JP6470194B2 - 配線器具取付体装置、配線ボックス装置及びボックスカバー - Google Patents

配線器具取付体装置、配線ボックス装置及びボックスカバー Download PDF

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Description

本発明は、配線器具が取り付けられる配線ボックス等の配線器具取付体の器具取付部の螺入部に螺入されるビスや、ボックスカバーを配線ボックスに取着するためのビスの軸部と、配線ボックス内のケーブル等の配線材とが摺接するのを防止する配線器具取付体装置、配線ボックス装置及びボックスカバーに関するものである。
スイッチやコンセント等の配線器具を建物の壁裏に配設された配線ボックスやボックスカバー等の配線器具取付体に取り付けるときには、特許文献1等にも記載されているように、ビスが使用されており、スイッチやコンセント等の配線器具は、配線器具取付枠の取付孔に挿通されたビスが壁表側から壁穴内を通して壁裏の配線器具取付体の器具取付部の螺入部に螺着されることにより取り付けられている。
また、ボックスカバーを配線ボックスの前面の開口部に取り付け固定するときには、同様に、ビスが使用されており、ボックスカバーはその挿通孔をビスが挿通し、配線ボックスの開口の周縁から突出する取付フランジのビス孔に螺着されることにより取り付けられている。
特開2010−288401号公報
しかし、これらのビスを使用して、配線器具を配線器具取付体に取り付けたときやボックスカバーを配線ボックスに固定したときに、ビスの軸部が配線ボックス内で突出していると、配線ボックスの内部に配線されるケーブル等の配線材がビスの軸部と接触し摺接することによって傷付くことがあった。
そこで、本発明は、配線ボックス内に配線される配線材が配線ボックス内に突出するビスの軸部と摺接し傷付くのを防止できる配線器具取付体装置、配線ボックス装置及びボックスカバーを提供することを課題とするものである。
請求項1の配線器具取付体装置は、底壁と周壁とを有し該底壁と対向して開口する有底箱状の配線ボックスと、開口部と、該開口部の内側に対向して突出し配線器具を取り付けるための取付ビスが螺入される螺入部を有する器具取付部と、を備え、前記配線ボックスの開口に固定されたボックスカバーと、前記ボックスカバーの器具取付部を越えて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスの軸部と前記配線ボックス内に配線される配線材との摺接を防止する摺接防止部と、前記配線ボックスまたは前記ボックスカバーに取着される取着部と、を有する摺接防止体と、からなり、前記ボックスカバーの器具取付部は、該ボックスカバーの開口部の端縁から該開口部内に突出し、前記摺接防止体の取着部は、前記器具取付部のビス螺退方向側の面に当接する当接部を有し、該当接部は、前記ボックスカバーの開口部の端縁を延長する仮想線より外側に突出しないよう形成されている。
請求項2の摺接防止体は、取着部が、前記ボックスカバーの器具取付部のビス螺進方向の面とビス螺退方向の面とに当接して取着される溝部からなる。
請求項3の摺接防止体は、摺接防止部が、前記取付ビス螺進方向に延びる略筒状に形成されている。
請求項4の配線器具取付体装置は、摺接防止部が、前記配線ボックスの底壁に到達しない長さに形成されている。
請求項5の配線ボックス装置は、底壁と周壁とを有し該底壁と対向して開口する有底箱状の配線ボックスと、開口部と、該開口部に配線器具を取り付けるための取付ビスが螺入される螺入部を有した、対向する少なくとも一対の器具取付部と、を備え、前記配線ボックスの開口に固定されるボックスカバーと、前記ボックスカバーの螺入部に螺入される前記取付ビスの螺進方向先に設けられ、前記ボックスカバーの器具取付部を越えて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスの軸部と、前記配線ボックス内に配線される配線材と、の摺接を防止する摺接防止部と、からなり、前記摺接防止部は、前記器具取付部の開口部側から折り曲げられて前記ボックスカバーに一体に設けられている。
