角位置に位置するときの図2のB−B線に沿うバルブタイミング調整装置の縦断面図、図2は図1のA−A線に沿う横断面図、図3は第2の回転体が最進角位置に位置するときのバルブタイミング調整装置の横断面図である。
この実施の形態1によるバルブタイミング調整装置1は、図1乃至図3に示すように、エンジン(図示せず)のクランクシャフト(図示せず)とチェーン(図示せず)を介して同期回転する第1回転体1と、この第1回転体1内に配設されかつ吸気または排気カムシャフト(以下、カムシャフトと称する)2の端面に一体に固定された第2回転体3とから概略構成されている。
第1回転体1は、内側に径内方向へ突出した複数のシュー4b−1〜4b−4を有するケース4と、このケース4の内空間を塞ぐフロントカバー5とクランクシャフトの回転駆動力を受けるスプロケット4aを外側に有するリアカバー6から概略構成されており、ボルト7により3者一体に固定されている。
第2回転体3は、カムシャフト2の端面にワッシャ8を介してボルト9により一体に締結されたボス部10aと、このボス部10aの外周部から径方向外方へ放射状に突出した複数のベーン10b−1〜10b−4を有するロータ10で構成される。このロータ10のベーン10b−1〜10b−4はケース4のシュー4b−1〜4b−4によって形成された複数の内空間を、ロータ10をケース4に対して進角側に相対回転させる際に油圧供給を受ける複数の進角油圧室11と、ロータ10をケース4に対して遅角側に相対回動させる際に油圧供給を受ける複数の遅角油圧室12に区画している。各進角油圧室11には油圧を給排する遅角油路13が連通し、各遅角油圧室12には油圧を給排する進角油路(図示せず)が連通している。
ケース4のシュー4b−1には径方向に貫通する収納穴15(第1の穴)が形成されている。この収納穴15内には、その軸方向に沿って往復摺動可能な略円柱状のロックピン16が径外より挿入配設されている。また、シュー4b−1には収納穴15と交差する方向(ロータ10の軸方向)に略円柱状の穴(第2の穴)4cが形成されている。そして、上記収納穴15にロックピン16を押圧するように挿入したコイルスプリング18の後端を係止するように押さえ部材31を該収納穴に挿入し、この押さえ部材31の周面に挿入方向と直交する方向に形成された係合凹部31aを上記の穴4cに合致させ、この合致した穴にピン17を挿入して押さえ部材31を抜け止め支持する。
実施の形態1では、第1回転体1のシュー4b−1と第2回転体3のベーン10b−1が当接することでバルブタイミング調整装置の最も遅くなる位置(最遅角位置)を決定し、ロータ10の回転によってベーン10b−1の他の面がシュー4b−2と当接または他のシューと他のベーンが当接することで、バルブタイミング調整装置が最も進んだ位置(第1の最進角位置)を決定する。この最遅角位置と最進角位置の間の角度がバルブタイミング調整装置の最大動作角度である。実施の形態1では、4対のシュー4b−1〜4b−4とベーン10b−1〜10b−4があるが、最進角位置と最遅角位置で当接するシューとベーンはそれぞれ一対となっている。
実施の形態1は第2回転体が第1回転体に対して最も遅れた位置(最遅角位置)でロックピンが第2回転体表面の係合凹部19に係合する例である。そして、この収納穴15には解除油路20が連通している。各ベーン10b−1、10b−3、10b−4の回転方向の面(進角方向面)には、それぞれ突出量が異なる(順次少ない)被加工部33a,33c、33dが形成されている。
次に動作について説明する。
まず、ケース4に対するロータ10の相対位置が図1、図2に示す最遅角位置にあるとき、ロックピン16がコイルスプリング18の付勢力により係合凹部19に係合している(ロックピン係合状態)。この状態でエンジン始動に伴い、オイルポンプから解除油路20を介して収納穴15に油圧が供給されると、この油圧をロックピン16の段部で受ける。このため、ロックピン16は油圧によりコイルスプリング18の付勢力に抗して収納穴15内を径方向に摺動し、係合凹部19より解除される。このとき、ロックピン背圧側のオイルは油路35からフロントカバー5側に排出される。ロックピン16が解除されたロータ10は、進角油路13を介して進角油圧室11内にオイルが供給され、遅角油圧室12内のオイルが遅角油路(図示せず)を介して排出されることにより、図3に示すように進角側に相対回動する。
この場合、ベーン10b−1の被加工部33aがシュー4b−2に当接したときが第1の最大動作角度Aである。この最大動作角度Aより大きな動作角度を必要とするときは、図4に示すように、ベーン10b−1の被加工部33aを切削加工により除去し、図5に示すように回転軸を挟んだ対角側の被加工部33aより突出量の小さなベーン10b−3の被加工部33cをシュー4b−3に当接させるようにする。これによりできた最遅角位置と進角当接位置の間の角度がこのバルブタイミング調整装置における第2の最大動作角度Bであり動作角度が拡大する。つまり、第1の最大動作角度Aより大きな第2の最大動作角度Bとすることができる。
さらに、大きな動作角度を必要とするときには、図6に示すように被加工部33cを切削加工により除去し、図7に示すように対角側の被加工部33cより突出量の小さなベーン10b−4の被加工部33dをシュー4b−1に当接させるようにすることにより、第2の最大動作角度Bより大きな第3の最大動作角度Cとすることができる。
