JP4644025B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4644025B2
JP4644025B2 JP2005114789A JP2005114789A JP4644025B2 JP 4644025 B2 JP4644025 B2 JP 4644025B2 JP 2005114789 A JP2005114789 A JP 2005114789A JP 2005114789 A JP2005114789 A JP 2005114789A JP 4644025 B2 JP4644025 B2 JP 4644025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
guide members
paper sheet
banknote
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005114789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006290564A (ja
Inventor
利季 田中
敬重 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2005114789A priority Critical patent/JP4644025B2/ja
Publication of JP2006290564A publication Critical patent/JP2006290564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4644025B2 publication Critical patent/JP4644025B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

本発明は、上部一側に位置する紙葉類送入口から送入される紙葉類を受け入れて上下方向に整列状態に集積する収納部を備えた紙葉類処理装置に関する。
従来、例えば紙葉類として紙幣を取り扱う紙幣処理機においては、入金時に、機械に挿入された紙幣を搬送しながら識別し、正規の紙幣を紙葉類処理装置としての紙幣処理装置に搬送して一時保留し、入金承認後に紙幣処理装置に一時保留した紙幣を収納し、また、入金時における一時保留後の返却指令時や出金時に、紙幣処理装置から紙幣を繰り出して返却あるいは出金するようにした紙幣入出金機などがある。
このような紙幣入出金機などに用いられる紙幣処理装置は、上部一側に位置する紙幣送入口から送入される紙幣を受け入れて上下方向に整列状態に集積する収納部を備えており、紙幣送入口から収納部の上方にかけて紙幣を搬送する複数条の搬送ベルトが設けられ、収納部内の上部には搬送ベルトによって搬送する紙幣を収納部内に導くために紙幣送入口側には羽根車が配置され、紙幣送入口側に対して反対側には押さえ部材が配置されている。そして、紙幣収納時には、搬送ベルトによって紙幣送入口から収納部の上部に搬送する紙幣の搬送方向先端を押さえ部材で下方へ誘導するとともに、羽根車で紙幣の搬送方向後端を下方へ誘導し、最終的には紙幣を収納部内に自由落下させて集積させる。また、紙幣繰出時には、羽根車が収納部から退避し、収納部の紙幣を載せたステージが上昇して最上位の紙幣を搬送ベルトに押し付け、搬送ベルトの紙幣収納時とは逆方向への回転によって最上位の紙幣を紙幣送入口へ向けて搬送するとともに、ゲートローラによって最上位の紙幣に連れて下位の紙幣が一緒に繰り出されるのを規制し、紙幣を1枚ずつ繰り出す。
また、紙幣入出金機などで紙幣を長手方向に搬送する場合には、それに対応して、紙幣処理装置でも紙幣を長手方向に搬送して送入したり繰り出している。しかし、紙幣を長手方向に搬送する場合、紙幣収納時に、紙幣を収納部の上部に搬送する際、紙幣の直進性を保てずに、紙幣が折れ曲がるなどして紙幣の整列状態での集積が困難になり、紙幣繰出時に紙幣の1枚ずつの繰り出しに支障が生じてしまう。
そこで、紙幣送入口の近傍で幅方向両側に設けた一対のガイド部材によって、収納部へ搬送する紙幣の幅方向両側を上方へ歪曲させて直進性を与えることにより、収納部の上部に搬送する紙幣が折れ曲がるのを防止し、紙幣を整列状態に集積できるようにしている。一対のガイド部材は、紙幣送入口とは反対側に位置する基端が軸によって機械側に支持され、紙幣送入口側に位置する先端が上下動可能としている。また、紙幣繰出時には、一対のガイド部材の先端が上昇するステージの紙幣で押し上げられて退避可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−129915号公報(第3−6頁、図1−8)
しかしながら、従来の紙幣処理装置では、収納部の上部に配置されたガイド部材、羽根車、押さえ部材によって収納部の上部へ搬送する紙幣を収納部内に導いて集積させているため、収納部の上部に上下方向に大きなスペースを必要とし、大形になるとともに、ガイド部材、羽根車、押さえ部材などの多くの部品を必要し、構成が複雑になる問題がある。
また、収納部の上部に上下方向の大きなスペースを必要とするため、紙幣が搬送ベルトの位置から収納部内の集積位置まで下降する距離が大きく、最終的に紙幣が自由落下する距離も大きくなり、紙幣の姿勢が乱れやすく、紙幣の整列状態での集積が確実でない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、紙葉類の集積収納のために必要とする収納部の上部のスペースを小さくできるとともに構成を簡素化でき、紙葉類の整列状態での集積も確実にできる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の紙葉類処理装置は、上部一側に位置する紙葉類送入口から送入される紙葉類を受け入れて上下方向に整列状態に集積する収納部と、前記紙葉類送入口から収納部の上方にかけて設けられるとともに前記紙葉類の搬送方向に交差する幅方向中央域に対応して設けられ、前記紙葉類を搬送する複数条の搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって収納部の上部へ搬送された紙葉類の搬送方向先端が当接する当接部と、前記収納部の上方でかつ紙葉類の幅方向両側位置に対応して設けられ、前記紙葉類送入口から収納部の上部へ搬送する紙葉類と交差してその紙葉類の幅方向両側を歪曲させる交差位置とこの交差位置より上方へ退避する退避位置との間で上下動可能とする一対のガイド部材と、前記一対のガイド部材を上下動させるガイド部材駆動手段と、前記ガイド部材駆動手段を制御し、紙葉類収納時に、交差位置に位置される一対のガイド部材を前記紙葉類送入口から収納部の上部への紙葉類の搬送に応じて上下動させる制御手段とを具備しているものである。