請求項6の配線ボックス装置は、請求項5の配線ボックス装置において、摺接防止部が、前記開口部の端縁の一部が前記配線ボックスの内部側へと折り曲げられて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスを取り囲むように、前記ボックスカバーに一体に設けられたものである。
請求項7の配線ボックス装置は、底壁と周壁とを有し該底壁と対向して開口する有底箱状の配線ボックスと、開口部と、該開口部に配線器具を取り付けるための取付ビスが螺入される螺入部を有した、対向する少なくとも一対の器具取付部と、を備え、前記配線ボックスの開口に固定されるボックスカバーと、前記ボックスカバーの螺入部に螺入される前記取付ビスの螺進方向先に設けられ、前記ボックスカバーの器具取付部を越えて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスの軸部と、前記配線ボックス内に配線される配線材と、の摺接を防止する摺接防止部と、からなり、前記摺接防止部は、前記開口から突出することなく、前記底壁から立設され、または前記周壁から前記開口の開口面と平行する方向に突出して設けられている。
請求項8のボックスカバーは、配線ボックスの開口に固定される固定部と、前記配線ボックスの開口の一部を露出させる開口部と、該開口部に配線器具を取り付ける取付ビスが螺入される螺入部を有した、対向する少なくとも一対の器具取付部と、を備えたボックスカバーであって、前記器具取付部を越えて前記取付ビスが螺進した際に前記配線ボックス内に侵入した該取付ビスの軸部と、前記配線ボックス内に配線される配線材と、の摺接を防止する摺接防止部が、前記器具取付部から前記取付ビスの螺進方向に折り曲げられて、前記ボックスカバーに一体に設けられている。
請求項1の発明は、ボックスカバーの器具取付部を越えて配線ボックス内に侵入した取付ビスの軸部と配線ボックス内に配線される配線材との摺接を防止する摺接防止部を備えているので、配線ボックス内で突出している取付ビスの軸部と配線ボックス内の配線材とが接触し摺接することにより配線材が傷付くのを確実に防止できる。
また、摺接防止体の取着部の当接部が、ボックスカバーの開口部の端縁を延長する仮想線より外側には突出しない。このため、壁面の壁穴を大きくする必要がなく、壁穴を大きくすることによって壁穴内に隙間を生じて見栄えが低下するのを回避できる。
請求項2の発明は、取着部が、ボックスカバーの器具取付部のビス螺進方向の面とビス螺退方向の面とに当接して取着される溝部からなるので、摺接防止体を器具取付部に向けて押し込むだけで簡単にボックスカバーに取着できる。
請求項3の発明は、摺接防止部が、取付ビス螺進方向に延びる略筒状に形成されているので、ビスの軸部の全体を取り囲んで配線材と接触し摺接するのを防止できる。
請求項4の発明は、摺接防止部が、配線ボックスの底壁に到達しない長さに形成されているので、配線材を配線ボックス内に引き込むときに、摺接防止部が邪魔になるのを避けることができる。
請求項5〜8の発明は、配線ボックスあるいはボックスカバーが摺接防止部を備えており、摺接防止部を配線ボックス或いはボックスカバーと一体に設けたものとした場合には、摺接防止体を別体として用意する必要がないため、部品コストを削減でき、部品管理が不要となり、摺接防止体を配線器具取付体に取着する手間も省ける。
本発明の実施形態の配線器具取付体装置の斜視図である。 図1の配線器具取付体装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A切断線による断面図、(c)は(b)の要部拡大図、(d)は(a)のB−B切断線による断面図である。 (a)は図1の規制体を取り付ける方向を示す分解斜視図、(b)は規制体を取り付け後の状態を示す要部斜視図である。 図1の配線器具取付体の断面図である。 図1の規制体を示し、(a)は前面側から見た斜視図、(b)は裏面側から見た斜視図、(c)は平面図、(d)は(e)のC−C切断線による断面図、(e)は正面図、(f)は右側面図である。 図1の規制体の取着部を説明する要部正面図である。 図1の配線器具取付体装置に配線器具を取り付けた状態を示す断面図である。 図1の配線器具取付体装置の規制部の変形例を示す断面図である。 図1のボックスカバーの別例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態の摺接防止体及び配線器具取付体装置を図に基づいて説明する。
