JP3570066B2 - イオン交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はイオン交換装置に係り、特に移動床式(連続式)の複床型のイオン交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、移動床式のイオン交換装置は、イオン交換塔に通水中に該イオン交換塔からイオン交換樹脂を連続的に再生塔に送って再生し再びイオン交換塔へ戻すものである。複床型のイオン交換装置は、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂をそれぞれ個別に分離して塔内に挿填され、両交換樹脂が混じり合うことはない。
【0003】
第4図は従来の連続式複床型純水装置の系統図であり、原水はカチオン(陽イオン)交換塔81にてカチオン交換処理された後、アニオン(陰イオン)交換塔82に導入されてアニオン交換処理されて処理水とされる。
【0004】
カチオン交換塔81内のカチオン交換樹脂は、連続的にカチオン交換樹脂再生塔83に送られ、強酸(HCl)液にて再生され、カチオン交換樹脂水洗塔84にて水洗された後、カチオン交換塔81に戻される。
【0005】
アニオン交換塔82内のアニオン交換樹脂は、連続的にアニオン交換樹脂再生塔85に送られ、強アルカリ(NaOH)液にて再生され、アニオン交換樹脂水洗塔86にて水洗された後、アニオン交換塔82に戻される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
▲1▼ 上記従来の連続式複床型純水装置においては、アニオン交換塔からの処理水(純水)に再生用NaOHが微かながら混入し易いという問題がある。
【0007】
即ち、アニオン交換樹脂再生塔で強NaOH液と接触したアニオン交換樹脂は、アニオン交換樹脂水洗塔86で十分水洗されるが、ごく微量のNaOHがアニオン交換樹脂と共にアニオン交換塔に流入し、処理水に混入する。(同様の理由で、カチオン交換塔81からも微量のHClが流出するが、このCl− はアニオン交換塔82で捕捉されるため、処理水中へはリークしない。)
▲2▼ 上記従来の連続式複床型純水装置においては、アニオン交換樹脂へのシリカ(SiO2 )負荷が大きいと、シリカが処理水中へリークし易くなるという問題もあった。
【0008】
即ち、シリカ負荷が高いためにアニオン交換樹脂へのシリカの吸着量がある程度以上になると、このアニオン交換樹脂を強NaOHと接触させてもシリカが溶離しにくくなり、この結果アニオン交換塔82全体のシリカ吸着能が徐々に低下し、やがてシリカが処理水中にリークしてしまうのである。
【0009】
▲3▼ なお、第4図の設備を直列に多段に設置すれば、シリカリークの問題は解消される。しかしながら、この場合でも、最終段のアニオン交換塔からの若干量のNaOHリークという問題は解決されない。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、高水質の純水を得ることができるイオン交換装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1,2の発明は、連続式複床型のイオン交換装置において、カチオン交換部及びアニオン交換部を多床式とし、原水がカチオン交換床とアニオン交換床とを交互に流れるようにしたものであって、最終段の交換床にそれと同種の1段前の交換床(請求項1のように最終段が第mカチオン交換床ならば第(m−1)カチオン交換床。請求項2のように最終段が第nアニオン交換床ならば第(n−1)アニオン交換床)で被処理水に晒された樹脂を導入するようにしたものである。
【0012】
即ち、請求項1のイオン交換装置は、被処理水が流通するカチオン交換部及びアニオン交換部と、該カチオン交換部からカチオン交換樹脂が連続的に導入され、強酸液によりこのカチオン交換樹脂を再生し、再び該カチオン交換部に戻すカチオン樹脂再生部と、該アニオン交換部からアニオン交換樹脂が連続的に導入され、強アルカリ液によりこのアニオン交換樹脂を再生し、再び該アニオン交換部に戻すアニオン樹脂再生部と、を備えた連続式複床型のイオン交換装置において、該カチオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたm床(m≧2)のカチオン交換床よりなり、該アニオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたn床(n≧2)のアニオン交換床よりなり、これらの交換床は、原水がカチオン交換床とアニオン交換床とを交互に流れるように配列され、最下流のイオン交換床が第m床のカチオン交換床となっており、
