JP2007088921A - スピーカ保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】基準バイアス端子の電圧異常に起因して発生するスピーカのオフセット電流を比較的簡単な構成で抑えることが可能なスピーカ保護回路を提供する。
【解決手段】BTL増幅装置を構成する増幅回路の基準バイアス端子5の電圧を予め設定されたしきい値電圧V1と比較する電圧比較器30と、2つの電力増幅回路15,16への電流の供給と遮断とを切り替える第1及び第2のスイッチ32,33とを備え、基準バイアス端子5の電圧がしきい値電圧V1より低いときに電圧比較器30の出力レベルに応じて第1及び第2のスイッチ32,33の少なくとも1つをオフにすることによって電力増幅回路15,16への電流供給を遮断し、電力増幅回路15,16によるスピーカ21の駆動を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、BTL構成の増幅装置において、増幅装置が駆動するスピーカを保護するための回路に関するものである。
スピーカ等の負荷を駆動するための増幅装置として、BTL(Balanced Trans Less)構成の増幅装置が知られている。BTL構成の増幅装置(以下、BTL増幅装置という)は2台の増幅器を用い、一方の増幅器には入力信号と同位相の信号を入力し、他方の増幅器には入力信号を反転させた信号を入力する。このような構成により、BTL増幅装置は2倍の出力電圧すなわち4倍の電力が得られる。これにより、BTL増幅装置はトランスを用いることなくスピーカ等の負荷を直接駆動できるので周波数特性及び歪特性に優れ、BTL構成でない増幅装置に比べて同じ電源電圧でも大出力が得られる等の優れた特長を有する。この特長のため、BTL増幅装置はオーディオ装置等に広く用いられている。
他方、BTL増幅装置は、信号入力用のカップリングコンデンサが劣化してリークが発生した場合に、BTL増幅装置から直流オフセット信号が発生してスピーカにオフセット電流が流れる欠点を有する。過大なオフセット電流はスピーカを破壊するおそれがある。そこで、例えば特許文献1には、上記のようなオフセット電流を検出してスピーカの駆動を停止する構成のBTL増幅装置が開示されている。
また、従来のBTL増幅装置において、大きい最大出力電力を確保するために、スピーカを直接駆動するBTL構成の電力増幅回路の電源として、前段までの回路用電源より高い電圧の電源を別途設けている。さらに、出力ダイナミックレンジを最大にするために電力増幅回路用の基準バイアスとそれより前段の回路用の基準バイアスとを分ける場合は、2種類以上の基準バイアスが必要となる。図12にそのような従来のBTL増幅装置の構成例を示す。
図12において、カップリングコンデンサ101を介して入力端子104に入力される入力信号が非反転増幅回路109に与えられる。また、バイアス回路107の出力電圧VREF11が非反転増幅回路109に基準電圧として与えられる。非反転増幅回路109の出力は互いに等しい増幅率に設定された非反転増幅回路111と反転増幅回路112に入力される。非反転増幅回路111及び反転増幅回路112の出力は、それぞれレベルシフト回路113及び114に入力され、信号の動作点が基準電圧VREF31となるようにレベルシフトが行われる。
レベルシフト回路113及び114の出力は、それぞれ電力増幅回路115及び116に入力される。ここで電力増幅回路115及び116の基準電位は、バイアス回路107の出力電圧VREF11とバイアス回路108の出力電圧VREF21とレベルシフト回路110より作られる基準電圧VREF31に設定される。また、電力増幅回路115及び116の増幅率は互いに等しくなるように設定されている。
電力増幅回路115及び116の出力端子B11及びB21の間にはスピーカ121が接続されている。また、基準バイアス端子105及び106と接地レベルとの間にそれぞれ接続されたコンデンサ102及び103は、出力電圧VREF11及びVREF21をそれぞれ平滑する働きを有する。また、電力増幅回路115及び116の電源端子117は電源119に接続され、電力増幅回路115及び116の接地端子118は接地電位120に接続されている。
このような構成において、電力増幅回路115及び116には非反転増幅回路111と反転増幅回路112とから互いに位相が反転した信号が供給される。つまり、電力増幅回路115からスピーカ121に電力増幅された出力電流が供給される際には、電力増幅回路116がスピーカ121から電流を引き込むように動作し、逆に電力増幅回路116からスピーカ121に電力増幅された出力電流が供給される際には、電力増幅回路115がスピーカ121から電流を引き込むように動作する。
特開2000−174571号公報
上記のBTL増幅装置において、バイアス回路107に接続されるコンデンサ102リーク、あるいは基準バイアス端子105と電源ライン又は接地ラインとの短絡のような異常が発生した場合に、BTL増幅装置から直流オフセット信号が発生してスピーカにオフセット電流が流れる。この場合に、過大なオフセット電流はスピーカの損傷を引き起こすおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するために、基準バイアス端子の電圧異常に起因して発生するスピーカのオフセット電流を比較的簡単な構成で抑えることができるスピーカ保護回路を提供することを目的とする。
本発明によるスピーカ保護回路の構成は、互いに位相が反転した2つの信号が入力される2つの電力増幅回路によってスピーカを駆動するBTL増幅装置のスピーカ保護回路において、前記BTL増幅装置を構成する増幅回路の基準バイアス端子の電圧を予め設定されたしきい値電圧と比較する電圧比較器と、前記2つの電力増幅回路への電流の供給と遮断とを切り替える第1及び第2のスイッチとを備え、前記基準バイアス端子の電圧が前記しきい値電圧より低いときに前記電圧比較器の出力レベルに応じて前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路への電流供給を遮断し前記電力増幅回路による前記スピーカの駆動を停止させることを特徴とする。
本発明によるスピーカ保護回路の別の構成は、互いに位相が反転した2つの信号が入力される2つの電力増幅回路によってスピーカを駆動するBTL増幅装置のスピーカ保護回路において、前記BTL増幅装置を構成する増幅回路の基準バイアス端子の電圧を予め設定されたしきい値電圧と比較する電圧比較器と、前記2つの電力増幅回路の出力と前記スピーカの間に介装された第1及び第2のスイッチとを備え、前記基準バイアス端子の電圧が前記しきい値電圧より低いときに前記電圧比較器の出力レベルに応じて前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路から前記スピーカへの駆動電流を遮断し前記スピーカの駆動を停止させることを特徴とする。
本発明によるスピーカ保護回路の更に別の構成は、互いに位相が反転した2つの信号が入力される2つの電力増幅回路によってスピーカを駆動するBTL増幅装置のスピーカ保護回路において、前記2つの電力増幅回路が、それぞれの増幅動作を停止するミュート回路と、前記ミュート回路を働かせるためのミュート端子とを含み、前記スピーカ保護回路は、前記BTL増幅装置を構成する増幅回路の基準バイアス端子の電圧を予め設定されたしきい値電圧と比較する電圧比較器を備え、前記電圧比較器の出力が前記ミュート端子に接続され、前記基準バイアス端子の電圧が前記しきい値電圧より低いときに、前記電圧比較器の出力レベルに応じて前記2つの電力増幅回路の少なくとも1つの増幅動作を前記ミュート回路によって停止し、前記スピーカの駆動を停止させることを特徴とする。
本発明のスピーカ保護回路によれば、基準バイアス端子に接続される電子部品のリークや基準バイアス端子と接地ラインとの短絡等に起因して基準バイアス端子の電圧が異常に低くなった場合に、スピーカの駆動が直ちに停止する。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