図1乃至図6において、配線器具取付体装置1は、建物の間仕切り壁等の壁面の裏側に配設され、壁穴に臨む前面側には、スイッチ、コンセント等の配線器具を壁面の表側に取り付けるための取付ビス51が取着される。配線器具取付体装置1は、配線器具取付体と、これに取着される摺接防止体31とで構成されている。ここで、配線器具取付体としては、配線ボックス11やこれにボックスカバー21が取り付けられたものなどが挙げられる。本実施形態では、配線器具取付体として、ボックスカバー21が固定ビス52を介して配線ボックス11に固定されたものを例示する。また、本実施形態で述べる配線材としてケーブル61を例示する。なお、ここでは、スイッチ、コンセント等が取り付けられた配線器具取付枠62も配線器具に含めて説明する。以下、各構成部材について詳細に説明する。
配線器具取付体を構成する配線ボックス11は、底壁12と底壁12から立設する周壁13とを有し、底壁12と対向して開口する有底箱状に形成されている。配線ボックス11は、間仕切り柱に固定された取付金具を介して間仕切り壁の裏側に使用されたり、コンクリートに埋設されて使用される。底壁12の中心に設けられたボルト孔14は、コンクリート打設時にボルトを取着して型枠に取り付けるために用いられるが、配線ボックス11を間仕切り壁に配設する場合は不要である。底壁12及び周壁13には、必要に応じてケーブル61を挿通するために打ち抜かれるノックアウト15が設けられている。更に、配線ボックス11の開口16の周縁16aには、開口16の前面にボックスカバー21を取り付けるための取付フランジ17が一対設けられ、各取付フランジ17の中央にはビス孔18が設けられている。配線ボックス11は、鋼板等の金属板をプレス加工し、あるいは合成樹脂を一体成形するなどによって形成される。
また、配線器具取付体を構成するボックスカバー21は、四角枠状に形成され、中央部は、一定高さで一面側に台状に膨出し、膨出した台状の部分のほぼ全体が開口する開口部22に形成されている。開口部22からは配線ボックス11の開口16の一部が露出している。開口部22は略小判形状に形成され、その周縁は、上下部分が円弧状に外側に湾曲し、左右両側部分は平行する直線状に形成されている。ボックスカバー21の開口部22の外側周辺の平面部の四隅には、配線ボックス11のビス孔18と対応する位置に、円弧状の長孔23が周方向に形成され、長孔23の一端部は取付ビス51を挿通可能な挿通孔に形成されている。更に、図2及び図3等に示すように、開口部22の上下周縁の中央部分には、開口平面方向に突出する取着フランジ24が対向して上下に一対設けられ、各取着フランジ24の中央には、取付ビス51が螺入されるビス孔25が設けられている。取着フランジ24は器具取付部を構成し、ビス孔25は配線器具を取り付けるための取付ビス51が螺入される螺入部を構成している。ボックスカバー21は、鋼板等の金属板をプレス加工し、あるいは合成樹脂を一体成形するなどによって形成される。
次に、本発明の特徴である摺接防止体31は、図5に示すように、合成樹脂により全体が正面視略T字状に形成され、垂直部分は円筒状を成し、内部に取付ビス51の軸部51aが挿通されるビス挿通空間34が形成されている。摺接防止体31は、ボックスカバー21に取着される取着部32と、ボックスカバー21の螺入部に螺入される取付ビス51の螺進方向に配置されて、取付ビス51の螺進予定空間20内にケーブル61が侵入するのを防止する摺接防止部33と、を有している。ここで、摺接防止体31について、正面とは、ボックスカバー21の開口部22内から見える面をいう。また、取付ビス51の螺進方向とは、図7で示せば、取付ビス51の一点鎖線の矢印方向であり、後述の螺退方向とは、その逆の方向である。
