JP2007095562A - スイッチ装置の取付構造及びその取付構造に使用する保護ハウジング - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スイッチ装置が取付けられる取付パネル5に操作ブロック部2の後端部2aが挿通する取付孔5aが形成されており、取付パネル5の後面側には、取付孔5aに臨む挿通孔13を有する半割れ状の保護ハウジング4が配設され、操作ブロック部2が取付孔5a、挿通孔13を挿通して接点ブロック部3と連結固定されており、操作ブロック部2に連結固定された接点ブロック部3が保護ハウジング4内に収納され、取付パネル5の前面側に位置する操作ブロック部2と取付パネル5の裏面側に位置する保護ハウジング4とで取付パネル5を挟んだ状態で取付けられている。
【選択図】 図2
Description
(1)保護カバー54は接点ブロック部52に合わせた形状となるため、接点ブロック部52の形状が異なるスイッチ装置毎に保護カバー54を準備しておく必要がある。
(2)また、保護カバー54の取付孔57の径を小さくしておけば、防水・防塵効果を充分に発揮できるが、そうすると、保護カバー54で接点ブロック部52を覆う作業が困難となり、作業性が悪くなる。一方、作業性を良好とするためには、保護カバー54の取付孔57の径を大きくすればよいが、そうすると、防水・防塵効果が低下する。
(3)また、接点ブロック部52に保護カバー54を装着する作業と同時に、電線ケーブル55を引出し用孔56から引き出す作業を行なう必要がある。そのため、作業性が悪い。
(4)また、操作部51と固定部材53とで取付パネル58を挟み込んだ状態でスイッチ装置が取付パネル58に支持固定される構造であるので、ある程度の取付強度はあるが、スイッチ装置50の適用環境によってはより強い取付強度が必要な場合がある。
また、保護ハウジングによって接点ブロック部を収納するので、複数のスイッチの各接点ブロック部を一括して収納することが可能となる。
また、保護ハウジングを使用するので、配線作業完了後に保護ハウジングを閉じればよいので、保護カバーを用いる従来例に比べて作業性が良好である。
更に、保護ハウジングによって接点ブロック部を収納するので、保護カバーを用いる従来例に比べて接点ブロックの防水・防塵機能が向上する。
取付板の後面及び前面の何れにも取付け可能な有底筒状の本体ケースであって、その底面には操作ブロック部が挿入可能な取付孔が形成されていると共に、その周面には電線ケーブル引出し用孔を形成可能な孔形成部が設けられ、本体ケースが取付板の後面に取り付けられる場合は本体ケースの底面が取付板の後面に当接して取り付けられ、取付板の前面に取り付けられる場合は本体ケースを反転させて、本体ケースの底面が取付板の前面に当接して取り付けられる、そのような本体ケースと、
有底筒状であって、その底面には操作ブロック部が挿入可能な取付孔を形成可能な孔形成部が設けられ、本体ケースが取付板に取り付けられた後に接点ブロック部を本体ケース内に配置した状態で、本体ケースの開口を覆う蓋ケースと、
を備えことを特徴とする。
(1)取付板の前面側に位置する操作ブロック部と取付板の後面側に位置する保護ハウジングとで取付板を挟んだ状態で取付けられることにより、取付板の前面側には操作ブロック部のみが存在することになり、取付板の前面側への突出量を小さくできる。
(2)また、保護ハウジングによって接点ブロック部を収納するので、複数のスイッチの各接点ブロック部を一括して収納することが可能となる。
(3)また、保護ハウジングを使用するので、配線作業完了後に保護ハウジングを閉じればよいので、保護カバーを用いる従来例に比べて作業性が良好である。
(4)更に、保護ハウジングによって接点ブロック部を収納するので、保護カバーを用いる従来例に比べて接点ブロックの防水・防塵機能が向上する。
また、本発明の保護ハウジングによれば、以下の効果を奏する。