請求項2記載の紙葉類処理装置は、請求項1記載の紙葉類処理装置において、一対のガイド部材には、退避位置から交差位置へ下降したときに収納部に集積される紙葉類を上方から押さえる押さえ部が設けられているものである。
請求項3記載の紙葉類処理装置は、請求項1または2記載の紙葉類処理装置において、一対のガイド部材は、収納部の上方にこの収納部への紙葉類の搬送方向に沿って順に配設される一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材を備えているものである。
請求項4記載の紙葉類処理装置は、請求項3記載の紙葉類処理装置において、一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材の各位置に対応して設けられ、収納部へ搬送する紙葉類の搬送方向先端をそれぞれ検知する第1の検知手段および第2の検知手段を具備し、ガイド部材駆動手段は、一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材をそれぞれ個別に上下動させる第1のガイド部材駆動手段および第2のガイド部材駆動手段を備え、制御手段は、紙葉類収納時に、第1の検知手段の検知に基づき第1のガイド部材駆動手段を制御して一対の第1のガイド部材を上下動させ、第2の検知手段の検知に基づき第2のガイド部材駆動手段を制御して一対の第2のガイド部材を上下動させるものである。
請求項5記載の紙葉類処理装置は、請求項1または2記載の紙葉類処理装置において、収納部に集積する紙葉類を載せて昇降するステージと、前記ステージを昇降させるステージ駆動手段と、紙葉類繰出時に、前記収納部から紙葉類送入口へ搬送する紙葉類の繰出搬送位置を検知する繰出搬送位置検知手段とを具備し、制御手段は、紙葉類繰出時に、一対のガイド部材を退避位置に位置させ、前記ステージを上昇させて最上位の紙葉類を搬送ベルトに押圧させ、搬送ベルトの紙葉類収納時とは逆方向への回転によって最上位の紙葉類を収納部から紙葉類送入口へ搬送させながら、前記繰出搬送位置検知手段の検知に基づき紙葉類の繰出搬送方向後端部が一対のガイド部材の位置を通過するのに合わせて一対のガイド部材を交差位置へ向けて下降させるものである。
請求項6記載の紙葉類処理装置は、請求項3または4記載の紙葉類処理装置において、収納部に集積する紙葉類を載せて昇降するステージと、前記ステージを昇降させるステージ駆動手段と、紙葉類繰出時に、前記収納部から紙葉類送入口へ搬送する紙葉類の繰出搬送位置を検知する繰出搬送位置検知手段とを具備し、制御手段は、紙葉類繰出時に、一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材を退避位置に位置させ、前記ステージを上昇させて最上位の紙葉類を搬送ベルトに押圧させ、搬送ベルトの紙葉類収納時とは逆方向への回転によって最上位の紙葉類を収納部から紙葉類送入口へ搬送させながら、前記繰出搬送位置検知手段の検知に基づき紙葉類の繰出搬送方向後端部が一対の第2のガイド部材の位置を通過するのに合わせて一対の第2のガイド部材を交差位置へ向けて下降させるとともに紙葉類の搬送方向後端部が一対の第1のガイド部材の位置を通過するのに合わせて一対の第1のガイド部材を交差位置へ向けて下降させるものである。
請求項1記載の紙葉類処理装置によれば、紙葉類収納時に、一対のガイド部材を交差位置に位置させることにより、紙葉類送入口から収納部の上部へ搬送する紙葉類の幅方向両側を歪曲させて直進性を与え、さらに、紙葉類送入口から収納部の上部への紙葉類の搬送に応じて一対のガイド部材を上下動させることにより、一対のガイド部材が紙葉類の上面側に一旦外れた後に上方から収納部内に押さえ込むことができ、紙葉類の集積収納のために必要とする収納部の上部のスペースを小さくできるとともに構成を簡素化でき、紙葉類の整列状態での集積収納も確実にできる。
請求項2記載の紙葉類処理装置によれば、請求項1記載の紙葉類処理装置の効果に加えて、一対のガイド部材が退避位置から交差位置へ下降したときに、一対のガイド部材の押さえ部によって、収納部に集積される紙葉類を上方から押さえ付けることにより、紙葉類を確実に整列状態に集積できる。
請求項3記載の紙葉類処理装置によれば、請求項1または2記載の紙葉類処理装置の効果に加えて、一対のガイド部材としての一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材を収納部の上方にこの収納部への紙葉類の搬送方向に沿って順に配設したことにより、紙葉類の搬送方向の長さが長い場合でも、その紙葉類の搬送方向略全域にわたって幅方向両側を歪曲させて直進性を与えることができ、紙葉類を確実に整列状態に集積できる。
請求項4記載の紙葉類処理装置によれば、請求項3記載の紙葉類処理装置の効果に加えて、紙葉類収納時に、収納部の上部へ搬送する紙葉類の搬送位置に応じて一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材を順次上下動させることにより、紙葉類の集積収納動作を迅速にでき、紙葉類の集積収納動作の間隔を短くできる。
請求項5記載の紙葉類処理装置によれば、請求項1または2記載の紙葉類処理装置の効果に加えて、紙葉類繰出時に、搬送ベルトに押圧した最上位の紙葉類を収納部から紙葉類送入口へ搬送して繰り出す際、紙葉類の繰出搬送方向後端部が一対のガイド部材の位置を通過するのに合わせて一対のガイド部材を交差位置へ向けて下降させることにより、最上位の紙葉類に連れて下位の紙葉類が一緒に繰り出されるのを防止し、紙葉類を1枚ずつ確実に繰り出すことができる。
