JP5660072B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙処理装置及び画像形成システムに関する。
画像形成装置により画像が形成された用紙に対して断裁等の処理を行う用紙処理装置が知られている。このような用紙処理装置の内部には用紙を断裁する断裁刃等が設けられている。
また、用紙処理装置には、用紙処理装置内における用紙の詰まりへの対処等のため、整備者による用紙処理装置内へのアクセスを可能とする開口部が設けられている。ここで、一般のユーザーによる用紙処理装置内へのアクセスを無条件に許すと、用紙処理装置内に設けられた断裁刃等に対する接触の危険を伴うことから、用紙処理装置は、開口部を開閉可能とする開閉扉と、当該開閉扉を所定条件下でロックするロック機構を備えている(例えば、特許文献1等)。
特開平5−265275号公報
しかしながら、従来のロック機構は、電気部品を用いた電気的動作により開閉扉を閉じた状態でロックすることから、当該電気部品を設けるためのコストがかかることに加えて、電気部品の故障によりロックが解除されてしまう可能性がある。
一方、ロック機構を用いずにユーザーによる用紙処理装置内へのアクセスを防止する方法として、開閉扉からのアクセスでは断裁刃等に触れられないように断裁刃等を配置する方法や、開閉扉から断裁刃等に至る経路に保護部材を設けてユーザーが断裁刃等に触れられないようにする方法があるが、いずれの方法も整備者による用紙処理装置内へのアクセスを阻害してしまい、用紙処理装置の整備性を悪化させる。
本発明は、より簡易な構造で開閉扉をロックすることができる用紙処理装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、所定位置に対して近接する近接位置と離間する離間位置とを移動するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、を備える用紙処理装置において、前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部が前記離間位置に位置する場合に前記ロック部材に前記開閉扉をロックさせ、前記動作部が前記近接位置に位置する場合に前記ロック部材に前記開閉扉のロックを解除させるロック機構と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の用紙処理装置において、前記動作部は、互いに対向する位置に設けられた二つの部材を有し、当該二つの部材の少なくとも一方を前記所定位置に対して近接又は離間するように動作させて当該二つの部材間に用紙を挟み込んで挟持する挟持部を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の用紙処理装置において、前記動作部は、前記所定位置で前記挟持部により挟持された用紙に対して近接又は離間するように動作して当該用紙を断裁する断裁刃を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の用紙処理装置において、前記用紙処理装置内における用紙の詰まりを検知する検知手段と、前記検知手段により用紙の詰まりが検知された場合に前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させるように前記動作部を動作させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、所定位置に対して近接又は離間するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、を備える用紙処理装置において、前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部の前記所定位置に対する位置に応じて前記ロック部材による前記開閉扉のロックとロックの解除とを切り替えるロック機構と、を備え、前記ロック機構は、前記動作部の前記所定位置に対する離間距離が所定以上である場合に前記ロック部材に前記開閉扉をロックさせ、前記動作部の前記所定位置に対する離間距離が所定未満である場合に前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させるよう構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、所定位置に対して近接又は離間するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、を備える用紙処理装置において、前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部の前記所定位置に対する位置に応じて前記ロック部材による前記開閉扉のロックとロックの解除とを切り替えるロック機構と、を備え、前記動作部は、互いに対向する位置に設けられた二つの部材を有し、当該二つの部材の少なくとも一方を前記所定位置に対して近接又は離間するように動作させて当該二つの部材間に用紙を挟み込んで挟持する挟持部を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の用紙処理装置において、前記動作部は、前記所定位置で前記挟持部により挟持された用紙に対して近接又は離間するように動作して当該用紙を断裁する断裁刃を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、所定位置に対して近接又は離間するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、を備える用紙処理装置において、前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部の前記所定位置に対する位置に応じて前記ロック部材による前記開閉扉のロックとロックの解除とを切り替えるロック機構と、前記用紙処理装置内における用紙の詰まりを検知する検知手段と、前記検知手段により用紙の詰まりが検知された場合に前