本発明のスピーカ保護回路の好ましい実施形態では、前記基準バイアス端子の電圧をしきい値電圧より高い第2のしきい値電圧と比較する第2の電圧比較器を設け、前記基準バイアス端子の電圧が前記第2のしきい値電圧より高いときに前記第2の電圧比較器の出力レベルに応じて前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路への電流供給を遮断し前記電力増幅回路による前記スピーカの駆動を停止させる。あるいは、前記電力増幅回路から前記スピーカへの駆動電流を遮断し前記スピーカの駆動を停止させる。あるいは、前記2つの電力増幅回路の少なくとも1つの増幅動作を前記ミュート回路によって停止し、前記スピーカの駆動を停止させる。
このような構成とすることにより、基準バイアス端子の電圧が異常に低くなったときだけでなく、異常に高くなったときにもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。異常に高くなる要因として、基準バイアス端子と電源ラインとの短絡等があり得る。この場合も、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
本発明のスピーカ保護回路の別の好ましい実施形態では、入力端子から入力される信号を平滑して直流電圧を出力するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力電圧を第3のしきい値電圧と比較する第3の電圧比較器と、前記ローパスフィルタの出力電圧を前記第3のしきい値電圧より高い第4のしきい値電圧と比較する第4の電圧比較器とをそれぞれ設け、前記ローパスフィルタの出力電圧が前記第3のしきい値電圧より低いか又は前記第4のしきい値電圧より高いときに前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路への電流供給を遮断し前記電力増幅回路による前記スピーカの駆動を停止させる。あるいは、前記電力増幅回路から前記スピーカへの駆動電流を遮断し前記スピーカの駆動を停止させる。あるいは、前記2つの電力増幅回路の少なくとも1つの増幅動作を前記ミュート回路によって停止し、前記スピーカの駆動を停止させる。
このような構成とすることにより、基準バイアス端子の電圧異常が発生したときだけでなく、入力端子の電圧信号の直流成分が異常に低くなったり高くなったりした場合にもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
本発明のスピーカ保護回路の更に別の好ましい実施形態では、前記第1の電圧比較器の出力回路に所定の基準クロックで動作するレジスタを介装し、前記電圧比較器の出力電圧が前記基準クロックに応じて前記レジスタに一旦記憶された後に前記レジスタから出力されることにより、前記基準クロックの周期より短い期間内における前記電圧比較器の出力電圧の変化を後段に伝えないようにしている。
このような構成とすることにより、上記のような各構成の効果に加えて、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化による誤動作を防止し、信頼性が向上する効果が得られる。これは、電圧比較器の出力電圧がチャタリングやノイズ等の影響によって基準クロックの周期より短い期間内に変化しても、その変化がレジスタ回路の出力には伝わらないことによって得られる効果である。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図1において、入力信号はカップリングコンデンサ1を介して入力端子4に与えられ、この入力端子4の信号Vsinが第1の非反転増幅回路9に入力信号として与えられる。第1の非反転増幅回路9の他の入力端子に接続された第1の基準バイアス端子5にはコンデンサ2が接続されている。また、第2の基準バイアス端子6にはコンデンサ3が接続されている。第1の基準電圧(すなわち第1の基準バイアス端子5の電圧)VREF1を出力する第1のバイアス回路7と、第2の基準電圧であるVREF2を出力する第2のバイアス回路8とが設けられ、第1の非反転増幅回路9はVREF1を基準電位とする。また、第1の基準電圧VREF1と第2の基準電圧VREF2とから第3の基準電圧であるVREF3を生成する第1のレベルシフト回路10が設けられている。
さらに、第1の非反転増幅回路9の出力信号を非反転増幅する第2の非反転増幅回路11と、同じ出力信号を反転増幅する反転増幅回路12とが設けられている。第2の非反転増幅回路11の増幅率と反転増幅回路12の増幅率は互いに等しい値に設定されている。第2の非反転増幅回路11の出力信号の動作点が第3の基準電圧VREF3となるようにレベルシフトを行う第2のレベルシフト回路13と、反転増幅回路12から供給される信号の動作点が第3の基準電圧VREF3となるようにレベルシフトを行う第3のレベルシフト回路14とが設けられ、それらの出力は第1及び第2の電力増幅回路15及び16にそれぞれ与えられる。
第1及び第2の電力増幅回路15及び16は、第2及び第3のレベルシフト回路13及び14の出力信号の電力増幅をそれぞれ行う。第1及び第2の電力増幅回路15及び16は互いに等しい増幅率に設定されている。第1及び第2の電力増幅回路15及び16に供給される電源用の電源端子17と接地端子18との間には電源19が接続されている。第1及び第2の電力増幅回路15及び16のそれぞれの出力端子B1及びB2の間にはスピーカ21が接続されている。
また、第1の基準電圧VREF1を予め設定されたしきい値電圧V1と比較する電圧比較器30が設けられ、その出力は第1及び第2のスイッチ素子32及び33のオン・オフ制御信号となる。第1のスイッチ素子32は第1の電力増幅回路15の電源ラインと電源端子17との間に接続され、第2のスイッチ素子33は第2の電力増幅回路16の電源ラインと電源端子17との間に接続されている。
以上のように構成された第1の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。バイアス回路7の出力電圧VREF1を基準電位とする非反転増幅回路9は、カップリングコンデンサ1を介して入力信号を入力する。非反転増幅回路9の出力は、互いに等しい増幅率に設定された非反転増幅回路11及び反転増幅回路12に与えられる。非反転増幅回路11及び反転増幅回路12の出力は、それぞれレベルシフト回路13及び14に入力され、信号の動作点が基準電圧VREF3となるようにレベルシフトが行われる。
レベルシフト回路13及び14の出力は、それぞれ電力増幅回路15及び16に入力される。電力増幅回路15及び16の基準電位は、バイアス回路7の出力電圧VREF1とバイアス回路8の出力電圧VREF2とを入力とするレベルシフト回路10が生成する基準電圧VREF3に設定されている。また、電力増幅回路15及び16の増幅率は互いに等しい値に設定されている。つまり、等しい増幅率を有する2つの電力増幅回路15及び16に位相が互いに反転した2つの信号が入力され、2つの電力増幅回路15及び16の出力間にスピーカ21が接続されたBTL増幅装置が構成されている。
上記のようなBTL増幅装置のスピーカ保護回路は、電圧比較器30、第1及び第2のスイッチ素子32及び33等によって構成されている。電圧比較器30は基準電圧VREF1としきい値電圧V1とを比較し、基準電圧VREF1がしきい値電圧V1以上である場合はハイレベルの電圧を出力する。その結果、スイッチ素子32及び33がオンになり、電力増幅回路15及び16は電源電圧が供給されるので動作状態になる。逆に、基準電圧VREF1がしきい値電圧V1よりも低い場合は、電圧比較器30がローレベルの電圧を出力し、スイッチ素子32及び33がオフになる。その結果、電力増幅回路15及び16は電源供給路が遮断されるので動作が停止する。
また、基準電圧VREF1がしきい値電圧V1以上である場合に動作する電力増幅回路15及び16は、非反転増幅回路11と反転増幅回路12から互いに位相が反転した信号を受けてスピーカを駆動する。基準電圧VREF1がしきい値電圧V1よりも低い場合は、電力増幅回路15及び16が動作しないので、スピーカの駆動が停止する。
