JP5595118B2 - 転写印刷用ベースフィルム - Google Patents

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Description

本発明は、液圧転写や熱転写等の各種転写印刷に用いられるベースフィルムに関し、とりわけ、液面、特に水面に浮かべて使用し、フィルム面に印刷された意匠を被転写体に対して円滑にかつ意匠性も良く転写することのできる転写印刷用ベースフィルムに関するものである。
従来から、液圧転写印刷用のベースフィルムとしては、ポリビニルアルコール系樹脂を形成材料とするポリビニルアルコール系フィルムが用いられている。そして、上記ポリビニルアルコール系フィルムを用いて、つぎのようにして液圧転写方法に供されている。すなわち、上記ポリビニルアルコール系フィルム面に所望の意匠を印刷し、上記意匠印刷面を上方にして水面に浮かべ、フィルム上方から被転写体を意匠印刷面に押し当てて被転写体に意匠を転写させることが行われている。
このような液圧転写方法において、その目的に応じて種々のベースフィルムが検討されている。例えば、ベースフィルムとして、重合度500〜3000、ケン化度80〜99.9モル%のポリビニルアルコールからなり、水分率が1.5〜4.0%であり、厚みが20〜50μm、フィルムの長手方向に50℃で8.0kg/mの張力を1分間かけた時の幅収縮率が0.01〜1.5%であるポリビニルアルコール系フィルムを用いることにより、高精細な転写印刷を可能とすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−60636号公報
しかしながら、上記特許文献1をはじめとする従来のポリビニルアルコール系樹脂フィルムを用いた液圧転写方法では、ベースフィルムに高精細な意匠を印刷する場合は問題なくても、転写時に水に浮かべたとき膨潤して伸びるため、印刷時の意匠と比べ転写後の意匠は低下するといった問題があり、また、ベースフィルムへの意匠印刷において高意匠化を図っても転写時におけるフィルム膨潤等の影響により高精細化の点でまだまだ改善の余地があり、近年の高意匠性化に伴い更なる改良が求められるところである。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、被転写体に対して円滑に転写印刷を行うことができ、転写印刷における意匠性にも優れる転写印刷用ベースフィルムを提供することを目的とするものである。
しかるに、本発明者が上記の目的を達成するため鋭意検討を重ね、ベースフィルムの特性として、水面における収縮や伸展現象に着目し、これを中心に研究を行った結果、所定のフィルム収縮性を有する二軸延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを用いることにより、意匠性に優れることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の要旨は、ポリビニルアルコール系フィルムからなる転写印刷用ベースフィルムであって、前記ポリビニルアルコール系フィルムが、縦1.1〜5倍、横1.15倍に二軸延伸されたポリビニルアルコール系フィルムであり、かつ、以下の条件(I)を満足するフィルムであることを特徴とする転写印刷用ベースフィルムに関するものである。(I)ポリビニルアルコール系フィルムを30℃の水面に浮かべてから30秒以内におけるフィルムの最小面積(S1)が水面に浮かべる前のフィルムの初期面積(S0)に対して100%以下である。
本発明の転写印刷用ベースフィルムは、ポリビニルアルコール系フィルムとして、縦1.1〜5倍、横1.1〜5倍に二軸延伸されたポリビニルアルコール系フィルムであり、かつ、ポリビニルアルコール系フィルムを30℃の水面に浮かべてから30秒以内におけるフィルムの最小面積(S1)が水面に浮かべる前のフィルムの初期面積(S0)に対して100%以下であるフィルムを用いるため、転写印刷における意匠性に優れた効果を有するのであり、実際に印刷された意匠と同程度の倍率で忠実に転写品を得ることができ、更に、実際に印刷された意匠よりも、より密で高精細な意匠となる転写品を得ることもできるのであり、とりわけ液圧転写印刷用ベースフィルムとしては、自動車の内外装品をはじめとして、携帯電話機の外装、各種電化製品、建材、家庭・生活用品等への転写印刷用途に、幅広く適用することができる。また、熱転写印刷用ベースフィルムとする場合においても、自動車の内外装品をはじめとして、携帯電話機の外装、各種電化製品、建材、家庭・生活用品等への転写印刷用途に用いることができる
