JP2010105708A - 荷卸しシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性及び安全性を高めたタンクローリの荷卸しシステムを提供する。
【解決手段】荷卸しホース(21)の先端に読取手段(25、40)を設け、読取手段(25、40)は車載コンピュータ(15)に接続され、貯油タンク(2)の給油口(4)にタンクデータを記憶した発信タグ(6)を設け、車載コンピュータ(15)は積荷データと発信タグ(6)から受信したタンクデータとの一致をもって荷卸し可としており、タンクデータは荷卸しホース(21)と給油口(4)とが適正に接続された場合のみ読取手段(25、40)により読み取り可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、タンクローリのハッチ内の油を、荷卸しホースを介して給油所の貯油タンクへ荷卸しするシステムであって、当該荷卸しをタンクローリにおける車載コンピュータで制御するタンクローリの荷卸しシステムに関する。
タンクローリに搭載されているタンクは複数のハッチに区画され、給油所の注文に応じて、所定種類の燃料油が各ハッチへ荷積みされ、タンクローリにより給油所まで配送される。
そして荷積みされた油は、給油所において、例えば地下に埋設された各貯油タンクへ荷卸しされる。
貯油タンクに荷卸しするべき燃料油は複数種類あり、貯油タンク内の油と異なる種類の油を荷卸してしまう事故(いわゆる「コンタミ」)が発生すると、当該貯油タンク内の燃料油は使用できなくなり、経済的に大きな損失を生じる。
また、「コンタミ」が生じたことを知らずに、異なる油種が荷卸しされた貯油タンク内の燃料油を自動車へ給油してしまうと、各種エンジントラブルを発生し、その結果、交通事故や自動車火災という重大な事故を惹起してしまう恐れが存在する。
貯油タンク内の油と異なる種類の油を荷卸してしまう事故(いわゆる「コンタミ」)を防止するため、貯油タンクの給油口及び荷卸しホースの端部にそれぞれ無線タグを設け、データ読取器で無線タグのデータを読み取り、両者が同一種類の油のデータを有する場合にのみ、貯油タンクへの供給を行なう技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、タンクローリ側のホースに液種判断用のセンサを設け、貯油タンクの給油口側に受け部材を設け、該受け部材は貯油タンクの液種により取り付け高さが異なり、ホースと給油口との接続時に、センサが受け部材の高さに対応して油種を判別する技術も提案されている(特許文献2)。
さらに、貯油タンクのデータと、タンクローリのハッチに荷積みされた油のデータとを記憶し、係るデータに基づいて制御装置により荷卸しを行なう技術も提案されている(特許文献3)。
ここで、上述した従来技術では、貯油タンク内にタンクローリのハッチ内の油を荷卸ししている際に、貯油タンクの給油口と荷卸しホースとの接続(例えばラッチ係合)が適正でなかったり(不十分であったり)、或いは、給油口と荷卸しホースとの接続が給油当初は適正であったものが、何らかの理由により不適正な状態(不十分な状態)になってしまうと、当該接続個所から荷卸しされている燃料油が漏出してしまう恐れがある。或いは、給油口と荷卸しホースとが外れてしまう恐れがある。
燃料油の漏出や、給油口と荷卸しホースとが外れてしまうことは、非常に危険な事態を招く。それに加えて、給油所周辺の環境に大きなダメージを与えてしまうので、確実に防止する必要がある。
しかし、上述した従来技術では、貯油タンクの給油口と荷卸しホースとの接続が適正でない場合や、或いは、何らかの理由により給油口と荷卸しホースとの接続が不適正な状態に移行してしまった場合には、何等対処することが出来なかった。
特開2007−84135号 特開2008−189346号 特開2000−128299号
本発明は上記に鑑みてなされたもので、貯油タンク内の油と異なる種類の油を荷卸してしまう事故を防止すると共に、貯油タンクの給油口と荷卸しホースとの接続が適正でないことに起因する各種不都合を防止することが出来るタンクローリの荷卸しシステムの提供を目的としている。
本発明のタンクローリの荷卸しシステムは、タンクローリ(8)に設けられた複数のハッチ(10)と地下タンク(2:貯油タンク)の給油口(4)とを荷卸しホース(21)で接続して、ハッチ(10)内の油を地下タンク(2)へ荷卸しする荷卸しシステムにおいて、前記荷卸しホース(21)の給油口(4)側の円周方向全域に読取手段(例えば、円環状のアンテナ25及び送受信器26)を設け、給油口(4)にはデータ(地下タンク2内の油種等のタンクデータ)を発信する機能を有するタグ(6:パッシブタイプの発信タグ)を配置し、該タグ(6)から発信されるデータを読取手段(25)が受信するのは、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続された状態で読取手段(25)が位置する範囲に限定されていることを特徴としている(請求項1)。
