JP2007084152A - パウチ供給装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パウチの補充、サイズ形状変更が容易であり、且つ供給不良を防止可能にするパウチ供給装置とその方法を提供することを課題とする。
【解決手段】袋状のパウチ1を複数枚積重ねた集積体10の最も下側のパウチの袋状底部1bの先端部を取出して、そのパウチを下側へ引離し、その袋状の口部1aを上側に直立させて、該パウチを後継機である充填装置に引渡すパウチ供給装置100であって、パウチ搬送ベルトコンベア20と、光電スイッチ30と、パウチ取出機構40と、並行間隔ガイド面80と、傾斜ガイド面部50と、終端水平ガイド面部51と、チャック移動機構60と、パウチ直立機構70と、それらの動作を所定のタイミングで駆動させる中央制御部90と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、袋状のパウチを複数枚積重ねた集積体から一枚ずつ取出し袋状口部を上側に直立させて後継機である充填装置に供給するパウチ供給装置及びその方法に関する。
従来から集積されたパウチを1枚ずつ切り離し或は取出してそのパウチを次の工程、例えば流体、粉体、粒状体などの流動性の物質を自動充填・包装する自動充填機へ引渡すパウチ供給装置が提供されていた。
それらのパウチ供給装置において、パウチの袋開口部を進行方向に整列させ、集積されたパウチの下側から1枚ずつ取出す際に、パウチ開口部の形状によりパウチの姿勢が不安定或はパウチの相対位置が不定となる取出し不良が発生する問題があった。また、パウチの開口部の形状はこれらの取出し作業に大きな影響を与えるため、異なるパウチ形状にセット替えする場合は、調整に時間を要する問題があった。さらに、パウチの補充については、袋状口部あるいは袋状底部を揃えて一定の傾斜にして積重ねるため手間がかかっていた。このため補充の手間がかからない供給装置が求められていた。
特許文献1は、集積されたパウチのストッカーを複数台設け、ストッカーを移動させて補充するパウチ供給装置の発明である。特許文献2は、パウチを連続させてロール状に巻いたものとして補給する発明である。しかしこれらの発明は特別な補給構成すなわち複数のパウチ収納部とその移動機構や、特殊なパウチを用いなければならない問題があった。
特開平8−151018号公報(第2頁、第1図) 特開平6−64611号公報(第2頁、第1図)
本発明はパウチの補充、サイズ形状変更が容易であり、且つ供給不良を防止可能なパウチ供給装置とその方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明のパウチ供給装置は、袋状のパウチを複数枚積重ねた集積体の最も下側のパウチの袋状底部の先端部を取出して、そのパウチを下側へ引離し、その袋状の口部を上側に直立させて、該パウチを後継機である充填装置に引渡すパウチ供給装置であって、
搬送始端に投入された前記パウチの集積体を搭載して移動させるパウチ搬送ベルトコンベアと、
パウチ搬送ベルトコンベアの搬送終端でパウチの集積体の最下位のパウチの先端が所定長突出した状態を検知して信号を送る光電スイッチと、
その信号により前記最下位のパウチを下側へ取出すため、バキュームパットと、そのバキュームパットをパウチの袋状底部下側から上方に押付ける第1のシリンダと、押付けた状態で吸引すると共にその袋状底部を下側に取出す第2のシリンダからなるパウチ取出機構と、
前記パウチ搬送ベルトコンベアの上側の両側面に設けられ、前記パウチの袋幅に所定のクリアランスを加えた並行間隔ガイド面と、
前記パウチ搬送ベルトコンベアの始端上側に設けられたパウチ投入口と、
その、パウチ搬送ベルトコンベアの搬送により移動する前記集積体の各パウチの先端位置が、その積重ねの下位のパウチに対してそれらの上位のパウチが後ろ側に位置する傾斜集積体を形成させるためベルトコンベア面に対向して次第にその面に近づく傾斜面をその上側に設けた傾斜ガイド面と、
前記パウチ搬送ベルトコンベアの終端部上側に設けられ、前記傾斜ガイド面の出口側からパウチ搬送ベルトコンベアによって搬送される前記傾斜集積体の下位側のパウチの移動を容易にするため前記パウチ搬送ベルトコンベアに対して前記出口側のガイド面より高い位置にある終端水平ガイド面と、
前記パウチ取出機構によりバキュームパットに吸着し、斜め下方に取出された最下位のパウチの袋状底部の先端部を把持するチャック部と、該チャック部を把持する信号を送ると共にパット吸引OFFの信号を送るチャック支持部と、該チャック支持部を斜め下側方向へ移動させるためのガイドレールと、そのガイドレールにより移動駆動を行うサーボモータとからなるチャック移動機構と、