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の転写印刷用ベースフィルムは、ポリビニルアルコール系フィルムからなるものであり、液圧転写印刷用途や熱転写印刷用途等に使用できるものであるが、とりわけ液圧転写印刷用ベースフィルムとしては特に有効である(以下、ポリビニルアルコールをPVAと略記する。)。
本発明において、「PVA系フィルムからなる」とは、PVA系フィルムの他に別の層(フィルムや塗膜、等)が積層されている場合も含む意味であるが、通常はPVA系フィルムのみがベースフィルムとして使用されることが多い。
本発明で用いられるPVA系フィルムは、以下の条件(I)を満足するフィルムである。
(I)PVA系フィルムを30℃の水面に浮かべてから30秒以内におけるフィルムの最小面積(S1)が水面に浮かべる前のフィルムの初期面積(S0)に対して100%以下である。なお、ベースフィルムを水面に浮かべたあと、吸水開始時はフィルムに皺が入り最小面積(S1)は測定できないことから、ここでの最小面積(S1)とは、吸水時に皺が急激に入り平滑になっていない状態を除き、平滑になった時点の最小面積のことを指すこととする。
上記PVA系フィルムにおいて、上記条件(I)の好ましい範囲は100〜50%、より好ましくは99〜55%、特に好ましくは98〜60%である。また更に、実際に印刷された意匠と同程度の倍率で忠実に転写品を得ることを目的とする場合には、上記条件(I)は好ましくは100〜65%で、特に好ましくは99〜70%であり、上記範囲を超えると転写時の意匠が伸びるため転写後の意匠性が低下し、上記範囲より低すぎると一旦収縮したフィルムが同程度の倍率に到達するまでにフィルムの溶解が進行してしまい、転写できない場合がある。また、実際に印刷された意匠よりも、より密で高精細な意匠となる転写品を得ることを目的とする場合には、上記条件(I)は好ましくは98〜50%、更に好ましくは95〜55%、特に好ましくは90〜60%であり、上記範囲を超えると印刷された意匠性と変わりなく、実際に転写する場合において強制的に規制枠で伸展を抑制しても折れ皺が発生し、意匠性を大きく損ねる傾向となる。一方、上記範囲より低すぎるとより密な転写品を得ることができるものの、意匠が大きく収縮することで歪み、意匠性を損なうこととなる。
上記PVA系フィルムは、例えば、以下のようにして製造される。即ち、PVA系樹脂を用いてフィルム状に形成され、二軸延伸される。
上記PVA系樹脂は、単独のみならず必要に応じて2種以上混合して用いてもよい。また、PVA系とは、PVA自体、または、例えば、各種変性種によって変性されたものを意味し、その変性度は、通常20モル%以下、好ましくは15モル%以下、さらに好ましくは10モル%以下である。
上記変性種としては、例えば、エチレン、プロピレン、イソブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノまたはジアルキルエステル等、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるいはその塩、アルキルビニルエーテル類、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテル等のポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルアミド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシエチレン〔1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル〕エステル、ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシプロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルアミン、ポリオキシプロピレンビニルアミン、ジアクリルアセトンアミド、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ジメチルアリルビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニリデン等があげられる。これらの他の単量体は、単独でもしくは2種以上併せて用いてもよい。
また、PVA系樹脂として、側鎖に1,2−ジオール結合を有するPVA系樹脂を用いることも好ましく、上記側鎖に1,2−ジオール結合を有するPVA系樹脂は、例えば、(ア)酢酸ビニルと3,4−ジアセトキシ−1−ブテンとの共重合体をケン化する方法、(イ)酢酸ビニルとビニルエチレンカーボネートとの共重合体をケン化及び脱炭酸する方法、(ウ)酢酸ビニルと2,2−ジアルキル−4−ビニル−1,3−ジオキソランとの共重合体をケン化及び脱ケタール化する方法、(エ)酢酸ビニルとグリセリンモノアリルエーテルとの共重合体をケン化する方法、等により得られる。
本発明では、上記PVA系樹脂の4重量%水溶液の20℃における平均粘度が、10〜70mPa・sの範囲であることが好ましく、15〜60mPa・sの範囲であることがより好ましい。4重量%水溶液の平均粘度が低すぎると、ベースフィルムに意匠(パターン,柄等)を印刷する際のフィルム強度が不足するため、印刷斑が発生する傾向がみられ、また、ベースフィルムの溶解が促進されて転写時間が短くなるという問題が生じたり、水に浮かべた際のフィルムに印刷された意匠が安定せず、付き廻り性が低下するという傾向がみられる。一方、4重量%水溶液の平均粘度が高すぎると、印刷された意匠の被転写体への転写時に被転写体と本発明のベースフィルム(意匠が印刷されたベースフィルム)との密着性が低下して、皺や剥離が発生する傾向がみられたり、また、水面での膜の伸展を抑制することはできるが、転写時間が遅延する他に粘度が高く製膜が困難となる傾向がみられる。なお、上記4重量%水溶液の20℃における平均粘度は、JIS K 6726に準じて測定される。
さらに、上記PVA系樹脂の平均ケン化度は、70モル%以上が好ましく、特には75モル%以上、更には80モル%以上であることが好ましく、上限としては100モル%、特には99モル%、更には96モル%であることが好ましい。PVA系樹脂の平均ケン化度が低すぎると、転写後のベースフィルムの溶解に長時間を要する傾向がみられ、高すぎると、ベースフィルムの溶解時間が遅延し、転写時の膜強度が高いために転写時に折れ皺が発生したり、転写がなされたとしても脱膜不良となる傾向がみられる。なお、上記ケン化度は、JIS K 6726に準じて測定される。
そして、上記PVA系樹脂を用いてフィルム形成するにあたっては、通常、可塑剤が配合される。上記可塑剤としては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン等のグリセリン類、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジプロピリングリコール等のアルキレングリコール類やトリメチロールプロパン等があげられる。これらは単独であるいは2種以上併せて用いられる。
上記可塑剤の含有量は、目的とするベースフィルムの物性に応じて適宜設定されるが、例えば、PVA系樹脂100重量部に対して、通常、5重量部以下であることが好ましく、特には0.05〜4重量部、更には0.1〜3重量部である。上記可塑剤の含有量が少な過ぎると、可塑効果が低く、得られるベースフィルムの破断の原因となりやすい傾向があり、多過ぎると、フィルム面に意匠を印刷する際の寸法安定性が悪く、高精細な多色印刷が困難となる傾向がある。
また、上記PVA系樹脂および可塑剤以外に、必要に応じて各種添加剤を配合することができる。
