JP4841006B2 - 荷卸しシステム - Google Patents
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Description
そして荷積みされた油は、給油所において、例えば地下に埋設された各貯油タンクへ荷卸しされる。
また、「コンタミ」が生じたことを知らずに、異なる油種が荷卸しされた貯油タンク内の燃料油を自動車へ給油してしまうと、各種エンジントラブルを発生し、その結果、交通事故や自動車火災という重大な事故を惹起してしまう恐れが存在する。
また、タンクローリ側のホースに液種判断用のセンサを設け、貯油タンクの給油口側に受け部材を設け、該受け部材は貯油タンクの液種により取り付け高さが異なり、ホースと給油口との接続時に、センサが受け部材の高さに対応して油種を判別する技術も提案されている(特許文献2)。
さらに、貯油タンクのデータと、タンクローリのハッチに荷積みされた油のデータとを記憶し、係るデータに基づいて制御装置により荷卸しを行なう技術も提案されている(特許文献3)。
燃料油の漏出や、給油口と荷卸しホースとが外れてしまうことは、非常に危険な事態を招く。それに加えて、給油所周辺の環境に大きなダメージを与えてしまうので、確実に防止する必要がある。
しかし、上述した従来技術では、貯油タンクの給油口と荷卸しホースとの接続が適正でない場合や、或いは、何らかの理由により給油口と荷卸しホースとの接続が不適正な状態に移行してしまった場合には、何等対処することが出来なかった。
そして、円周方向全域に設けられた読取手段(アンテナ25)から、タグ(6)に対して、電磁波或いは電波が放射されることが好ましい。その場合、電磁波或いは電波が放射される範囲が限定されていることが好ましい。そして、磁束(Φ)が読取手段(25)からタグ(6)に放射されるのが特に好ましい。
或いは、タグ(6)と読取手段(25)との相対位置関係が限定された範囲内である場合にのみ、タグ(6)から発信されたデータを読取手段(25)が受信可能であるのが好ましい。
例えば、給油口(4)のホース(21)側端部に凹部を形成し、該凹部にタグ(6)が収容され、且つ、該凹部は樹脂で充填されるのが好ましい。
ここで、アクティブタイプのタグ(6A)として、電池を内蔵しており、当該電池のエネルギーを駆動源とする「アクティブタイプ」のICタグであっても良い。
また、タグ(6、6A)から発信されるデータ(タンクデータ)と、ハッチ(10)内の油主データとを比較して、両者が一致した場合にのみ荷卸し可能に制御することにより、地下タンク(2)内の油と異なる種類の油を荷卸してしまう事故(いわゆる「コンタミ」)を、確実に防止することが出来る。
そして本発明によれば、タグ(6、6A)から発信されるデータを読取手段(25)が受信するのは、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続された場合に読取手段(25)が位置する範囲に限定されているので、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合に荷卸しが行なわれることが防止される。そのため、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)との接続個所から、油が漏出してしまう事態が防止できる。
或いは、タグ(6)からは極めて指向性が強い状態でデータが発信され、タグ(6)から発信されるデータの通信距離或いは到達距離が極めて短い距離であるか、或いは、タグ(6)と読取手段(25)との相対位置関係が限定された範囲内である場合にのみ、タグ(6)から発信されたデータを読取手段(25)が受信可能である様に構成すれば、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合に、タグ(6)からデータが発信されてしまったとしても、読取手段(25)は当該データを受信しないので、油が漏出してしまう事態が防止できる。
そして、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されている場合にのみ、タグ(6A)のスイッチ(48)が閉鎖して、発信器(44)からデータ(D)を発信する様に構成すれば(請求項4)、荷卸しホース(21)の端部と給油口(4)とが適正に接続されていない場合には、タグ(6A)からはデータは発信されないので、油の漏出を確実に防止できる。