前記チャック移動機構によりパウチを斜め下方へ取出す際にそのパウチの袋状両側部に載せる2本のアームと、その2本のアームの下端部をそれぞれ回動自在に枢着させた第1のシャフトと、前記ガイドレールに平行に配置されたシリンダベースと、そのシリンダベースの一端に回動自在に枢着された前記アームを揺動させるためのアーム揺動シリンダと、そのアーム揺動シリンダのシリンダ先端に回動自在に枢着されたスイングアームと、そのスィングアームの他端に回動自在に枢着され前記シリンダベースの他端に配設された第2のシャフトと、前記第1のシャフトと第2のシャフトの間をギアを介して連結するタイミングベルトとからなり、前記アーム揺動シリンダの圧縮によりスィングアームが時計方向に回転し、タイミングベルトを介して前記2本のアームが回転し、それに載っているパウチの袋状口部を上側に直立させるパウチ直立機構と、それらの動作を所定のタイミングで駆動させる中央制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記パウチ取出機構は、さらに、前記バキュームパットがパウチの袋状底部下側から上方に押付けるに際して、そのバキュームパットによりパウチが上方へ逃げないように該バキュームパットの上方に所定の重さのロッドが自重により下方へスライドするスライドロッドを含むことを特徴とする。
また、前記傾斜ガイド面は、さらに、その傾斜ガイドがパウチ搬送ベルトコンベア面と対向する全長範囲部のガイド下面側にパウチ搬送ベルトコンベアの進行方向に対して垂直方向に所定のピッチで複数の溝部を設けることを特徴とする。
また、前記傾斜ガイド面の出口側の複数の溝部出力側所定領域には、さらに、パウチ搬送ベルトコンベアの進行方向に平行な複数の溝部を加えた網状溝部を設けることを特徴とする。
また、前記終端水平ガイド面は、さらに、パウチ搬送ベルトコンベア進行方向に並行した中心領域に第1の所定幅Wと所定長Lからなる長方形の複数の空間部を設け、その空間部の両側の水平ガイド面上にそれぞれ載せたとき、前記第1の所定幅Wより狭い第2の所定幅Dを形成するように2枚のサイドガイド板を設け、それらの複数の前記空間部に第2の所定幅Dを高さとする金属円筒がそれぞれ挿入され、前記傾斜ガイド部に出口から排出される前記傾斜集積体がパウチ搬送ベルトコンベア面上で滑らないように前記金属円筒の自重でパウチ搬送ベルトコンベア面に押付けられながら水平ガイド面を搬送されることを特徴とする。
また、前記並行間隔ガイド面は、さらに、異なる種類のパウチ袋幅の変化に対応するため、前記両側のガイド面は、その並行間隔を調整するための幅決めシャフトがパウチ搬送ベルトコンベアの始端側と終端側のそれぞれの近くに設けられ、
前記一端側の幅決めシャフトは、幅を可変するハンドルを設け、他端側の幅決めシャフトは前記ハンドルに連動してローラチェーンを介して可変するパウチ袋幅調整機構をさらに設けることを特徴とする。
また、前記パウチ直立機構の2本のアームは、それらのアームの間隔をスライド可能にするように、第1のシャフトに枢着させたスプラインシャフトと各アームに枢着させたスプラインナットとを組合せて設け、スプラインシャフト側を回動させればそれに従ってスプラインナット側が回動し、スプラインナットを軸方向にスライドさせても、回動の位相は変化しないアーム間隔調整機構をさらに設けることを特徴とする。
本発明のパウチ供給方法は、袋状のパウチを複数枚その袋状底部を進行方向の先端にして積重ねた集積体をパウチ搬送ベルトコンベア上で移動させ、所定時間毎に一枚ずつ取出して、袋状口部を上側に直立させ、その口部から収納すべき内容物を前記所定時間毎のタイミングに合わせて自動的に取り入れる後継機である充填装置に引渡す方法であって、
所定速度で移動しているパウチ搬送ベルトコンベアがその始端部上に投入された前記集積体を一方向に進行させる工程と、
そのパウチ搬送ベルトコンベアに対向して上側に設けられている傾斜ガイド面と、進行する集積体の各移動方向の位置における最上位のパウチとの間の摩擦作用により、各パウチの先端位置がその積重ねの下位のパウチに対して、それらの上位のパウチが進行方向に対して後ろ側に位置する傾斜集積体を形成・進行させる工程と
前記傾斜集積体をパウチ搬送ベルトコンベアの終端部で容易に移動させるように、前記傾斜ガイド面の排出口側のガイド面より高い位置にある終端側水平ガイド面下を移動させる工程と、
前記傾斜集積体の最下位のパウチの先端がパウチ搬送ベルトコンベア終端から所定長突出した状態を光電スイッチが検知し、その信号を出力する工程と、
前記信号の出力を受けて、第1のシリンダがその先端にあるバキュームパットを最下位のパウチの袋状底部下側から上方へ押付ける工程と、
前記工程に引き続きパウチを吸引したまま第2のシリンダが、前記第1のシリンダの支持体を回動させてパウチを斜め下側へ引出す工程と、
引出されたパウチ底部へチャック部を支持したチャック支持部を斜め下側より上方へ移動させると共に、そのパウチの底部をチャック部で把持させ次に吸引しているバキュームパットの吸引を止める信号を送る工程と、
チャック部で把持されたパウチを斜め下側方向へガイドレールにより移動させると共に、そのパウチの袋状両側部を2本のアーム上に載せる工程と、
