JP2007086094A - 筐体カバーおよび用紙搬送装置、用紙処理装置 - Google Patents

筐体カバーおよび用紙搬送装置、用紙処理装置 Download PDF

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Abstract

【目的】操作が容易で上空に大きなスペースを必要とせず、1個のインターロックスイッチで開閉検知が可能な装置筐体のカバーを提供し、また、この筐体カバーを適用することにより、ジャム処理がしやすい用紙搬送装置および用紙処理装置を提供する。
【構成】隣接する複数のカバー板を有し、各カバー板は一端側に回動軸を有し、他端側を自由端として旋回させることにより開閉する。この複数のカバー板は、カバー板どうしが互いに隣接する部分において、一方のカバー板の一端側の部分の上方に、他方のカバー板の他端側の部分が重なっている重ね部を形成させ、一方のカバー板を旋回させると他方のカバー板も旋回するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、機械装置の外側を覆う筐体の上面に設けられ、筐体の上面開口をふさぐとともに、旋回することにより上面開口を開放する筐体カバーに関し、さらにこの筐体内において用紙を搬送する用紙搬送装置に関し、さらに搬送される用紙に対して必要に応じて印刷、綴じ、折り、折り目付け、裁断、穿孔等の処理を行う用紙処理装置に関する。
多くの機械装置において、装置の設定変更やエラー処理、部品交換、その他メンテナンス等の際に、この機械装置の外側を覆う筐体に設けられた開口をふさぐ筐体カバーを開いて開口を開放し、機械装置内部にアクセスすることができるようになっている。特に略水平に用紙を搬送しながら必要に応じて適宜の処理を行う用紙処理装置では、装置上面に開口を設け、これを開放することにより搬送路に詰まった用紙を取り除いたり、機械装置内部のメンテナンスができるようになっている。このような装置上面の筐体カバーの多くは、一端が回動軸に支持され、他端を自由端として回動軸を中心に旋回可能に構成し、この回動によって筐体カバーを開放状態とするようになっている。図15はこのような筐体カバーを示す図で、装置筐体101の上面にカバー板102が設けられ、回動軸103を中心に旋回することにより、装置上面を開放可能になっている(例えば特許文献1参照)。
特開平7−137478号公報(図12)
しかし、装置が大型化して、特に水平方向の寸法が大きくなると、1枚のカバー板で装置上面を覆うような構成では、このカバー板の水平方向寸法が長くなるから、カバー板の旋回半径が大きくなる。カバー板を開放するためにはカバー板を90°以上旋回しなければカバーの自重によりカバー板が閉じてしまうので、カバー板が90°以上旋回できるように、装置上空のスベースが必要である。カバー板の大型化によって、この上空スペースが大きくとらなければならないので、スペースの有効活用ができず、さらにこのカバー板を持ち上げる運動量も大きくなるので開閉しづらくなるという問題がある。特に略水平方向に用紙の搬送路を持つ用紙処理装置の場合は、用紙がどこで詰まっても取り除けるように、搬送長さ方向すべてにわたって開放可能とする必要があるので、装置上空により大きなスペースが必要になる。
図16に示すように、カバー板を2枚に分割して配置すれば、カバー板を高く持ち上げる必要はない。しかし、カバー板を開放することにより機械装置の危険部や可動部に手が触れるため、カバー板が開いている状態で装置が作動しないようにインターロック機構が必要であり、これをそれぞれのカバー板に設けなければならない。インターロックスイッチは高価なので、これを複数設けることにより、コストが高くなってしまうという問題がある。2つのカバー板の開閉状態検知を一つのインターロックスイッチで兼用する方法が種々提案されているが、例えばリンク機構などを構成して、一方のカバー板を閉じなければ他方のカバー板を閉じることができないようにするなど、複雑な機構を必要とするという問題もある。
さらに図17は、上面のカバー板301と間隔をおいて下方に搬送路302が配置されていて、このカバー板301と搬送路302との間に機械装置を構成する機構の一部である構成体303を有する装置において、搬送路302のジャム処理を可能とするとともに、設定の変更やメンテナンスのために構成体303の上面をも開放可能とした搬送装置である。この搬送装置において、構成体303の上面を開放するには図18のようにカバー板301を開けばよいが、さらに搬送路302をジャム処理のために開放するには、図19のようにカバー板301を開き、さらに構成体303を旋回させなければならないので、旋回操作が2回必要になってわずらわしい。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、構成が簡単でコストが安く、操作も容易で上空に大きなスペースを必要とせず、安全性も高い装置の筐体カバーを提供し、また、この筐体カバーを適用することにより、ジャム処理がしやすい用紙搬送装置および用紙処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の筐体カバーおよび用紙搬送装置、用紙処理装置は、下記の構成を有する。
第1の構成は、機械装置の外側を覆う筐体の上面に設けられ、一端付近に設けられた回動軸を中心に他端を上方に旋回させて開放状態とすることにより筐体の上面から内部の機械装置の一部に接近又は接触することを可能とするカバー板を複数有する筐体カバーであって、この複数のカバー板は、カバー板どうしが互いに隣接する部分において、一方のカバー板の一端側の部分の上方に、他方のカバー板の他端側の部分が重なっている重ね部を形成していることを特徴とする筐体カバーである。
第2の構成は、第1の構成における一方のカバー板を旋回させると、この一方のカバー板の一端側に重なった他方のカバー板の他端が、一方のカバー板の上面を滑動しながら旋回することを特徴とする筐体カバーである。
第3の構成は、第2の構成における他方のカバー板の他端には、一方のカバー板の上面に対し滑り接触する滑り部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の筐体カバーである。
第4の構成は、第1ないし第3の構成における複数のカバー板は、旋回角度が90°を越えた静止位置において、その静止位置を越えて旋回しないように構成され、前記一方のカバー板がこの静止位置にあるとき、他方のカバー板の旋回角度は90°未満であることを特徴とする筐体カバーである。
第5の構成は、第1ないし第4の構成における複数のカバー板のうち、一端側に重ね部を有しないカバー板の開閉状態を検知するインターロックスイッチが設けられていることを特徴とする筐体カバーである。
第6の構成は、第1ないし第5の構成の筐体カバーを上面に有し、その筐体内において用紙を搬送する略水平な搬送路を有することを特徴とする用紙搬送装置である。
