JP2007084134A - 出荷管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はタンクローリ車に燃料を積み込んだ後にハッチ設定を行なうことを課題とする。
【解決手段】 油槽所には、タンクローリ車15の各ハッチに燃料を積込み、その後積み込まれた油種、数量及びハッチ番号、配送先を含む配送データを車番カード37に記憶させて各ハッチ毎の出荷データを管理する出荷管理システムが採用されている。この出荷管理システムは、大略、出荷現場に設置された出荷装置10と、積込みデータ設定器12と、出荷管理コンピュータ13とを有する。そして、積込みデータ設定器12では、各ハッチ毎に積み込まれた油種、数量に対応させて配送先をキーボード20等の入力手段により入力し、入力された配送先データを車番カード37の積込みデータに追加して配送データを書き込ませる。
【選択図】 図1

Description

本発明は出荷管理システムに係り、特にタンクローリ車の任意のハッチに任意の燃料を積み込むよう構成された出荷管理システムに関する。
タンクローリ車の各ハッチに燃料等の燃料を積み込む出荷管理システムが設けられた油槽所においては、各ハッチ番号毎に油種、数量を割り付ける所謂ハッチ管理方式によって各タンクローリ車毎の各ハッチに積み込むべき油種、数量が管理されている(例えば、特許文献1参照)。
このハッチ管理方式では、給油所などの配送先から油種、数量の注文が入ると、配送先、油種、数量からなる予約データが予約データベースに登録される。そして、積込みデータ設定器により、配送先のエリアへ向かうタンクローリ車を選択し、選択されたタンクローリ車の車番データに対応させて数量が一致するハッチ容量を有するハッチに積み込むべき油種を指定し、ハッチ別積込データを作成する。
タンクローリ車が油槽所に到着して車番カードを積込みデータ設定器のカードリーダに読み込ませると、車番カードに記憶された車番データ(ローリ車識別データ)が読み出されて当該車番データに対応するハッチ別積込データから当該タンクローリ車のハッチに積み込むべき油種、数量、配送先が記載された伝票が発行される。
この後、タンクローリ車は、出荷装置が設置された積み場へ移動し、当該積み場のカードリーダに車番カードを挿入して車番データを読み込ませる。そして、タンクローリ車の運転者は、伝票に記載されたハッチ番号に指定された油種のローディングアームを挿入し、積込みスイッチにより数量を入力し、車番データと油種と数量が予約データを一致した場合に積込み可能となる。この積込み作業は、伝票に記載された各ハッチ番号の全てに対して行なう。
当該タンクローリ車の積込み作業が完了すると、運転者は、伝票に記載された配送先(給油所)へ移動し、注文のあった油種、数量を給油所の地下タンクに荷降ろしする。その際、運転者は、伝票に記載された配送先のハッチ番号の燃料を荷降ろしする。
特開平11−11597号公報
しかしながら、従来の出荷管理システムでは、積込みデータ設定器によりタンクローリ車及び各ハッチの割り付けが自動的に行なわれるため、例えば、運転者の判断でハッチ割付以外のハッチに積み込むことができなかった。これにより、例えば、出荷ステージに到着したタンクローリ車の停車位置によってローディングアームの回動範囲にハッチ積込み口の位置とが合わず、伝票に記載されたハッチ番号に指定された油種を積み込めない場合がある。
また、敷地面積が小さい給油所等で荷降ろしする際は、タンクローリ車の荷降ろしホースが接続される吐出口位置がハッチ番号によっては決められており、吐出口の位置によって荷降ろしホースが地下タンクの注油口に届かず、荷降ろしが出来ない場合がある。
このような場合、積込みデータ設定器のハッチ割付通りではなく、当該給油所の積込み分を吐出口の位置に応じたハッチに変更したいという要望がある。
ところが、運転者の判断で伝票に記載されたハッチ割付と異なるハッチに変更してしまうと、各ハッチに積み込まれた油種と伝票に記載された油種とが異なることにもなり、荷降ろし時にどのハッチに変更したのか分からなくなってしまい、地下タンクに間違った油種を荷降ろししてしまうというという問題が生じる。
そこで、本発明は上記課題を解決した出荷管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
請求項1記載の発明は、顧客などの配送先の注文に基づきタンクローリ車の各ハッチに積み込むべき燃料の種別と数量と配送先とからなるハッチ別積込データを作成する積込みデータ設定器により当該タンクローリ車のハッチ別積込データを記載された伝票に記載された種別と数量を前記タンクローリ車の任意のハッチに積み込む出荷管理システムであって、
積込み開始後、前記各ハッチに積み込まれた種別及び数量を前記タンクローリ車に設けられたローリ車用記憶媒体に記憶させる種別・数量データ書込み手段と、
積込み終了後、前記積込みデータ設定器のハッチ別積込データから抽出された当該タンクローリ車に積み込まれた燃料の配送先を各ハッチ毎に前記ローリ車用記憶媒体に記憶させる配送先データ書込み手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記種別・数量データ書込み手段が、
前記燃料供給系統毎に設けられ、当該燃料供給系統より供給される燃料の種別データが記憶された燃料種別記憶手段と、
前記ローリ車用記憶媒体よりローリ車識別データを読み込むローリ車識別データ読込み手段と、
前記ローリ車識別データと前記各燃料供給系統より供給された燃料の種別と当該燃料供給系統より前記タンクローリ車に供給される燃料供給量とを対応付けて記憶する積込み種別数量記憶手段と、
を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記配送先データ書込み手段が、
前記ローリ車用記憶媒体に記憶されたローリ車識別データとハッチ別種別データとを読み取る積込実績読取手段と、
該積込実績読取手段より読み取った前記各ハッチに積み込まれた燃料の種別と、前記積込実績読取手段により読み取られたハッチ毎の燃料の種別と前記配送先入力手段により入力されたハッチ毎の配送先と前記種別数量記憶手段が有している燃料の種別と数量とから当該ハッチに対応付けた燃料の種別と数量と配送先とからなるハッチ別種別データを作成し、当該ハッチ別種別データを前記ローリ車用記憶媒体に記憶するハッチ情報書込み手段と、