この場合、第1回転体1であるケース4と第2回転体3であるロータ10の複雑な形状は、ダイカスト、押し出し、焼結などの成形でできているため、元の当接面も、機械加工によって新しくできた当接面も成形時の形状/寸法で決定しており、機械加工は当接しないようにするだけで加工の精度は要求されない。また、部品点数が増すことなく、加工精度も要求されることがなく、コストをかけずにバルブタイミング調整装置の作り分けが可能である。
なお、ケース4に対するロータ10の相対位置が進角位置の場合、遅角油路13を介して遅角油圧室12内にオイルが供給され、進角油圧室11内のオイルが進角油路(図示せず)を介して排出されることにより、遅角側に相対回動する。ケース4に対するロータ10の相対位置が最遅角位置まで回動すると、図2、図4、図6に示すように、ロックピン16はコイルスプリング18の付勢力により収納穴15内を径内方向に摺動し、係合凹部19に係合する。
以上のように、この実施の形態1によれば、第1回転体に設けられたシューまたは第2回転体に設けられたベーンの当接面のいずれか一方に形成された被加工部を切削加工することで該第2回転体の動作可能範囲を拡大するように構成したので、機種を異にする内燃機関に適合するバルブタイミング調整装置を、新たな部品を要することなく、加工精度を要しない簡単な加工で安価に得ることができる。
また、シューとベーンの当接部が複数あるときには、その各当接部に突設量の異なる被加工部を回転軸を挟んで対角側に形成しておくことで、複数の機種を異にする内燃機関に適するバルブタイミング調整装置を新たな部品を要することなく、加工精度を要しない簡単な加工でバランスよく安価に得ることができる。また、ベーンに形成された被加工部を切削加工すると、ベーンは軸方向に突出した形状であるため、加工方法選択の自由度が高くなる。
実施の形態2.
実施の形態1では、複数のベーン10b−1等に形成した被加工部33aを切削加工することにより、最大動作角度を異にするバルブタイミング調整装置を得るようにしたものであるが、実施の形態2では、ベーン10b−1に対応するシュー4b−2に被加工部34aを形成し、この被加工部34aを切削加工することにより、異なる機種の内燃機関に適する最大動作角度のバルブタイミング調整装置を得るようにしたものである。図8は、1つのシュー4b−2に被加工部34aを形成したものであるが、複数のシュー4b−3、4b−4、4b−1にもそれぞれ突出量が異なる(順次少ない)被加工部を形成してもよい。例えば、実施の形態2では、1つのシューに被加工部34aを形成したものであるが、2つのシューに被加工部を形成することで更に動作角度を拡大することができ、且つ3つのシューに被加工部を形成することにより3段階に動作範囲の拡大が可能となる。これにより、4つのシューに被加工部を形成するバルブタイミング調整装置の場合、4つのシューに設けた被加工部を順次加工することにより4段階に動作範囲を拡大することが可能である。この場合、被加工部を切削加工をするベーンまたはシューの順番は、回転軸を挟んだ対角順で行なうもので、被加工部の切削加工に伴う重量バランスの変動を少なくでき、バルブタイミング調整装置の回転バラツキを抑制することができる。
また、第1の油路が第1の回転体にある場合、最遅角位置の当接面は加工せず、加工する当接面は常に同一方向の当接面、例えば、ベーンの進角側当接面を加工することで、作り分けたバルブタイミング調整装置において最遅角位置での第1の油路位置が安定した位置で製作できるので、作り分けによる性能差が出ない構造となり、高精度となる。
また、この場合、最遅角側がロックピンのロック位置であるが、最遅角側と反対側の当接面すなわち最進角側の当接面のみを加工することで、作り分けたバルブタイミング調整装置においてロックピン位置の位置出しも、共通化することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、シューに形成された被加工部を切削加工で除去することにより、複数の内燃機関の機種に適合するバルブタイミング調整装置を、加工精度を要しない簡単な加工により簡単且つ安価に作り分けることができる。
なお、実施の形態1,2では、最進角側当接面に被加工部を形成し、この被加工部を切削加工することを説明したが、最進角側をロックピンのロック位置とし、最遅角側当接面に被加工部を形成し、この被加工部を切削加工するようにしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3は、被加工部を切削加工する1例を示すもので、図9は周面に切削刃を有するツール35(工具)を回転させながら矢印方向に移動させて、被加工部33aを切削加工するものである。また、図10は下端面に切削刃を有するツール36(工具)を回転させながら矢印方向に移動させて、被加工部を切削加工するものである。
図示の実施の形態では、第2回転体3のボス部がシールの摺動面且つシール面となるが、加工前の形状において逃げ部37を設けることで被加工部の切削加工において、ボス部の摺動面に段差が発生させないようにできる。これにより、作り分けた動作可能範囲を異にするバルブタイミング調整装置は引っ掛かりなく、摺動可能となる。
なお、図示例は、ケース4のシュー4b−1に径方向に形成した収納穴15にロックピン16を挿入し、そのロックピン先端部をロータ10のボス部周面に設けた係合凹部に係合させて最遅角位置を決定しているが、ケース4のシュー4b−1に軸線方向に形成した収納穴にロックピンを挿入し、そのロックピン先端部をリアカバー6に形成した係合凹部に係合させて最遅角位置を決定するように構成することもできる。
実施の形態4.