ここで、タグ(6)は、電磁波(磁束を含む)或いは電波を受信すると、当該電磁波或いは電波を駆動電力に変換し、当該変換された電力をタンクデータ発信のエネルギーとする「パッシブタイプ」であり、いわゆる「ICタグ」があるのが好ましい。
そして、前記円周方向全域に設けられた読取手段(アンテナ25)から、タグ(6)に対して、電磁波或いは電波が放射されることが好ましい。その場合、電磁波或いは電波が放射される範囲が限定されていることが好ましい。そして、磁束(Φ)が読取手段(25)からタグ(6)に放射されるのが特に好ましい。
読取手段(25)から電磁波(例えば、磁束Φ)或いは電波を受信すると、タグ(6)からは極めて指向性が強い状態でデータが発信され、タグ(6)から発信されるデータの通信距離或いは到達距離が極めて短い距離であるのが好ましい。
或いは、タグ(6)と読取手段(25)との相対位置関係が限定された範囲内である場合にのみ、タグ(6)から発信されたデータを読取手段(25)が受信可能であるのが好ましい。
本発明において、タグ(6、6A)は地下タンク(2)の給油口(4)に埋め込まれているのが好ましい(請求項3)。
例えば、給油口(4)のホース(21)側端部に凹部を形成し、該凹部にタグ(6)が収容され、且つ、該凹部は樹脂で充填されるのが好ましい。
但し、タグ(6A)として、電池を内蔵しており、当該電池のエネルギーを駆動源とする「アクティブタイプ」のICタグであっても良い。
その様な「アクティブタイプ」のタグ(6A)を用いる場合には、本発明のタンクローリの荷卸しシステムは、タンクローリ(8)に設けられた複数のハッチ(10)と地下タンク(2:貯油タンク)の給油口(4)とを荷卸しホース(21)で接続して、ハッチ(10)内の油を地下タンク(2)へ荷卸しする荷卸しシステムにおいて、前記荷卸しホース(21)の給油口(4)側の円周方向全域に読取手段(40:例えば、導電材料製のリング)を設け、該読取手段(40)は荷卸しホース(21)のアース線(24)を介してタンクローリ(8)に設けられた制御装置(15:車載コンピュータ)に接続可能であり、給油口(4)にはデータ(地下タンク2内の油種等のタンクデータ)を発信する機能を有するタグ(6A:アクティブタイプの発信タグ)を配置し、該タグ(6A)から発信されるデータを読取手段(40)が受信するのは、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されている状態で読取手段(25)が位置する範囲に限定されていることを特徴としている(請求項2)。
ここで、前記タグ(6A)は電源(46:例えば、電池)と、データを発信する発信器(44)と、スイッチ(48)とを含んでおり、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されている場合にのみスイッチ(48)が閉鎖して、発信器(44)からデータ(D)を発信する機能を有しているのが好ましい(請求項4)。
本発明によれば、読取手段(25)が給油口(4)側の円周方向全域に設けられているので、給油口(4)の円周方向において、どの位置にタグ(6)があっても、タグ(6)が発信するデータを受信することが出来るので、荷卸しホース(21)と給油口(4)との端部を接続した際に、円周方向位置について方向性を限定する必要がなく、いわゆる「カップリングの接続の方向性」がなくなる。そのため、荷卸しホース(21)と給油口(4)との接続における操作性が良くなる。
また、タグ(6、6A)から発信されるデータ(タンクデータ)と、ハッチ(10)内の油主データとを比較して、両者が一致した場合にのみ荷卸し可能に制御することにより、地下タンク(2)内の油と異なる種類の油を荷卸してしまう事故(いわゆる「コンタミ」)を、確実に防止することが出来る。
そして本発明によれば、タグ(6、6A)から発信されるデータを読取手段(25)が受信するのは、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続された場合に読取手段(25)が位置する範囲に限定されているので、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合に荷卸しが行なわれることが防止される。そのため、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)との接続個所から、油が漏出してしまう事態が防止できる。
ここで、タグ(6)がパッシブタイプであれば(請求項1)、円周方向全域に設けられた読取手段(25)からタグ(6)に対して、電磁波或いは電波が放射し、その範囲が限定されていれば、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合には、タグ(6)には電磁波或いは電波が放射されず、タグ(6)からデータは発信されないので、油が漏出してしまう事態が防止できる。