を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記タンクローリ車が、
前記ローリ車用記憶媒体に記憶されているデータを読み取るデータ読取器と、
前記タンクローリ車の各ハッチ毎に設けられ、当該ハッチへの燃料の供給の際に前記燃料種別記憶手段に記憶されている燃料の種別を読み取る燃料種別読取器と、
燃料供給を受けたハッチと当該ハッチの燃料種別読取器により読み取られた燃料の種別とを対応付けてハッチ別種別データとして前記ローリ車用記憶媒体に記憶するハッチ別種別データ書込み手段と、
該ハッチ別種別データ書込み手段により書き込まれたハッチ毎の燃料の種別を読み込む積込燃料種別読取器と、
を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記燃料供給機が、
前記ローリ車用記憶媒体より前記ローリ車識別データを読み込むためのローリ車識別データ読込み手段と、
前記ローリ車識別データ読込み手段により読み込まれたローリ車識別データに対応する前記出荷予約データを前記管理コンピュータより読み込む出荷予約データ読込み手段と、
前記供給量計測手段により計測される燃料の供給量を前記出荷予約データの燃料の数量とに基づき、前記燃料供給系統よりの燃料供給量を前記出荷予約データの燃料の数量以下に制限する燃料供給量制限手段と、
を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記積込みデータ設定器が、前記種別数量記憶手段に記憶されている種別数量に合致する配送先の種別数量が出荷予約データに存在しない場合に、異常を検出する異常検出手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、各ハッチに積み込まれた種別及び数量をローリ車用記憶媒体に記憶させ、積込み終了後に配送先を各ハッチ毎にローリ車用記憶媒体に記憶させるため、タンクローリ車の運転者の判断で任意のハッチに任意の種別を積み込んでも各ハッチ毎の種別及び配送先をローリ車用記憶媒体から読み出して確認できるので、地下タンクと異なる油種を荷降ろしすることを防止でき、配送先でのコンタミネーション(異油種混合事故)の発生を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明になる出荷管理システムの一実施例を模式的に示す構成図である。図1に示されるように、油槽所には、タンクローリ車15の各ハッチに燃料を積込み、その後積み込まれた油種、数量及びハッチ番号、配送先を含む配送データを車番カード(ローリ車用記憶媒体)37に記憶させて各ハッチ毎の出荷データを管理する出荷管理システムが採用されている。この出荷管理システムは、大略、出荷現場に設置された出荷装置10と、出荷現場から離れた事務所内に設置された積込みデータ設定器12と、出荷管理コンピュータ13とを有する。車番カード37としては、例えば、磁気記録部を有する磁気カード、あるいはICチップが埋め込まれたICカードやメモリカード、あるいはディスク状記憶媒体が収納されたディスクカートリッジなどの記憶媒体が用いられる。
上記積込みデータ設定器12及び出荷管理コンピュータ13は、油槽所の入口に設けられた事務所内に設置されている。積込みデータ設定器12は、カードリーダライト18、ディスプレイ装置19、キーボード20、プリンタ21、CPU22等よりなる。また、出荷装置10は、出荷制御装置(請求項2の燃料供給機)14及びカードリーダライト(請求項2、請求項5のローリ車識別データ読込み手段に相当する)24、リモートスイッチボックス16、アース装置27、積込み量設定器28等よりなる。
出荷管理コンピュータ13は出荷装置10の出荷制御装置14及び積込みデータ設定器12と接続されている。また、油槽所の出荷管理コンピュータ13は、後述するように公衆回線23を介して顧客である各給油所の端末装置25と通信可能に接続されている。そして、出荷管理コンピュータ13は、給油所から端末装置25を介して注文(液種及び数量、配送先)があると、これらの注文を予約データとして記憶装置13aの予約データベース(請求項2の予約データ記憶手段に相当する)に記憶させる。
また、給油所の端末装置25は、油種及び数量、配送先などの予約データを予約センタ(図示せず)に送信し、予約センタから油槽所の出荷管理コンピュータ13へ予約データを転送する方式で燃料配送の注文を行なうことも可能である。
出荷制御装置14は、出荷ステージ17からタンクローリ車15に積み込まれる燃料の種別や積込み量などの出荷データを記憶する記憶装置(請求項2の燃料種別記憶手段に相当)14aを有する。また、出荷制御装置14は、タンクローリ車5毎に配付された車番カード37がカードリーダライト24により読み取られると、該当する車両番号の予約データを出荷管理コンピュータ13に要求する。そして、出荷制御装置14では、該当する車両番号の予約データが出荷管理コンピュータ13から転送されると、この予約データが有している液種、数量がタンクローリ車15に出荷されるように出荷制御を行う。
タンクローリ車15はタンク16内が複数のハッチに仕切られており、各ハッチの容量は例えば1キロリットル、2キロリットル、4キロリットルといった具合に異なっている。そして、タンクローリ車15は出荷ステージ17に到着すると、積込みデータ設定器12により設定された液種がタンク16の各ハッチに積み込まれる。
ここで、タンクローリ車15が油槽所に到着すると、運転者は、各タンクローリ車15毎に発行された車番カード37を積込みデータ設定器12のオペレータに渡す。積込みデータ設定器12のオペレータは、積込みデータ設定器12のカードリーダライト18に車番カード37を挿入し、車番カード37に記憶された車番コードを読み取らせる。
積込みデータ設定器12は、カードリーダライト18により車番カード37から車番コードを読み取ると、該当する車両番号の予約データを出荷管理コンピュータ13に要求する。そして、出荷管理コンピュータ13より車両番号に対応する予約データが積込みデータ設定器12に送信されると、積込みデータ設定器12はこの予約データが有している予約情報に基づいてタンクローリ車15の各ハッチに積込むべき液種及び数量を割り付ける。
