JP2007082032A - 携帯情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブルケーブルを伝って筐体内部に侵入する水を効果的に遮断することができる携帯情報端末の提供。
【解決手段】フレキシブルケーブルが挿通される操作部筐体のヒンジ部との連結部分に、操作部筐体の凸部又は凹部の少なくとも一部に係合する凹凸4dを有する係合部4aと、フレキシブルケーブルを挟み込む切り込み4eを有するケーブル挟持部4bとを備え、該ケーブル挟持部4bに切り込み4eの各々の側に接続され、操作部筐体のスリットに挿入されるスリット挿入部4cを有する防水部品4を取り付ける。これによりフレキシブルケーブルを伝って操作部筐体に侵入する水を遮断できると共に、防水構造自体の構成を簡略化してコストの増加を抑え、操作部筐体内部のスペースを有効に利用してサイズの増加を抑え、防水部品の固定状態を目視で確認可能にして組み立ての作業性を向上させる。
【選択図】図3

Description

本発明は携帯情報端末に関し、特に、表示部筐体と操作部筐体とがヒンジ部によって支持されてなる折り畳み式の携帯情報端末における防水構造に関する。
近年、液晶画面などが配置される表示部筐体と操作キーなどが配置される操作部筐体とがヒンジ部によって開閉可能に支持される折り畳み式の携帯情報端末が広く普及している。この構造では、操作部筐体のキー操作部で入力した制御信号を表示部筐体の液晶画面などに伝達する必要があるために、表示部筐体と操作部筐体とはヒンジ部の内部を貫通するフレキシブルケーブルで接続される。また、表示部筐体及び操作部筐体の様々な動きに対してフレキシブルケーブルに負荷が加わらないようにするために、表示部筐体とヒンジ部の連結部分や、操作部筐体とヒンジ部の連結部分には、フレキシブルケーブルよりも大きいサイズの開口が設けられる。
そのため、ヒンジ部と操作部筐体や表示部筐体との間の切り込みからフレキシブルケーブルを伝って筐体内部に水などが浸入しやすく、特に、操作部筐体に水が侵入すると、内部回路のショートや内部部品の腐食などの問題を引き起こす原因となる。そこで、通常は筐体のフレキシブルケーブル挿通部分に様々な防水構造を設けて上記問題の発生を回避している。
例えば、下記特許文献1には、プリント基板を囲む周囲パッキンと、周囲パッキンと接続される第1のフレキ部パッキンと、フレキシブルプリント回路基板と挟み込んだ状態で、第1のフレキ部パッキンと嵌合する第2のフレキ部パッキンとを有するケースパッキンを備える折り畳み型携帯端末が開示されている。また、下記特許文献2には、第1筐体及び第2筐体に、ヒンジ部とケース部とを仕切、配線体が挿通される防水キャップを設けた携帯用電子機器が開示されている。
特開2005−32752号公報(第5−9頁、第2図) 特開2004−214927号公報(第3−6頁、第4図)
しかしながら、特許文献1記載の構造では、周囲パッキンと第1のフレキ部パッキンと第2のフレキ部パッキンなどの多数の部品を用いて防水を実現しているため、防水構造が複雑になり、コストの増加を招いてしまう。また、第1のフレキ部パッキン及び第2のフレキ部パッキンは各々の筐体の内部においてフロントケースとリアケースとで挟み込む構造であるため、各々の筐体内に第1のフレキ部パッキン及び第2のフレキ部パッキンを配置するためのスペースを設けなければならず、サイズの増加を招いてしまう。また、この構造ではフロントケースに周囲パッキンと第1のフレキ部パッキンとを装着した後、第1のフレキ部パッキンの凹凸面にフレキシブルプリント回路基板を配置し、第2のフレキ部パッキンを装着したリアケースを被せ、フロントケースとリアケースとをねじ等の固定手段を用いて固定するため、フロントケースとリアケースとを固定する段階でフレキシブルプリント回路基板が第1のフレキ部パッキンの凹凸面からずれたり、第1のフレキ部パッキン又は第2のフレキ部パッキンがフロントケース又はリアケースの溝などからずれてしまう場合があり、第1のフレキ部パッキンと第2のフレキ部パッキンの固定状態を目視で確認することができないため、組み立ての作業性が悪いという問題もある。