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させるように前記動作部を動作させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の用紙処理装置において、前記用紙処理装置の外部から前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させる解除手段を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、画像形成システムにおいて、用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により画像が形成された用紙を断裁する請求項1〜に記載の用紙処理装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、より簡易な構造で開閉扉をロックすることができる。
画像形成システムの全体構成を示す斜視図である。 用紙処理装置の斜視図である。 用紙処理装置の前面図である。 用紙処理装置の開閉扉を開いた状態の図である。 用紙処理装置の開閉扉を閉じた状態で開閉扉に設けられた外装を透過して用紙処理装置内を見た場合の斜視図である。 図5に示すロック部材付近の構成の詳細図である。 断裁部及びロック部材の斜視図である。 ロック部材及びロック機構の斜視図である。 ロック部材の他端側が断裁部の筐体から上方に立ち上がるように回動した状態を示す図である。 ロック機構によるロック部材の回動角度の変化を示す模式図である。図10(A)は、図6〜図8に示すロック部材の回動角度に対応する模式図であり、図10(B)は、図9に示すロック部材の回動角度に対応する模式図である。 挟持部が閉じた状態の断裁部の上面図である。 挟持部が開いた状態の断裁部の上面図である。 図11の上面図に対応する状態を示す断裁部のX−Z平面断面図である。 図12の上面図に対応する状態を示す断裁部のX−Z平面断面図である。 動作部と駆動部との連結の一例を示す模式図である。 画像形成システムの制御に係る構成のブロック図である。 貫通孔を介してロック部材による開閉扉の保持を解除させる手動作業例を示す図である。図17(A)は、貫通孔の一方向側に板状の部材を差し入れた状態を示す図である。図17(B)は、板状の部材を他方向側に向かって移動させた状態を示す図である。 他のロック部材、ロック機構の形態の一例を示す図である。 図18とは異なる、他のロック部材、ロック機構の形態の一例を示す図である。 図18、図19とは異なる、他のロック部材、ロック機構の形態の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態である画像形成システム1について説明する。
図1は、画像形成システム1の全体構成を示す斜視図である。
画像形成システム1は、画像形成装置100と、筋付け処理装置200と、用紙処理装置300と、平綴じ処理装置400と、を有している。
以下の説明において、鉛直方向をZ方向とし、図1に示す画像形成装置100、筋付け処理装置200、用紙処理装置300及び平綴じ処理装置400が互いに接続される方向に沿う方向をX方向とし、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
画像形成装置100は、用紙に画像を形成する。
具体的には、画像形成装置100は、例えば、記録媒体として備蓄された用紙を用紙トレイから引き出して搬送する搬送部、ビットマップデータに応じたトナー像を転写ローラー等の一次転写部材に現像する現像部、一次転写部材に現像されたトナー像を転写ドラム150等の二次転写部材に転写する一次転写部、二次転写部材に転写されたトナー像を搬送部により搬送される用紙に転写する二次転写部、転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部、定着部による定着処理後の用紙を排出する排出部等を備え、用紙に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、画像が形成されて排出される用紙を筋付け処理装置200に受け渡す。
筋付け処理装置200は、用紙に対して筋付け及び断裁を施す。
具体的には、筋付け処理装置200は、用紙を搬送する搬送部、用紙を所定の位置で停止させて当該用紙の位置を整合する整合部、整合部により整合された用紙に筋付けを行う筋付け部(クリーサー)等を備える。
また、筋付け処理装置200は、筋付けされた用紙を用紙処理装置300に受け渡す。筋付け処理装置200は、画像形成装置100から受け渡された用紙に対して、筋付け処理装置200による処理を施さずに用紙処理装置300に受け渡すこともできる。
用紙処理装置300は、用紙を二つ折りにする中折り処理と、中折りされた複数の用紙を重ね合わせて綴じる中綴じ処理と、中綴じされた複数の用紙の断裁を行う断裁処理と、を用紙に施す。
具体的には、用紙処理装置300は、例えば、用紙の所定位置をY方向に沿って折る中折り部320、中折り部320により中折りされた複数の用紙が載置されて重ねられる鞍掛部330、鞍掛部330において重ねられた複数の用紙を中折りされた位置で中綴じする図示しない中綴じ部、中綴じされた複数の用紙の折り目に平行な端部を断裁して複数の用紙の当該端部を揃える断裁部350、鞍掛部330と断裁部350との間で用紙を搬送する搬送部340、断裁部350による処理後の複数の用紙を排紙する排紙部等を備える。用紙処理装置300は、筋付け処理装置200から受け渡された用紙に対して、用紙処理装置300による各種の処理の一部又は全部を施さずに平綴じ処理装置400に受け渡すこともできる。
平綴じ処理装置400は、複数の用紙の平綴じ処理等を行う。
具体的には、平綴じ処理装置400は、例えば、用紙処理装置300から受け渡された複数の用紙にステープル処理を施すステープル処理部、ステープル処理が施された複数の用紙のうち背表紙と平行な端部を揃えるために当該端部の一部を切り落とすページ端断裁部、連結された各装置による処理後の用紙を排出する排出部等を備える。平綴じ処理装置400は、用紙処理装置300から受け渡された用紙に対して、平綴じ処理装置400による各種の処理の一部又は全部を施さずに排出することもできる。