また、積込みデータ設定器12は、割り付けられた各ハッチ毎の液種・数量をハッチ情報が印字された伝票をプリンタ21より発行する。
積込み量設定器28は、作業者が各出荷ポイント毎の積み込むべき数量を設定するためのものである。積込み量設定器28には、積込量を設定する積込量設定スイッチ28a、出荷開始させるスタートスイッチ28b、出荷を停止させる停止スイッチ28cが配設されている。また、本実施例のリモートスイッチボックス26と積込み量設定器28とは、一体化された状態でローディングアーム35に取り付けられている。
燃料が貯溜された貯溜タンク(図示せず)に接続されて燃料を給送する給送配管29には、ポンプ30、ストレーナ31、流量計32、定流量弁33、定量弁34が配設されている。さらに、給送配管29の先端にはローディングアーム35が接続されている。尚、出荷ステージ17において、ローディングアーム35が1本しか示されていないが、実際には各液種毎に複数本が設けられている。
出荷制御装置14は、後述するようにスタートスイッチ28bがオンに操作されるとポンプ30を起動して定量弁34を開弁する。そして、流量計32の流量パルス発信器32aからの流量パルスを積算し積込量設定スイッチ28aにより設定された流量が出荷されたとき定量弁34を閉弁させる。
ローディングアーム25には、当該出荷ラインの油種データ(燃料の種別データ)を送信するローディングアーム油種キー39が取り付けられている。
図2は出荷ステージに到着したタンクローリ車にローディングアームを挿入させた状態を示す斜視図である。図2に示されるように、タンクローリ車15のタンク16の上部には、ローディングアーム35が挿入されるハッチ積込口16a〜16gが配設されている。各ハッチ積込口16a〜16gの近傍には、ローディングアーム35の油種キー39が接続される油種プラグ(請求項4の燃料種別読取器)40(40a〜40g)が取り付けられている。
従って、油種プラグ40(40a〜40g)は、ローディングアーム35を介して積み込まれた燃料の油種データがローディングアーム油種キー39から油種プラグ40へ送信されるため、当該ハッチに実際に積み込まれた油種をその場で登録することができる。また、油種プラグ40は、ハッチ近傍に設置されるため本質安全回路で構成されている。
図3はローディングアーム油種キー39の一例を示す斜視図である。図3に示されるように、ローディングアーム油種キー39は、端面形状が台形状に形成されたハウジング41内に3個の接触子42a〜42cが設けられている。また、接触子42aと接触子42bとの間には、油種に応じた抵抗値を有する第1の抵抗43aが設けられている。
ローディングアーム油種キー39は、ハウジング41の端面にプラグ挿入孔41a〜41cを有する。そして、プラグ挿入孔41a〜41cの奥には、接触子42a〜42cが設けられている。燃料の積込み時には、ローディングアーム35に設けられたローディングアーム油種キー39がタンクローリ車15の油種プラグ40a〜40gに接続される。これにより、ローディングアーム油種キー39では、油種プラグ40a〜40gからの電流が接触子42aに流れ、抵抗43a,43bにより生じた電圧が油種を識別する情報(油種データ)として接触子42b,42cから油種プラグ40a〜40g側に出力される。
また、ハウジング41は、鎖45によりローディングアーム35に連結されているため、ローディングアーム油種キー39が紛失したり、あるいはローディングアーム油種キー39が入れ代わってしまうことが防止される。
図4は油槽所でタンクローリ車にローディングアームを挿入した状態を模式的に示す図である。図4に示されるように、タンクローリ車15のタンク16の内部は、ハッチ積込口16a〜16gを有する複数のハッチ52a〜42gに仕切られている。複数のハッチ52a〜52gには、配送先の注文に応じて異なる油種が積込まれる。
各ハッチ52a〜52gの底部には、各ハッチ52a〜52gに積み込まれた燃料を荷卸しする際に開弁される電磁弁よりなる底弁53a〜53gが設けられている。この底弁53a〜53gのうち前側(運転席側)に配設された1番から3番の底弁53a〜53cは、第1の吐出口55に並列接続されている。また、底弁53a〜53gのうち後側に配設された4番から7番の底弁53d〜53gは、第2の吐出口56に並列接続されている。
また、ハッチ52a〜52gの上部には、給油所の地下タンクに荷卸しする際に発生したベーパをハッチ52a〜52gに回収するためのベーパ回収管路58,59が配設されている。一方のベーパ回収管路58は、前側(運転席側)に配設された1番から3番のハッチ52a〜52cに連通され、他方のベーパ回収管路59は、後側に配設された4番から7番のハッチ52d〜52gに接続されている。また、ベーパ回収管路48,49の端部には、ベーパ回収ホース接続用の接続口60,61が設けられている。
タンクローリ車15の運転席には、荷卸しする際に操作される荷卸し操作盤54と、油槽所で各ハッチ52a〜52gに積み込まれた油種、数量を記憶し、各ハッチ52a〜52gの燃料を荷卸しする際の制御を行う車載コンピュータ65と、カードリードライト(データ読取器、積込燃料種別読取器)68が搭載されている。なお、荷卸し操作盤64は、車載コンピュータ65の操作部である。
また、車載コンピュータ65のメモリには、油種−抵抗値データテーブル(図示せず)が予め格納されている。そのため、車載コンピュータ65は、油種−抵抗値データテーブルに基づいてローディングアーム油種キー39から送信された電圧値を油種データとして識別することができる。また、吐出口55,56の近傍には、通信用の油種プラグ66,67が設けられている。この吐出口油種プラグ66,67は、タンクローリ車15の運転席に設けられた車載コンピュータ65に接続されている。
車載コンピュータ65には、メモリに記憶された各ハッチ52a〜52gの油種と給油所に設置された地下タンクの油種とが一致したときハッチ52a〜52gから地下タンクへの荷卸しを許可する制御プログラムが入力されている。また、各ハッチ52a〜52gには、積み込まれた燃料の液面高さを検出する液面計71a〜71gが設けられている。この液面計71a〜71gから出力された液面高さから各ハッチ52a〜52gに積み込まれた燃料の量を求めることができる。従って、荷卸し時には、各液面計71a〜71gの測定値から荷卸し完了を判別することができる。