第7の構成は、第6の構成における用紙搬送装置が、前記搬送路の上方に、用紙搬送装置を構成するための機構の一部である上方構成体をさらに有し、前記搬送路は、用紙搬送ラインの上方に配置された上方挟持体と、用紙搬送ラインの下方に配置された下方挟持体とを有し、この上方挟持体と下方挟持体とで用紙を挟持して搬送するように構成され、前記カバー板を開放することにより、前記上方構成体の少なくとも一部に接近又は接触することが可能であるとともに、複数のカバー板のうちの少なくとも一つと、このカバー板の回動軸と、上方構成体と、上方挟持体とを一体に旋回可能とする旋回体が設けられ、この旋回体を旋回することにより搬送路を開放することを特徴とする用紙搬送装置である。
第8の構成は、第6または第7の構成に加えて、前記搬送路を搬送される用紙に処理を行う処理部を有し、前記上方挟持体は、前記処理部のうち用紙搬送ラインの上方に配置された部分である上方処理部を含むことを特徴とする用紙処理装置である。
第9の構成は、第6の構成における用紙搬送装置が、筐体内の上下に間隔をおいてそれぞれ略水平な上搬送路、下搬送路とを有し、上搬送路の用紙搬送ラインの上方に配置された上搬送路上方挟持体と、上搬送路の用紙搬送ラインの下方に配置された上搬送路下方挟持体と、下搬送路の用紙搬送ラインの上方に配置された下搬送路上方挟持体と、下搬送路の用紙搬送ラインの下方に配置された下搬送路下方挟持体とを有し、上搬送路においては上搬送路上方挟持体と上搬送路下方挟持体とで用紙を挟持して搬送し、下搬送路においては下搬送路上方挟持体と下搬送路下方挟持体とで用紙を挟持して搬送するように構成され、前記カバー板のうち少なくとも一つは、この上搬送路上方挟持体と一体に旋回することにより前記上搬送路を開放する上搬送路開放カバー板であって、この上搬送路開放カバー板はその一端側に前記重ね部を有し、さらにこの上搬送路開放カバー板と、上搬送路開放カバー板の回動軸と、上搬送路上方挟持体と、上搬送路下方挟持体と、下搬送路上方挟持体とを一体に旋回可能とする旋回体が設けられ、この旋回体を旋回することにより前記した搬送路を開放することを特徴とする用紙搬送装置である。
第10の構成は、第9の構成に加えて、上搬送路または下搬送路を搬送される用紙に処理を行う処理部を有し、前記上搬送路上方挟持体および下搬送路上方挟持体のうち少なくとも一方は、前記処理部のうち上搬送路または下搬送路における用紙搬送ラインの上方に配置された部分である上方処理部を含むことを特徴とする用紙処理装置。
本発明の第1ないし第5の構成によれば、一方のカバー板を旋回させて開くことにより、この一方のカバー板に隣接し、互いに重ね部を形成する他方のカバー板も開く。したがって、互いに重ね部を形成して並列配置された複数のカバー板のうち、最も端部に配置されていて、かつ回動軸側にカバー板が隣接していないカバー板(回動軸側カバー板)の開閉を検知するインターロックスイッチを設けておけば、複数のカバー板のうちどのカバー板を開いても回動軸側カバー板は開くことになるので、インターロックスイッチが1つで済む。また、カバーが複数に分かれているので装置上空に大きな空間を必要としないので、スペースの有効活用ができる。また、複数のカバー板の一部を重ねただけというきわめて簡単な構成であるので、安価で故障の虞がなく安全な筐体カバーが得られる。
特に第3の構成によれば、一方のカバー板の上面と他方のカバー板の他端との接触スライド移動が滑り部材によってスムーズになり、また、第4の構成によれば、一方のカバー板を閉じることにより、他方のカバー板も閉じるので、閉じ動作時も1回の動作で済むのでより操作性が向上する。
さらに本発明の第6ないし第10の構成によれば、用紙搬送装置の搬送路の開放が1回の旋回動作で済むため操作が簡単であり、インターロックスイッチも1つで済む。特に第7ないし第8の構成によれば、搬送路の上方に機械を構成する機構の一部である構成体が配置されている場合、構成体の上面の開放及び搬送路の開放どちらも1回の旋回操作で可能であり、第9ないし第10の構成によれば、略水平な搬送路が上下に間隔をおいて配置されている場合、上方の搬送路も下方の搬送路もどちらも1回の旋回操作で開放可能である。
このように本発明においては、構成が簡単でコストが安い筐体カバーが得られ、また、この筐体カバーを適用することにより、ジャム処理がしやすい用紙搬送装置、用紙処理装置が得られるという効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。なお、背景技術と同一の形状・機能を有する部材・構成には同一の符号を用い、その詳細な説明は省略する。
まず本発明の第1実施形態を示す。図1ないし図3は本発明の第1実施形態の筐体カバー1および、これを適用した用紙搬送装置51を示す正面図で、図4はその上面図である。図1に示すように、この用紙搬送装置51は筐体2に覆われ、その内部に用紙を搬送する搬送路52を有している。用紙は入紙口54から排紙口55に向かって1枚ずつ、もしくは複数枚束の状態で搬送される。入紙口54側には、この用紙搬送装置51に入る前段階の処理を行う前装置91が連結される。排紙口55側には、この用紙搬送装置51から排出された後段階の処理を行う後装置92か、もしくは排出された用紙を積載する積載装置93が連結される。さらにこの用紙搬送装置51には、搬送路52を駆動制御する制御部56が設けられている。なお、前装置91に代えて、筐体2内に用紙を1枚ずつ給送する給紙装置を設け、搬送路52に供給するようにしても良い。
筐体カバー1はこの筐体2の上面に設けられ、第1カバー板11と、第2カバー板12の、計2枚のカバー板で構成されている。第1カバー板11の一端側11aには、回動軸11bが設けられ、他端側11cを上方に引き上げることにより、回動軸11bを中心に旋回可能になっている。同様に、第2カバー板12の一端側12aには、回動軸12bが設けられ、他端側12cを上方に引き上げることにより、回動軸12bを中心に旋回可能になっている。
そして、第1カバー板11の一端側11a付近の部分の上方には、第2カバー板12の他端側12c付近の部分が重なっている重ね部13を形成している。また、この2枚のカバー板のうち、一端側に重ね部を有しない第2カバー板12の下方には、この第2カバー板12の開閉状態を検知するインターロックスイッチ14が設けられている。第2カバー板12は閉状態において、カバー板下面でこのインターロックスイッチ14を押してONとしている。図2は第2カバー板を旋回させて開いた状態を示す。図2のように第2カバー板12の他端側12cを上方に引き上げて旋回させると、第2カバー板12が開く。この第2カバー板12は旋回角度が90°を越えた位置(図2の位置)を静止位置とし、図示しないストッパ等によってそれ以上旋回しないようになっている。
そしてこの第2カバー板12を開くと、カバー板下面がインターロックスイッチ14から離間してスイッチを押すことができなくなるのでOFFとなる。このインターロックスイッチ14のON、OFF信号が制御部56に送られ、制御部56はインターロックスイッチ14がOFFであれば、搬送路52を駆動しないようになっている。