すなわち、図1に示された本実施形態に係るスピーカ保護回路によれば、基準バイアス端子5に接続される電子部品2のリークや基準バイアス端子5と接地ラインとの短絡等に起因して基準バイアス端子5の電圧が異常に低くなった場合に、スピーカの駆動を直ちに停止する。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。また、電圧比較器30、第1及び第2のスイッチ素子32及び33等を含む比較的簡単な回路構成でスピーカ保護回路を実現できる。例えば集積回路にスピーカ保護回路を内蔵させることにより、BTL増幅装置全体の小型化に貢献することができる。
なお、電圧比較器30のしきい値電圧V1は、基準バイアス端子5の許容可能な電圧変動を考慮して予め設定されている。つまり、バイアス回路7の構成要素のばらつきによる変動や、基準バイアス端子5または基準バイアス端子5に接続されるコンデンサのリークが微小であり、これらによる出力端子B1及びB2の間に発生するオフセット電圧がスピーカ21に損傷や悪影響を与えない範囲内であれば問題ない。したがって、そのような許容可能な範囲内では電圧比較器30の出力がローレベルにならないようなしきい値電圧V1の値を実験等によってあらかじめ設定するようにしている。
上記実施形態では、電圧比較器30の出力がローレベルの場合にスイッチ素子32及び33を共にオフにすることによって電力増幅回路15及び16への電流供給を遮断し、電力増幅回路15及び16によるスピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力幅回路15及び16のいずれか一方への電流供給を遮断するようにしてもスピーカの駆動を停止することができる。つまり、スイッチ素子32及び33の少なくとも1つをオフにすればよい。
また上記の実施形態おいて、電圧比較器30の出力とスイッチ素子32及び33の制御入力との間にフリップフロップ回路を設けることにより、電圧比較器30の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路を設けることによって、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって、スイッチ素子32及び33が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図2において、図1に示した第1の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図2に示す回路に新たに追加されている部材を中心に説明する。図2に示す回路では、第1の基準電圧VREF1を第2のしきい値電圧V2と比較する第2の電圧比較器34が設けられている。なお、第2のしきい値電圧V2は、第1の電圧比較器30のしきい値電圧(第1のしきい値電圧)V1より大きい値に設定されている。つまり、V1<V2の関係がある。また、第1の電圧比較器30の出力と第2の電圧比較器34の出力との論理積を生成するAND回路36が設けられ、その出力Vcpaがスイッチ素子32及び33の制御入力となっている。
以上のように構成された第2の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図2において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は、図1に示した第1の実施形態の回路と同様である。スイッチ素子32及び33の制御の方法が第1の実施形態と異なっている。基準電圧VREF1は、第1の電圧比較器30によって第1のしきい値電圧V1と比較されると同時に、第2の電圧比較器34によって第2のしきい値電圧V2と比較される。
第1の電圧比較器30の出力電圧は基準電圧VREF1が第1のしきい値電圧V1より低ければローレベルとなり、第2の電圧比較器34の出力電圧は基準電圧VREF1が第2のしきい値電圧V2より高ければローレベルとなる。したがって、第1及び第2の電圧比較器30及び34の出力が入力されるAND回路36の出力電圧Vcpaは、V1≦VREF1≦V2のときにハイレベルとなり、VREF1<V1又はV2<VREF1のときはローレベルとなる。
そして、AND回路36の出力電圧Vcpaがハイレベルの場合は、スイッチ素子32及び33がオンになり、電力増幅回路15及び16に電源電流が供給されるので、電力増幅回路15及び16の動作によってスピーカ21が駆動される。他方、AND回路36の出力電圧Vcpaがローレベルのときは、スイッチ素子32及び33がオフになり、電力増幅回路15及び16に電源電流が供給されないのでスピーカの駆動が停止する。
すなわち、図2に示した第2の実施形態の構成によれば、第1の実施形態の作用に加えて、基準バイアス端子5と電源ラインとの短絡等の要因で基準バイアス端子5の電圧が異常に高くなったときにもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
なお、第1及び第2のしきい値電圧V1及びV2は、許容可能な基準バイアス端子5の電圧変動を考慮して予め設定されている。つまり、バイアス回路7の構成要素のばらつきによる変動や、基準バイアス端子5または基準バイアス端子5に接続されるコンデンサのリークが微小であり、これらによる出力端子B1及びB2の間に発生するオフセット電圧がスピーカ21に損傷や悪影響を与えない範囲内であれば問題ない。したがって、そのような許容可能な範囲内ではAND回路36の出力電圧Vcpaがローレベルにならないような第1及び第2のしきい値電圧V1及びV2の値を実験等によってあらかじめ設定する。
上記の実施形態においては、AND回路36の出力電圧Vcpaがローレベルのときに第1及び第2のスイッチ素子32及び33を共にオフにすることによって電力増幅回路15及び16への電流供給を遮断し、電力増幅回路15及び16によるスピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力幅回路15及び16のいずれか一方への電流供給を遮断するようにしてもスピーカの駆動を停止することができる。つまり、スイッチ素子32及び33の少なくとも1つをオフにすればよい。
また上記の実施形態おいて、AND回路36の出力とスイッチ素子32及び33の制御入力との間にフリップフロップ回路を設けることにより、AND回路36の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路を設けることによって、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって、スイッチ素子32及び33が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
さらに、図2では第1及び第2電圧比較器30及び34とAND回路36からなる構成37は周知のウィンドウコンパレータを形成しているが、このウィンドウコンパレータ37の具体的な構成は図2に例示した回路に限定されるべきものではなく、他の回路構成で同様の機能を有することも可能である。
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図3において、図2に示した第2の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図3に示す回路に新たに追加されている部材を中心に説明する。図3の回路において、ウィンドウコンパレータ37は第2の実施形態で説明したものと同じであり、その具体的な回路構成例が図4(a)に示されている。このウィンドウコンパレータ37と同様の構成を有する第2のウィンドウコンパレータ39が追加されており、この具体的な回路構成例が図4(b)に示されている。
また、入力端子4の信号Vsinを平滑して直流電圧を出力するローパスフィルタ38が設けられ、その出力電圧Vdetが第2のウィンドウコンパレータ39に入力されている。さらに、ウィンドウコンパレータ37の出力Vcpaと第2のウィンドウコンパレータの出力とVcpbの論理積を生成して出力するAND回路40が設けられ、その出力Vcpcがスイッチ素子32及び33の制御入力となっている。