請求項6記載の紙葉類処理装置によれば、請求項3または4記載の紙葉類処理装置の効果に加えて、紙葉類繰出時に、搬送ベルトに押圧した最上位の紙葉類を収納部から紙葉類送入口へ搬送して繰り出す際、紙葉類の繰出搬送方向後端部が一対の第2のガイド部材および一対の第1のガイド部材の位置を順に通過するのに合わせて一対の第2のガイド部材および一対の第1のガイド部材を交差位置へ向けて下降させることにより、紙葉類の搬送方向の長さが長い場合でも、最上位の紙葉類に連れて下位の紙葉類が一緒に繰り出されるのを防止し、紙葉類を1枚ずつ確実に繰り出すことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3に示すように、11は紙葉類処理装置としての紙幣処理装置で、この紙幣処理装置11は、紙葉類として長方形状の紙幣Pを処理するもので、紙葉類処理機としての例えば紙幣入出金機に用いられる。
紙幣処理装置11は、紙幣Pを上下方向に整列状態に集積収納する収納部12を有し、この収納部12の上部一側には、収納部12に対して紙幣Pを長手方向に搬送して送入および繰り出す紙葉類送入口としての紙幣送入口13が設けられている。
収納部12は、紙幣Pの長手方向つまり紙幣Pの搬送方向の両側に対応して側壁14,15が配設されているとともに紙幣Pの短手方向つまり紙幣Pの搬送方向に交差する幅方向の両側に対応して側壁16,16が配設された収納枠17を有している。この収納枠17内には、集積収納する紙幣を載せて収納枠17内を昇降するステージ18が配置されている。このステージ18は、ステージ駆動手段としてのステージ用モータM4(図5に示す)の駆動により昇降する。
また、紙幣送入口13の上方から収納部12の上方にかけて複数条の搬送ベルト21が略水平方向に延設されている。複数条の搬送ベルト21は、紙幣Pの幅方向中央域に対応してその幅方向に並んで配設されており、紙幣送入口13の上方のプーリ22と紙幣送入口13から離反した収納部12の端部側上方のプーリ23との間に掛け回されている。複数のプーリ22および複数のプーリ23は、それぞれ回転軸24,25によって一体に回転可能に軸支されている。そして、搬送ベルト21は、回転軸24を正逆回転駆動する搬送ベルト用モータM1(図5に示す)により、紙幣収納時に図1反時計回り方向である収納方向(正方向)に回転し、紙幣繰出時に図1時計回り方向である繰出方向(逆方向)に回転する。
紙幣送入口13の下方には各搬送ベルト21との間で紙幣Pを挟み込んで搬送する複数の搬送ローラ26が回転自在に軸支されている。
搬送ベルト21の下方で搬送ローラ26と収納部12との間には、紙幣繰出時に、搬送ベルト21によって収納部12内から繰り出す紙幣Pを1枚ずつに規制する逆転ローラ27が配設されている。この逆転ローラ27は、紙幣繰出時に、搬送ベルト21が繰出方向(図1時計回り方向)に回転し、収納部12に臨む搬送ベルト21の下面ベルト部位が紙幣送入口13へ向けて移動することで一緒に搬送する紙幣に対して、周面が逆方向(図1時計回り方向)に回転して搬送ベルト21に接する1枚の紙幣Pのみを通過させ、下位の紙幣Pの連れ出しを規制する。この逆転ローラ27は、搬送ベルト21を駆動する搬送ベルト用モータM1によって一緒に逆転駆動される。
逆転ローラ27の上方には搬送ベルト21を押さえる押さえローラ28が回転自在に軸支されている。さらに、この押さえローラ28の近傍で収納部12の上方にも搬送ベルト21を押さえる押さえローラ29が回転自在に軸支されている。
また、収納部12の上方でかつ紙幣Pの幅方向両側位置に対応した搬送ベルト21の幅方向両側位置には、収納部12への紙幣Pの搬送方向に沿って紙幣送入口13側から順に一対の第1のガイド部材31および第2のガイド部材32がそれぞれ配設されている。
一対の第1のガイド部材31は、収納部12の上方位置における搬送方向中間側から紙幣送入口13側にかけて搬送方向に沿って配置されており、一対の第1のガイド部材31の基端が収納部12の上方位置における搬送方向中間側に配設された第1の支軸33によって軸支され、この第1の支軸33を支点として一対の第1のガイド部材31の先端が上下動可能としている。
一対の第2のガイド部材32は、収納部12の上方位置における紙幣送入口13に対して反対側から搬送方向中間側の先端にかけて搬送方向に沿って配置されており、一対の第2のガイド部材32の基端が収納部12の上方位置における紙幣送入口13に対して反対側に配設された第2の支軸34によって軸支され、この第2の支軸34を支点として一対の第2のガイド部材32の先端側が上下動可能としている。
これら各ガイド部材31,32は、各支軸33,34を中心として、搬送ベルト21より収納部12側に下降して紙幣送入口13から収納部12へ搬送する紙幣Pと交差してその紙幣Pの幅方向両側を上方へ歪曲させる交差位置と、この交差位置より上方に退避して歪曲した紙幣Pの幅方向両側から上方に外れる退避位置との間で上下動可能としている。そして、これら第1のガイド部材31および第2のガイド部材32は、第1の支軸33および第2の支軸34を独立して正逆回転駆動する第1のガイド部材駆動手段としての第1のガイド部材用モータM2および第2のガイド部材駆動手段としての第2のガイド部材用モータM3(図5に示す)により、交差位置と退避位置との間で上下動する。各ガイド部材31,32の下降位置は、図1に示す交差位置において図示しないストッパで規制される。
一対の第1のガイド部材31および一対の第2のガイド部材32には、一対の第1のガイド部材31および一対の第2のガイド部材32が紙幣Pと交差する交差位置にあるときに紙幣Pの幅方向両側を歪曲させるために、第1の支軸33および第2の支軸34の位置から紙幣送入口13へ向かうにしたがって下り傾斜しかつこの下り傾斜とともに幅方向の対向間隔が次第に拡大するように傾斜する第1のガイド面35および第2のガイド面36が形成されている。
図4に示すように、各ガイド部材31,32の基端側には角柱部37が形成され、先端側にはその先端側に向かうに従って小径となる円錐部38が形成されている。各ガイド面35,36は、円錐部38によって形成されている。
各ガイド部材31,32の先端部には、退避位置から交差位置へ下降したときに収納部12に集積される紙幣Pを上方から押さえる押さえ部39が設けられている。この押さえ部39は、各ガイド部材31,32の先端下面に各ガイド面35,36側に突出する取付部40が一体に形成され、この取付部40に各ガイド部材31,32の材質よりも摩擦係数の高い例えばゴム板などの摩擦部材41が接着固定されている。
また、収納部12の上部で紙幣送入口13に対して反対側の側壁15の上部には、収納部12に搬送する紙幣Pの搬送方向先端の位置を当接規制する立位壁部としての当接部43が配設されている。
