JP3180630B2 - ローリの混油防止装置 - Google Patents
ローリの混油防止装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、給油所に設置されてい
る貯油タンクへの燃料油補給時に油種を判定し、異油種
の注油を防止するローリの混油防止装置に関する。
る貯油タンクへの燃料油補給時に油種を判定し、異油種
の注油を防止するローリの混油防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】タンクローリから貯油タンクに燃料油を
補給する場合には、混油を防止するため、ハッチから補
給しようとする油種と貯油タンクの油種との一致を確認
する作業が必要となるが、判断を人手に頼っているた
め、時としてミスが生じる虞がある。このため、特開平
3-249380号公報に記載されているようにローリの吐出管
に設けられた雄カップリングに油種判定手段を、また貯
油タンクの注油管に設けられた雌カップリングに油種に
より長さが異なる突起を備え、注油ホースに挿入されて
いるワイヤにより突起の長さを油種判定手段に機械的に
伝達するものも提案されている。
補給する場合には、混油を防止するため、ハッチから補
給しようとする油種と貯油タンクの油種との一致を確認
する作業が必要となるが、判断を人手に頼っているた
め、時としてミスが生じる虞がある。このため、特開平
3-249380号公報に記載されているようにローリの吐出管
に設けられた雄カップリングに油種判定手段を、また貯
油タンクの注油管に設けられた雌カップリングに油種に
より長さが異なる突起を備え、注油ホースに挿入されて
いるワイヤにより突起の長さを油種判定手段に機械的に
伝達するものも提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油種判
定の結果をワイヤにより伝達しているため、ワイヤの遊
びや伸びによる誤差により判定ミスを起こす虞や、また
ワイヤを収容する分、流路断面積が小さくなり、注油に
要する時間が長くなる等の問題がある。このような問題
を解消するため、例えば特公平3-53197号公報に見られ
るように貯油タンクの注油口に注油ホースの装着により
作動するスイッチ手段と、このスイッチ手段からの信号
により当該注油タンクの油種情報を無線により出力する
無線発信器とを設備し、ローリ側では無線発信器からの
信号により油種を判定するものが提案されているが、給
油所毎に光信号を発するスイッチ手段や油種情報を発す
る無線発信器などを新たなに設置する必要があり、コス
トが上昇するという問題がある。本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは給油所側には簡単な構造の識別片を設置するだけで
高い信頼性で持って油種を判定することができるローリ
の混油防止装置を提供することである。
定の結果をワイヤにより伝達しているため、ワイヤの遊
びや伸びによる誤差により判定ミスを起こす虞や、また
ワイヤを収容する分、流路断面積が小さくなり、注油に
要する時間が長くなる等の問題がある。このような問題
を解消するため、例えば特公平3-53197号公報に見られ
るように貯油タンクの注油口に注油ホースの装着により
作動するスイッチ手段と、このスイッチ手段からの信号
により当該注油タンクの油種情報を無線により出力する
無線発信器とを設備し、ローリ側では無線発信器からの
信号により油種を判定するものが提案されているが、給
油所毎に光信号を発するスイッチ手段や油種情報を発す
る無線発信器などを新たなに設置する必要があり、コス
トが上昇するという問題がある。本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは給油所側には簡単な構造の識別片を設置するだけで
高い信頼性で持って油種を判定することができるローリ
の混油防止装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、底弁を介して第１のカップ
リングを有する吐出管に接続された複数のハッチから、
前記第１のカップリングに接続可能な第２のカップリン
グ、及び貯油タンクの第３のカップリングと接続可能な
第４のカップリングを備えた注油ホースにより前記貯油
タンクに荷卸しを行うローリの混油防止装置であって、
第４のカップリングの近傍に設けられ、前記第３のカッ
プリングの近傍に備え付けられた油種識別片の挿入を受
けて、前記油種識別片の情報を読取って無線信号により
出力する識別片読取手段と、車両に搭載され、前記識別
片読取手段からの信号を受ける無線受信手段と、ハッチ