第2のウィンドウコンパレータ39は、図4(b)に示すように、第3の電圧比較器30bと、第4の電圧比較器34bと、AND回路36bとを含む。第3の電圧比較器30bは、ローパスフィルタ38の出力電圧Vdetを第3のしきい値電圧V3と比較し、第4の電圧比較器34bは、ローパスフィルタ38の出力電圧Vdetを第4のしきい値電圧V4と比較する。第4のしきい値電圧V4は、第3のしきい値電圧V3より大きい値に設定されている。つまり、V3<V4の関係がある。第3及び第4の電圧比較器30b及び34bの出力の論理積がAND回路36bで生成され、その出力が第2のウィンドウコンパレータ39の出力としてND回路40に入力される。
以上のように構成された第3の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図3において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図1に示した第1の実施形態の回路と同様である。また、基準電圧VREF1がウィンドウコンパレータ37によって第1及び第2のしきい値電圧V1及びV2と比較され、その出力電圧Vcpaは、V1≦VREF1≦V2の場合にハイレベルとなり、VREF1<V1又はV2<VREF1の場合にローレベルとなる点は図2に示した第2の実施形態の回路と同様である。
本実施形態ではさらに、入力端子4から入力される信号Vsinがローパスフィルタ38によって平滑され、その出力電圧Vdetが第2のウィンドウコンパレータ39に入力される。ウィンドウコンパレータ39はローパスフィルタ38の出力電圧Vdetをしきい値電圧V3及びV4と比較し、比較結果として出力電圧Vcpbを出力する。すなわちV3≦Vdet≦V4の場合に出力電圧Vcpbがハイレベルとなり、Vdet<V3又はV4<Vdetの場合に出力電圧Vcpbがローレベルとなる。
そして、第1のウィンドウコンパレータ37の出力電圧Vcpaと第2のウィンドウコンパレータ39の出力電圧Vcpbが共にハイレベルの場合はAND回路40の出力電圧Vcpcがハイレベルとなるので、第1及び第2のスイッチ素子32及び33がオンになり、第1及び第2の電力増幅回路15及び16に電源電流が供給される。したがって、電第1及び第2の電力増幅回路15及び16は互いに位相反転した信号を受けてスピーカ21を駆動する。他方、第1のウィンドウコンパレータ37の出力電圧Vcpa及び第2のウィンドウコンパレータ39の出力電圧Vcpbの少なくとも1つがローレベルの場合はAND回路40の出力電圧Vcpcがローレベルになるので、第1及び第2のスイッチ素子32及び33がオフになり、第1及び第2の電力増幅回路15及び16に電源電流が供給されない。したがって、スピーカ21の駆動が停止する。
すなわち、図3に示した第3の実施形態の構成によれば、第2の実施形態の作用に加えて、入力端子の電圧Vsinの直流成分が異常に低くなったり高くなったりした場合にもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
なお、第3及び第4のしきい値電圧V3及びV4は、第1及び第2のしきい値電圧V1及びV2と同様に、許容可能な基準バイアス端子5の電圧変動を考慮して予め設定されている。つまり、出力端子B1及びB2の間に発生するオフセット電圧がスピーカ21に損傷や悪影響を与えない範囲内であれば問題ない。したがって、そのような許容可能な範囲内ではAND回路36bの出力電圧Vcpbがローレベルにならないような第3及び第4のしきい値電圧V3及びV4の値を実験等によってあらかじめ設定するようにしている。
上記実施例においては、AND回路40の出力電圧Vcpcがローレベルのときに第1及び第2のスイッチ素子32及び33を共にオフにすることによって電力増幅回路15及び16への電流供給を遮断し、電力増幅回路15及び16によるスピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力幅回路15及び16のいずれか一方への電流供給を遮断するようにしてもスピーカの駆動を停止することができる。つまり、スイッチ素子32及び33の少なくとも1つをオフにすればよい。

また上記の実施形態おいて、AND回路36の出力とスイッチ素子32及び33の制御入力との間にフリップフロップ回路を設けることにより、AND回路36の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路を設けることによって、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって、スイッチ素子32及び33が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第4の実施形態)
図5は本発明の第4の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図5において、図1に示した第1の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図1に示した第1の実施形態と異なる点を中心に本実施形態の説明を行う。図5に示す回路では、図1における第1及び第2のスイッチ素子32及び33が除かれ、代わりに第1のスイッチ素子41が第1の電力増幅回路15の出力とスピーカ21との間に接続されると共に、第2のスイッチ素子42が第2の電力増幅回路16の出力とスピーカ21との間に接続されている。
以上のように構成された第4の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図5において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図1に示した第1の実施形態の回路と同様である。電圧比較器30は基準電圧VREF1としきい値電圧V1とを比較し、基準電圧VREF1がしきい値電圧V1以上である場合はハイレベルの電圧を出力し、第1及び第2のスイッチ素子41及び42をオンにする。これによって電力増幅回路15及び16からスピーカに駆動電流が供給され、スピーカが駆動される。逆に、基準電圧VREF1がしきい値電圧V1よりも低い場合は、ローレベルの電圧が電圧比較器30から出力され、スイッチ素子41及び42がオフになるので電力増幅回路15及び16の出力からスピーカへの駆動電流が遮断され、スピーカが駆動されないようになる。
すなわち、図5に示した第4の実施形態の構成によれば、第1の実施形態と同様に、基準バイアス端子5に接続される電子部品2のリークや基準バイアス端子5と接地ラインとの短絡等に起因して基準バイアス端子5の電圧が異常に低くなった場合に、スピーカの駆動を直ちに停止する。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。また、電圧比較器30、第1及び第2のスイッチ素子41及び42等を含む比較的簡単な回路構成でスピーカ保護回路を実現できる。例えば集積回路にスピーカ保護回路を内蔵させることにより、BTL増幅装置全体の小型化に貢献することができる。
上記の実施形態では、電圧比較器30の出力がローレベルの場合にスイッチ素子41及び42を共にオフにすることによって電力増幅回路15及び16からスピーカ21への駆動電流を遮断してスピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力幅回路15又は16のいずれか一方からスピーカ21への駆動電流を遮断するようにしてもスピーカ21の駆動を停止することができる。つまり、スイッチ素子41及び42の少なくとも1つをオフにすればよい。
また、上記の実施形態において、電圧比較器30の出力とスイッチ素子41及び42の制御入力との間にフリップフロップ回路を設けることにより、電圧比較器30の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路の働きにより、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によってスイッチ素子41及び42が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第5の実施形態)
図6は本発明の第5の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図6において、図5に示した第4の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図5に示す回路に新たに追加されている部材を中心に説明する。図6に示す回路では、第1の基準電圧VREF1を第2のしきい値電圧V2と比較する第2の電圧比較器34が設けられている。なお、第2のしきい値電圧V2は、第1の電圧比較器30のしきい値電圧(第1のしきい値電圧)V1より大きい値に設定されている。つまり、V1<V2の関係がある。また、第1の電圧比較器30の出力と第2の電圧比較器34の出力との論理積を生成するAND回路36が設けられ、その出力Vcpaがスイッチ素子32及び33の制御入力となっている。
以上のように構成された第5の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図6において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図5に示した第4の実施形態の回路と同様である。スイッチ素子41及び42の制御の方法が第4の実施形態と異なっている。基準電圧VREF1は、第1の電圧比較器30によって第1のしきい値電圧V1と比較されると同時に、第2の電圧比較器34によって第2のしきい値電圧V2と比較される。
第1の電圧比較器30の出力電圧は基準電圧VREF1が第1のしきい値電圧V1より低ければローレベルとなり、第2の電圧比較器34の出力電圧は基準電圧VREF1が第2のしきい値電圧V2より高ければローレベルとなる。したがって、第1及び第2の電圧比較器30及び34の出力が入力されるAND回路36の出力電圧Vcpaは、V1≦VREF1≦V2のときにハイレベルとなり、VREF1<V1又はV2<VREF1のときはローレベルとなる。
そして、AND回路36の出力電圧Vcpaがハイレベルの場合は、スイッチ素子41及び42がオンになり、電力増幅回路15及び16からスピーカに駆動電流が供給され、スピーカが駆動される。逆に、出力電圧Vcpaがローレベルの場合は、スイッチ素子41及び42がオフになり、電力増幅回路15及び16からスピーカへの駆動電流が遮断されるので、スピーカの駆動が停止する。
すなわち、図6に示した第5実施形態の構成によれば、第4の実施形態の作用に加えて、基準バイアス端子5と電源ラインとの短絡等の要因で基準バイアス端子5の電圧が異常に高くなったときにもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
上記の実施形態においては、AND回路36の出力電圧Vcpaがローレベルの場合にスイッチ素子41及び42を共にオフにすることによって電力増幅回路15及び16からスピーカへの駆動電流を遮断してスピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力増幅回路15又は16のいずれか一方からスピーカへの駆動電流を遮断するようにしてもピーカの駆動を停止することができる。つまり、スイッチ素子41及び32の少なくとも1つをオフにすればよい。
また上記の実施形態おいて、AND回路36の出力とスイッチ素子41及び42の制御入力との間にフリップフロップ回路を設けることにより、AND回路36の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路を設けることによって、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって、スイッチ素子41及び42が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第6の実施形態)
図7は本発明の第6の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図7において、図6に示した第6の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図6に示す回路に新たに追加されている部材を中心に説明する。図7において、第1のウィンドウコンパレータ37は第2の実施形態(図4(a)参照)で説明したものと同じであり、これと同様の構成(図4(b)参照)を有する2のウィンドウコンパレータ39が追加されている。
また、入力端子4の信号Vsinを平滑して直流電圧を出力するローパスフィルタ38が設けられ、その出力電圧Vdetが第2のウィンドウコンパレータ39に入力されている。さらに、ウィンドウコンパレータ37の出力Vcpaと第2のウィンドウコンパレータの出力とVcpbの論理積を生成して出力するAND回路40が設けられ、その出力Vcpcがスイッチ素子41及び42の制御入力となっている。
第2のウィンドウコンパレータ39は、図3及び図4に示した第3の実施形態と同様に、ローパスフィルタ38の出力電圧Vdetを第3のしきい値電圧V3及び第4のしきい値電圧V4(但し、V3<V4)と比較して比較出力VcpbをAND回路40に入力する。
以上のように構成された第6の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図7において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図5に示した第4の実施形態の回路と同様である。また、基準電圧VREF1がウィンドウコンパレータ37によって第1及び第2のしきい値電圧V1及びV2と比較され、その出力電圧Vcpaは、V1≦VREF1≦V2の場合にハイレベルとなり、VREF1<V1又はV2<VREF1の場合にローレベルとなる点は図6に示した第5の実施形態の回路と同様である。
本実施形態ではさらに、入力端子4から入力される信号Vsinがローパスフィルタ38によって平滑され、その出力電圧Vdetが第2のウィンドウコンパレータ39に入力される。ウィンドウコンパレータ39はローパスフィルタ38の出力電圧Vdetをしきい値電圧V3及びV4と比較し、比較結果として出力電圧Vcpbを出力する。すなわちV3≦Vdet≦V4の場合に出力電圧Vcpbがハイレベルとなり、Vdet<V3又はV4<Vdetの場合に出力電圧Vcpbがローレベルとなる。
そして、第1のウィンドウコンパレータ37の出力電圧Vcpaと第2のウィンドウコンパレータ39の出力電圧Vcpbが共にハイレベルの場合はAND回路40の出力電圧Vcpcがハイレベルとなるので、スイッチ素子41及び42がオンになる。したがって、電力増幅回路15及び16からスピーカに駆動電流が供給され、スピーカ21が駆動される。逆に出力電圧Vcpa及び出力電圧Vcpbの少なくとも1つがローレベルの場合は出力電圧Vcpcがローレベルになりスイッチ素子41及び42がオフになるので、電力増幅回路15及び16の出力からスピーカ21への駆動電流が遮断され、スピーカ21の駆動が停止する。
すなわち、図7に示した第6の実施形態の構成によれば、第5の実施形態の作用に加えて、入力端子の電圧Vsinの直流成分が異常に低くなったり高くなったりした場合にもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
上記の実施形態においては、AND回路40の出力電圧Vcpcがローレベルの場合にスイッチ素子41及び42を共にオフにすることによって電力増幅回路15及び16からスピーカ21への駆動電流を遮断し、スピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力幅回路15又は16のいずれか一方からスピーカへの駆動電流を遮断するようにしてもスピーカの駆動を停止することができる。つまり、スイッチ素子41及び42の少なくとも1つをオフにすればよい。