次に、用紙処理装置300について詳細に説明する。
図2は、用紙処理装置300の斜視図である。
図3は、用紙処理装置300の前面図である。
用紙処理装置300は、内部に断裁部350等の各構成を収容する筐体301と、筐体301の内側に設けられた断裁部350等に対する作業を可能とする開口部300a(図4参照)を開閉可能に設けられた開閉扉302を有する。
具体的には、筐体301は、筋付け処理装置200と平綴じ処理装置400との間の搬送路を連結するように設けられて内部に中折り部320が設けられた用紙処理装置300の用紙通過部301aと、用紙通過部301aに対してY方向に沿う方向に隣接して設けられて内部に鞍掛部330や断裁部350等が設けられた処理部301bの双方を収容するシャシ及び外装を含む構成である。
筐体301内において、用紙通過部301aを通過する用紙に断裁処理が施される場合、用紙は、用紙通過部301aから鞍掛部330を介して重ねあわされたうえでY方向に搬送されて搬送部340により断裁部350まで搬送されて断裁部350による断裁処理が施される。
図4は、用紙処理装置300の開閉扉302を開いた状態の図である。
開閉扉302は、処理部301bに設けられた開口部300aを開閉可能に設けられ、開口部300aを介してユーザー等により行われる断裁部350に対する作業の可否を切替可能に開閉する。
具体的には、開閉扉302は、処理部301b内に設けられた断裁部350を非露出とする外装の一部として機能すると共に、処理部301bに設けられた所定方向(例えば、Z軸方向)の回動軸を中心として回動することにより開閉する。
また、図4に示すように、開閉扉302の内側には搬送部340が設けられている。搬送部340は、中折りされた部位で中綴じされた複数の用紙の中折りの両端を担持して断裁部350に対してZ方向に沿って用紙を搬送する。
図5は、用紙処理装置300の開閉扉302を閉じた状態で開閉扉302に設けられた外装を透過して用紙処理装置内を見た場合の斜視図である。
ここで、図2、図5に示す開閉扉302の位置は、開口部300aを閉じた開閉扉302の位置である。
開閉扉302は、開閉扉302の外装の内側に設けられて閉じた状態の開閉扉302のY方向に沿って延設された部材である係合部302aを有する。
用紙処理装置300は、開口部300aを閉じた開閉扉302のロックとロックの解除とを切替可能に可動するロック部材360(図6等参照)を備える。ロック部材360は、係合部302aに設けられた係合孔302bに対する進入と進入の解除とを切替可能に動作する。
図6は、図5に示すロック部材360付近の構成の詳細図である。
ロック部材360は、処理部301b側に設けられ、図6に示すように、X−Y平面上において、係合部302aの係合孔302bの内側に位置するよう設けられる。
ロック部材360は、断裁部350の動作に連動するよう設けられたロック機構370により動作して用紙処理装置300を閉じた開閉扉302のロックとロックの解除とを切り替える。以下、ロック部材360及びロック部材360の動作に係る構成について詳細に説明する。
図7は、断裁部350及びロック部材360の斜視図である。
図8は、ロック部材360及びロック機構370の斜視図である。
図7に示すように、ロック部材360は、断裁部350の基部351に備え付けられている。具体的には、ロック部材360は、図8に示すように、X方向に沿う回動軸361を有する。回動軸361は、断裁部350の基部351上に固定された軸受け部351a、351aを介して回動可能に支持されている。ロック部材360は、回動軸361及び軸受け部351a、351aを介して、断裁部350の基部351に対して回動可能に軸支されている。
ここで、図8等に示すロック部材360は、上方が開いた方形状の枠体として構成され、当該枠体を構成する側面のうちX方向について互いに対向する2側面の一端側をX方向に沿って貫くように回動軸361が設けられている形態であるが、一例であってこれに限られるものでない。ロック部材360の形状は、係合孔302bに対して進入と進入の解除とを切替可能な形状であればよい。
以下、ロック部材360の部位の記載に際して、回動軸361が設けられた一端側に対してY方向に沿う方向について反対側を他端側と記載する。
また、ロック部材360は、付勢部362により所定方向に付勢されている。
具体的には、付勢部362は、図8に示すように回動軸361の一端側に設けられたねじりコイルばねであり、回動可能に軸支されたロック部材360を断裁部350の基部351側に上方から押し付けるように付勢する。図6〜図8に示すロック部材360の回動角度は、付勢部362の付勢力により断裁部350の基部351側に押し付けられた状態の回動角度を示している。
図9は、ロック部材360の他端側が断裁部350の基部351から上方に立ち上がるように回動した状態を示す図である。
ロック部材360は、ロック機構370を介した動力伝達により、断裁部350の動作に応じて回動する。具体的には、図9に示すように、ロック部材360は、一端側の回動軸361を中心に回動して他端側が断裁部350の基部351から上方に立ち上がるように回動する。
ここで、ロック機構370によるロック部材360の回動について詳細に説明する。
ロック機構370は、断裁部350の基部351に対してY方向に沿って移動可能に設けられた移動部材371、移動部材371をY方向に沿う一方向側に付勢する付勢部材372、断裁部350の動作に応じて移動部材371に対して付勢部材372による付勢方向と逆方向に移動部材371を移動させる伝達部材373等を有する。
以下、Y方向に沿う方向であって付勢部材372により移動部材371に対して加えられる付勢力の向きに対応する方向(図9の右方向)を一方向とし、その逆を他方向とする。
移動部材371は、Y方向に沿う貫通孔を有したガイド部材371aを有する。ガイド部材371aは、Y方向に沿うよう設けられて両端が断裁部350の基部351に固定されたカバー351cに両端を支持された棒状のガイドレール351b、351bを内側に通すよう設けられ、移動部材371を基部351に対してY方向に沿って移動可能に支持する。