その2本のアーム上に載せたパウチの袋状口部を上側として直立させるため、2本のアームを枢着させた第1のシャフトを支点として回転させるように、アーム揺動シリンダを収縮させ第2のシャフトをスイングアームを介して回転させ、さらにタイミングベルトを介して第1のシャフトを回転させてパウチを直立させる工程とを少なくとも備えることを特徴とする。
また、前記傾斜ガイド面部上側には、そのガイド面を前記パウチ搬送ベルトコンベアの搬送方向に沿って水平前後方向にスライドさせる傾斜ガイド面部スライド機構を備え、
傾斜ガイド面部スライド機構と傾斜ガイド面上側とは接続手段で接続され、前記パウチ搬送ベルトコンベアが稼働中は前記中央制御部は、予め定めた所定時間毎にガイド面部を水平方向にスライドさせる信号を前記傾斜ガイド面部スライド機構へ送る第1の手段と、
押しボタンを含む入力装置から中央制御部が信号を受けたときは、傾斜ガイド面部スライド機構へスライドさせる信号を送る第2の手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記傾斜ガイド面部スライド機構は、そのガイド面の上面側に接続する接続平板と、その接続平板を水平方向にエア供給を切替えることによりスライドさせるガイド付シリンダと、そのシリンダを挟んで前記接続平板と接続された支持アングル及び支持柱と、その支持柱の上部に設けられその上部で前記パウチ搬送ベルトコンベア移動方向に垂直な横方向にスライド自在の横方向スライド角柱と、そのスライド角柱をパウチ搬送ベルトコンベアに垂直な横方向にしてパウチ搬送ベルトコンベアと同一架台上に直立して設置させるスタンドと、そのスタンドの高さを調整させる高さ調整機構とから構成され、
前記傾斜ガイド面部は、高さ調整機構と、角柱の横方向スライド機構により、前記パウチ搬送ベルトコンベアの搬送方向との位置調整を行うことを特徴とする
本発明のパウチ供給装置及びその方法によれば、パウチの補充が容易であり、又、パウチの形状及びサイズの変更にあわせた調整が短時間で行える。さらに、パウチ集積体の最下位から取出す機構により取出し不良を大幅に低減することができる。
本発明のパウチ供給装置の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のパウチ供給装置の構成を示す正面図である。
図1のパウチ供給装置100において、20はパウチ搬送ベルトコンベアを示し、始端20aから終端20bへパウチ集積体10を載せて右側へ進行搬送させる。20cはプーリ、20dは駆動軸,20eは駆動モータを示す。
パウチ搬送ベルトコンベア20の始端20aの上方にはパウチの集積体10の投入口20xがあり、終端20bにはパウチを一枚ずつ排出する排出口20yがある。
尚、集積体10はパウチ1を複数枚例えば数十枚程度積重ねた状態を示す。但しこの集積体10の各パウチ1はベルトコンベア20の進行方向へ袋状底部1bを先端として集積させておく。
以上のように集積することにより、排出口20yにおけるパウチ1の先端は必ず袋状底部1bとなり、パウチの袋状口部1aの形状に関係なく底面部を安定して吸着及び把持(チャック)でき、信頼性が向上する。
50は傾斜ガイド面部を示し、そのガイド面は下側にあるベルトコンベア20と対向している。傾斜ガイド面部50は右側へ進行するにつれて下側のベルトコンベア20に接近し、そのガイド面出口部50dに達する。
前記集積体10は投入口20xから投入されてベルトコンベア20に載ると直ちに右側に移動進行する。集積体10の上位にあるパウチ1ほどその先端の袋状底部1bが傾斜ガイド面部50の下面に接触し、その右側への移動が阻止され下位のパウチ1に対してその先端が後ろ側へ後退する。最下位のパウチ1はベルトコンベア20に乗って進行するが次第に図1、図6に示すごとく傾斜集積体11を形成することとなる。
すなわち、傾斜集積体11は、下位のパウチ1に対して上位のパウチ1はその先端の進行の位相が遅れるように積み重なる。
以上の状態で最下位のパウチ先端はガイド面出口部50dに達する。このガイド面出口部50dで、もしガイド面出口部50dとベルトコンベア20の間隔Gの対向面がベルトコンベアの終端20bまで続くと、その移動に対する抵抗が大きいのでガイド面出口部50dから終端20bまでの間には移動抵抗を少なくするため終端水平ガイド面部51を設けてベルトコンベア20との間隔を前記間隔Gより大きく形成させている。
尚、傾斜ガイド面部50のベルトコンベア側の面は進行方向に対して垂直方向に複数の溝が設けてある。この溝によりパウチ1の進行方向先端が接触したとき摩擦により後退し、複数のパウチが狭い空間に入り集積体10が動けなくなることを防止している。(図6参照)
傾斜ガイド面部50において、50aは傾斜面が直線部であり、ガイド面出口部50dは傾斜面が曲線部となっている。又、溝はガイド面出口部50dに近い部分は進行方向の溝を加えて網目溝部50bとしてもよい。
このようにすれば、ガイド面出口部50dでベルトコンベア20の進行方向に垂直方向の圧縮圧力の不均衡によりパウチ1が曲がって進行することを防止し、供給不良をなくすることができる。