第m床のカチオン交換床には、前記カチオン樹脂再生部で再生された後、第(m−1)床のカチオン交換床に導入されたカチオン交換樹脂が該第(m−1)床から導入されることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項2のイオン交換装置は、被処理水が流通するカチオン交換部及びアニオン交換部と、該カチオン交換部からカチオン交換樹脂が連続的に導入され、強酸液によりこのカチオン交換樹脂を再生し、再び該カチオン交換部に戻すカチオン樹脂再生部と、該アニオン交換部からアニオン交換樹脂が連続的に導入され、強アルカリ液によりこのアニオン交換樹脂を再生し、再び該アニオン交換部に戻すアニオン樹脂再生部と、を備えた連続式複床型のイオン交換装置において、該カチオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたm床(m≧2)のカチオン交換床よりなり、該アニオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたn床(n≧2)のアニオン交換床よりなり、これらの交換床は、原水がカチオン交換床とアニオン交換床とを交互に流れるように配列され、最下流のイオン交換床が第n床のアニオン交換床となっており、第n床のアニオン交換床には、前記アニオン樹脂再生部で再生された後、第(n−1)床のアニオン交換床に導入されたアニオン交換樹脂が該第(n−1)床から導入されることを特徴とするものである。
【0014】
かかる請求項1,2の発明のイオン交換装置においては、最終の交換床のイオン交換樹脂がそれよりも1段上流側の床において被処理水に接触し、付着した微量のHCl又はNaOH等が洗い流されたものとなっている。(なお、このHCl又はNaOH等は、最終段の直上の床の樹脂によって吸着されるため、処理水中にはリークしない。)
従って、最終段の交換樹脂床からはHCl,NaOH等は実質的に全くリークしない。
【0015】
また、多段に配置された交換樹脂床に対するイオン負荷及びシリカ負荷は、それぞれ処理水側にいくほど小さくなっているため、処理水の純度がきわめて高いものになる。
【0016】
請求項3,4の発明のイオン交換装置は、請求項1,2のイオン交換装置において、各交換床からのカチオン又はアニオン交換樹脂をそれぞれ他の床のものと混ぜることなく再生し、そのまま元の交換床に(ただし、最終段の交換床からの樹脂については、最終段よりも1段前の交換床に)戻すようにし、且つ、この再生に際しては、再生液の流通方向を原水の流通方向とは逆となるように(即ち、原水流通方向下流側の樹脂ほど再生液流通方向上流側となるように)したものである。
【0017】
即ち、請求項3のイオン交換装置は、請求項1において、前記カチオン樹脂再生部には、第1ないし第(m−1)の(m−1)個のカチオン再生床が設けられ、再生用強酸液は第(m−1)カチオン再生床から順次に第1カチオン再生床に流通され、第1ないし第(m−1)のカチオン再生床にはそれぞれ第1ないし第mのカチオン交換床からのカチオン交換樹脂が導入される(ただし、第(m−1)のカチオン再生床には第mのカチオン交換床からのカチオン交換樹脂が導入される)ことを特徴とするものである。
【0018】
また、請求項4のイオン交換装置は、請求項2において、前記アニオン樹脂再生部には、第1ないし第(n−1)の(n−1)個のアニオン再生床が設けられ、再生用強アルカリ液は第(n−1)アニオン再生床から順次に第1アニオン再生床に流通され、第1ないし第(n−1)のアニオン再生床にはそれぞれ第1ないし第nのアニオン交換床からのアニオン交換樹脂が導入される(ただし、第(n−1)のアニオン再生床には第nのアニオン交換床からのアニオン交換樹脂が導入される)ことを特徴とするものである。
【0019】
かかるイオン交換装置においては、イオン負荷、シリカ負荷が小さかった樹脂ほど先に再生液と接するようになるため、再生効率が良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
第1図は第1の実施の形態に係るイオン交換装置の系統図であり、原水はイオン交換部としてのイオン交換塔1内に導入され、カチオン交換樹脂が収容された6床のカチオン交換床C1 ,C2 ,…C6 と、アニオン交換樹脂が収容された5床のアニオン交換床A1 ,A2 ,…A5 とをカチオン交換床,アニオン交換床が交互に接するように流通されて処理水(純水)となる。この場合の通水の順序は、図示の通り、C1 →A1 →C2 →A2 →C3 →A3 →C4 →A4 →C5 →A5 →C6 である。
【0021】
各交換床C1 〜C4 ,C6 ,A1 〜A3 ,A5 からの交換樹脂は、他の床からの樹脂と混ざることなくカチオン再生塔2又はアニオン再生塔3で再生され、水洗塔4,5で水洗された後、イオン交換塔1の各床C1 〜C5 ,A1 〜A4 に戻る。
【0022】
カチオン再生塔2内は通水性の隔離板によって5つの再生床11〜15に区画され、アニオン再生塔3内は通水性の隔離板によって4つの再生床16〜19に区画されている。カチオン再生塔2では、再生用のHCl液が上向流に、即ち床15から床11に向って流通される。アニオン再生塔3では、再生用のNaOH液が上向流に、即ち床19から床16に向って流通される。