また、移動部材371は、Y方向に沿う一方向側への移動に伴い、ロック部材360の回動軸361と当接してロック部材360の他端側を断裁部350の基部351から上方に立ち上がるように回動させる当接部371bと、回動軸361に設けられたピン361aと係合して立ち上がったロック部材360の回動角度の位置決めを行う係合部371cと、を有する。これらについては後述する。
付勢部材372は、ガイドレール351bのY方向に沿う他方向の端部側に設けられたコイルばねであり、ガイド部材371aの他方向側の端部と当接してガイド部材371aを一方向側に押すように付勢することにより、移動部材371を一方向側に付勢する。
伝達部材373は、断裁部350の動作部352bに固定されて動作部352bと移動部材371との間にかけてX方向に沿って延設された部材である。伝達部材373は、断裁部350の動作に応じてX方向に沿って移動するよう設けられている。また、伝達部材373は、移動部材371側の一端に摺接部373aを有する。摺接部373aは、図9に示すように、X−Z平面に対して所定の角度の傾斜を有する傾斜面を有し、当該傾斜面を介して移動部材371の一方向側の端部371dと摺接する。当該傾斜は、伝達部材373の一端に向かって伝達部材373のY方向に沿う幅が先細りするように設けられている。伝達部材373は、摺接部373aの傾斜により、断裁部350の動作に応じて移動部材371に対して付勢部材372による付勢方向と逆方向に移動部材371を移動させる。
図10(A)、(B)は、ロック機構370によるロック部材360の回動角度の変化を示す模式図である。図10(A)は、図6〜図8に示すロック部材360の回動角度に対応する模式図であり、図10(B)は、図9に示すロック部材360の回動角度に対応する模式図である。
伝達部材373がX方向に沿って移動すると、伝達部材373と移動部材371との当接位置は、摺接部373aの傾斜に沿うように変化する。ここで、伝達部材373がX方向に沿って移動することに伴い、摺接部373aの傾斜により、摺接部373aと端部371dとの当接位置と、回動軸361の位置と、の間のY方向の間隔が変化する。具体的には、伝達部材373の一端の先端部分により近い先細り部分で摺接部373aと端部371dとが当接する場合(図10(B)参照)の間隔T2は、X方向に沿う伝達部材373の中央部により近い部分で摺接部373aと端部371dとが当接する場合(図10(A)参照)の間隔T1に比して大きくなる。
X方向に沿う伝達部材373の中央部により近い部分で摺接部373aと端部371dとが当接する場合、図10(A)に示すように、移動部材371のX−Y平面に沿う基部から立設するよう設けられた当接部371bは、Y方向に沿う方向において当接部371bと同一直線状に設けられて回動軸361の下部から下方に向かって延設された突起361bから離間した位置となる。また、当接部371bとは異なる位置で移動部材371のX−Y平面に沿う基部から立設するよう設けられた係合部371cも、回動軸361のピン361aから離間した位置となる。即ち、このとき移動部材371と回動軸361とは当接せず、ロック部材360は付勢部362の付勢力により基部351側に伏せた状態となる。
一方、上記の図10(A)に示す状態から、先細り部分で摺接部373aと端部371dとが当接するように伝達部材373が移動した場合、図10(B)に示すように、移動部材371は、付勢部材372の付勢力により一方向側へ移動する。ここで、付勢部材372による付勢力は、図10(A)に示す状態においても移動部材371に対して働いている。即ち、付勢部材372は、移動部材371を伝達部材373に押し付けるように移動部材371を付勢するものであり、Y方向に沿う方向における移動部材371と伝達部材373との当接位置に応じて移動部材371は移動する。
上記の図10(A)に示す状態から一方向側に移動して図10(B)に示す移動部材371の位置となった場合、当接部371bは、突起361bに当接して突起361bを一方項側に付勢する。当該付勢によって回動軸361が回動することにより、ロック部材360の他端側が断裁部350の基部351から上方に立ち上がるように回動する。また、係合部371cは、回動軸361のピン361aと係合し、ロック部材360の他端側が断裁部350の基部351から上方に立ち上がった所定の角度で保持されるように回動軸361の回動角度を保持する。
なお、付勢部材372による移動部材371への付勢力は、当接部371bと突起361bとの当接により回動軸361を回動させるよう働く力が、付勢部362がロック部材360を断裁部350の基部351側に付勢する力に比してより強くなるよう設けられている。これにより、移動部材371の位置に応じてロック部材360の回動角度が変化する。
次に、断裁部350の動作とロック機構370によるロック部材360の動作及び開閉扉302のロックとの関係について説明する。
断裁部350は、所定位置に対して近接又は離間するように動作して用紙を挟み込んで挟持する挟持部352と、所定位置で挟持部352により挟持された用紙に対して近接又は離間するように動作して当該用紙を断裁する断裁刃353と、を有する。
図11、図12は、断裁部350の上面図である。図11は、挟持部352が閉じた状態を示す。図12は、挟持部352が開いた状態を示す。
図13、図14は、それぞれ、図11、図12の上面図に対応する状態を示す断裁部350のX−Z平面断面図である。
挟持部352は、X方向について互いに対向するよう設けられて協働により用紙を挟み込む固定部352a及び動作部352bと、動作部352bをX方向に沿って移動させる駆動部352c等を有する。
図11〜図14に示すように、固定部352a、動作部352bは共に、Y−Z平面に沿う平面部を互いに対向させるよう設けられている。固定部352aは、断裁部350の基部351に対して平面部の位置が所定位置となるように固定されている。一方、動作部352bは、固定部352aに対してX方向に沿って移動可能に設けられており、平面部を固定部352aに近接させて互いの平面部の間に用紙を挟み込むことにより用紙を挟持する。
