JPH081418U - 蝶番の指挟み防止構造 - Google Patents
蝶番の指挟み防止構造Info
- Publication number
- JPH081418U JPH081418U JP7903092U JP7903092U JPH081418U JP H081418 U JPH081418 U JP H081418U JP 7903092 U JP7903092 U JP 7903092U JP 7903092 U JP7903092 U JP 7903092U JP H081418 U JPH081418 U JP H081418U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge
- base frame
- fixed
- side plate
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は、扉の開閉に際して開閉する蝶番
に指を挟まないようにすると共に、扉体と基枠との間の
隙間をも覆うことができる蝶番の指挟み防止構造に関す
る。 【構成】 カバー体10は、取付片部11とカバー片部
12とからなっており、取付片部11は、基枠2と第2
スペーサ9の間に挟まれており、ネジで第2スペーサ9
と共に基枠2に固定されており、その先端で略90°折
曲してカバー片部12が連接している。該カバー片部1
2は、扉体3を開く際に固定側プレート6と枢動側プレ
ート7との間に形成される隙間の横幅の一部を覆う長さ
に設定されているので、手指等を上記隙間に挟み込む虞
れがない。またカバー体10は、扉体3と基枠2との間
の隙間をも覆うでの外部からの侵入物を防止するシール
機能を同時に有する。
に指を挟まないようにすると共に、扉体と基枠との間の
隙間をも覆うことができる蝶番の指挟み防止構造に関す
る。 【構成】 カバー体10は、取付片部11とカバー片部
12とからなっており、取付片部11は、基枠2と第2
スペーサ9の間に挟まれており、ネジで第2スペーサ9
と共に基枠2に固定されており、その先端で略90°折
曲してカバー片部12が連接している。該カバー片部1
2は、扉体3を開く際に固定側プレート6と枢動側プレ
ート7との間に形成される隙間の横幅の一部を覆う長さ
に設定されているので、手指等を上記隙間に挟み込む虞
れがない。またカバー体10は、扉体3と基枠2との間
の隙間をも覆うでの外部からの侵入物を防止するシール
機能を同時に有する。
Description
【0001】
この考案は、扉の開閉に際して開閉する蝶番に指を挟まないようにする蝶番の 指挟み防止構造に関する。
【0002】
扉の基端側に設けられた蝶番は、扉の開閉時に、蝶番の固定側プレートと接す る枢動側プレートが軸を支点として枢動し変位する。 そして、扉が開いた際に、固定側プレートと枢動側プレートとの間に隙間が形 成され、この隙間に手指等が入り込む虞れがある。 しかし、扉を閉める際には、固定側プレートと枢動側プレートとは隙間なく密 着するように変位するので、上記隙間に入り込んだ手指等は、挟圧されて怪我を してしまう欠点がある。
【0003】
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、蝶 番の開閉側を覆うカバー体を設けて、手指等を挟まないようにした安全な蝶番の 指挟み防止構造に関する。
【0004】
上記課題を解決するために、この考案では、 固定側構造物に回転側構造物をピンにより枢動可能に連結するための継手部が 、 構造物の扉用開口を形成する基枠と、該基枠に嵌合する扉体との間に設けら れて、蝶番の固定側プレートを上記基枠に固着し、枢動側プレートを上記扉体に 固着してなる蝶番の指挟み防止構造であって、 上記固定側プレートと共に基枠に固定されて、蝶番の一対のプレート開閉側へ 突出する取付片部と、該取付片部と連接すると共に、扉体の縦辺の略全長に沿っ て延び、扉を開く際に固定側プレートと枢動側プレートとの間に形成される隙間 の横幅の全部または一部を覆うカバー片部とからなるカバー体を備える、 という技術的手段を講じている。
【0005】
扉体の開閉時に、これと連動する蝶番の基枠に固定された固定側プレートに対 して扉体側に固定された枢動側プレートが離反乃至当接位置に開閉変位する。 この際にカバー体は固定側プレートと共に基枠側に固定されるので、上記開閉 と連動することなく、開放時に形成される固定側プレートと枢動側プレート間の 隙間の全部または一部を塞ぐので、手指等の入り込みを防ぐことができる。 また、扉体と基枠との間の隙間もカバー片部で覆うことができ外部からの侵入 物をシールすることができる。
【0006】
以下に、この考案の蝶番の指挟み防止構造の好適実施例を図面を参照しつつ説 明する。 図1から図3に示す扉部は、構造物1の扉用開口の1方の縦辺を形成する基枠 2に複数個所で蝶着された扉体3からなっている。
【0007】 この扉体3は、蝶番4を介して上記基枠2に開閉自在に取り付けられている。 該蝶番4は、軸5を支点として固定側プレート6に対して枢動側プレート7が 枢動する公知構成からなっている。 本実施例で一例を示す扉体3は、矩形のガラス3aを矩形枠のサッシからなる 扉枠部3bにシール材(ブッシュ)を介して保持されており、該扉枠部3bは第 1スペーサ8を介して蝶番4の枢動側プレート7にネジ止めされており、蝶番4 の固定側プレート6は、第2スペーサ9を介して基枠2にネジ止めされている。
【0008】 ここで、扉枠部3bは、図1で明瞭なように、外周に凹溝が形成されており、 該凹溝に隙間なく第1スペーサ8が嵌合している。 この第1スペーサ8は縦の長さが蝶番4の長さに対応しており、ネジS1(図 2参照)で凹溝の溝底部を形成する壁面から第1スペーサ8を介して枢動側プレ ート7を貫通してネジ止めする等して固定している。
【0009】 また、基枠2は図示例の場合、断面蟻溝形状からなる公知構成からなっており 、構造物に一体に固着されている。 この基枠2に第2スペーサ9を介して蝶番4の固定側プレート6がネジS2( 図2参照)により一体に固着されている。
【0010】 このように扉部に、本考案のカバー体10が取り付けられている。 このカバー体10は、断面アングル状のゴムからなっており、取付片部11と カバー片部12とから構成されている。 上記カバー体10の長さは、扉体3の縦の長さに対応している。 そして、取付片部11は、基枠2と第2スペーサ9の間に挟まれており、ネジ S2で第2スペーサ9と共に基枠2に固定されている。
【0011】 上記カバー体10は蝶番4の一対のプレート開閉側へ突出しており、その先端 で略90°折曲してカバー片部12が連接している。 該カバー片部12は、扉体3を開く際に固定側プレート6と枢動側プレート7 との間に形成される隙間の横幅の一部を覆う長さに設定されている。 そして、カバー片部12の先端は、扉を閉めた状態での扉体3の表面、図示例 では上記扉枠部3bの外表面に、その内面が略隙間なく接するように配置されて いる。
【0012】 上記構成からなっているので、扉体3の開閉時に、これと連動する蝶番4の基 枠2に固定された固定側プレート6に対して扉体3側に固定された枢動側プレー ト7が離反乃至当接位置に開閉変位する。 この際にカバー体10の取付片部11は固定側プレート6と共に基枠2側に固 定されるので、上記開閉と連動することなく、カバー片部12により、開放時に 形成される固定側プレート6と枢動側プレート7間の隙間の一部を塞ぐことがで きるので、手指等の入り込みを防ぐことができる。
【0013】 また、本実施例では固定側プレート6と基枠2との間に、固定側プレート6と 同じ縦の長さに設定された第2スペーサ9が設けられて、蝶番4の位置が基枠2 より離間した位置に配置されている。 そして、上記第2スペーサ9が設けられていない上下の部分には、基枠2と扉 体3との間に隙間が形成されるが、上記カバー体10により第2スペーサ9やそ の上下の隙間をも一連に覆うことができ、且つカバー体10の先端は扉体3の外 表面と略隙間なく接しているので、ゴミ等が外部から侵入するのを防ぐシールの 機能を果たすことができる。
【0014】 上記実施例ではカバー体は、断面アングル状で連続するゴム材を用いた場合を 例示したが、この考案ではその形状および素材は特に限定されず、また取付片部 とカバー片部とが別の素材からなるものであってもよい。 しかし、カバー片部は、柔軟性乃至弾性を有することが好ましい。
【0015】 また、カバー体の取付片部は上下に連続して延出しなくてもよく、例えば蝶番 取付部分だけに形成されるものであってもよく、要するにカバー片部を保持でき るものであればよい。 更に、カバー体は、本実施例のように蝶番4の開放回転時の隙間の一部を覆う 場合に限らず、正面から開放回転時の隙間を全て覆う横幅に設定されるものであ ってもよい。 その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること 勿論である。
【0016】
この考案によれば、扉部に、扉体を基枠に蝶着する蝶番の軸と反対側で開閉す る隙間を覆うカバー体を設けるので、幼児等が上記隙間に手指を挟むことがなく 安全性の一層の向上を図ることができる。 またカバー体は、蝶番の取付個所における、扉体と基枠との隙間をもカバー片 部で覆うことができるので、扉体の回転基部側をシールして外部からの侵入物の 侵入を防止することができると共に、外観上、カバー体の意匠により縦に一連に 意匠が施され、美感を向上させることもできる。
【図1】この考案の好適実施例に係る扉部の構造の要部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】蝶番とカバー体の構造を示す断面図である。
【図3】構造物に設けた扉の全体を示す概略平面図であ
る。
る。
1 構造物 2 基枠 3 扉体 4 蝶番 6 固定側プレート 7 枢動側プレート 8 第1スペーサ 9 第2スペーサ 10 カバー体 11 取付片部 12 カバー片部
Claims (3)
- 【請求項1】 構造物の扉用開口を形成する基枠と、該
基枠に嵌合する扉体との間に設けられて、蝶番の固定側
プレートを上記基枠に固着し、枢動側プレートを上記扉
体に固着してなる蝶番の指挟み防止構造であって、 上記固定側プレートと共に基枠に固定されて、蝶番の一
対のプレート開閉側へ突出する取付片部と、該取付片部
と連接すると共に、扉体の縦辺の略全長に沿って延び、
扉を開く際に固定側プレートと枢動側プレートとの間に
形成される隙間の横幅の全部または一部を覆うカバー片
部とからなるカバー体を備えたことを特徴とする蝶番の
指挟み防止構造。 - 【請求項2】 カバー体が、断面アングル形状のゴム材
等の弾性材からなっていることを特徴とする請求項1に
記載の蝶番の指挟み防止構造。 - 【請求項3】 扉体の固定側プレートがスペーサを介し
て基枠に固定されており、カバー体の取付片部がスペー
サと基枠の間に介設されてスペーサと共に基枠に固定さ
れてなることを特徴とする請求項1に記載の蝶番の指挟
み防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7903092U JPH081418U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 蝶番の指挟み防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7903092U JPH081418U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 蝶番の指挟み防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081418U true JPH081418U (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=13678537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7903092U Pending JPH081418U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 蝶番の指挟み防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081418U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415032Y1 (ja) * | 1974-05-17 | 1979-06-19 | ||
JP2007092425A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Benitsukusu Kk | ドア体における指挟み防止構造 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP7903092U patent/JPH081418U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415032Y1 (ja) * | 1974-05-17 | 1979-06-19 | ||
JP2007092425A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Benitsukusu Kk | ドア体における指挟み防止構造 |
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