ここで、図5を参照してタンクローリ車15の運転者が燃料の積込みを行なう場合の手順について説明する。
(手順1)まず、給油所の係員は、端末装置15により燃料の種別及び数量、配送先を予約データとして出荷管理コンピュータ13に送信する。
(手順2)出荷管理コンピュータ13は、受信した予約データをタンクローリ車15の車番に対応付けて記憶装置13aの予約データベースに登録し、積込みデータ設定器12に転送する(請求項5の出荷予約データ読込み手段に相当)。
(手順3)積込みデータ設定器12は、各タンクローリ車15毎にハッチ番号を特定せずに各配送先別の種別、数量を設定する。
(手順4)油槽所に到着した運転者は、油槽所の事務所等に設置された積込みデータ設定器12の係員に車番カード37を渡し、車番カード37に記憶された車番データ(ローリ車識別データ)を積込みデータ設定器12のカードリーダライト18に読み取らせる。
(手順5)積込みデータ設定器12では、当該タンクローリ車15の車番データに対応する予約データから抽出された油種、数量、配送先を印字した伝票を発行する。
(手順6)運転者は、伝票と車番カード37を受け取ると、タンクローリ車15を出荷ステージ17の積み場へ移動させる。そして、運転者が出荷ステージ17のカードリーダライト24に車番カード37の車番データを読み取らせると、出荷制御装置14は車番データを出荷管理コンピュータ13に転送する。
(手順7)出荷管理コンピュータ13は、車番カード37の車番データと積込み量設定器28による積込み量設定値とが記憶装置13aに登録された予約データと一致する場合に積込み許可信号を当該出荷ステージ17に送信する。
(手順8)運転者は、伝票に記載された油種、数量からローディングアーム35の選択及び積み込むハッチの選択を行ない、ハッチ番号とローディングアーム35との組合せによってハッチ割付を手動操作で行なう。その際、運転者は、タンクローリ車15の停車位置に応じてローディングアーム35の回動範囲とハッチ積込み口とが一致するハッチに燃料の積み込みを行なう。また、運転者は、配送先の荷卸し場所によって吐出口55または56のうち使いやすい方に連通されたハッチ番号に積込みを行なう。また、ローディングアーム油種キー39を油種プラグ40a〜40gのうちハッチ番号に対応するものに接続してローディングアーム油種キー39からの油種信号を車載コンピュータ65に入力する。
(手順9)タンクローリ車15に積み込まれたハッチ番号、油種、数量を含む積込みデータを車番カード37に記憶させる(請求項1の種別・数量データ書込み手段に相当する)。
(手順10)タンクローリ車15に積み込まれたハッチ番号、油種、数量を含む積込みデータを積込みデータ設定器12に転送する。
(手順11)タンクローリ車15への積込みが終了すると、運転者は油槽所の事務所に戻り、積込みデータ設定器12の係員に車番カード37を渡し、車番カード37に記憶されている車番データ及び積み込まれたハッチ毎の種別、積込み量(実績データ)を積込みデータ設定器12のカードリーダライト18に読み取らせる(請求項4の積込実績読取手段に相当)。そして、積込みデータ設定器12のディスプレイ装置19に表示された各ハッチ毎に積み込まれた油種、数量に対応させて配送先をキーボード20等の入力手段により入力し、入力された配送先データを車番カード37の積込みデータに追加して配送データを書き込ませる(請求項1の配送先データ書込み手段、請求項4のハッチ情報書込み手段に相当する)。この後、運転者は、各ハッチ別に油種、数量、配送先が書き込まれた車番カード37を受け取って配送先へ向けて出発する。
続いて、各コンピュータの制御処理について図6乃至図9のフローチャートを参照して説明する。
図6は積込みデータ設定器2のCPU12が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。図6に示されるように、積込みデータ設定器2のCPU12は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)において、車番カード37が積込みデータ設定器12のカードリーダライト18に挿入されたか否かをチェックする。
S11において、カードリーダライト18が車番カード37に記憶されている車番データを読み込むと、次のS12に進み、車番カード37から読み込んだ車番データに対応する出荷予約データを出荷管理コンピュータ13から読込む。続いて、S13では、当該タンクローリ車15に積み込むように割り付けられた出荷予約データ(各給油所毎の種別、数量の組合せ)を印字した伝票をプリンタ21から発行する。そして、運転者は、この伝票に記載された油種、数量をみてタンクローリ車15への燃料積込み作業を行なう。
図7は出荷制御装置14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。図7に示されるように、出荷制御装置14は、S21で出荷ステージ17のカードリーダライト24により車番カード37に記憶されている車番データが読み込まれると、S22に進み、車番カード37から読み込んだ車番データに対応する出荷予約データを出荷管理コンピュータ13から読込む(請求項5の出荷予約データ読込み手段に相当)。
タンクローリ車15の運転者は、伝票に記載された油種、数量から任意のハッチ番号を選択して当該油種のローディングアーム35を数量に対応する容量を有するハッチに挿入する。そして、ローディングアーム油種キー39を油種プラグ40a〜40gのうちハッチ番号に対応するものに接続してローディングアーム油種キー39からの油種信号を車載コンピュータ65に入力する。さらに、積込み量設定器28の積込量設定スイッチ28aにより積み込むべき数量(積込み量)を設定する。
次のS23では、出荷ステージ17に設けられた出荷スタートスイッチ(図示せず)がオンに操作されたか否かをチェックする。
S23において、出荷スタートスイッチがオンに操作されると、S24に進み、積込み量設定器28により設定された積込み量のプリセット値を読み込む。続いて、S25に進み、ポンプ30を起動させると共に定量弁34を開弁させて当該ハッチへの燃料積込みを開始する。