【0023】
水洗塔4,5内もそれぞれ通水性の隔離板によって5つの水洗床21〜25と4つの水洗床26〜29に区画され、それぞれ洗浄水は上向流に流通される。なお、この実施の形態では、水洗塔4,5の洗浄水としてはイオン交換塔1から流出した処理水が分取されて用いられている。
【0024】
樹脂は各床間をポンプ(好ましくはイオン交換樹脂の粒子を壊しにくいチューブポンプ)P1 〜P11,P21〜P29,P31〜P39によって移送される。各床間の樹脂移動は次の通りである。
【0025】
カチオン交換樹脂
交換床 再生床 水洗床
C1 → 11 → 21 → C1 戻り
C2 → 12 → 22 → C2 戻り
C3 → 13 → 23 → C3 戻り
C4 → 14 → 24 → C4 戻り
C5 → C6 → 15 → 25 → C5 戻り
アニオン交換樹脂
交換床 再生床 水洗床
A1 → 16 → 26 → A1 戻り
A2 → 17 → 27 → A2 戻り
A3 → 18 → 28 → A3 戻り
A4 → A5 → 19 → 29 → A4 戻り
即ち、交換床C1 〜C4 ,A1 〜A3 を出た交換樹脂は、そのまま再生され、水洗され、元の床C1 〜C4 ,A1 〜A3 に戻る。ところが、C5 ,A4 を出た交換床は、それからカチオン最終床C6 、アニオン最終床A5 に導入され、この最終床C6 ,A5 から再生床15,19に送られ、水洗床25,29で水洗された後、最終よりも1床前の床C5 ,A4 に戻される。
【0026】
このように構成されたイオン交換装置においては、イオン交換塔1内のイオン負荷は処理水側にいくほど少なく、再生率も高いため、処理水の純度は高くなる。
【0027】
また、イオン交換塔1内の交換床C5 ,A4 では上流部分の床C1 〜C4 ,A1 〜A3 のイオン交換樹脂により脱塩が進み非常にイオン負荷は少ない。しかし、再生後の樹脂であるため極微量の再生剤が残留し、床C5 ,A4 からはわずかなイオンが溶出する。ところが、この床C5 ,A4 よりも下流の床C6 ,A5 のイオン交換樹脂は床C5 ,A4 で通水経験を経ており、再生剤の残留は既になくなっており、かつ上記したとおりイオン負荷が少ない。このため、イオン交換塔1からは常に高純度の処理水が得られる。
【0028】
この実施の形態に係るイオン交換装置では、次のようにして常時低シリカ濃度処理水が得られる。
【0029】
即ち、前述の通り、アニオン交換樹脂へのシリカ負荷が高いと、再生しても十分な溶離ができず処理水にシリカがリークすることが知られている。ところが、この実施の形態にあっては、床A1 からA5 まで順次イオン負荷、シリカ負荷が少なくなるとともに、各床A1 〜A4 のアニオン交換樹脂が混合されないよう移送ラインが区別され、かつ再生剤は処理水側陰イオン交換樹脂の方から供給されるため、処理水側陰イオン交換樹脂ほど残留シリカが少なくなっており、処理水のシリカ濃度が著しく低くなる。
【0030】
なお、再生塔2,3及び水洗塔4,5でも、負荷の小さい側の樹脂から順次に再生液、洗浄水が流通されるため、効率良く再生及び水洗できる。
【0031】
上記第1図の実施の形態では床A5 に床A4 からのアニオン交換樹脂を導入しているが、仮に床A5 から微量のカチオン(Na+ )が流出しても、このNa+ はその下側の床C6 のカチオン交換樹脂にて捕捉される。従って、本発明では、第2図のように再生床20と水洗床30とを増設し、床A4 からのアニオン交換樹脂を再生床19で再生し、水洗床29で水洗して床A4 に戻し、床A5 からのアニオン交換樹脂を再生床20で再生し、水洗床30で水洗してから床A5 に戻すようにしても良い。
【0032】
同様に、第3図のようにイオン交換塔1内の最下段の床がアニオン交換床A5 となっている場合には、カチオン側の最下段床C5 及びその1つ手前のカチオン交換床C4 からのカチオン交換樹脂を別々に再生床14,15で再生し、水洗床24,25で水洗し、別々に床C4 ,C5 に戻しても良い。この場合、仮に床C5 から微量のアニオン(Cl− )が流出しても、このCl− は床A5 のアニオン交換樹脂によって捕捉され、処理水中にリークすることはない。
【0033】
上記実施の形態の床の数は一例であり、本発明では図示以外の数の床としても良いことは明らかである。また、各樹脂の移動経路の途中に樹脂の一時貯留槽を設けても良い。
【0034】
【実施例】
図1に示すカチオン交換床C1 〜C6 、アニオン交換床A1 〜A5 の各室の仕様を250mm角、10mm厚み、イオン交換樹脂充填量を約500mlとした。
【0035】
供給原水は神奈川県厚木市の水道水の逆浸透膜処理水(電気伝導率1mS/m)とし、通水量は2m3 /hrとした。
【0036】
陽イオン交換樹脂はダイアイオンSK1B(三菱化学株式会社製)、陰イオン交換樹脂はダイアイオンSA10A(同)を十分洗浄して用い、イオン交換樹脂の移送速度は500ml/hr/各室とした。イオン交換樹脂の移送は粒子の粉砕の少ないチューブポンプを使用した。
