JP2007096717A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】非常通報および当該非常通報の復旧のために必要とされる操作の利便性を高め、操作部の構造を簡素化させて製造コストの低減を図るとともに、意匠の制限を受けずに美観性が高められた居室親機を設ける。
【解決手段】玄関子機1からの居室呼び出しが報知され、この呼び出しに応答して通話を成立させることができる居室親機2aにおいて、非常通報の設定のために操作される非常ボタン23および当該非常通報の復旧のために操作される復旧ボタン250aのうち、復旧ボタンをモニタ25に表示させることができる。また、復旧ボタンは、モニタに取り付けられたタッチパネル26を使用して入力操作を行うことができ、この入力操作は、所定の時間以上押すような特定の操作で有効となる。
【選択図】図1
【解決手段】玄関子機1からの居室呼び出しが報知され、この呼び出しに応答して通話を成立させることができる居室親機2aにおいて、非常通報の設定のために操作される非常ボタン23および当該非常通報の復旧のために操作される復旧ボタン250aのうち、復旧ボタンをモニタ25に表示させることができる。また、復旧ボタンは、モニタに取り付けられたタッチパネル26を使用して入力操作を行うことができ、この入力操作は、所定の時間以上押すような特定の操作で有効となる。
【選択図】図1
Description
本発明はインターホンシステムに係り、特に、居住者にとって切迫した状況時、例えば、泥棒等の不審者が屋内に侵入しているような場合や急病となった場合等において、非常通報のために必要とされる操作の利便性を高めたインターホンシステムに関する。
従来から、非常通報の報知機能を有するインターホンシステムとして、集合住宅のエントランスに設置されたカメラ付集合玄関機との間で通話を成立させるための通話機能、ガスや火災等の非常事態をセンサにて監視するためのセキュリティ監視機能、カメラ付集合玄関機にて撮像された映像およびセンサからのセキュリティ情報をモニタに表示する機能を有する居室親機が集合住宅の各住戸内に設置された集合住宅インターホンシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1の集合住宅インターホンシステムにおいて、セキュリティ監視機能を能動とするために操作される非常ボタンや、非常通報を報知するための警報音の鳴動を停止させて当該非常通報を停止するために操作される警報音停止復旧ボタンは、居室親機の所定の位置、すなわち、図示から明らかな機器上部に配置されており一定の面積を占有しているため、意匠の制限を受けて美観性が低下する虞があった。また、非常ボタンおよび警報音停止復旧ボタンは、その機構が複雑なスイッチ構造であるため、製造コストが増大していた。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、非常通報および当該非常通報の復旧のために必要とされる操作の利便性を高め、操作部の構造を簡素化させて製造コストの低減を図るとともに、意匠の制限を受けずに美観性が高められた居室親機を有するインターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホンシステムは、屋外、エントランスに設置され来訪者が居室呼び出しを行うための呼出部、来訪者が通話を成立させるための子機通話部および来訪者の映像を撮像するためのカメラを有する玄関子機と、屋内に設置され玄関子機からの居室呼び出しに応答するための操作部、来訪者との間で通話を成立させるための親機通話部および玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのタッチパネル付モニタを有する居室親機とを備えたものである。居室親機には、切迫した状況時に操作され非常通報を行うための非常ボタンと、非常ボタンの操作を検出するためのCPUと、非常ボタンの操作を検出したCPUの制御によりモニタに表示され、タッチパネルにより入力操作が行われて非常通報を復旧させるための復旧ボタンとを設けている。
