JP2007098328A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. 複床式でイオン交換樹脂を用いる復水脱塩方法において、相互に混じり合わないように隔壁により区分されたアニオン樹脂層及び架橋度が１０％から１６％である強酸性均一粒径ゲル型カチオン樹脂層を、交互に組み合わせた複床を構成する樹脂層に、復水を通水することを特徴とする復水脱塩方法。
2. 前記架橋度が１０％から１６％である強酸性均一粒径ゲル型カチオン樹脂は、平均粒径値が５００〜８００μｍであり、平均粒径値±１００μｍの範囲に樹脂粒存在率が９５％以上、均一係数が１．２以下となるようなイオン交換樹脂であることを特徴とする請求項１記載の復水脱塩方法。
3. 請求項１又は２記載の復水脱塩方法において、薬品再生が必要になったイオン交換樹脂を、隔壁により区分された夫々の樹脂層から、別々に水及び空気により樹脂を抜き出し、抜き出したカチオン樹脂とアニオン樹脂を夫々別々に通薬再生して洗浄した後、直接、水及び空気により夫々区分された隔壁内に返送することにより、アニオン樹脂及びカチオン樹脂を互いに混じり合うことなく再生することを特徴とする復水脱塩方法。
4. 前記通薬再生において、隔壁を通過する可能性のある破砕樹脂又は微細樹脂を完全に除去するため、抜き出したカチオン樹脂は、余剰カチオン樹脂を加え、空気によるスクラビングの後に、展開率１００％以上で３０分以上逆洗して、破砕樹脂又は微細樹脂をオーバーフロー除去し、樹脂層上部に混在している可能性のある破砕樹脂又は微細樹脂を抜取った後に通薬再生し、また、抜き出したアニオン樹脂は、余剰アニオン樹脂を加え、空気によるスクラビングの後に、展開率１００％以上で３０分以上逆洗して、破砕樹脂又は微細樹脂をオーバーフロー除去すると共に、樹脂層下部に混在している可能性のある破砕樹脂又は微細樹脂を逆再生させないため、塔下部よりカウンターフロー水を入れながら、上層のアニオン樹脂のみを通薬再生することを特徴とする請求項３記載の復水脱塩方法。
5. 前記通薬再生において、隔壁を通過する可能性のある破砕樹脂又は微細樹脂を完全に除去するため、抜き出したカチオン樹脂及びアニオン樹脂から、破砕樹脂又は微細樹脂のみをふるいで除去した後に通薬再生することを特徴とする請求項３又は４記載の復水脱塩方法。
6. 前記アニオン樹脂層とカチオン樹脂層とを交互に組合せた複床が、合計３〜５層である、ことを特徴とする請求項１に記載の腹水脱塩方法。
7. イオン交換樹脂を複床式で充填した充填層を有する復水脱塩装置において、前記充填層は、相互に混じり合わないように隔壁により区分され、アニオン樹脂層及び架橋度が１０％から１６％である強酸性均一粒径ゲル型カチオン樹脂層が交互に組み合わされた複床を構成していることを特徴とする復水脱塩装置。