JP4260338B2 - タンクローリ車の荷卸システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタンクローリ車のハッチに積み込まれた油液を給油所の地下タンク等に荷卸しする際、荷卸し場所を確認できるよう構成したタンクローリ車の荷卸システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
油槽所で油液を積み込まれたタンクローリ車の運転者は、注文のあった給油所へ移動し、注文された油種、数量を確認して給油所の地下タンクに荷卸しする。タンクローリ車には、複数のハッチが設けられており、各ハッチ毎に荷卸する配送先(主に給油所)が決められている。そのため、タンクローリ車の運転者は、各ハッチに積み込まれた油種、数量と給油所の地下タンクの油種を確認してからハッチ底弁の吐出口の荷卸ホースを接続し、底弁を開弁させる。これにより、当該ハッチに積み込まれた油液は、給油所の地下タンクに荷卸しされる。
【0003】
このように、タンクローリ車の荷卸し作業を行なう場合、運転者は、油槽所で発行された伝票に記載された配送先(給油所)の住所を確認して移動し、当該給油所に到着後、上記のような荷卸作業を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、タンクローリ車の運転者自身が伝票に記載された住所をみながら配送先の給油所へ移動するため、例えば配送先の給油所の近くに同じ系列の給油所があった場合、石油会社の看板が同じであるので、間違って別の給油所の地下タンクへ荷卸してしまうおそれがあった。そのため、注文した給油所では、タンクローリ車が来ないので、地下タンクの残量(貯蔵量)が少なくて顧客への給油ができなくなるといった問題が生じる。
【0005】
また、油槽所側では、注文通りの油種、数量をタンクローリ車に積み込んであるので、出荷済み扱いになっており、給油所側からタンクローリ車が来ていないことが連絡されるまで、注文された油液が配送されていないことに気付かないといった問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上記問題を解決したタンクローリ車の荷卸システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
【0008】
本発明は、タンクローリ車の各ハッチに積み込まれた油液を荷卸するタンクローリ車の荷卸システムにおいて、
タンクローリ車毎の配送先を識別するための顧客データと当該タンクローリ車を特定するための車番データと当該配送先から注文された積込データとからなる予約データが記憶されたデータベースを管理する管理コンピュータと、
前記配送先に設けられ、前記ハッチに積み込まれた油液を荷卸する際、前記タンクローリ車毎に配布された車番カードに記憶された車番データを読み取る車番データ読み取り手段を有するとともに当該配送先を特定するための顧客データが記憶された配送先用コンピュータと、
前記管理コンピュータと前記配送先用コンピュータとの間でデータを送受信するための通信手段と、
前記管理コンピュータに記憶された予約データに前記配送先用コンピュータに記憶された顧客データと前記車番データ読み取り手段により読み取られた車番データとを共に有する予約データがあるか否かを判断する判断手段と、
該判断手段による判断の結果該当する予約データが無い場合には、油液の荷卸を禁止する荷卸禁止手段と、
を備えてなることを特徴とするものである。
【0009】
従って、本発明によれば、管理コンピュータに記憶された予約データに配送先用コンピュータに記憶された顧客データと車番データ読み取り手段により読み取られた車番データとを共に有する予約データがあるか否かを判断し、該当する予約データが無い場合には、油液の荷卸を禁止するため、例えば、タンクローリ車の運転者が配送先を間違えた場合、管理コンピュータからの予約データに顧客データと車番データとが含まれていないので、油液の荷卸しが禁止され、注文をしていない給油所で荷卸してしまうことを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は本発明になるタンクローリ車の荷卸システムの一実施例を示す概略構成図である。
【0012】
図1に示されるように、タンクローリ車11は、複数のハッチ121〜12に画成されたタンク14が搭載されている。
【0013】
各ハッチ121〜12は、夫々1キロリットル、2キロリットル、4キロリットルといった異なる容量を有し、給油所からの注文に応じた油種が積み込まれている。また、各ハッチ121〜12には、積み込まれた油量を検知するハッチ液面計16〜16が設けられている。
【0014】