また上記の実施形態おいて、AND回路40の出力とスイッチ素子41及び42の制御入力との間にフリップフロップ回路を設けることにより、AND回路40の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路を設けることによって、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって、スイッチ素子41及び42が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第7の実施形態)
図8は本発明の第7の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図8において、図1に示した第1の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図1に示した第1の実施形態と異なる点を中心に本実施形態の説明を行う。図8に示す回路では、図1における第1及び第2のスイッチ素子32及び33が除かれている。その代わりに、第1及び第2の電力増幅回路15及び16には増幅動作を停止するミュート回路が含まれ、そのミュート回路を動作させるためのミュート端子43及び44が設けられている。ミュート端子43又は44にローレベルの信号が入力されると、それぞれの電力増幅回路15又は16の増幅動作が停止する。すなわちミュート回路が働く(以下、この状態をミュートオン状態という)。ミュート端子43又は44がハイレベルのときはそれぞれのミュート回路は働かず、電力増幅回路15及び16は通常の動作状態(以下、ミュートオフ状態という)となる。
以上のように構成された第7の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図8において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図1に示した第1の実施形態の回路と同様である。電圧比較器30は基準電圧VREF1としきい値電圧V1とを比較し、基準電圧VREF1がしきい値電圧V1以上である場合はハイレベルの電圧を出力する。したがって、電力増幅回路15及び16はミュートオフ状態となり、互いに位相反転した信号を受けてスピーカ21を駆動する。逆に、基準電圧VREF1がしきい値電圧V1よりも低い場合は、ローレベルの電圧が電圧比較器30から出力されるので、電力増幅回路15及び16はミュートオン状態となり、スピーカ21の駆動が停止される。
すなわち、図8に示した第7の実施形態の構成によれば、第1の実施形態と同様に、基準バイアス端子5に接続される電子部品2のリークや基準バイアス端子5と接地ラインとの短絡等に起因して基準バイアス端子5の電圧が異常に低くなった場合に、スピーカの駆動が直ちに停止する。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。また、電圧比較器30を含む比較的簡単な回路構成でスピーカ保護回路を実現できる。例えば集積回路にスピーカ保護回路を内蔵させることにより、BTL増幅装置全体の小型化に貢献することができる。
上記の実施形態においては、電圧比較器30の出力がローレベルの場合に電力増幅回路15及び16を共にミュートオン状態にすることによってスピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力幅回路15又は16のいずれか一方のみをミュートオン状態にすることによってスピーカの駆動を停止することができる。つまり、電力幅回路15及び16の少なくとも1つをミュートオン状態にすればよい。
また、上記の実施形態において、電圧比較器30の出力とミュート端子43及び44との間にフリップフロップ回路を設けることにより、電圧比較器30の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路の働きにより、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって電力増幅回路15及び16に備えられたミュート回路が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第8の実施形態)
図9は本発明の第8の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図9において、図8に示した第7の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図8に示すスピーカ保護回路に新たに追加されている部材のみを説明する。図9に示す回路では、第1の基準電圧VREF1を第2のしきい値電圧V2と比較する第2の電圧比較器34が設けられている。第2のしきい値電圧V2は、第1の電圧比較器30のしきい値電圧(第1のしきい値電圧)V1より大きい値に設定されている。つまり、V1<V2の関係がある。また、第1の電圧比較器30の出力と第2の電圧比較器34の出力との論理積を生成するAND回路36が設けられ、その出力Vcpaが電力増幅回路15及び16のミュート端子43及び44に接続されている。
以上のように構成された第8の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図9において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図8に示した第7の実施形態の回路と同様である。電力増幅回路15及び16に備えられたミュート回路の制御方法が異なっている。基準電圧VREF1は、第1の電圧比較器30によって第1のしきい値電圧V1と比較されると同時に、第2の電圧比較器34によって第2のしきい値電圧V2と比較される。
第1の電圧比較器30の出力電圧は基準電圧VREF1が第1のしきい値電圧V1より低ければローレベルとなり、第2の電圧比較器34の出力電圧は基準電圧VREF1が第2のしきい値電圧V2より高ければローレベルとなる。したがって、第1及び第2の電圧比較器30及び34の出力が入力されるAND回路36の出力電圧Vcpaは、V1≦VREF1≦V2のときにハイレベルとなり、VREF1<V1又はV2<VREF1のときはローレベルとなる。
そして、AND回路36の出力電圧Vcpaがハイレベルの場合は電力増幅回路15及び16が共にミュートオフ状態となり、電力増幅回路15及び16の出力信号(駆動電流)がスピーカに供給され、スピーカを駆動する。逆に、出力電圧Vcpaがローレベルの場合は、電力増幅回路15及び16が共にミュートオン状態となり、電力増幅回路15及び16によるスピーカ21の駆動が停止する。
すなわち、図9に示した第8の実施形態の構成によれば、第7の実施形態の作用に加えて、基準バイアス端子5と電源ラインとの短絡等の要因で基準バイアス端子5の電圧が異常に高くなったときにもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
上記の実施形態においては、AND回路36の出力電圧Vcpaがローレベルの場合に、電力増幅回路15及び16を共にミュートオン状態にすることによってスピーカの駆動を停止する。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力幅回路15及び16のいずれか一方をミュートオン状態にすることによってスピーカの駆動を停止することができる。つまり、電力幅回路15及び16の少なくとも1つをミュートオン状態にすればよい。
また上記の実施形態において、AND回路36の出力とミュート端子43及び44との間にフリップフロップを設けることにより、AND回路36の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路の働きにより、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって電力増幅回路15及び16に備えられたミュート回路が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第9の実施形態)