図3は第1カバー板11を旋回させて開いた状態を示す。図3のように第1カバー板11の他端側11cを上方に引き上げて旋回させると、第2カバー板12の他端側12cは第1カバー板11上面を滑動することによりこちらも上方に旋回される。従って第1カバー板11を旋回すると第2カバー板12も旋回し、インターロックスイッチ14はOFFとなる。
第1カバー板11は、旋回角度が90°を越えた位置(図3の位置)を静止位置とし、図示しないストッパ等によってそれ以上旋回しないようになっている。第1カバー板11がこの静止位置にあるとき、第2カバー板12の旋回角度は90°に満たず、その他端側12cが第1カバー板11の上面に当接してもたれかかっている。したがってこのまま第1カバー板11を閉じると、第2カバー板12もその他端側12cが第1カバー板上面を滑動して、図1のように第1カバー板11、第2カバー板12がともに閉じている状態になる。
これらの構成により、第1カバー板11、第2カバー板12のいずれかが開いていると、インターロックスイッチ14がOFFになることから、1つのインターロックスイッチによって2枚のカバー板のいずれかが開き状態であることが検知可能であるので、第1カバー板11、第2カバー板12それぞれに対応してインターロックスイッチを設ける必要がない。従って構成を複雑にすることなく、2枚のカバー板がインターロックスイッチ14を共用することができる。また、第1カバー板11を旋回させると第2カバー板12も旋回するが、その後第1カバー板11を閉じると第2カバー板12も閉じるから、閉じる作業を2度行う必要がない。
さらに、第1カバー板11、第2カバー板12ともに完全に開きたい場合は、どちらも90°を越えた静止位置まで旋回させる。そうすれば用紙搬送装置51の上面を完全に開放することができる。また、用紙搬送装置51の上空には、この第1カバー板11および第2カバー板12の旋回に要する空間を確保すればよいので、1枚の大きなカバー板を旋回させる場合に比べて上空スペースが少なくてすみ、スペースを有効に活用することができる。また、カバー板を90°満たない旋回角度で静止させるための高価なダンパ等も必要がない。
第2カバー板12の他端側12cには、滑り部材15が設けられている。この滑り部材15は、滑りやすく磨耗が少ないポリアセタール、ナイロン等の樹脂材料で形成されており、第1カバー11の上面に接触するように設けられている。第1カバー板11の旋回に応じて、第2カバー板12の他端側12cが第1カバー板11の上面を滑動する時、この滑り部材15が第1カバー板11の上面を滑動するので、滑動がスムーズになる。従って第1カバー板11の開閉がスムーズになり、第1カバー板が11の表面の磨耗等の問題がなくなる。
図4のように、この滑り部材15は、第2カバー板12の他端側12cの、用紙搬送方向に直交する方向の両端に設けられている。こうすることにより、滑り部材15と第1カバー板11の上面との摩擦接触面積を最小限に抑えることができる。また図4に示すように、筐体2は手前側壁部2aと奥側壁部2bを有しており(図1ないし図3では省略している)、回動軸11a、11bはこの手前側壁部2aと奥側壁部2bに支持されている。
なお、図1に示すように本発明の第1実施形態は、用紙搬送装置51の構成に加えて、この搬送路52で搬送される用紙に対し、必要に応じて適宜の処理を行う処理部53を有し、制御部56は搬送路52に加えて処理部53の駆動制御をも行い、インターロックスイッチ14がOFFであれば、この制御部53も駆動しないようにした用紙処理装置51uであってもよい。適宜の処理とは、用紙に印刷を行う印刷処理、穴を開ける穿孔処理、裁断を行う裁断処理、ステープル綴じや糊綴じ等を行う綴じ処理、複数の用紙の端部を揃える整合処理、用紙を折る折処理、折り目をつける折目付け処理等が挙げられ、処理部53にはこれらの処理のうちの1つを行う装置または、いくつかを組み合わせて行う装置が適用される。
続いて本発明の第2実施形態の筐体カバー1aを有する用紙搬送装置51aを説明する。第1実施形態と同一の形状および機能の部品には同一の番号を付して、その詳細な説明は一部省略する。
図5および図6は本発明の第2実施形態の筐体カバー1aを有する用紙搬送装置51aを示す図である。図5に示すのように、この筐体カバー1aは、第1カバー板21、第2カバー板22、第3カバー板23の、合計3枚のカバー板を有している。第1カバー板21の一端側21aには、回動軸21bが設けられ、他端側21cを上方に引き上げることにより、回動軸21bを中心に旋回可能になっている。同様に、第2カバー板22の一端側22aには、回動軸22bが設けられ、他端側22cを上方に引き上げることにより、回動軸22bを中心に旋回可能になっおり、さらに第3カバー板23の一端側23aには、回動軸23bが設けられ、他端側23cを上方に引き上げることにより、回動軸23bを中心に旋回可能になっている。
そして、第1カバー板21の一端側21a付近の部分の上方には、第2カバー板22の他端側22c付近の部分が重なっている重ね部27aを形成し、第2カバー板22の一端側22a付近の部分の上方には、第3カバー板23の他端側23c付近の部分が重なっている重ね部27bを形成している。また、この3枚のカバー板のうち、一端側に重ね部を有しない第3カバー板23の下方には、この第3カバー板23の開閉状態を検知するインターロックスイッチ24が設けられている。第3カバー板23は閉状態において、カバー板下面でこのインターロックスイッチ24を押してONとしている。従って第3カバー板23を旋回させて開くと、第3カバー板23下面がインターロックスイッチ24から離間するので、インターロックスイッチ24はOFFとなる。
この用紙搬送装置51aは筐体2に覆われ、その内部には第1実施形態と同様に、搬送路52、入紙口54、排紙口55、制御部56が設けられている。制御部56にはインターロックスイッチ24のON、OFF信号が送られ、インターロックスイッチ24がOFFであれば、搬送路52を駆動しないようになっている。また、この用紙搬送装置51aに代え、用紙搬送装置51aの構成に加えて処理部53が設けられた用紙処理装置51vであっても良い。
図6は第1カバー板21を旋回させて開いた状態を示す。図6のように第1カバー板21の他端側21cを上方に引き上げて旋回させると、第2カバー板22の他端側22cは第1カバー板21上面を滑動することによりこちらも上方に旋回される。さらに同様に第3カバー板23の他端側23cは第2カバー板22の上面を滑動することにより、これも上方に旋回される。従って第1カバー板21を旋回すると第2カバー板22も旋回し、さらに第3カバー板23も旋回し、インターロックスイッチ24はOFFとなる。
第1カバー板21は、旋回角度が90°を越えた位置(図6の位置)を静止位置とし、図示しないストッパ等によってそれ以上旋回しないようになっている。第1カバー板21がこの静止位置にあるとき、第2カバー板22の旋回角度は90°に満たず、その他端側22cが第1カバー板21の上面に当接してもたれかかっている。同様に、第3カバー板23の旋回角度も90°に満たず、その他端側23cが第2カバー板22の上面に当接してもたれかかっている。したがってこのまま第1カバー板21を閉じると、第2カバー板22もその他端側22cが第1カバー板21上面を滑動し、さらに第3カバー板23もその他端側23cが第1カバー板22上面を滑動して、図5のように、第1カバー板21、第2カバー板22、第3カバー板23がすべて閉じている状態になる。