或いは、タグ(6)からは極めて指向性が強い状態でデータが発信され、タグ(6)から発信されるデータの通信距離或いは到達距離が極めて短い距離であるか、或いは、タグ(6)と読取手段(25)との相対位置関係が限定された範囲内である場合にのみ、タグ(6)から発信されたデータを読取手段(25)が受信可能である様に構成すれば、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合に、タグ(6)からデータが発信されてしまったとしても、読取手段(25)は当該データを受信しないので、油が漏出してしまう事態が防止できる。
また、タグ(6A)がアクティブタイプでも、タグ(6A)から発信されるデータを読取手段(40)が受信するのは、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されている状態で読取手段(25)が位置する範囲に限定しているので(請求項2)、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合に、タグ(6A)からデータが発信されても、読取手段(25)は当該データを受信出来ず、油が漏出してしまう事態が防止できる。
そして、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されている場合にのみ、タグ(6A)のスイッチ(48)が閉鎖して、発信器(44)からデータ(D)を発信する様に構成すれば(請求項4)、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合には、タグ(6A)からはデータは発信されないので、油の漏出を確実に防止できる。
さらに本発明において、タグ(6A)がアクティブタイプであれば(請求項2)、荷卸しホース(21)に配設されているアース線(24)を介して車載コンピュータ(15)に接続されているので、荷卸しホース(21)に別個の信号線を配設する必要がなく、コストの低減が図れる。
そして本発明において、荷卸しホース(21)と給油口(4)とを接続すれば、タグ(6、6A)と車載コンピュータ(15)との通信が確保できるので、荷卸し操作をスムーズに行なうことができる。
或いは本発明において、タグ(6、6A)を樹脂でモールディングすれば(請求項3)、耐候性及び耐水性が高められ、給油所のように屋外で設置されても充分な信頼性が確保できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図7は、本発明の第1実施形態を示している。
図1は第1実施形態に係るタンクローリの荷卸しシステムを模式的に示している。そして図2には、第1実施形態における要部であって、荷卸しホースに関する部分が示されている。
図1において、給油所1の敷地には複数の貯油タンク2、2・・・が埋設され、各貯油タンク2の給油管3、3・・・の給油口4、4・・・は、給油口ボックス5内にまとめて設けられている。
図3に示すように、各給油口4には発信タグ6が設けられている。発信タグ6は、いわゆる「ICタグ」であり、樹脂により給油口4に埋め込まれている。すなわち、発信タグ6は、給油口4に、いわゆる「モールディング(図3において、樹脂によるモールディングを符号7で示す)」がされており、以って、発信タグ6の耐候性及び耐水性を向上せしめている。
発信タグ6には、給油所名、タンク番号、油種、タンク容量等のタンクデータ等が記憶されている。そして、発信タグ6は、送信要求信号を受信することにより、当該タンクデータを発信するように構成されている。
ここで、発信タグ6としては、電磁波或いは電波を受信すると、当該電磁波或いは電波を駆動電力に変換し、当該変換された電力をタンクデータ発信のエネルギーとする「パッシブタイプ」のICタグを用いることが好ましい(図1〜図7:第1実施形態)。
或いは、電池を内蔵しており、当該電池のエネルギーを駆動源とする「アクティブタイプ」のICタグであっても良い(図8:第2実施形態)。
「パッシブタイプ」であれば、駆動源である電池を交換する必要性がないという利点がある。一方、「アクティブタイプ」であれば、受信側に電磁波或いは電波を放射するシステムを設ける必要がないという利点がある。
図1〜図7で示す第1実施形態では、発信タグ6として「パッシブタイプ」のICタグを使用している。
発信タグ6として「パッシブタイプ」が用いられる場合に、当該発信タグ6からタンクデータを発信するに当該発信タグ6に対して放射されるのは、放射される範囲が比較的広い電波よりも、放射される範囲が限定される磁束や電磁波の方が好ましい。そのため、第1実施形態では、アンテナ25から磁束が放射されている。
なお、図示の実施形態(第1実施形態と第2実施形態)において、発信タグ6から発信されるタンクデータの通信距離或いは到達距離が極めて短い距離に設定されている。