例えば、ベースフィルムの製膜装置であるドラムやベルト等の金属表面と製膜したフィルムとの剥離性の向上を目的として、界面活性剤を配合することができる。上記界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルノニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルモノエタノールアミン塩、ポリオキシエチレンラウリルアミン、ポリオキシエチレンステアリルアミン等のポリオキシエチレンアルキルアミン等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なかでも、剥離性の点でポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルモノエタノールアミン塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートを用いることが好適である。上記界面活性剤の含有量については、PVA系樹脂と可塑剤の合計100重量部に対して、通常、0.01〜5重量部であることが好ましく、より好ましくは0.03〜4.5重量部である。上記界面活性剤の含有量が少なすぎると、製膜装置のドラムやベルト等の金属表面と製膜したフィルムとの剥離性が低下して製造困難となる傾向がみられ、逆に多すぎるとフィルム表面にブリードして意匠印刷層が脱落する原因となる傾向がみられるからである。
さらに、本発明の効果を妨げない範囲で、抗酸化剤(フェノール系、アミン系等)、安定剤(リン酸エステル類等)、着色料、香料、増量剤、消泡剤、防錆剤、紫外線吸収剤、無機粉末、有機粉末(澱粉、ポリメチルメタクリレート等)、さらには他の水溶性高分子化合物(ポリアクリル酸ソーダ、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、デキストリン、キトサン、キチン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等)等を添加しても差し支えない。
本発明で用いられるPVA系フィルムは、例えば、つぎのようにして製造される。
まず、上記PVA系樹脂、可塑剤等の各原料を所定の配合量にて配合しフィルム形成材料を調製する。つぎに、Tダイからフィルム形成材料を製膜ベルト上または製膜ドラム上に流延させ、乾燥させることによりフィルム状化させ、必要に応じて熱処理を行い、PVA系フィルムを得る。そして、本発明においては、更に上記で得られたPVA系フィルムに二軸延伸を行い、二軸延伸PVA系フィルムとする。二軸延伸を行った後は必要に応じて熱処理を行ってもよい。
上記二軸延伸前フィルムの熱処理の方法としては、例えば、熱ロール(カレンダーロールを含む)、熱風、遠赤外線、誘電加熱等の方法があげられる。また、熱処理される面は、製膜ベルトまたは製膜ドラムに接する面と反対側となる面が好ましいが、ニップしても問題はない。また、熱処理を施すフィルムの水分含有量は、通常、4〜8重量%程度であることが好ましい。さらに、熱処理された後のフィルムの水分含有量は、通常、3〜7重量%であることが好ましい。
より詳しく述べると、上記製膜ベルト、または製膜ドラムのうち製膜第一ドラムから剥離した後で、二軸延伸する前の熱処理は通常表面温度70〜100℃の熱処理ロールを1本以上通すことが好ましい。ここで、上記製膜ベルトとは、一対のロール間に架け渡されて走行する無端ベルトを有し、Tダイから流れ出たフィルム形成材料を無端ベルト上に流延させるとともに乾燥させるものである。上記無端ベルトは、例えば、ステンレススチールからなり、その外周表面は鏡面仕上げが施されているものが好ましい。
また、上記製膜第一ドラムとは、Tダイから流れ出たフィルム形成材料を1個以上の回転するドラム型ロール上に流延し乾燥させる製膜機における最上流側に位置するドラム型ロールである。そして、Tダイ等から吐出されたフィルム形成材料が製膜ベルト上あるいは製膜第一ドラム上において乾燥されフィルム状になり、製膜ベルトあるいは製膜第一ドラムから剥離され、必要に応じて熱処理機を経て、巻き取り機により一旦巻き取られる。上記熱処理機による熱処理は、通常70〜100℃で行うことが好ましく、より好ましくは75〜98℃である。上記熱処理は、通常、フィルム乾燥のための乾燥ロール処理に引き続き、別体の熱処理ロールにて通常行われる。