次のS26では、流量計32により計測された積算流量値を読み込み、流量計32の積算流量値がプリセット値に達したか否かをチェックする(請求項5の燃料供給量制限手段に相当)。S26において、流量計32の積算流量値がプリセット値に達すると、S27に進み、ポンプ30を停止させると共に定量弁34を閉弁させて当該ハッチへの燃料積込みを終了する。
次のS28では、タンクローリ車15に積み込まれた油種、積込み量(供給量)、車番データを種別数量データとして記憶する(請求項2の積込み種別手段に相当する)。続いて、S29に進み、予約データの中に未だタンクローリ車15に積み込まれていない未積込みデータが残っているか否かをチェックする。このS29において、未積込みデータが残っているときは、上記S22に戻り、S22以降の処理を再度繰り返す。
また、S29において、未積込みデータが残っていないときは、予約データの油種、数量が全てタンクローリ車15に積み込まれたため、S30に進み、積込みフラグをオンにセットして車番カード37に記憶させる。これで、今回の処理が終了する。
図8は車載コンピュータ65が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。図8に示されるように、車載コンピュータ65は、S41で車番カード37が車載コンピュータ65のカードリーダライト68に挿入されたか否かをチェックする。
S41において、カードリーダライト68により車番カード37に記憶されている車番データが読み込まれると、S42に進み、運転者の入力操作により各ハッチ52a〜52gに積み込まれた油種が入力されたか否かをチェックする。
S42において、油種データが入力されないときは、S43に進み、車番カード37がカードリーダライト68に挿入された状態か否かをチェックする。S43において、車番カード37から当該タンクローリ車15の車番データが読み取れる場合には、上記S42に戻り、再度タンクローリ車15の各ハッチ52a〜52gに積み込まれた油種データの入力を確認する。
また、上記S42において、各ハッチ52a〜52gに積み込まれた油種データの入力があったときは、S44に進み、ハッチ番号、油種を組み合わせたデータをハッチ別種別データとして車番カード37に記憶させる(請求項3のハッチ別種別データ書込み手段に相当)。
これで、車番カード37には、各ハッチ52a〜52gに積み込まれた油種データとハッチ番号とを対応させたハッチ別種別データが記憶されており、運転者はこの後、出荷ステージ17から積込みデータ設定器12が設置された事務所へタンクローリ車15を移動させる。
図9はタンクローリ車15への積込み終了後に積込みデータ設定器12が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。図9に示されるように、積込みデータ設定器12のCPU22は、S51において、車番カード37がカードリーダライト18に挿入されたか否かをチェックする。
S51において、カードリーダライト18が車番カード37に記憶されている車番データを読み込むと、次のS52に進み、車番カード37から読み込まれたデータの中に積み込みフラグオンがあるか否かをチェックする。S52において、積み込みフラグオンが読み込まれた場合には、S53に進み、当該車番データに対応する出荷予約データを読み込む。次のS54では、当該車番データに対応する積込み実績データ(各ハッチ毎に積み込まれた種別)を車番カード37から読み込む(請求項4の積込実績読取手段に相当)。
次のS55では、キーボード20の入力操作によりハッチ番号が指定されたか否かをチェックする。S55において、ハッチ番号が指定されていないときは、S56に進み、カードリーダライト18により車番カード37の車番データを読み取るか否かをチェックする。S56において、車番カード37に記憶された車番データが読み取られるときは、上記S55に戻り、再度、キーボード20の入力操作によりハッチ番号が指定されたか否かをチェックする。
S55において、ハッチ番号が指定されているときは、S57に進み、キーボード20の入力操作により配送先が入力されたか否かをチェックする。S57で配送先が入力されると、S58に進み、入力された配送先に対応する燃料の種別、数量(予約データ)と、各ハッチ52a〜52gに積み込まれた燃料の種別、数量(実績データ)とが一致するか否かをチェックする。例えば、各ハッチ52a〜52gに拘わらず当該タンクローリ車15の車番データに割り付けられた予約データの種別−数量の組合せデータ(ガソリン4KL、軽油2KL、ガソリン2KL、軽油2KL、軽油2KL、灯油2KL・・・)が実際に積み込まれた実績データと全て一致していることを確認する。
S58において、当該タンクローリ車15の車番データに対応する予約データと実績データとが全て一致した場合は、S59に進み、各ハッチ52a〜52g毎に積み込まれた燃料の種別、数量を各ハッチ別に割り付けたハッチ割付データを作成し、S60でこのハッチ割付データの一覧をディスプレイ装置19に表示する。
次のS61では、積み込み前に作成された出荷予約データの配送先毎の燃料の種別、数量と、積み込み後に作成されたハッチ割付データの配送先毎の燃料の種別、数量とを照合する。S62において、上記出荷予約データとハッチ割付データとが一致しない場合には、上記S57以降の処理を繰り返す。また、S62において、上記出荷予約データとハッチ割付データとが一致した場合には、S63に進み、配送先別の種別、数量を印字した納品伝票をプリンタ21から発行する。
次のS64では、各配送先別の配送データを車番カードに記憶させる。続いて、S65に進み、積込みフラグをオフにセットして車番カードに記憶させる(請求項4のハッチ情報書込み手段に相当)。このように、積み込み前に作成された出荷予約データの配送先毎の燃料の種別、数量と、積み込み後に作成されたハッチ割付データの配送先毎の燃料の種別、数量とが一致したことを確認して各配送先別の配送データを車番カードに記憶させるため、配送先での荷降ろし時に誤って別の配送先の燃料を荷卸しすることを防止することができる。