図1〜図7の第1実施形態において、アンテナ25から発信タグ6に対しては放射されるのが磁束であり、且つ、発信タグ6から発信されるタンクデータの通信距離或いは到達距離は、例えば3mm程度の極めて短い距離に設定されていれば、詳細は後述するが、荷卸しホース21と給油口4との接続が適正な状態ではなくなった場合に(図6参照)、発信タグ6からタンクデータが送信されなくなり、当該タンクデータが給油口4側で受信できない状態となる。
再び図1において、タンクローリ8のタンク9は複数のハッチ10、10・・・に区画されている。
各ハッチ10は、各底弁11、11・・・を介して吐出管12に接続され、吐出管12の先端には吐出口13が設けられている。
運転室14内に設けられている車載コンピュータ15には、キーボード16及び報知器17等が設けられ、車載コンピュータ15は信号線18により吐出管12に接続されている。
図1において、符号19はタンクローリ8のアース線を示している。このアース線19は、静電気による不都合を防止するため、給油所1のアース端子20に接続して、静電気を逃がしている。
タンク9の吐出口13と、貯油タンク2の給油口4は、荷卸しホース21により連結される。
図2で示すように、荷卸しホース21の一端にはカップリング22が設けられ、カップリング22が吐出口13に接続される。一方、荷卸しホース21の他端にはカップリング23が設けられ、カップリング23が給油口4に接続される。
カップリング22、23は、荷卸しホース21に配設されたアース線24により接続されている。なお、カップリング22、23を、荷卸しホース21の外部に設けられた信号線(図示せず)により接続しても良い。
より詳細には、カップリング23には円環状のアンテナ25が設けられている。アンテナ25は、図示しない信号線により、カップリング23近傍に設けられた送受信器26に接続されている。そして送受信器26は、上述したように、アース線24を介して、カップリング23に接続されている。
すなわち、送受信器26は、カップリング23、アース線24(或いは、図示しない信号線)、カップリング22、吐出口13、吐出管12、信号線18(図1参照)を介して、車載コンピュータ15(図1参照)に接続されている。
図2において、アンテナ25を円環状に形成してカップリング23に設けたので、給油口4における発信タグ6の円周方向位置の如何に拘らず、カップリング23が給油口4に適正に係合していれば、アンテナ25からの磁束(図7における符号Φ)が確実に発信タグ6に放射され、発信タグ6において駆動電流に変換される。その結果、発信タグ6からタンクデータが確実にアンテナ25へ送信される。
一方、アンテナ25を円環状に形成されているので、発信タグ6の円周方向位置の如何に拘らず、発信タグ6から発信されたタンクデータは、アンテナ25によって確実に受信される。
換言すれば、給油口4の円周方向について、発信タグ6をどの様に設置しても、カップリング23が給油口4に適正に係合していれば、円環状のアンテナ25からの磁束が発信タグ6に放射され、発信タグ6からのタンクデータがアンテナ25により受信されるので、カップリング23側と給油口4側とで確実に信号の授受が行なわれる。
その結果、図4を参照して後述するように、カップリング23が給油口4から外れてしまった場合には、その旨は、カップリング23側と給油口4側とで信号の授受が中断してしまったことにより、確実に検知される。
また、送受信器26と車載コンピュータ15との接続はアース線24を使用したので、発信タグ6からのタンクデータを伝達するラインを別個設ける必要がなくなり、その分だけ、製造コストを低下することができる。さらに、別個の信号線の接続作業がいらないので荷卸し作業をスムーズに行なうことができる。
さらに、複数本の荷卸しホース21を接続して荷卸しをする場合でも、荷卸しホース21を接続するだけで送受信器26と車載コンピュータ15との通信が確保できるようになる。
なお、上述したように、荷卸しホース21の外部に設けられた信号線により、送受信器26と車載コンピュータ15との接続を行なうことも出来る。
明確には図示されていないが、発信タグ6からのタンクデータを用いて判定するに際しては、アンテナ25から磁束を放射するための電流を、アース線24或いは図示しない信号線を介して、図示しない電源からアンテナ25に供給している。
図1〜図3において、車載コンピュータ15からのタンクデータを受信するべき旨の信号が出力されると、図示しない電源から、アース線24或いは図示しない信号線を介して、アンテナ25に駆動電流が供給される。そして、アンテナ25から磁束が放射される。
図7を参照して後述するように、アンテナ25と発信タグ6との相対位置が適正であれば、アンテナ25から放射された磁束が発信タグ6を通過し、発信タグ6内で電流が発生し、発信タグ6に記録されたタンクデータが発信される。
発信タグ6から発信されたタンクデータは、アンテナ25を介して送受信器26で受信される。そして、カップリング23、アース線24、カップリング22、吐出口13、吐出管12、信号線18を介して、当該タンクデータが車載コンピュータ15に入力される様に構成されている。
次に、主として図4を参照して、第1実施形態に係るタンクローリの荷卸しシステムにおける荷卸しの態様を説明する。