実施の形態4は、ロックピンを不要としたバルブタイミング調整装置の内部構成を示すもので、図11は第2の回転体が最遅角位置に位置するときの図12のB'−B'線に沿うバルブタイミング調整装置の縦断面図、図12は図1のA'−A'線に沿う横断面図、図13は第2の回転体が最進角位置に位置するときのバルブタイミング調整装置の横断面図であり、図1〜図3と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
実施の形態1〜実施の形態3は、異音発生を防止するために、エンジン始動前にロータ10を最遅角位置または最進角位置に保持するロックピンを有しているが、この実施の形態4はロックピンを不要としたもので、例えば、モータなどの補助動力を併用するエンジンに搭載されるバルブタイミング調整装置にはロックピンは設けられていない。この場合でもロータ10の基準位置は最遅角位置となる。
なお、スタータの回転数が高く、補助動力によりエンジン始動前にバルブタイミング調整装置に油圧が供給されるため、ロックピンを設けなくとも異音を制御可能である。この様な、ロックピンを不要としたバルブタイミング調整装置であっても、被加工部を切削加工することで機種を異にする内燃機関に適合するバルブタイミング調整装置とするという実施の形態1〜実施の形態3と同様の作用効果を適応することが可能である。
この発明の実施の形態1によるバルブタイミング調整装置の内部構成を示す図で、第2の回転体が最遅角位置に位置したときの図2のB−B線に沿う縦断面図である。 図1のA−A線に沿う横断面図である。 第2の回転体が最進角位置に位置するときのバルブタイミング調整装置の縦断面図である。 この発明の実施の形態2によるバルブタイミング調整装置の内部構成を示す図で、第2の回転体が最遅角位置に位置したときの横面図である。 第2の最大動作角度を得るように加工し第2の回転体が最遅角位置に位置したときの横断面図である。 図5において第2の回転体が最進角位置に回転した状態の示す横断面図である。 第3の最大動作角度を得るように加工し第2の回転体が最遅角位置に位置したときの横断面図である。 図7において第2の回転体が最進角位置に回転した状態の示す横断面図である。被加工部を切削加工する状態を示す斜視図である。 被加工部を切削加工する状態を示す斜視図である。 被加工部を切削加工する他の状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4によるバルブタイミング調整装置の内部構成を示す図で、第2の回転体が最遅角位置に位置したときの図2のB'−B'線に沿う縦断面図である。 図11のA'−A'線に沿う横断面図である。 第2の回転体が最進角位置に位置するときのバルブタイミング調整装置の縦断面図である。
符号の説明
1 第1の回転体、2 カムシャフト、3 第2の回転体、4 ケース、4a スプロケット、4b シュー、4b−1 穴(第2の穴)、5 フロントカバー、6 リアカバー、7,9 ボルト、8 ワッシャ、10 ロータ、10a ボス部、10b ベーン、11 進角油圧室、12 遅角油圧室、13 進角油路、14 遅角油路、15 収納穴(第1の穴)、16 ロックピン、17 シャフト、18 コイルスプリング、19 係合穴、20 解除油路。

Claims (6)

  1. 内側に複数の突起状のシューを有し該シュー間で油圧室を形成するクランクシャフトと一体回転する第1回転体と、
    前記油圧室をそれぞれ進角油圧室と遅角油圧室とに分ける複数のベーンを放射状に有し前記第1回転体内で所定角度だけ相対回動可能で吸気または排気のカムシャフトと一体固定された第2回転体と、
    前記進角油圧室と遅角油圧室とに作動油を供給可能および排出可能な油圧給排手段と、
    当接する前記シューまたは前記ベーンの相対回転方向の当接面のいずれか一方に形成され切削加工により前記第2回転体の動作可能範囲を変更する被加工部とを備えたバルブタイミング調整装置。
  2. 第1回転体に設けられ第2回転体が最遅角位置または最進角位置に回転し第2回転体の表面に設けられた係合凹部と対向すると付勢手段の付勢力で該係合凹部に突出係合するロックピンを備えたことを特徴とする請求項1記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 複数の相対回転方向の当接面に設けた被加工部はそれぞれ突出量を異にすることを特徴とする請求項1記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 被加工部の切削加工は回転軸を挟んだ対角側の被加工部を切削加工することを特徴とする請求項1記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 第1回転体のロックピンを有するシューに当接する第2回転体のベーンの当接面を、狭動作角仕様と広動作角仕様の基準点とすることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 第1回転体のシューと第2回転体のベーンの当接面は、狭動作角仕様と広動作角仕様で異なる当接面とすることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のバルブタイミング調整装置。
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