次に、前記終端水平ガイド面部51の構造を説明する。終端水平ガイド面部51には中心部に沿って幅W、長さL、の長方形の穴を3箇所設ける。その終端水平ガイド面部51の上に2枚のサイドガイド53を図6(a)に示すようにネジ留め固定する。その際2枚のサイドガイド53は間隔Dとなるように配設する。
底に形成された3箇所の長方形穴に高さD、直径Lよりそれぞれ小さい円筒状のロッドの3個のウェイトローラ52をそれぞれ挿入する。
以上の構成によってウェイトローラ52の自重によりその下を通過するパウチがベルトコンベア20上でスリップすることを防止し、搬送されるパウチが少数又は最後の1枚となった場合にも確実に所定位置まで搬送させることができる。
図2はパウチ搬送ベルトコンベアとパウチ袋幅調整機構の構造を示す平面図である。図3は、図2の側面図である。
図2、図3を参照してパウチ1が進行方向と垂直方向に移動しないようにパウチ1の進行の両側に設けた並行間隔ガイド面80L、Rについて説明する。
並行間隔ガイド面80L、Rは、それぞれガイド面を接離するよう平行移動させて左右の間隔を調整することができる。すなわち、幅決シャフト80aを回転させると連動チェーン80cを介して終端側にある連動シャフト80bの回転軸も回転し、ベルトコンベアの始端側と終端側が同時に接離するよう並行間隔ガイド面80L、Rが平行移動する。
なお、80d、80eは、連動チェーン80cのプーリを示す。
図5は、パウチ取出し機構を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA矢視図である。以下、図1及び図5を参照してパウチ取出し機構について説明する。
図1において、傾斜集積体11の下位側の複数のパウチが傾斜ガイド面出口部50dを通過し、終端水平ガイド面部51下のベルトコンベア20の終端20bに到達しさらにその最下位のパウチ1の袋状底部1bが所定長(先端部30a)突出すれば、それを検知した光電スイッチ30はその検知信号を発信する。
コンピュータからなる中央制御部90は、前記検知信号を光電スィッチ信号受信端子90aを経由して受信する。
受信した中央制御部90は、所定のプログラム手順に基づいてエア又は油圧制御の第1のシリンダ42を駆動させ、第1のシリンダ42に接続されたバキュームパット41を最下位のパウチ1の袋状底面1bの先端面に接触するように移動する。そこで、バキュームパット41に接続された真空源(図示せず)によりバキュームさせパウチ1の袋状底部1bを吸着させる。
尚、この際パウチ1の袋状底部1bとバキュームパット41間の接触を完全にするため、シャフトガイド47に上下移動自在に挿入されたシャフト46を設けて、シャフト46の下端にあるロッド先端部45がその自重で自動的に集積体11の上から押圧するようにしている。以上の機構によりバキュームパット41によるパウチ1の吸着が確実に行われ、信頼度が向上する。
次に、中央制御部90は最下位のパウチ1のバキュームパット41による吸着を認識すると、第2のシリンダ43へ収縮させる信号を送る。第2のシリンダ付アーム43aは回動し、回転軸44が回転する。
回転軸44が回転すれば、その回転軸44の中心付近に接続されている第1のシリンダ42がパウチ1の袋状底部1bに吸着したまま回動し、結局最下位のパウチ1のみその先端が下側に45度程度曲げられ引抜かれる。
同時に、中央制御部90はバキュームパット41への吸引信号をOFFとして、第1のシリンダ42を元の状態に戻す。
その曲げられたパウチ1の先端はパウチ受付ガイド60aが載り、次の工程に進む。尚、前記吸引信号OFFと共に、中央制御部90は第3のシリンダ48へ信号を送り、シャフト46を上に持ち上げ、前記パウチ1の引抜きによって次の最下位となったパウチ1の先端部30aへの移動をスムーズにする。
光電スイッチ30がパウチ1の先端の所定長突出を検出すれば第1のシリンダ42のバキュームパット41をパウチ1の底面に接触させると共にシャフト46が自重で上から押し下げられる位置に第3のシリンダを元の状態へ戻す。以上の動作を繰り返す。
図4は、チャック移動機構及びパウチ直立機構の構造を示し、(a)は平面図、(b)はアーム間隔調整機構75の構造断面図である。
図1及び図4を参照してチャック移動機構60について詳細に説明する。
チャック移動機構60は、後述するパウチ直立機構70と共にパウチ供給装置100の傾斜部の架台100aを基準としてその架台100aの上側および下側に配設する。ここで、61はパウチ1の袋状底部1b中央を把持するチャック部、64はチャック部61を支持するチャック支持部、62はチャック支持部64を移動させるガイドレール、63は駆動用のサーボモータである。
以上で構成されるチャック移動機構60はパウチ受付ガイド60aにパウチ1の先端の袋状底部1bを載せたとき中央制御部90がそのタイミングを認識し、チャックがパウチ1を把持できる最上位置までチャック支持部64を上方側へ移動させる。その最上位置に到達させたとき中央制御部90は続いてチャック61へチャックを閉める信号を送り、パウチ1の袋状底部1b中央を把持させる。