荷卸しを行う前段階として、図示しない油槽所において、給油所からの注文に基づいて、タンクローリ8の各ハッチ10に所望の油種を所定量だけ荷積みする。荷積みされた油種に関するデータ(積荷データ)は車載コンピュータ15に記憶される。そして、例えば図5に示すように、積荷データを印字した配送伝票27がタンクローリ8の運転者へ渡され、荷卸しをするべき給油所1へ向けて出車する。
荷卸しに際しては、荷卸しを行なうべき給油所1において、タンクローリ8の運転者は、アース線19をアース端子20に接続し、静電気を確実に除去せしめる。
次に、吐出口13に荷卸しホース21の一方のカップリング22を接続する。そして、配送伝票27に基づいて、荷卸しホース21の他方のカップリング23を所定の貯油タンク2の給油口4へ接続する。
次に、車載コンピュータ15のキーボード16から荷卸し信号を入力すると(ステップST1がYES)、車載コンピュータ15から授受信号が出力され、上述した様に、アンテナ25から磁束が放射されて発信タグ6を通過し、発信タグ6内で駆動電流を発生する。そして、発信タグ6からタンクデータが出力される(ステップST2)。発信されたタンクデータは、アンテナ25で受信され、送受信器26を介して車載コンピュータ15へ送られる。
ステップST3では、タンクデータが車載コンピュータ15に入力されたか否かを判断する。
タンクデータが車載コンピュータ15に入力されたならば(ステップST3がYES)、当該タンクデータと、車載コンピュータ15に記録されている積荷データとを比較する(ステップST4)。
タンクデータと積荷データとが一致していれば(ステップST4がYES)、車載コンピュータ15から制御信号を発信して、ハッチ10の底弁11を開き、荷卸しが開始される(ステップST5)。
荷卸しに際しては、ハッチ10内の油は底弁11、吐出管12、吐出口13、カップリング22、荷卸しホース21、カップリング23、給油口4、給油管3を介して、貯油タンク2内へ流入(供給)される。
ステップST6では、荷卸しが終了したか否かを判断する。
荷卸しが終了し、車載コンピュータ15のキーボード16から荷降終了信号が入力されると(ステップST6がYES)、底弁11が閉じる(ステップST7)。
そして、当該給油所1の積荷データにおける全ての荷卸しが終了しているか否かを判断する(ステップST8)。
当該給油所1の積荷データにおける全ての荷卸しが終了している場合には(ステップST8がYES)、報知器17から当該給油所における荷卸し作業が全て終了した旨が、作業員に対して報知され(ステップST9)、制御が終了する。
ステップST4において、タンクデータと積荷データが一致していないと(ステップST4がNO)、ハッチ10の底弁11は閉鎖された状態を保持すると共に、報知器17を作動して、ハッチ10内の油種と貯油タンク2内の油種とが相違している旨が報知される(ステップST10)。係る報知により、荷卸しにおける誤作業によって、油種が異なる油が貯油タンク2内に流入してしまう事故(いわゆる「コンタミ」)を防止することができる。
ここで、ステップST4において「NO」と判断されるのは、タンクデータと積荷データが一致していない場合のみならず、給油口4とカップリング23とが適正に接続(例えばラッチ係合)されていない場合も含まれる。
ステップST6、ST7で詳述するが、給油口4とカップリング23とが適正に接続されていないと、例えば図6で示すような状態であると、発信タグ6からタンクデータは発信されず、送受信器26はタンクデータを受信しない。そのため車載コンピュータ15は、「タンクデータと積荷データが一致した」と判断することはなく、ステップST4は「NO」であると判定する。
荷卸しの最中、すなわちステップST6がNOのループでは、ステップST11において、送受信器26が発信タグ6の信号を受信しているか否かを常時判断している。
送受信器26が発信タグ6の信号(タンクデータ)を受信している場合には(ステップST11がYES)、給油口4とカップリング23との接続には問題はないので、ステップST6に戻る。
一方、送受信器26が発信タグ6の信号を受信せず、車載コンピュータ15へ送られなくなった場合には(受信不可:ステップST11がNO)、給油口4とカップリング23との接続に問題が発生したと判断し、底弁11を閉鎖して、報知器17を作動する(ステップST12)。
荷卸し中に発信タグ6の信号が受信できなくなった場合とは、図6に示すように、給油口4とカップリング23との接続(ラッチ係合)が不完全となり、いわゆる「外れかけた」状態である。
図6で示すような「外れかけた」状態となり、アンテナ25と発信タグ6との相対位置関係が変化して(例えば、所定距離以上離れ)、磁束が発信タグ6を通過しなくなると、給油口4側とカップリング23側との信号の授受が中断する。係る(信号授受の)中断が生じると、給油口4側とカップリング23側と接合箇所から油が流出してしまう恐れがあるので、直ちに底弁11を閉鎖して、荷卸しを停止する。その結果、油の流出を防止し、当該流出に基づく危険に対処することができる。
