JP2007084266A - 物体搬送機 - Google Patents
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Abstract
【構成】 密閉式箱体(1)の流体供給室(8)の上部開口面(11)に搬送物載置用プレート(2)を配置し、且つ成形枠(3)でセットし、そのプレート(2)を複数枚の分割プレート(21)〜(2n)を密着して成形し、且つその密着前の各分割プレート(21)〜(2n)に傾斜凹条溝(5)を成形し、当該各分割プレートを蜜着して同一方向に向く流体吐出用傾斜孔(4)を形成し、前記箱体に流体供給口(7)を設けた物体搬送機の構成。
【選択図】 図2
Description
また、その斜孔は0.4〜0.1mmのきわめて小径であることにより、この考案を実施することは実際には技術的に不可能に近く現実的ではない。そして、仮に孔明け加工が可能であっても、小径孔が詰まったときの洗浄やメンテナンスが困難である。さらに、空気供給室内には遮蔽板がないため、斜孔からの均一な吐出ができないため、一部の小径孔から空気が多く吐出してスムーズな搬送ができない結果になる恐れがあった。
なお、プレートに設ける流体吐出用傾斜孔の向きを、前進方向と後退方向に組み合わせ、且つ箱体の流体供給室を空気導入口を複数の分室に仕切って空気の供給を往動又は復動に切替えられるようにすることによって、搬送物の往復搬送させることが可能となる。
また、分割プレートを金属材料で製作する場合は放電加工、打刻、エッチング(腐食)加工で行う。
箱体の流体供給室は、その底部に圧縮空気を可とする流体供給口を設けると共にその供給口の直上に流体均等供給部材を配置してある。
7は箱体1の流体供給室8に流体を送り込むための供給口、8は前記箱体1の流体供給室、81・82は流体供給室8を仕切体で仕切った分室である。
(1) 搬送方向に沿って分割された分割プレート21〜2nを密着してプレート2を形成する。
(2) 分割プレート21〜2nを箱体の開口面11に配置し、且つこれを成形枠3で密着して1枚のプレート2にセットする。
(3) 図2において、プレート2の上に搬送物Wを乗せる。
(4) 箱体1の流体供給口7から箱体1の流体供給室8に圧縮空気を供給する。
(5) 箱体1の流体供給室8に供給された圧縮空気は遮蔽板6又は小孔付き遮蔽板61に当たってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1の流体供給室8内を上昇する。又は図5にあっては、流体噴出キャップ6′に当たって水平方向の噴出孔61′から外方に流動しながら箱体1の流体供給室8内を上昇する。
(6) 箱体1の流体供給室8において上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から搬送方向に吐出する。
(7) プレート2上の搬送物Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって当該プレート面から浮上させるような圧力を与えながら前方に搬送される。この場合、プレート平面の両側のガイド体9によって搬送物Wが経路から外れないようになっている。
(1) 搬送方向と直交する方向に沿って複数に分割された分割プレート21′・22′〜2n′を張設してプレート2を形成する。
(2) 上記の段落「0024」の(2)〜(7)の工程と同じ。
(1) 搬送方向に沿って分割された分割プレート21〜2nに設けた凹条溝5が1枚おきに搬送物Wの前進方向と後退方向に向くように密接してプレート2を形成する。すなわち、分割プレートの21・23・25・27に設けた傾斜凹条溝5が前進用として分室81に連通している。また、分割プレート22・24・25・26・2nに設けた傾斜凹条溝5が後退用として分室82に連通している。前記の凹条孔溝5は各分割プレート21〜2nを密着させることによって圧縮流体の吐出用傾斜孔4が形成される.