図15は、動作部352bと駆動部352cとの連結の一例を示す模式図である。
駆動部352cは、電動機等のモーターであり、後述する用紙処理制御部505の制御下で回転する。駆動部352cは、図15に示すように、伝達ベルト352d、352dを介してナット352e、352eを回転させる。ナット352e、352eは、回転により、螺旋を介して係合するボルト352f、352fをX方向に沿って移動させる。ボルト352f、352fの一端は、動作部352bに固定されており、ナット352e、352eの回転に応じて生じたX方向の移動力を動作部352bに伝達する。
断裁刃353は、挟持部352とは個別にX方向に移動可能に設けられ、図示しないエアシリンダ等の駆動部によりX方向に沿って動作することにより刃を挟持部352により挟持された用紙に当接させて当該用紙の下端を切り落とす。
ここで、図11、図12に示すように、伝達部材373は、動作部352bのY方向の両端のうち、上記の一方向側の一端に固定されている。即ち、伝達部材373は、挟持部352による用紙の挟持又は用紙の挟持の解除に伴い生じる動作部352bのX方向に沿う移動と共にX方向に沿って移動する。当該移動に伴い、伝達部材373の摺接部373aと移動部材371の端部371dとが摺接し、Y方向に沿う方向について、摺接部373aと端部371dとの当接位置が変化する。当該変化に伴い、移動部材371がY方向に沿って移動し、ロック部材360の回動角度が変化する。
ロック部材360は、図9、図10(B)や、図14に示すように、他端側が断裁部350の基部351から上方に立ち上がった回動角度となった場合、図14に示すように、当該他端側を開閉扉302に一体的に設けられた係合部302aの係合孔302bの内側に進入させる。このとき、仮に開閉扉302を開こうとしても、ロック部材360が係合孔302bの内側に当接して開閉扉302を係止することによりロックし、開閉扉302が開くことを防止して開閉扉302により開口部300aが閉じた状態を保持する。
一方、図6〜図8、図10(A)や、図13に示すように、ロック部材360の他端側が立ち上がっていない場合、当該他端側は係合孔302bの下方に位置することとなり、係合孔302bの内部に侵入しないロック解除状態となる。即ち、この状態の場合、開閉扉302はロック部材360による閉じた位置の保持をされないので、ユーザー等による開閉扉302の開閉操作に応じて開閉する。
このように、ロック部材360は、動作部352bとロック部材360とを機械的に連結して動作部352bの所定位置に対する位置に応じて閉じた開閉扉302のロックとロックの解除とを切替可能に可動する。
具体的には、ロック部材360は、回動軸361により支持されて開閉扉302の係合孔302bに対する進入と進入の解除とを切替可能に回動する。
また、ロック機構370は、断裁部350の動作に連動するよう設けられて動作部352bの固定部352aに対する位置に応じてロック部材360による開閉扉302のロックとロックの解除とを切り替える。
具体的には、ロック機構370は、伝達部材373により動作部352bの直動を伝達して、付勢部材372により所定の方向(例えば、X方向)に沿う一方向側に付勢された移動部材371の当該所定の方向に沿う位置を動作部352bの所定位置に応じた位置とする。ここで、移動部材371の所定の方向に沿う位置に応じて、移動部材371と回動軸361の突起361bとの当接の有無が切り替わる。そして、ロック機構370は、移動部材371と回動軸361の突起361bとが当接することにより、回動軸361により回動可能に支持されて付勢部362により係合孔302bに対する進入を解除する方向に付勢されたロック部材360を回動させて係合孔302bに進入させる。
ここで、ロック機構370は、動作部352bの動作に伴い移動する伝達部材373及び移動部材371により、動作部352bの固定部352aに対する離間距離が所定以上である場合にロック部材360を立ち上げて開閉扉302をロックし、動作部352bの固定部352aに対する離間距離が所定未満である場合にロック部材360を基部351側に伏せさせて開閉扉302のロックを解除するように構成されている。
具体的には、例えば、動作部352bと固定部352aとの間にヒトの手が入り込みうる離間距離(例えば、1[cm]等)を所定の離間距離とすることにより、ロック部材360による開閉扉302のロックが解除されて開閉扉302を開けることが可能な状態である場合に、動作部352bと固定部352aとの間の離間距離をヒトの手が入り込めない狭い間隔とすることができる。即ち、開閉扉302の開放により断裁部350に対するアクセスが可能となった際に、動作部352bと固定部352aとの間にユーザーが誤って手を差し入れてしまうことを防止することができる。
図16は、画像形成システム1の制御に係る構成のブロック図である。
画像形成システム1は、画像形成システム1の動作に係るユーザーの入力操作を受け付け、画像形成システム1の動作に係る表示出力を行う操作表示部501と、画像形成システム1全体の動作制御を行う中央制御部502と、画像形成装置100の動作制御を行う画像形成制御部503と、筋付け処理装置200の動作制御を行う筋付け処理制御部504と、用紙処理装置300の動作制御を行う用紙処理制御部505と、平綴じ処理装置400の動作制御を行う平綴じ処理制御部506と、を有する。
操作表示部501は、例えば、タッチパネル方式の操作表示装置や各種の入力のためのスイッチ、キー等を有し、ユーザーの入力内容に応じた信号を中央制御部502に送信する。
中央制御部502、画像形成制御部503、筋付け処理制御部504、用紙処理制御部505及び平綴じ処理制御部506はそれぞれ、CPU、RAM、ROM等を有し、処理内容に応じたソフトウェア・プログラムや各種のデータを読み出して実行処理する。
中央制御部502は、操作表示部501を介して入力されたユーザーの入力内容に応じて、用紙の大きさや画像形成時の色数(例えば、カラー・グレースケール・モノクロ等)、筋付けや余白部分の断裁の実施/非実施、中綴じされる一部の用紙の枚数等、画像形成システム1に係る各種の設定を行う。そして、中央制御部502は、画像形成制御部503、筋付け処理制御部504、用紙処理制御部505及び平綴じ処理制御部506の各制御部に対して設定内容に応じた処理を施すための命令を出力する。各制御部は、命令に応じてそれぞれの制御対象である装置の動作を制御する。
ここでは、特に、用紙処理制御部505の動作について記載する。
用紙処理制御部505は、用紙処理装置300内における用紙の詰まりを検知する検知部505aにより用紙の詰まりが検知された場合にロック部材360による開閉扉302のロックを解除させるように断裁部350を動作させる。以下、詳細に説明する。
検知部505aは、用紙処理装置300内における用紙の搬送経路に設けられた光学センサ等を有する。検知部505aは、搬送経路を通過する用紙による光学センサの光の遮断の有無に基づいて、用紙処理制御部505により行われる用紙処理装置300の各部の動作に応じて用紙が予め想定された所定のタイミングで用紙の搬送経路を通過しているか否かを検知する。
ここで、光学センサにより用紙が予め想定された所定のタイミングで用紙の搬送経路を通過していないことが検知された場合、検知部505aは、用紙の詰まりが検知されたことを示す所定の信号を用紙処理制御部505に出力する。検知部505aから所定の信号を受けると、用紙処理制御部505は、断裁部350の駆動部352cを動作させて動作部352bと固定部352aとの間の離間距離を所定未満とする。このとき、動作部352bと固定部352aとの間の離間距離が所定未満となることにより、ロック部材360が基部351側に伏せるので、開閉扉302はロック部材360によるロックを受けない。よって、ユーザーや整備者は、開閉扉302を解放して用紙処理装置300内に対してアクセスすることができ、詰まりを生じさせた用紙を取り除くことができる。また、このとき、動作部352bと固定部352aとの間の離間距離が所定未満であるので、用紙の詰まりの解消のために用紙処理装置300内にアクセスするユーザー等が誤って動作部352bと固定部352aとの間に手を入れてしまうこともない。
また、用紙処理装置300は、ロック部材360による開閉扉302のロックを手動で解除するための解除手段を備えている。
用紙処理装置300の解除手段は、図2、図3に示す開閉扉302に設けられた貫通孔380である。貫通孔380は、閉じた状態の開閉扉302の外装を貫通するY方向に沿ったスリット形状の孔である。貫通孔380は、上下方向(Z方向)について、ロック部材360が断裁部350の基部351に伏せている場合のロック部材360の他端部の高さにほぼ沿うように設けられている。また、貫通孔380は、板状の部材P(例えば、マイナスドライバーの先端部等)を差し入れ可能なZ方向の幅を有する。また、貫通孔380は、Y方向について、ロック部材360が回動動作により他端側を移動させる範囲を内側に含み、かつ、ロック部材360が基部351から立ち上がる際に他端側が回動により移動する移動方向側(後述の図17(A)、(B)における左側)について、板状の部材Pを差し入れ可能な幅を有する。
図17(A)、(B)は、貫通孔380を介してロック部材360による開閉扉302のロックを解除させる手動作業例を示す図である。
貫通孔380を介してロック部材360による開閉扉302のロックを解除させる場合、ユーザーや整備者は、まず、図17(A)に示すように、貫通孔380の移動方向側(図17の左側)に板状の部材Pを差し入れる。その後、図17(B)に示すように、貫通孔380の長手方向に沿って板状の部材Pを移動方向側の逆側(図17の右側)に向かって移動させることにより、板状の部材Pをロック部材360と接触させてロック部材360を基部351側に伏せさせるように手動で回動させる。このとき、ロック部材360が基部351側に伏せることにより、ロック部材360の他端側が係合孔302bの下方に位置することとなり、係合孔302bの内部に侵入していない状態となるので、ロック部材360による開閉扉302の位置のロックが解除される。
以上、本実施形態の画像形成システム1によれば、断裁部350の動作に連動するよう設けられたロック機構370の機械的な動作により動作部352bの所定位置に対する位置に応じてロック部材360による開閉扉302のロックとロックの解除とを切り替えるので、より簡易な構造で開閉扉302をロック部材360によりロックすることができ、用紙処理装置300内にアクセス可能な状況を限定してユーザー等の安全を守ることができる。
また、ロック機構370は、動作部352bの所定位置に対する離間距離が所定以上である場合にロック部材360に開閉扉302をロックさせ、動作部352bの所定位置に対する離間距離が所定未満である場合にロック部材360による開閉扉302のロックを解除させるよう動作するので、ロック部材360による開閉扉302のロックが解除されて開閉扉302を開けることが可能な状態である場合に、動作部352bと固定部352aとの間の離間距離をヒトの手が入り込めない狭い間隔とすることができ、開閉扉302の開放により断裁部350に対するアクセスが可能となった際に動作部352bと固定部352aとの間にユーザーが誤って手を差し入れてしまうことを防止することができることから、用紙処理装置300内にアクセスするユーザー等の安全を守ることができる。また、動作部352bと固定部352aとの間の離間距離がヒトの手が入り得るような広い間隔の際に開閉扉302の開放が不可能となるようにロック部材360による開閉扉302のロックを行うことができることから、用紙処理装置300内にアクセス可能な状況を限定してユーザー等の安全を守ることができる。
また、断裁部350が、用紙を挟み込む平面部が所定位置に設けられた固定部352aに対して近接又は離間するように動作部352bを動作させて用紙を挟み込んで挟持する挟持部352を有し、ロック機構370は挟持部352の動作に応じてロック部材360による開閉扉302のロックとロックの解除とを切り替えるので、挟持部352の動作部352bと固定部352aとの間の離間距離をヒトの手が入り込めない狭い間隔とすることができ、開閉扉302の開放により断裁部350に対するアクセスが可能となった際に動作部352bと固定部352aとの間にユーザーが誤って手を差し入れてしまって挟持部352に手を挟まれる等の事態を防止することができることから、用紙処理装置300内にアクセスするユーザー等の安全を守ることができる。
また、用紙処理装置300内における用紙の詰まりを検知する検知部505aと、検知部505aにより用紙の詰まりが検知された場合にロック部材360による開閉扉302のロックを解除させるように断裁部350を動作させる用紙処理制御部505と、を備えるので、用紙の詰まりが生じた場合にロック部材360による開閉扉302のロックを解除させて開閉扉302を開けることができるようにすることができ、用紙処理装置300内へのアクセスを容易として円滑に用紙の詰まりを解消可能とすることができる。
また、用紙処理装置300の外部からロック部材360による開閉扉302のロックを解除させる貫通孔380を備えるので、ユーザー等が任意のタイミングで開閉扉302を開けることができ、何らかの理由によりロック部材360による開閉扉302のロックを手動で解除しなければならない場合にも対応することができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記の実施形態では、断裁部350の構成のうち挟持部352の動作部352bとロック機構370とを連動させているが、一例であってこれに限られるものでない。例えば、ロック機構370により断裁刃353とロック部材360とを機械的に連動させて、所定位置の用紙に対する断裁刃353の位置に応じてロック部材360による開閉扉302のロックとロックの解除とを切り替えるようにしてもよい。即ち、上記の実施形態では、動作部352bは、固定部352aと協働して用紙を挟持する挟持部であるが、これに限らず、動作部が断裁刃を有し、動作部の動作に応じて断裁刃が所定位置に対して移動するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、用紙を挟持する二つの部材のうち一つの部材である動作部352bがもう一つの部材である固定部352aに対して動作しているが、両方の部材を用紙の挟持位置としての所定位置に対して近接又は離隔するように動作させてもよい。
また、上記の実施形態におけるロック部材360による開閉扉302のロック方法はあくまで一例であり、これに限られるものでない。
図18〜図20に、他のロック部材、ロック機構の形態例を示す。
例えば、図18(A)、(B)に示すように、伝達部材3731の傾斜をロック部材3601に直接摺接させて、当該傾斜によりロック部材3601を直動させるようにしてもよい。図18(A)、(B)に示す例では、伝達部材3731の傾斜がロック部材3601の下方に潜り込むように摺接してロック部材3601を上下動させているが、伝達部材3731とロック部材3601との位置関係は適宜変更することができる。また、伝達部材3731とロック部材3601との間に介在してロック部材3601を動作させる別の部材があってもよい。
また、図19に示すように、ロック部材3602が回動して開閉扉302に対して引っ掛かりを生じさせることで開閉扉302を閉じた状態でロックするようにしてもよい。
また、図20に示すように、動作部352bを動作させる駆動部352cの駆動力を伝達ベルト374やナット375により伝達されて直動動作するボルト376が開閉扉302の係合孔302bに入り込むように設けられていてもよい。このような構成でも、動作部352bを動作させると共に同一の動力を利用した機械的な構成により開閉扉302をロックすることができる。
また、解除手段についても、上記の実施形態における貫通孔380はあくまで一例であり、これに限られるものでない。
例えば、解除手段は、貫通孔380に対応する位置に外部から操作可能なレバーと、当該レバーの動作に応じてロック部材360を伏せさせるように直動動作や回動動作をする上記の板状の部材Pに対応する部材とを有するようにしてもよい。
また、検知部505aや用紙処理制御部505等の構成についてもあくまで一例であり、これに限られるものでない。
例えば、上記の実施形態では、中央制御部502と用紙処理制御部505とが別個に設けられているが、これらの機能を統合する一の制御部としてもよい。また、当該一の制御部は、画像形成システム1の他の装置の各制御部も統合したものであってよい。
また、検知部505aは光学式に限らず、用紙の搬送の有無を検知可能な構成であればよい。例えば、検知部505aは、搬送経路を通過する用紙に物理的に接触して用紙の通過を検知する構成であってもよい。
また、上記の実施形態において、断裁部350は、中綴じされた複数の用紙を断裁しているが、一例であり限られるものでない。断裁部350は、例えば、中綴じされていない複数の用紙を挟持、断裁することもできるし、一の用紙を挟持、断裁することもできる。
その他、上記の画像形成システム1が備える各部の構成はあくまで一例であり、本発明の特徴を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
例えば、画像形成システム1を構成する画像形成装置100、筋付け処理装置200、用紙処理装置300及び平綴じ処理装置400の一部又は全部が一体となっていてもよい。また、画像形成システム1が備える各装置のうち、一部の装置が省略されていてもよい。
1 画像形成システム
100 画像形成装置
300 用紙処理装置
301 筐体
302 開閉扉
302a 係合部
302b 係合孔
350 断裁部(断裁手段)
352 挟持部
352a 固定部
352b 動作部
352c 駆動部
353 断裁刃
360、3601、3602 ロック部材
361 回動軸
362 付勢部
370 ロック機構
371 移動部材
372 付勢部材
373、3731 伝達部材
373a 摺接部
380 貫通孔(解除手段)
505 用紙処理制御部(制御手段)
505a 検知部(検知手段)

Claims (10)