また、特許文献2記載の構造では、インサート成形等により防水キャップにフレキシブル配線基板が埋設されるため、特許文献1記載の構造に比べて部品点数を削減することができるが、防水キャップとフレキシブル配線基板とが一体的に構成されるため、汎用性が低く、防水キャップ又はフレキシブル配線基板の一方の部品のみを交換したい場合に他方の部品が無駄になってコストの増加を招いてしまう。また、防水キャップは各々の筐体内部において蓋部とケース部とで挟み込む構造であるため、各々の筐体内に防水キャップを配置するためのスペースを設けなければならず、サイズの増加を招いてしまう。また、この構造では防水キャップをケース部の内壁に設けた突出部に係合させた後、蓋部の内壁に設けた突出部に係合させ、蓋部をケース部に固定するため、やはり、蓋部とケース部とを固定する段階で防水キャップが蓋部又はケース部の突出部からずれてしまう場合があり、防水キャップの固定状態を目視で確認することができないため、組み立ての作業性が悪いという問題もある。
また、上記いずれの構造でも、表示部筐体と操作部筐体の双方に防水構造を設けているが、表示部筐体は操作部筐体に比べて防水の必要性が低く、過剰な防水構造となっているため、コストが増加するという問題もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、コストやサイズの増加を抑え、かつ、組み立ての作業性を向上させつつ、フレキシブルケーブルを伝って筐体内部に侵入する水による内部回路のショートや内部部品の腐食などの問題を効果的に回避することができる携帯情報端末の防水構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の携帯情報端末は、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部によって開閉可能に連結され、前記ヒンジ部内部を通過するフレキシブルケーブルによって前記第1の筐体内部の部品と前記第2の筐体内部の部品とが接続されてなる折り畳み式携帯情報端末において、前記フレキシブルケーブルが挿通される前記第1の筐体の前記ヒンジ部との連結部分に、前記第1の筐体に予め設けられた凸部又は凹部の少なくとも一部に係合する凹凸を有する係合部と、前記フレキシブルケーブルを挟み込む切り込みを有するケーブル挟持部とを少なくとも備える防水手段が配設され、前記第1の筐体の前記凸部又は前記凹部の少なくとも一部に前記防水手段の前記凹凸を係合させることにより、前記防水手段が前記連結部分を覆った状態で前記第1の筐体に略固定されるものである。
本発明においては、前記防水手段の前記ケーブル挟持部に、前記切り込みの各々の側に連結され、前記第1の筐体に予め設けられたスリットに挿入されるスリット挿入部を備え、前記スリットに前記スリット挿入部を押し込むことによって、前記ケーブル挟持部の前記切り込みの幅が狭まり、前記フレキシブルケーブルが前記ケーブル挟持部に略固定される構成とすることができる。
また、本発明においては、前記防水手段とキーシートとが一体的に形成されている構成とすることができる。
また、本発明においては、前記係合部の前記凹凸は、前記第1の筐体と前記ヒンジ部との連結面方向及び該連結面方向に略直交する方向の双方に対して形成されている構成とすることもできる。
また、本発明においては、前記第1の筐体は少なくとも操作部が配設される筐体であり、前記第2の筐体は少なくとも表示部が配設される筐体であることが好ましい。
このように、本発明では、フレキシブルケーブルが挿通される第1の筐体(好ましくは操作部筐体)のヒンジ部との連結部分に、第1の筐体の凸部又は凹部の少なくとも一部に係合する凹凸を有する係合部と、フレキシブルケーブルを挟み込む切り込みを有するケーブル挟持部とを備え、更に、ケーブル挟持部に、切り込みの各々の側に連結され、第1の筐体のスリットに挿入されるスリット挿入部を有する防水手段を設けているため、部品点数を減らしてコスト増加を抑え、第1の筐体に設けられたスペースを有効に利用してサイズの増加を抑え、防水手段の固定状態を目視で確認可能とすることにより組み立ての作業性を向上させつつ、水などの浸入による内部回路のショートや内部部品の腐食などの問題を回避することができる。
本発明の携帯情報端末によれば、下記記載の効果を奏する。
本発明の第1の効果は、コストやサイズの増加を抑えて、フレキシブルケーブルを伝って操作部筐体に侵入する水による不具合の発生を防止することができる。