そして本発明において、荷卸しホース(21)と給油口(4)とを接続すれば、タグ(6、6A)と車載コンピュータ(15)との通信が確保できるので、荷卸し操作をスムーズに行なうことができる。
或いは本発明において、タグ(6、6A)を樹脂でモールディングすれば(請求項3)、耐候性及び耐水性が高められ、給油所のように屋外で設置されても充分な信頼性が確保できる。
図1〜図7は、本発明の第1実施形態を示している。
図1は第1実施形態に係るタンクローリの荷卸しシステムを模式的に示している。そして図2には、第1実施形態における要部であって、荷卸しホースに関する部分が示されている。
図1において、給油所1の敷地には複数の貯油タンク2、2・・・が埋設され、各貯油タンク2の給油管3、3・・・の給油口4、4・・・は、給油口ボックス5内にまとめて設けられている。
ここで、発信タグ6としては、電磁波或いは電波を受信すると、当該電磁波或いは電波を駆動電力に変換し、当該変換された電力をタンクデータ発信のエネルギーとする「パッシブタイプ」のICタグを用いることが好ましい(図1〜図7:第1実施形態)。
或いは、電池を内蔵しており、当該電池のエネルギーを駆動源とする「アクティブタイプ」のICタグであっても良い(図8:第2実施形態)。
「パッシブタイプ」であれば、駆動源である電池を交換する必要性がないという利点がある。一方、「アクティブタイプ」であれば、受信側に電磁波或いは電波を放射するシステムを設ける必要がないという利点がある。
図1〜図7で示す第1実施形態では、発信タグ6として「パッシブタイプ」のICタグを使用している。
なお、図示の実施形態(第1実施形態と第2実施形態)において、発信タグ6から発信されるタンクデータの通信距離或いは到達距離が極めて短い距離に設定されている。
各ハッチ10は、各底弁11、11・・・を介して吐出管12に接続され、吐出管12の先端には吐出口13が設けられている。
運転室14内に設けられている車載コンピュータ15には、キーボード16及び報知器17等が設けられ、車載コンピュータ15は信号線18により吐出管12に接続されている。
図2で示すように、荷卸しホース21の一端にはカップリング22が設けられ、カップリング22が吐出口13に接続される。一方、荷卸しホース21の他端にはカップリング23が設けられ、カップリング23が給油口4に接続される。
カップリング22、23は、荷卸しホース21に配設されたアース線24により接続されている。なお、カップリング22、23を、荷卸しホース21の外部に設けられた信号線(図示せず)により接続しても良い。
すなわち、送受信器26は、カップリング23、アース線24(或いは、図示しない信号線)、カップリング22、吐出口13、吐出管12、信号線18(図1参照)を介して、車載コンピュータ15(図1参照)に接続されている。
一方、アンテナ25を円環状に形成されているので、発信タグ6の円周方向位置の如何に拘らず、発信タグ6から発信されたタンクデータは、アンテナ25によって確実に受信される。
その結果、図4を参照して後述するように、カップリング23が給油口4から外れてしまった場合には、その旨は、カップリング23側と給油口4側とで信号の授受が中断してしまったことにより、確実に検知される。
さらに、複数本の荷卸しホース21を接続して荷卸しをする場合でも、荷卸しホース21を接続するだけで送受信器26と車載コンピュータ15との通信が確保できるようになる。
なお、上述したように、荷卸しホース21の外部に設けられた信号線により、送受信器26と車載コンピュータ15との接続を行なうことも出来る。
図7を参照して後述するように、アンテナ25と発信タグ6との相対位置が適正であれば、アンテナ25から放射された磁束が発信タグ6を通過し、発信タグ6内で電流が発生し、発信タグ6に記録されたタンクデータが発信される。
発信タグ6から発信されたタンクデータは、アンテナ25を介して送受信器26で受信される。そして、カップリング23、アース線24、カップリング22、吐出口13、吐出管12、信号線18を介して、当該タンクデータが車載コンピュータ15に入力される様に構成されている。
