JP2007092425A - ドア体における指挟み防止構造 - Google Patents

ドア体における指挟み防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】躯体側部材に開設した出入り口部にドア体を枢支して、開閉自在なブースを形成したものにおいて、ドア体による指挟みを防止をする。
【解決手段】ドア体6の吊り元側となる左端面6cにドア体用エッジ部材10を取り付ける一方、該ドア体6の左端面6cに対向する正面パネル体1の右端面1dにパネル体用右エッジ部材12を取り付け、パネル体用右エッジ部材12の本体部12aには、ドア体6の開閉方向両端部に保持部12cを設け、これら保持部12cに弾性変形する第一緩衝体13を設けるとともに、ドア体用エッジ部材10に弾性変形する第二緩衝体14を設ける構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、トイレブース等のパネル体により仕切られたスペースを開閉するドア体における指挟み防止構造の技術分野に属するものである。
一般に、公共施設等のトイレブースのように、広いスペースを躯体側に固定される躯体側部材で仕切る一方、各仕切られた空間を構成する躯体側部材に出入り口部を開設し、該出入り口部にドア体を開閉自在に設けて、複数の開閉自在なブースを形成するようにしたものが知られている。このようなものにおいて、躯体側部材とドア体とをそれぞれパネル体で構成し、各パネル体の切断面に、端部材として金属製のエッジ部材を設けることがある。このように、パネル体の切断面にそれぞれエッジ部材を固定する場合、ビスを用いて螺合固定するのが一般的であり、このため、パネル体とドア体との対向端面となるエッジ部材取り付け部位にはビス頭が外部に露出した状態で設けられている。この場合に、ビスが長期に亘る使用の過程で弛むことがあり、このようになると、ビス頭がエッジ部材の端面から突出することが想定され、ビス頭が他部材に引っ掛かる等の不具合が問題となる。
この対策として、エッジ部材を、パネル体の端面にビス止めされる本体部と、カバーとの二部材構成とし、本体部におけるドア体の開閉方向中間部(ドア厚方向中間部)に凹部を形成し、該凹部においてビス止めを行う一方、該凹部を覆うカバー材を嵌着することにより、ビス頭をカバーで覆蓋して外部に露出しないように構成したものが提唱されている。
特開2002−106091
ところで、前記従来のものにおいて、ドア体は、一側部のドア厚方向中間部において躯体側部材に揺動自在に吊持される所謂中心吊りに構成されている。このため、ドア体の吊り元側に設けられるエッジ部材は断面円弧状のものが用いられている。これに対し、ドア体の吊り元側に対向する躯体側部材の端面に設けられるエッジ部材において、閉鎖状態のドア体におけるドア厚方向両端部のうち、閉鎖側の端部に位置してドア体側に突出した形状として、ドア体の閉鎖状態においてドア体とのあいだに前後方向に見通せるような隙間が形成されることがないようにしている。しかるに、このようにした場合、ドア体を開放させたときに、前記躯体側部材のエッジ部材とドア体のエッジ部材とのあいだの隙間が大きくなり、ここに指等が挿し込まれ、このままドア体が閉鎖されると、指が金属材で形成されたエッジ部材間に圧迫状に挟み込まれてしまうことが想定され、これに対する防止策が望まれている。特に、前記従来のもののように、不特定多数の人が使用するようなトイレブースを形成するような場合では、指挟み防止の対策が強く要望され、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、躯体側部材に開設した出入り口部の一側部に、ドア体の一側部をドア厚方向中間部において枢支して出入り口部を開閉自在に構成するとともに、ドア体の吊り元側端面に対向する躯体側部材の端面のうち、少なくとも閉鎖状態におけるドア厚方向閉鎖側となる端部に位置して、弾性変形自在な第一緩衝体がドア体側に向けて突出状に設けられているドア体における指挟み防止構造である。
請求項2の発明は、請求項1において、躯体側部材には、ドア体の吊り元側端面に対向して躯体用エッジ部材が一体的に設けられるものとし、第一緩衝体は、基端部が躯体用エッジ部材の平板状の本体部に形成された保持片に抜け止め状に嵌入保持されているドア体における指挟み防止構造である。