また、図1および図2に示すように、収納部12の上部には、入金時における一時保留処理の際に、ステージ18上に集積されている収納済み紙幣Pの上部に幅方向両側から一対の一時保留部材45が配置され、これら一対の一時保留部材45上に紙幣送入口13から送入されてくる紙幣Pを受け入れて一時保留する一時保留空間46が形成される。一対の一時保留部材45は、図6(c)に示すように、各ガイド部材31,32の先端側および押さえ部39と干渉しないような形状に形成されており、一時保留部材用モータM5(図5に示す)の駆動により上下動され、下降時には収納部12内に進入して一時保留姿勢をとり、上昇時には収納部12から側方に外れて縦姿勢となる退避姿勢をとるように構成されている。
また、図1および図3に示すように、紙幣送入口13には紙幣Pを検知する紙幣送入口用センサS1,S1が配設され、第1のガイド部材31および第2のガイド部材32の各位置に対応して収納部12へ搬送する紙幣Pの搬送方向先端をそれぞれ検知する第1の検知手段としての第1の紙幣搬送位置検知用センサS2,S2および第2の検知手段としての第2の紙幣搬送位置検知用センサS3,S3が配設されている。これらセンサS1,S2,S3は投受光式の光センサで構成されている。また、ステージ18の位置および一時保留部材45の位置をそれぞれ検知するステージ用センサS4および一時保留部材用センサS5(図5に示す)が配設されている。
また、図5に紙幣処理装置11のブロック図を示し、51は紙幣処理装置11を制御する制御部で、この制御部51には、紙幣入出金機で入金および出金に関する操作をする入出金操作部52、各センサS1〜S5、各モータM1〜M5が接続されている。
そして、制御部51は、紙葉類繰出時に、収納部12から紙幣送入口13へ搬送する紙幣Pの繰出搬送位置を検知する繰出搬送位置検知手段53の機能を有している。さらに、紙幣収納時に、第1の紙幣搬送検知用センサS2の検知に基づき第1のガイド部材用モータM2を制御して一対の第1のガイド部材31を上下動させ、第2の紙幣搬送位置検知用センサS3の検知に基づき第2のガイド部材用モータM3を制御して一対の第2のガイド部材32を上下動させ、また、紙幣繰出時に、一対の第1のガイド部材31および一対の第2のガイド部材32を退避位置に位置させ、ステージ18を上昇させて最上位の紙幣を搬送ベルト21に押圧させ、搬送ベルト21の紙幣収納時とは逆方向への回転によって最上位の紙幣を収納部12から紙幣送入口13へ搬送させながら、繰出搬送位置検知手段53の検知に基づき紙幣の繰出搬送方向後端部が一対の第2のガイド部材32の位置を通過するのに合わせて一対の第2のガイド部材32を交差位置へ向けて下降させるとともに紙幣の搬送方向後端部が一対の第1のガイド部材31の位置を通過するのに合わせて一対の第1のガイド部材31を交差位置へ向けて下降させる制御手段54の機能を有している。
繰出搬送位置検知手段53は、紙幣Pを収納部12から紙幣送入口13へ搬送する際、紙幣Pの搬送方向先端を紙幣送入口用センサS1,S1が検知してからの搬送ベルト用モータM1の駆動パルスをカウントすることにより、紙幣Pの繰出搬送位置を検知する。
次に、紙幣入出金機の紙幣処理装置11の作用を説明する。
利用者が入出金操作部52で入金モードを指定し、紙幣Pを紙幣入出金機に投入することにより、その投入された紙幣Pを紙幣入出金機内に1枚ずつ取り込んで長手方向に搬送して識別し、正規の紙幣Pは紙幣処理装置11に搬送して一時保留し、識別不能な紙幣は利用者に返却する。
紙幣処理装置11では、図6(d)に示すように、初期状態において、各ガイド部材31,32が交差位置に位置しているとともに、一対の一時保留部材45がステージ18上の収納済み紙幣Pの上部に位置して収納部12の上部に一時保留空間46を形成しており、入金処理の開始にともなって搬送ベルト21が収納方向(図6(d)反時計回り方向)に回転する。そのとき、収納紙幣は一対の一時保留部材45の下面に接する状態にステージ18を通じて位置されている。
図1は一対の一時保留部材45上に紙幣を送り込んだ後、次の紙幣をその上へ送り込む状態で、紙幣処理装置11の紙幣送入口13に搬送してきた正規の紙幣Pは、搬送ベルト21と搬送ローラ26との間に挟み込んで収納部12の上部へ搬送する。なお、一対の一時保留部材45上へ最初の紙幣を送り込む場合も動作は同じである。
搬送する紙幣Pの搬送方向先端は、まず、交差位置にある一対の第1のガイド部材31の第1のガイド面35に当接し、この第1のガイド面35で上方へすくい上げられて紙幣Pの幅方向両側が上方へ歪曲され、紙幣Pに直進性が付与される。そのため、直進性が付与された紙幣Pは、搬送ベルト21に沿った状態で真っ直ぐに収納部12の上部へ搬送できる。
搬送する紙幣Pの搬送方向先端が収納部12の搬送方向中間部近傍まで達し、紙幣Pの歪曲した幅方向両側部分で第1の紙幣搬送位置検知用センサS2を遮光すると(図1のP1の位置)、この第1の紙幣搬送位置検知用センサS2の検知に基づいて、第1のガイド部材31が退避位置へ向けて上昇を開始する(図6(a)参照)。
搬送する紙幣Pの搬送方向先端は、続いて、交差位置にある一対の第2のガイド部材32の第2のガイド面36に当接し(図1のP2の位置)、この第2のガイド面36で上方へすくい上げられて紙幣Pの幅方向両側が上方へ歪曲され、紙幣Pに直進性が付与される。このとき、一対の第2のガイド部材32は紙幣Pの幅方向両側を上方へ歪曲させた状態にあり、そのため、両ガイド部材31,32によって紙幣Pの幅方向両側が歪曲されて直進性が付与され、この直進性が付与された紙幣Pは搬送ベルト21に沿った状態で真っ直ぐに収納部12の上部へ搬送できる。
搬送する紙幣Pの搬送方向先端が収納部12の紙幣送入口13に対して反対側端部近傍まで達し、紙幣Pの歪曲した幅方向両側部分で第2の紙幣搬送位置検知用センサS3を遮光すると(図1のP3の位置)、この第2の紙幣搬送位置検知用センサS3の検知に基づいて、第2のガイド部材32が退避位置へ向けて上昇を開始する(図6(a)と図6(b)との中間位置)。
搬送する紙幣Pの搬送方向先端が収納部12の紙幣送入口13に対して反対側端部近傍に達する際に、紙幣Pの搬送方向後端が搬送ベルト21と逆転ローラ27との間から外れるが、幅方向両側が歪曲状態にある紙幣Pが搬送ベルト21との接触状態に保たれるので、紙幣Pの搬送方向への搬送が継続される。