荷卸しを行う前段階として、図示しない油槽所において、給油所からの注文に基づいて、タンクローリ8の各ハッチ10に所望の油種を所定量だけ荷積みする。荷積みされた油種に関するデータ(積荷データ)は車載コンピュータ15に記憶される。そして、例えば図5に示すように、積荷データを印字した配送伝票27がタンクローリ8の運転者へ渡され、荷卸しをするべき給油所1へ向けて出車する。
次に、吐出口13に荷卸しホース21の一方のカップリング22を接続する。そして、配送伝票27に基づいて、荷卸しホース21の他方のカップリング23を所定の貯油タンク2の給油口4へ接続する。
ステップST3では、タンクデータが車載コンピュータ15に入力されたか否かを判断する。
タンクデータと積荷データとが一致していれば(ステップST4がYES)、車載コンピュータ15から制御信号を発信して、ハッチ10の底弁11を開き、荷卸しが開始される(ステップST5)。
荷卸しに際しては、ハッチ10内の油は底弁11、吐出管12、吐出口13、カップリング22、荷卸しホース21、カップリング23、給油口4、給油管3を介して、貯油タンク2内へ流入(供給)される。
荷卸しが終了し、車載コンピュータ15のキーボード16から荷降終了信号が入力されると(ステップST6がYES)、底弁11が閉じる(ステップST7)。
そして、当該給油所1の積荷データにおける全ての荷卸しが終了しているか否かを判断する(ステップST8)。
当該給油所1の積荷データにおける全ての荷卸しが終了している場合には(ステップST8がYES)、報知器17から当該給油所における荷卸し作業が全て終了した旨が、作業員に対して報知され(ステップST9)、制御が終了する。
ステップST6、ST7で詳述するが、給油口4とカップリング23とが適正に接続されていないと、例えば図6で示すような状態であると、発信タグ6からタンクデータは発信されず、送受信器26はタンクデータを受信しない。そのため車載コンピュータ15は、「タンクデータと積荷データが一致した」と判断することはなく、ステップST4は「NO」であると判定する。
送受信器26が発信タグ6の信号(タンクデータ)を受信している場合には(ステップST11がYES)、給油口4とカップリング23との接続には問題はないので、ステップST6に戻る。
一方、送受信器26が発信タグ6の信号を受信せず、車載コンピュータ15へ送られなくなった場合には(受信不可:ステップST11がNO)、給油口4とカップリング23との接続に問題が発生したと判断し、底弁11を閉鎖して、報知器17を作動する(ステップST12)。
図6で示すような「外れかけた」状態となり、アンテナ25と発信タグ6との相対位置関係が変化して(例えば、所定距離以上離れ)、磁束が発信タグ6を通過しなくなると、給油口4側とカップリング23側との信号の授受が中断する。係る(信号授受の)中断が生じると、給油口4側とカップリング23側と接合箇所から油が流出してしまう恐れがあるので、直ちに底弁11を閉鎖して、荷卸しを停止する。その結果、油の流出を防止し、当該流出に基づく危険に対処することができる。
第1実施形態のように発信タグ6が「パッシブタイプ」である場合には、図7で示すように、カップリング23のアンテナ25からの磁束Φが発信タグ6を通過することにより、発信タグ6内に電流が生じ、当該電流を駆動源として発信タグ6からタンクデータが出力される。
ここで、放射された磁束Φの範囲は発散するものではなく、カップリング23のアンテナ25からの磁束Φが発信タグ6を通過するのは、発信タグ6とアンテナ25との相対位置関係が、限定された範囲の場合に限られる。
その結果、発信タグ6からタンクデータが発信されず、給油口4側とカップリング23側との信号の授受が中断した「信号授受の中断」が生じてしまう。その結果、直ちにステップST11で「NO」と判定され、底弁11が閉じられ、報知器17が作動して、給油作業を行なっているスタッフに、給油口4とカップリング23との接続が不完全になった旨が報知される(ステップST12)のである。