まず、摺接防止体31の取着部32は、ボックスカバー21の器具取付部である取着フランジ24に取着される部分であって、T字状の水平部に形成されており、水平方向に延びる表側当接部35と裏側当接部36との上下2段の当接部で形成されている。表側当接部35は摺接防止体31がボックスカバー21に取着されたときにボックスカバー21の取着フランジ24の外面側に位置し、裏側当接部36は取着フランジ24の内面側に位置するとともに、表側当接部35及び裏側当接部36はそれぞれ中央に間隙37をおいて左右に一対設けられている。これら左右一対の当接部間の中央の間隙37は取付ビス51の軸部51aが上下に貫通する空間となっている。表側当接部35と裏側当接部36との上下間に形成されている溝部38は、ボックスカバー21の器具取付部の取着フランジ24が圧入される空間となっており、表側当接部35と裏側当接部36とで取着フランジ24が挟持されるようになっている。なお、両当接部は、取着フランジ24に対する挟持力を更に高めるため、当接面に弾性的に挟圧される半球状等の小突起を一体に設けてもよい。
更に、取着部32の表側当接部35は、ボックスカバー21の取着フランジ24における取付ビス51の螺退方向側の面すなわち図3(a)及び(b)における取着フランジ24の上側の表面と当接する当接面35aを有している。また、裏側当接部36は、取着フランジ24における取付ビス51の螺進方向側の面すなわち図3における取着フランジ24の下側の裏面と当接する当接面36aを有している。
このうち、表側当接部35は、図6(a)に示すように、ボックスカバー21の開口部22の端縁22aを延長する二点鎖線で示す仮想線26すなわち取着フランジ24の基端部を横切ってそのまま端縁22aの円弧に沿って描かれる線より外側に突出しないように形成されている。表側当接部35の一部が、図6(b)の斜線部分で示すように、仮想線26より外側にはみ出していると、ボックスカバー21の開口部22が嵌入する壁穴を表側当接部35のはみ出し分だけ大きくしなければならず、これにより後述する不具合を生じる恐れがあるからである。
このように形成された取着部32は、ボックスカバー21のビス孔25が表側当接部35及び裏側当接部36における間隙37を通して表側に臨むので、ボックスカバー21の表側から取付ビス51を間隙37内に挿入してビス孔25に挿入し、螺着することができる。ここで、取付ビス51としては、ビス孔25に螺刻しながら強制的に螺入されるタッピングビスや、ナットを使用して取着するものなどを用いることができる。
更に、取着部32は、図3(a)の矢印で示すように、ボックスカバー21の器具取付部に対して取付ビス51の螺進軸と直交する方向から取り付けられるようになっており、図3(a)において水平方向から取着部32の溝部38内に取着フランジ24を嵌入させて表側当接部35と裏側当接部36とで挟持することによりボックスカバー21に取り付けられる。
次に、摺接防止体31の摺接防止部33は、取着部32の下方で、ボックスカバー21の螺入部に螺入される取付ビス51の螺進方向に配置されている。摺接防止部33は、この内部に螺進した取付ビス51の軸部51aを取り囲む円筒形状に形成されており、これにより、取付ビス51の螺進方向先である螺進予定空間20内にケーブル61が侵入して取付ビス51の軸部51aと摺接し擦られて傷付くのが防止される。摺接防止部33の長さは、この先端部と配線ボックス11の底壁12との間にケーブル61を配線可能な隙間すなわち配線空間19が設けられるように設定されている。これにより、摺接防止部が配線ボックス11内へのケーブル61の配線の邪魔になるのが避けられる。但し、摺接防止部33は、この長さに限られるものではなく、配線ボックス11の底壁13にまで達する長さなどに設定してもよい。なお、円筒形状の摺接防止部33の側面には、樹脂成形上の点から肉盗み空間が形成されている。
次に、上記のように構成された配線器具取付体への配線器具の取り付けについて説明する。