そして、各ハッチ121〜12の底部には、荷卸し時に開弁される底弁18〜18が配設されている。底弁18〜18は、タンク14の前部と後部に設けられた吐出口20,21に連通されている。また、吐出口20,21の上流には、電磁弁からなる吐出弁22,23が設けられている。
【0015】
荷卸し時、吐出口20,21には、荷卸しホース24,26の一端が接続される。そして、荷卸しホース24,26の他端は、給油所の地下に埋設された地下タンク28〜30の注油口28a〜30aの何れかに接続される。そのため、荷卸し時には、底弁18〜18のいずれかを開弁させた後、開弁された底弁18〜18に対応する吐出弁22,23のいずれかを開弁させることにより、地下タンク28〜30への荷卸しが開始される。
【0016】
地下タンク28〜30は、夫々貯蔵量を計測するための液面計32が設けられている。この液面計32により計測された各地下タンク28〜30の貯蔵量のデータは、液面計コントローラ34に蓄積されており、荷卸し時にタンクローリ車11の荷卸しコンピュータ36へ転送される。
【0017】
尚、本実施例においては、マイクロコンピュータを有する液面計コントローラ34は、配送先用コンピュータとして機能するものであり、タンクローリ車11が当該給油所に到着すると、通信ケーブル35を介して荷卸しコンピュータ36に接続される。また、液面計コントローラ34は、タンクローリ車11の車番カードに記憶された車番データを読み取るカードリーダ(車番データ読み取り手段)38と、データ通信を行なうためのモデム40とを有する。
【0018】
モデム40は、公衆回線(電話回線)42及び後述の予約データを受け付ける予約センタのモデム44を介して予約センタに設置された上位コンピュータ(管理コンピュータ)46に接続される。タンクローリ車11に搭載された荷卸しコンピュータ36は、液面計コントローラ34、モデム40、公衆回線42、モデム44を介して上位コンピュータ46に接続される。そして、荷卸しコンピュータ36は、後述するように油液の荷卸しを行う前に上位コンピュータ46との間でデータ交換を行なって配送先が間違っていないか否かを判定する。
【0019】
また、カードリーダ38は、タンクローリ車の車番カードが挿入されると、液面計コントローラ34、モデム40、公衆回線42、モデム44を介して上位コンピュータ46に車番データと給油所の識別コードを送信する。そして、上位コンピュータ46は、送信された車番データに対応する予約データを荷卸しコンピュータ36へ送信する。
【0020】
また、注油口28a〜30aには、各地下タンク28〜30に貯蔵されている油種を示す信号をタンクローリ車11に送信するための油種キー28b〜30bが設けられている。油種キー28b〜30bは、荷卸しホース24,26に設けられたコネクタ(図示せず)に接続され、荷卸しホース24,26に内蔵された信号ケーブル(図示せず)を介して荷卸しコンピュータ36に接続される。
【0021】
各ハッチ12〜12の底部に設けられた底弁18〜18は、荷卸し時に個別に開弁され、荷卸しの終了により閉弁操作される。
【0022】
図2は荷卸しコンピュータ36を拡大して示す正面図である。
【0023】
図2に示されるように、荷卸しコンピュータ36の前面パネルには、液晶ディスク装置からなる表示部36aと、カードリーダ36bと、電源スイッチ36cと、荷卸し操作を行うときに操作される操作部36dを有する。操作部36dには、荷卸しを開始する前に操作される各種操作釦36d〜36d25が配設されている。
【0024】
また、荷卸しコンピュータ36のメモリには、後述するように、上位コンピュータ46に記憶された予約データに配送先用コンピュータとしての液面計コントローラ34に記憶された顧客データとカードリーダ38により読み取られた車番データとを共に有するか否かを判断する制御プログラム(判断手段)と、判断の結果該当する予約データが無い場合には、油液の荷卸を禁止する制御プログラム(荷卸禁止手段)とが格納されている。そのため、荷卸しコンピュータ36は、タンクローリ車11の運転者が配送先を間違えた場合、予約データに顧客データと車番データとを有していないので、油液の荷卸しを禁止し、注文をしていない給油所で荷卸してしまうことを防止できる。
【0025】
図3は油槽所と予約センタとのシステム構成を示すブロック図である。
【0026】
図3に示されるように、油槽所では、積み込み現場にタンクローリ車11に油液を積み込む出荷ステージ48a〜48dが設置され、事務所に出荷管理コンピュータ50及びハッチ設定器52が設置されている。また、出荷ステージ48a〜48dには、油液の積込制御を行なう積込制御装置54a〜54dと、タンクローリ車11の車番カード60を読み込むカードリーダ55a〜55dとが設けられている。尚、車番カード60は、磁気カードあるいはICカード等の記憶媒体からなり、磁気記録部にタンクローリ車11の登録番号(車番)、所属する油槽所名等の車番データが記憶されている。
【0027】