【0037】
再生剤は5%塩酸、4%苛性ソーダ水溶液を用い、流量は350,700ml/hrとした。なお再生剤の使用率はイオン負荷量の約1.2倍であった。
【0038】
洗浄水量は処理水を用い、流量は1500ml/hrとした。
【0039】
その結果、処理水水質は常時、電気伝導率5.8μS/m以下、シリカ濃度1μg/L以下となり、良好な結果が得られた。
【0040】
【発明の効果】
以上の通り、本発明のイオン交換装置によると、高純度の処理水を安定して連続的に得ることができる。
【0041】
本発明装置では、連続処理のため原水槽、処理水槽などの水槽を極めて小さくできる。また、再生排水が少量ずつ排出されるため、中和処理等が簡単にできる。
【0042】
特に、請求項3,4によると著しく高水質の処理水を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るイオン交換装置の系統図である。
【図2】別の実施の形態に係るイオン交換装置の系統図である。
【図3】さらに別の実施の形態に係るイオン交換装置の系統図である。
【図4】従来のイオン交換装置の系統図である。
【符号の説明】
1 イオン交換塔
2,3 再生塔
4,5 水洗塔
11〜15、16〜20 再生床
21〜25、26〜30 水洗床
C1 〜C6 カチオン交換床
A1 〜A5 アニオン交換床
Claims (4)
- 被処理水が流通するカチオン交換部及びアニオン交換部と、
該カチオン交換部からカチオン交換樹脂が連続的に導入され、強酸液によりこのカチオン交換樹脂を再生し、再び該カチオン交換部に戻すカチオン樹脂再生部と、
該アニオン交換部からアニオン交換樹脂が連続的に導入され、強アルカリ液によりこのアニオン交換樹脂を再生し、再び該アニオン交換部に戻すアニオン樹脂再生部と、
を備えた連続式複床型のイオン交換装置において、
該カチオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたm床(m≧2)のカチオン交換床よりなり、該アニオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたn床(n≧2)のアニオン交換床よりなり、これらの交換床は、原水がカチオン交換床とアニオン交換床とを交互に流れるように配列され、最下流のイオン交換床が第m床のカチオン交換床となっており、
第m床のカチオン交換床には、前記カチオン樹脂再生部で再生された後、第(m−1)床のカチオン交換床に導入されたカチオン交換樹脂が該第(m−1)床から導入されることを特徴とするイオン交換装置。 - 被処理水が流通するカチオン交換部及びアニオン交換部と、
該カチオン交換部からカチオン交換樹脂が連続的に導入され、強酸液によりこのカチオン交換樹脂を再生し、再び該カチオン交換部に戻すカチオン樹脂再生部と、
該アニオン交換部からアニオン交換樹脂が連続的に導入され、強アルカリ液によりこのアニオン交換樹脂を再生し、再び該アニオン交換部に戻すアニオン樹脂再生部と、
を備えた連続式複床型のイオン交換装置において、
該カチオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたm床(m≧2)のカチオン交換床よりなり、該アニオン交換部は原水流通方向の上流側から下流側に向って配列されたn床(n≧2)のアニオン交換床よりなり、これらの交換床は、原水がカチオン交換床とアニオン交換床とを交互に流れるように配列され、最下流のイオン交換床が第n床のアニオン交換床となっており、
第n床のアニオン交換床には、前記アニオン樹脂再生部で再生された後、第(n−1)床のアニオン交換床に導入されたアニオン交換樹脂が該第(n−1)床から導入されることを特徴とするイオン交換装置。 - 請求項1において、
前記カチオン樹脂再生部には、第1ないし第(m−1)の(m−1)個のカチオン再生床が設けられ、再生用強酸液は第(m−1)カチオン再生床から順次に第1カチオン再生床に流通され、第1ないし第(m−1)のカチオン再生床にはそれぞれ第1ないし第mのカチオン交換床からのカチオン交換樹脂が導入される(ただし、第(m−1)のカチオン再生床には第mのカチオン交換床からのカチオン交換樹脂が導入される)ことを特徴とするイオン交換装置。 - 請求項2において、
前記アニオン樹脂再生部には、第1ないし第(n−1)の(n−1)個のアニオン再生床が設けられ、再生用強アルカリ液は第(n−1)アニオン再生床から順次に第1アニオン再生床に流通され、第1ないし第(n−1)のアニオン再生床にはそれぞれ第1ないし第nのアニオン交換床からのアニオン交換樹脂が導入される(ただし、第(n−1)のアニオン再生床には第nのアニオン交換床からのアニオン交換樹脂が導入される)ことを特徴とするイオン交換装置。
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