また、本発明の第2の態様であるインターホンシステムは、屋外、エントランスに設置され来訪者が居室呼び出しを行うための呼出部、来訪者が通話を成立させるための子機通話部および来訪者の映像を撮像するためのカメラを有する玄関子機と、屋内に設置され玄関子機からの居室呼び出しに応答するための操作部、来訪者との間で通話を成立させるための親機通話部および玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのタッチパネル付モニタを有する居室親機とを備えたものである。居室親機には、モニタのトップ画面上に表示され、切迫した状況時にタッチパネルにより入力操作され非常通報を行うための非常ボタンと、非常ボタンの操作を検出するためのCPUと、非常ボタンの操作を検出したCPUの制御により非常ボタンの代わりにモニタに表示され、タッチパネルにより入力操作が行われて非常通報を復旧させるための復旧ボタンとを設けている。
また、本発明の第3の態様であるインターホンシステムは、本発明の第2の態様において、居室親機は、モニタが所定の面積以上押されたことを検出したとき、CPUの制御により非常通報を行うとともに、復旧ボタンに切り替えて表示させるものである。
また、本発明の第4の態様であるインターホンシステムは、本発明の第2の態様または第3の態様において、非常ボタンは、所定の時間以上押されていることを検出したとき、非常通報として動作するものである。
また、本発明の第5の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様乃至第4の態様において、復旧ボタンは、所定の時間以上押されていることを検出したとき、非常通報が復旧するものである。
また、本発明の第6の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様乃至第5の態様において、居室親機は、非常通報時にスピーカから警報音を鳴動させ、警報音の停止操作がなされた場合にのみ復旧操作を可能とする制御を行うためのものである。
本発明のインターホンシステムによれば、玄関子機からの居室呼び出しが報知され、この呼び出しに応答して通話を成立させることができる居室親機において、非常通報の設定のために操作される非常ボタンおよび当該非常通報の復旧のために操作される復旧ボタンのうち、復旧ボタンをモニタに表示させることができる。この復旧ボタンは、モニタに取り付けられたタッチパネルを使用して入力操作を行うことができるため、復旧機能のために必要とされる操作部の構造が簡素化されて製造コストの低減が図られる。また、復旧ボタンの配置のために必要とされていた居室親機の占有面積が不要となることから、意匠の制限を受けずに当該居室親機の美観性を高めることができる。さらには、非常通報の復旧のために必要とされる操作が、該当する操作部を所定の時間以上押すような特定の操作に限定されるため、非常通報を復旧させる必要がない場合における誤動作を容易に防止できる。
本発明のインターホンシステムによれば、玄関子機からの居室呼び出しが報知され、この呼び出しに応答して通話を成立させることができる居室親機において、非常通報の設定のために操作される非常ボタンおよび当該非常通報の復旧のために操作される復旧ボタンをモニタに表示させることができる。これら非常ボタンおよび復旧ボタンは、モニタに取り付けられたタッチパネルを使用して入力操作を行うことができるため、非常通報の設定機能および復旧機能のために必要とされる操作部の構造が簡素化されて製造コストの低減が図られる。また、非常ボタンおよび復旧ボタンの配置のために必要とされていた居室親機の占有面積が不要となることから、意匠の制限を受けずに当該居室親機の美観性をより高めることができる。さらには、非常通報および当該非常通報の復旧のために必要とされる操作が、該当する操作部を所定の時間以上押すような特定の操作に限定されるため、非常通報する必要がない場合や当該非常通報を復旧させる必要がない場合における誤動作を容易に防止できる。
以下、本発明のインターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
最初に、本発明を実施するための最良の一形態であるインターホンシステムとして、第1の実施例について説明する。図1(a)は、本発明の第1の実施例であるインターホンシステムの外観構成を示すシステム説明図である。
図1(a)に示すインターホンシステムは、戸建住宅の屋外、エントランスに設置され、来訪者による呼出/通話機能および映像撮像機能を有する玄関子機1と、屋内に設置され、伝送路Lを経由して接続された玄関子機1からの呼び出し、すなわち、来訪者からの呼び出しを報知する呼出報知機能、居住者による応答/通話機能および映像出画機能を有する居室親機2aとを備えている。