その理由は、フレキシブルケーブルが挿通される操作部筐体のヒンジ部との連結部分に、操作部筐体に予め設けられた凸部又は凹部の少なくとも一部に係合する凹凸を有する係合部と、フレキシブルケーブルを挟み込む切り込みを有するケーブル挟持部とを備える防水手段を設け、また、ケーブル挟持部に、切り込みの各々の側に連結され、操作部筐体に予め設けられたスリットに挿入されるスリット挿入部を設け、スリットにスリット挿入部を押し込むことによってケーブル挟持部の切り込みの幅を狭めてフレキシブルケーブルを確実に固定することができるため、部品点数を減らし、かつ、操作部筐体に設けられたスペースを有効に利用しつつ、フレキシブルケーブルを伝って操作部筐体に侵入する水を確実に遮断することができるからである。
また、本発明の第2の効果は、不具合の発生を未然に防止し、組み立ての作業性を向上させて、効果的な防水構造を実現することができるということである。
その理由は、本発明の防水手段は操作部筐体と該筐体のカバーとで挟み込むことによって固定されるのではなく、係合部の凹凸を操作部筐体の凹凸に係合させることによって連結部分を覆った状態で操作部筐体に略固定されるため、操作部筐体をカバーで覆う前に防水手段が適切な状態で操作部筐体に固定されていることを目視で確認することができるからである。
従来技術で示したように、従来の折り畳み式携帯情報端末では、フレキシブルケーブルを伝って筐体内部に水などが浸入しやすく、内部回路のショートや内部部品の腐食などの問題を引き起こす原因となっていた。
この問題に対して、筐体全体を防水構造にする方法が考えられるが、その場合は防水構造が複雑になり、部品点数も増加するため、携帯情報端末のコストの増加を招いてしまう。また、ヒンジ部と筐体との連結部分ではなく、筐体の内部に防水構造を設ける構造も考えられるが、この場合は、筐体の内部に防水構造を設けるためのスペースを用意しなければならず、サイズの増加を招いてしまう。また、防水構造は筐体本体とカバーとで挟み込む方法が一般的であるが、この場合は筐体本体にカバーを取り付けた状態で防水構造の固定状態を確認することができないため、組み立ての作業性が悪く、防水構造が不適切な状態で固定されて負荷が加わったり隙間が生じ、防水が不完全になる場合も生じる。また、表示部が配置される筐体は操作部が配置される筐体に比べて防水の必要性が低く、双方の筐体に防水構造を設けるとコストの増加を招いてしまう。
このように防水構造としては様々な形態が考えられるが、コストやサイズの増加を抑え、組み立ての作業性を向上させるためには、簡便な構造でありながら効果的に防水することができ、かつ、目視で確認しながら防水手段を実装することができる構造を提案する必要がある。そこで、本発明では、最も効果的に水の侵入を防止することができるように、フレキシブルケーブルが挿通される操作部筐体のヒンジ部との連結部分に、操作部筐体に予め設けられた凸部又は凹部の少なくとも一部に係合する凹凸(連結面方向及び該連結面に直交する方向の双方の凹凸)を有する係合部と、フレキシブルケーブルを挟み込む切り込み及び切り込みの各々の側に接続され操作部筐体に予め設けられたスリットに挿入されるスリット挿入部を有するケーブル挟持部とで構成される防水部品を取り付ける。
上記防水部品により、フレキシブルケーブルを伝って操作部筐体に侵入する水を確実に遮断することができると共に、防水構造自体の構成を簡略化してコストの増加を抑えることができ、また、防水部品を操作部筐体のヒンジ部との連結部分に取り付けることにより、操作部筐体内部のスペースを有効に利用してサイズの増加を抑えることができ、更に、防水部品を単独で操作部筐体に略固定可能にすることにより、取り付け段階で防水部品の固定状態を目視で確認することができるため、組み立ての作業性も格段に向上させることができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る携帯情報端末について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本実施例の携帯情報端末の構造を示す斜視図であり、図2は、その主要構成部品を分解した図である。また、図3は、防水部品の構造を示す三面図であり、図4は、防水部品を実装した状態の携帯情報端末の構造を示す断面図である。図5及び図6は、防水部品の実装場所を詳細に示す拡大図である。