中央制御部90は、次にチャック支持部64へ信号を送り下方側へ移動させる。そのとき取出されたパウチ1の袋状両側はそれぞれ2本のアーム71に載って移動する。その移動長範囲は袋状パウチ1の長さがあればよい。すなわち2本のアーム71の長さはパウチ1の袋状の長さ程度であればよい。
次に、パウチ直立機構70について説明する。図1、図4において72は第1のシャフトで、第1のシャフト72は2本のアーム71をそれぞれ接続している。第1のシャフト72は架台100aの上側のシャフト台72aの所定の位置に配設する。一方第2のシャフト73を架台100aの下側のシャフト台73aの所定の位置に配設する。
第1のシャフト72と第2のシャフト73とは架台100aの側面でそれらのプーリをタイミングベルト76で連結されている。
図1に示すように、第2のシャフト73はそのシャフト台73aにシリンダベース73bが固定され、その一端に回動自在にアーム揺動シリンダ74が接続され、そのアーム揺動シリンダ74の先端にはスイングアーム75が回動自在に接続されている。
スイングアーム75の他端とシリンダベース73bの他端とが回動自在に接続されている。
アーム揺動シリンダ74が伸長・収縮すると、スイングアーム75が回動し、タイミングベルト76が回動し、2本のアーム71が架台100aと平行の状態から約45度時計回りに回転した状態(すなわち直立状態)へ移行する。
尚、図4においてスプラインシャフト77とスプラインナット78は、アーム間隔調整機構79として作用する。
パウチ1を、袋の幅が異なるものに切り替える場合は、2本のアーム71の間隔を調整できるように第1のシャフト72はスプラインシャフト77を介して固定されている。このようにすれば2本のアーム71の間隔を変更するときシャフトを軸方向へ移行させることで容易に変更を行うことができる。しかも、移行による回転方向の位相のずれを生じさせない。
以上の構成からなるパウチ供給装置100の動作工程は以下の通りである。
(1)袋状のパウチ1を複数枚、その袋状底部1bの先端を進行方向に向けて積重ねたパウチ集積体10(ただし、袋状口部1aあるいは袋状底部1bの揃えや、一定の傾斜にして積重ねる必要はない)を一定速度で進行しているパウチ搬送ベルトコンベア20上の始端20aの投入口20xから投入し、その集積体10を一方向へ進行させる投入工程。
(2)パウチ搬送ベルトコンベア20に載って進行する集積体10は、集積体10の最上位にあるパウチ1の袋状底部1bが傾斜ガイド面部50のベルトコンベア20と対抗する溝部50aに接触し、その摩擦抵抗によりパウチ搬送ベルトコンベア20の進行速度より遅れて、下位のパウチ1よりその袋状底部1bが次第に後側にずれ始め、さらに最下位のパウチ1が進行するに従って次第にその上位のパウチの進行先端位置が後ろ側に位置する傾斜集積体11を形成させて進行する傾斜形成工程。
(3)前記傾斜集積体11をパウチ搬送ベルトコンベア20の終端20bの領域で容易に移動できるように傾斜ガイド面部50の排出口20yのガイド面より高い位置(パウチ搬送ベルトコンベア20とガイド面との間隔がよりはなれている)にある終端水平ガイド面部51下を移動させる水平移動工程。
(4)傾斜集積体11の最下位のパウチ1の袋状底部1bである先端部がパウチ搬送ベルトコンベア20の終端20bから所定長突出した状態を光電スイッチが検知し、その信号を出力する検知信号出力工程。
(5)前記検知信号を受けて、第1のシリンダ42がその先端にあるバキュームパット41を最下位のパウチ1の袋状底部1b下側から上方へ押し付けるパット押付工程。
(6)(5)の工程に引続きバキュームパット41に接続された真空源(図示せず)によりバキュームさせパウチ1を吸着し、その状態で、第2のシリンダ43が第1のシリンダの支持体を回動させてそのパウチ1を斜め下側へ引出すパウチ取出工程。
(7)引出されたパウチ1の袋状底部1bへチャック部61を支持したチャック支持部64を斜め下側より上方へ移動させると共に、そのパウチ1の袋状底部1bをチャック部61で把持させ、次に吸引しているバキュームパット41の吸引を止める信号を送るパウチ把持工程。
(8)チャック部61で把持されたパウチ1を斜め下側方向へガイドレール62により移動させると共に、そのパウチ1の袋状両側部を2本のアーム71へ載せるアーム搭載工程。
(9)その2本のアーム71上に載せたパウチ1の袋状口部1aを上側にして直立させるため、2本にアーム71をそれぞれ枢着させた第1のシャフト72を支点軸として回転させるようにアーム揺動シリンダ74を収縮させスイングアーム75を回転させ、さらにタイミングベルト76を介して第1のシャフト72を回転させて、2本のアーム71上のパウチ1を直立させるパウチ直立工程。
次に本発明の別の実施の形態を説明する。図7は、傾斜ガイド面部スライド機構付パウチ供給装置を示す側面図である。図7において、110は傾斜ガイド面部スライド機構を示す。110aは傾斜ガイド面部50先端の先端すべり板である。その他の符号は、図1で説明した機能と同一であるので説明を省略する。