第2カバー板22を旋回させて開いた場合も、これに応じて第3カバー板23が旋回するので、インターロックスイッチ24はOFFとなる。これらの構成により、第1カバー板21、第2カバー板22、第3カバー板23のいずれかが開いていると、インターロックスイッチ24がOFFになることから、1つのインターロックスイッチによって3枚のカバー板のいずれかが開き状態であることが検知可能であるので、それぞれのカバー板に対応してインターロックスイッチを3個設ける必要がない。従って構成を複雑にすることなく、3枚のカバー板がインターロックスイッチ24を共用することができる。また、第1実施形態と同様に、カバー板を閉じるとき、閉じる作業を複数回行う必要がなく、上空スペースを有効活用でき、ダンパ等も必要ない。
第2カバー板22の他端側22cと、第3カバー板23の他端側23cには、第1実施形態と同一の滑り部材15が設けられているので、第2カバー板22及び第3カバー板23の開閉がスムーズになるとともに表面の磨耗等の問題がなくなる。
同様に、カバー板が4枚、5枚、あるいはそれ以上の場合でも、カバー板どうしが互いに隣接する部分において重ね部を形成することにより、第1実施形態と同様の効果が得られる。カバー板の枚数が多くすれば、より搬送長さの長い用紙搬送装置に本発明が適用できるというメリットがある。
次に本発明の第3実施形態の筐体カバー1cおよび用紙搬送装置51cを説明する。図7ないし図9はこの本発明の第3実施形態の筐体カバー1cおよび用紙搬送装置51cを示す図である。
この第3実施形態の用紙搬送装置51cは筐体2に覆われ、その内部に搬送路52cを有している。用紙は入紙口54cから排紙口55cに向かって1枚ずつ、もしくは複数枚束の状態で搬送される。入紙口54c側には、この用紙搬送装置51cに搬入される前段階の処理を行う前装置91が連結される。排紙口55c側には、この用紙搬送装置51cから排出された後段階の処理を行う後装置92か、もしくは排出された用紙を積載する積載装置93が連結される。さらにこの用紙搬送装置51cには、搬送路52cを駆動制御する制御部56cが設けられている。なお、前装置91に代えて、筐体2内に用紙を1枚ずつ給送する給紙装置を設け、搬送路52cに供給しても良い
さらにこの搬送路52cは、用紙を用紙搬送ラインの上下から挟持して搬送するため、用紙を上方から挟持する上方挟持体57と、用紙を下方から挟持する下方挟持体58を有している。本第3実施形態においては、下方挟持体58は一対のローラ58a間に掛け渡された搬送ベルト58bで構成される。上方挟持体57は、搬送ベルト58bの上方に接触転動する複数の搬送ローラ57aにより構成されている。一対のローラ58aの一方には図示しない駆動源から駆動力が付与されているので、この駆動力により搬送ベルト58bが周回し、これに転動して搬送ローラ57aが回転する。そして搬送ベルト58b上の用紙を搬送ローラ57aとの間に挟んで用紙搬送ラインに沿って搬送する。なお、搬送ローラ57aは搬送ベルトであってもよく、搬送ベルト58bが搬送ローラであっても良いことはもちろんである。
この搬送路52cの上方には、上方構成体60が設けられている。この上方構成体60は、用紙搬送装置を構成するための機構のうち、搬送路52cよりも上方に設けられたものである。具体的には、例えば搬送路52cを搬送される用紙を検知するセンサ等の電気関係部品や、駆動モータや駆動伝達部材等の駆動関係部品、搬送を補助するためのエアの発生源や流路など、用紙搬送装置を構成するために必要な部材が少なくとも一つ、あるいは複数組み合わせて設けられている。そしてこの上方構成体60と、上方挟持体57とをともに支持し、回動軸61aを中心に旋回可能な旋回体61が設けられている。この旋回体61の図示右側上方には取っ手61bが設けられている。この取っ手61bを引き上げて旋回体61を上方に旋回させると、搬送路52cを開放することができる。
筐体カバー1cは図7に示すようにこの筐体2の上面に設けられ、第1カバー板31と、第2カバー板32の、計2枚のカバー板で構成されている。第1カバー板31の一端側31aには、回動軸31bが設けられ、他端側31cを上方に引き上げることにより、回動軸31bを中心に旋回可能になっている。同様に、第2カバー板32の一端側32aには、回動軸32bが設けられ、他端側32cを上方に引き上げることにより、回動軸32bを中心に旋回可能になっている。
第2カバー板32の回動軸32bは、筐体の手前側壁部及び奥側壁部(図示せず)に支持されている。一方で、第1カバー板31の回動軸31bは、旋回体61に支持されている。旋回体61にはカバー板受部61cが形成されており、第1カバー板31の下面がこのカバー板受部61c上に載っている。従ってこの旋回体61を旋回させると、上方構成体60と上方挟持体57とともに、この第1カバー板31も一緒に、回動軸61aを中心に旋回する。この旋回体61を旋回させたとき、旋回角度が90°に満たない位置で停止させても、旋回体61が閉じないようにするためのダンパ59が設けられている。
そして、第1カバー板31の一端側31a付近の部分の上方には、第2カバー板32の他端側32c付近の部分が重なっている重ね部33を形成している。また、2枚のカバー板のうち、一端側に重ね部を有しない第2カバー板32の下方には、この第2カバー板32の開閉状態を検知するインターロックスイッチ34が設けられている。第2カバー板32は閉状態において、カバー板下面でこのインターロックスイッチ34を押してONとしている。
この第2カバー板32を開くと、カバー板下面がインターロックスイッチ34から離間してスイッチを押すことができなくなるのでOFFとなる。このインターロックスイッチ34のON、OFF信号が制御部56cに送られ、制御部56cはインターロックスイッチ34がOFFであれば、搬送路52cを駆動しないようになっている。
図8は第1カバー板31を旋回させて開いた状態を示す。図8のように第1カバー板31の他端側31cを上方に引き上げて旋回させると、第2カバー板32の他端側32cは第1カバー板31上面を滑動することによりこちらも上方に旋回される。従って第1カバー板31を旋回すると第2カバー板32も旋回し、インターロックスイッチ34はOFFとなる。
第1カバー板31は、旋回角度が90°を越えた位置(図8の位置)を静止位置とし、図示しないストッパ等によってそれ以上旋回しないようになっている。第1カバー板31がこの静止位置にあるとき、第2カバー板32の旋回角度は90°に満たず、その他端側32cが第1カバー板31の上面に当接してもたれかかっている。したがってこのまま第1カバー板31を閉じると、第2カバー板32もその他端側32cが第1カバー板上面を滑動して、図7のように第1カバー板31、第2カバー板32がともに閉じている状態になる。