収納部12の上部に搬送した紙幣Pの搬送方向先端が当接部43に当接し、収納部12における搬送方向の集積位置に紙幣Pを位置決めする。
そして、退避位置へ向けて順次上昇する各ガイド部材31,32は、紙幣Pの上面側に一旦外れ、紙幣Pの歪曲を解除する(図6(b)参照)。退避位置に順次上昇した各ガイド部材31,32は、交差位置へ向けて順次下降し、各ガイド部材31,32の押さえ部39,39で紙幣Pの幅方向両側を上方から収納部12の上部の一時保留空間46へ向けて押圧し、一対の一時保留部材45上(1枚目の一時保留紙幣Pのとき)あるいは一対の一時保留部材45上に一時保留された一時保留紙幣P上に押さえ込む(図6(c)参照、ただし、一対の一時保留部材45は略図6(b)位置)。
これで紙幣送入口13に送入された1枚の紙幣Pを一時保留するまでの処理が完了し、続いて紙幣送入口13に送入されてくる紙幣Pを同様に処理する。
また、紙幣入出金機に投入された全ての紙幣の一時保留が完了した後、利用者による入出金操作部52の操作で入金承認指令つまり収納指令が出されたときには、一対の一時保留部材45を退避位置へ向けて上昇させながら収納部12内から抜き外し(図6(c)参照)、一対の一時保留部材45上の一時保留紙幣Pをステージ18上の収納済み紙幣Pに合体させる。
次に、収納紙幣を図6(c)よりやや下降させ(図6(d)の実線位置)、退避位置に上昇した一対の一時保留部材45を一時保留位置へ向けて下降させながら収納部12内に進入させ、次に、収納紙幣を上昇させ(図6(d)の2点鎖線位置)、一対の一時保留部材45の下面へ合体した紙幣Pの上面を押圧する(図6(d)参照)。これにより、初期状態に戻る。
また、利用者による入出金操作部52の操作で返却指令が出されたときには、上述したように、一対の一時保留部材45を退避位置へ向けて上昇させながら収納部12内から抜き外し(図6(c)参照)、一対の一時保留部材45上の一時保留紙幣Pをステージ18上の収納済み紙幣Pに合体させた後、各ガイド部材31,32を退避位置に上昇させ、ステージ18を上昇させて最上位の返却紙幣Pを搬送ベルト21に押圧する(図7(a)参照)。
その後、搬送ベルト用モータM1の駆動により搬送ベルト21が繰出方向(図7時計回り方向)に回転させるとともに逆転ローラ27を回転させ、搬送ベルト21とこの搬送ベルト21に接する返却紙幣Pとの摩擦で、搬送ベルト21に接する1枚の返却紙幣Pを紙幣送入口13へ向けて搬送する(図7(b)参照)。この返却紙幣Pにつられて下位の紙幣Pが紙幣送入口13へ向けて移動しようとしても、逆転ローラ27によって下位の紙幣Pの連れ出しが規制される。
返却紙幣Pを収納部12から紙幣送入口13へ搬送する際、返却紙幣Pの搬送方向先端を紙幣送入口用センサS1,S1が検知してからの搬送ベルト用モータM1の駆動パルスをカウントし、このカウント値に基づいて紙幣Pの繰出搬送位置を検知する。
返却紙幣Pの繰出搬送方向後端部が一対の第2のガイド部材32の位置を通過するのに合わせて一対の第2のガイド部材32を交差位置へ向けて下降させ、一対の第2のガイド部材32の押さえ部39で下位の紙幣Pを押さえ、最上位の紙幣Pに連れて下位の紙幣Pが一緒に繰り出されるのを防止する。同様に、返却紙幣Pの搬送方向後端部が一対の第1のガイド部材31の位置を通過するのに合わせて一対の第1のガイド部材31を交差位置へ向けて下降させ、一対の第1のガイド部材31の押さえ部39で下位の紙幣Pを押さえ、最上位の返却紙幣Pに連れて下位の紙幣Pが一緒に繰り出されるのを防止する(図7(c)参照)。
最上位の返却紙幣Pが紙幣送入口13から繰り出されたことを紙幣送入口用センサS1で検知し、続けて返却紙幣Pを繰り出す場合には、各ガイド部材31,32を退避位置に上昇させ、ステージ18の上昇によって最上位の返却紙幣Pを搬送ベルト21に押圧し、上述と同様に繰り出す。
最上位の返却紙幣Pが紙幣送入口13から繰り出されたことを紙幣送入口用センサS1で検知したときに、返却紙幣Pの繰出が完了していれば、ステージ18を下降させ、退避位置に上昇した一対の一時保留部材45を一時保留位置へ向けて下降させながら収納部12内に進入させ、ステージ18上の紙幣Pの上面を上方から押圧する。このようにして返却すべき枚数分の紙幣の返却繰出が行われる。これにより、初期状態に戻る。
また、利用者が入出金操作部52で出金モードを指定するとともに出金額を入力することにより、紙幣処理装置11から必要枚数の紙幣を1枚ずつ繰り出す。
すなわち、一対の一時保留部材45の退避状態で、各ガイド部材31,32を退避位置に上昇させ、ステージ18を上昇させて最上位の出金紙幣Pを搬送ベルト21に押圧する(図7(a)参照)。
その後、搬送ベルト用モータM1の駆動により搬送ベルト21を繰出方向(図7時計回り方向)に回転させるとともに逆転ローラ27を回転させ、搬送ベルト21とこの搬送ベルト21に接する出金紙幣Pとの摩擦で、搬送ベルト21に接する1枚の出金紙幣Pを紙幣送入口13へ向けて搬送する(図7(b)参照)。この出金紙幣Pにつられて下位の紙幣Pが紙幣送入口13へ向けて移動しようとしても、逆転ローラ27によって下位の紙幣Pの連れ出しが規制される。
出金紙幣Pを収納部12から紙幣送入口13へ搬送する際、出金紙幣Pの搬送方向先端を紙幣送入口用センサS1,S1が検知してからの搬送ベルト用モータM1の駆動パルスをカウントし、このカウント値に基づいて出金紙幣Pの繰出搬送位置を検知する。
出金紙幣Pの繰出搬送方向後端部が一対の第2のガイド部材32の位置を通過するのに合わせて一対の第2のガイド部材32を交差位置へ向けて下降させ、一対の第2のガイド部材32の押さえ部39で下位の紙幣Pを押さえ、最上位の出金紙幣Pに連れて下位の紙幣Pが一緒に繰り出されるのを防止する。同様に、出金紙幣Pの搬送方向後端部が一対の第1のガイド部材31の位置を通過するのに合わせて一対の第1のガイド部材31を交差位置へ向けて下降させ、一対の第1のガイド部材31の押さえ部39で下位の紙幣Pを押さえ、最上位の出金紙幣Pに連れて下位の紙幣Pが一緒に繰り出されるのを防止する。
最上位の出金紙幣Pが紙幣送入口13から繰り出されたことを紙幣送入口用センサS1で検知し、続けて出金紙幣Pを繰り出す場合には、各ガイド部材31,32を退避位置に上昇させ、ステージ18の上昇によって最上位の出金紙幣Pを搬送ベルト21に押圧し、上述と同様に繰り出す。