予め、配線ボックス11の開口側にボックスカバー21を当接し、ボックスカバー21の長孔23に固定ビス52を挿通して取付フランジ17のビス孔18に螺着することにより、配線ボックス11とボックスカバー21とを一体に組み付けておく。そこで、図示しないが、建物の間仕切り柱に固定された取付金具に配線ボックス11を固定し、間仕切り壁71を立設して、配線ボックス11及びボックスカバー21を壁裏に配設する。
次に、壁裏に配線されたケーブル61を配線ボックス11のノックアウト15を打ち抜いた透孔から配線ボックス11内に引き込み、間仕切り壁71の壁穴72を通して、壁表側で配線器具取付枠62に組み付けられたスイッチ63の端子に結線する。そして、ボックスカバー21の器具取付部に摺接防止体31を取り付ける。このとき、摺接防止体31の取着部32は、ボックスカバー21の取着フランジ24の表側面及び裏側面とそれぞれ当接する表側当接部35及び裏側当接部36を有するので、器具取付部に向けて押し込み、取着フランジ24を規制部33の溝部38に嵌め込んで、摺接防止体31を簡単にボックスカバー21に取り付けることができる。次いで、図7に示すように、壁表側から配線器具取付枠62の上下端部に設けられた一対の挿通孔に取付ビス51を挿通させ、ボックスカバー21の上下一対の取着フランジ24,24のビス孔25,25に螺入する。これにより、配線器具取付体への配線器具の取り付けが完了する。
配線器具が取り付けられた状態においては、摺接防止体31の摺接防止部33の下端と配線ボックス11の底壁12との間に、ケーブル61の配線空間19が形成されている。
次に、配線器具取付体装置1の作用を説明する。
摺接防止体31は、ボックスカバー21の器具取付部である取着フランジ24を越えて配線ボックス11内に侵入した取付ビス51の軸部51aと配線ボックス11内に配線されるケーブル61との摺接を防止する摺接防止部33を備えているので、配線ボックス11内で取付ビス51の軸部51aとケーブル61とが接触することによりケーブル61が擦れて傷付くのが確実に防止される。
また、摺接防止体31の取着部32は、ボックスカバー21の取着フランジ24のビス螺進方向の面とビス螺退方向の面とに当接して取着される溝部38からなるので、摺接防止体31を取着フランジ24に向けて押し込むだけで簡単にボックスカバー21に取着できる。
そして、摺接防止体31の摺接防止部33は、ビス螺進方向に延びる略筒状に形成されているので、取付ビス51の軸部51aの全体を取り囲んでケーブル61との接触を防止することができる。
更には、摺接防止体31の取着部32の表側当接部35は、ボックスカバー21の開口部22の端縁22aを延長する仮想線26より外側に突出しない。このため、仮に、摺接防止体31の取着部32の当接部の一部が図6(b)に示すような仮想線26より外側に突出してはみだすものであるときは、壁穴72も摺接防止体31の表側当接部35と干渉するのを避けるために大きくする必要があり、また、それにより、配線器具であるスイッチ63を覆う化粧カバーも大きくしなければならないし、壁穴72が化粧カバーより大き過ぎた場合には壁穴72内に隙間を生じて見栄えが低下してしまうことになるが、本実施形態の摺接防止体31はそのような不具合を生じない。
ところで、上記実施形態の摺接防止体31は、器具取付部である取着フランジ24に取着されているが、これ以外の箇所に取着されるものとしてもよい。例えば、ボックスカバー21の開口部22の隅部に取着するものとしてもよく、この場合は、摺接防止体31の取着部32は取付ビス51の螺入部から離間した箇所に位置することになるので、摺接防止体31の摺接防止部33は取着部32の直下でなく取付ビス51の周辺にまで延びて形成される。
また、上記実施形態の摺接防止体31は、ボックスカバー21の取着フランジ24に別体として取着されているが、図8(a)に示すように、ボックスカバー21の開口部22の端縁22aの一部を配線ボックス11の内部側に折り曲げて延ばすとともに円弧板状に形成して取付ビス51を取り囲む摺接防止部33となすことによって、ボックスカバー21に一体に設けた形態のものとしてもよい。