同様に、発信タグ6とアンテナ25との相対位置関係において、「限定された範囲」とは、給油口4とカップリング23とが適正に接続(例えばラッチ係合)されていれば磁束Φは発信タグ6を通過するが、給油口4とカップリング23とが不適正に接続(例えばラッチ係合)されており(或いは、何かの拍子に不適正な接続となってしまい)、いわゆる「外れかけた」状態となった際には、磁束Φは発信タグ6を通過しないような範囲、或いは相対位置関係、を意味している。
ステップST13に係る報知により、タンクローリ8の運転者或いは荷卸し作業の作業員は、荷卸しホース21のカップリング23を別の給油口4に付け替え、車載コンピュータ15のキーボード16から荷卸し信号を入力し、再びステップST1以下を繰り返すことになる。
それに対して、図8〜図11で示す第2実施形態では、発信タグとして、アクティブタイプのタグ6Aを用いている。
図8の第2実施形態においても、アクティブタイプの発信タグ6Aから発信されるタンクデータの通信距離或いは到達距離は、極めて短い距離(例えば3mm)に設定されている。そのため、アクティブタイプの発信タグ6Aから発信されるタンクデータは、発信タグ6Aと後述する金属(導電材料)製リング40とが所定の相対位置関係にある場合にのみ、リング40により受信される。
給油口4と荷卸しホース21とが、例えばラッチ(明確には図示せず)等によって適正に接続されると、給油口4の端部4Eは絶縁材39と接触し、リング40とは接触しない。換言すれば、給油口4と荷卸しホース21とが適正に接続された際に、給油口4とリング40とは、直接接触することはない。
アース線24は、荷卸しホース21のタンクローリ8側端部(図8では右端)近傍に設けられた電極25に接続されている。
電極25は、タグ6Aから発信され、アース線24を介して伝達されたタンクデータを、電気信号に変換する機能を有している。
上述したように、タンクローリ8のタンク9は複数のハッチ10、10・・・を有し、各ハッチ10は底弁11を介して吐出管12に接続され、吐出管12の先端には吐出口13が設けられている。コントローラ42は係る吐出口13に設けられている。すなわち、電極25は荷卸しホース21に設けられているが、コントローラ42は、タンクローラ8側に設けられている。
コントローラ42で変換されたデータは、信号伝達ラインCL3を介して、車載コンピュータ15に送られる。
図10、図11を参照して後述するが、スイッチ48は常開であるが、荷卸しホース21と給油口4とが適正に接続されている場合にのみ閉じる様に構成されている。そして、スイッチ48が閉じると、発信器44からデータDを発信する。
そして、タグ6Aから送信されるデータDの通信距離或いは到達距離は、極めて短い距離、例えば3mm程度である。
従って、荷卸しホース21と給油口4とが適正に接続されており、タグ6A及びリング40の荷卸しホース21の長手方向における位置が同一になっていないと、タグ6Aから発信されるタンクデータは、リング40まで到達しない。
その結果、発信タグ6Aからタンクデータが発信されず、車載コンピュータ15は、給油口4側と荷卸しホース21との信号の授受が中断した(「信号授受の中断」が生じた)と判断して、ハッチ10の底弁11が閉じられ、報知器17(図1参照)が作動する。
また、図8で示すように、荷卸しホース21のアース線24を介して、タグ6Aから発信されたタンクデータを車載コンピュータ15まで伝達することが出来るので、図1〜図7で示すように、ホース21に信号伝達系を別途設ける必要はない。
図9〜図11を参照して、係る構成について説明する。
図10、図11において、タグ6Aは、回動部材50を有しており、回動部材50は軸支部51を中心に回動自在に構成されており、その先端には導電性部材から成る当接部52が設けられている。
この当接部52は、導電性部材から成る接点54と接触可能に構成されている。
明確には図示されていないが、例えば、軸支部51には図示しない弾性手段が設けられており、回動部材50は、通常の状態では、図10で示すように、接点54から離隔するように付勢されている。また、接点54は樹脂モールドされていることが好ましい。
荷卸しホース21が適正な状態で挿入されると、端部21Eが回動部材50先端の当接部52と接触して、回動部材50は軸支部51を中心に時計方向へ回動する。そして、図11で示すように、当接部材52は接点54と接触する。
図9で示すスイッチ48は、図11で示すように当接部材52と接点54とが接触した際に、閉じるように構成されている。