最上位の出金紙幣Pが紙幣送入口13から繰り出されたことを紙幣送入口用センサS1で検知したときに、出金紙幣Pの繰出が完了していれば、ステージ18を下降させ、収納紙幣の上面を図6(d)の実線位置に位置させる。次に、退避位置に上昇した一対の一時保留部材45を一時保留位置へ向けて下降させながら収納部12内に進入させる(図6(d)の実線位置)。次に、ステージ18上の紙幣Pの上面を図6(d)の2点鎖線位置へ上昇させ、一対の一時保留部材45の下面に押圧する。これにより、初期状態に戻る。
このように、紙幣収納時には、一対のガイド部材31,32を交差位置に位置させることにより、紙幣送入口13から収納部12の上部へ搬送する紙幣Pの幅方向両側を歪曲させて直進性を与え、さらに、紙幣送入口13から収納部12の上部への紙幣Pの搬送に応じて一対のガイド部材31,32を上下動させることにより、一対のガイド部材31,32が紙幣Pの上面側に一旦外れた後に上方から収納部12内に押さえ込むことができ、紙幣Pの集積収納のために必要とする収納部12の上部のスペースを小さくできるとともに構成を簡素化でき、紙幣Pの整列状態での集積収納も確実にできる。
さらに、一対の第1のガイド部材31および一対の第2のガイド部材32を収納部12の上方にこの収納部12への紙幣Pの搬送方向に沿って順に配設したことにより、紙幣Pの搬送方向の長さが長い場合でも、その紙幣Pの搬送方向略全域にわたって幅方向両側を歪曲させて直進性を与えることができ、紙幣Pを確実に整列状態に集積できる。
しかも、紙幣収納時に、収納部12の上部へ搬送する紙幣Pの搬送位置に応じて一対の第1のガイド部材31および一対の第2のガイド部材32を順次上下動させることにより、紙幣Pの集積収納動作を迅速にでき、紙幣Pの集積収納動作の間隔を短くできる。
また、紙幣繰出時に、搬送ベルト21に押圧した最上位の紙幣Pを収納部12から紙幣送入口13へ搬送して繰り出す際、紙幣Pの繰出搬送方向後端部が一対の第2のガイド部材32および一対の第1のガイド部材31の位置を順に通過するのに合わせて一対の第2のガイド部材32および一対の第1のガイド部材31を交差位置へ向けて下降させることにより、紙幣Pの搬送方向の長さが長い場合でも、最上位の紙幣Pに連れて下位の紙幣Pが一緒に繰り出されるのを防止し、紙幣Pを1枚ずつ確実に繰り出すことができる。
また、一対のガイド部材31,32が退避位置から交差位置へ下降したときに、一対のガイド部材31,32の押さえ部39によって、収納部12に集積される紙幣Pを上方から押さえ付けることにより、紙幣Pを確実に整列状態に集積でき、紙幣繰出時において最上位の紙幣Pに連れて下位の紙幣Pが一緒に繰り出されるのをより確実に防止できる。
なお、紙葉類としては、紙幣に限らず、紙幣と同様に腰が弱く折れ曲がりやすい紙などにも適用でき、また、紙葉類の形状は、紙幣などの長方形に限らず、正方形でも同様に適用できる。
また、一対のガイド部材は、搬送方向に2組配列した例に限らず、例えば搬送方向の紙葉類の長さが短い場合には1組でもよく、あるいは搬送方向の紙葉類の長さがより長い場合には3組以上配列してもよい。
また、一対のガイド部材を搬送方向に2組配列する場合、2個のモータを用いてそれぞれを独立して駆動してもよいし、1個のモータで連動して駆動してもよい。
また、本実施の形態では、一対の一時保留部材45を設けた例であるが、一対の一時保留部材45を設けず、ステージ18上へ紙幣を直接収納する例でもよい。
本発明の紙葉類処理装置一実施の形態を示す紙幣処理装置の側面図である。 同上紙幣処理装置の正面図である。 同上紙幣処理装置の平面図である。 同上紙幣処理装置のガイド部材を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。 同上紙幣処理装置のブロック図である。 同上紙幣処理装置の紙幣収納動作を(a)〜(d)に示す側面図である。 同上紙幣処理装置の紙幣繰出動作を(a)〜(c)に示す側面図である。
符号の説明
11 紙葉類処理装置としての紙幣処理装置
12 収納部
13 紙葉類送入口としての紙幣送入口
18 ステージ
21 搬送ベルト
31 第1のガイド部材
32 第2のガイド部材
39 押さえ部
43 当接部
53 繰出搬送位置検知手段
54 制御手段
M2 第1のガイド部材駆動手段としての第1のガイド部材用モータ
M3 第2のガイド部材駆動手段としての第2のガイド部材用モータ
M4 ステージ駆動手段としてのステージ用モータ
S2 第1の検知手段としての第1の紙幣搬送位置検知用センサ
S3 第2の検知手段としての第2の紙幣搬送位置検知用センサ
P 紙葉類としての紙幣

Claims (6)

  1. 上部一側に位置する紙葉類送入口から送入される紙葉類を受け入れて上下方向に整列状態に集積する収納部と、
    前記紙葉類送入口から収納部の上方にかけて設けられるとともに前記紙葉類の搬送方向に交差する幅方向中央域に対応して設けられ、前記紙葉類を搬送する複数条の搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトによって収納部の上部へ搬送された紙葉類の搬送方向先端が当接する当接部と、
    前記収納部の上方でかつ紙葉類の幅方向両側位置に対応して設けられ、前記紙葉類送入口から収納部の上部へ搬送する紙葉類と交差してその紙葉類の幅方向両側を歪曲させる交差位置とこの交差位置より上方へ退避する退避位置との間で上下動可能とする一対のガイド部材と、
    前記一対のガイド部材を上下動させるガイド部材駆動手段と、
    前記ガイド部材駆動手段を制御し、紙葉類収納時に、交差位置に位置される一対のガイド部材を前記紙葉類送入口から収納部の上部への紙葉類の搬送に応じて上下動させる制御手段と
    を具備していることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 一対のガイド部材には、退避位置から交差位置へ下降したときに収納部に集積される紙葉類を上方から押さえる押さえ部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 一対のガイド部材は、収納部の上方にこの収納部への紙葉類の搬送方向に沿って順に配設される一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類処理装置。