(2) 箱体1内の流体供給室8を仕切体12で仕切った搬送物Wの前進用分室81と後退用の分室82に圧縮空気を供給する。
(3) その一方の分室81に搬送物前進流体吐出用傾斜孔4を配置し、他の分室82に搬送物後退流体吐出用傾斜孔4を配置する。
(4) 分割プレート2を箱体の開口面11に配置し、成形枠3で単一枚プレートにのセットする。
(5) プレート2の上に搬送物Wを乗せる。
(6) 箱体1の流体供給口7から前進用の分室81に圧縮空気を供給する。
(7) 箱体1内に供給された圧縮空気は均等供給部材6にあたってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1の流体供給室8内を上昇する。
(8) 箱体1内を上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から吐出する。
(9) プレート2上の搬送物体Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって浮上させるような圧力を与えながら前方に搬送される。
(10) 上記(6)において、公知の切換機構(図示省略)によって、箱体1の流体供給口7から後退用の分室82に圧縮空気を供給する。
(11) 箱体1の流体供給室8に供給された圧縮空気は遮蔽板6にあたってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1内を上昇する。
(12) 箱体1内を上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から吐出する。
(13) プレート2上の搬送物Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって浮上させるような圧力を与えながら後退方向に搬送される。
(1) 上記の段落「0024」の(1)〜(7)の工程は同じである。
(8) プレート2の平面における両側のガイド体9の室にノズルN等の噴射機構から噴射された圧縮空気が送られ、流体吐出用傾斜孔10から吐出される。これによって、搬送物Wをプレート2から浮上させるような状態にすると共に、左右両側の圧縮空気で当該搬送物Wを前方に搬送する。なお、この場合は、プレート2に設ける流体吐出用の孔は傾斜孔4のほか垂直孔4′でも可能である(図11・図12)。
2…プレート
21〜2n…分割プレート
3…プレート成形枠
4…流体吐出用傾斜孔
5…凹条溝
6…遮蔽板等の流体均等供給部材
61…小孔(6n)付き遮蔽板
6′…流体噴出キャップ
7…流体供給口
8…流体供給室
81・82…流体供給室の分室
9…ガイド体
10…ガイド体の流体吐出傾斜孔
また、その斜孔は0.4〜0.1mmのきわめて小径であることにより、この考案を実施することは実際には技術的に不可能に近く現実的ではない。そして、仮に孔明け加工が可能であっても、小径孔が詰まったときの洗浄やメンテナンスが困難である。さらに、空気供給室内には遮蔽板がないため、斜孔からの均一な吐出ができないため、一部の小径孔から空気が多く吐出してスムーズな搬送ができない結果になる恐れがあった。
なお、プレートに設ける流体吐出用傾斜孔の向きを、前進方向と後退方向に組み合わせ、且つ箱体の流体供給室を空気導入口を複数の分室に仕切って空気の供給を往動又は復動に切替えられるようにすることによって、搬送物の往復搬送させることが可能となる。
また、分割プレートを金属材料で製作する場合は放電加工、打刻、エッチング(腐食)加工で行う。
箱体の流体供給室は、その底部に圧縮空気を可とする流体供給口を設けると共にその供給口の直上に流体均等供給部材を配置してある。
図2〜5及び図12〜14において、7は密閉式箱体1の流体供給室に流体を送り込むための供給口であり、箱体1の底部に設けてある。8は前記箱体1の流体供給室、81・82は流体供給室8を仕切体で仕切った分室である。
この場合は図11・図12に示すように分割プレートに設けた流体吐出傾斜孔4の吐出口の向きを搬送物Wの前進用と後退用を適宜に組合わせてプレート2を形成する。
(1) 搬送方向に沿って分割された分割プレート21〜2nを密着してプレート2を形成する。
(2) 分割プレート21〜2nを箱体の開口面11に配置し、且つこれを成形枠3で密着して1枚のプレート2にセットする。
(3) 図2において、プレート2の上に搬送物Wを乗せる。
(4) 箱体1の流体供給口7から箱体1の流体供給室8に圧縮空気を供給する。
(5) 箱体1の流体供給室8に供給された圧縮空気は遮蔽板6又は小孔付き遮蔽板61に当たってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1の流体供給室8内を上昇する。又は図5にあっては、流体噴出キャップ6′に当たって水平方向の噴出孔61から外方に流動しながら箱体1の流体供給室8内を上昇する。
(6) 箱体1の流体供給室8において上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から搬送方向に吐出する。