図1〜図7の第1実施形態では、発信タグ6から発信されるタンクデータの通信距離或いは到達距離は極めて短い距離(例えば3mm程度)に設定されている。
第1実施形態のように発信タグ6が「パッシブタイプ」である場合には、図7で示すように、カップリング23のアンテナ25からの磁束Φが発信タグ6を通過することにより、発信タグ6内に電流が生じ、当該電流を駆動源として発信タグ6からタンクデータが出力される。
ここで、放射された磁束Φの範囲は発散するものではなく、カップリング23のアンテナ25からの磁束Φが発信タグ6を通過するのは、発信タグ6とアンテナ25との相対位置関係が、限定された範囲の場合に限られる。
図6で示すように、給油口4とカップリング23との接続が不十分で「外れかけた」状態になり、アンテナ25が発信タグ6の通信距離以上に離れると、発信タグ6とアンテナ25との相対位置関係が、上述した「限定された範囲」から外れてしまい、アンテナ25からの磁束Φ(図7参照)は発信タグ6を通過せず、発信タグ6からタンクデータを発信する駆動電流は発生しない。
その結果、発信タグ6からタンクデータが発信されず、給油口4側とカップリング23側との信号の授受が中断した「信号授受の中断」が生じてしまう。その結果、直ちにステップST11で「NO」と判定され、底弁11が閉じられ、報知器17が作動して、給油作業を行なっているスタッフに、給油口4とカップリング23との接続が不完全になった旨が報知される(ステップST12)のである。
換言すれば、図6、図7を参照して説明した上述の記載において、発信タグ6から発信されるタンクデータの通信距離或いは到達距離について、「極めて短い距離」とは、給油口4とカップリング23とが適正に接続(例えばラッチ係合)されていれば磁束Φは発信タグ6を通過するが、給油口4とカップリング23とが適正に接続(例えばラッチ係合)されておらず(或いは、適正な接続が何かの拍子に不適正となり)、いわゆる「外れかけた」状態となった際には、磁束Φは発信タグ6を通過しないような距離を意味している。
同様に、発信タグ6とアンテナ25との相対位置関係において、「限定された範囲」とは、給油口4とカップリング23とが適正に接続(例えばラッチ係合)されていれば磁束Φは発信タグ6を通過するが、給油口4とカップリング23とが不適正に接続(例えばラッチ係合)されており(或いは、何かの拍子に不適正な接続となってしまい)、いわゆる「外れかけた」状態となった際には、磁束Φは発信タグ6を通過しないような範囲、或いは相対位置関係、を意味している。
ステップST8において、積荷データの全ての荷卸しが終了していない場合は(ステップST8がNO)、報知器17を作動して、積荷データの内の単一の荷卸しについては終了したが、当該給油所1における荷降作業は終了していないことを報知する(ステップST13)。
ステップST13に係る報知により、タンクローリ8の運転者或いは荷卸し作業の作業員は、荷卸しホース21のカップリング23を別の給油口4に付け替え、車載コンピュータ15のキーボード16から荷卸し信号を入力し、再びステップST1以下を繰り返すことになる。
上述した通り、図1〜図7を参照して説明した第1実施形態では、パッシブタイプの発信タグ6を用いている。
それに対して、図8〜図11で示す第2実施形態では、発信タグとして、アクティブタイプのタグ6Aを用いている。
図8の第2実施形態においても、アクティブタイプの発信タグ6Aから発信されるタンクデータの通信距離或いは到達距離は、極めて短い距離(例えば3mm)に設定されている。そのため、アクティブタイプの発信タグ6Aから発信されるタンクデータは、発信タグ6Aと後述する金属(導電材料)製リング40とが所定の相対位置関係にある場合にのみ、リング40により受信される。
図8において、荷卸しホース21の給油口4側の端部(図8では左方端部)21Eには、段部38が設けられている。そして、段部38には絶縁材39が被覆されており、絶縁材で被覆された部分に隣接して、金属製リング40が配置されている。
給油口4と荷卸しホース21とが、例えばラッチ(明確には図示せず)等によって適正に接続されると、給油口4の端部4Eは絶縁材39と接触し、リング40とは接触しない。換言すれば、給油口4と荷卸しホース21とが適正に接続された際に、給油口4とリング40とは、直接接触することはない。
金属製リング40には、荷卸しホース21に内蔵されたアース線24が接続している。
アース線24は、荷卸しホース21のタンクローリ8側端部(図8では右端)近傍に設けられた電極25に接続されている。
電極25は、タグ6Aから発信され、アース線24を介して伝達されたタンクデータを、電気信号に変換する機能を有している。
電極25でタンクデータから変換された電気信号は、信号伝達ラインCL1、荷卸しホース21側のカップリング21C、吐出管13側のカップリング13C、信号伝達ラインCL2を介して、コントローラ42に伝達される。