玄関子機1は、呼出ボタン10、マイク(以下、子機マイクという。)11、スピーカ(以下、子機スピーカという。)12、カメラ13を有している。ここで、呼出ボタン10は、来訪者が居室呼び出しを行うために操作する呼出部を構成している。
また、子機マイク11および子機スピーカ12は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるにあたり、音声(送話音声、受話音声)を入出力するための子機通話部を構成している。
さらに、カメラ13は、(呼出操作を行った)来訪者の映像や自機器が設置された周囲近傍の映像を撮像するためのものである。このカメラ13としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子等が好適とされる。
居室親機2aは、通話ボタン20、マイク(以下、親機マイクという。)21、スピーカ(以下、親機スピーカという。)22、非常ボタン23、警報音(鳴動)停止ボタン24、モニタ25を有しており、モニタ25の前面(表示面側)には、タッチパネル26が取り付けられている。ここで、通話ボタン20は、居住者が来訪者からの居室呼び出しに応答するための操作を行う操作部を構成している。
また、親機マイク21および親機スピーカ22は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるにあたり、音声(送話音声、受話音声)を入出力するための親機通話部を構成している。なお、親機スピーカ22は、例えば、泥棒等の不審者が屋内に侵入している場合や急病になった場合等のように居住者にとって切迫した状況時において、非常通報を行うにあたり警報音(音声メッセージを含む。)を鳴動する機能を有している。
また、非常ボタン23は、切迫した状況時において非常通報を行うにあたり操作するものである。
また、警報音停止ボタン24は、親機スピーカ22からの警報音の鳴動を停止させるために操作するものである。
また、モニタ25は、玄関子機1のカメラ13にて撮像された映像を出画するとともに、非常通報を復旧させるために操作される復旧ボタン250aを表示するものである。このモニタ25としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が好適とされる。なお、モニタ25には、前述の映像出画/表示機能の他に、来訪者からの呼び出しがある旨の文字メッセージや絵データ等を表示する機能も備えられている。
さらに、タッチパネル26は、モニタ25に表示される復旧ボタン250aを選択するための入力操作が行われるものである。
図1(b)は、本発明の第1の実施例であるインターホンシステムにおいて、居室親機2aの具体的な構成を示すブロック図である。
図1(b)に示す居室親機2aには、前述の通話ボタン20、親機マイク21、親機スピーカ22、非常ボタン23、警報音停止ボタン24、モニタ25およびタッチパネル26と、通話回路27と、復調回路28と、CPU29と、通信回路(以下、親機I/Fという。)30とが備えられている。
この居室親機2aにおいて、通話回路27は、CPU29により制御され、親機マイク21および親機スピーカ22を介して入出力される音声(送話音声、受話音声)であり、信号処理された音声信号について4線/2線変換、2線/4線変換、増幅等を行い、信号伝送ライン(通話ライン)を形成するためのものである。
復調回路28は、CPU29により制御され、玄関子機1のカメラ13にて撮像された映像であり、FM変調された後に伝送路L、親機I/F30を経由して伝送されてくる映像信号を復調し、モニタ25に出力するためのものである。
CPU29は、当該居室親機の構成各部/回路をそれぞれ制御するためのものである。
親機I/F30は、通話回路27および伝送路Lの間における双方向の信号伝送ライン(通話ライン)、伝送路Lから復調回路28への信号伝送ライン、CPU29および伝送路Lの間における双方向の信号伝送ラインを、それぞれ形成するためのものである。