番号入力用キーボードと、受信した読み取り結果と前記
キーボードからのハッチ番号の油種とを比較し、一致し
た場合に前記キーボードにより指定された底弁を開弁可
能ならしめる制御手段とを備えるようにした。
るために本発明においては、底弁を介して第１のカップ
リングを有する吐出管に接続された複数のハッチから、
前記第１のカップリングに接続可能な第２のカップリン
グ、及び貯油タンクの第３のカップリングと接続可能な
第４のカップリングを備えた注油ホースにより前記貯油
タンクに荷卸しを行うローリの混油防止装置であって、
第４のカップリングの近傍に設けられ、前記第３のカッ
プリングの近傍に備え付けられた油種識別片の挿入を受
けて、前記油種識別片の情報を読取って無線信号により
出力する識別片読取手段と、車両に搭載され、前記識別
片読取手段からの信号を受ける無線受信手段と、ハッチ
番号入力用キーボードと、受信した読み取り結果と前記
キーボードからのハッチ番号の油種とを比較し、一致し
た場合に前記キーボードにより指定された底弁を開弁可
能ならしめる制御手段とを備えるようにした。
【０００５】
【作用】各貯油タンク毎に油種を示す簡単な識別片を備
えるだけで、識別片の油種データを無線信号としてロー
リに伝送し、このデータとキーボードで指定されたハッ
チの油種データとの一致性により底弁を開弁可能とする
ことにより、混油を防止できる。
えるだけで、識別片の油種データを無線信号としてロー
リに伝送し、このデータとキーボードで指定されたハッ
チの油種データとの一致性により底弁を開弁可能とする
ことにより、混油を防止できる。
【０００６】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例を示す
ものであって、図中符号１０は、ローリで、複数の貯油
ハッチ１、２、３、４を備え、底弁５、６、７、８を介
して第１、第２の吐出管１１、１２に接続され、各吐出
管１１、１２の先端には後述する第１、第２の注油ホー
ス１５、１５のカップリング１９、４６と接続可能なカ
ップリング１３、１４が設けられている。
に基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例を示す
ものであって、図中符号１０は、ローリで、複数の貯油
ハッチ１、２、３、４を備え、底弁５、６、７、８を介
して第１、第２の吐出管１１、１２に接続され、各吐出
管１１、１２の先端には後述する第１、第２の注油ホー
ス１５、１５のカップリング１９、４６と接続可能なカ
ップリング１３、１４が設けられている。
【０００７】１５、４５は、前述の注油ホースで、輸送
時にはローリ１０に搭載され、また注油時には吐出管１
１、１２のカップリング１３、１４と接続するカップリ
ング１９、４６及び貯油タンク１６の注油管１７のカッ
プリング１８と接続するカップリング２０を設けて構成
されている。
時にはローリ１０に搭載され、また注油時には吐出管１
１、１２のカップリング１３、１４と接続するカップリ
ング１９、４６及び貯油タンク１６の注油管１７のカッ
プリング１８と接続するカップリング２０を設けて構成
されている。
【０００８】カップリング１９、４６は、それぞれ異形
に構成され、第１の注油ホース１５のカップリング１
は、カプリング１３とだけ、また第２の注油ホース４５
のカップリング４６はカップリング１４とだけ結合でき
るように構成されている。
に構成され、第１の注油ホース１５のカップリング１
は、カプリング１３とだけ、また第２の注油ホース４５
のカップリング４６はカップリング１４とだけ結合でき
るように構成されている。
【０００９】第１の注油ホース１５の貯油タンク１６の
カップリング１８と接続するカップリング２０の近傍に
は、注油管１７の近傍に移動可能に紐５０で備えられて
いる識別片２１を読取るための第１の識別片読取手段２
２が設けられ、また第２の注油ホース４５には第２の識
別片読取手段４７が設けられている。
カップリング１８と接続するカップリング２０の近傍に
は、注油管１７の近傍に移動可能に紐５０で備えられて
いる識別片２１を読取るための第１の識別片読取手段２
２が設けられ、また第２の注油ホース４５には第２の識
別片読取手段４７が設けられている。
【００１０】識別片読取手段２２、４７は、図２に示し
たように挿入口２３から挿入された識別片２１が所定の
位置に到達したことを検知するスイッチ２４と、識別片
２１に記録されている貯油タンク１６毎の油種データを
読取るデータ読取手段２５と、油種データを無線信号と
して送信アンテナ２９により発信する無線発信手段２６
と、これら各手段に電力を供給する電池２７とをケース
２８に収容して構成されている。そして第１、第２の識