このようにして得られるPVA系フィルムを本発明においては、更に二軸延伸を行う。
延伸するにあたっては、縦(MD方向)・横(TD方向)両方向に二軸延伸することが意匠性を損なわないことから好ましく、更には、縦(MD方向)・横(TD方向)両方向の延伸倍率も同じであることがより高意匠性を得ることから好ましい。
また、延伸は上記製膜ベルト、または製膜ドラムから剥離した後、上記のように一旦巻き取った後に、再度巻き出して二軸延伸してもよいし、巻き取ることなく連続して二軸延伸処理を行ってもよい。
延伸倍率については、縦方向の延伸倍率が1.1〜5倍であることが好ましく、特には1.1〜3倍、更には1.2〜2倍であることが好ましく、横方向の延伸倍率が1.1〜5倍であることが好ましく、特には1.1〜3倍、更には1.2〜2倍であることが好ましい。また更に、縦及び横方向の延伸倍率は等倍であることが好ましい。かかる延伸倍率がそれぞれ小さすぎると条件(I)が100%以下となりづらく転写時の意匠倍率が高くなる傾向があり、大きすぎると製造中に破断したり、水に浮かべたときの収縮が激しくなり、意匠が崩れる傾向がある。
かかる二軸延伸は、逐次二軸延伸あるいは同時二軸延伸のどちらでもよく、二軸延伸するにあたっては、上記で得られた延伸前のPVA系フィルムの含水率を5〜30重量%に調整しておくことが好ましく、20〜30重量%に調整しておくことがより好ましい。かかる含水率が上記範囲外では、延伸倍率を充分に高めることができない傾向がある。かかる含水率の調整にあたっては、上記の延伸前のPVA系フィルムの乾燥時に含水率を調整したり、含水率5重量%未満のPVA系フィルムを水浸漬、水噴霧あるいは調湿等を施して含水率を調整する方法等をあげることができる。
また、上記含水率より低い場合でも延伸時に温調等によりフィルムを暖めながら二軸延伸しても良く、温調の方法としては、例えば、熱ロール(カレンダーロールを含む)、熱風、遠赤外線、誘電加熱等の方法があげられる。その時の温度としては通常50〜180℃が好ましく、60〜160℃がより好ましく、70〜150℃が特に好ましい。延伸前の温調時間は通常1〜30秒間、特に好ましくは2〜25秒間、更に好ましくは3〜20秒間である。
延伸時の延伸速度については、好ましくは0.05〜100m/minであり、更には
0.1〜80m/minが好ましい。
二軸延伸を施した後は、必要に応じて熱固定を行ってもよい。かかる熱固定の温度は、PVA系樹脂の融点より低い温度を選択することが好ましい。ただし、融点より80℃以上低い温度より低い場合は寸法安定性が悪く、収縮率が大きくなる傾向があり、一方融点より高い場合はフィルムの厚み変動が大きくなる傾向がある。例えば、PVA系樹脂が酢酸ビニル単独重合体のケン化物である場合の熱固定温度は、100〜250℃が好ましく、また、熱固定時間は通常1〜60秒間、特に好ましくは1〜30秒間、更に好ましくは5〜10秒間である。
このようにして得られる二軸延伸PVA系フィルムは、転写印刷用ベースフィルム、とりわけ液圧転写印刷用ベースフィルムとして供される。
本発明においては、転写印刷用ベースフィルムに供される二軸延伸PVA系フィルムは、厚みが15〜50μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは20〜45μmである。かかる厚みが薄すぎると溶解が速く、転写時に柄が付き廻らない傾向があり、厚すぎると溶解が遅く、最適転写時間が遅くなる傾向がある。
さらに、本発明においては、ベースフィルムの水分率が、1.5〜6重量%であることが好ましく、より好ましくは2〜5重量%である。水分率が小さすぎると印刷時にフィルムが破断する傾向があり、水分率が大きすぎると印刷時にフィルムが伸びで意匠の見当がずれる傾向がある。なお、ベースフィルムの水分率は、例えば、カールフィッシャー水分計(京都電子工業社製、「MKS−210」)を用いて測定することができる。