すなわち、給油口4と荷卸しホース21との接続が適正であれば、図11で示すように、当接部材52と接点54とが接触し、スイッチ48は閉じて、発信器44が作動して、タンクデータDを発信する。
また、何らかの理由により、給油口4と荷卸しホース21が適正に接続されている状態から、図6で示す様な不適正な接続状態になると、回動部材50は接点54から離隔するように付勢されているので、当接部材52と接点54とが接触した状態(図11)から、当接部材52と接点54とが接触していない状態(図10)に移行する。その結果、スイッチ48が開き、発信器44は作動停止となり、タンクデータDの発信も中止される。
何れの場合においても、車載コンピュータ15は、給油口4側と荷卸しホース21との信号の授受が中断した(「信号授受の中断」が生じた)と判断し、ハッチ10の底弁11を閉じ、報知器17(図1参照)を作動する。
また、給油口4と荷卸しホース21との接続が適正に行なわれないことや、適正に接続された給油口4と荷卸しホース21が、荷卸し中に接続が不適正な状態になってしまうことに起因して、給油口4と荷卸しホース21との接続個所から油が漏出してしまうことが完全に防止される。
さらに、当該給油所における全ての荷卸し作業が終了したか否かも報知することが出来る。
そのため、荷卸し作業の操作性及び安全性が向上する。
2・・・貯油タンク
3・・・給油管
4・・・給油口
5・・・給油口ボックス
6、6A・・・発信タグ
7・・・モールディング
8・・・タンクローリ
9・・・タンク
10・・・ハッチ
11・・・底弁
12・・・吐出管
13・・・吐出口
14・・・運転室
15・・・車載コンピュータ
16・・・キーボード
17・・・報知器
18・・・信号線
19・・・アース線
20・・・アース端子
21・・・荷卸しホース
22、23・・・カップリング
24・・・アース線
25・・・アンテナ
26・・・送受信器
27・・・配送伝票
Φ・・・磁束
40・・・リング
Claims (3)
- タンクローリ(8)に設けられた複数のハッチ(10)と地下タンク(2)の給油口(4)とを荷卸しホース(21)で接続して、ハッチ(10)内の油を地下タンク(2)へ荷卸しする荷卸しシステムにおいて、前記荷卸しホース(21)の給油口(4)側の円周方向全域に延在する円環状のアンテナ(25)及び送受信器(26)を有する読取手段を設け、給油口(4)には前記アンテナ(25)から電磁波(Φ)が放射されるとデータを発信する機能を有するパッシブタイプのタグ(6)が配置され、該タグ(6)から発信されるデータを円環状のアンテナ(25)が受信するのは、荷卸しホース(21)の端部が円環状のアンテナ(25)の円周方向全域に当接して、アンテナ(25)からの電磁波(Φ)がパッシブタイプのタグ(6)に放射される範囲に限定されていることを特徴とする荷卸しシステム。
- タンクローリ(8)に設けられた複数のハッチ(10)と地下タンク(2)の給油口(4)とを荷卸しホース(21)で接続して、ハッチ(10)内の油を地下タンク(2)へ荷卸しする荷卸しシステムにおいて、前記荷卸しホース(21)の給油口(4)側の円周方向全域に読取手段(40)を設け、該読取手段(40)は荷卸しホース(21)のアース線(24)を介してタンクローリ(8)に設けられた制御装置(15)に接続可能であり、給油口(4)はデータを発信する機能を有するアクティブタイプのタグ(6A)を配置し、該タグ(6A)は電源(46)と、データを発信する発信器(44)と、前記スイッチ(48)とを含んでおり、荷卸しホース(21)の端部(21E)が給油口(4)に接続されて当接部材(52)が接点(54)に接触した場合にのみ前記スイッチ(48)が閉じて、発信器(44)からデータ(D)を発信する機能を有しており、前記タグ(6A)から発信されるデータを読取手段(40)が受信するのは、荷卸しホース(21)の端部(21E)が給油口(4)に接続された際に当接部材(52)が接点(54)に接触する範囲に限定されていることを特徴とする荷卸しシステム。
- タグ(6、6A)は地下タンク(2)の給油口(4)に埋め込まれている請求項1または請求項2の何れかの荷卸しシステム。
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