図10は本発明の第9の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図10において、図9に示した第8の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図9に示す回路に新たに追加されている部材を中心に説明する。図10において、第1のウィンドウコンパレータ37は第2の実施形態(図4(a)参照)で説明したものと同じであり、これと同様の構成(図4(b)参照)を有する第2のウィンドウコンパレータ39が追加されている。
また、入力端子4の信号Vsinを平滑して直流電圧を出力するローパスフィルタ38が設けられ、その出力電圧Vdetが第2のウィンドウコンパレータ39に入力されている。さらに、ウィンドウコンパレータ37の出力Vcpaと第2のウィンドウコンパレータ39の出力とVcpbの論理積を生成して出力するAND回路40が設けられ、その出力Vcpcが電力幅回路15及び16のミュート端子43及び44に接続されている。
第2のウィンドウコンパレータ39は、図3及び図4に示した第3の実施形態と同様に、ローパスフィルタ38の出力電圧Vdetを第3のしきい値電圧V3及び第4のしきい値電圧V4(但し、V3<V4)と比較して比較出力VcpbをAND回路40に入力する。
以上のように構成された第9の実施形態に係るスピーカ保護回路の動作を次に説明する。図10において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図8に示した第7の実施形態の回路と同様である。また、基準電圧VREF1がウィンドウコンパレータ37によって第1及び第2のしきい値電圧V1及びV2と比較され、その出力電圧Vcpaは、V1≦VREF1≦V2の場合にハイレベルとなり、VREF1<V1又はV2<VREF1の場合にローレベルとなる点は図9に示した第8の実施形態の回路と同様である。
本実施形態ではさらに、入力端子4から入力される信号Vsinがローパスフィルタ38によって平滑され、その出力電圧Vdetが第2のウィンドウコンパレータ39に入力される。ウィンドウコンパレータ39はローパスフィルタ38の出力電圧Vdetをしきい値電圧V3及びV4と比較し、比較結果として出力電圧Vcpbを出力する。すなわちV3≦Vdet≦V4の場合に出力電圧Vcpbがハイレベルとなり、Vdet<V3又はV4<Vdetの場合に出力電圧Vcpbがローレベルとなる。
そして、第1のウィンドウコンパレータ37の出力電圧Vcpaと第2のウィンドウコンパレータ39の出力電圧Vcpbが共にハイレベルの場合はAND回路40の出力電圧Vcpcがハイレベルとなるので、電力増幅回路15及び16が共にミュートオフ状態となり、電力増幅回路15及び16の出力信号(駆動電流)がスピーカに供給され、スピーカを駆動する。逆に、出力電圧Vcpa及び出力電圧Vcpbの少なくとも1つがローレベルの場合はAND回路40の出力電圧Vcpcがローレベルとなるので、電力増幅回路15及び16が共にミュートオン状態となり、電力増幅回路15及び16によるスピーカ21の駆動が停止する。
すなわち、図10に示した第9の実施形態の構成によれば、第8の実施形態の作用に加えて、入力端子の電圧Vsinの直流成分が異常に低くなったり高くなったりした場合にもスピーカの駆動を直ちに停止することができる。その結果、スピーカに流れるオフセット電流が抑えられ、過大なオフセット電流によってスピーカの損傷を引き起こすおそれを回避できる。
上記の実施形態においては、AND回路40の出力電圧Vcpcがローレベルの場合に電力増幅回路15及び16を共にミュートオン状態にすることによってスピーカの駆動を停止している。しかし、スピーカ21は電力増幅回路15及び16のBTL構成によって駆動されているので、電力増幅回路15又は16のいずれか一方のみをミュートオン状態にすることによってスピーカの駆動を停止することができる。つまり、電力増幅回路15及び16の少なくとも1つをミュートオン状態にすればよい。
また上記において、AND回路40とミュート端子43及び44との間にフリップフロップ回路を設けることにより、AND回路40の出力がチャタリングやノイズ等の影響を受けにくいようにすることも可能である。つまり、フリップフロップ回路の働きにより、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって電力増幅回路15及び16に備えられたミュート回路が応答(誤動作)しないように構成することが可能である。
(第10の実施形態)
図11は本発明の第10の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。図11において、図1に示した第1の実施形態と同じ部材には同一の符号を付して重複説明を省略する。図10に示す回路に新たに追加されている部材を中心に説明する。図11に示す回路では、レジスタ回路45が設けられ、そのクロック入力端子46に所定の基準クロックが入力される。
図11において、入力信号からレベルシフト回路13及び14までの回路動作、そして第1及び第2の電力増幅回路15及び16によってスピーカ21が駆動される動作は図1に示した第1の実施形態の回路と同様である。スイッチ素子32及び33の制御の方法が第1の実施形態と異なっている。すなわち、第1の実施形態のように電圧比較器30の出力がそのままスイッチ素子32及び33の制御信号入力となるのではなく、電圧比較器30の出力とスイッチ素子32及び33の制御信号入力との間にレジスタ回路45が介装されている。レジスタ回路45はクロック入力端子46に与えられる基準クロックに応じて一定周期で入力信号を一旦記憶した後、出力端子から出力する。
上記のような構成によれば、電圧比較器30の出力電圧がチャタリングやノイズ等の影響によって基準クロックの周期より短い期間内に変化しても、その変化がレジスタ回路45の出力(すなわちスイッチ素子32及び33の制御入力)には伝わらない。したがって、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化によって、スイッチ素子32及び33が応答(誤動作)することを回避できる。
すなわち、図11に示した第10の実施形態の構成によれば、第1の実施形態の作用に加えて、ノイズのようなごく短い時間のレベル変化による誤動作を防止し、信頼性の高いスピーカ保護回路を提供することができる。
本実施形態のレジスタ回路45を用いた構成は、第1の実施形態との組み合わせだけでなく、第4又は第7の実施形態と組み合わせてもよい。この場合も、上記のような効果が得られ、ノイズに強く信頼性の高いスピーカ保護回路を実現することができる。
以上、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明したが、本発明は、これら実施形態に限定されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに、種々の変形が可能である。
以上に説明したように、本発明のスピーカ保護回路は、BTL構成の増幅装置において、増幅装置が駆動するスピーカを保護するための回路として有益である。
本発明の第1の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 図3の回路図中のウィンドウコンパレータの具体的な回路構成の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第5の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第6の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第7の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第8の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第9の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 本発明の第9の実施形態に係るスピーカ保護回路を含むBTL増幅装置の回路図である。 従来のBTL増幅装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 カップリングコンデンサ