即ち、取付板の前面側に保護ハウジングを配置した取付構造と、取付板の後面側に保護ハウジングを配置した取付構造の何れにも使用することができる。従って、本体ケースと蓋ケースを予め製造しておくことにより、ユーザはスイッチ装置の取付けに際して、その周辺環境等を考慮していずかの取付構造を選択して使用することが可能となり、極めて利便性が高い。
図1は本発明に係るスイッチ装置の斜視図である。スイッチ装置1は、操作ブロック部(操作部とも称す)2と、操作ブロック部2と着脱自在な接点ブロック部3(接点部とも称す)(図2参照)と、接点ブロック部3を収納する防水・防塵用保護ハウジング4とを有する。操作ブロック部2は取付パネル5の前面側に配置され、保護ハウジング4は取付パネル5の後面側に配置されている。保護ハウジング4は、合成樹脂製の半割れ状であって、有底角筒状本体ケース6と、接点ブロック部3を本体ケース6内に配置した状態で本体ケース6の開口部を覆って本体ケース6に固定される蓋ケース7とから構成されている。なお、保護ハウジング4は、アルミニウム等の金属製であってもよい。但し、金属製の場合は、収納される接点ブロック部3とで絶縁性が確保されるに充分な距離を確保する必要がある。
次いで、上記構成の本体ケース6及び蓋ケース7を用いてスイッチ装置を取付パネル5に取付ける方法について説明する。先ず、図11に示すように、本体ケース6の底面6aをシール部材28(図2参照)を介して取付パネル5の後面に当触させ、この状態で操作ブロック部2の後端部2aを取付孔5a、取付孔13を挿通させて、固定部材29を操作ブロック部2の後端部2aから螺合させて固定部材29と操作ブロック部2とで取付パネル5とシール部材28と本体ケース6とを締め付けて固定する。次に、操作ブロック部2の後端部2aに接点ブロック部3を挿入し、挿入した接点ブロック部3が抜け落ちるのを防止するためのロックレバー30で接点ブロック部3を操作ブロック部2に連結固定する。
次いで、蓋ケース7を本体ケース6に取付ける。具体的には、取付ネジ8を蓋ケース7の挿通孔9を挿通させて本体ケース6のネジ孔12に螺合する。こうして、接点ブロック部3が保護ハウジング4に収納された防水・防塵構造が確保されると共に、取付パネル5の前面側に位置する操作ブロック部2と取付パネル5の裏面側に位置する保護ハウジング4とで取付パネル5を挟んだ状態で、スイッチ装置1が取付けられる。これにより、取付パネル5の前面側の突出量が極めて小さいスイッチ装置1の取付構造が得られる。なお、本実施の形態では、シール部材10,28によって、より一層防水防塵の性能が確保されている。
また、孔形成部16は、上記の例では孔形成部を軽く叩くと打ち抜かれるノックアウト式の孔形成部であったけれども、ドリルで孔を開け易くするための窪みであってもよい。また、ユーザが孔を開ける手間を省くために、必要箇所に孔を予め形成したものであってもよい。
本実施の形態2では、上記実施の形態1に使用した保護ハウジング4を用いて、図12に示すように取付パネルの前面側に保護ハウジング4を配置して取り付ける取付構造について説明する。この図12に示す構造は、従来例のボックス型のスイッチ装置の取付構造に類似した取付構造である。即ち、実施の形態2では、同一の保護ハウジング4を図1に示すスイッチ装置の取付構造と、図12に示すスイッチ装置の取付構造の何れにも兼用することが可能であることを特徴とするものである。
なお、ユーザは、蓋ケース7の底面7aの孔形成部16を打ち抜き、操作ブロック部2の後端部2aが挿入する取付孔39を形成する。また、本体ケース6は、実施の形態1と異なり孔形成部16を打ち抜くことなく、そのままの状態としておく。従って、本体ケース6には、引出管19は取付けられていない。このような本体ケース6と蓋ケース7とを用いて、図12に示すように取付パネル5の前面に保護ハウジング4を配置してスイッチ装置1を取り付ける。
一方、蓋ケース7の取付孔39に、外側から内側に向けて操作ブロック部2の後端部2aを挿入し、実施の形態1で説明したのと同様にして、操作ブロック部2と接点ブロック部3とを連結固定して固定部材29によって蓋ケース7に固定する。なお、シール部材を蓋ケース7の底面7aと操作ブロック部2との間に介在させてもよい。