出荷管理コンピュータ50は、シリアル回線58を介して積込制御装置54a〜54d及びカードリーダ55a〜55dと接続されると共に、ハッチ設定器52及び予約センタの上位コンピュータ46と接続されている。また、ハッチ設定器52は、タンクローリ車11の車番カード60が挿入されると、当該車番カード60に記憶された車番データに対応する予約データを予約センタの上位コンピュータ46へ要求する。そして、ハッチ設定器52は、上位コンピュータ46から送信された予約データに基づいてタンクローリ車11が有している各ハッチへ積み込む油種、数量を割り付け、その割り付け結果を印字した伝票を発行する。
【0028】
タンクローリ車11の運転者は、ハッチ設定器52で発行した伝票を受け取ると、出荷ステージ48a〜48dの空いている車線(ベイ)に移動する。そして運転者は、出荷ステージ48a〜48dのカードリーダ55a〜55dに車番カード60を挿入すると、ハッチ設定器52で割り付けられた積込データが積込制御装置54a〜54dに転送される。
【0029】
積込制御装置54a〜54dは、ハッチ設定器52から転送された積込データにより各ハッチ121〜12への積み込みを行なう。
【0030】
このように、油槽所では、予約センタの上位コンピュータ46に登録された各給油所毎の予約データ(積込データ)に基づいてタンクローリ車11への油液の積み込み処理を実行している。
【0031】
ここで、上記のように構成されたタンクローリ車の荷卸システムの制御処理について説明する。
【0032】
図4乃至図9は荷卸しコンピュータ36が荷卸時に実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。また、図10は予約センタの上位コンピュータ46が実行する処理を説明するためのフローチャートである。
【0033】
タンクローリ車11の運転者は、油槽所で発行された伝票に記載された配送先の店名と住所をみてタンクローリ車11を運転しており、配送先に到着すると、まず、荷卸しコンピュータ36と液面計コントローラ34とを接続し、さらにタンクローリ車11にアース端子(図示せず)を接続した後、荷卸しコンピュータ36の電源をオンにして予約センタの上位コンピュータ46に荷卸許可を要求する。
【0034】
図4に示されるように、タンクローリ車11に搭載された荷卸しコンピュータ36は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)で給油所に設置されている液面計コントローラ34と接続されているかどうかをチェックする。S11において、荷卸しコンピュータ36と液面計コントローラ34とが接続されたときは、S12に進み、タンクローリ車11がアース接続されたかどうかをチェックする。
【0035】
S12において、タンクローリ車11がアース接続された場合、S13に進み、電源スイッチ(図示せず)がオンに操作されたかどうかをチェックする。S13において、電源スイッチ(図示せず)がオンに操作されると、S14に進み、荷卸しコンピュータ36と液面計コントローラ34との間が通信可能になったかかどうかをチェックする。
【0036】
S14において、荷卸しコンピュータ36と液面計コントローラ34との間が通信可能にならないときは、S15に進み、通信異常としてエラーを報知して今回の処理を終了する。しかし、S14において、荷卸しコンピュータ36と液面計コントローラ34との間が通信可能になったときは、S16に進み、液面計コントローラ34に設けられたカードリーダ38により車番カード60に記憶された車番データが読み取られる。
【0037】
そして、S17では、カードリーダ38で読み取った車番データを予約センタの上位コンピュータ46に伝送する。続いて、S18では、予約センタの上位コンピュータ46から当該車番データに対応する予約データを受信したかどうかをチェックする。
【0038】
ここで、予約センタの上位コンピュータ46が実行する制御処理について説明する。
【0039】
図10に示されるように、上位コンピュータ46は、S100でカードリーダ38により読み取られた車番カード60の車番データに基づいて該当車両の積込デ−タ(予約データ)を検索する。次のS101において、該当車両の予約データが無い場合は、S102に進み、エラ−情報を液面計コントローラ34に伝送し、液面計コントローラ34にエラーを報知させる。
【0040】
また、S101において、該当車両の予約データが無い場合は、S103に進み、該当車両の予約データを液面計コントローラ34に伝送する。
【0041】
図5に示されるように、荷卸しコンピュータ36は、上記S18において、予約センタの上位コンピュータ46から当該車番データに対応する予約データを受信すると、S19に進み、受信した予約データをメモリに格納する。
【0042】