  4. 一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材の各位置に対応して設けられ、収納部へ搬送する紙葉類の搬送方向先端をそれぞれ検知する第1の検知手段および第2の検知手段を具備し、
    ガイド部材駆動手段は、一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材をそれぞれ個別に上下動させる第1のガイド部材駆動手段および第2のガイド部材駆動手段を備え、
    制御手段は、紙葉類収納時に、第1の検知手段の検知に基づき第1のガイド部材駆動手段を制御して一対の第1のガイド部材を上下動させ、第2の検知手段の検知に基づき第2のガイド部材駆動手段を制御して一対の第2のガイド部材を上下動させる
    ことを特徴とする請求項3記載の紙葉類処理装置。
  5. 収納部に集積する紙葉類を載せて昇降するステージと、
    前記ステージを昇降させるステージ駆動手段と、
    紙葉類繰出時に、前記収納部から紙葉類送入口へ搬送する紙葉類の繰出搬送位置を検知する繰出搬送位置検知手段とを具備し、
    制御手段は、紙葉類繰出時に、一対のガイド部材を退避位置に位置させ、前記ステージを上昇させて最上位の紙葉類を搬送ベルトに押圧させ、搬送ベルトの紙葉類収納時とは逆方向への回転によって最上位の紙葉類を収納部から紙葉類送入口へ搬送させながら、前記繰出搬送位置検知手段の検知に基づき紙葉類の繰出搬送方向後端部が一対のガイド部材の位置を通過するのに合わせて一対のガイド部材を交差位置へ向けて下降させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類処理装置。
  6. 収納部に集積する紙葉類を載せて昇降するステージと、
    前記ステージを昇降させるステージ駆動手段と、
    紙葉類繰出時に、前記収納部から紙葉類送入口へ搬送する紙葉類の繰出搬送位置を検知する繰出搬送位置検知手段とを具備し、
    制御手段は、紙葉類繰出時に、一対の第1のガイド部材および一対の第2のガイド部材を退避位置に位置させ、前記ステージを上昇させて最上位の紙葉類を搬送ベルトに押圧させ、搬送ベルトの紙葉類収納時とは逆方向への回転によって最上位の紙葉類を収納部から紙葉類送入口へ搬送させながら、前記繰出搬送位置検知手段の検知に基づき紙葉類の繰出搬送方向後端部が一対の第2のガイド部材の位置を通過するのに合わせて一対の第2のガイド部材を交差位置へ向けて下降させるとともに紙葉類の搬送方向後端部が一対の第1のガイド部材の位置を通過するのに合わせて一対の第1のガイド部材を交差位置へ向けて下降させる
    ことを特徴とする請求項3または4記載の紙葉類処理装置。
JP2005114789A 2005-04-12 2005-04-12 紙葉類処理装置 Expired - Fee Related JP4644025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005114789A JP4644025B2 (ja) 2005-04-12 2005-04-12 紙葉類処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005114789A JP4644025B2 (ja) 2005-04-12 2005-04-12 紙葉類処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006290564A JP2006290564A (ja) 2006-10-26
JP4644025B2 true JP4644025B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=37411559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005114789A Expired - Fee Related JP4644025B2 (ja) 2005-04-12 2005-04-12 紙葉類処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4644025B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4821643B2 (ja) 2007-02-19 2011-11-24 セイコーエプソン株式会社 媒体送り出し装置
JP5076937B2 (ja) 2008-02-06 2012-11-21 セイコーエプソン株式会社 シート状媒体送り出し装置およびシート状媒体処理装置
KR101372255B1 (ko) 2008-02-14 2014-03-11 노틸러스효성 주식회사 수표 처리 장치의 입금 박스 및 이를 이용한 수표 처리장치
JP5857080B2 (ja) * 2013-04-19 2016-02-10 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 紙葉類処理装置および遊技媒体貸出装置
JP5857078B2 (ja) * 2013-04-19 2016-02-10 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 紙葉類処理装置および遊技媒体貸出装置
JP5857077B2 (ja) * 2013-04-19 2016-02-10 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 紙葉類処理装置および遊技媒体貸出装置
JP5879371B2 (ja) * 2013-04-19 2016-03-08 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 紙葉類処理装置および遊技媒体貸出装置
US9776820B2 (en) 2013-04-19 2017-10-03 Universal Entertainment Corporation Paper stock processing device
JP5857079B2 (ja) * 2013-04-19 2016-02-10 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 紙葉類処理装置および遊技媒体貸出装置