  1. 所定位置に対して近接する近接位置と離間する離間位置とを移動するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、
    前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、
    を備える用紙処理装置において、
    前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、
    前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部が前記離間位置に位置する場合に前記ロック部材に前記開閉扉をロックさせ、前記動作部が前記近接位置に位置する場合に前記ロック部材に前記開閉扉のロックを解除させるロック機構と、
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記動作部は、互いに対向する位置に設けられた二つの部材を有し、当該二つの部材の少なくとも一方を前記所定位置に対して近接又は離間するように動作させて当該二つの部材間に用紙を挟み込んで挟持する挟持部を備えることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記動作部は、前記所定位置で前記挟持部により挟持された用紙に対して近接又は離間するように動作して当該用紙を断裁する断裁刃を備えることを特徴とする請求項2に記載の用紙処理装置。
  4. 前記用紙処理装置内における用紙の詰まりを検知する検知手段と、
    前記検知手段により用紙の詰まりが検知された場合に前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させるように前記動作部を動作させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  5. 所定位置に対して近接又は離間するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、
    前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、
    を備える用紙処理装置において、
    前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、
    前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部の前記所定位置に対する位置に応じて前記ロック部材による前記開閉扉のロックとロックの解除とを切り替えるロック機構と、
    を備え
    前記ロック機構は、前記動作部の前記所定位置に対する離間距離が所定以上である場合に前記ロック部材に前記開閉扉をロックさせ、前記動作部の前記所定位置に対する離間距離が所定未満である場合に前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させるよう構成されていることを特徴とする用紙処理装置。
  6. 所定位置に対して近接又は離間するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、
    前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、
    を備える用紙処理装置において、
    前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、
    前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部の前記所定位置に対する位置に応じて前記ロック部材による前記開閉扉のロックとロックの解除とを切り替えるロック機構と、
    を備え
    前記動作部は、互いに対向する位置に設けられた二つの部材を有し、当該二つの部材の少なくとも一方を前記所定位置に対して近接又は離間するように動作させて当該二つの部材間に用紙を挟み込んで挟持する挟持部を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  7. 記動作部は、前記所定位置で前記挟持部により挟持された用紙に対して近接又は離間するように動作して当該用紙を断裁する断裁刃を備えることを特徴とする請求項6に記載の用紙処理装置。
  8. 所定位置に対して近接又は離間するように動作する動作部を有し当該所定位置で保持された用紙を断裁する断裁手段と、
    前記断裁手段を収容する筐体に設けられて前記断裁手段に対する作業のための開口部を開閉する開閉扉と、
    を備える用紙処理装置において、
    前記開口部を閉じた前記開閉扉のロックとロックの解除とを切替可能に動作するロック部材と、
    前記動作部と前記ロック部材とを機械的に連結して前記動作部の前記所定位置に対する位置に応じて前記ロック部材による前記開閉扉のロックとロックの解除とを切り替えるロック機構と、
    前記用紙処理装置内における用紙の詰まりを検知する検知手段と、
    前記検知手段により用紙の詰まりが検知された場合に前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させるように前記動作部を動作させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  9. 前記用紙処理装置の外部から前記ロック部材による前記開閉扉のロックを解除させる解除手段を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  10. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置により画像が形成された用紙を断裁する請求項1〜のいずれか一項に記載の用紙処理装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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