また、上記S52において、積み込みフラグオフが読み込まれた場合には、既に当該社番カード37に対応するハッチ割付及び配送先別伝票の発行が済んでいると判断し、あるいは積み込みフラグそのものが記憶されていない場合には、当該社番カード37に対応するタンクローリ車15への積込みがまだ行なわれていないと判断する。そして、S66に進み、各ハッチ52a〜52gに積み込まれた燃料の種別をディスプレイ装置19に表示する。そして、S67に進み、各ハッチ52a〜52gに積み込まれた燃料の種別−数量の組合せを出荷予約データに記憶された燃料の種別−数量の組合せとを照合して各ハッチ毎の配送先を確認し、キーボード20の操作により配送先を入力する。続いて、S68では、各ハッチ毎の配送欄に注文をした給油所名を入力してハッチ割付データを作成する。
この後、上記S63〜S65の処理を行って配送先別の種別、数量を印字した納品伝票をプリンタ21から発行し、各配送先別の配送データを車番カードに記憶させる。
また、上記S58において、当該タンクローリ車15の車番データに対応する予約データと実績データとが全て一致しない場合は、S69に進み、異常報知を行なって運転者に出荷予約データと異なる組合せデータがあることを知らせる(請求項6の異常検出手段に相当)。これにより、運転者は、どのハッチの積み込みを間違えたのかを確認して間違ったハッチの荷卸しを中止する。
次に油槽所での積み込みが終了したタンクローリ車15は配送先の給油所で荷卸する場合について図10乃至図14を参照して説明する。
図10に示されるように、タンクローリ車15が配送先の給油所に到着すると、運転者は、まず車載コンピュータ65と給油所に設置されたSSコンピュータ200とを通信ケーブル202を介して通信可能に接続する。そして、タンクローリ車15の運転席の前に設けられたディスプレイ(図示せず)に表示されるハッチ番号を確認して荷卸し作業を開始する。
給油所の地下には、油種の異なる地下タンク101,102が埋設されている。例えば地下タンク101はガソリン用のタンクで、地下タンク102は軽油用のタンクとして設けられている。
尚、本実施では、地下タンク101,102に油液を荷卸しする場合を一例として説明するが、地下タンク101,102の代わりに地上設置型タンクに荷卸しする場合にも適用できるのは言うまでもない。
地下タンク101,102にはタンクローリ車15から油液が供給される注油管路104,105と、地下タンク101,102内で生じた油蒸気を外部に排出する油蒸気排出管路106,107とが設けられている。尚、油蒸気排出管路106,107は、車両の燃料タンクに給油する際、液面の下降とともに外気をタンク内に導入して地下タンク101,102内の負圧を減少させる。
また、油蒸気排出管路106,107の先端は、給油所の隅に起立して所定高さに延在した排気口106a,107aが設けられており、油蒸気排出管路106,107の途中には接続部108,109が分岐されている。また、注油管路104,105の上端に設けられた各地下タンク101,102の注油口110,111には、荷卸しホース112,113が接続された後に各地下タンク111,112毎に設定された地下タンクコード番号及び油種データを送信するためのタンク油種キー114,115が設けられている。
尚、荷卸しホース112,113には、タンク油種キー114,115からの信号をタンクローリ車側に送信する信号線112a,113aが設けられている。
図11は荷卸しホース112,113の構成を示す図である。図11に示されるように、荷卸しホース112,113は、耐油性のホース121の一端に管状の接続金具122が圧入されており、接続金具122の端部にはタンクローリ車5の吐出口45,46に螺合されるナット123が設けられている。また、接続金具122には、タンクローリ車15側のプラグ136,137が接続されるコネクタ127が取り付けられている。
ホース121の他端には、管状の接続金具128が圧入されており、接続金具128の端部には地下タンク101,102の注油口110,111に螺入されるネジ部129が設けられている。また、接続金具128には、注油口110,111の近傍に設けられたタンク油種キー114,115が接続される油種プラグ130が設けられている。そして、ホース121の外周又は肉厚部に両端のコネクタ127と130とを導通させる信号線(図示せず)が設けられている。
図12は荷卸しホース112の接続状態を示す図である。図12に示されるように、タンクローリ車15に積み込まれた燃料を荷卸しする際は、荷卸しホース112のネジ部129を地下タンク101の注油口110に螺合すると共に、ナット123を吐出口55に螺合させる。そして、上記の如く荷卸しホース112を注油口110に接続した後にタンクローリ車側のコネクタ125が荷卸しホース112のコネクタ127に接続されると共にタンク油種キー114が荷卸しホース112のコネクタ130に接続されると、タンク油種キー114内の抵抗値に応じた電圧が油種信号、地下タンクを識別するタンク信号として車載コンピュータ65に送信される。
尚、荷卸しホース113の接続も上記荷卸しホース112と同様に行われるので、その説明は省略する。
上記荷卸しホース112,113が吐出口45,46と注油口110,111を連通するように接続された後、ベーパ回収ホース131,132が油蒸気排出管路116,117の接続部108,109とタンクローリ車15の接続部60,61とを連通するように接続させる(図10を参照)。
ここで、車載コンピュータ65が実行する荷卸し処理につき図13、図14に示すフローチャートを併せ参照して説明する。
図13は車載コンピュータ65が荷卸し時に実行するハッチ番号表示処理を説明するためのフローチャートである。
タンクローリ車15が配送先の給油所の到着すると、車載コンピュータ55は、図13に示すハッチ番号表示処理を実行する。すなわち、S81でSSコンピュータ20と通信可能に接続されているか否かをチェックする。S81において、図10に示すように、車載コンピュータ65がSSコンピュータ20と通信可能に接続された場合には、S82に進み、SSコンピュータ20の記憶部(図示せず)に格納された地下タンク101,102に貯蔵されている燃料の種別、地下タンク101,102の荷卸し可能容量(容積)を読み込む。
次のS83では、タンクローリ車15のカードリードライト68に車番カード37が挿入されているか否かをチェックする。S83において、カードリードライト68に車番カード37が挿入されていないときは、S84に進み、ディスプレイ(図示せず)に「車番カード挿入してください」といったメッセージを表示する。