このように構成された本発明の第1の実施例であるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、図1(a)、図1(b)および図1(c)の画面構成図をそれぞれ参照して説明する。なお、図1(c)は、居室親機2aのモニタ25に表示される画面の一例を示す図である。
また、第1の実施例において、来訪者が居室呼び出しを行い、居住者との間で通話を成立させる動作は、先行技術等の各種文献に開示されている(戸建住宅用の)インターホンシステムにおいて公知の動作であるため、その説明は省略する。
居住者にとって切迫した状況時、例えば、泥棒等の不審者が屋内に侵入しているような場合や急病となった場合等において、非常通報を行うためには、図1(a)に示す居室親機2aの非常ボタン23を押す。この操作を検出した図1(b)に示すCPU29は、モニタ25を制御して図1(c)に示す画面、すなわち、非常警報である旨の文字メッセージおよび復旧ボタン250aが表示された画面(以下、非常警報画面という。)を当該モニタのトップ画面上に表示させるとともに、警報通報のための警報音を生成して親機スピーカ22から鳴動させることができる。
また、居室親機2aのCPU29にて生成された警報音は、親機I/F30、伝送路Lを経由して玄関子機1へと伝送され、子機スピーカ12から鳴動されて屋外に居る人物等に非常通報を移報することもできる。
さらに、居室親機2aに、公衆回線や専用回線を経由して警備会社等の端末機器(図示せず)、例えば、パーソナルコンピュータや外出中の居住者により携行されている携帯電話のような携帯端末(図示せず)が接続されている場合、非常ボタン23の操作を検出したCPU29は、この端末機器や携帯端末に非常通報を移報することもできる。
なお、居室親機2aのCPU29は、その制御として、非常通報の移報を行った場合には、前述のような非常警報画面の表示や警報音の鳴動をせずに、例えば、屋内に侵入した泥棒等の不審者が驚いて在室中の居住者に危害を及ぼす可能性を低く抑えることができる。また、非常通報のための操作を行った居住者に対しては、その確認手段として、モニタ25の表示色を変更させる手段が好適とされる。
次に、前述のような非常通報(移報)を復旧させるにあたり、この非常通報(移報)を確認して駆けつけた人物、例えば、警備会社等の社員や外出先から戻ってきた居住者は、最初の操作として、居室親機2aの警報音停止ボタン24を押す。この操作を検出したCPU29は、親機スピーカ22(および玄関子機1の子機スピーカ12)からの警報音の鳴動を停止させることができる。
この後、居室親機2aの親機スピーカ22からの警報音の鳴動が停止されたことを確認した人物、例えば、警備会社等の社員や外出先から戻ってきた居住者は、タッチパネル26を使用した入力操作により、モニタ25の非常警報画面に表示されている復旧ボタン250aを所定の時間以上押す。この操作を検出したCPU29は、モニタ25を制御して非常警報画面の表示を停止させることができる。すなわち、居室親機2aにおける非常通報が復旧されることになる。
なお、居室親機2aのCPU29の制御により、警備会社等に非常通報の移報が行われていた場合、この非常通報を完全に復旧させるためには、当該警備会社等の端末機器にて所定の復旧操作(詳述せず)を行う必要がある。
前述までの説明から明らかなように、居室親機2aのCPU29は、警報音停止ボタン24が押された後において、タッチパネル26を使用した入力操作により、モニタ25の非常警報画面に表示されている復旧ボタン250aが所定の時間以上押されたときにのみ、非常警報画面を非表示とする制御、すなわち、非常通報を復旧させることができる。この制御は、復旧ボタン250aの押された時間が所定の時間未満、例えば、ワンショットの操作の場合には行われないことから、非常通報を復旧させる必要がない場合に誤って復旧されるような誤動作の発生を容易に防止できる。また、復旧ボタン250aは、モニタ25の非常警報画面に表示されるため、複雑なスイッチ構造として居室親機2aの所定の位置、例えば、機器上部に設ける必要がないことから、意匠の制限を受けずに当該居室親機の美観性を高めることができる。
次に、本発明を実施するための最良の一形態であるインターホンシステムとして、第2の実施例について説明する。図2(a)は、本発明の第2の実施例であるインターホンシステムの外観構成を示すシステム説明図である。
なお、本発明の第2の実施例において、前述の第1の実施例と同様な構成各部/回路については、同一の符号を付与してその説明は省略する。
