JP2007098313A - 廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置 - Google Patents

廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 洗浄液を利用した湿式の洗浄技術を採用し、洗浄装置からの廃プラスチックを効率的且つ連続的に引き上げ、乾燥することを実現化して効率的且つ経済的なリサイクル処理を可能とする新たな再生処理技術を提供する。
【解決手段】 洗浄槽2の一端側に、内周壁に複数の攪拌翼35,35,……を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラム3が、その下側所定範囲部位を洗浄槽2内に貯留した洗浄液液面L下に没するようにして配された上、該洗浄ドラム3の最下部よりも低位となる位置から洗浄槽2他端側で洗浄液液面L上所定位置に送り移動可能とする掬い揚げ用コンベア7が斜設され、該掬い揚げ用コンベア7の上方端の下方に、液切り用ファン82,82を併設した透液性の乾燥用コンベア8を設けてなる廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、使用済み合成樹脂製品のリサイクル処理に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであり、回収合成樹脂用の洗浄装置を製造する分野は勿論のこと、その製造に必要とする設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
農業用ビニールハウス等に使用されるビニールシートは、使用開始から数年の中に紫外線や気温の変化、度重なる風雨雪等に晒されて次第に透明度が低下し、脆弱化してしまう等、農作物を良好な環境下で栽培するには、比較的早期に新しいビニールシートに交換する必要があり、こうした交換によって発生した使用済み農業用ビニールシートは、各農家の責任において産業廃棄物として適正に処理されなければならず、その多くが焼却、埋め立て処理されているのが現状となっていて、自然環境への負荷を軽減し、資源を有効に活用するという観点から、適正なリサイクル処理を行うのが望ましく、しかも一度に大量に発生する農業用ビニールシートは、同一材質のものをまとめて回収できるという利点を有しており、効率的なリサイクル処理が比較的容易であるという特徴をもっている。
(従来の技術)
しかしながらビニールハウスやトンネル等として数年に渡って使用されたビニールシートには、泥や砂、塵埃、肥料、固定用に使用した竹片や木片等様々な付着物があり、純度の高い良質な合成樹脂素材に再生処理する際には、こうした付着物を十分に除去、洗浄すると共に、再生加工に適当な寸法、形状に破砕することが不可欠とされ、その打開策となるようなものとして、例えば特開2005−125139号公報に開示された「プラスチック廃材乾式洗浄装置」発明の、廃材投入口、洗浄材排出口および付着物排出口を形成した攪拌ケーシング内に、プラスチック廃材を打撃、破砕可能な打撃ブロックを突設した複数の攪拌アームを有する回転軸を設けたものとし、攪拌アームに付設した打撃ブロックにより、プラスチック廃材を打撃、破砕しつつ攪拌することが可能となり、廃材がシート状のものであっても、効率よくプラスチック廃材の付着物を分離、除去できるようにしたものや、特開2003−1128号公報の「農業用ビニールフィルムの粉砕・回収方法」発明に示された、泥、土、砂等からなる異物を含んでいる農業用ビニールフィルムを、横型スイングハンマクラッシャを用いて粉砕し、この粉砕物を吸引用エアダクトによって集塵機に移送し、塵埃を分離除去した後、粉砕物を篩いに掛けて選別し、農業用ビニールフィルム粉砕物中から異物を除去して再生処理可能とするようにしたもの等が既に開発済みとなっている。
しかし、これら上述の「プラスチック廃材乾式洗浄装置」発明や「農業用ビニールフィルムの粉砕・回収方法」発明に開示されている乾式の洗浄技術は、十分な洗浄効果が得られる性能を確保するため、耐久性に秀れた打撃ブロックやハンマクラッシャを装備すると共に、高い気密性を確保するか、あるいは排出空気を清浄に保つことのできる比較的高価な集塵機や空気清浄装置等を装備する必要があり、多大な経費を要するものとなってしまうという欠点があり、使用済み農業用ビニールフィルムを洗浄水に浸して洗浄する湿式洗浄の技術を用いた方が遙かに経済的であるということができ、そのため、こうした水洗浄を採用した技術として、例えば特開2004−202758号公報の「廃プラスチックフィルム再生処理方法及びその装置、並びにその方法に使用する前分別機、荒切断機、超音波洗浄装置、ロータリ式乾燥機」発明がある。
この発明のものは、廃プラスチックフィルム回収束から、異物を除去しながらフィルムとして巻き取り、この巻取物を荒切断機によって複数に切断し、金属探知器を利用して金属除去を行い、第1ロータリ式水洗装置により水洗し、一次破砕機で破砕する前処理破砕設備と、該一次破砕物を第2ロータリ式水洗装置及び循環沈殿浄化槽で水洗し、二次破砕機で破砕し、水洗式定量供給機で水洗、供給する粗洗浄破砕設備と、ならびに該二次破砕物を超音波洗浄装置で超音波洗浄した後、比重分離槽で浮遊物を分離し、定量供給圧送装置に送る超音波洗浄設備と、脱水機を有する脱水工程設備と、ロータリ式乾燥機を有する乾燥工程設備と、粉砕機を有する粉砕選別回収設備とを組み合わせたてなり、再生処理の初期段階において廃プラスチックフィルム回収束から大方の異物を除去してしまい、後に続く金属除去やロータリ式水洗装置ならびに超音波洗浄装置による水洗浄を効果的に行うことができ、バージン材同等の原料として再生可能としている。
しかし、この「廃プラスチックフィルム再生処理方法及びその装置、並びにその方法に使用する前分別機、荒切断機、超音波洗浄装置、ロータリ式乾燥機」発明は、複数段階に渡りロータリ式水洗機を用いて水洗した後に、さらに超音波洗浄装置を用いて洗浄する等、徹底的な洗浄を行うものとなっているが、第1および第2ロータリ水洗装置および超音波洗浄装置間の廃プラスチックフィルムの移送には、ベルトコンベアを利用するとの記載に留まり、水洗装置からの廃プラスチックフィルムの汲み上げ、移送装置の技術に未解決な点があって、実用化の段階には新たな技術の投入を行わなければ、効率的な再生処理作業が不可能であるという致命的な欠点を有するものであった。
(1)特開2005−125139号公報 (2)特開2003−1128号公報 (3)特開2004−202758号公報
(問題意識)
上記してきたとおり、従前までに提案のある乾式の廃プラスチック洗浄装置は、その設置ならびに維持管理に要する経費が嵩み、結果として農業用ビニールシート類の再生処理コストを昂騰させてしまうものとなっていたし、この欠点を解決可能として提案された水洗浄によるリサイクル処理にあっては、その水洗工程間の移送や、最終水洗工程から乾燥装置に汲み上げ移送する手段等に課題を残すものとなっており、使用済み農業用ビニールシートを経済的に良質のプラスチック素材に再生処理する技術は未だ開発の途上にあって、さらに処理コストの削減を進めなければ、その皺寄せが廃棄物の処理責任を負わされている各農家に掛かり、延いては国産農産物の価格に反映せざるを得ないという結果を招いてしまう虞があるという切実な問題は、結局、未だ解消されていないというのが実情であった。