また、S83において、カードリードライト68に車番カード37が挿入されているときは、S85に進み、カードリードライト68を介して車番カード37に記憶された車番データ及び配送データを読み込む。続いて、S86では、上記地下タンクの種別、荷卸し可能容量と配送データとを照合する。
次のS87において、地下タンクの種別、荷卸し可能容量と配送データとを照合した結果、荷卸し可能なハッチがある場合には、そのハッチ番号をディスプレイに表示する。これにより、運転者は、当該給油所で荷卸しするハッチ番号を確認することができる。
また、S87において、地下タンクの種別、荷卸し可能容量と配送データとを照合した結果、荷卸し可能なハッチがない場合には、給油所を間違えた可能性が高いので、配送伝票に記載された配送先名を再度確認することで、荷卸し操作ミスを防止できる。
その後、運転者はタンクローリ車15のイグニッションスイッチを切り換えてエンジンを停止させる。そして、運転者は、上記ディスプレイに表示されたハッチ番号に対応する燃料の種別、積込み量が、油槽所の積込みデータ設定器12から発行された配送伝票に記載された配送先、油種、数量と一致することを確認すると共に、給油所に設置された地下タンク101,102の油種を確認してから荷卸し作業に移る。
図14は荷卸し処理を説明するためのフローチャートである。上記ハッチ表示処理が終了すると、車載コンピュータ55は、図14に示す荷卸し処理を実行する。S91において、イグニッションスイッチがACC(アクセサリ)の位置に切り換えられたか否かを判定する。そして、イグニッションスイッチがACCに切り換わると、S92に進み、アースが接続された否かを判定する。
S92において、タンクローリ車15のアースリール70から引き出されたアース線が接地されると、S93に進み、上記ハッチ情報入力方法の識別処理により識別された記憶媒体、すなわち車載コンピュータ65のメモリ又は車番カード37に記憶された各ハッチ52a〜52gに積み込まれたハッチ積込み情報(ハッチ番号、油種、数量等)を読み込む。
続いて、S94では、荷卸しホース112,113が接続された否かを判定する。そして、荷卸しホース112,113が吐出口45,46と注油口110,111とを連通するように接続される。また、タンクローリ車側のコネクタ125は荷卸しホース112,113のコネクタ127に接続される。これと共に地下タンク側のタンク油種キー114,115は荷卸しホース112,113のコネクタ130に接続される。これにより、タンク油種キー114,115内の抵抗値に応じた電圧が油種信号及びタンク信号として車載コンピュータ65に送信される。
そのため、S94において、タンク油種キー114,115から送信されたデータ(油種データ,タンクコード番号)が受信されると、荷卸しホース112,113の接続が完了したものと判断する。次のS95では、荷卸し開始スイッチ(図示せず)がオンに操作された否かをチェックする。S95で荷卸し開始スイッチ(図示せず)がオンに操作されたときは、S96に進み、タンク油種キー114,115から送信されたデータ(油種データ,タンクコード番号)を読み込む。
次のS97では、荷卸しホース112,113が接続された地下タンク101,102の油種データとハッチ42a〜42gの油種データとを比較して油種が一致しているか否かを判定する。このS97において、両油種データとが一致したときは、異油種混合事故とならないことが確認されるため、S98に進み、ハッチ52a〜52gの底弁53a〜53gのうち荷卸しホース112,113が接続された底弁を開弁させる。これにより、当該ハッチの燃料が荷卸しホース112,113を介して地下タンク101,102へ荷卸しされる。
次のS99で、ハッチ52a〜52gに設けられた液面計71a〜71gにより検出された液面高さの測定値を読み込む。そして、S100では、液面計71a〜71gにより検出された液面高さがゼロであるとき、当該ハッチの荷卸し完了と判断する。そのため、各ハッチ52a〜52gのハッチ容量よりも少ない数量しか積み込まれていない場合でも各ハッチ52a〜52g毎の荷卸し完了を確認することができる。
次のS101では、未だ荷卸していない積込みデータが有るかどうかをチェックする。そして、S101において、未荷卸しデータがあるときは、まだ、荷卸しする燃料があるので、上記S94に戻り、S94〜S101の処理を繰り返す。また、上記S97において油種不一致のときは、S105に移行してアラーム等により荷卸しホース112,113の接続に異常があることを報知する。
そして、S94に戻り、荷卸しホース112,113の接続作業をやり直しさせる。また、上記S101において未荷卸しデータがないときは、この給油所への荷卸し作業が全て終了したものと判断してS102に進み、アース線がアースリール70に巻き戻されたことを確認する。続いて、S103でタンクローリ車15のイグニッションスイッチがオンに操作されてエンジンが始動されたことを確認する。
そして、イグニッションスイッチがオンに操作されると、S104に進み、この給油所で今回荷卸しされたハッチの油種データを車載コンピュータ65の積荷データ記憶部からクリアして一連の積み込み処理を終了する。
このように、油槽所において、運転者がどのハッチにどの種別を積み込むのかを判断して積込みを行なっても、積込み終了後に車番カード37にハッチ割付された配送データが記憶されているので、配送先、燃料の種別、数量を荷卸し時にも容易に確認することができるので、間違って地下タンク101,102に別の種別の燃料を荷卸しすることを防止できる。従って、荷卸し時には異油種混合事故を防止できる。
尚、上記実施例では、給油所の地下タンクに燃料を荷卸しする場合を一例として挙げたが、これに限らず、他の場所に設けられた地下タンクまたは地上設置型タンクに燃料を荷卸しする場合にも適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例では、ガソリンや軽油などの燃料を配送する場合を一例として挙げたが、これに限らず、これ以外の燃料、例えば、CNG(圧縮天然ガス)や水素やLNG(液化天然ガス)LPG(液化石油ガス)などの配送する出荷管理システムにも適用できるのは勿論である。