4 入力端子
5 第1の基準バイアス端子
6 第2の基準バイアス端子
7 第1のバイアス回路
8 第2のバイアス回路
9 第1の非反転増幅回路
10 第1のレベルシフト回路
11 第2の非反転増幅回路
12 第1の反転増幅回路
13 第2のレベルシフト回路
14 第3のレベルシフト回路
15 第1の電力増幅回路
16 第2の電力増幅回路
17 電源端子
18 接地端子
21 スピーカ
30 第1の電圧比較器
30b 第3の電圧比較器
32 第1のスイッチ素子
33 第2のスイッチ素子
34 第2の電圧比較器
34b 第4の電圧比較器
36 AND回路
36b AND回路
37 第1のウィンドウコンパレータ
38 ローパスフィルタ
39 第2のウィンドウコンパレータ
40 AND回路
41 第3のスイッチ素子
42 第4のスイッチ素子
43 第1のミュート端子
44 第2のミュート端子
45 第1のレジスタ
46 第1の基準クロック入力端子
101 カップリングコンデンサ
104 入力端子
105 基準バイアス端子
106 基準バイアス端子
107 バイアス回路
108 バイアス回路
109 非反転増幅回路
110 レベルシフト回路
111 非反転増幅回路
112 反転増幅回路
113 レベルシフト回路
114 レベルシフト回路
115 電力増幅回路
116 電力増幅回路
117 電源端子
118 接地端子
121 スピーカ
B1 出力端子
B2 出力端子
B11 出力端子
B21 出力端子

Claims (10)

  1. 互いに位相が反転した2つの信号が入力される2つの電力増幅回路によってスピーカを駆動するBTL増幅装置のスピーカ保護回路であって、
    前記BTL増幅装置を構成する増幅回路の基準バイアス端子の電圧を予め設定されたしきい値電圧と比較する電圧比較器と、前記2つの電力増幅回路への電流の供給と遮断とを切り替える第1及び第2のスイッチとを備え、
    前記基準バイアス端子の電圧が前記しきい値電圧より低いときに前記電圧比較器の出力レベルに応じて前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路への電流供給を遮断し前記電力増幅回路による前記スピーカの駆動を停止させることを特徴とするスピーカ保護回路。
  2. 前記基準バイアス端子の電圧をしきい値電圧より高い第2のしきい値電圧と比較する第2の電圧比較器を設け、前記基準バイアス端子の電圧が前記第2のしきい値電圧より高いときに前記第2の電圧比較器の出力レベルに応じて前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路への電流供給を遮断し前記電力増幅回路による前記スピーカの駆動を停止させる
    請求項1記載のスピーカ保護回路。
  3. 入力端子から入力される信号を平滑して直流電圧を出力するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力電圧を第3のしきい値電圧と比較する第3の電圧比較器と、前記ローパスフィルタの出力電圧を前記第3のしきい値電圧より高い第4のしきい値電圧と比較する第4の電圧比較器とをそれぞれ設け、前記ローパスフィルタの出力電圧が前記第3のしきい値電圧より低いか又は前記第4のしきい値電圧より高いときに前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路への電流供給を遮断し前記電力増幅回路による前記スピーカの駆動を停止させる
    請求項1記載のスピーカ保護回路。
  4. 互いに位相が反転した2つの信号が入力される2つの電力増幅回路によってスピーカを駆動するBTL増幅装置のスピーカ保護回路であって、
    前記BTL増幅装置を構成する増幅回路の基準バイアス端子の電圧を予め設定されたしきい値電圧と比較する電圧比較器と、前記2つの電力増幅回路の出力と前記スピーカの間に介装された第1及び第2のスイッチとを備え、
    前記基準バイアス端子の電圧が前記しきい値電圧より低いときに前記電圧比較器の出力レベルに応じて前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路から前記スピーカへの駆動電流を遮断し前記スピーカの駆動を停止させることを特徴とするスピーカ保護回路。
  5. 前記基準バイアス端子の電圧をしきい値電圧より高い第2のしきい値電圧と比較する第2の電圧比較器を設け、前記基準バイアス端子の電圧が前記第2のしきい値電圧より高いときに前記第2の電圧比較器の出力レベルに応じて前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路から前記スピーカへの駆動電流を遮断し前記スピーカの駆動を停止させる
    請求項4記載のスピーカ保護回路。
  6. 入力端子から入力される信号を平滑して直流電圧を出力するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力電圧を第3のしきい値電圧と比較する第3の電圧比較器と、前記ローパスフィルタの出力電圧を前記第3のしきい値電圧より高い第4のしきい値電圧と比較する第4の電圧比較器とをそれぞれ設け、前記ローパスフィルタの出力電圧が前記第3のしきい値電圧より低いか又は前記第4のしきい値電圧より高いときに前記第1及び第2のスイッチの少なくとも1つをオフにすることによって前記電力増幅回路から前記スピーカへの駆動電流を遮断し前記スピーカの駆動を停止させる
    請求項4記載のスピーカ保護回路。
  7. 互いに位相が反転した2つの信号が入力される2つの電力増幅回路によってスピーカを駆動するBTL増幅装置のスピーカ保護回路であって、
    前記2つの電力増幅回路が、それぞれの増幅動作を停止するミュート回路と、前記ミュート回路を働かせるためのミュート端子とを含み、
    前記スピーカ保護回路は、前記BTL増幅装置を構成する増幅回路の基準バイアス端子の電圧を予め設定されたしきい値電圧と比較する電圧比較器を備え、前記電圧比較器の出力が前記ミュート端子に接続され、
    前記基準バイアス端子の電圧が前記しきい値電圧より低いときに、前記電圧比較器の出力レベルに応じて前記2つの電力増幅回路の少なくとも1つの増幅動作を前記ミュート回路によって停止し、前記スピーカの駆動を停止させることを特徴とするスピーカ保護回路。
  8. 前記基準バイアス端子の電圧をしきい値電圧より高い第2のしきい値電圧と比較する第2の電圧比較器を設け、前記基準バイアス端子の電圧が前記第2のしきい値電圧より高いときに前記第2の電圧比較器の出力レベルに応じて前記2つの電力増幅回路の少なくとも1つの増幅動作を前記ミュート回路によって停止し、前記スピーカの駆動を停止させる
    請求項7記載のスピーカ保護回路。
  9. 入力端子から入力される信号を平滑して直流電圧を出力するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力電圧を第3のしきい値電圧と比較する第3の電圧比較器と、前記ローパスフィルタの出力電圧を前記第3のしきい値電圧より高い第4のしきい値電圧と比較する第4の電圧比較器とをそれぞれ設け、前記ローパスフィルタの出力電圧が前記第3のしきい値電圧より低いか又は前記第4のしきい値電圧より高いときに前記2つの電力増幅回路の少なくとも1つの増幅動作を前記ミュート回路によって停止し、前記スピーカの駆動を停止させる
    請求項7記載のスピーカ保護回路。
  10. 前記第1の電圧比較器の出力回路に所定の基準クロックで動作するレジスタを介装し、前記電圧比較器の出力電圧が前記基準クロックに応じて前記レジスタに一旦記憶された後に前記レジスタから出力されることにより、前記基準クロックの周期より短い期間内における前記電圧比較器の出力電圧の変化を後段に伝えないようにした
    請求項1,4又は7記載のスピーカ保護回路。
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