図9は旋回体61を旋回させて開いた状態を示す。図9のように取っ手61bを引き上げることにより旋回体61を旋回させると、上方挟持体57も旋回し、搬送路52cが開放される。このときダンパ59の作用により、旋回体61は旋回角度が90°に満たない位置(図9の位置)でも静止することができる。また、旋回体61の旋回により、上方挟持体57とともに上方構成体60も旋回し、さらに第1カバー板31も旋回する。すると第2カバー板32の他端側32cは第1カバー板31上面を滑動することによりこちらも上方に旋回される。従って旋回体61を旋回すると第2カバー板32も旋回し、インターロックスイッチ34はOFFとなる。
これらの構成により、第1カバー板31、または第2カバー板32を開くことにより、上方構成体60の上面を開放することができるとともに、旋回体61を旋回させることにより、搬送路52cを開放することができる。従って、メンテナンス等のためにこの上方構成体60に接近、接触することができ、さらに搬送路52cのメンテナンスやジャム処理が可能である。さらに第1カバー板31、第2カバー板32、旋回体61のいずれかが開いていると、インターロックスイッチ34がOFFになることから、1つのインターロックスイッチによって2枚のカバー板、及び旋回体61のいずれかが開き状態であることが検知可能であるので、第1カバー板31、第2カバー板32、旋回体61それぞれに対応してインターロックスイッチを設ける必要がない。従って構成を複雑にすることなく、搬送路およびその上方に設けられた上方構成体がともに開放可能とした用紙搬送装置のインターロックスイッチを1個のスイッチで共用することができる。また、第1カバー板31を旋回させると第2カバー板32も旋回するが、その後第1カバー板31を閉じると第2カバー板32も閉じる。さらに旋回体61を旋回させるとやはり第2カバー板32が旋回するが、その後旋回体61を閉じると第2カバー板32も閉じる。従っていずれの場合も閉じる作業を2度以上行う必要がない。
さらに、第1カバー板31、第2カバー板32ともに完全に開きたい場合は、どちらも90°を越えた静止位置まで旋回させる。そうすれば上方構成体60上面を完全に開放することができる。また、用紙搬送装置51cの上空には、この第1カバー板31および第2カバー板32の旋回に要する空間を確保すればよいので、1枚の大きなカバー板を旋回させる場合に比べて上空スペースが少なくてすみ、スペースを有効に活用することができる。
第2カバー板32の他端側32cには、第1、2実施形態と同一の滑り部材15が設けられているので、第1カバー板31の開閉がスムーズになり、第1カバー板31の表面の磨耗等の問題がなくなる。
なお、この第3実施形態は、用紙搬送装置51cの構成に加えて、搬送路52cで搬送される用紙に対し、必要に応じて適宜の処理を行う処理部53cを有する用紙処理装置51wであってもよい。適宜の処理とは、用紙に印刷を行う印刷処理、穴を開ける穿孔処理、裁断を行う裁断処理、ステープル綴じや糊綴じ等を行う綴じ処理、複数の用紙の端部を揃える整合処理、用紙を折る折処理、折り目をつける折目付け処理等が挙げられ、処理部53cにはこれらの処理のうちの1つを行う装置または、いくつかを組み合わせて行う装置が適用される。また、この用紙処理装置51wにおいては、制御部56cは搬送路52cに加えて処理部53cの駆動制御をも行い、インターロックスイッチ34がOFFであれば、この制御部53cも駆動しないようにする。
そして、この処理部53cのうち、搬送路52cの用紙搬送ラインよりも上方の部分である上方処理部53c−1が、旋回体61に支持されて設けられるように構成しても良い。このように構成すると、旋回体61を旋回させることにより、旋回体61とともに上方処理部53c−1も旋回する。従って上方処理部53c−1は、処理部53cのうち搬送路52cの用紙搬送ラインよりも下方の部分である下方処理部53c−2から離間する。このように処理部53cを搬送路52cを挟んで上下離間させることができるので、ジャム処理等がより行いやすくなり、加えて処理部53cが用紙に作用する部分のメンテナンスも容易になる。なお、上方処理部53c−1、下方処理部53c−2は、例えば処理部53cがステープル綴じ処理部であればステープラとクリンチャ、穿孔処理部であれば穴を開けるパンチと、このパンチを受けるダイス、切断処理部であれば互いに用紙を挟んで切断するための上側刃と下側刃、折り目をつける処理部であれば折り目を付けるためのブレードとこのブレードを受ける受部などが相当する。要するに、搬送路52cを搬送される用紙に対して何らかの処理を行う時に、上側から作用する処理要素と、下側から作用する処理要素が、それぞれ上方処理部53c−1、下方処理部53c−2を構成する。さらに上方処理部53c−1、下方処理部53c−2は、処理要素を駆動する駆動手段や、これらの処理要素、駆動手段等をその位置に保持するためのブラケットなどの保持手段を含んでいてもよい。
次に本発明の第4実施形態の筐体カバー1dおよび用紙搬送装置71を説明する。図10ないし図13はこの本発明の第4実施形態の筐体カバー1dおよび用紙搬送装置71を示す図である。
この第4実施形態の用紙搬送装置71は筐体2に覆われ、その内部に上下方向に間隔をおいて上搬送路72と、下搬送路73がそれぞれ略水平に設けられている。上搬送路72においては、用紙は入紙口74から排紙口75に向かって搬送され、下搬送路73においては、用紙は入紙口76から排紙口77に向かって搬送される。入紙口74、76側には、この用紙搬送装置71に搬入される前段階の処理を行う前装置91dが連結される。前装置91dからは入紙口74,76に向かって用紙を1枚ずつ、もしくは複数枚束の状態で搬送される。筐体2内に用紙を1枚ずつ給送する給紙装置を設け、用紙搬送路72,73に供給しても良い。排紙口75,77側には、この用紙搬送装置71から排出された後段階の処理を行う後装置92dか、もしくは排出された用紙を積載する積載装置93dが連結される。さらにこの用紙搬送装置71には、上搬送路72、下搬送路73を駆動制御する制御部78が設けられている。
さらにこの上搬送路72には、用紙を用紙搬送ラインの上下から挟持して搬送するため、用紙を上方から挟持する上搬送路上方挟持体79と、用紙を下方から挟持する上搬送路下方挟持体80を有している。本第4実施形態においては、上搬送路下方挟持体80は一対のローラ80a間に掛け渡された搬送ベルト80bで構成される。上搬送路上方挟持体79は、搬送ベルト80bの上方に接触転動する複数の搬送ローラ79aと、この搬送ローラ79aを回転可能に支持する支持体79bとにより構成されている。
一対のローラ80aの一方には図示しない駆動源から駆動力が付与されているので、この駆動力により搬送ベルト80bが周回し、これに転動して搬送ローラ79aが回転する。そして搬送ベルト80b上の用紙を搬送ローラ79aとの間にそれぞれ挟んで搬送する。
一方、下搬送路73には、用紙を用紙搬送ラインの上下から挟持して搬送するため、用紙を上方から挟持する下搬送路上方挟持体81と、用紙を下方から挟持する下搬送路下方挟持体82を有している。本第4実施形態においては、下搬送路下方挟持体82は一対のローラ82a間に掛け渡された搬送ベルト82bで構成される。下搬送路上方挟持体81は、搬送ベルト82bの上方に接触転動する複数の搬送ローラ81aにより構成されている。