上記ベースフィルムの水分率の調整方法としては、例えば、下記に示す方法があげられる。すなわち、下記に示す水分率の調整方法に従い、上記範囲内のベースフィルムの水分率に設定することが可能となる。
(1)ベースフィルムの巻き取り前に調湿槽に通過させることによりベースフィルムの加湿・除湿を行い、水分率の調整を行う。
(2)ベースフィルムの巻き取り前に、熱処理を行うことによりベースフィルムの除湿を行い、水分率の調整を行う。
また、上記ベースフィルムの全光線透過率としては、通常、85%以上、好ましくは85〜93%の範囲であることが好ましい。全光線透過率が低過ぎると、印刷時の色合わせが困難となる傾向がある。
なお、ベースフィルムの全光線透過率は、例えば、ヘイズメーター(日本電色工業社製、NDH 2000)を用いて測定することができる。
そして、転写印刷用ベースフィルムに供せられるPVA系フィルム(原反フィルム)は、例えば、先に述べた水分率に変化が生じないように従来公知の防湿包装の処理を行い、10〜25℃の雰囲気下、宙づり状態にて保存することが好ましい。
次に、本発明のベースフィルムを用いた転写印刷方法、とりわけ液圧転写印刷方法について説明する。
液圧転写印刷方法としては、連続方式による液圧転写印刷方法、バッチ方式による液圧転写印刷方法があげられる。
まず、上記連続方式による液圧転写印刷方法について述べる。
すなわち、上記のようにして得られたベースフィルム面に所定の意匠を印刷する。その後、上記意匠印刷面にインク活性剤を塗工する。そして、吸水後にベースフィルムが伸展し、意匠がぼけないように上記ベースフィルムの流れ方向に対し幅方向に1.1倍以下、好ましくは1.05倍以下の規制を設けて、インク活性剤が塗布された意匠印刷面を上方にしてベースフィルムを液面に浮かべるとともに移動させる。移動する上記ベースフィルムの上方から被転写体を押し当て、ベースフィルム面に印刷された意匠を被転写体表面に転写し固着することにより液圧転写印刷が行われる。そして、固着した後は、ベースフィルムを除去し意匠を転写した被転写体を充分に乾燥させることにより目的とする製品を得るのである。
一方、上記バッチ方式による液圧転写印刷方法について述べる。
すなわち、上記のようにして得られたベースフィルム面に所定の意匠を印刷する。その後、上記意匠印刷面にインク活性剤を塗工する。そして、上記連続方式と同様、吸水後にベースフィルムが一旦収縮、若しくは殆ど大きさが変化しない状態となった後、伸展の規制枠が無い場合はフィルムが伸展するため、意匠がぼけないように伸展するまでの間に上記ベースフィルムに対して縦横それぞれの方向に、1.1倍以下、好ましくは1.05倍以下の縦横規制を設けて、インク活性剤が塗布された意匠印刷面を上方にしてベースフィルムを液面に浮かべる。そして、静止状態にて上記ベースフィルムの上方から被転写体を押し当て、ベースフィルム面に印刷された意匠を被転写体に転写し充分に固着することにより液圧転写印刷が行われる。固着した後は、ベースフィルムを除去し意匠を転写した被転写体を充分に乾燥させることにより目的とする製品を得るのである。
上記意匠印刷面に塗工するインク活性剤としては、特に限定するものではなく、ベースフィルム面に印刷された意匠を再活性化しうる溶剤に樹脂を添加したもの等が用いられ、さらに体質顔料、可塑剤、硬化剤等を適宜に添加することができる。例えば、ブチルメタクリレートに、顔料、可塑剤、ブチルセロソルブアセテート、ブチルカルビトールアセテートを混合したものが用いられる。また、上記インク活性剤の塗工方法としては、グラビアロールやスプレーを用いた塗布方法があげられる。
なお、上記意匠印刷面にインク活性剤を塗布する工程は、ベースフィルムを液面に浮かべる前であっても、液面に浮かべた後であってもいずれでもよく、意匠が印刷されたベースフィルム上方から被転写体を押し当てる前であれば特に制限されることはない。