上述したように、タンクローリ8のタンク9は複数のハッチ10、10・・・を有し、各ハッチ10は底弁11を介して吐出管12に接続され、吐出管12の先端には吐出口13が設けられている。コントローラ42は係る吐出口13に設けられている。すなわち、電極25は荷卸しホース21に設けられているが、コントローラ42は、タンクローラ8側に設けられている。
コントローラ42は、電極25からの電気信号(電極25でタンクデータから変換された電気信号)を、タンクローリ8の車載コンピュータ15で処理可能なデータ形式に変換する機能を有している。
コントローラ42で変換されたデータは、信号伝達ラインCL3を介して、車載コンピュータ15に送られる。
図9で示すように、タグ6Aは、タンクデータDを発信する発信器44と、電源である電池46と、スイッチ48とから成る回路を構成している。
図10、図11を参照して後述するが、スイッチ48は常開であるが、荷卸しホース21と給油口4とが適正に接続されている場合にのみ閉じる様に構成されている。そして、スイッチ48が閉じると、発信器44からデータDを発信する。
図8、図9で示す第2実施形態では、リング40は荷卸しホース21の円周方向全域に亘っているので、タグ6Aとアース線24の円周方向における相対的位置が異なったとしても、金属製リング40とタグ6Aとの円周方向位置は常に同一であり、発信タグ6Aからのタンクデータは、確実にアース線24を介して電極25へ伝達される。
荷卸しホース21の長手方向におけるタグ6A及びリング40の位置は、荷卸しホース21と給油口4とが適正に接続されている場合には、概略同一となる。
そして、タグ6Aから送信されるデータDの通信距離或いは到達距離は、極めて短い距離、例えば3mm程度である。
従って、荷卸しホース21と給油口4とが適正に接続されており、タグ6A及びリング40の荷卸しホース21の長手方向における位置が同一になっていないと、タグ6Aから発信されるタンクデータは、リング40まで到達しない。
例えば図6で示すように、給油口4とカップリング23との接続が不十分で「外れかけた」状態になり、リング40が発信タグ6Aの通信距離以上に離れると、発信タグ6からのタンクデータDは、リング40まで到達しないのである。
その結果、発信タグ6Aからタンクデータが発信されず、車載コンピュータ15は、給油口4側と荷卸しホース21との信号の授受が中断した(「信号授受の中断」が生じた)と判断して、ハッチ10の底弁11が閉じられ、報知器17(図1参照)が作動する。
ここで、タグ6Aから送信されるデータDの通信距離或いは到達距離が「極めて短い」とは、給油口4とカップリング23とが適正に接続(例えばラッチ係合)されていれば、データDはリング40まで到達するが、給油口4とカップリング23とが適正に接続(例えばラッチ係合)されていければ(或いは、何かの拍子に、接続状態が不適正となったならば)、タンクデータはリング40まで到達しない様な距離(例えば、3mm)を意味している。
発信タグ6Aが、いわゆる「アクティブタイプ」であるので、図1〜図7の第1実施形態とは異なり、タグ6Aに電磁波或いは電波を放射するシステムは不要であり、アンテナ25及びアンテナ25への電流供給系統を設ける必要がなくなる。
また、図8で示すように、荷卸しホース21のアース線24を介して、タグ6Aから発信されたタンクデータを車載コンピュータ15まで伝達することが出来るので、図1〜図7で示すように、ホース21に信号伝達系を別途設ける必要はない。
上述の構成に加えて、第2実施形態では、給油口4と荷卸しホース21との接続が不適正な状態、すなわち「外れかけた」状態であると、発信タグ6AからタンクデータDを発信しなくなる様に構成されている。
図9〜図11を参照して、係る構成について説明する。
図9で説明した様に、スイッチ48は常開であり、スイッチ48が閉じているときだけタンクデータDが発信される。
図10、図11において、タグ6Aは、回動部材50を有しており、回動部材50は軸支部51を中心に回動自在に構成されており、その先端には導電性部材から成る当接部52が設けられている。
この当接部52は、導電性部材から成る接点54と接触可能に構成されている。
明確には図示されていないが、例えば、軸支部51には図示しない弾性手段が設けられており、回動部材50は、通常の状態では、図10で示すように、接点54から離隔するように付勢されている。また、接点54は樹脂モールドされていることが好ましい。
図10で示すように、通常の状態では、接続に際しては、給油口4内に荷卸しホース21の先端21Eが、図10の矢印A方向に挿入される。
荷卸しホース21が適正な状態で挿入されると、端部21Eが回動部材50先端の当接部52と接触して、回動部材50は軸支部51を中心に時計方向へ回動する。そして、図11で示すように、当接部材52は接点54と接触する。
図9で示すスイッチ48は、図11で示すように当接部材52と接点54とが接触した際に、閉じるように構成されている。