図13は実施の形態3に係る取付構造を示す分解斜視図である。この実施の形態3では、本体ケース6の周面の何れかの面(本実施の形態では右面6e)を取付パネル5の後面に当接させて取付ける取付構造を特徴とするものである。実施の形態1の本体ケース6と異なる点は、本体ケース6の底面6aに取付孔13が形成されていないことである。即ち、この実施の形態3においては、本体ケース6の周面のみならず、底面6aにも孔形成部16が形成されており、使用に際して、ユーザは本体ケース6の周面の2面(下面6d、右面6e)のみ孔形成部16を打ち抜き、下面6dに形成された挿通孔に引出管19を装着し、右面6eに形成された挿通孔を操作ブロック部2の取付孔13として使用する。また、本体ケース6の右面6eの4角には、ネジ孔が形成されており、このネジ孔を取付ネジ14が螺合するネジ孔15として使用する。
上記実施の形態1においては、保護ハウジングは1個の接点ブロック部を収納保護するようにしたけれども、複数のスイッチ装置の各接点ブロック部を一括して収納保護することも可能である。また、取付パネル5に本体ケース6を取り付けるのに取付ネジ14を、本体ケース6の外部から内部に向けて螺合させた場合を説明したが、本体ケース6の内部から外部に向けて螺合させる構成にしてもよい。
3:接点ブロック部 4:保護ハウジング
5:取付パネル 6:本体ケース
7:蓋ケース 16:孔形成部
18:電線ケーブル 19:引出菅
Claims (5)
- 操作ブロック部と接点ブロック部とを備えたスイッチ装置の取付構造であって、
スイッチ装置が取付けられる取付板の後面側に、接点ブロック部を収納する保護ハウジングを配置し、
取付板の前面側に位置する操作ブロック部と、取付板の後面側に位置する前記保護ハウジングとで取付板を挟んだ状態で取付けられていることを特徴とするスイッチ装置の取付構造。 - 前記保護ハウジングは、有底筒状の本体ケースと、接点ブロック部を本体ケース内に配置した状態で本体ケースの開口を覆って本体ケースに取付けられる有底筒状の蓋ケースとを備え、前記本体ケースの底面が取付板の後面に当接して取り付けられている、請求項1記載のスイッチ装置の取付構造。
- 前記保護ハウジングは、有底筒状の本体ケースと、接点ブロック部を本体ケース内に配置した状態で本体ケースの開口を覆って本体ケースに取付けられる有底筒状の蓋ケースとを備え、前記本体ケースの周面のうちの何れかの面が取付板の後面に当接して取り付けられている、請求項1記載のスイッチ装置の取付構造。
- 前記本体ケースは回転規制手段によって回転が規制された状態で取付板に固定されている、請求項2又は3記載のスイッチ装置の取付構造。
- 半割れ状であって、操作ブロック部と接点ブロック部とを備えたスイッチ装置の前記接点ブロック部をその内部に収納して接点ブロック部を保護するスイッチ装置の保護ハウジングであって、
取付板の後面及び前面の何れにも取付け可能な有底筒状の本体ケースであって、その底面には操作ブロック部が挿入可能な取付孔が形成されていると共に、その周面には電線ケーブル引出し用孔を形成可能な孔形成部が設けられ、本体ケースが取付板の後面に取り付けられる場合は本体ケースの底面が取付板の後面に当接して取り付けられ、取付板の前面に取り付けられる場合は本体ケースを反転させて、本体ケースの底面が取付板の前面に当接して取り付けられる、そのような本体ケースと、
有底筒状であって、その底面には操作ブロック部が挿入可能な取付孔を形成可能な孔形成部が設けられ、本体ケースが取付板に取り付けられた後に接点ブロック部を本体ケース内に配置した状態で、本体ケースの開口を覆う蓋ケースと、
を備えことを特徴とするスイッチ装置の保護ハウジング。
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- 2005-09-29 JP JP2005285100A patent/JP4685577B2/ja active Active
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