請求項3の発明は、請求項1または2の何れか一項において、ドア体は、躯体側部材との対向端面にドア体用エッジ部材が止着されるものとし、前記ドア体用エッジ部材には弾性変形自在な断面円弧状の第二緩衝体が躯体側部材側に向けて突出状に設けられているドア体における指挟み防止構造である。
請求項4の発明は、請求項3において、第二緩衝体は、両端部がドア体用エッジ部材の平板状の本体部のドア厚方向両端側となる部位にそれぞれ形成された保持片に抜け止め状に嵌入保持されているドア体における指挟み防止構造である。
請求項5の発明は、請求項2、3または4の何れか一項において、躯体用エッジ部材は、閉鎖状態におけるドア厚方向両端側となる部位に位置して一対の第一緩衝体が設けられるとともに、これら第一緩衝体の対向間に剛性の中間部材が設けられるものとし、第一緩衝体と中間部材とは、断面円弧状の第二緩衝体に近接するよう凹状の断面となるように形成されているドア体における指挟み防止構造。
請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の何れか一項において、ドア体の戸先側に対向する躯体側部材の端面には、第二躯体用エッジ部材が止着されるものとし、前記第二躯体用エッジ部材は、閉鎖状態におけるドア厚方向閉鎖側となる端部にゴム質弾性材からなる第三緩衝体がドア体側に向けて突出状に止着されているドア体における指挟み防止構造である。
請求項1の発明とすることにより、ドア体の吊り元側端面と躯体側部材とのあいだに指が挟まれても、衝撃が緩衝されて強く挟み込まれることがないようにできる。
請求項2の発明とすることにより、指挟み防止構造の簡略化を実現することが可能となる。
請求項3の発明とすることにより、指挟み防止が図れるうえ、ドア体と躯体側部材とのあいだをドア厚方向に見通せる隙間を形成しないようにできる。
請求項4の発明とすることにより、指挟み防止構造の簡略化を実現することが可能となる。
請求項5の発明とすることにより、ドア体と躯体側部材とのあいだに入り込んだ指が剛性の中間部材に指が当接することで、奥側まで入り込んでしまうのを防止することができる。
請求項6の発明とすることにより、ドア体の戸先側端面と躯体側部材とのあいだに指が挟まれても衝撃が緩衝されて強く挟み込まれることがないうえ、ドア体の開放時に躯体側部材に障害物が当ったような場合の衝撃吸収を行うことができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は広い空間を構成する左右方向を向く躯体壁面に沿い、所定間隙を存して配される複数の正面パネル体であって、これら正面パネル体1は、下端面に設けられた高さ調整機構付きの下フレームユニット2を介して床面に固定されている。そして、各正面パネル体1には、前後方向を向く仕切りパネル体3の一端面(手前側面)がそれぞれ突き当てられビス4により固定されており、該仕切りパネル体3の他端面(奥側面、後側面)は、左右方向を向く躯体壁面に突き当てられ、ビス4を用いて固定されており、これによって、左右方向に長いスペースが仕切りパネル体3により仕切られて、躯体壁面に沿って複数のブースBが並列状に形成されるように構成されており、これら各パネル体1、3が本発明の躯体側部材に相当している。また、各正面パネル体1は、金属材で形成された長尺状の笠木5により一体的に連結されており、笠木5を躯体側に一体的に固定することにより、正面パネル体1上部の躯体への固定がなされている。
尚、各パネル体1、3は、表裏一対(前後一対)の面板1a、3aのあいだにコア材1b、3bを介装して構成されており、本実施の形態では、同一材質のパネル材を適宜切断して構成されている。
そして、隣接する正面パネル体1同士のあいだには所定の間隙が形成されており、該間隙が各ブースBの出入り口部となり、これら出入り口部に、各ブースBを開閉するためのドア体6がそれぞれ開閉自在に設けられている。
前記ドア体6は、各パネル体1、3と同一材質のパネル材を適宜切断して構成されており、表裏面板6aとコア材6bとを備えて構成されている。そして、図2において、ドア体6左側端部における上下端部のドア厚方向中間部には、笠木5に基端部が支持されるヒンジピン7の下方に向く先端部と、下フレームユニット2に基端部が支持されるヒンジピン7の上方を向く先端部とを、それぞれ上下方向外方から嵌入支持させることにより、ドア体6は正面パネル体1に対して枢支され、吊持部となる戸尻(吊り元)側部位(ヒンジピン7枢支部位)を支点として揺動し、表裏面板6aが正面パネル体1の表裏面板1aと略面一となる閉鎖状態からドア体6をブースB内側に押しやることで出入り口部が開放するように構成されている。そして、ドア体6の閉鎖状態では、ドア体6の左右端面6c、6dに対し、正面パネル体1の右端面1d、左端面1cとが対向する位置関係となるように設定されている。