図2(a)に示すインターホンシステムは、戸建住宅の屋外、エントランスに設置された呼出ボタン10、子機マイク11、子機スピーカ12、カメラ13を有する玄関子機1と、屋内に設置され、伝送路Lを経由して玄関子機1に接続されており、通話ボタン20、親機マイク21、親機スピーカ22、警報音停止ボタン24、モニタ25を有する居室親機2bとを備えている。また、居室親機2bのモニタ25の前面(表示面側)には、タッチパネル26が取り付けられている。
図2(b)は、本発明の第2の実施例であるインターホンシステムにおいて、居室親機2bの具体的な構成を示すブロック図である。この居室親機2bには、前述の通話ボタン20、親機マイク21、親機スピーカ22、警報音停止ボタン24、モニタ25およびタッチパネル26と、通話回路27と、復調回路28と、CPU29と、親機I/F30とが備えられている。
このように構成された本発明の第2の実施例であるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、前述の図2(a)、図2(b)および図2(c)の画面構成図をそれぞれ参照して説明する。なお、図2(c)は、居室親機2bのモニタ25に表示される画面の一例を示す図である。
また、第2の実施例において、来訪者が居室呼び出しを行い、居住者との間で通話を成立させる動作は、前述の第1の実施例と同様、先行技術等の各種文献に開示されている(戸建住宅用の)インターホンシステムにおいて公知の動作であるため、その説明は省略する。
居住者にとって切迫した状況時、例えば、泥棒等の不審者が屋内に侵入しているような場合や急病となった場合等において、非常通報を行うためには、最初の操作として、以下の2種の操作のうち何れかの操作を行う。第1の操作としては、図2(b)に示す居室親機2bのモニタ25のトップ画面上に予め表示されている図2(c)に示す起動画面の非常ボタン250bを、タッチパネル26を使用した入力操作により所定の時間以上押す。一方、第2の操作としては、タッチパネル26を使用した入力操作により、モニタ25(のトップ画面)を所定の時間以上押す。何れかの操作を検出したCPU29は、トップ画面の表示内容を切り替えるようにモニタ25を制御して、前述の第1の実施例と同様な非常警報画面を表示させるとともに、警報通報のための警報音を生成して親機スピーカ22から鳴動させることができる。
また、居室親機2bのCPU29にて生成された警報音は、前述の第1の実施例と同様、玄関子機1の子機スピーカ12から鳴動されて屋外に居る人物等に非常通報を移報することもできる。
さらに、居室親機2bに、前述の第1の実施例と同様、公衆回線や専用回線を経由して警備会社等の端末機器(図示せず)、例えば、パーソナルコンピュータや外出中の居住者により携行されている携帯電話のような携帯端末(図示せず)が接続されている場合、第1の操作または第2の操作を検出したCPU29は、この端末機器や携帯端末に非常通報を移報することもできる。
なお、居室親機2bのCPU29は、前述の第1の実施例と同様、その制御として、非常通報の移報を行った場合には、前述のような非常警報画面の表示や警報音の鳴動をせずに、例えば、屋内に侵入した泥棒等の不審者が驚いて在室中の居住者に危害を及ぼす可能性を低く抑えることができる。また、非常通報のための操作を行った居住者に対しては、その確認手段として、モニタ25の表示色を変更させる手段が好適とされる。
前述までの説明から明らかなように、居室親機2bのCPU29は、第1の操作または第2の操作を検出したときにのみ、モニタ25のトップ画面の表示内容を切り替えて非常警報画面を表示させるための制御、警報音の生成制御(および非常警報の移報制御)を行う。これらの制御は、非常ボタン250bの押された時間、またはモニタ25(のトップ画面)の押された時間が所定の時間未満、例えば、ワンショットの操作の場合には行われないことから、非常通報の必要がない場合に誤って非常通報されるような誤動作の発生を容易に防止できる。また、非常ボタン250bは、モニタ25の起動画面に表示されるため、複雑なスイッチ構造として居室親機2bの所定の位置、例えば、機器上部に設ける必要がないことから、意匠の制限を受けずに当該居室親機の美観性を高めることができる。