別片読取手段２２、４７の無線発信手段２６は周波数を
違えて混信が防止されている。
たように挿入口２３から挿入された識別片２１が所定の
位置に到達したことを検知するスイッチ２４と、識別片
２１に記録されている貯油タンク１６毎の油種データを
読取るデータ読取手段２５と、油種データを無線信号と
して送信アンテナ２９により発信する無線発信手段２６
と、これら各手段に電力を供給する電池２７とをケース
２８に収容して構成されている。そして第１、第２の識
別片読取手段２２、４７の無線発信手段２６は周波数を
違えて混信が防止されている。
【００１１】なお、上述の実施例においては、スイッチ
２４により識別片２１の挿入を検知してデータを発信す
るようにしているが、図２（ロ）に示したように外部操
作が可能なスイッチ３０を設けて起動を指令し、油種の
判定に必要な時間Ｔが経過後に発信を停止させることも
できる。
２４により識別片２１の挿入を検知してデータを発信す
るようにしているが、図２（ロ）に示したように外部操
作が可能なスイッチ３０を設けて起動を指令し、油種の
判定に必要な時間Ｔが経過後に発信を停止させることも
できる。
【００１２】再び図１に戻って、符号３１は、制御手段
で、荷卸し開始、及び荷卸し終了の入力、ハッチの番号
を入力したり、また底弁５、６、７、８の開閉を指令す
るキーボード３２と、油種判定の結果を表示する表示器
３３と、油種が異なる場合に警報を発する報知器３４
と、識別片読取手段２２からの信号を受信するアンテナ
３５とを備えている。
で、荷卸し開始、及び荷卸し終了の入力、ハッチの番号
を入力したり、また底弁５、６、７、８の開閉を指令す
るキーボード３２と、油種判定の結果を表示する表示器
３３と、油種が異なる場合に警報を発する報知器３４
と、識別片読取手段２２からの信号を受信するアンテナ
３５とを備えている。
【００１３】図３は、前述の制御手段の一実施例を示す
ものであって、識別片読取手段２２、４７からの無線信
号を受信して、送信されてきた油種データを記憶する受
信手段３６と、後述する記憶手段３７の油種データと受
信した油種データとを比較し、一致した場合にはその旨
を表示器３３に表示させるとともに、底弁制御手段３９
により底弁５、６、７、８を開弁可能とし、また油種が
不一致の場合には報知器３４により報知を行う判定手段
３８とから構成されている。
ものであって、識別片読取手段２２、４７からの無線信
号を受信して、送信されてきた油種データを記憶する受
信手段３６と、後述する記憶手段３７の油種データと受
信した油種データとを比較し、一致した場合にはその旨
を表示器３３に表示させるとともに、底弁制御手段３９
により底弁５、６、７、８を開弁可能とし、また油種が
不一致の場合には報知器３４により報知を行う判定手段
３８とから構成されている。
【００１４】図４は、前述の記憶手段３７の一実施例を
示すもので、ハッチ番号データ４０と吐出管データ４１
を固定データとし、ハッチ番号に対応させて油種データ
４２を書き換え可能に格納し、キーボード３２から入力
されたハッチ番号の油種データ４２を判定手段３８に出
力するように構成されている。
示すもので、ハッチ番号データ４０と吐出管データ４１
を固定データとし、ハッチ番号に対応させて油種データ
４２を書き換え可能に格納し、キーボード３２から入力
されたハッチ番号の油種データ４２を判定手段３８に出
力するように構成されている。
【００１５】次に、このように構成した装置の動作を図
５、図６に示したフローチャートに基づいて説明する。
第１の注油ホース１５を車両から降ろして一方のカップ
リング２０を貯油タンク１６の注油管１７のカップリン
グ１８に、また他方のカップリング１９を第１の吐出管
１１のカップリング１３に接続し、今接続した注油管１
７に備え付けられている識別片２１を第１の識別片読取
手段２２の挿入口２３に差し込む。
５、図６に示したフローチャートに基づいて説明する。
第１の注油ホース１５を車両から降ろして一方のカップ
リング２０を貯油タンク１６の注油管１７のカップリン
グ１８に、また他方のカップリング１９を第１の吐出管
１１のカップリング１３に接続し、今接続した注油管１
７に備え付けられている識別片２１を第１の識別片読取
手段２２の挿入口２３に差し込む。
【００１６】。スイッチ２４により識別片２１が挿入さ
れたことが検知され（図５ ステップイ）、データ読取
手段２５が識別片２１に記録されている貯油タンク１６
の油種を読み取って無線発信手段２６に出力し（図５
ステップ ロ）、無線発信手段２６から無線信号として
貯油タンク１６の油種データが制御手段３１に発信され
る（図５ ステップ ハ）。この第１の識別片読取手段