本発明になる出荷管理システムの一実施例を模式的に示す構成図である。 出荷ステージに到着したタンクローリ車にローディングアームを挿入させた状態を示す斜視図である。 ローディングアーム油種キー39の構成を示す斜視図である。 油槽所でタンクローリ車にローディングアームを挿入した状態を模式的に示す図である。 タンクローリ車15の運転者が燃料の積込みを行なう場合の手順について説明するための図である。 積込みデータ設定器2のCPU12が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 出荷制御装置14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 車載コンピュータ65が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 タンクローリ車15への積込み終了後に積込みデータ設定器12が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 タンクローリ車15が配送先の給油所での荷卸し状態を模式的に示す図である。 荷卸しホース112,113の構成を示す図である。 荷卸しホース112の接続状態を示す図である。 車載コンピュータ65が荷卸し時に実行するハッチ番号表示処理を説明するためのフローチャートである。 荷卸し処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 出荷装置
12 積込みデータ設定器
13 出荷管理コンピュータ
14 出荷制御装置
15 タンクローリ車
17 出荷ステージ
18,24,68 カードリーダライト
28 積込み量設定器
35 ローディングアーム
37 車番カード
39 ローディングアーム油種キー
40(40a〜40g) 油種プラグ
52a〜52g ハッチ
53a〜53g 底弁
55 第1の吐出口
56 第2の吐出口
65 車載コンピュータ
71a〜71g 液面計
200 SSコンピュータ

Claims (6)

  1. 顧客などの配送先の注文に基づきタンクローリ車の各ハッチに積み込むべき燃料の種別と数量と配送先とからなるハッチ別積込データを作成する積込みデータ設定器により当該タンクローリ車のハッチ別積込データを記載された伝票に記載された種別と数量を前記タンクローリ車の任意のハッチに積み込む出荷管理システムであって、
    積込み開始後、前記各ハッチに積み込まれた種別及び数量を前記タンクローリ車に設けられたローリ車用記憶媒体に記憶させる種別・数量データ書込み手段と、
    積込み終了後、前記積込みデータ設定器のハッチ別積込データから抽出された当該タンクローリ車に積み込まれた燃料の配送先を各ハッチ毎に前記ローリ車用記憶媒体に記憶させる配送先データ書込み手段と、
    を備えたことを特徴とする出荷管理システム。
  2. 前記種別・数量データ書込み手段は、
    前記燃料供給系統毎に設けられ、当該燃料供給系統より供給される燃料の種別データが記憶された燃料種別記憶手段と、
    前記ローリ車用記憶媒体よりローリ車識別データを読み込むローリ車識別データ読込み手段と、
    前記ローリ車識別データと前記各燃料供給系統より供給された燃料の種別と当該燃料供給系統より前記タンクローリ車に供給される燃料供給量とを対応付けて記憶する積込み種別数量記憶手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の出荷管理システム。
  3. 前記配送先データ書込み手段は、
    前記ローリ車用記憶媒体に記憶されたローリ車識別データとハッチ別種別データとを読み取る積込実績読取手段と、
    該積込実績読取手段より読み取った前記各ハッチに積み込まれた燃料の種別と、前記積込実績読取手段により読み取られたハッチ毎の燃料の種別と前記配送先入力手段により入力されたハッチ毎の配送先と前記種別数量記憶手段が有している燃料の種別と数量とから当該ハッチに対応付けた燃料の種別と数量と配送先とからなるハッチ別種別データを作成し、当該ハッチ別種別データを前記ローリ車用記憶媒体に記憶するハッチ情報書込み手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の出荷管理システム。
  4. 前記タンクローリ車は、
    前記ローリ車用記憶媒体に記憶されているデータを読み取るデータ読取器と、
    前記タンクローリ車の各ハッチ毎に設けられ、当該ハッチへの燃料の供給の際に前記燃料種別記憶手段に記憶されている燃料の種別を読み取る燃料種別読取器と、
    燃料供給を受けたハッチと当該ハッチの燃料種別読取器により読み取られた燃料の種別とを対応付けてハッチ別種別データとして前記ローリ車用記憶媒体に記憶するハッチ別種別データ書込み手段と、
    該ハッチ別種別データ書込み手段により書き込まれたハッチ毎の燃料の種別を読み込む積込燃料種別読取器と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の出荷管理システム。
  5. 前記燃料供給機は、
    前記ローリ車用記憶媒体より前記ローリ車識別データを読み込むためのローリ車識別データ読込み手段と、
    前記ローリ車識別データ読込み手段により読み込まれたローリ車識別データに対応する前記出荷予約データを前記管理コンピュータより読み込む出荷予約データ読込み手段と、
    前記供給量計測手段により計測される燃料の供給量を前記出荷予約データの燃料の数量とに基づき、前記燃料供給系統よりの燃料供給量を前記出荷予約データの燃料の数量以下に制限する燃料供給量制限手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の出荷管理システム。
  6. 前記積込みデータ設定器は、前記種別数量記憶手段に記憶されている種別数量に合致する配送先の種別数量が出荷予約データに存在しない場合に、異常を検出する異常検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の出荷管理システム。
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