傾斜ガイド面部スライド機構110は、パウチ搬送ベルトコンベア20が稼動してパウチ1が移動搬送される際に、ガイド面出口部50d(図8参照)でパウチ1が重なり詰まりを生じ、或いは傾斜ガイド面部下側でパウチ1が重なったまま移動搬送が停止することを防止するため、傾斜ガイド面部50を水平方向にスライドさせるものである。
この水平スライドは、中央制御部90に備える第1の制御手段により所定時間毎(所定周期)に駆動させる。尚、所定時間毎のスライド時間も予め中央制御部90にセットしておく。なお、傾斜ガイド面部スライド機構110の稼動は、押しボタン式或いはスイッチの押下によって動作させてもよい。その場合、中央制御部90は、スイッチ信号ONを受ければ所定時間スライドさせる第2の手段を備え、パウチ搬送ベルトコンベア20上で詰まりが生じた場合、人手により稼動させる。
水平方向にスライドさせる場合、先端すべり板110aは予め傾斜させて、パウチの投入口20xのカバー内側に接触してもフレキシブルなすべり板により、その衝撃を小さくすることができる。尚、図1の第1の実施形態では先端すべり板110aに代わり、パウチ搬送ベルトコンベア20移動方向に垂直面の支持板50c(図6(c)参照)が設けられている。
図8は傾斜ガイド面部スライド機構110の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図8において、110bは接続用平板、110cは接続ボルト、110dはガイド付シリンダ、110eはシリンダ駆動用のエア継手(2個)、110fは支持アングル、110gは支持柱、110hは横方向スライド角柱、110iはスライド溝、110jは高さ方向調節機構、110kはスタンド、110sはそれらを収容するシールドである。
前記傾斜ガイド面部50は、以下のように支持固定されている。すなわち、パウチ搬送ベルトコンベア20と同一架台上に固定設置されたスタンド110kに、高さ方向調節機構110jを介して横方向スライド角柱110hがパウチ搬送ベルトコンベア20上を横切って突出するように設けられる。横方向スライド角柱110hの高さは、高さ方向調節機構110jのハンドル回転により変えることができる。
横方向スライド角柱110hにスライド自在に接続された支持柱110gに傾斜ガイド面部50を支持固定させる。
この構成により、支持固定された傾斜ガイド面部50の高さは、高さ方向調節機構110jで行ない、横方向移動は、スライド自在に接続された支持柱110gにより行う。
本発明のパウチ供給装置の構成を示す正面図である。 パウチ搬送ベルトコンベアとパウチ袋幅調整機構の構造を示す平面図である 。 パウチ搬送ベルトコンベアとパウチ袋幅調整機構の構造を示す側面図である 。 チャック移動機構及びパウチ直立機構の構造を示し、(a)は平面図、(b )はアーム間隔調整機構75の構造断面図である。 パウチ取出し機構を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA矢視図であ る。 傾斜ガイド面・終端水平ガイド面の構造を示し、(a)は平面図、(b)は 前面図である。 傾斜ガイド面部スライド機構付パウチ供給装置を示す側面図である。 傾斜ガイド面部スライド機構110の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 パウチ
1a 袋状口部
1b 袋状底部
10 集積体
11 傾斜集積体
11a 最下位のパウチ
11b 最下位パウチ底部
20 パウチ搬送ベルトコンベア
20a 始端
20b 終端
20c プーリ
20d 駆動軸
20e 駆動モータ
20x 投入口
20y 排出口
30 光電スイッチ
30a 先端部
40 パウチ取出機構
41 バキュームパット
42 第1のシリンダ
43 第2のシリンダ(揺動シリンダ)
43a 第2のシリンダ付アーム
44 回転軸
45 ロッド先端部
46 シャフト
47 シャフトガイド
48 第3のシリンダ
50 傾斜ガイド面部
50a 溝部
50b 網状溝部
50c 支持体
50d ガイド面出口部
51 終端水平ガイド面部
52 ウェイトローラ
53 サイドガイド
60 チャック移動機構
60a パウチ受付ガイド
61 チャック部
62 ガイドレール
63 サーボモータ
64 チャック支持部
70 パウチ直立機構
71 2本のアーム
72 第1のシャフト
72a シャフト台
73 第2のシャフト
73a シャフト台
73b シリンダベース
74 アーム揺動シリンダ
75 スイングアーム
76 タイミングベルト
77 スプラインシャフト
78 スプラインナット
79 アーム間隔調整機構
80 並行間隔サイド面
80a 幅決シャフト
80b 連動シャフト
80c 連動チェーン
80d プーリ
80e プーリ
80L 並行間隔ガイド面(左側サイド)
80R 並行間隔ガイド面(右側サイド)
85 パウチ袋幅調整機構
90 中央制御部
90a 光電スイッチ信号受信端子