２２からのデータは制御手段３１の受信手段３６により
受信されて記憶される。
れたことが検知され（図５ ステップイ）、データ読取
手段２５が識別片２１に記録されている貯油タンク１６
の油種を読み取って無線発信手段２６に出力し（図５
ステップ ロ）、無線発信手段２６から無線信号として
貯油タンク１６の油種データが制御手段３１に発信され
る（図５ ステップ ハ）。この第１の識別片読取手段
２２からのデータは制御手段３１の受信手段３６により
受信されて記憶される。
【００１７】このようにして一定時間が経過すると（図
５ ステップ ニ）、識別片読取手段２２は、データの
発信を停止して（図５ ステップ ホ）電池２７の消耗
を防止する。
５ ステップ ニ）、識別片読取手段２２は、データの
発信を停止して（図５ ステップ ホ）電池２７の消耗
を防止する。
【００１８】次にキーボード３２により荷卸しの指令が
行なわれ（図６ ステップ イ）、キーボード３２から
ハッチ番号「１」が入力されると（図６ ステップ
ロ）、ここに格納されている油種と、このハッチに接続
する吐出管が第１の吐出管１１である場合には（図６
ステップ ハ）、これらが表示器３３に表示される。
行なわれ（図６ ステップ イ）、キーボード３２から
ハッチ番号「１」が入力されると（図６ ステップ
ロ）、ここに格納されている油種と、このハッチに接続
する吐出管が第１の吐出管１１である場合には（図６
ステップ ハ）、これらが表示器３３に表示される。
【００１９】判定手段３８は、第１の吐出管１１に対応
する記憶手段３７の領域を特定して（図６ ステップ
ニ）、今選択された吐出管１１から吐出させようとする
油種を読出し（図６ ステップ ホ）、受信手段３６に
記憶されている第１の識別片読取手段２２からの油種と
が一致するか否かを判定する（図６ ステップ ヘ）。
する記憶手段３７の領域を特定して（図６ ステップ
ニ）、今選択された吐出管１１から吐出させようとする
油種を読出し（図６ ステップ ホ）、受信手段３６に
記憶されている第１の識別片読取手段２２からの油種と
が一致するか否かを判定する（図６ ステップ ヘ）。
【００２０】油種が一致した場合には表示器３３に注油
可能である旨を表示し（図６ ステップ チ）、また油
種が異なっている場合には報知器３４により報知が行な
われる（図６ ステップ リ）。
可能である旨を表示し（図６ ステップ チ）、また油
種が異なっている場合には報知器３４により報知が行な
われる（図６ ステップ リ）。
【００２１】油種の判定が終了してキーボード３２から
開弁が指令されると（図６ ステップ ヌ）、底弁５開
放して（図６ ステップ ル）ハッチ３から貯油タンク
１６に燃料油の注油が行なわれる。
開弁が指令されると（図６ ステップ ヌ）、底弁５開
放して（図６ ステップ ル）ハッチ３から貯油タンク
１６に燃料油の注油が行なわれる。
【００２２】荷卸しが終了し、キーボード３２から終了
を入力し（図６ ステップ オ）、さらに今終了したハ
ッチの番号をキーボード３２から入力すると（図６ ス
テップ ワ）底弁５が閉鎖される（図６ ステップ
カ）。
を入力し（図６ ステップ オ）、さらに今終了したハ
ッチの番号をキーボード３２から入力すると（図６ ス
テップ ワ）底弁５が閉鎖される（図６ ステップ
カ）。
【００２３】１つのハッチの荷卸しが終了すると、注油
ホースを他の貯油タンクに繋ぎ変えて、上述の工程を繰
返す。
ホースを他の貯油タンクに繋ぎ変えて、上述の工程を繰
返す。
【００２４】また、第２の吐出管１２に接続されている
ハッチ３、４から荷卸しを行う場合は、第２の注油ホー
ス４５のカップリング４６をカップリング１４に接続
し、以下、前述と同様の手順を実行する。
ハッチ３、４から荷卸しを行う場合は、第２の注油ホー
ス４５のカップリング４６をカップリング１４に接続
し、以下、前述と同様の手順を実行する。
【００２５】上述したように第１、第２の注油ホース１
５、４５のカップリング１９、４６は、第１、第２の吐
出管１１、１２のカップリング１３、１４とのみ接続可
能であり、かつ第１、第２の注油ホース１５、４５に異
なる周波数で油種データを発信する第１、第２の識別片
読取手段２２、４７が設けられているから、同時に２基
の貯油タンク１６、１６に接続しても、各貯油タンクの
油種と、吐出管１１、１２に接続している各ハッチの油
種データをそれぞれ独立に判定することができ、混油を
起こすこと無く２基の貯油タンクに同時に注油すること
ができる。
５、４５のカップリング１９、４６は、第１、第２の吐
出管１１、１２のカップリング１３、１４とのみ接続可
能であり、かつ第１、第２の注油ホース１５、４５に異
なる周波数で油種データを発信する第１、第２の識別片