(7) プレート2上の搬送物Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって当該プレート面から浮上させるような圧力を与えながら前方に搬送される。この場合、プレート平面の両側のガイド体9によって搬送物Wが経路から外れないようになっている。
(1) 搬送方向(長手方向)と直交する方向に沿って複数に分割された分割プレート21′・22′〜2n′を張設してプレート2を形成する。
(2) 上記の段落「0024」の(2)〜(7)の工程と同じ。
(1) 搬送方向に沿って分割された分割プレート21〜2nに設けた凹条溝5が1枚おきに搬送物Wの前進方向と後退方向に向くように密接してプレート2を形成する。すなわち、分割プレートの21・23・25・27に設けた傾斜凹条溝5(傾斜凹条溝5の配置は図1の平面図を参照)が前進用として分室81に連通している。また、分割プレート22・24・25・26・2nに設けた傾斜凹条溝5(傾斜凹条溝5の配置は図1の平面図を参照)が後退用として分室82に連通している。前記の凹条孔溝5は各分割プレート21〜2nを密着させることによって圧縮流体の吐出用傾斜孔4が形成される。
(2) 箱体1内の流体供給室8を仕切体12で仕切った搬送物Wの前進用分室81と後退用の分室82に圧縮空気を供給する。
(3) その一方の分室81に搬送物前進流体吐出用傾斜孔4を配置し、他の分室82に搬送物後退流体吐出用傾斜孔4を配置する。
(4) 分割プレート2を箱体の開口面11に配置し、成形枠3で単一枚プレートにセットする。
(5) プレート2の上に搬送物Wを乗せる。
(6) 箱体1の流体供給口7から前進用の分室81に圧縮空気を供給する。
(7) 箱体1内に供給された圧縮空気は均等供給部材6にあたってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1の流体供給室8内を上昇する。
(8) 箱体1内を上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から吐出する。
(9) プレート2上の搬送物体Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって浮上させるような圧力を与えながら前方に搬送される。
(10) 上記(6)において、公知の切換機構(図示省略)によって、箱体1の流体供給口7から後退用の分室82に圧縮空気を供給する。
(11) 箱体1の流体供給室8に供給された圧縮空気は遮蔽板6にあたってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1内を上昇する。
(12) 箱体1内を上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から吐出する。
(13) プレート2上の搬送物Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって浮上させるような圧力を与えながら後退方向に搬送される。
(1) 上記の段落「0024」の(1)〜(7)の工程は同じである。
(8) プレート2の平面における両側のガイド体9の室にノズルN等の噴射機構から噴射された圧縮空気が送られ、流体吐出用傾斜孔10から吐出される。これによって、搬送物Wをプレート2から浮上させるような状態にすると共に、左右両側の圧縮空気で当該搬送物Wを前方に搬送する。なお、この場合は、プレート2に設ける流体吐出用の孔は傾斜孔4のほか垂直孔4′でも可能である(図11・図12)。
2…プレート
21〜2n…分割プレート
3…プレート成形枠
4…流体吐出用傾斜孔
5…凹条溝
6…遮蔽板等の流体均等供給部材
61…小孔(6n)付き遮蔽板
6′…流体噴出キャップ
7…流体供給口
8…流体供給室
81・82…流体供給室の分室
9…ガイド体
10…ガイド体の流体吐出傾斜孔
(1) 搬送方向に沿って分割された分割プレート21〜2nに設けた凹条溝5が1枚おき又は2枚ないし3枚の複数おきに搬送物Wの前進方向と後退方向に交互に向くように密接してプレート2を形成する。すなわち、分割プレートの21・23・25・27に設けた傾斜凹条溝5(傾斜凹条溝5の配置は図1の平面図を参照)が前進用として分室81に連通している。また、分割プレート22・2 4 ・2 6 ・2nに設けた傾斜凹条溝5(傾斜凹条溝5の配置は図1の平面図を参照)が後退用として分室82に連通している。前記の凹条孔溝5は各分割プレート21〜2nを密着させることによって圧縮流体の吐出用傾斜孔4が形成される。
(2) 箱体1内の流体供給室8を仕切体12で仕切った搬送物Wの前進用分室81と後退用の分室82に圧縮空気を供給する。
(3) その一方の分室81に搬送物前進流体吐出用傾斜孔4を配置し、他の分室82に搬送物後退流体吐出用傾斜孔4を配置する。
(4) 分割プレート2を箱体の開口面11に配置し、成形枠3で単一枚プレートにセットする。