100 パウチ供給装置
100a 架台
110 傾斜ガイド面部スライド機構
110a 先端すべり板
110b 接続用平板
110c 接続ボルト
110d ガイド付シリンダ
110e エア継手
110f 支持アングル
110g 支持柱
110h 横方向スライド角柱
110i スライド溝
110j 高さ方向調整機構
110k スタンド
110s シールド

Claims (10)

  1. 袋状のパウチを複数枚積重ねた集積体の最も下側のパウチの袋状底部の先端部を取出して、そのパウチを下側へ引離し、その袋状の口部を上側に直立させて、該パウチを後継機である充填装置に引渡すパウチ供給装置であって、
    搬送始端に投入された前記パウチの集積体を搭載して移動させるパウチ搬送ベルトコンベアと、
    パウチ搬送ベルトコンベアの搬送終端でパウチの集積体の最下位のパウチの先端が所定長突出した状態を検知して信号を送る光電スイッチと、
    その信号により前記最下位のパウチを下側へ取出すため、バキュームパットと、そのバキュームパットをパウチの袋状底部下側から上方に押付ける第1のシリンダと、押付けた状態で吸引すると共にその袋状底部を下側に取出す第2のシリンダからなるパウチ取出機構と、
    前記パウチ搬送ベルトコンベアの上側の両側面に設けられ、前記パウチの袋幅に所定のクリアランスを加えた並行間隔ガイド面と、
    前記パウチ搬送ベルトコンベアの始端上側に設けられたパウチ投入口と、
    その、パウチ搬送ベルトコンベアの搬送により移動する前記集積体の各パウチの先端位置が、その積重ねの下位のパウチに対してそれらの上位のパウチが後ろ側に位置する傾斜集積体を形成させるためベルトコンベア面に対向して次第にその面に近づく傾斜面をその上側に設けた傾斜ガイド面と、
    前記パウチ搬送ベルトコンベアの終端部上側に設けられ、前記傾斜ガイド面の出口側からパウチ搬送ベルトコンベアによって搬送される前記傾斜集積体の下位側のパウチの移動を容易にするため前記パウチ搬送ベルトコンベアに対して前記出口側のガイド面より高い位置にある終端水平ガイド面と、
    前記パウチ取出機構によりバキュームパットに吸着し、斜め下方に取出された最下位のパウチの袋状底部の先端部を把持するチャック部と、該チャック部を把持する信号を送ると共にパット吸引OFFの信号を送るチャック支持部と、該チャック支持部を斜め下側方向へ移動させるためのガイドレールと、そのガイドレールにより移動駆動を行うサーボモータとからなるチャック移動機構と、
    前記チャック移動機構によりパウチを斜め下方へ取出す際にそのパウチの袋状両側部に載せる2本のアームと、その2本のアームの下端部をそれぞれ回動自在に枢着させた第1のシャフトと、前記ガイドレールに平行に配置されたシリンダベースと、そのシリンダベースの一端に回動自在に枢着された前記アームを揺動させるためのアーム揺動シリンダと、そのアーム揺動シリンダのシリンダ先端に回動自在に枢着されたスイングアームと、そのスィングアームの他端に回動自在に枢着され前記シリンダベースの他端に配設された第2のシャフトと、前記第1のシャフトと第2のシャフトの間をギアを介して連結するタイミングベルトとからなり、前記アーム揺動シリンダの圧縮によりスィングアームが時計方向に回転し、タイミングベルトを介して前記2本のアームが回転し、それに載っているパウチの袋状口部を上側に直立させるパウチ直立機構と、それらの動作を所定のタイミングで駆動させる中央制御部と、を備えたことを特徴とするパウチ供給装置。
  2. 前記パウチ取出機構は、さらに、前記バキュームパットがパウチの袋状底部下側から上方に押付けるに際して、そのバキュームパットによりパウチが上方へ逃げないように該バキュームパットの上方に所定の重さのロッドが自重により下方へスライドするスライドロッドを含むことを特徴とする請求項1記載のパウチ供給装置。
  3. 前記傾斜ガイド面は、さらに、その傾斜ガイドがパウチ搬送ベルトコンベア面と対向する全長範囲部のガイド下面側にパウチ搬送ベルトコンベアの進行方向に対して垂直方向に所定のピッチで複数の溝部を設けることを特徴とする請求項1又は2記載のパウチ供給装置。
  4. 前記傾斜ガイド面の出口側の複数の溝部出力側所定領域には、さらに、パウチ搬送ベルトコンベアの進行方向に平行な複数の溝部を加えた網状溝部を設けることを特徴とする請求項3記載のパウチ供給装置。
  5. 前記終端水平ガイド面は、さらに、パウチ搬送ベルトコンベア進行方向に並行した中心領域に第1の所定幅Wと所定長Lからなる長方形の複数の空間部を設け、その空間部の両側の水平ガイド面上にそれぞれ載せたとき、前記第1の所定幅Wより狭い第2の所定幅Dを形成するように2枚のサイドガイド板を設け、それらの複数の前記空間部に第2の所定幅Dを高さとする金属円筒がそれぞれ挿入され、前記傾斜ガイド部に出口から排出される前記傾斜集積体がパウチ搬送ベルトコンベア面上で滑らないように前記金属円筒の自重でパウチ搬送ベルトコンベア面に押付けられながら水平ガイド面を搬送されることを特徴とする請求項1記載のパウチ供給装置。