S20では、上位コンピュータ46から送信された予約データの中に該当する配送先の当該給油所を特定するための顧客データ及び車番データがあるかどうかを照合する。本実施例では、液面計コントローラ34に当該給油所を識別するための顧客データが識別コードとして登録されているため、この識別コードとなる顧客データと予約データに含まれている顧客データとを照合して一致するかどうかを確認する。
【0043】
次のS21において、予約データの中に当該給油所に対応する配送先データ(顧客データ)がないときは、S24でエラーを報知する。
【0044】
これにより、タンクローリ車11の運転者は、誤って別の給油所に入った場合には、到着した給油所が予約のあった配送先と異なっていることを確認できる。そのため、誤って予約をしていない給油所に入ってしまったときは、荷卸してしまうことが防止される。従って、タンクローリ車11の運転者は、予約をしてある給油所のみで荷卸しが可能になる。
【0045】
また、上記S21において、予約データの中に当該給油所に対応する配送先データ(顧客データ)があるとき、あるいは、上記S23で予約データの中に荷卸し可能な油種、数量があるときは、図6のS25に進み、荷卸し可能なハッチを特定する。
【0046】
次のS26では、液面計コントローラ34から地下タンク28〜30の情報を受信する。続いて、S27に進み、メモリに液面計コントローラ34から受信した地下タンク28〜30の情報を格納する。この地下タンク28〜30の情報としては、地下タンク数、各地下タンク28〜30の油種、各地下タンク28〜30の油面計32の計測状況、各地下タンク28〜30の全容量、各地下タンク28〜30の空き容量等がある。
【0047】
そして、S28では、表示部36aに上記各地下タンク28〜30の情報を表示するとともに「確認キーを押して下さい。」といったメッセージを表示する。
【0048】
次のS29では、操作部36dの確認キー36d25がオンに操作されたかどうかをチェックする。そして、操作部36dの確認キー36d25がオンに操作されると、図7のS30で表示部36aに各ハッチ121〜12毎の油種、数量を表示部36aに表示する。
【0049】
さらに、S31では、荷卸しすべきハッチ121〜12に対応する吐出口の荷卸しキー36d10,36d13がオンに操作されたかどうかをチェックする。続いて、S32では、荷卸しするハッチ121〜12の油種のうち配送先として特定したハッチと一致しているかどうかを確認する。
【0050】
次のS32において、油種が一致している場合、S33では配送先に指定されたハッチかどうかをチェックする。S33において、配送先のハッチでないときは、S34に進み、配送先ハッチを指定したかどうかをチェックする。S34において、配送先ハッチを指定すると、上記S31に戻り、S31以降の処理を再度実行する。
【0051】
また、S33において、荷卸しを行う当該ハッチ121〜12が配送先のハッチであるときは、図8のS35に進み、荷卸しするハッチ121〜12の油種と荷卸しされる地下タンク28〜30の油種とが一致しているかどうかを確認する。S36において、油種不一致の場合は、S37に進み、荷卸しされる油種と一致した地下タンク28〜30の注油口に荷卸しホース24または26を接続するように変更したかどうかをチェックする。
【0052】
S37で変更済みのときは、上記S31に戻り、S31以降の処理を再度実行する。しかし、S36において、油種一致の場合は、S38に進み、荷卸を行なうハッチの荷卸し容量とを比較する。
【0053】
S39では、荷卸し容量が地下タンク28〜30の空き容量より少ないことを確認する。このS39において、荷卸し容量が地下タンク28〜30の空き容量より多いときは、S40に進み、異常を表示するとともに荷卸しを禁止する。その後、S41に進み、荷卸し容量より空き容量の多い地下タンク28〜30に荷卸しホース24または26を接続したことを確認する。その後、上記S31に戻り、S31以降の処理を再度実行する。
【0054】
また、S39において、荷卸し容量が地下タンクの空き容量より少ないときは、S42に進み、指定したハッチの底弁18〜18を開弁させると共に、表示部36aに当該ハッチの状態表示欄を「荷卸」に変更する。そして、運転者が当該ハッチに連通された吐出弁22または24を開弁させることにより、荷卸しが開始される。
【0055】
次のS43では、荷卸しされた地下タンク28〜30の液面上昇を計測する液面計32の計測値に基づいて満タン警報が出力されたかどうかをチェックする。S43において、満タン警報が出力されたときは、図9のS49に進み、異常を表示するとともに荷卸しを禁止する。その後、前述したS31に戻り、S31以降の処理を再度実行する。
【0056】
S44では、荷卸しされた地下タンク28〜30でオーバフローが発生したかどうかをチェックする。S44において、荷卸しされた地下タンク28〜30でオーバフローが発生した場合、S49に進み、底弁18〜18を閉弁させて荷卸しを禁止する。
【0057】