(発明の目的)
そこで、この発明は、洗浄液を利用した湿式の洗浄技術を採用し、洗浄装置からの廃プラスチックを効率的且つ連続的に引き上げ、乾燥することを実現化して効率的且つ経済的なリサイクル処理を可能とする新たな再生処理技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、両端閉鎖水路型とした洗浄槽の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラムが、その下側所定範囲部位を洗浄槽内に貯留した洗浄液液面下に没するようにして配された上、該洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置から洗浄槽他端側で洗浄液液面上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とする掬い揚げ用コンベアが、当該洗浄ドラムに対して直列状配置となるように斜設されたものとする一方、該掬い揚げ用コンベアの上方端よりも下方位であって平面配置で一部重なり状となり、当該掬い揚げ用コンベアから逃げる方向への送り移動を可能とし、強制送風可能な液切り用ファンを併設した透液性の乾燥用コンベアを設けてなるものとした構成を要旨とする廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置である。
これを換言するならば、両端閉鎖水路型とした洗浄槽の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラムが、その下側所定範囲部位を洗浄槽内に貯留した洗浄液液面下に没するようにして配された上、該洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置から洗浄槽他端側で洗浄液液面上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とする掬い揚げ用コンベアが、当該洗浄ドラムに対して直列状配置となるように斜設されたものとする一方、該掬い揚げ用コンベアの上方端よりも下方位であって平面配置で一部重なり状となり、当該掬い揚げ用コンベアから逃げる方向への送り移動を可能とし、強制送風可能な液切り用ファンを併設した透液性の乾燥用コンベアを設けてなるものとしたことにより、洗浄槽の路長方向一端側の洗浄ドラム開口より、単位時間当たり所定量の廃プラスチックシート破砕片を順次投入すると、回転駆動する洗浄ドラム内攪拌翼によって集合状態にある投入シート破砕片同士を、強制的に分散、攪乱状に運動させて泥、砂、塵埃等の付着物を洗浄しながら、洗浄ドラム他端側に次第に移動させたシート破砕片を、掬い揚げ用コンベアが順次掬い揚げ、初期液切りを行いながら上昇させ、その上端から落下するシート破砕片を乾燥用コンベアの一端側で受け止め、移送範囲を通過する際に液切り用ファンによる風圧によって付着液の殆どを吹き飛ばし、所望の乾燥状態を得たものとして同コンベアの他端から排出、可能になるものとした廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置と言える。
この基本的な構成のものを、より具体的なものとして示せば、洗浄液を所定液面位まで瀦溜可能とした両端閉鎖水路型とした洗浄槽を設け、該所定液面位を超えた上澄み液を、フィルターを通じて集合可能とした濾過槽と、該濾過槽の上澄み液を汲み上げ、洗浄槽に再循環可能とする循環ポンプとを設け、該洗浄槽の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラムが、その下側所定範囲部位を洗浄槽内に貯留した洗浄液液面下に没するようにして配された上、該洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置から洗浄槽他端側で洗浄液液面上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とする掬い揚げ用コンベアが、当該洗浄ドラムに対して直列状配置となるように斜設されたものとする一方、該掬い揚げ用コンベアの上方端よりも下方位であって平面配置で一部重なり状となり、当該掬い揚げ用コンベアから逃げる方向への送り移動を可能とし、強制送風可能な液切り用ファンを併設した透液性の乾燥用コンベアを設けてなるものとした廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置ということが可能である。
以上のとおり、この発明の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置によれば、耐久性に優れた打撃ブロックやハンマクラッシャを装備し、高い気密性を確保するか、あるいは排出空気を清浄に保つ集塵機や空気清浄装置等を装備する必要がある等、多大な経費を要する従来型の乾式洗浄装置に比較し、両端閉鎖水路型の洗浄槽内に配した洗浄ドラムと掬い揚げ用コンベア、ならびに液切り用ファンを併設した乾燥用コンベアという比較的簡素な組み合わせからなる基本構造によってその製造コストを約1/3程度に抑えることができるものとなり、しかも掬い揚げ用コンベアが洗浄液中に浮遊する洗浄済み廃プラスチックシート破砕片を自動的に掬い揚げて移送し、これを受ける乾燥用コンベアが、その水切り用ファンによって十分な水切りを行うことにより、洗浄工程に続く再生処理の作業性を格段に高めることができるものとし、さらに、洗浄槽内に貯留した洗浄液を、濾過可能とする濾過槽と、該濾過槽の上澄み液を再循環、利用可能とする循環ポンプとを設けたものとしたことにより、連続的な給水を要する場合に比較して大幅な節水を実現可能とするものとなって浄化処理に要する経費を一段と削減することができ、使用済み農業用ビニールシートの再生処理の経済的負担を大きく軽減できるという秀れた特徴が得られるものとなる。
加えて、洗浄槽の一端上部に、洗浄ドラムの一端側中心付近に向けて、下り勾配となる樋型あるいは漏斗型の廃プラスチックシート破砕片投入用の荷受けシュートを設け、必要に応じて洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を該荷受けシュートに沿って強制的に供給、流下可能とする破砕片供給促進用給液管路を配したものとすることにより、廃プラスチックシート破砕片の投入作業の効率を大幅に向上することができる上、洗浄液による流し込みおよび、洗浄ドラムの軸方向(洗浄槽の路長方向)への流れ移動を促し、プラスチック破砕片が不要に堆積、付着してしまうのを確実に阻止して円滑且つ迅速な供給を実現可能とすることができる。
また、洗浄ドラムの他端開口側から洗浄槽液面位よりも上側配置となるドラム内側に、ドラム円筒形軸心に略平行状に延伸され、その中途複数箇所の夫々に撹拌洗浄用ノズルを配した拡散洗浄促進用給液管路を設け、洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を強的に供給、噴出させてドラム内に投入された廃プラスチックシート破砕片を攪乱、可能としたことにより、洗浄ドラムを回転させたことによって得られる洗浄作用に加え、水面付近に浮遊する廃プラスチックシート破砕片の表面に向けて洗浄液を噴射し、その水圧によって洗浄力を高め、より高い洗浄効果を得るものとすることができる。