更には、上記実施形態では、ボックスカバー21に摺接防止体31を取着し、あるいは図8(a)に示すように、摺接防止部33を設けているが、図8(b)、(c)に示すように、配線ボックス11内に摺接防止部33を設けてもよい。図8(b)に示す摺接防止部33は、例えば円筒状に形成され、配線ボックス11の底壁12に溶接や樹脂成形、係合などの手段により立設されている。図8(c)に示す摺接防止部33は、例えば半円筒状に形成され、配線ボックス11の周壁13から溶接や樹脂成形、係合などの手段により開口面と平行する方向に突出して設けられている。このように、摺接防止部33をボックスカバー21や配線ボックス11に一体に設けた場合には、摺接防止体31を別途に用意する必要がないため、部品コストを削減でき、部品管理が不要となり、摺接防止体31を配線器具取付体に取着する手間を省くこともできる。
加えて、上記実施形態では、配線器具取付体は、配線ボックス11にボックスカバー21が固定されたものを例示しているが、本発明は、配線器具取付体が配線ボックス11単体からなる場合にも同様に適用される。この場合、配線ボックス11の開口16の周縁16aの取付フランジに配線器具取付枠62を取り付けるためのビス孔が設けられ、摺接防止体31は、このビス孔が設けられた取付フランジなどに取着される。あるいは、摺接防止部33は、前述の図8(b)、(c)に示すように、配線ボックス11の底壁12や周壁13に一体に設けられる。
次に、上記実施形態では、摺接防止体31は、配線器具が取り付けられるボックスカバー21の取着フランジ24のビス孔25に螺入される取付ビス51と配線ボックス11内のケーブル61とが接触しケーブル61が傷付くのを防止するものを示したが、本発明の摺接防止体31及び摺接防止部33は、図1及び図2(a)等に示した、ボックスカバー21を配線ボックス11に固定するための固定ビス52と配線ボックス11内のケーブル61との接触を防止するために使用することもできる。
この場合、ボックスカバー21の開口部22の端縁が後述する図9に示すような形状のものであるときには、取付ビス51に対して摺接防止体31を取着する場合と同様に、摺接防止体31の溝部38内に開口部22の取着フランジ28を嵌め込むようにして摺接防止体31をボックスカバー21に取着することができる。また、固定ビス52の場合の摺接防止部33は図8の各態様に示したような一体の形態のものとすることもできる。なお、固定ビス52としては、タッピングビスやナットを使用して取着するビスなどを用いることができ、取付ビス51と同一サイズあるいは異なるサイズのビスが用いられ、また、取付ビス51と同一種類あるいは異なる種類のビスが用いられる。
ところで、上記実施形態の摺接防止部33は、側面全体が壁面で完全に覆われたものでなくてもよく、前述のように、側面に肉盗み空間等の小孔や切欠が形成されていてもよい。あるいは、摺接防止部33は、メッシュ構造などのものであってもよく、要するに、摺接防止部33の内部空間にケーブル61が侵入しなければいかなる形状のものであってもよい。更に、摺接防止部33は、円筒状や半円筒状に形成されているが、角筒状等に形成してもよく、更には、取付ビス51の軸部51aや固定ビス52の軸部とケーブル61との摺接を防止できれば、これらの軸部を筒状に囲うものでなく、例えば、円弧板状としてこれを取付ビス51や固定ビス52の両側に間隔をあけて一対を対向させて配置するものに形成してもよい。
また、摺接防止体31や摺接防止部33は、ケーブル61が摺接防止部33の下端の角部と接触し、摺接するのを防止するために設けた摺接防止体31自体や摺接防止部33自体でケーブル61を傷付けてしまうのを防止するために、摺接防止部33の下端角部をR状に曲げたり、下端に半球状の底壁を付加してもよく、あるいは、摺接防止部33の周壁にゴム板や軟質樹脂板などの軟質材を被覆してもよい。