すなわち、給油口4と荷卸しホース21との接続が適正であれば、図11で示すように、当接部材52と接点54とが接触し、スイッチ48は閉じて、発信器44が作動して、タンクデータDを発信する。
ここで、給油口4内に荷卸しホース21が十分に挿入されず、接続が不適正な場合には、回動部材50は接点54から離隔するように付勢されているので、図10で示すように当接部材52と接点54とは接触せず、スイッチ48は開いた状態を維持するので、発信器44は作動せず、タンクデータDは発信されない。
また、何らかの理由により、給油口4と荷卸しホース21が適正に接続されている状態から、図6で示す様な不適正な接続状態になると、回動部材50は接点54から離隔するように付勢されているので、当接部材52と接点54とが接触した状態(図11)から、当接部材52と接点54とが接触していない状態(図10)に移行する。その結果、スイッチ48が開き、発信器44は作動停止となり、タンクデータDの発信も中止される。
何れの場合においても、車載コンピュータ15は、給油口4側と荷卸しホース21との信号の授受が中断した(「信号授受の中断」が生じた)と判断し、ハッチ10の底弁11を閉じ、報知器17(図1参照)を作動する。
図8〜図11の第2実施形態における上述以外の構成及び作用効果は、図1〜図7の第1実施形態と同様である。
図示の実施形態によれば、異なる油種が貯油タンク2内に流入されてしまう恐れは完全に防止される。
また、給油口4と荷卸しホース21との接続が適正に行なわれないことや、適正に接続された給油口4と荷卸しホース21が、荷卸し中に接続が不適正な状態になってしまうことに起因して、給油口4と荷卸しホース21との接続個所から油が漏出してしまうことが完全に防止される。
さらに、当該給油所における全ての荷卸し作業が終了したか否かも報知することが出来る。
そのため、荷卸し作業の操作性及び安全性が向上する。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
本発明の第1実施形態を示す模式図。 第1実施形態における荷卸しホース部分の一部破断部分拡大図。 第1実施形態における給油口の断面図。 第1実施形態における制御を示すフローチャート。 配送伝票を示す図。 給油口とカップリングとが不適正に接続された状態を示す斜視図。 カップリングのアンテナから放射される磁束が発信タグを通過する状態を模式的に示す図。 本発明の第2実施形態における荷卸しホース部分の一部破断部分拡大図。 第2実施形態で用いられるタグの構成を示す回路図。 第2実施形態において、給油口と荷卸しホースとが適正に接続されていない状態を示す断面図。 第2実施形態において、給油口と荷卸しホースとが適正に接続された状態を示す断面図。
符号の説明
1・・・給油所
2・・・貯油タンク
3・・・給油管
4・・・給油口
5・・・給油口ボックス
6、6A・・・発信タグ
7・・・モールディング
8・・・タンクローリ
9・・・タンク
10・・・ハッチ
11・・・底弁
12・・・吐出管
13・・・吐出口
14・・・運転室
15・・・車載コンピュータ
16・・・キーボード
17・・・報知器
18・・・信号線
19・・・アース線
20・・・アース端子
21・・・荷卸しホース
22、23・・・カップリング
24・・・アース線
25・・・アンテナ
26・・・送受信器
27・・・配送伝票
Φ・・・磁束
40・・・リング

Claims (4)

  1. タンクローリに設けられた複数のハッチと地下タンクの給油口とを荷卸しホースで接続して、ハッチ内の油を地下タンクへ荷卸しする荷卸しシステムにおいて、前記荷卸しホースの給油口側の円周方向全域に読取手段を設け、給油口にはデータを発信する機能を有するタグを配置し、該タグから発信されるデータを読取手段が受信するのは、荷卸しホースの端部と給油口とが適正に接続された状態で読取手段が位置する範囲に限定されていることを特徴とする荷卸しシステム。
  2. タンクローリに設けられた複数のハッチと地下タンクの給油口とを荷卸しホースで接続して、ハッチ内の油を地下タンクへ荷卸しする荷卸しシステムにおいて、前記荷卸しホースの給油口側の円周方向全域に読取手段を設け、該読取手段は荷卸しホースのアース線を介してタンクローリに設けられた制御装置に接続可能であり、給油口にはデータを発信する機能を有するタグを配置し、該タグから発信されるデータを読取手段が受信するのは、荷卸しホースの端部と給油口とが適正に接続されている状態で読取手段が位置する範囲に限定されていることを特徴とする荷卸しシステム。
  3. タグは地下タンクの給油口に埋め込まれている請求項1または請求項2の何れかの荷卸しシステム。
  4. 前記タグは電源と、データを発信する発信器と、スイッチとを含んでおり、荷卸しホースの端部と給油口とが適正に接続されている場合にのみスイッチが閉鎖して、発信器からデータを発信する機能を有している請求項2の荷卸しシステム。
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