WO2014171231A1 (ja) * 2013-04-19 2014-10-23 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 紙葉類処理装置
JP6187252B2 (ja) * 2013-12-27 2017-08-30 沖電気工業株式会社 媒体搬送装置及び媒体処理装置
KR101550129B1 (ko) 2014-01-10 2015-09-03 주식회사 엘지씨엔에스 매체 보관함 및 금융기기
JP6380000B2 (ja) * 2014-10-27 2018-08-29 富士電機株式会社 紙葉類収納装置
KR102255909B1 (ko) * 2014-12-30 2021-05-25 효성티앤에스 주식회사 픽업유닛 및 다권종 지폐 정렬장치

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04144877A (ja) * 1990-10-03 1992-05-19 Ricoh Co Ltd 記録紙排出装置
JPH0493370U (ja) * 1990-12-28 1992-08-13
JPH06329327A (ja) * 1993-05-17 1994-11-29 Riso Kagaku Corp 薄葉体積載受容装置
JPH10310333A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Laurel Bank Mach Co Ltd 紙幣処理機
JPH1160022A (ja) * 1997-08-06 1999-03-02 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体集積機構
JP2001354349A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Fuji Electric Co Ltd 紙葉類収納装置
JP2002356262A (ja) * 2001-05-29 2002-12-10 Riso Kagaku Corp 印刷装置
JP2004269131A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Dainippon Printing Co Ltd シート材の積載方法及び積載装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04144877A (ja) * 1990-10-03 1992-05-19 Ricoh Co Ltd 記録紙排出装置
JPH0493370U (ja) * 1990-12-28 1992-08-13
JPH06329327A (ja) * 1993-05-17 1994-11-29 Riso Kagaku Corp 薄葉体積載受容装置
JPH10310333A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Laurel Bank Mach Co Ltd 紙幣処理機
JPH1160022A (ja) * 1997-08-06 1999-03-02 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体集積機構
JP2001354349A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Fuji Electric Co Ltd 紙葉類収納装置
JP2002356262A (ja) * 2001-05-29 2002-12-10 Riso Kagaku Corp 印刷装置
JP2004269131A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Dainippon Printing Co Ltd シート材の積載方法及び積載装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006290564A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4644025B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP4160362B2 (ja) 集積装置および循環式紙幣入出金機
JP5169612B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP2013168136A (ja) 集積施封装置
JP2006107029A (ja) 紙幣処理機
JP2008308243A (ja) シート処理装置及びこれを備えたスタッカー
KR102529836B1 (ko) 가변 스토퍼가 구비된 다권종 지폐카세트
JP3143231B2 (ja) シート仕分け装置
JP2008129964A (ja) 紙幣保留装置、及び還流式紙幣処理装置
JP5176325B2 (ja) 媒体処理装置
JP5484935B2 (ja) 紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法
JP3479798B2 (ja) シート後処理装置
JP4042304B2 (ja) 紙葉類収納装置
JP5094143B2 (ja) 紙葉類繰出装置及び紙葉類集積装置
JP4974399B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えたスタッカー
JP4766684B2 (ja) 用紙搬送装置
JP6259725B2 (ja) 紙葉類分離集積装置
JP2007091436A (ja) 紙幣入出金装置を備えた現金自動取引装置
JP4149617B2 (ja) 排紙積載装置
JP4663380B2 (ja) 小束紙幣処理機
JP5190597B2 (ja) 紙幣保留装置、及び還流式紙幣処理装置
JP4779453B2 (ja) 紙幣集積装置及び取引処理装置
JP5182107B2 (ja) 紙幣収納装置
JP5182106B2 (ja) 紙幣収納装置
JP3222908B2 (ja) シート分配装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4644025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees