JP2007084135A - タンクローリ車の荷卸しシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はタンクローリ車に積み込まれた液体を地下タンクに荷卸しする際に異油種混合事故が起きないように荷卸しすることを課題とする。
【解決手段】 荷卸しシステム10では、運転者が荷卸しホース16,18の他端を注油口24〜26に接続することにより、荷卸しホース16,18の他端に設けられたデータ読取器32,33が無線タグ28〜30に近接する。そして、データ読取器32,33は、注油口24〜26のうち接続された当該注油口の無線タグ28〜30に対して種別データを要求する要求信号を送信する。これに対し、無線タグ28〜30のうちデータ読取器32に最も近接した無線タグ28は、予め登録された種別データを送信する。データ読取器32,33によって読み取られた油種データは、荷卸しコンピュータ34に転送され、荷卸しコンピュータ34は、データ読取器32,33から入力された油種情報が地下タンク21〜23の油種と一致する場合、ハッチに積み込まれた油液の荷卸しを許可する。
【選択図】 図1

Description

本発明はタンクローリ車の荷卸しシステムに係り、特にタンクローリ車のハッチに積み込まれた種類の異なる各種液体を荷卸しされる地下タンクの液種と合致する液体を正確に荷卸しできるよう構成されたタンクローリ車の荷卸しシステムに関する。
油槽所からガソリンスタンド等へ油液を配送するための配送手段としては、一般にタンクローリ車が使用されている。
タンクローリ車のタンクは、複数のハッチに仕切られており、各ハッチには配送先の注文に応じて例えば1番のハッチにはガソリン、2番のハッチには軽油、3番のハッチには灯油といった具合に各ハッチごとに異なる油種の油液を積込むことができる。
タンクローリ車は、油槽所で給油所等から注文のあった油種、数量を積み込まれる。その際、タンクローリ車の運転者は、予約のあった配送先、油種、数量、積み込むべきハッチ番号等が記載された伝票に基づいて各ハッチに油液を積み込む。そして、給油所に到着すると、運転者は伝票に記載された配送先、油種、数量、ハッチ番号を確認すると共に地下タンクの油種を確認して給油所の地下タンクに荷卸しする。
ところが、給油所において、上記のような方法で油液の荷卸し作業を行う場合、運転者が伝票の記載事項を読み間違えるおそれがある。そのため、人為的ミスにより、例えばガソリンを荷卸しすべきハッチに誤って軽油を荷卸してしまう可能性があった。このように、タンクローリ車のハッチに積み込まれた油種を間違って認識した場合、そのことに気づかずに給油所の地下タンクへ荷卸すると、地下タンクで異油種混合事故(コンタミネーション)が生じてしまう。
このような、地下タンクでの異油種混合事故を防止するため、例えば、荷卸しホースに複数本のフレキシブルロッドをホース肉厚部分に摺動可能に挿入し、荷卸しホースの一端でフレキシブルロッドの端部が突出すると、反対側の他端ではフレキシブルロッドが引込むようになっており、複数本のフレキシブルロッドの凹凸パターンから地下タンクの種別を確認するように構成されたタンクローリ車の荷卸しシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
また、荷卸しホースに電線を沿うように配線し、地下タンクの注油口に油種データを保持する油種キーを設けて、電線の端部に設けられたコネクタを油種キーに接続して油種データを読み取ってタンクローリ車の車載コンピュータに入力して地下タンクの油種を判別するように構成されたタンクローリ車の荷卸しシステムがある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2582503号 特開平9−40097号
しかしながら、上記特許文献1のように荷卸しホースの肉厚部分に複数本のフレキシブルロッドを摺動可能に挿入させた構成のものでは、荷卸しホース自体の重量が重くなってホースの取り回しが良くないので、作業員が荷卸し作業を行う際に余計な労力を要するばかりか、荷卸しホースが撓みにくくなるので、地下タンクの注入口に対する荷卸しホースの接続作業及び荷卸しホースの分離作業がしにくいという問題があった。
また、上記特許文献2のように、荷卸しホースに電線を沿うように配線した場合には、注入口の近傍に油種キーがワイヤまたはチェーンにより紛失しないように設けられているが、ワイヤまたはチェーンの長さがあるので、複数の注入口が並設されている場合には、隣の注入口に設けられた油種キーも接続可能であり、作業員が誤って隣の油種キーを接続して油種判別を間違えるおそれがあった。
そこで、本発明は上記課題を解決したタンクローリ車の荷卸しシステムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、タンクローリ車に積み込まれた液体をホースを介して地下タンクの注入口に荷卸しする際、前記ホースの先端が接続される当該注入口の種別と当該荷卸しされる液体の種別とを照合し、両種別が一致した場合に荷卸しを開始するタンクローリ車の荷卸しシステムにおいて、
前記注入口の外周に前記種別に関する種別データを記憶し、データ要求に応じて前記種別データを送信する種別データ送信手段を設け、
前記種別データ送信手段に対してデータ要求信号を送信し、前記種別データ送信手段から送信された種別データを受信する種別データ読み取り手段を前記ホースの先端付近に設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のタンクローリ車の荷卸しシステムであって、
前記種別データ読み取り手段により読み取られた種別データを荷卸しする種別データと照合し、両種別データが一致するか否かを判別する判別手段と、
該判別手段により前記両種別データが一致する場合に荷卸しを許可する許可手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記種別データ送信手段は、各種データを記憶するICチップと、信号を送受信するアンテナとを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、注入口の外周に種別データ送信手段を設け、ホースの先端付近に種別データ送信手段から送信された種別データを受信する種別データ読み取り手段を設けたため、ホースの先端を注入口に接近させることで、地下タンクの種別を確認することができ、複数の注入口が並設された場所でも、隣の注入口の種別を読み込むことが防止できる。さらに、ホースも軽量化できるので、作業員の労力が軽減されて荷卸作業が容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、種別データ読み取り手段により読み取られた種別データを荷卸しする種別データと照合し、両種別データが一致する場合に荷卸しを許可するため、タンクローリ車に積込まれた油液を種別の異なる地下タンクに荷卸することが防止され、地下タンクで異油種混合事故が生じることを未然に防止できる。
請求項3記載の発明によれば、種別データ送信手段が、各種データを記憶するICチップと、信号を送受信するアンテナとを有する構成であるので、大幅な薄型化及び小型化が可能であり、任意の場所に取り付けることができると共に、ホース接続作業の邪魔にならないように取り付けることができる。
以下、図面と共に本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明になるタンクローリ車の荷卸しシステムの一実施例が適用された給油所の概略を示す構成図である。図2はタンクローリ車の後部からみた荷卸し作業を示す図である。
図1及び図2に示されるように、荷卸しシステム10では、給油所の地下タンク21〜23に貯蔵されている油種を検出する油種検出手段と、タンクローリ車12に積み込まれた油種と給油所の地下タンク21〜23に貯蔵されている油種とが一致するか否かを判別する判別手段と、油種が一致したことが確認できると、当該地下タンクへの荷卸しを許可して荷卸しを開始する荷卸し許可手段とを有する。
例えば、地下タンク21〜23貯蔵されている油種は、夫々異なり、地下タンク21にはレギュラーガソリン、地下タンク22にはハイオクガソリン、地下タンク23には軽油といったように予め決められている。これに対し、タンクローリ車12の各ハッチに積み込まれる油種は、決められておらず、積み込みを行う際に注文のあった数量をハッチ容量に応じて割り振ることになるので、各ハッチに積み込まれる油種は毎回異なる場合もある。
タンクローリ車12が給油所に到着すると、運転者(作業員)はハッチの底部に設けられた吐出口44に荷卸しホース16,18の一端を接続し、荷卸しホース16,18の他端を地下タンク21〜23の注油口(注入口)24〜26に接続する。
そして、注油口24〜26には、後述するように種別データ送信手段としての無線タグ28〜30が設けられている。そして、荷卸しホース16,18の他端付近には、無線タグ28〜30から送信された油種データを非接触で読み取る種別データ読み取り手段としてのデータ読取器32,33が設けられている。このデータ読取器32,33は、無線タグ28〜30とデータ通信を行えるように、通信プログラムを実行する制御部と、電波による送受信を行うアンテナとを有する。
そのため、運転者が荷卸しホース16,18の他端を注油口24〜26に接続する接続作業を行うことにより、荷卸しホース16,18の他端に設けられたデータ読取器32,33が無線タグ28〜30に近接することになる。そのため、データ読取器32,33は、注油口24〜26のうち接続された当該注油口の無線タグ28〜30に対して油種データ(種別データ)を要求する要求信号を送信する。例えば、荷卸しホース16の他端が注油口24に接続された場合は、データ読取器32から油種データ要求信号が注油口24に設けられた無線タグ28に送信される。
これに対し、無線タグ28〜30のうちデータ読取器32に最も近接した無線タグ28は、データ読取器32からの要求信号を受信すると、予め登録された油種データ(種別データ)を送信する。上記油種検出手段は、無線タグ28と、データ読取器32,33とから構成されている。
無線タグ28〜30は、ICチップと信号の送受信を行うアンテナを同一のシート状面に形成したものであり、例えば、2.5×2.5mmの正方形に形成されている。また、無線タグ28〜30が信号を送受信できる範囲は、予め設定されており、例えば、複数の注油口24〜26が並設されている場合には、各注油口の間隔(離間距離)よりも小さくなるように送信出力が設定されている。
従って、複数の注油口24〜26が並設されている場所でも無線タグ28〜30から送信される油種データが混信することがなく、注油口24〜26のうち荷卸しホース16,18が接続された注油口の無線タグのみが油種データを送信することができる。
データ読取器32,33によって読み取られた注油口24〜26の油種データは、車載用の荷卸しコンピュータ34に転送されて入力される。そして、タンクローリ車12の荷卸しコンピュータ34は、データ読取器32,33から入力された油種情報が地下タンク21〜23の油種と一致する場合、ハッチに積み込まれた油液の荷卸しを許可する。
地下タンク21〜23には、各タンク内の油液の貯蔵量を算出するため、液位を計測する液位センサ36が設けられている。液位センサ36から出力された信号は、液面計38を介してタンクローリ車12の荷卸しコンピュータ34に転送される。
また、荷降ろしホース16,18にはデータ読取器32,33からの検出信号(油種情報)をタンクローリ車12の荷卸しコンピュータ34に送信するための信号線(図示せず)が設けられている。従って、荷降ろしホース16,18には、複数のフレキシブルロッドが挿通されてなく、軽量化されており、注油口24〜26への接続作業及び注油口24〜26からの分離作業が容易に行える。
タンクローリ車12は、複数のハッチ40a〜40eに仕切られたタンク40を有する。複数のハッチ40a〜40eには、配送先の注文に応じて複数種の油液が積込まれており、例えば1番、2番のハッチ40a,40bにはガソリン、3番、4番のハッチ40c,40dには軽油、5番のハッチ40eには灯油といった具合に各油種が積込まれている。
各ハッチ40a〜40eの底部には、各ハッチ40a〜40eに積み込まれた油液を荷降ろしする際に開弁される底部開閉弁42a〜42eが設けられている。底部開閉弁42a〜42eのうち前側(運転席側)に配設された1番、2番の底部開閉弁42a,42bは、第1の吐出口44に並列接続されている。また、底部開閉弁42a〜42eのうち後側に配設された3番から5番の底部開閉弁42c〜42eは、第2の吐出口46に並列接続されている。
さらに、第1の吐出口44、第2の吐出口46の上流側管路には、夫々第1の電磁弁48、第2の電磁弁50が配設されている。
タンクローリ車12の運転席には、前述した車載用の荷降コンピュータ34が設けられている。そして、この荷降コンピュータ34は、油種が一致した場合に開弁信号を出力し、第1の電磁弁48または第2の電磁弁50を開弁させて荷卸しを開始する。
ここで、注油口24〜26の構成について図3乃至図5を参照して説明する。
給油所の注油口24〜26は、所定の間隔(例えば、1m〜3m程度)で離間しており、給油エリアから外れた荷卸しエリアに設けられている。また、注油口24〜26は、給油所の地面(コンクリート面)から所定高さに突出するように設置されており、あるいは、給油所の地面(コンクリート面)に凹設されたマンホールの内部に埋設されている。本実施例では、注油口24〜26が給油所の地面(コンクリート面)から突出した状態で設置されている場合を例に挙げて説明する。尚、注油口24〜26は、夫々同一構成であるので、図3及び図4では注油口24の構成について説明する。
図3(A)に示されるように、注油口24は、円筒形状のパイプからなり、荷降ろしホース16の端部が接続される上端には蓋52が嵌合して閉蓋されている。また、蓋52は紛失防止のため、鎖54を介して注油口24に連結されている。そして、注油口24の外周には、前述した無線タグ28が貼り付けられている。
この無線タグ28は、予め設定された周波数の電波を受信すると、記憶している地下タンク21に貯蔵された油種に対応する種別データを電波で送信する機能を有している。尚、実際の無線タグ28に使用されるICチップは、極めて微小なため、シート状の粘着テープに保持された状態で注油口24の外周に貼着される。このように、無線タグ28は、薄いシート状に形成されているので、注油口24の外周から殆ど突出せず、荷降ろしホース16の接続作業の妨げにはならない。また、無線タグ28では、ICチップ(図示せず)が粘着テープに覆われた状態で注油口24の外周に貼着されるため、ICチップを風雨から保護した状態で取り付けられる。
さらに、データ読取器32,33の周方向位置が一定ではないので、注油口24の外周に対して複数の無線タグ28が所定間隔毎に設けられている。本実施例では、例えば、4個の無線タグ28が90度毎に設けられている。また、無線タグ28は、他の注油口25,26に設けられた無線タグ29,30との混信を防止するため、例えば、20cm〜30cm程度離間した位置では識別できなくなるようにデータ送信の電波を弱く設定してある。
そして、無線タグ28は、蓋52の下側に位置しており、蓋52が半径方向に突出して覆うように形成されているので、無線タグ28に雨が付着しにくいように構成されている。また、蓋52の外周部分52aを破線で示すように下方に延在形成することで、無線タグ28を覆うことが可能になり、風雨から無線タグ28を保護することが可能になる。
図3(B)に示されるように、タンクローリ車12の運転者は、注油口24に荷降ろしホース16を接続する直前に、蓋52を注油口24から外して注油口24の上端を露出させる。また、蓋52の外周部分52aが無線タグ28を覆うように構成されている場合には、蓋52を注油口24から外すことで無線タグ28も露出され、通信可能な状態となる。
図4に示されるように、タンクローリ車12の運転者は、蓋52を注油口24から外した後、荷降ろしホース16の接続部56を注油口24に接続する。接続部56は、ナットのように内周にめねじが設けられており、注油口24の上端外周に形成されておねじに螺合されることで、結合されるように構成されている。
そのため、接続部56の外周に設けられたデータ読取器32は、周方向のどの位置で停止するのかが分からないが、注油口24の外周に複数の無線タグ28が設けられているので、最も近接した位置にある無線タグ28と通信を行うことになる。すなわち、データ読取器32から送信された種別データ要求信号は、注油口24の外周に設けられた複数の無線タグ28のうち最も近接した位置にある無線タグ28で受信され、当該無線タグ28から地下タンク21に貯蔵されている油種に対応する種別データが送信され、データ読取器32で種別データを読み取ることが可能になる。
図5に示されるように、複数の注油口24〜26が並設されている場合には、データ読取器32から送信された種別データ要求信号の受信可能領域に注油口24〜26が設けられている場合があり、その場合には他の注油口25,26の無線タグ29,30でも受信される可能性がある。
しかしながら、本実施例では、無線タグ28から送信される電波が弱いので、他の無線タグ29,30から種別データが送信されたとしてもデータ読取器32で受信されることが防止されるように構成されている。これにより、データ読取器32,33が複数の無線タグ28〜30から送信された種別データを同時に受信することが防止されており、複数の種別データが混信することが防止される。
ここで、荷卸しコンピュータ34が実行する制御処理について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
図6に示すS11において、荷卸しコンピュータ34は、データ読取器32,33に対してデータ要求信号を送信するように指示する。次のS12では、データ読取器32,33が無線タグ28〜30から送信された種別データを受信したかどうかを確認する。S12において、種別データを受信できないときは、上記S11に戻り、再度、データ読取器32,33に対してデータ要求信号を送信するように指示する。
そして、S12でデータ読取器32,33が無線タグ28〜30から送信された種別データを受信した場合は、S13に進み、当該地下タンクが貯蔵している種別に対応するデータを記憶部(図示せず)のデータベースに格納する。このデータベースには、ハッチ40a〜40e毎に積込まれた油液の種別が予め登録されている。
次のS14では、荷降ろしホース16,18の一端が接続されたハッチに積込まれた油液の種別データを上記データベースから読み込む。そして、S15においては、データ読取器32,33で読み取った地下タンクの種別データと、上記データベースから読み込んだハッチの種別データとを照合する。
S16では、データ読取器32,33で読み取った地下タンクの種別データと、上記データベースから読み込んだハッチの種別データとが一致したかどうかを確認する(判別手段)。S16において、両種別データが一致したときは、S17に進み、荷卸しを許可すると共に、荷降ろしホース16,18の一端が接続された第1の電磁弁48または第2の電磁弁50を開弁して荷卸しを開始する(許可手段)。
次のS18では、荷卸しを行っている当該地下タンクの液位センサ36から出力された液位信号を液面計38から読み込む。そして、荷卸し開始前の液位に対して当該地下タンクの液位の増加分が当該ハッチに積み込まれた数量に相当する液位に達したとき、今回の荷卸しが終了したものと判断する。
