JP2007092768A - スプールバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】入力ポート又はドレンポートのオイル内の異物によるスプールのスティックを低減すること。
【解決手段】スプール21の入力ポートPi及びドレンポートPdの少なくとも一方に対向する位置に異物溜め溝30、31を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明はスプールバルブに関する。
従来、スプールバルブは、特許文献1及び2に示すものが知られている。スプールバルブは、オイルが供給される入力ポート、制御対象へオイルを供給する制御ポート及び制御対象からオイルをドレンするドレンポートを備えるスリーブと、スリーブの内部に軸方向に摺動自在に配設され、入力ポートと制御ポートとの間を連通、遮断すると共に制御ポートとドレンポートとの間を連通、遮断するスプールと、スプールを一方向に駆動するソレノイドと、ソレノイドによる駆動方向に抗する方向にスプールを付勢するスプリングを備えている。
特開平09−053742号公報 特開平10−184938号公報
しかしながら、従来のスプールバルブでは、スプールがソレノイドによって移動する際、スプールは入力ポート及びドレンポートのエッジ部分と面接触するため、給排出するオイル内に含まれる異物や製造工程で除去できなかった異物が、入力ポート及びドレンポートのエッジ部分とスプールとの間に噛み込み、スプールがスティックし、スプールのスムーズな摺動が阻害される恐れがある。
そこで本発明は、入力ポート又はドレンポートのオイル内に異物が含まれていても、スプールのスティックを低減できるスプールバルブを提供することを、その技術的課題とする。
上記した課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、オイルが供給される入力ポート、制御対象へオイルを供給する制御ポート及び前記制御対象からオイルをドレンするドレンポートを備えるスリーブと、前記スリーブの内部に軸方向に摺動自在に配設され、前記入力ポートと前記制御ポートとの間を連通、遮断すると共に前記制御ポートと前記ドレンポートとの間を連通、遮断するスプールと、前記スプールを一方向に駆動する駆動機構と、前記駆動機構による駆動方向に抗する方向に前記スプールを付勢する付勢部材を備えたスプールバルブにおいて、前記スプールの前記入力ポート及び前記ドレンポートの少なくともいずれか一方に対向する位置に、異物を溜める異物溜め部を設けたことである。
第2の技術手段は、第1の技術的手段において、前記異物溜め部が前記スプールの外周摺動面に形成された環状溝を設けたことである。
第3の技術手段は、第2の技術的手段において、前記入力ポートは前記駆動機構側に位置する第1エッジと、前記付勢部材側に位置する第2エッジとを有し、前記環状溝は前記スプールの前記入力ポートに対向する位置に設けられ、前記駆動機構の非作動時に前記第1エッジとオーバーラップし、前記駆動機構の作動時に前記第2エッジとオーバーラップするように構成したことである。
第4の技術手段は、第1の技術的手段乃至第3の技術的手段において、前記駆動機構は、電磁力により前記スプールを駆動するソレノイドを有することである。
請求項1の発明によれば、スプールの入力ポート及びドレンポートの少なくとも一方に対向する位置に異物溜め部を形成したので、スプールが移動した際、入力ポートまたはドレンポートのオイル中の異物が異物溜め部に進入する。その結果、入力ポートまたはドレンポート付近のスプールとスリーブ間への異物のかみ込み、ひいてはスプールのスティックを低減でき、スプールのスムーズな摺動を確保できる。
請求項2の発明によれば、スプールの外周に環状溝を形成することにより、簡単な構成で効果的に異物を取り除くことが可能になる。また環状溝により、スリーブとスプール間の接触面が減少し、摺動抵抗を減らすことも可能である。
請求項3の発明によれば、入力ポート及びドレンポートにおいて駆動機構側に位置する第1エッジと、付勢部材側に位置する第2エッジを有し、駆動機構が非作動時は前記第1エッジとオーバーラップし、駆動機構が作動時は前記第2エッジとオーバーラップするように構成したので、1つの環状溝により、第1エッジ及び第2エッジ付近の異物の噛み込みを抑制することが可能となり、低コスト化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、駆動機構としてソレノイドを用いたので、簡単な構成で正確にスプールを駆動できる。
本発明に係るスプールバルブの実施形態を図1に基づいて説明する。この例では圧力調節弁は、フィードバック制御の油圧制御装置用リニアソレノイド弁の形態を採っている。
図1において、ケース11の内部には、樹脂材料にて掲載されたボビン13の回りに巻線されたコイル14を内蔵している。ケース11の一端にはコイル14と電気的に接続され、コイル14に電流を流すためのターミナル26を一体成型した樹脂製のコネクタ12がケース11に固定されている。
ボビン13の内部には、ターミナル26側に鍔部16aを有した円筒形状のフロントヨーク16が内蔵されている。フロントヨーク16の鍔部16aの反対側には、内径がフロントヨーク16の外径と略同一で外周面がテーパ形状をしたリング状のリヤヨーク17が圧入により取り付けられてコイル14を挟持している。
フロントヨーク16は中心に貫通孔を有し、その両端には軸受19と軸受29が配設され、シャフト18が圧入されたプランジャ15を軸方向摺動自在に保持している。
プランジャ15は、リヤヨーク17と対向する面にリヤヨーク17の外周面と相似形を有したテーパ状の窪みを有した円板形状をなし、上下面に連通する複数個の連通孔を有している。
ケース11の他端には、カバー20が配設されてケース11の内外を封止するとともに、プランジャ15の軸方向の移動を規制している。
フロントヨーク16の鍔部16aはケース11に圧入され、フロントヨーク16のケース11に対向する面には、円筒形状のスリーブ22がケース11のスカート薄肉部でかしめられて固定されている。
スリーブ22内には、円筒形状のスプール21が摺動自在に内蔵されてシャフト18と当接している。また、シャフト18と対向する端部にはスプリング23が配置され、スプール21をシャフト18側へ付勢している。スプリング23は一端がスプール21に当接し、他端がアジャスタ24に当接している。
スリーブ22には、スプリング23側から順に、フィードバックポートPf、オイルが供給される入力ポートPi、制御対象(図示せず、例えば自動変速機)へオイルを供給する制御ポートPc及び制御対象からオイルを排出(ドレン)するドレンポートPdが形成されている。
スプール21には、入力ポートPiに対向する位置に円環状の異物溜め溝30(異物溜め部)が、ドレンポートPdに対向する位置に円環状の異物溜め溝31(異物溜め部)が夫々設けられている。異物溜め溝30は、ソレノイドの非作動時(コイル14の非通電時)に入力ポートPiのソレノイド側の第1エッジ33とオーバーラップし、ソレノイドの作動時(コイル14の通電時)に入力ポートPiのスプリング側の第2エッジ34とオーバーラップするように構成されている。異物溜め溝31は、ドレンポートPdのソレノイド側エッジ35とオーバーラップするように構成されている。スリーブ22の内周面に、スプリング23の外周側に位置するように円環状の異物逃げ溝32が形成されている。
次に作動について説明すると、図1は通電の無い状態を示している。図示しないオイルポンプからスリーブ22の入力ポートPiにオイルが供給されるが、スプール21により閉じられているため、制御対象へのオイル供給は停止している状態である。この状態では、制御ポートPcとドレンポートPdがスプール21の連通溝21aを介してつながっているので、制御対象では油圧が変化しない。
ここで、図示しない電源より、ターミナル26を介してコイル14に電流が流されると、プランジャ15とリヤヨーク17との対向する面間に発生する磁気吸引力によって、プランジャ15は軸方向に吸引され、スプリング23の付勢力に抗して図1の下方に移動する。プランジャ15の移動によってシャフト18がスプール21を軸方向(図1の下方)に押すことになる。やがて、プランジャ15はスペーサ25を介してフロントヨーク16に当接し移動が停止する。
この状態では、ドレンポートPdはスプール21により閉塞されて、スリーブ22の入力ポートPiと制御ポートPcとが連通溝21aを介して連通することとなる。入力ポートPiに供給されたオイルは連通溝21aを介してスリーブ22の制御ポートPcから制御対象へオイルを供給し、油圧により制御対象を制御するようになる。
制御対象へ送られたオイルの一部は、図示しない油圧回路によりフィードバックポートPfに作用し、所謂フィードバック圧となり電磁吸引力とスプリング23の付勢力とのバランスで出力油圧を所望の圧力に保つ。つまり、ターミナル26を介してコイル14に電流を流すことにより、入力ポートPiから供給された油圧を制御ポートPcから制御対象へ供給する油圧制御弁の役目を果たすのである。
ここで、異物溜め溝30により、入力ポートPiより流れてくるオイル中に含まれている異物が一時的に溜められ、スプール21が図1下方へ移動したときに、入力ポートPiの第1及び第2エッジ33、34とスプール21との間に異物がかみ込むのを防止でき、結果、スプール21のスティックを防止できる。制御ポートPcと入力ポートPiが連通すると、入力ポートPiから制御ポートPcに流れるオイルによって、異物溜め溝30内の異物が入力ポートPiを介して制御ポートPc側へ排出される。
また、異物溜め溝31により、制御ポートPcからドレンポートPdに流れてきたオイル中に含まれている異物が一時的に溜められ、スプール21が図1下方へ移動したときに、ドレンポートPdのソレノイド側のエッジ35とスプール21との間に異物がかみ込むのを防止でき、結果、スプール21のスティックを防止できる。スプール21が図1上方に移動した時に、異物溜め溝31内の異物が制御ポートPcからドレンポートPdに流れるオイルによってドレンポートPd側へ排出される。
なお、上記実施形態においては、異物溜め溝を3箇所設けたが、異物溜め溝30のみ、異物溜め溝31のみ、異物溜め溝30、31のみを設けてもよい。
本発明の実施形態の電磁弁の軸方向断面図である。
符号の説明
11・・・ケース
12・・・コネクタ
13・・・ボビン
14・・・コイル
15・・・プランジャ
16・・・フロントヨーク
17・・・リヤヨーク
18・・・シャフト
21・・・スプール
22・・・スリーブ
23・・・スプリング
24・・・アジャスタ
26・・・ターミナル
30・・・異物溜め溝(異物溜め部)
31・・・異物溜め溝(異物溜め部)
32・・・異物逃げ溝(異物溜め部)
33・・・第1エッジ
34・・・第2エッジ
35・・・第1エッジ
36・・・第2エッジ
Pc・・・制御対象ポート
Pd・・・ドレンポート
Pf・・・フィードバックポート
Pi・・・入力ポート

Claims (4)

  1. オイルが供給される入力ポート、制御対象へオイルを供給する制御ポート及び前記制御対象からオイルをドレンするドレンポートを備えるスリーブと、
    前記スリーブの内部に軸方向に摺動自在に配設され、前記入力ポートと前記制御ポートとの間を連通、遮断すると共に前記制御ポートと前記ドレンポートとの間を連通、遮断するスプールと、
    前記スプールを一方向に駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構による駆動方向に抗する方向に前記スプールを付勢する付勢部材を備えたスプールバルブにおいて、
    前記スプールの前記入力ポート及び前記ドレンポートの少なくとも一方に対向する位置に、異物を溜める異物溜め部を設けたことを特徴とするスプールバルブ。
  2. 請求項1において、
    前記異物溜め部が前記スプールの外周摺動面に形成された環状溝を有することを特徴とするスプールバルブ。
  3. 請求項2において、
    前記入力ポートは前記駆動機構側に位置する第1エッジと、前記付勢部材側に位置する第2エッジとを有し、前記環状溝は前記スプールの前記入力ポートに対向する位置に設けられ、前記駆動機構の非作動時に前記第1エッジとオーバーラップし、前記駆動機構の作動時に前記第2エッジとオーバーラップするように構成されたことを特徴とするスプールバルブ。
  4. 請求項1、請求項2及び請求項3のいずれか一項において、
    前記駆動機構は、電磁力により前記スプールを駆動するソレノイドを有することを特徴とするスプールバルブ。
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