  6. 前記並行間隔ガイド面は、さらに、異なる種類のパウチ袋幅の変化に対応するため、前記両側のガイド面は、その並行間隔を調整するための幅決めシャフトがパウチ搬送ベルトコンベアの始端側と終端側のそれぞれの近くに設けられ、
    前記一端側の幅決めシャフトは、幅を可変するハンドルを設け、他端側の幅決めシャフトは前記ハンドルに連動してローラチェーンを介して可変するパウチ袋幅調整機構をさらに設けることを特徴とする請求項1記載のパウチ供給装置。
  7. 前記パウチ直立機構の2本のアームは、それらのアームの間隔をスライド可能にするように、第1のシャフトに枢着させたスプラインシャフトと各アームに枢着させたスプラインナットとを組合せて設け、スプラインシャフト側を回動さえればそれに従ってスプラインナット側が回動し、スプラインナットを軸方向にスライドさせても、回動の位相は変化しないアーム間隔調整機構をさらに設けることを特徴とする請求項6記載のパウチ供給装置。
  8. 袋状のパウチを複数枚その袋状底部を進行方向の先端にして積重ねた集積体をパウチ搬送ベルトコンベア上で移動させ、所定時間毎に一枚ずつ取出して、袋状口部を上側に直立させ、その口部から収納すべき内容物を前記所定時間毎のタイミングに合わせて自動的に取り入れる後継機である充填装置に引渡す方法であって、
    所定速度で移動しているパウチ搬送ベルトコンベアがその始端部上に投入された前記集積体を一方向に進行させる工程と、
    そのパウチ搬送ベルトコンベアに対向して上側に設けられている傾斜ガイド面と、進行する集積体の各移動方向の位置における最上位のパウチとの間の摩擦作用により、各パウチの先端位置がその積重ねの下位のパウチに対して、それらの上位のパウチが進行方向に対して後ろ側に位置する傾斜集積体を形成・進行させる工程と
    前記傾斜集積体をパウチ搬送ベルトコンベアの終端部で容易に移動させるように、前記傾斜ガイド面の排出口側のガイド面より高い位置にある終端側水平ガイド面下を移動させる工程と、
    前記傾斜集積体の最下位のパウチの先端がパウチ搬送ベルトコンベア終端から所定長突出した状態を光電スイッチが検知し、その信号を出力する工程と、
    前記信号の出力を受けて、第1のシリンダがその先端にあるバキュームパットを最下位のパウチの袋状底部下側から上方へ押付ける工程と、
    前記工程に引き続きパウチを吸引したまま第2のシリンダが、前記第1のシリンダの支持体を回動させてパウチを斜め下側へ引出す工程と、
    引出されたパウチ底部へチャック部を支持したチャック支持部を斜め下側より上方へ移動させると共に、そのパウチの底部をチャック部で把持させ次に吸引しているバキュームパットの吸引を止める信号を送る工程と、
    チャック部で把持されたパウチを斜め下側方向へガイドレールにより移動させると共に、そのパウチの袋状両側部を2本のアーム上に載せる工程と、
    その2本のアーム上に載せたパウチの袋状口部を上側として直立させるため、2本のアームを枢着させた第1のシャフトを支点として回転させるように、アーム揺動シリンダを収縮させ第2のシャフトをスイングアームを介して回転させ、さらにタイミングベルトを介して第1のシャフトを回転させてパウチを直立させる工程とを少なくとも備えることを特徴とするパウチ供給方法。
  9. 前記傾斜ガイド面部上側には、そのガイド面を前記パウチ搬送ベルトコンベアの搬送方向に沿って水平前後方向にスライドさせる傾斜ガイド面部スライド機構を備え、
    傾斜ガイド面部スライド機構と傾斜ガイド面上側とは接続手段で接続され、前記パウチ搬送ベルトコンベアが稼働中は前記中央制御部は、予め定めた所定時間毎にガイド面部を水平方向にスライドさせる信号を前記傾斜ガイド面部スライド機構へ送る第1の手段と、
    押しボタンを含む入力装置から中央制御部が信号を受けたときは、傾斜ガイド面部スライド機構へスライドさせる信号を送る第2の手段と、を備えることを特徴とする請求項1、2又は3記載のパウチ供給装置。
  10. 前記傾斜ガイド面部スライド機構は、そのガイド面の上面側に接続する接続平板と、その接続平板を水平方向にエア供給を切替えることによりスライドさせるガイド付シリンダと、そのシリンダを挟んで前記接続平板と接続された支持アングル及び支持柱と、その支持柱の上部に設けられその上部で前記パウチ搬送ベルトコンベア移動方向に垂直な横方向にスライド自在の横方向スライド角柱と、そのスライド角柱をパウチ搬送ベルトコンベアに垂直な横方向にしてパウチ搬送ベルトコンベアと同一架台上に直立して設置させるスタンドと、そのスタンドの高さを調整させる高さ調整機構とから構成され、
    前記傾斜ガイド面部は、高さ調整機構と、角柱の横方向スライド機構により、前記パウチ搬送ベルトコンベアの搬送方向との位置調整を行うことを特徴とする請求項9記載のパウチ供給装置。
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