一対のローラ82aの一方には図示しない駆動源から駆動力が付与されているので、この駆動力により搬送ベルト82bが周回し、これに転動して搬送ローラ81aが回転する。そして搬送ベルト82b上の用紙を搬送ローラ82aとの間にそれぞれ挟んで搬送する。
なお、搬送ローラ79a、81aは搬送ベルトであってもよく、搬送ベルト80b、82bが搬送ローラであっても良いことはもちろんである。
そして上搬送路下方挟持体80と下搬送路上方挟持体81とをともに支持し、回動軸84aを中心に旋回可能な旋回体84が設けられている。この旋回体84の図示右側上方には取っ手84bが設けられている。従ってこの取っ手84bを引き上げて旋回体84を上方に旋回させると、下搬送路73を開放することができる。
筐体カバー1dはこの筐体2の上面に設けられ、第1カバー板41と、第2カバー板42の、計2枚のカバー板で構成されている。第1カバー板41には、上搬送路上方挟持体79の支持体79bがその下面に取り付けられている。第1カバー板41の一端側41aには、回動軸41bが設けられ、他端側41cを上方に引き上げることにより、回動軸41bを中心に、支持体79bとともに旋回可能になっている。
第2カバー板42の回動軸42bは、筐体の手前側壁部及び奥側壁部(図示せず)に支持されている。一方で、第1カバー板41の回動軸41bは、旋回体84に支持されている。旋回体84にはカバー板受部84cが形成されており、第1カバー板41の下面がこのカバー板受部84c上に載っている。従ってこの旋回体84を旋回させると、上搬送路下方挟持体80および下搬送路上方挟持体81とともに、この第1カバー板41も一緒に、回動軸84aを中心に旋回する。この旋回体84を旋回させたとき、旋回角度が90°に満たない位置で停止させても、旋回体84が閉じないようにするためのダンパ87が設けられている。
そして、第1カバー板41の一端側41a付近の部分の上方には、第2カバー板42の他端側42c付近の部分が重なっている重ね部43を形成している。また、2枚のカバー板のうち、一端側に重ね部を有しない第2カバー板42の下方には、この第2カバー板42の開閉状態を検知するインターロックスイッチ44が設けられている。第2カバー板42は閉状態において、カバー板下面でこのインターロックスイッチ44を押してONとしている。
この第2カバー板42を開くと、カバー板下面がインターロックスイッチ44から離間してスイッチを押すことができなくなるのでOFFとなる。このインターロックスイッチ44のON、OFF信号が制御部78に送られ、制御部78はインターロックスイッチ44がOFFであれば、上搬送路72および下搬送路73を駆動しないようになっている。
図11は第1カバー板41を旋回させて開いた状態を示す。図11のように第1カバー板41を開くことにより、上搬送路72のうち、第1カバー板41の下方に位置する部分を開放することができる。すなわち第1カバー板41は上搬送路開放カバー板として機能する。ここで第1カバー板41の他端側41cを上方に引き上げて旋回させると、第2カバー板42の他端側42cが第1カバー板41上面を滑動することによりこちらも上方に旋回される。従って第1カバー板41を旋回すると第2カバー板42も旋回し、インターロックスイッチ44はOFFとなる。
第1カバー板41は、旋回角度が90°を越えた位置(図11の位置)を静止位置とし、図示しないストッパ等によってそれ以上旋回しないようになっている。第1カバー板41がこの静止位置にあるとき、第2カバー板42の旋回角度は90°に満たず、その他端側42cが第1カバー板41の上面に当接してもたれかかっている。したがってこのまま第1カバー板41を閉じると、第2カバー板42もその他端側42cが第1カバー板41上面を滑動して、図10のように、第1カバー板41、第2カバー板42がともに閉じている状態になる。
図12は旋回体84を旋回させて開いた状態を示す。図12にように取っ手84bを引き上げることにより旋回体84を旋回させると、下搬送路上方挟持体81も旋回し、下搬送路73が開放される。このときダンパ87の作用により、旋回体84は旋回角度が90°に満たない位置(図12の位置)でも静止することができる。また、旋回体84の旋回により、下搬送路上方挟持体81とともに上搬送路下方挟持体80も旋回し、さらに第1カバー板41及び上搬送路上方挟持体79も旋回する。すると第2カバー板42の他端側42cは第1カバー板41上面を滑動することによりこちらも上方に旋回される。従って旋回84を旋回すると第2カバー板42も旋回し、インターロックスイッチ44はOFFとなる。
これらの構成により、第1カバー板41、または第2カバー板42を開くことにより、上搬送路72を開放することができるとともに、旋回体84を旋回させることにより、下搬送路73を開放することができる。従って、上搬送路72、下搬送路73ともにメンテナンスやジャム処理が可能である。さらに第1カバー板41、第2カバー板42、旋回体84のいずれかが開いていると、インターロックスイッチ44がOFFになることから、1つのインターロックスイッチによって2枚のカバー板、及び旋回体84のいずれかが開き状態であることが検知可能であるので、第1カバー板41、第2カバー板42、旋回体84それぞれに対応してインターロックスイッチを設ける必要がない。従って構成を複雑にすることなく、上下に設けられた2つの用紙搬送路がともに開放可能とした用紙搬送装置のインターロックスイッチを1個のスイッチで共用することができる。また、第1カバー板41を旋回させると第2カバー板42も旋回するが、その後第1カバー板41を閉じると第2カバー板42も閉じる。さらに旋回体84を旋回させるとやはり第2カバー板42が旋回するが、その後旋回体84を閉じると第2カバー板42も閉じる。従っていずれの場合も閉じる作業を2度以上行う必要がない。
図13は第2カバー板42だけを開いた状態を示す。図13のように第2カバー板42を開くことにより、上搬送路72のうち、第2カバー板42の下方に位置する部分を開放することができる。
第1カバー板41、第2カバー板42ともに完全に開きたい場合は、どちらも90°を越えた静止位置まで旋回させる。そうすれば上搬送路72を完全に開放することができる。また、用紙搬送装置71の上空には、この第1カバー板41および第2カバー板42の旋回に要する空間を確保すればよいので、1枚の大きなカバー板を旋回させる場合に比べて上空スペースが少なくてすみ、スペースを有効に活用することができる。
第2カバー板42の他端側42cには、第1、2実施形態と同一の滑り部材15が設けられているので、第1カバー板41の開閉がスムーズになり、第1カバー板41の表面の磨耗等の問題がなくなる。
なお、この第4実施形態は、用紙搬送装置71の構成に加えて、上搬送路72で搬送される用紙に対し、必要に応じて適宜の処理を行う処理部85を有する用紙処理装置71xであってもよい。適宜の処理とは、用紙に印刷を行う印刷処理、穴を開ける穿孔処理、裁断を行う裁断処理、ステープル綴じや糊綴じ等を行う綴じ処理、複数の用紙の端部を揃える整合処理、用紙を折る折処理、折り目をつける折目付け処理等が挙げられ、処理部85にはこれらの処理のうちの1つを行う装置または、いくつかを組み合わせて行う装置が適用される。この用紙処理装置71xにおいては、制御部78は上搬送路72、下搬送路73に加えて処理部85の駆動制御をも行い、インターロックスイッチ44がOFFであれば、制御部78はこの処理部85も駆動しないようにする。
そして、この処理部85のうち、上搬送路72の用紙搬送ラインよりも上方の部分である上方処理部85aが、支持体79bに支持されて設けられるように構成しても良い。このように構成すると、図11のようにカバー板41を旋回させることにより、カバー板41、支持体79bとともに上方処理部85aも旋回する。従って上方処理部85aは、処理部85のうち上搬送路72の用紙搬送ラインよりも下方の部分である下方処理部85bから離間する。このように処理部85を上搬送路72を挟んで上下離間させることができるので、ジャム処理等がより行いやすくなり、加えて処理部85が用紙に作用する部分のメンテナンスも容易になる。なお、上方処理部85a、下方処理部85bは、例えば処理部85がステープル綴じ処理部であればステープラとクリンチャ、穿孔処理部であれば穴を開けるパンチと、このパンチを受けるダイス、切断処理部であれば互いに用紙を挟んで切断するための上側刃と下側刃、折り目をつける処理部であれば折り目を付けるためのブレードとこのブレードを受ける受部などが相当する。要するに、上搬送路72を搬送される用紙に対して何らかの処理を行う時に、上側から作用する処理要素と、下側から作用する処理要素が、それぞれ上方処理部85a、下方処理部85bを構成する。さらに上方処理部85a、下方処理部85bは、処理要素を駆動する駆動手段や、これらの処理要素、駆動手段等をその位置に保持するためのブラケットなどの保持手段を含んでいてもよい。
さらに、この第4実施形態は、用紙搬送装置71の構成に加えて、下搬送路73で搬送される用紙に対し、必要に応じて適宜の処理を行う処理部86を有する用紙処理装置71yであってもよい。適宜の処理とは、用紙に印刷を行う印刷処理、穴を開ける穿孔処理、裁断を行う裁断処理、ステープル綴じや糊綴じ等を行う綴じ処理、複数の用紙の端部を揃える整合処理、用紙を折る折処理、折り目をつける折目付け処理等が挙げられ、処理部86にはこれらの処理のうちの1つを行う装置または、いくつかを組み合わせて行う装置が適用される。この用紙処理装置71yにおいては、制御部78は上搬送路72、下搬送路73に加えて処理部86の駆動制御をも行い、インターロックスイッチ44がOFFであれば、制御部78はこの処理部86も駆動しないようにする。
そして、この処理部86のうち、下搬送路73の用紙搬送ラインよりも上方の部分である上方処理部86aが、旋回体84に支持されて設けられるように構成しても良い。このように構成すると、図12のように旋回体84を旋回させることにより、旋回体84とともに上方処理部86aも旋回する。従って上方処理部86aは、処理部86のうち下搬送路73の用紙搬送ラインよりも下方の部分である下方処理部86bから離間する。このように処理部86を下搬送路73を挟んで上下離間させることができるので、ジャム処理等がより行いやすくなり、加えて処理部86が用紙に作用する部分のメンテナンスも容易になる。なお、上方処理部86a、下方処理部86bは、例えば処理部86がステープル綴じ処理部であればステープラとクリンチャ、穿孔処理部であれば穴をあけるパンチと、このパンチを受けるダイス、切断処理部であれば互いに用紙を挟んで切断するための上側刃と下側刃、折り目をつける処理部であれば折り目を付けるためのブレードとこのブレードを受ける受部などが相当する。要するに、下搬送路73を搬送される用紙に対して何らかの処理を行う時に、上側から作用する処理要素と、下側から作用する処理要素が、それぞれ上方処理部86a、下方処理部86bを構成する。さらに上方処理部86a、下方処理部86bは、処理要素を駆動する駆動手段や、これらの処理要素、駆動手段等をその位置に保持するためのブラケットなどの保持手段を含んでいてもよい。
さらにこの用紙処理装置71x、71yに代えて、処理部85、処理部86の両方が設けられた用紙処理装置71zであっても良い。
さらに、この第4実施形態の用紙搬送装置71は、旋回体84を旋回させて下搬送路73を開放した状態(図12)において、さらに第1カバー板41および第2カバー板42を開くことにより、下搬送路73と上搬送路72の両方を同時にすべて開放させることができる。
さらに、本発明の第1、2、3、4実施形態においては、用紙の搬送方向はカバー板の他端側から一端側に向かう方向となっているが、これが逆方向、すなわち図1,3,4,5における左側から右側に搬送される形態でも良いことは言うまでもない。また、本発明の第4実施形態においては、上搬送路72と下搬送路73の用紙搬送方向が逆向きであっても良い。
さらに図14に本発明の第4実施形態の変形例を示す。本変形例では、上搬送路72aと下搬送路73aとが合流する合流部88を形成している。この合流部88の近い位置に回動軸84aが配置されている。上搬送路下側挟持体80の合流部分80cと、下搬送路下側挟持体82とは、互いに干渉しないように、幅方向に互い違いに配置されている。上搬送路72aの合流部付近の上方には適宜のガイド89を配置して、用紙を案内する。このガイド89を旋回または着脱可能に構成すれば、この合流部付近において上搬送路72aを開放させることができ、且つこのガイド89は第2カバー板42を開放することによりはじめて操作可能になるので、インターロックスイッチ44がOFFの状態ではこのガイド89を操作することはできないように構成されているので、ガイド89に対応して新たなインターロックスイッチを設ける必要が無い。また同様に、入紙側から排紙側に向かって分岐を有する分岐搬送路を有するように構成することもできる。
本発明の第1実施形態の筐体カバー1および用紙搬送装置51、用紙処理装置51uを示す正面図である。 本発明の第1実施形態の筐体カバー1および用紙搬送装置51、用紙処理装置51uにおいて、第2カバー板12を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の筐体カバー1および用紙搬送装置51、用紙処理装置51uにおいて、第1カバー板11を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の筐体カバー1および用紙搬送装置51、用紙処理装置51uを示す上面図である。 本発明の第2実施形態の筐体カバー1aおよび用紙搬送装置51a、用紙処理装置51vを示す正面図である。 本発明の第2実施形態の筐体カバー1aおよび用紙搬送装置51a、用紙処理装置51vにおいて、第1カバー板21を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態の筐体カバー1cおよび用紙搬送装置51c、用紙処理装置51wを示す正面図である。 本発明の第3実施形態の筐体カバー1cおよび用紙搬送装置51c、用紙処理装置51wにおいて、第1カバー板31を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態の筐体カバー1cおよび用紙搬送装置51c、用紙処理装置51wにおいて、旋回体61を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第4実施形態の筐体カバー1dおよび用紙搬送装置71、用紙処理装置71x、71y、71zを示す正面図である。 本発明の第4実施形態の筐体カバー1dおよび用紙搬送装置71、用紙処理装置71x、71y、71zにおいて、第1カバー板41を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第4実施形態の筐体カバー1dおよび用紙搬送装置71、用紙処理装置71x、71y、71zにおいて、旋回体84を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第4実施形態の筐体カバー1dおよび用紙搬送装置71、用紙処理装置71x、71y、71zにおいて、第2カバー板42を旋回させて開いた状態を示す正面図である。 本発明の第4実施形態の変形例を示す正面図である。 背景技術の筐体カバーを示す正面図である。 背景技術の筐体カバーの第2の例を示す正面図である。 背景技術の用紙搬送装置を示す正面図である。 背景技術の用紙搬送装置において、カバー板301を旋回して開いた状態を示す正面図である。 背景技術の用紙搬送装置において、カバー板301と構成体303を旋回して開いた状態を示す正面図である。
符号の説明
1、1a、1c、1d;筐体カバー
2;筐体
11、21、31、41;第1カバー板
12、22、32、42;第2カバー板
13、27a、27b、33、43;重ね部
14、24、34、44;インターロックスイッチ
15;滑り部材
23;第3カバー板
51、51a、51c、71;用紙搬送装置
51u、51v、51w、71x、71y、71z;用紙処理装置
52、52c;用紙搬送路
53、53c;処理部
53c−1;上方処理部
53c−2;下方処理部
56、56c;制御部
57;上方挟持体
58;下方挟持体
60;上方構成体
61、84;旋回体
72、72a;上搬送路
73、73a;下搬送路
78;制御部
79;上搬送路上方挟持体
80;上搬送路下方挟持体
81;下搬送路上方挟持体
82;下搬送路下方挟持体
85;処理部
85a;上方処理部
86;処理部
101;装置筐体
102;カバー板
103;回動軸
301;カバー板
302;搬送路
303;構成体

Claims (10)

  1. 機械装置の外側を覆う筐体の上面に設けられ、一端付近に設けられた回動軸を中心に他端を上方に旋回させて開放状態とすることにより筐体の上面から内部の機械装置の一部に接近又は接触することを可能とするカバー板を複数有する筐体カバーであって、
    この複数のカバー板は、カバー板どうしが互いに隣接する部分において、一方のカバー板の一端側の部分の上方に、他方のカバー板の他端側の部分が重なっている重ね部を形成していることを特徴とする筐体カバー。
  2. 前記一方のカバー板を旋回させると、この一方のカバー板の一端側に重なった他方のカバー板の他端が、一方のカバー板の上面を滑動しながら旋回することを特徴とする請求項1記載の筐体カバー。
  3. 前記他方のカバー板の他端には、一方のカバー板の上面に対し滑り接触する滑り部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の筐体カバー。
  4. 前記複数のカバー板は、旋回角度が90°を越えた静止位置において、その静止位置を越えて旋回しないように構成され、前記一方のカバー板がこの静止位置にあるとき、他方のカバー板の旋回角度は90°未満であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の筐体カバー。
  5. 前記複数のカバー板のうち、一端側に重ね部を有しないカバー板の開閉状態を検知するインターロックスイッチが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の筐体カバー。
  6. 請求項1ないし5いずれかに記載の筐体カバーを上面に有し、その筐体内において用紙を搬送する略水平な搬送路を有することを特徴とする用紙搬送装置。
  7. 前記用紙搬送装置は、前記搬送路の上方に、用紙搬送装置を構成するための機構の一部である上方構成体をさらに有し、前記搬送路は、用紙搬送ラインの上方に配置された上方挟持体と、用紙搬送ラインの下方に配置された下方挟持体とを有し、この上方挟持体と下方挟持体とで用紙を挟持して搬送するように構成され、前記カバー板を開放することにより、前記上方構成体の少なくとも一部に接近又は接触することが可能であるとともに、複数のカバー板のうちの少なくとも一つと、このカバー板の回動軸と、上方構成体と、上方挟持体とを一体に旋回可能とする旋回体が設けられ、この旋回体を旋回することにより搬送路を開放することを特徴とする請求項6記載の用紙搬送装置。
  8. 請求項6または7記載の用紙搬送装置に加えて、前記搬送路を搬送される用紙に処理を行う処理部を有し、前記上方挟持体は、前記処理部のうち用紙搬送ラインの上方に配置された部分である上方処理部を含むことを特徴とする用紙処理装置。
  9. 前記用紙搬送装置は、筐体内の上下に間隔をおいてそれぞれ略水平な上搬送路、下搬送路とを有し、上搬送路の用紙搬送ラインの上方に配置された上搬送路上方挟持体と、上搬送路の用紙搬送ラインの下方に配置された上搬送路下方挟持体と、下搬送路の用紙搬送ラインの上方に配置された下搬送路上方挟持体と、下搬送路の用紙搬送ラインの下方に配置された下搬送路下方挟持体とを有し、上搬送路においては上搬送路上方挟持体と上搬送路下方挟持体とで用紙を挟持して搬送し、下搬送路においては下搬送路上方挟持体と下搬送路下方挟持体とで用紙を挟持して搬送するように構成され、前記カバー板のうち少なくとも一つは、この上搬送路上方挟持体と一体に旋回することにより前記上搬送路を開放する上搬送路開放カバー板であって、この上搬送路開放カバー板はその一端側に前記重ね部を有し、さらにこの上搬送路開放カバー板と、上搬送路開放カバー板の回動軸と、上搬送路上方挟持体と、上搬送路下方挟持体と、下搬送路上方挟持体とを一体に旋回可能とする旋回体が設けられ、この旋回体を旋回することにより前記した搬送路を開放することを特徴とする請求項6記載の用紙搬送装置。
  10. 請求項9記載の用紙搬送装置に加えて、上搬送路または下搬送路を搬送される用紙に処理を行う処理部を有し、前記上搬送路上方挟持体および下搬送路上方挟持体のうち少なくとも一方は、前記処理部のうち上搬送路または下搬送路における用紙搬送ラインの上方に配置された部分である上方処理部を含むことを特徴とする用紙処理装置。
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