また、上記連続方式およびバッチ方式による液圧転写方法以外に、つぎのような液圧転写方法があげられる。すなわち、上記のようにして得られたベースフィルム面に、乾燥状態となる所定の意匠を印刷した後、光重合性モノマーを含む無溶剤タイプの紫外線または電子線硬化性樹脂組成物を塗布して、上記乾燥状態の意匠を湿潤させる。その後、湿潤した意匠印刷面を上方にしてベースフィルムを水面に浮かべ、上記ベースフィルム上方から被転写体を押し当て、ベースフィルム面に印刷された意匠を被転写体表面に転写する。ついで、意匠を転写した被転写体に、紫外線または電子線を照射することにより硬化性樹脂組成物を硬化することにより、被転写体に転写した意匠を固着するという液圧転写方法があげられる。
さらに、他の液圧転写方法として、つぎのような液圧転写方法があげられる。すなわち、上記のようにして得られたベースフィルム面に有機溶剤に溶解可能な疎水性の転写層(意匠)を形成し、さらに、この転写層上に剥離可能な剥離フィルムを積層してなる転写用フィルムを準備する。ついで、上記剥離フィルムを剥離した後、ベースフィルムを下にして水面に浮かべ、有機溶剤を用いて上記転写層を活性化する。つぎに、上記転写層に被転写体を押し当て、転写層を被転写体表面に転写した後、ベースフィルムを除去する。そして、上記転写層(意匠)を転写した被転写体に対して、紫外線や電子線の照射および加熱の少なくとも一方を施すことにより転写層(意匠)を硬化させ、被転写体に転写した意匠を固着するという液圧転写方法があげられる。
一方、熱転写方法に用いる場合には、例えばベースフィルム上にトップコート層、印刷層、ついで接着層が設けてあり、熱によりベースフィルムが軟化した状態で接着層側から非転写体を押し当て転写することにより実施される。この時の非転写体の転写はすでに成型されたものへの転写でも、射出成型すると同時での転写でもどちらでもよい。転写後は、紫外線や電子線の照射および加熱の少なくとも一方を施すことにより転写層(意匠)を硬化させることが好ましい。なお、硬化はベースフィルムを剥離する前でも剥離後でもよく、さらに剥離前に半硬化させ剥離後に完全硬化してもよい。
このような工程を経由する液圧転写印刷方法により、ベースフィルム面に印刷された意匠を、被転写体に転写することができる。なお、上記ベースフィルム面に印刷される意匠としては、特に限定するものではなく、木目調、各種柄、画像等、印刷可能なものであればいかなるものであってもよい。
本発明の転写印刷方法における被転写体の材質としては、特に限定されるものではなく、例えば、プラスチック成形体、金属成形体、木質成形体、ガラス等の無機質成形体等を用いることができる。さらに、その形状に関しても特に限定するものではなく、平面であっても各種立体形状を有していてもよい。
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
なお、例中「%」とあるのは、断りのない限り重量基準を意味する。
実施例1
<ベースフィルムの作製>
平均ケン化度88モル%、4%水溶液の平均粘度(20℃)50mPa・sのPVA系樹脂100部、グリセリン3部、澱粉3部、界面活性剤(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート)0.7部からなる20%(固形分濃度)のドープをTダイより、表面温度が90℃に調整された回転するステンレス製エンドレスベルトに吐出して流延製膜し、引き続き95℃に調整された熱ロールにて熱処理を行い、PVAフィルムを得た。さらにこのフィルムを二軸延伸するため100mm×100mmのサイズに切断したものを二軸延伸機にセットし、90℃に調整された温室内で5秒間放置した後、その環境下で延伸速度10m/minで縦横それぞれ1.3倍に同時延伸し、その後室温に戻し、液圧転写用のベースフィルムを得た。
上記で得られたベースフィルムについて、以下の通り評価を行った。
[条件(I)の評価]
得られた液圧転写用ベースフィルムを100mm×100mmのサイズに切断したものに、その中央付近に直径40mmの円を水性ペンで描き、このフィルムを水性ペンで描いた面を上にして予め30℃に調整した水面に浮かべ、30秒以内における円の最小面積と水面に浮かべる前の円の初期面積をデジタルカメラで撮影し測定して、その比よりS1/S0 (%)を算出した。
<転写印刷用フィルムの作製>
