JP2007092041A - ポリビニルアルコール系フィルムおよびポリビニルアルコール系フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 延伸を施したポリビニルアルコール系フィルムであって、20℃の水に10時間浸漬した後、30℃で30分間乾燥したフィルムの処理前後での収縮率が、縦方向で3%以下、横方向で3%以下であることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルム。
Description
尚、例中「部」、「%」とあるのは、断りのない限り重量基準を意味する。
ジャケット温度を60〜150℃に設定した二軸押出機型混練機(スクリューL/D=40)のホッパーから、ポリビニルアルコール(4重量%水溶液の20℃における粘度40mPa・s、ケン化度99.7モル%、酢酸ナトリウム含有量0.3重量%)40部を水60部に溶解させたポリビニルアルコール水溶液を定量ポンプにより供給し、混練し吐出量500kg/hrの条件で吐出した。
実施例1において、最後の熱風循環式乾燥機での乾燥時間を1分とした以外は同様に処理を行って、含水率8.0重量%の二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルム(C)を得て、同様にその収縮率を調べたところ、縦方向が1.6%、横方向が0.4%であった。また、同様に試験片の裁断を行ったが、クラックは認められず、さらに機械強度は169MPaであった。
実施例1において、水浸漬時の水温を45℃とした以外は、同様に処理を行って、含水率3.4重量%の二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルム(C)を得て、同様にその収縮率を調べたところ、縦方向が1.1%、横方向が0.3%であった。また、同様に試験片の裁断を行ったが、クラックは認められず、さらに機械強度は178Mpaであった。
実施例1において、水浸漬時の浸漬時間を2分とした以外は、同様に処理を行って、含水率3.2重量%の二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルム(C)を得て、同様にその収縮率を調べたところ、縦方向が1.0%、横方向が0.9%であった。また、同様に試験片の裁断を行ったが、クラックは認められず、さらに機械強度は181MPaであった。
実施例1において、熱風循環式乾燥機の温度を70℃とした以外は、同様に処理を行って、含水率3.4重量%の二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルム(C)を得て、同様にその収縮率を調べたところ、縦方向が1.2%、横方向が0.8%であった。また、同様に試験片の裁断を行ったが、クラックは認められず、さらに機械強度は175MPaであった。
実施例1において、ポリビニルアルコール系フィルム(B)の延伸倍率を、縦方向4.3倍、横方向3.9倍とした以外は、同様に処理を行って、含水率2.6重量%の二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルム(C)を得て、同様にその収縮率を調べたところ、縦方向が1.3%、横方向が0.8%であった。また、同様に試験片の裁断を行ったが、クラックは認められず、さらに機械強度は185MPaであった。
実施例1の水処理および乾燥処理を施していない二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルム(B)の収縮率を同様に調べたところ、縦方向が6.5%、横方向が7.0%であった。また、製造後のフィルムの含水率は0.2重量%で、上記同様に試験片の裁断を行ったが、裁断面の観察をおこなったところクラックが認められ、その機械強度は82MPaであった。
Claims (11)
- 延伸を施したポリビニルアルコール系フィルムであって、20℃の水に10時間浸漬した後、30℃で30分間乾燥したフィルムの処理前後での収縮率が、縦方向で3%以下、横方向で3%以下であることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルム。
- 延伸を施したポリビニルアルコール系フィルムを水と接触させた後、乾燥してなることを特徴とする請求の範囲第1項記載のポリビニルアルコール系フィルム。
- 延伸を施したポリビニルアルコール系フィルムを水と接触させた後、乾燥する工程を含むことを特徴とするポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 接触させる水の温度が5〜60℃であることを特徴とする請求項3記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 水に接触させる時間が5〜180秒であることを特徴とする請求項3または4記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 水との接触が、水への浸漬、水の噴霧、スチーム処理、水の塗布から選ばれる少なくとも1種の方法であることを特徴とする請求項3〜5いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 40〜150℃の熱風により乾燥することを特徴とする請求項3〜6いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 乾燥時間が5秒〜5分であることを特徴とする請求項3〜7いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 延伸を施したポリビニルアルコール系フィルムが、縦方向に3〜5倍、横方向に3〜5倍延伸してなる二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルムであることを特徴とする請求項3〜8いずれか記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
- 請求項3〜9いずれか記載の方法により得られるポリビニルアルコール系フィルム。
- 請求項1、2または10記載のポリビニルアルコール系フィルムを含水率0.5〜20重量%の状態で貼り合わせることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
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2006
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