次に、前述のような非常通報(移報)を復旧させるにあたり、この非常通報(移報)を確認して駆けつけた人物、例えば、警備会社等の社員や外出先から戻ってきた居住者は、前述の第1の実施例と同様、最初の操作として、居室親機2bの警報音停止ボタン24を押す。この操作を検出したCPU29は、親機スピーカ22(および玄関子機1の子機スピーカ12)からの警報音の鳴動を停止させることができる。
この後、居室親機2bの親機スピーカ22からの警報音の鳴動が停止されたことを確認した人物、例えば、警備会社等の社員や外出先から戻ってきた居住者は、タッチパネル26を使用した入力操作により、モニタ25の非常警報画面に表示されている復旧ボタン250aを所定の時間以上押す。この操作を検出したCPU29は、モニタ25を制御して非常警報画面の表示を起動画面の表示に切り替えることができる。すなわち、居室親機2bにおける非常通報が復旧されることになる。
なお、居室親機2bのCPU29の制御により、警備会社等に非常通報の移報が行われていた場合、この非常通報を完全に復旧させるためには、前述の第1の実施例と同様、当該警備会社等の端末機器にて所定の復旧操作(詳述せず)を行う必要がある。
前述までの説明から明らかなように、居室親機2bのCPU29は、警報音停止ボタン24が押された後において、タッチパネル26を使用した入力操作により、モニタ25の非常警報画面に表示されている復旧ボタン250aが所定の時間以上押されたときにのみ、非常警報画面の表示を起動画面の表示に切り替える制御、すなわち、非常通報を復旧させることができる。この制御は、復旧ボタン250aの押された時間が所定の時間未満、例えば、ワンショットの操作の場合には行われないことから、非常通報を復旧させる必要がない場合に誤って復旧されるような誤動作の発生を容易に防止できる。また、復旧ボタン250aは、モニタ25の非常警報画面に表示されるため、複雑なスイッチ構造として居室親機2bの所定の位置、例えば、機器上部に設ける必要がないことから、前述の第1の実施例と同様、意匠の制限を受けずに当該居室親機の美観性を高めることができる。
なお、本発明の第1、第2の各実施例であるインターホンシステムにおいて、居室親機2a、2bの通話ボタン20は、図示のように当該居室親機の機器下部に設けた場合について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、来訪者により玄関子機1の呼出ボタン10が操作されたような呼出時において、その旨を報知するにあたりモニタ25のトップ画面上に表示される呼出報知画面(図示せず)に通話ボタン20を設け、この通話ボタン20を、タッチパネル26を使用した入力操作により選択することができる。
また、本発明の第1、第2の各実施例であるインターホンシステムにおいて、居室親機2a、2bの警報音停止ボタン24は、図示のように当該居室親機の機器中央部(付近)に設けた場合について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、モニタ25のトップ画面上に表示される非常警報画面に復旧ボタン250aとともに警報音停止ボタン24を設け、この警報音停止ボタン24を、タッチパネル26を使用した入力操作により選択することができる。
さらに、本発明の第1、第2の各実施例によれば、当該インターホンシステムを戸建住宅に適用させた場合について説明したが、この態様に限定されるものではない。第3の実施例として、例えば、マンション等の集合住宅に適用させることもできる。具体的な構成としては、図3のシステム説明図に示すように、玄関子機1と同様な機能を有する集合玄関機51を集合玄関(エントランス)に設置し、居室親機2a、2bと同様な機能を有する複数台の居室親機52、52、・・・を複数の住戸の屋内にそれぞれ設置するばかりでなく、管理室内に設置される管理室親機53と、集合玄関機51、居室親機52、52、・・・、管理室親機53をそれぞれ制御するための制御機54とが備えられている。
この居室親機52、52、・・・において、居室親機2a、2bと同様な非常通報のための操作が行われると、当該居室親機では、非常警報画面の表示や警報音の鳴動は行わず、管理室親機53に対して警報通報の移報を行うことができる。この制御により、例えば、屋内に侵入した泥棒等の不審者が驚いて在室中の居住者に危害を及ぼす可能性を低く抑えることができる。また、非常通報のための操作を行った居住者に対しては、その確認手段として、モニタの表示色を変更させる手段が好適とされる。