(5) プレート2の上に搬送物Wを乗せる。
(6) 箱体1の流体供給口7から前進用の分室81に圧縮空気を供給する。
(7) 箱体1内に供給された圧縮空気は均等供給部材6にあたってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1の流体供給室8内を上昇する。
(8) 箱体1内を上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から吐出する。
(9) プレート2上の搬送物体Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって浮上させるような圧力を与えながら前方に搬送される。
(10) 上記(6)において、公知の切換機構(図示省略)によって、箱体1の流体供給口7から後退用の分室82に圧縮空気を供給する。
(11) 箱体1の流体供給室8に供給された圧縮空気は遮蔽板6にあたってその遮蔽板の下面に沿って外方に流動しながら箱体1内を上昇する。
(12) 箱体1内を上昇した圧縮空気は、複数の流体吐出用傾斜孔4を通じて均一な圧力でプレート2上から吐出する。
(13) プレート2上の搬送物Wは、上記流体吐出用傾斜孔4からの圧縮空気によって浮上させるような圧力を与えながら後退方向に搬送される。
Claims (5)
- 密閉式箱体(1)の上部開口面(11)に搬送物載置用プレート(2)を配置し、そのプレート(2)は複数枚の分割プレート(21)〜(2n)を密着して成形し、且つその密着前の各分割プレート(21)〜(2n)に傾斜凹条溝(5)を成形し、当該各分割プレートを蜜着して同一方向に向く流体吐出用傾斜孔(4)を形成し、前記箱体に流体供給口(7)を設けたことを特徴とする物体搬送機。
- 密閉式箱体(1)の上部開口面(11)に搬送物載置用プレート(2)を配置し、そのプレート(2)を複数枚の分割プレート(21)〜(2n)を密着して成形し、且つその
密着前の各分割プレート片に傾斜凹条溝(5)を成形し、且つ当該傾斜凹条溝を前進方向と後退方向に交互に向けて分割プレート(21)〜(2n)を密着し、前記の箱体(1)の内部を仕切体(12)で仕切って前進用分室(81)と後退用分室(82)を形成し、各分室に流体供給口(7)を設けたことを特徴とする流体搬送機。 - 密閉式箱体(1)の上部開口面(11)に搬送物載置用プレート(2)を配置し、その搬送物の搬送方向に直交する方向に沿って複数枚に傾斜して分割した分割プレート(21′)〜(2n′)を密着して形成し、その密着前の各分割プレート(21′)〜(2n′)に傾斜凹条溝(5)を成形し、当該各分割プレートを蜜着して同一方向に向く流体吐出用傾斜孔(4)を形成し、前記箱体に流体供給口(7)を設けたことを特徴とする物体搬送機。
- 密閉式箱体(1)の上部開口面(11)に搬送物載置用プレート(2)を配置し、そのプレート(2)は複数枚の分割プレート(21)〜(2n)を密着して成形し、且つその密着前の各分割プレート(21)〜(2n)に傾斜凹条溝(5)又は垂直凹条溝(5′)を成形し、当該各分割プレートを蜜着して同一方向に向く流体吐出用傾斜孔(4)又は流体吐出用垂直小孔(4′)を形成し、上記の搬送物載置用プレート(2)の両側にガイド体(9)を設け、そのガイド体に流体吐出用傾斜孔(10)を設けたことを特徴とする物体搬送機。
- 流体を各流体吐出用傾斜孔(4)に均等に送り込むための均等供給部材(6)を無孔の遮蔽板とし、又は複数の小孔付きの遮蔽板(6′)とし、又は水平方向に噴出孔を有する噴出キャップ(6")とした請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の物体搬送機。
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JPS59121226A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-13 | Fujitsu Ltd | エアベアリング |
JPH11118357A (ja) * | 1997-08-04 | 1999-04-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 対象物体の加熱処理方法およびそのための装置 |
JP2000128346A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-05-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 浮揚装置、浮揚搬送装置および熱処理装置 |
JP2005200174A (ja) * | 2004-01-16 | 2005-07-28 | Mitsubishi Materials Techno Corp | エアフロー整列キャップ供給器 |
-
2005
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