加えて、上記実施形態では、ボックスカバー21は開口部22に配線器具取付枠62が1個取り付けられたものを示しているが、図9に示すように、開口部22に複数個の配線器具取付枠62が2ヶ口用などとして左右に並列して取り付けられたものにも当然適用できる。なお、このようなボックスカバー21においては、開口部22の端縁22aの取着フランジ28に、固定ビス52を介してボックスカバー21を配線ボックス11に取り付け固定するための固定孔27と配線器具を取着するためのビス孔25とが近接して設けられることがあり、その場合の摺接防止体31や摺接防止部33は、取付ビス51の軸部51a及び固定ビス52の軸部に対してそれぞれ設けてもよいし、両ビスの軸部を一体に取り囲む形状に形成してもよい。
更に、上記実施形態の摺接防止体31は、表側当接部35と裏側当接部36との間の溝部38にボックスカバー21の取着フランジ24を嵌め込んで挟持し取着するものとしているが、ボックスカバー21に係合など別の手段によって取着してもよい。
加えて、摺接防止体31は、合成樹脂により全体が剛性を有するものであってもよく、逆に可撓性、柔軟性を有するものであってもよい。また、他の材質で形成してもよい。
なお、前述した、配線器具取付体への配線器具の取り付けにおいて、摺接防止体31は、間仕切り壁71に壁穴72を設けてからボックスカバー21の取着フランジ24に取り付けているが、先に摺接防止体31をボックスカバー21に取り付けた状態でこれらを壁裏に設置してから壁穴72を設けてもよい。この場合は、ボックスカバー21への摺接防止体31の付け忘れを防止できる。なお、摺接防止体31はボックスカバー21とは別体であるから、ケーブル61の引き込み、結線時に、摺接防止体31が作業の邪魔になるのであれば、一旦摺接防止体31を取り外し、ケーブル61の引き込み、結線後に再度取着することもできる。
また、上記実施形態において、摺接防止体31は、ボックスカバー21等の一対の器具取付部の両方に取り付けているが、いずれかの器具取付部の周辺においてはケーブル61が配線される予定がないような場合などでは、一対の器具取付部のうちの一方のみ、あるいは器具取付部が複数対ある場合はそのうちのいずれかまたは一箇所に、摺接防止体31を取着してもよく、必ずしも全ての器具取付部に取着する必要はない。
更に、上記実施形態では、摺接防止体31や摺接防止部33は、間仕切り壁71やコンクリート壁の裏側に配設された配線ボックス11やボックスカバー21に取着されあるいは設けられるものを示しているが、本発明は、内部に配線材が引き込まれたダクトにコンセント取付具、スイッチ取付具などが取り付けられる場合にも同様に適用することができる。
1 配線器具取付体装置 28 取着フランジ(器具取付部)
11 配線ボックス(配線器具取付体) 31 摺接防止体
12 底壁 32 取着部
13 周壁 33 摺接防止部
16 開口 35 表側当接部
21 ボックスカバー(配線器具取付体) 38 溝部
22 開口部 51 取付ビス
22a 端縁 51a 軸部
23 長孔 52 固定ビス
24 取着フランジ(器具取付部) 61 ケーブル(配線材)
25 ビス孔(螺入部) 62 配線器具取付枠(配線器具)
26 仮想線 63 スイッチ(配線器具)

Claims (8)

  1. 底壁と周壁とを有し該底壁と対向して開口する有底箱状の配線ボックスと、
    開口部と、該開口部の内側に対向して突出し配線器具を取り付けるための取付ビスが螺入される螺入部を有する器具取付部と、を備え、前記配線ボックスの開口に固定されたボックスカバーと、
    前記ボックスカバーの器具取付部を越えて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスの軸部と前記配線ボックス内に配線される配線材との摺接を防止する摺接防止部と、前記配線ボックスまたは前記ボックスカバーに取着される取着部と、を有する摺接防止体と、
    からなり、
    前記ボックスカバーの器具取付部は、該ボックスカバーの開口部の端縁から該開口部内に突出し、
    前記摺接防止体の取着部は、前記器具取付部のビス螺退方向側の面に当接する当接部を有し、該当接部は、前記ボックスカバーの開口部の端縁を延長する仮想線より外側に突出しないよう形成されたことを特徴とする配線器具取付体装置。