読取手段２２、４７が設けられているから、同時に２基
の貯油タンク１６、１６に接続しても、各貯油タンクの
油種と、吐出管１１、１２に接続している各ハッチの油
種データをそれぞれ独立に判定することができ、混油を
起こすこと無く２基の貯油タンクに同時に注油すること
ができる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
底弁を介して第１のカップリングを有する吐出管に接続
された複数のハッチから、第１のカップリングに接続可
能な第２のカップリング、及び貯油タンクの第３のカッ
プリングと接続可能な第４のカップリングを備えた注油
ホースにより貯油タンクに荷卸しを行うローリの混油防
止装置であって、第４のカップリングの近傍に設けら
れ、第３のカップリングの近傍に備え付けられた油種識
別片の挿入を受けて、油種識別片の情報を読取って無線
信号により出力する識別片読取手段と、車両に搭載さ
れ、識別片読取手段からの信号を受ける無線受信手段
と、ハッチ番号入力用キーボードと、受信した読み取り
結果とキーボードからのハッチ番号の油種とを比較し、
一致した場合にキーボードにより指定された底弁を開弁
可能ならしめる制御手段とを備えたので、給油所には各
貯油タンク毎に油種を示す簡単な識別片を備えるだけ
で、この識別片の油種データに基づいてキーボードで指
定されたハッチの油種の一致を判定して混油を防止で
き、給油所を設備コストを引き下げることができる。
底弁を介して第１のカップリングを有する吐出管に接続
された複数のハッチから、第１のカップリングに接続可
能な第２のカップリング、及び貯油タンクの第３のカッ
プリングと接続可能な第４のカップリングを備えた注油
ホースにより貯油タンクに荷卸しを行うローリの混油防
止装置であって、第４のカップリングの近傍に設けら
れ、第３のカップリングの近傍に備え付けられた油種識
別片の挿入を受けて、油種識別片の情報を読取って無線
信号により出力する識別片読取手段と、車両に搭載さ
れ、識別片読取手段からの信号を受ける無線受信手段
と、ハッチ番号入力用キーボードと、受信した読み取り
結果とキーボードからのハッチ番号の油種とを比較し、
一致した場合にキーボードにより指定された底弁を開弁
可能ならしめる制御手段とを備えたので、給油所には各
貯油タンク毎に油種を示す簡単な識別片を備えるだけ
で、この識別片の油種データに基づいてキーボードで指
定されたハッチの油種の一致を判定して混油を防止で
き、給油所を設備コストを引き下げることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す図である。
【図２】図（イ）、（ロ）は、それぞれ識別片読取手段
の一実施例を示す断面図である。
の一実施例を示す断面図である。
【図３】ローリに搭載されている制御手段の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図４】同上制御手段の記憶手段に格納されているデー
タの一実施例を示す図である。
タの一実施例を示す図である。
【図５】識別片読取手段の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図６】同上制御手段の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
１〜４ ハッチ ５〜８ 底弁 １０ ローリ １１ 第１の吐出管 １２ 第２の吐出管 １３、１４ カップリング １５ 第１の注油ホース １６ 貯油タンク １７ 注油管 １８〜２０ カップリング ２２ 第１の識別片読取手段 ３１ 制御手段 ３２ キーボード ３３ 表示器 ３４ 報知手段 ４５ 第２の貯油ホース ４６ カップリング ４７ 第２の識別片読取手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−171700（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−278797（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−47242（ＪＰ，Ｕ) 特公 平３−53197（ＪＰ，Ｂ２) 実公 平４−30159（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B67D 5/32 B67D 5/36
Claims (5)
- 【請求項１】 底弁を介して第１のカップリングを有す
る吐出管に接続された複数のハッチから、前記第１のカ
ップリングに接続可能な第２のカップリング、及び貯油