また、S44において、荷卸しされた地下タンク28〜30でオーバフローが発生していないときは、S45に進み、液面計32が異常かどうかをチェックする。S45において、液面計32が異常であるときは、S49に進み、底弁18〜18を閉弁させて荷卸しを禁止する。
【0058】
また、S45において、液面計32が正常であるときは、S46に進み、荷卸しが完了したかどうかをチェックする。S46で荷卸しが完了していないときは、前述したS31に戻り、S31以降の処理を再度実行する。
【0059】
また、S46において、当該ハッチ12の荷卸しが完了したときは、S47に進み、液面計コントローラ34に荷卸し完了データを伝送する。そして、S48では、液面計コントローラ34を介して上位コンピュータ46へ荷卸し完了データを伝送させる。
【0060】
尚、上記実施の形態では、タンクローリ車11が給油所の地下タンク28〜30へ油液を荷卸しする場合を一例として挙げたが、これに限らず、給油所以外の場所で荷卸しする場合にも適用できるのは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、管理コンピュータに記憶された予約データに配送先用コンピュータに記憶された顧客データと車番データ読み取り手段により読み取られた車番データとを共に有する予約データがあるか否かを判断し、該当する予約データが無い場合には、油液の荷卸を禁止するため、例えば、タンクローリ車の運転者が配送先を間違えた場合、管理コンピュータからの予約データに顧客データと車番データとが含まれていないので、油液の荷卸しが禁止され、注文をしていない給油所で荷卸してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるタンクローリ車の荷卸システムの一実施例を示す概略構成図である。
【図2】荷卸しコンピュータ36を拡大して示す正面図である。
【図3】油槽所と予約センタとのシステム構成を示すブロック図である。
【図4】荷卸しコンピュータ36が荷卸し時に実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】図4の処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図5の処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6の処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図7の処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8の処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】予約センタの上位コンピュータ46が実行する処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 タンクローリ車
12 〜12 ハッチ
14 タンク
16 〜16 ハッチ液面計
18 〜18 底弁
20,21 吐出口
22,23 吐出弁
24,26 荷卸しホース
28〜30 地下タンク
32 液面計
34 液面計コントローラ
36 荷卸しコンピュータ
46 上位コンピュータ
48a〜48d 出荷ステージ
50 出荷管理コンピュータ
52 ハッチ設定器
55a〜55d カードリーダ
60 車番カード

Claims (1)

  1. タンクローリ車の各ハッチに積み込まれた油液を荷卸するタンクローリ車の荷卸システムにおいて、
    タンクローリ車毎の配送先を識別するための顧客データと当該タンクローリ車を特定するための車番データと当該配送先から注文された積込データとからなる予約データが記憶されたデータベースを管理する管理コンピュータと、
    前記配送先に設けられ、前記ハッチに積み込まれた油液を荷卸する際、前記タンクローリ車毎に配布された車番カードに記憶された車番データを読み取る車番データ読み取り手段を有するとともに当該配送先を特定するための顧客データが記憶された配送先用コンピュータと、
    前記管理コンピュータと前記配送先用コンピュータとの間でデータを送受信するための通信手段と、
    前記管理コンピュータに記憶された予約データに前記配送先用コンピュータに記憶された顧客データと前記車番データ読み取り手段により読み取られた車番データとを共に有する予約データがあるか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段による判断の結果、該当する予約データが無い場合には、油液の荷卸を禁止する荷卸禁止手段と、
    を備えてなることを特徴とするタンクローリ車の荷卸システム。
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