  2. 前記取着部は、前記ボックスカバーの器具取付部のビス螺進方向の面とビス螺退方向の面とに当接して取着される溝部からなることを特徴とする請求項1に記載の配線器具取付体装置
  3. 前記摺接防止部は、前記取付ビス螺進方向に延びる略筒状に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線器具取付体装置
  4. 前記摺接防止部は、前記配線ボックスの底壁に到達しない長さに形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線器具取付体装置。
  5. 底壁と周壁とを有し該底壁と対向して開口する有底箱状の配線ボックスと、
    開口部と、該開口部に配線器具を取り付けるための取付ビスが螺入される螺入部を有した、対向する少なくとも一対の器具取付部と、を備え、前記配線ボックスの開口に固定されるボックスカバーと、
    前記ボックスカバーの螺入部に螺入される前記取付ビスの螺進方向先に設けられ、前記ボックスカバーの器具取付部を越えて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスの軸部と、前記配線ボックス内に配線される配線材と、の摺接を防止する摺接防止部と、
    からなり、
    前記摺接防止部は、前記器具取付部の開口部側から折り曲げられて前記ボックスカバーに一体に設けられている
    ことを特徴とする配線ボックス装置。
  6. 底壁と周壁とを有し該底壁と対向して開口する有底箱状の配線ボックスと、
    開口部と、該開口部に配線器具を取り付けるための取付ビスが螺入される螺入部を有した、対向する少なくとも一対の器具取付部と、を備え、前記配線ボックスの開口に固定されるボックスカバーと、
    前記ボックスカバーの螺入部に螺入される前記取付ビスの螺進方向先に設けられ、前記ボックスカバーの器具取付部を越えて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスの軸部と、前記配線ボックス内に配線される配線材と、の摺接を防止する摺接防止部と、
    からなり、
    前記摺接防止部は、前記開口部の端縁の一部が前記配線ボックスの内部側へと折り曲げられて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスを取り囲むように、前記ボックスカバーに一体に設けられたことを特徴とする配線ボックス装置。
  7. 底壁と周壁とを有し該底壁と対向して開口する有底箱状の配線ボックスと、
    開口部と、該開口部に配線器具を取り付けるための取付ビスが螺入される螺入部を有した、対向する少なくとも一対の器具取付部と、を備え、前記配線ボックスの開口に固定されるボックスカバーと、
    前記ボックスカバーの螺入部に螺入される前記取付ビスの螺進方向先に設けられ、前記ボックスカバーの器具取付部を越えて前記配線ボックス内に侵入する前記取付ビスの軸部と、前記配線ボックス内に配線される配線材と、の摺接を防止する摺接防止部と、
    からなり、
    前記摺接防止部は、前記開口から突出することなく、前記底壁から立設され、または前記周壁から前記開口の開口面と平行する方向に突出して設けられていることを特徴とする配線ボックス装置。
  8. 配線ボックスの開口に固定される固定部と、
    前記配線ボックスの開口の一部を露出させる開口部と、
    該開口部に配線器具を取り付ける取付ビスが螺入される螺入部を有した、対向する少なくとも一対の器具取付部と、
    を備えたボックスカバーであって、
    前記器具取付部を越えて前記取付ビスが螺進した際に前記配線ボックス内に侵入した該取付ビスの軸部と、前記配線ボックス内に配線される配線材と、の摺接を防止する摺接防止部が、前記器具取付部から前記取付ビスの螺進方向に折り曲げられて、前記ボックスカバーに一体に設けられている
    ことを特徴とするボックスカバー。
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