前記ドア体6には、ブースB内側の内側面の左右方向中間部における上部に位置して、フック部8aが一体形成された戸当り8が設けられており、ドア体6の開放時に、ドア体6が当接する以前の段階で戸当り8が仕切りパネル体3に当接するように構成され、ドア体6と仕切りパネル体3の保護を図るように設定されている。
さらに、ドア体6の上部には、前記戸当り8が配設される面と同じ側となる面に位置して、ドア体6の上縁部から上方に突出するストッパ部材9が設けられており、該ストッパ部材9は、ドア体6の閉鎖状態において、隣接する正面パネル体1を連結する笠木5にブースBの内側から当接することにより、ドア体6が外方に開放するの(外開き)を規制するように設定されている。尚、前記ストッパ部材9は、緊急時等に所定の操作をすることでドア体6の上縁部から突出する部位が倒伏し、ドア体6の外開きが可能となるように構成されている。
そして、ドア体6の左右端面6c、6dには、それぞれ同様に構成されたドア体用エッジ部材10が上下方向略全長に亘って一体的に設けられて(止着されて)いる。一方、正面パネル体1の左右端面1c、1dであって、ドア体6の右端面6dに対向する左端面1cにはパネル体用左エッジ部材(第二躯体用エッジ部材に相当する)11が一体的に止着され、ドア体左端面6cに対向する右端面1dにはパネル体用右エッジ部材(躯体用エッジ部材に相当する)12がそれぞれ上下方向略全長に亘って一体的に止着されている。
ここで、ドア体左右端面6c、6dに設けられるドア体用エッジ部材10と、正面パネル体1の右端面1dに配されるパネル体用右エッジ部材12とは、アルミ型材で同様に構成された長尺状の同一部材を左右対称状に配設する等、向きを変えて用いており、これによって、部材の兼用化を計るように構成されている。
前記同一部材であるエッジ部材10、12は、それぞれドア体6および正面パネル体1のパネル面に直交し、各端面6c、6d、1dに突き当てられる平板状の本体部10a、12aを備えて構成されている。さらに、各本体部10a、12aには、前後方向両端(閉鎖状態におけるドア体6のドア厚方向両端部)に位置して、ドア体6または正面パネル体1の前後面板6a、1aに沿う支持片10b、12bがそれぞれ延出形成されており、これらエッジ部材10、12は、ドア体6または正面パネル体1の左右端部に対して外嵌状に組み込まれるように構成されている。さらに、各本体部10a、12aの前後方向両端部には、前記支持片10b、12bとは逆方向に突出する保持部(保持片に相当)10c、12cが形成されているが、これら前後の保持部10c、12cは、先端に係止片10d、12dが形成された前後一対の突片10e、12eからなり、これら前後の突片10e、12eは互いに線対称となる関係で形成されている。
そして、これらエッジ部材10、12は、ドア体6または正面パネル体1の端部に外嵌させ、本体部10a、12aを対応する端面6c、6d、1dに突当ててビス10f、12fを用いて螺着することにより、ドア体6または正面パネル体1に固定されるように設定されている。
そして、ドア体6の閉鎖状態において、ドア体6の吊り元側において、互いに対向するドア体左端面6cのドア体用エッジ部材10と、正面パネル体右端面1dに配されたパネル体用右エッジ部材12とのあいだは、本体部10a、12a同士の対向間が、人の指が入り込める程度の大きさの間隙となるように構成されている。
さらに、パネル体用右エッジ部材12の各保持部12cには、前後一対の第一緩衝体13の基端部がそれぞれ保持されている。前記第一緩衝体13はゴム質弾性材により構成され、中空状に形成されて弾性変形可能な変形部13aの基端部に、該変形部13aよりも剛性が高められた保持受け片13bが二色成形により一体形成されたものに構成されており、該保持受け片13bを前後の保持部12cにそれぞれ保持させることにより、変形部13aがドア体6側に突出するように配設されている。尚、変形部13aの内側片は剛性に形成されている。