洗浄ドラムの一端開口側から洗浄槽液面位よりも上側配置となるドラム内左右側に、ドラム円筒形軸心(洗浄槽の路長方向)に平行状に向かう、投入シート破砕片送出用ノズルを配した移送促進用給液管路を設け、洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を強制的に供給、噴出させてドラム内に投入された廃プラスチックシート破砕片を、掬い揚げ用コンベア側へ向けて強制的に誘導、可能としたことにより、路長方向への比較的ゆっくりとした水流を生じさせ、機械的移送機構等を必要とせずに、廃プラスチックシート破砕片のより円滑な移動、排出を実現し、洗浄処理能力を向上させることができる。
掬い揚げ用コンベアならびに乾燥用コンベアの、洗浄槽液面位よりも上側であって洗浄槽上から外れた必要範囲に渡る下側には、洗浄槽もしくは濾過槽に至る下り勾配を有した流下液集合樋を配したものとしたことにより、洗浄槽を大型化させることなく各コンベアを設置可能とする上、コンベア上から排出される排水を迅速に洗浄槽または濾過槽に回収し、洗浄装置周辺を衛生的に保つと共に、洗浄液の減少を抑え、より経済的な洗浄工程を実現できるものとなる。
循環ポンプが、濾過槽に同濾過槽上限液位に達すると作動するよう設定された液位検知器、および該液位検知器が上限液位に達した状態を検出したときに、自動的に電力投入し、所定の時間が経過した後にか、あるいは上限液位未満の状態を検出したときに、自動的に電力を遮断可能とする制御部を設けた電動モーターを駆動源とするものとしたことにより、比較的低廉な制御機構を構成可能であって、しかも作業員等の配置を必要とせずに常時適正な洗浄液量を確保し、最適な条件下において洗浄工程を行うことができるものとなる。
循環ポンプの吐出側に濾過水循環用配管路を接続し、該濾過水循環用配管路の適所から拡散洗浄促進用給液管路、破砕片供給促進用給液管路、および移送促進用給液管路を分岐、形成したものとすることにより、特別なスクリューや噴射装置等を設けることなく、単一の循環ポンプによって荷受けシュートに投入された廃プラスチック破砕片の流し込み、および洗浄ドラム内に送り込まれて攪拌、浮遊する廃ブラスチック破砕片に向けた洗浄液の噴射、ならびに洗浄ドラム内で洗浄を終えた廃プラスチック破砕片の掬い揚げ用コンベアに向けた洗浄液流による送り出しの夫々を一挙に実現し、これらを機械式のものとした場合に比較して廃プラスチック破砕片の絡みや詰まり、それによる故障や破損等の発生を無くし、当該洗浄装置の簡素、低廉化と整備性の向上とを実現可能とすることができる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
洗浄槽は、洗浄の対象であるはい廃プラスチックシート破砕片を洗浄するに十分な洗浄液を収容可能とする両端閉鎖水路状を形成し、その路長方向の一方に洗浄ドラムの下側所定範囲部位を該洗浄液液面下に没するよう配置可能であり、しかも路長方向の他方に洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置に掬い揚げ用コンベアの下端側を配置可能にするという機能を果たし、漏水を発生しないよう十分な防水構造を有するものとしなければならず、略直線状の両端閉鎖水路型とするのが望ましいが、適宜俯瞰平面形をL字型、U字型、C字型、V字型、Z字型等の屈曲あるいは彎曲水路形状とすることができ、適所に貯留された洗浄液液面位置よりも僅かに高い位置に配したフィルターを介して隣接する濾過槽を設けたものとするのが望ましく、路長方向一端上部に、洗浄ドラムの一端側中心付近に向けて、下り勾配となる樋型あるいは漏斗型の廃プラスチックシート破砕片投入用の荷受けシュートを設け、必要に応じて洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を該荷受けシュートに沿って強制的に供給、流下可能とする破砕片供給促進用給液管路を配したものとすることができる。
洗浄液は、廃プラスチック破砕片、特に使用済み農業用ビニールシート破砕片の洗浄に適する液体としなければならず、工業用水をそのまま使用することで十分な洗浄力を確保できるものであるが、適宜界面活性剤等の洗浄剤や、酸素系あるいは塩素系の漂白剤、消毒剤等を添加し、洗浄力や消毒、殺菌力等を高めることが可能であり、こうした洗浄剤類を含む洗浄液によって洗浄工程を行った場合には、不純物を除去して品質の高い合成樹脂材料を得るため十分な濯ぎ工程を行うのが望ましいといえる。
荷受けシュートは、洗浄槽内側に配設された洗浄ドラム内に複数の廃プラスチック破砕片を簡便且つ漏出させずに供給、可能とするよう補助する機能を果たすものであり、洗浄ドラムの一端側中心付近に向けて、下り勾配となる樋型あるいは漏斗型のものとすべきであり、必要に応じて洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を、洗浄槽路長方向に沿って強制的に供給、流下可能とする破砕片供給促進用給液管路を配したものとすることができる。
濾過槽は、洗浄槽に貯留された洗浄液の標準的液面位を超えた分量を、フィルターを通じて自動的に回収可能とし、回収した洗浄液を沈殿可能な条件の下、一時的に貯留して得られた上澄み液を汲み上げ、循環再利用あるいは排水可能とする機能を果たすものであり、排水する際には別途、浄化施設において十分な浄化処理を行った後に河川等へ排水する必要があり、また掬い揚げ用コンベアや乾燥用コンベアの下側に配置させ、それら流下液集合樋が回収した排水の一部または全部を貯留するものとすることが可能であり、循環ポンプを設けて上澄み液を汲み上げ、洗浄槽に強制的に循環させるものとすることができる。
フィルターは、洗浄槽から濾過槽へ流れ込む洗浄液中に含まれる不純物を除去可能として濾過槽に流れ込む洗浄液を濾過する機能を果たすものであり、万が一廃プラスチック片が濾過槽に流入しそうになった場合にも、堰き止めてこれを阻止することができる程度に十分な強度を有するものとすべきであって、脱着、交換機能を設けて汚れたり、破損したときに簡便に交換できる金属メッシュ製、あるいは比較的硬質な合成樹脂メッシュ製のものとすることや、あるいは、十分な強度をもったフレーム中に、巻き取り型の透水性不織布を洗浄液通過方向に交叉する向きにスライド移動させるものとして、汚れたときに簡便に巻き取り新しい不織布を配置させることができるようにしたもの等とすることが可能である。
循環ポンプは、濾過槽もしくは洗浄槽の上澄み液を汲み上げて洗浄槽適所に強制的に循環させ、洗浄液を再利用可能とする機能を果たすものであり、濾過槽または洗浄槽の上澄み液を洗浄槽に向けて十分且つ効率的に循環、供給可能とする性能を有するものとしなければならず、より具体的にはプランジャポンプ、ピストンポンプ、バケットポンプ、ウイングポンプ、膜ポンプ、ジャネーポンプ、ヘルショウポンプ、ベーンポンプ、スイングベーンポンプ、歯車ポンプ、内歯車ポンプ、三葉ポンプ、ウエスコポンプ、ネジ型ポンプ、噴流ポンプ、気泡ポンプ、ボリュートポンプ、タービンポンプ等実用化されているあらゆるポンプの中から外郭寸法や揚程等、最適なものを選択、使用することができ、濾過槽に同濾過槽上限液位に達すると作動するよう設定された液位検知器、および該液位検知器が上限液位に達した状態を検出したときに、自動的に電力投入し、所定時間経過した後か、あるいは上限液位未満の状態を検出したときに、自動的に電力を遮断可能とする制御部を設けた駆動用モーターを有するものとすることが可能な外、吐出側に濾過水循環用配管路を接続し、該濾過水循環用配管路の適所から拡散洗浄促進用給液管路、破砕片供給促進用給液管路および移送促進用給液管路を夫々分岐、形成したものとすることが可能である。
濾過水循環用配管路は、循環ポンプから吐出される洗浄液を、然程の圧力減衰を生じさせることなく、破砕片供給促進用給液管路、移送促進用給液管路および拡散洗浄促進用給液管路等の洗浄槽への再供給用の各種配管路に送出、可能とする機能を果たすものであり、循環ポンプの吐出口と略同口径の接続端を有した配管とすべきであり、各枝状の配管路に接続する部分では、夫々の配管によって減少する流量を勘案してキャビテーション等の弊害を回避できるよう各管路形状や口径を設定したものとするのが望ましい。
破砕片供給促進用給液管路は、循環ポンプまたは給水配管路から強制的に供給された洗浄液の一部または全部を、荷受けシュートに投入、供給された複数の廃プラスチックシート破砕片に向けて、該荷受けシート上面から洗浄ドラム内へ送出するに十分な圧力および流量をもって吹き付け、あるいは流し込み状に放出する機能を果たし、送液方向や放出量、噴出圧力等を適宜調節可能とするノズルやバルブを設けたものとするのが望ましいが、配管端部をそのまま開口させたものとすることも可能である。
拡散洗浄促進用給液管路は、洗浄ドラム内に供給された廃プラスチックシート破砕片が重なり合ったままの状態を維持したり、固まって洗浄液と十分に接触しない状態となってしまったりするのを阻止すると共に、廃プラスチックシート破砕片の表面に直接的にあるいは反射、間接的に、吹き付けて洗浄機能を高めるという機能を果たすものであり、洗浄ドラムの路長方向他端開口側から洗浄槽液面位よりも上側配置となるドラム内側に、ドラム円筒形軸心に略平行状に延伸され、その中途複数箇所の夫々に撹拌洗浄用ノズルを配したものとして設けることができる外、洗浄ドラムの路長方向他端開口側から洗浄槽液面位よりも上側配置となるドラム内側に、ドラム円筒形の中心付近内側に沿って形成可能な矩形平面状に形成した、格子枠状、あるいは櫛型枠状等であってその下面および必要に応じて上面や側面にもノズルを配したものとすることができ、各撹拌洗浄用ノズルは単に配管壁面に貫通孔を穿孔したものや、下向き配管端開口そのものとすることが可能である外、洗浄液の噴射角度や噴射量、噴射圧力等を個々に調節可能なものを採用することができ、また当該給液管路の適所に洗浄液流量を調節可能とする調節、開閉バルブを設けたものとすることが可能である。
移送促進用給液管路は、新たに供給された洗浄液あるいは濾過槽または洗浄槽から汲み上げられた洗浄液の一部または全部を強制的に供給、噴出させてその噴射圧力と洗浄液の流動とによってドラム内に投入され、十分に洗浄された廃プラスチックシート破砕片を、掬い揚げ用コンベア側へ向けて強制的に誘導、可能とする機能を果たすものであり、洗浄ドラムの廃プラスチックシート破砕片の投入側から送出側に向けて洗浄液を噴射するものとしなければならず、洗浄ドラム投入側端内側の貯留洗浄液液面よりも僅かに上側であってドラム中心を挟む左右側対称位置に配したものとするのが望ましく、各投入シート破砕片送出用ノズルは、前記攪拌洗浄用ノズルと同様に配管壁面に貫通孔を穿孔したものや、配管端開口それ自体とすることが可能である外、洗浄液の噴射角度や噴射量、噴射圧力等を個々に調節可能なものを採用することができ、また当該給液管路の適所に洗浄液流量を調節可能とする調節、開閉バルブを設けたものとすることが可能である。
洗浄ドラムは、洗浄槽に投入された複数の廃プラスチックシート破砕片を、洗浄の初期段階において受容し、攪拌状の洗浄操作を加えて個々の廃プラスチックシート破砕片に付着している土、砂、木片、竹片、塵埃等を効果的に除去可能とする機能を果たすものであり、洗浄槽の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼を配してなる所定径の透液性円筒型であって、その下側所定範囲部位を洗浄槽内に貯留した洗浄液液面下に没するようにして配されたものとしなければならず、透水性を有したエキスパンドメタルやパンチングメタル、あるいは比較的目の細かな格子状、メッシュ状の周壁面とし、当該ドラム自体をその中心周りに回転自在に支持可能な支持機構を設け、当該ドラム自体の内外側適所か、あるいは洗浄槽の内外の適所に回転駆動源を設けたものとすべきである外、ドラム外周面に対して新たに供給された洗浄液か、あるいは濾過水循環用配管路を通じて循環供給された洗浄液を、所定の圧力で吹き付け、ドラム内周壁に付着した廃プラスチックシート破砕片や泥、砂、塵埃その外の汚れ等を洗い流す複数のドラム用洗浄ノズルを設け、当該洗浄装置の運転中に常時かあるいは所定時間置きに自動的にか、もしくは作業員がドラムの汚れ等を発見したときや終業時等に、洗浄液を吹き付けて自動または半自動的に洗浄可能としたものとすることができる。
攪拌翼は、洗浄ドラムの回転力を洗浄液および複数の廃プラスチック破砕片に伝えて攪拌、洗浄を効果的に行えるようにする機能を果たすものであり、洗浄ドラム内周壁の複数適所に中心に向けて突起状を成すよう形成されたものとしなければならず、洗浄液を円滑に掻き混ぜることができすると共に、廃プラスチック破砕片を引っ掛けたり、絡み付かせてしまうことのない形状としなければならず、より具体的には、単なる板片状、あるいは舌片状の突出物として形成することができる外、ドラム円筒形の中心側に向けて連続する凸条を成すものや、突出先端側をドラム回転方向とは逆向きに傾斜させたもの等とすることができ、洗浄ドラムの内周壁面に沿って連続した螺旋型翼とすることも可能である。
回転支持機構は、洗浄ドラムの軸心位置を移動させずに、同一軸心周りに転動自在に支持して、回転駆動源からの回転力を受けて回転する洗浄ドラムを安定的に支持可能とする機能を果たすものであり、より具体的には洗浄ドラムの両端側夫々の均衡状配置となる2箇所以上の、夫々少なくとも下側左右2箇所を転動自在に支持可能とする支持ローラを設けたものとすることができる外、洗浄ドラムの両端側夫々の均衡状態となる2箇所以上の下側周壁面に嵌合状となる平滑円弧面状に形成されたドラム受け面を形成し、該ドラム受け面上に載置された洗浄ドラムが、各平滑円弧面上で円滑に回転駆動されるように形成したもの等とすることができる。
回転駆動源は、外部からの電力、燃料、駆動力等の供給を受けて、洗浄ドラムをその円筒形軸心周りに所定の速度で連続的あるいは断続的に一定方向もしくは正・逆回転を繰り返すよう駆動可能とする機能を果たすものであり、洗浄ドラムの何れか適所に回転力を伝達するものであればその要求される機能を果たすことが可能であり、より具体的に示すと、モーターの出力軸に設けた歯車を、洗浄ドラム外周壁面もしくは内周端縁等に環状に一体化された平歯車または内歯車に噛合させ、駆動力を伝達可能としたものや、あるいはモーターの出力軸に設けられたウォームギアを、洗浄ドラム外周壁面に環状に設けられたフォームホイールに噛合させたもの、あるいはこうした歯車間に減速用の歯車機構を介在させたもの等とすることができ、また、モーターや外の内燃機関等の原動機の出力軸に、変速機あるいは減速機を介して設けられたベルト車と、洗浄ドラムの外周壁面に環状に設けられたベルト車との間にオープンベルトもしくはクロスベルト機構を形成するよう平ベルト、Vベルトを巻き掛け、または各ベルト車をスプロケットに替えてギアベルトを装着する等して駆動力を伝達することが可能である。
掬い揚げ用コンベアは、洗浄ドラムによって攪拌され十分に洗浄され、洗浄槽路長方向に向けて洗浄液中を浮遊しながら送り出されてくる廃プラスチックシート破砕片を、当該洗浄液中から自動的に掬い揚げて分離し、乾燥用コンベアに向けて移送、供給可能とする機能を果たすものであり、より具体的には、洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置から洗浄槽他端側で洗浄液液面上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とするものとしなければならず、透水性を有するベルトを有して掬い揚げた後に搬送される廃プラスチックシート破砕片から排出される洗浄液を、速やかに透過、回収できるものとすべきであり、洗浄槽液面位よりも上側であって洗浄槽上から外れた必要範囲に渡る下側には、洗浄槽もしくは濾過槽に至る下り勾配を有した流下液集合樋を設けたものとするのが望ましい。
乾燥用コンベアは、掬い揚げ用コンベアによって搬送されてくる洗浄済みとなった廃プラスチックシート破砕片を受け取り、所定の方向にゆっくりと搬送している途中に、強制的に風を吹き付けて残留、付着している洗浄液を排除して所望の乾燥状態にするという機能を果たすものであり、上記掬い揚げ用コンベアの送出し方向末端から放たれる廃プラスチックシート破砕片を確実に受け取れる位置に規制して配されるようにしなければならず、したがって、平面配置上、該乾燥用コンベアの送出し始端は、上記掬い揚げ用コンベア送出し方向末端と少なくとも同位か、一部重なり状となるように配されなければならいと同時に、搬送途中に水切り用ファン、あるいはそれに代わるコンプレッサ等から圧縮空気の供給を受けたノズル等を適宜配置させ、その風圧を利用してコンベア上を移動する廃プラスチックシート破砕片から洗浄液を排除してしまうことができるものとしなければならず、コンベアのベルト自体を通気性および透水性を有するメッシュ状、金網状等の形状とすべきであり、その下側には必要範囲に渡り、前記掬い揚げ用コンベアに設けたのと同様の、洗浄槽もしくは濾過槽に至る下り勾配を有した流下液集合樋を設けたものとするのが望ましい。
なお、この乾燥用コンベアの掬い揚げ用コンベアに対する配置具合は、以下の実施例において採用しているとおりの一直線状に配するようにしたものを最も一般的とするが、洗浄槽の平面形に左右されたり、この装置全体の設計上の都合や、設置する場所のレイアウトに応じて必ずしも一直線状配置に限定されるものではなく、掬い揚げ用コンベアに対して適宜角度付けた配置、それも直交状配置とするようにしたり、この乾燥用コンベア自体がレイアウトに応じて曲線輸送されるカーブドコンベアを採用したりすることなども必要に応じて適宜採用可能になることは勿論のこと、コンベア自体の構造を通気性および透水性に都合の良い特種構造のものとすることも可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の断面化した廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置の正面図、図2の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置の平面図、図3の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置の左側面図、図4の図2中におけるA−A線部分の断面図、および図5の洗浄ドラム攪拌翼を拡大した断面図に示される事例は、両端閉鎖水路型とした洗浄槽2の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼35,35,……を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラム3が、その下側所定範囲部位を洗浄槽2内に貯留した洗浄液液面L下に没するようにして配された上、該洗浄ドラム3の最下部よりも低位となる位置から洗浄槽2他端側で洗浄液液面L上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とする掬い揚げ用コンベア7が、当該洗浄ドラム3に対して直列状配置となるように斜設されたものとする一方、該掬い揚げ用コンベア7の上方端よりも下方位であって平面配置で一部重なり状となり、当該掬い揚げ用コンベア7から逃げる方向への送り移動を可能とし、強制送風可能な液切り用ファン82,82を併設した透液性の乾燥用コンベア8を設けてなる、この発明の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置における代表的な一実施例を示すものである。
当該廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置1は、図1および図2中に示すように、両端を閉鎖した水路型であって、幅約1500・、長さ約4600・、深さ約1500・に設定されたステンレス製もしくは防錆処理の施された鋼鉄製の洗浄槽2を有し、該洗浄槽2の外側には、同様の耐食性に優れた金属製の図示しない補強枠が装着、一体化され、必要箇所に昇降用の梯子や昇降台等が設けられたものとなっており、洗浄液水位Lを底面から約1100・の高さ(深さ)に設定し、路長方向の一端側には、直径約1000・、長さ約2500・のパンチングメタル製の周壁面を設けてなる透水性円筒型とした洗浄ドラム3を、その回転軸心が洗浄槽2の路長方向に一致するよう配置され、両端側付近の外周の夫々には、図4中に示すように、洗浄槽2内の幅方向に掛け渡された支持梁21,21の中央から洗浄ドラム3の半径に満たない等間隔を隔てた夫々の位置に、幅寸法方向に転動自在な支持車輪32,32が同一の高さ(水深位置)に配置、固定されたものとなり、それら合計4個の支持車輪32,32上に転動自在に載置され、また、両端側夫々の支持車輪32,32の上方に対応する該洗浄ドラム3中心の鉛直上方に相当する外周面には、洗浄槽2に一体化された門型支持フレーム33,33の各中央に下向きに設けられた1個の抑え車輪34が転動自在に当接するよう形成した支持機構31,31によって略水平軸心周りに円滑に回転するよう設けられ、その下側所定範囲部位を洗浄槽2内に貯留した洗浄液液面L下に没するように配されたものとしている。
該洗浄ドラム3の内周壁面には、図4中の二点鎖線円および図5中に示すように、ドラム3中心に向かう先端が回転方向の後方に向けて傾斜された高さ約150・(翼長約155・)の板状に形成された複数の攪拌翼35,35,……が、互いに周方向に適宜間隔を隔てて配置され、同一形状のままドラム長方向の両端間に渡り、延伸された状態に立設され、各攪拌翼35,35,……は、図5中に示す開き角度θ29.19°の約1/2の角度に傾斜されたものとなっており、正逆転(時計回りおよび反時計回りの双方)に回転駆動されるものとした場合には、同図5中に破線で示す背面側の範囲にも攪拌翼35を形成した翼面を一体に設け、互いの開き角度を約29.19°に設定したものとすることができる。但し、攪拌翼35,35,……は、高さ100・前後とし、洗浄ドラム3の直径方向に延伸されたものとした場合にも、有効な洗浄効果を得ることは可能である。
洗浄ドラム3の長さ方向中央の外周壁面には、図1および図2中に示すように、環状の平歯車環37が固着され、該平歯車環37には、門型支持フレーム33を介して洗浄槽2に固定された回転駆動源としてのモーター36の出力軸に装着された駆動ギア38が、減速ギア39を介して噛合され、図示しない操作パネルからの起動操作を受けることにより、モーター(回転駆動源)36を起動し、洗浄ドラム3が毎分10ないし15回の速度で回転駆動されるものとなっている。
洗浄槽2路長方向における洗浄ドラム3配置側となる端部には、図1、図2および図3中に示すように、その上側縁の中央に幅約500・、深さ約350・、長さ約650・であって、長さ方向の断面が樋状に形成された荷受けシュート22が、洗浄ドラム3内側に向けられた先端側を下向きとした傾斜姿勢に固着され、該下り勾配状となっている先端が、洗浄ドラム3内側中心の下寄り付近に射し込まれた状態に配置されている。
洗浄槽2路長方向の洗浄ドラム3が配置されているのとは反対側となる端部には、洗浄槽2の路長方向の奥行きを約1200・程度延長した形状の濾過槽4が、洗浄槽2端の隔壁23を境に隣接、配置され、洗浄液水位Lよりも低い所定の濾過水位Fを設定したものとなっており、該洗浄槽2の隔壁23上端縁のみが、洗浄液水位Lの高さと等しく設定され、同隔壁23上端縁に沿って、上端側が濾過槽4側に傾斜された板状、透水性を有した金属メッシュ製のフィルター41が立設状に斜設されたものとなっている。
濾過槽4に隣接する位置には循環ポンプ5が設置され、該循環ポンプ5の吸込み側に接続した上澄み水用取水管51の取水口を、該濾過槽4の外壁を貫通させ、その底部付近に設定された沈殿用領域よりも上側であって、しかも濾過水位Fよりも下側となる内側位置に、水没させた状態に配置させたものとしており、該循環ポンプ5は濾過槽4の上部適所に設けられたボールタップ42に連動する図示しないスイッチによって自動的に起動、停止されるポンプ用駆動モーター52およびその変速機によって駆動されるものとし、1.5m3/minの洗浄水を循環、供給可能なものとなっている。
循環ポンプ5の吐出側には、吐出端側が拡散洗浄促進用給液管路61、破砕片供給促進用給液管路63、移送促進用給液管路64,64の夫々に分岐された濾過水循環用配管路6の給液端側が接続され、この中、拡散洗浄促進用給液管路61は、図1中に示すように、その先端側が、洗浄ドラム3の濾過槽4が配された側の端部開口側から洗浄液水位Lよりも上側配置となるドラム3内側に、その円筒形軸心に略平行状に延伸され、その中途複数箇所の夫々に、下向きシャワー状の噴水を可能とする撹拌洗浄用ノズル62,62,……を配したものとし、破砕片供給促進用給液管路63は、図1および図3中に示すように、その先端吐出口を荷受けシュート22の上端付近に配し、該荷受けシュート22の樋形状に沿って流水を放出可能とする向きに固定されたものとしてある。
そして、移送促進用給液管路64,64は、図1および図3に示すように、その先端側が、洗浄槽2の荷受けシュート22側である路長方向一端側に開口する洗浄ドラム3の洗浄液水位Lよりも上側配置となるドラム3内左右側夫々に、同ドラム3円筒形軸心に平行な方向に向けられた投入シート破砕片送出用ノズル65,65に接続されたものとなっており、該濾過水循環用配管路6は、適所に設けられた図示しない操作パネルか、あるいは配管適所に設けられたバルブの開閉操作によって、洗浄液を循環させると、その操作に連動して循環ポンプ5が自動的に起動し、洗浄液の循環を停止すると自動的に停止するよう、自動制御されるよう設定されており、従って循環ポンプ5は、濾過槽4が濾過水位Fを超えたときと、該濾過水循環用配管路6への洗浄液の供給を開始したときとの双方で自動的に起動するよう設定されている。
また、図1および図2中に示すように、洗浄槽2の洗浄ドラム3が配されたのとは反対側となる該洗浄ドラム3と濾過槽4との間に位置する貯留空間には、一端が、洗浄ドラム3の濾過槽4側端部よりも下側に水没され、中途箇所が、洗浄液水位Lを超えて濾過槽4の上側を斜め方向に向けて延伸され、他端が洗浄槽2よりも上側に配置されるよう配置された、透水性の幅約1000・(洗浄ドラム3と同幅あるいは略同幅)のベルトが装着された長さ約5500・の掬い揚げ用コンベア7が、20°から25°望ましくは約22.685°の傾斜角度に設置されたものとなっており、洗浄槽2および濾過槽4から外れた範囲の下側には、濾過槽4に向けた下り勾配をもつ流下液集合樋71が設けられている。
掬い揚げ用コンベア7の上端下側には、幅約1000・、長さ約3500・の透水性を有する乾燥用コンベア8の一端が配置され、同乾燥用コンベア8の中途箇所には、その送り方向に沿って周囲を包囲する保護カバー81が設けられ、その内側に2基の水切り用ファン82,82が下向き送風可能とするよう配置されており、これら水切り用ファン82,82とは反対側となる乾燥用コンベア8下側には、濾過槽4に向けて下り勾配をもつ流下液集合樋83を設けたものとなっている。
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなる実施例の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置1は、廃プラスチックシート破砕片の洗浄を開始する前段階に先ず、図1中に示すように、洗浄槽2の洗浄液水位Lならびに濾過槽4の濾過水位Fを夫々満たす凡そ5.1m3の工業用水を洗浄槽2および濾過槽4に供給し、図示しない操作パネルの入力操作によって洗浄ドラム3、掬い揚げ用コンベア7、乾燥用コンベア8および循環ポンプ5を起動状態とする。
また、洗浄処理の対象となる使用済み農業用ビニールシートは、予め破砕機(株式会社氏家製作所製 型式 UG3015−25−700)によって当該廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置1によって洗浄可能な100・×300・以下、且つ洗浄ドラム3や循環ポンプ5、各コンベア7,8等に目詰まりの発生が懸念される10・×10・よりも大きな寸法、形状に破砕された図示しない複数枚の廃プラスチックシート破砕片に加工して置く。
このように加工した廃プラスチックシート破砕片を、洗浄槽2の荷受けシュート22から最大3m3/hの容量割合で連続的もしくは断続的に供給し、必要に応じて操作パネルもしくはバルブ操作して破砕片供給促進用給液管路63から、循環ポンプ5を通じて循環、供給される洗浄水を荷受けシュート22に流し込み、廃プラスチックシート破砕片の流入を促進させることが可能である。
荷受けシュート22を通じて供給された廃プラスチックシート破砕片は、モーター(回転駆動源)36および駆動ギア38、減速ギア39、平歯車環37によって凡そ10ないし15rpm(平均約13rpm)で回転されている洗浄ドラム3内に落下、供給され、洗浄液水位L以下に没している洗浄ドラム3下側範囲と、それと一体に連続的に回転移動する攪拌翼35,35,……とによって洗浄水諸共、攪拌されてあらゆる方向からの水圧や摩擦に晒されることとなって表面に付着している砂や土、塵埃、小木片や竹片等様々な汚れを洗い流されることとなり、さらに、操作パネルもしくはバルブ操作によって拡散洗浄促進用給液管路61およびその撹拌洗浄用ノズル62,62,……を通じて循環ポンプ5から供給される洗浄水を、洗浄ドラム3内で攪拌、浮遊している廃プラスチックシート破砕片に目掛けて散水、噴射し、その水圧によって表面に頑固に付着している汚れを、強力に剥ぎ取り、より洗い残しの無い洗浄を可能とするものとなる。
操作パネルかバルブ操作によって移送促進用給液管路64およびその投入シート破砕片送出用ノズル65,65を通じて、循環ポンプ5から供給される循環、洗浄水を、荷受けシュート22側から掬い揚げ用コンベア7が配置された側に向けて洗浄ドラム3内に噴射、供給することにより、これによって生じた水流が、洗浄ドラム3内で洗浄を終えた廃プラスチックシート破砕片を順次ゆっくりと洗浄ドラム3他端外側へ送り出すものとなる。
循環ポンプ5によって循環、洗浄液が濾過水循環用配管路6、拡散洗浄促進用給液管路61とその撹拌洗浄用ノズル62,62,……、破砕片供給促進用給液管路63、移送促進用給液管路64とその投入シート破砕片送出用ノズル65,65等を通じて洗浄槽2内に強制的に供給されると、同洗浄槽2内に貯留された洗浄水量が洗浄液水位Lを超えることとなるが、そのときには図1中に示す曲線矢印のように、洗浄槽2の上澄み水が、フィルター41を通じて比較的軽い木片やゴミ等を除かれて濾過槽4側に流れ込み、同濾過槽4内において沈殿、濾過されることとなる。
濾過槽4に貯留された洗浄水は、操作パネルによる操作か、各配管路6,61,63,64等のバルブ操作、あるいは濾過槽4のボールタップ42が濾過水位Fを超えたことを検知したときに、起動される循環ポンプ5によって上澄み水が汲み上げられ、所定圧力によって各配管路6,61,63,64等に強制的に循環、供給されることとなり、新たな工業用水の注ぎ足しを殆ど必要とせずに、連続的な洗浄作業を可能とするものとなっている。
洗浄ドラム3から洗浄を終えて送り出されてきた廃プラスチックシート破砕片は、該洗浄ドラム3の下方から斜め上方に向けて上昇、移動して行く掬い揚げ用コンベア7の透水性ベルトに吸着状となって次々に掬い上げられ、その上昇移送の過程において洗浄によって付着した大部分の水分が流れ落ちてしまい、ベルトを通じて滴下した洗浄水は、掬い揚げ用コンベア7下側に配された流下液集合樋71によって集合され、濾過槽4内に流下される。
掬い上げ用コンベア7の上端まで達した廃プラスチックシート破砕片は、その直下に配された乾燥用コンベア8の一端に落下し、次第に液切り用ファン82,82が設けられた保護カバー81内に誘導され、ゆっくりと通過するよう移動されることとなって各液切り用ファン82,82によって吹き付けられる風圧が、廃プラスチックシート破砕片表面に残存する洗浄水を略完全に吹き飛ばしてしまうものとなり、透水性のあるベルトを通じて、あるいは保護カバー81によって周囲に飛散するのを阻止されて滴下、流下した洗浄水は、その下方に配された流下液集合樋83によって回収され、濾過槽4に戻されることとなる。
このようにして乾燥用コンベア8から送出された廃プラスチックシート破砕片は、再生処理するに十分な程度に洗浄され、しかも殆ど洗浄水が付着していない状態に水切り、乾燥されたものとなり、即座に次の処理工程に移すことが可能である。
(実施例の効果)
以上のような構成からなる実施例の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、図4中に示したように、支持車輪32,32および抑え車輪34からなる支持機構31,31を洗浄ドラム3の円筒軸心方向両端付近、外周壁側の夫々に設けると共に、同軸心方向の中央付近外周壁面に平歯車環37を同心状に装着し、減速ギア39を介してモーター(回転駆動源)36の駆動ギア38に噛合したことにより、洗浄ドラム3が、安定的に所定の回転数で回転、駆動されるものとなり、しかも洗浄ドラム3の内側には、駆動ならびに支持機構のような洗浄に障害となるような部品を一切配置せず、円滑な洗浄工程を実現することができるという利点がある。
そして、図4および図5中に示したように、洗浄ドラム3の内周壁面に立設された各攪拌翼35,35,……の先端側を、29.19°の約1/2の角度で、洗浄ドラム3の回転方向の後方に向けて傾斜させた姿勢に設定したことにより、複数枚の廃プラスチックシート破砕片を含んだ洗浄水を、より円滑なに攪拌することができると共に、攪拌翼35によって洗浄液面上方に巻き上げられた複数枚の廃プラスチックシート破砕片を速やかに排除、落下させて洗浄ドラム3の支持機構31や駆動用のモーター36およびその減速機構37,38,39等への負担を軽減して安定的な運転を実現可能にしている。
また、図5中に破線で示したように、各攪拌翼35,35,……の背面側にも翼面を形成し、頂角が29.19°の開き角度に設定された断面形状のものとし、洗浄ドラム3の正逆転を適宜切り替えて駆動するよう制御した場合にも、前述と同様に洗浄水をより円滑に攪拌し、攪拌翼35によって巻き上げられた廃プラスチックシート破砕片を速やかに落下させるという効果が期待できることになる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造が容易で、従前からの乾式の洗浄装置等に比較して製造コストを1/3程度に削減することができる上、湿式の洗浄装置において未解決の欠点であった洗浄後の廃プラスチック破砕片の汲み上げ、および乾燥作業を、自動化することに成功した上、洗浄液を濾過して循環利用することにより、使用済み洗浄液の排出量を大幅に低減し、その浄化処理の負担も軽減することができることから、数年置き毎に大量に発生してしまう使用済み農業用ビニールシートの処理に多大な費用を支払わなければならない園芸農家にとっても朗報となり、その高い実用性によって、ビニールシート類を含む廃プラスチックの効率的、且つ経済的なリサイクル処理を目指す回収業者や再生処理業者によっても高く評価され広範に利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置を示す正面図である。 廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置を示す平面図である。 廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置を示す左側面図である。 図2中のA−A線部分を示す断面図である。 図4中の鎖線円で囲まれた洗浄ドラム攪拌翼を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置
2 洗浄槽
21 同 支持梁
22 同 荷受けシュート
23 同 隔壁
3 洗浄ドラム
31 同 支持機構
32 同 支持車輪
33 同 門型支持フレーム
34 同 抑え車輪
35 同 攪拌翼
36 同 モーター(回転駆動源)
37 同 平歯車環
38 同 駆動ギア
39 同 減速ギア
4 濾過槽
41 同 フィルター
42 同 ボールタップ
5 循環ポンプ
51 同 上澄み水用取水管
52 同 ポンプ駆動用モーター
6 濾過水循環用配管路
61 同 拡散洗浄促進用給液管路
62 同 撹拌洗浄用ノズル
63 同 破砕片供給促進用給液管路
64 同 移送促進用給液管路
65 同 投入シート破砕片送出用ノズル
7 掬い揚げ用コンベア
71 同 流下液集合樋
8 乾燥用コンベア
81 同 保護カバー
82 同 液切り用ファン
83 同 流下液集合樋
L 洗浄液水位
F 濾過水位

Claims (9)

  1. 両端閉鎖水路型とした洗浄槽の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラムが、その下側所定範囲部位を洗浄槽内に貯留した洗浄液液面下に没するようにして配された上、該洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置から洗浄槽他端側で洗浄液液面上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とする掬い揚げ用コンベアが、当該洗浄ドラムに対して直列状配置となるように斜設されたものとする一方、該掬い揚げ用コンベアの上方端よりも下方位であって平面配置で一部重なり状となり、当該掬い揚げ用コンベアから逃げる方向への送り移動を可能とし、強制送風可能な液切り用ファンを併設した透液性の乾燥用コンベアを設けてなるものとしたことを特徴とする廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  2. 両端閉鎖水路型とした洗浄槽の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラムが、その下側所定範囲部位を洗浄槽内に貯留した洗浄液液面下に没するようにして配された上、該洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置から洗浄槽他端側で洗浄液液面上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とする掬い揚げ用コンベアが、当該洗浄ドラムに対して直列状配置となるように斜設されたものとする一方、該掬い揚げ用コンベアの上方端よりも下方位であって平面配置で一部重なり状となり、当該掬い揚げ用コンベアから逃げる方向への送り移動を可能とし、強制送風可能な液切り用ファンを併設した透液性の乾燥用コンベアを設けてなるものとし、洗浄槽の路長方向一端側の洗浄ドラム開口より、単位時間当たり所定量の廃プラスチックシート破砕片を順次投入すると、回転駆動する洗浄ドラム内攪拌翼によって集合状態にある投入シート破砕片同士を、強制的に分散、攪乱状に運動させて泥、砂、塵埃等の付着物を洗浄しながら、洗浄ドラム他端側に次第に移動させたシート破砕片を、掬い揚げ用コンベアが順次掬い揚げ、初期液切りを行いながら上昇させ、その上端から落下するシート破砕片を乾燥用コンベアの一端側で受け止め、移送範囲を通過する際に液切り用ファンによる風圧によって付着液の殆どを吹き飛ばし、所望の乾燥状態を得たものとして同コンベアの他端から排出、可能になるものとしたことを特長とする廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  3. 洗浄液を所定液面位まで瀦溜可能とした両端閉鎖水路型とした洗浄槽を設け、該所定液面位を超えた上澄み液を、フィルターを通じて集合可能とした濾過槽と、該濾過槽の上澄み液を汲み上げ、洗浄槽に再循環可能とする循環ポンプとを設け、該洗浄槽の路長方向一端側に、回転軸心を路長方向とし、内周壁に複数の攪拌翼を配してなる透液性円筒型で所定径の洗浄ドラムが、その下側所定範囲部位を洗浄槽内に貯留した洗浄液液面下に没するようにして配された上、該洗浄ドラムの最下部よりも低位となる位置から洗浄槽他端側で洗浄液液面上所定位置に向けた斜上方向への送り移動を可能とする掬い揚げ用コンベアが、当該洗浄ドラムに対して直列状配置となるように斜設されたものとする一方、該掬い揚げ用コンベアの上方端よりも下方位であって平面配置で一部重なり状となり、当該掬い揚げ用コンベアから逃げる方向への送り移動を可能とし、強制送風可能な液切り用ファンを併設した透液性の乾燥用コンベアを設けてなるものとしたことを特徴とする廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  4. 循環ポンプが、濾過槽に同濾過槽上限液位に達すると作動するよう設定された液位検知器、および該液位検知器が上限液位に達した状態を検出したときに、自動的に電力投入し、所定時間が経過した後か、あるいは上限液位未満の状態を検出したときに、自動的に電力を遮断可能とする制御部を設けた電動モーターを駆動源とするものとしてなる、請求項3記載の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  5. 循環ポンプが、その吐出側に濾過水循環用配管路を接続し、該濾過水循環用配管路の適所から拡散洗浄促進用給液管路、破砕片供給促進用給液管路および移送促進用給液管路を夫々分岐、形成したものとしてなる、請求項3記載の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  6. 洗浄槽が、その路長方向一端上部に、洗浄ドラムの一端側中心付近に向けて、下り勾配となる樋型あるいは漏斗型の廃プラスチックシート破砕片投入用の荷受けシュートを設け、必要に応じて洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を該荷受けシュートに沿って強制的に供給、流下可能とするよう、破砕片供給促進用給液管路を配したものとしてなる、請求項1ないし5何れか一項記載の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  7. 洗浄ドラムが、その路長方向他端開口から洗浄槽液面位よりも上側配置となるドラム内側に、ドラム円筒形軸心に略平行状に延伸され、その中途複数箇所の夫々に撹拌洗浄用ノズルを配し、洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を強制的に供給、噴出させてドラム内に投入された廃プラスチックシート破砕片を攪乱、洗浄可能とするよう、拡散洗浄促進用給液管路を設けたものとしてなる、請求項1ないし6何れか一項記載の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  8. 洗浄ドラムが、路長方向一端開口付近の洗浄槽液面位よりも上側配置となるドラム内左右側に、ドラム円筒形軸心に平行状に向かう、投入シート破砕片送出用ノズルを配し、洗浄槽または濾過槽から汲み上げられた洗浄液を強制的に供給、噴出させてドラム内に投入された廃プラスチックシート破砕片を、掬い揚げ用コンベア側へ向けて強制的に誘導、可能とするよう、移送促進用給液管路を設けたものとしてなる、請求項1ないし7何れか一項記載の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。
  9. 掬い揚げ用コンベアならびに乾燥用コンベアの、洗浄槽液面位よりも上側であって洗浄槽上から外れた必要範囲に渡る下側には、洗浄槽もしくは濾過槽に至る下り勾配を有した流下液集合樋を配したものとしてなる、請求項1ないし8何れか一項記載の廃プラスチックシート破砕片用洗浄装置。

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