得られたベースフィルムを100mm×100mmのサイズに切断したものに、建材用インキ[赤色染料と硫酸バリウムの混合物(70%)とアルキッド樹脂とニトロセルロースの混合物(30%)の混合物]を、フィルムを流延製膜した際のベルト面側にグラビア印刷で均一に塗布(インク層の乾燥厚み2μm)した。その後、その上にインク活性剤(ブチルメタクリレート/顔料/可塑剤/ブチルセロソルブアセテート/ブチルカルビトールアセテート=8/20/20/26/26(重量部))を、ワイヤーバーコーター(#10)で塗布して、液圧転写印刷用フィルムを作製した。
得られた液圧転写印刷用フィルムについて、以下の通り意匠性を評価した。
[意匠性の評価]
上記で得られた100mm×100mmのサイズに切断した液圧転写用フィルムの中央付近に直径40mmの円を水性ペンで描いた後、活性剤を塗工して2分後に、塗工された面を上にして30℃の水溶液中に浮かべ、吸水による皺が急激に入ったときに見かけ上の面積が小さくなり、この時に、伸展抑制のための所定サイズの固定枠を液圧転写用フィルムが接触しないように素早く浮かべた。フィルムを浮かべてから60秒後にABS樹脂成型品(平板)へ水平に液圧転写を行い、転写前の意匠に対する転写後の意匠の寸法変化率(%)を以下の通り測定した。浮かべる前の意匠サイズと比べ転写後の意匠サイズの寸法変化率を測定することにより、意匠性を評価した。
なお、固定枠がない場合に、水面に浮かべたときには一旦収縮しても、その後徐々に拡がってしまうため、目的とするサイズ以上に拡がらないようにすることを目的に所定サイズの固定枠を用いるものであり、かかる固定枠内にフィルムを浮かべることとする。
(寸法変化率)
寸法変化率(%)=[(転写後の円の直径)/(転写前の円の直径)]×100
実施例2〜5、比較例1〜2
表1に示す通りの組成及び配合量にてPVA系樹脂を用いた以外は実施例1と同様に行い、延伸前のPVAフィルムを得、さらに、このフィルムを表1に示す条件で二軸延伸し、液圧転写用のベースフィルム及び転写印刷用フィルムを得た。
上記で得られたベースフィルム及び転写印刷用フィルムについて実施例1と同様の評価を行った。
なお、実施例5のPVA系樹脂については、平均ケン化度100モル%、4%水溶液の平均粘度(20℃)30mPa・s、側鎖1,2−ジオール結合量(変性量3モル%)のPVAを用いた。
実施例及び比較例の処方及び評価結果を表1及び2に示す。
Figure 0005595118
Figure 0005595118
上記結果から、実施例においては、PVAフィルムとして、縦1.1〜5倍、横1.1〜5倍に二軸延伸されたポリビニルアルコール系フィルムであり、かつ、条件(I)で100%以下であるフィルムを用いているため、ほぼ等倍の意匠が転写できたり、より密で高精細な意匠を転写できたりと、転写印刷における意匠性に優れた効果を有するものとなるのに対して、比較例では条件(I)を満足しないPVAフィルムを用いているため、伸展しすぎてしまい所定の固定枠では折れ皺が発生してしまい意匠性に劣るものとなっていることが分かる。
本発明の転写印刷用ベースフィルムは、自動車の内外装品をはじめとして、携帯電話機の外装、各種電化製品、建材、家庭・生活用品等への液圧転写印刷用途に、幅広く適用することができる。

Claims (3)

  1. ポリビニルアルコール系フィルムからなる転写印刷用ベースフィルムであって、前記ポリビニルアルコール系フィルムが、縦1.1〜5倍、横1.1〜5倍に二軸延伸されたポリビニルアルコール系フィルムであり、かつ、以下の条件(I)を満足するフィルムであることを特徴とする転写印刷用ベースフィルム。
    (I)ポリビニルアルコール系フィルムを30℃の水面に浮かべてから30秒以内におけるフィルムの最小面積(S1)が水面に浮かべる前のフィルムの初期面積(S0)に対して100%以下である。
  2. 二軸延伸倍率が縦横等倍であることを特徴とする請求項記載の転写印刷用ベースフィルム。
  3. ポリビニルアルコール系フィルムの厚みが、20〜50μmであることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の転写印刷用ベースフィルム。
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