タンクの第３のカップリングと接続可能な第４のカップ
リングを備えた注油ホースにより前記貯油タンクに荷卸
しを行うローリの混油防止装置であって、 第４のカップリングの近傍に設けられ、前記第３のカッ
プリングの近傍に備え付けられた油種識別片の挿入を受
けて、前記油種識別片の情報を読取って無線信号により
出力する識別片読取手段と、 車両に搭載され、前記識別片読取手段からの信号を受け
る無線受信手段と、ハッチ番号入力用キーボードと、受
信した読み取り結果と前記キーボードからのハッチ番号
の油種とを比較し、一致した場合に前記キーボードによ
り指定された底弁を開弁可能ならしめる制御手段とから
なる混油防止装置。 - 【請求項２】 底弁を介して第１のカップリングを有す
る第１の吐出管、及び底弁を介して第５のカップリング
を有する第２の吐出管に接続された複数のハッチから、
前記第１のカップリングに接続可能な第２のカップリン
グ、及び貯油タンクの第３のカップリングに接続可能な
第４のカップリングを備えた第１の注油ホース、及び前
記第５のカップリングに接続可能な第６のカップリン
グ、及び貯油タンクの第３のカップリングに接続可能な
第４のカップリングを備えた第２の注油ホースにより前
記貯油タンクに荷卸しを行うローリの混油防止装置であ
って、 前記第１、第２の注油ホースの第４のカップリングの近
傍に設けられ、前記第３のカップリングの近傍に備え付
けられた油種識別片を読取って無線により出力する第
１、第２の識別片読取手段と、 車両に搭載され、前記第１、第２の識別片読取手段から
の信号を受ける無線受信手段と、ハッチ番号入力用キー
ボードと、受信した読み取り結果と前記キーボードから
のハッチ番号の油種とを比較し、一致した場合に前記キ
ーボードにより指定された底弁を開弁可能ならしめる制
御手段とからなるローリの混油防止装置。 - 【請求項３】 第５のカップリングと第６のカップリン
グとの形状、及び第７のカップリングと第８のカップリ
ングとの形状がそれぞれ異なる請求項２に記載のローリ
の混油防止装置。 - 【請求項４】 前記無線発信手段は、前記識別片読取手
段に設けられたスイッチにより作動する請求項１、また
は請求項２に記載のローリの混油防止装置。 - 【請求項５】 前記無線発信器は、前記識別片が前記識
別片読取手段に挿入されてから一定時間の経過後に発信
を停止する請求項１、または請求項２に記載のローリの
混油防止装置。
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|---|---|---|---|
| JP20777595A JP3180630B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | ローリの混油防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP20777595A JP3180630B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | ローリの混油防止装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940100A JPH0940100A (ja) | 1997-02-10 |
| JP3180630B2 true JP3180630B2 (ja) | 2001-06-25 |
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ID=16545321
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP20777595A Expired - Fee Related JP3180630B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | ローリの混油防止装置 |
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| JP (1) | JP3180630B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
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- 1995-07-21 JP JP20777595A patent/JP3180630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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