また、上記S16において、データ読取器32,33で読み取った地下タンクの種別データと、上記データベースから読み込んだハッチの種別データとが一致しないときは、S20に進み、油種不一致であることを運転者に報知するための警告(アラーム)を発する。そして、S21に進み、S13で記憶した種別データをリセットしてS11に戻り、S11以降の処理を再度実行する。そのため、運転者は、上記警告(アラーム)により油種不一致であることを確認して荷降ろしホース16,18を接続すべき注油口24〜26がどれなのかを確認してホース接続作業をやり直すことができる。
このように、荷卸しシステム10では、荷降ろしホース16,18に設けられたデータ読取器32,33が注油口24〜26に設けられた無線タグ28〜30から送信された種別データを読み込むことにより、荷降ろしホース16,18の接続ミスによる地下タンク21〜23での異油種混合事故の発生を未然に防止することができる。
しかも、データ読取器32,33では、無線タグ28〜30から送信された種別データを非接触で受信することが可能であるので、ホース接続作業を行う際に特別なデータ読取操作を行う必要がない。
よって、荷卸しシステム10によれば、運転者(作業員)に余計な負担をかけることがなく、ホース作業を邪魔することなく注油口24〜26の種別データを自動的に受信して油種判別(ハッチと地下タンクの油種が一致するかを判別する)を行うため、荷卸し作業効率を高めることが可能になる。
上記実施例では、ガソリン等の燃料を運搬するタンクローリ車から地下タンクへ荷卸しする場合を一例として挙げたが、これに限らず、燃料以外の液体(例えば、化学薬品や飲料水など)などを荷卸しする場合にも適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、タンクローリ車に複数のハッチが搭載された構成を例に挙げて説明したが、これに限らず、タンクローリ車に1つのハッチが搭載されたものにも本発明が適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、注油口の周方向に複数の無線タグを所定間隔で設けた構成を一例として挙げたが、これに限らず、注油口に1つの無線タグを設け、荷卸しホースの端部周方向に複数のデータ読取器を所定間隔で設けることにより、ホース接続時の周方向位置に拘わらずデータ読み取りを確実に行なえるようにしても良い。また、注油口に複数の無線タグを設け、荷卸しホースに複数のデータ読取器を設ける構成としても良いのは勿論である。
本発明になるタンクローリ車の荷卸しシステムの一実施例が適用された給油所の概略を示す構成図である。 タンクローリ車の後部からみた荷卸し作業を示す図である。 注油口の構成を説明するための拡大図である。 注油口に荷卸ホースを接続した状態を示す拡大図である。 注油口に荷卸ホースを接続したときの周囲の無線タグの影響を説明するための拡大図である。 荷卸しコンピュータ34が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 荷卸しシステム
12 タンクローリ車
16,18 荷卸しホース
21〜23 地下タンク
24〜26 注油口
28〜30 無線タグ
32,33 データ読取器
34 荷卸しコンピュータ
36 液位センサ
40 タンク
40a〜40e ハッチ
44 第1の吐出口
46 第2の吐出口
48 第1の電磁弁
50 第2の電磁弁
52 蓋

Claims (3)

  1. タンクローリ車に積み込まれた液体を荷卸しホースを介して地下タンクの注入口に荷卸しする際、前記荷卸しホースの先端が接続される当該注入口の種別と当該荷卸しされる液体の種別とを照合し、両種別が一致した場合に荷卸しを開始するタンクローリ車の荷卸しシステムにおいて、
    前記注入口の外周に前記種別に関する種別データを記憶し、データ要求に応じて前記種別データを送信する種別データ送信手段を設け、
    前記種別データ送信手段に対してデータ要求信号を送信し、前記種別データ送信手段から送信された種別データを受信する種別データ読み取り手段を前記ホースの先端付近に設けたことを特徴とするタンクローリ車の荷卸しシステム。
  2. 前記請求項1記載のタンクローリ車の荷卸しシステムであって、
    前記種別データ読み取り手段により読み取られた種別データを荷卸しする種別データと照合し、両種別データが一致するか否かを判別する判別手段と、
    該判別手段により前記両種別データが一致する場合に荷卸しを許可する許可手段と、
    を備えたことを特徴とするタンクローリ車の荷卸しシステム。
  3. 前記種別データ送信手段は、各種データを記憶するICチップと、信号を送受信するアンテナとを有することを特徴とする請求項1に記載のタンクローリ車の荷卸しシステム。
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