また、ドア体用エッジ部材10の各保持部10cには、第二緩衝体14の前後の基端部がそれぞれ保持されている。前記第二緩衝体14はゴム質弾性材により構成され、ドア体6のヒンジピン7枢支部位を支点とする回転揺動の揺動軌跡に沿う円弧面を有し、かつ、中空状となって弾性変形可能に形成された膨出部14aを備えて構成されている。前記膨出部14aの前後方向両端部には、膨出部14aよりも剛性が高められた保持受け片14bが二色成形により一体形成されており、これら前後一対の保持受け片14bを、前後の保持部10cにそれぞれ保持させることにより、膨出部14aが正面パネル体1側に突出して配設されている。
尚、第一、第二緩衝体13、14の各保持受け片13b、14bは、保持部12b、10bを構成する各前後一対の係止片12d、10dにそれぞれ係止する前後一対の係止受け片13c、14cが形成されている。そして、これら第一、第二緩衝体13、14は、対応するエッジ部材12、10の保持部12b、10bに対し、長手方向一端からスライド嵌合させることで、前後一対の係止受け片13c、14cが前後一対の係止片12d、10dにそれぞれ係止する状態で組み込まれ、これによって、第一、第二緩衝体13、14の保持部12b、10bからの確実な抜け止めがなされるように構成されている。
また、15は本発明の中間部材に相当するカバー体であって、該カバー体15は、本実施の形態では金属材で形成されている。そして、カバー体15は、前後の第一緩衝体13のあいだに配されるが、断面コ字形状を構成する前後一対の脚片15aを、パネル体用右エッジ部材12の前後の保持部12cの内側に位置する突片12d間に押圧状に押し込むことで、カバー体脚片15aに形成された係止片15bが突片12dに形成された係止片12eに係止し、パネル体用右エッジ部材12からの抜け止めがなされた状態で嵌着されるように構成されている。そして、カバー体15は、パネル体用右エッジ部材12を正面パネル体1の右端面1dに固定するためのビス12fの頭部が露出する本体部12aを外方からカバーする機能を有している。
さらに、前後の第一緩衝体13とカバー体15とは、パネル面側ほどドア体6側に突出するよう断面凹面形状(凹状)になるように形成され、第二緩衝体膨出部14aの膨出基端部となる前後端部に近接対向するように設定されており、これによって、ドア体6の閉鎖状態において、第一、第二緩衝体13、14が前後方向にオーバーラップする状態となり、これらのあいだを介して前後方向を見通すことができないように構成されている。また、カバー体15の脚片15aは、第一緩衝体13の変形部13aに沿うように延出されている。
このように構成することにより、ドア体6の吊り元側において、ドア体6を開放することにより、閉鎖状態におけるドア厚方向閉鎖側となる部位に隙間が形成され、該隙間に、指が入り込んだ状態でドア体6が閉鎖するようなことがあったとしても、指がエッジ部材10、12の金属製部位同士のあいだに圧迫されるようなことがないうえ、第一、第二緩衝体13、14が弾性変形することにより衝撃を緩衝することができるように構成されている。さらには、前記状態で指が第一緩衝体13を変形させながら入り込んだような場合に、カバー体15が指先の侵入を規制をして、カバー体15よりも内側への入り込みを規制することができ、これらの構成が第一の指挟み防止構造となっている。
一方、ドア体6の閉鎖状態において、ドア体6の戸先側部位であり、互いに対向するドア体右端面6dのドア体用エッジ部材10と、正面パネル体左端面1cに配されたパネル体用左エッジ部材11とのあいだに、第二の指挟み防止構造が実施されている。
前記ドア体右端面6dに取り付けられるドア体用エッジ部材10は、前記左端面6c側と同様に固定され、保持部10bに第二緩衝体14が抜け止め状に保持されている。一方、正面パネル体1の左端面1cに配されるパネル体用左エッジ部材11は、アルミ型材で形成された長尺体であって、正面パネル体1の左端面1cに沿い、ビス1eを用いて左端面1cに固定される本体部11aを備えて構成されている。そして、パネル体用左エッジ部材11は、ドア体6の閉鎖状態において、本体部11aとドア体用エッジ部材本体部10aとのあいだに、人の指が入り込める程度の大きさの間隙が形成されるように配設されている。さらに、パネル体用左エッジ部材11は、本体部11aにおいて、閉鎖状態のドア体6におけるドア厚方向閉鎖側の端部に位置して前記パネル体用右エッジ部材12の保持部12cと同様に構成された保持部11bが形成されており、該保持部11bに、前記第一緩衝体13と同様に先端に変形部16aが形成された第三緩衝体16の剛性の基端部16bが、係止受け片16cを介して抜け止め状に保持されている。これによって、両エッジ部材10、11同士のあいだに、弾性変形可能な第二、第三緩衝体14、16が前後方向にオーバーラップする状態となり、これらのあいだを介して前後方向を見通すことができないように構成されている。
このように構成することにより、ドア体6の戸先側部位に指が入り込んだとしても、指がエッジ部材10、11の金属製部位同士のあいだに圧迫されるようなことがないうえ、第二、第三緩衝体14、16が弾性変形することにより衝撃を緩衝することができるように構成され、該構成が第二の指挟み防止構造となっている。
尚、17はドア体6を施錠するための錠装置であって、該錠装置17は、ドア体6のブース内側面の戸先側部位における上下方向中間部位に位置し、ドア体6に対して左右方向移動自在に設けられるストライカー17aと、正面パネル体1の左側端部に位置して設けられ、ストライカー17aの左右方向の移動に基づいて係脱するストライカー受け部材17bとにより構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、正面パネル体1と仕切りパネル体3とにより仕切られた複数のブースBは、それぞれのブースBに配されたドア体6を開閉することにより、ブースB内外の出入りが可能となる。この場合に、正面パネル体1と面一に配されたドア体6をヒンジピン7を揺動支点とする中心吊りとし、ドア体6を開放揺動させたとき、ドア体6の吊り元側の端面となる左端面6cと、正面パネル体1の右端面1dとのあいだにおいて、閉鎖状態のドア体6におけるドア厚方向閉鎖側の端部には大きな間隙が形成される。このため、前述したように、この状態からドア体6を閉鎖するときに、前記間隙に指を差し入れたままドア体6を締めてしまうことが想定されるが、このものでは、ドア体6の左端面6cに配されるドア体用エッジ部材10と、該ドア体用エッジ部材10に近接して対向する正面パネル体1の右端面1dに配されるパネル体用右エッジ部材12との対向間に、指が入り込める程度の大きさの間隙が確保されている。そして、前記間隙は、ドア体6の全閉状態では、パネル体用右エッジ部材12に設けた弾性変形自在な第一緩衝体13により覆蓋される構成としたので、ドア体6の閉鎖作動の過程で、前記間隙に指が残ったとしても、第一緩衝体13が弾性変形することにより衝撃を緩衝できて指が強く挟み込まれてしまうようなことがなく、そのうえ、ドア体6の閉鎖状態では正面パネル体1とドア体6とのあいだに前後方向を見通せる隙間が残ってしまうような不具合をなくすことができる。しかも、このものでは、ドア体用エッジ部材10にも弾性変形自在な第二緩衝体14が第一緩衝体13と前後方向にオーバーラップする状態で配されているので、ドア体6の閉鎖時における隙間の目隠しが確実となるうえ、ドア体6の開放時に、第一、第二緩衝体13、14とのあいだに指を差し入れることへの抑止効果を高めることが可能となる。
そのうえ、このものでは、第一、第二緩衝体13、14は、パネル体用右エッジ部材12またはドア体用エッジ部材10に形成された保持部12b、10bに抜け止め状に嵌入保持させることができるので、第一、第二緩衝体13、14の取り付け構成の簡略化を図ることができるうえ、エッジ部材12への装着作業も容易である。
しかも、このものでは、パネル体用右エッジ部材12に配される第一緩衝体13は、ドア体6の開閉方向両端部に設けられる構成であるので、パネル体用右エッジ部材12を正面パネル体右端面1dに螺合する以前の段階で第一緩衝体13を装着することも可能となる。
さらに、このものでは、パネル体用右エッジ部材12において、閉鎖状態のドア厚方向両端部に配される一対の第一緩衝体13のあいだに、金属製のカバー体15が配されているので、ドア体6の閉鎖の過程で、パネル体用右エッジ部材12とドア体用エッジ部材10とのあいだに指が入り込んだときに、カバー体15に当接することで指が奥まで入り込むことを抑止することができる。
また、このものでは、ドア体6の戸先側部位における指挟みについても、パネル体用左エッジ部材11の本体部11aと、ドア体用エッジ部材本体部10aとのあいだに間隙を設けることにより指挟みを防止しており、このものでも、パネル体用左エッジ部材11において、閉鎖状態におけるドア体6のドア厚方向閉鎖側となる端部に第三緩衝体16を設けることにより、指挟み時の衝撃を緩衝することができ、しかも、ドア体6の閉鎖状態で前後方向に見通す隙間が形成されないようにすることができる。そのうえ、このものでは、ドア体6の開放時において、出入り口として通路となる部位にパネル体用左エッジ部材11が露出するが、ここに第三緩衝体16が設けられるので、該第三緩衝体16が障害物との当接における衝撃吸収としての機能を果すことができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、ドア体を折れ戸に形成し、該折れ戸と躯体側部材とのあいだは、躯体部材側に第一緩衝体を、折れ戸側に第二緩衝体を設ける構成とし、さらに、折れ戸同士の対向する端面には、それぞれ第二緩衝体を設ける構成とすることにより、指挟み防止構造とすることができる。
各ブースへのドア体の取り付け状態を説明する一部切り欠き斜視図である。 ブースの形成状態を説明する横断面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれブースにおける正面パネル体部位の縦断面図、ドア体部位の縦断面図である。 図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ第一緩衝体の断面図、パネル体用右エッジ部材(ドア体用エッジ部材)の断面図、パネル体用右エッジ部材に第一緩衝体を取り付けた状態の断面図である。 ドア体の吊り元側部位における断面図である。 ドア体の戸先側部位における断面図である。
符号の説明
1 正面パネル体
1d 右端面
5 笠木
6 ドア体
7 ヒンジピン
10 ドア体用エッジ部材
10c 保持部
11 パネル体用左エッジ部材
12 パネル体用右エッジ部材
12c 保持部
13 第一緩衝体
13a 変形部
13b 保持受け片
14 第二緩衝体
15 カバー体
16 第三緩衝体

Claims (6)

  1. 躯体側部材に開設した出入り口部の一側部に、ドア体の一側部をドア厚方向中間部において枢支して出入り口部を開閉自在に構成するとともに、ドア体の吊り元側端面に対向する躯体側部材の端面のうち、少なくとも閉鎖状態におけるドア厚方向閉鎖側となる端部に位置して、弾性変形自在な第一緩衝体がドア体側に向けて突出状に設けられているドア体における指挟み防止構造。
  2. 請求項1において、躯体側部材には、ドア体の吊り元側端面に対向して躯体用エッジ部材が一体的に設けられるものとし、第一緩衝体は、基端部が躯体用エッジ部材の平板状の本体部に形成された保持片に抜け止め状に嵌入保持されているドア体における指挟み防止構造。
  3. 請求項1または2の何れか一項において、ドア体は、躯体側部材との対向端面にドア体用エッジ部材が止着されるものとし、前記ドア体用エッジ部材には弾性変形自在な断面円弧状の第二緩衝体が躯体側部材側に向けて突出状に設けられているドア体における指挟み防止構造。
  4. 請求項3において、第二緩衝体は、両端部がドア体用エッジ部材の平板状の本体部のドア厚方向両端側となる部位にそれぞれ形成された保持片に抜け止め状に嵌入保持されているドア体における指挟み防止構造。
  5. 請求項2、3または4の何れか一項において、躯体用エッジ部材は、閉鎖状態におけるドア厚方向両端側となる部位に位置して一対の第一緩衝体が設けられるとともに、これら第一緩衝体の対向間に剛性の中間部材が設けられるものとし、第一緩衝体と中間部材とは、断面円弧状の第二緩衝体に近接するよう凹状の断面となるように形成されているドア体における指挟み防止構造。
  6. 請求項1、2、3、4または5の何れか一項において、ドア体の戸先側に対向する躯体側部材の端面には、第二躯体用エッジ部材が止着されるものとし、前記第二躯体用エッジ部材は、閉鎖状態におけるドア厚方向閉鎖側となる端部にゴム質弾性材からなる第三緩衝体がドア体側に向けて突出状に止着されているドア体における指挟み防止構造。
JP2005284389A 2005-09-29 2005-09-29 ドア体における指挟み防止構造 Active JP4804089B2 (ja)

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