なお、本発明のインターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成であっても採用できるということはいうまでもないことである。
1……玄関子機
10……呼出ボタン(呼出部)
11……子機マイク(子機通話部)
12……子機スピーカ(子機通話部)
13……カメラ
2a、2b……居室親機
20……通話ボタン(操作部)
21……親機マイク(親機通話部)
22……親機スピーカ(親機通話部)
23、250b……非常ボタン
25……モニタ
26……タッチパネル
29……CPU
250a……復旧ボタン
10……呼出ボタン(呼出部)
11……子機マイク(子機通話部)
12……子機スピーカ(子機通話部)
13……カメラ
2a、2b……居室親機
20……通話ボタン(操作部)
21……親機マイク(親機通話部)
22……親機スピーカ(親機通話部)
23、250b……非常ボタン
25……モニタ
26……タッチパネル
29……CPU
250a……復旧ボタン
Claims (6)
- 屋外、エントランスに設置され来訪者が居室呼び出しを行うための呼出部(10)、前記来訪者が通話を成立させるための子機通話部(11、12)および前記来訪者の映像を撮像するためのカメラ(13)を有する玄関子機(1)と、屋内に設置され前記玄関子機からの居室呼び出しに応答するための操作部(20)、前記来訪者との間で通話を成立させるための親機通話部(21、22)および前記玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのタッチパネル(26)付モニタ(25)を有する居室親機(2)とを備え、
前記居室親機には、切迫した状況時に操作され非常通報を行うための非常ボタン(23)と、前記非常ボタンの操作を検出するためのCPU(29)と、前記非常ボタンの操作を検出した前記CPUの制御により前記モニタに表示され、前記タッチパネルにより入力操作が行われて前記非常通報を復旧させるための復旧ボタン(250a)とを設けたことを特徴とするインターホンシステム。 - 屋外、エントランスに設置され来訪者が居室呼び出しを行うための呼出部(10)、前記来訪者が通話を成立させるための子機通話部(11、12)および前記来訪者の映像を撮像するためのカメラ(13)を有する玄関子機(1)と、屋内に設置され前記玄関子機からの居室呼び出しに応答するための操作部(20)、前記来訪者との間で通話を成立させるための親機通話部(21、22)および前記玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのタッチパネル(26)付モニタ(25)を有する居室親機(2)とを備え、
前記居室親機には、前記モニタのトップ画面上に表示され、切迫した状況時に前記タッチパネルにより入力操作され非常通報を行うための非常ボタン(250b)と、前記非常ボタンの操作を検出するためのCPU(29)と、前記非常ボタンの操作を検出した前記CPUの制御により前記非常ボタンの代わりに前記モニタに表示され、前記タッチパネルにより入力操作が行われて前記非常通報を復旧させるための復旧ボタン(250a)とを設けたことを特徴とするインターホンシステム。 - 前記居室親機は、前記モニタが所定の面積以上押されたことを検出したとき、前記CPUの制御により前記非常通報を行うとともに、前記復旧ボタンに切り替えて表示させることを特徴とする請求項2記載のインターホンシステム。
- 前記非常ボタンは、所定の時間以上押されていることを検出したとき、前記非常通報として動作することを特徴とする請求項2または請求項3記載のインターホンシステム。
- 前記復旧ボタンは、所定の時間以上押されていることを検出したとき、前記非常通報が復旧することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
- 前記居室親機は、前記非常通報時に親機スピーカ(22)から警報音を鳴動させ、前記警報音の停止操作がなされた場合にのみ復旧操作を可能とする制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
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