図1及び図2に示すように、本実施例の携帯情報端末は、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置などの表示手段などが配置される表示部筐体2(内部の構造を分かりやすくするためにカバーを外した状態を示している。)と、数字キーや特殊キー等のキー操作部、制御回路や通信回路等の回路基板などが配置される操作部筐体1(同様に、内部の構造を分かりやすくするためにカバーを外した状態を示している。)と、表示部筐体2と操作部筐体1とを開閉可能に連結するヒンジ部5と、表示部筐体2内に配置される部品と操作部筐体1内に配置される部品とを電気的に接続するための配線(以下、可撓性を有する配線を総称してフレキシブルケーブル3と呼ぶ。)と、本発明の特徴部分である防水部品4とを主な構成要素としており、フレキシブルケーブル3が通過する操作部筐体1とヒンジ部5との連結部分に防水部品4が配設される。
なお、本実施例では、表示部筐体2に表示部が配置され、操作部筐体1に操作部が配置される構成としているが、各々の筐体内に配置される部品は任意であり、例えば、双方の筐体にタッチパネルなどの操作手段を備える表示部を配置したり、他の構成要素(例えば、デジタルカメラ部)を設けるなどの変更が可能である。また、フレキシブルケーブル3は、その両端部が表示部筐体2及び操作部筐体1内に配置される部品に接続可能で、かつ、中央部分がヒンジ部5を通過可能な形状であればよく、その形状、材料などは任意である。また、防水部品4は、ある程度の柔軟性、伸縮性を備えていればよく、例えば、ゴムなどで形成することができる。
また、図3は、上記防水部品4の詳細な構造を示す三面図であり、理解を容易にするために構造を単純化して示している。図3に示すように、本実施例の防水部品4は、操作部筐体1に予め設けられた凸部又は凹部の少なくとも一部に係合する1又は複数の凹凸4d(好ましくは操作部筐体1とヒンジ部5の連結面方向及び該連結面方向に略直交する方向の双方に突出又は窪む凹凸)を有する係合部4aと、フレキシブルケーブル3を挟み込む切り込み4eを有するケーブル挟持部4bとで構成され、ケーブル挟持部4bには、更に、切り込み4eの各々の側に連結され、操作部筐体1に予め設けられたスリットに挿入されるスリット挿入部4cを備えている。そして、ヒンジ部5によって開閉可能な状態で組みつけられた操作部筐体1と表示部筐体2に対し、フレキシブルケーブル3が操作部筐体1のスリット部を通り、防水部品4は、操作部筐体1のスリットを覆い隠しつつ、フレキシブルケーブル3を挟み込むように実装される。
なお、図3の防水部品4も例示であり、操作部筐体1とヒンジ部5との連結部分に固定可能であり、該連結部分においてフレキシブルケーブル3を挟み込むことができ、かつ、フレキシブルケーブル3を挟み込んだ状態で操作部筐体1のスリットに挿入可能な形状であればよく、操作部筐体1の凹凸に合わせて係合部4aの凹凸4dの形状や配置を変更することができ、フレキシブルケーブル3の幅や厚み、屈曲具合に合わせてケーブル挟持部4bの切り込み4eの幅や形状を変更することができ、操作部筐体1のスリットに合わせてスリット挿入部4cの形状や配置を変更することができる。
次に、図4を参照して、防水部品4の実装構造について説明する。図4は、防水部品4を実装した後の携帯情報端末の構造をヒンジ軸方向から見た断面図であり、図3のX−X’線における断面を示している。図4に示すように、ヒンジ部5内部には表示部筐体2及び操作部筐体1を開閉可能にするためのヒンジリング5aが嵌挿されており、表示部筐体2からヒンジリング5aを介して操作部筐体1に向かうフレキシブルケーブル3は、ケーブル挟持部4b及びスリット挿入部4cに挟み込まれ、スリット挿入部4cは操作部筐体1に設けられたスリット1bに押し込まれる。上記構造により、携帯情報端末を開閉させたとき、フレキシブルケーブル3は防水部品4で挟まれた部分を支点として緩やかに捩れる動きをする。また、スリット挿入部4cをスリット1bに押し込むことによりケーブル挟持部4bの切り込み4eの幅が狭められるため、フレキシブルケーブル3を確実に固定することができると共に、フレキシブルケーブル3を伝って操作部筐体1内に損入する水を確実に遮断することができ、内部回路のショートや内部部品の腐食などの問題を回避することができる。
また、図5及び図6は、操作部筐体1のヒンジ部5との連結部分近傍の構造を示す拡大図であり、図5は防水部品4の実装前の状態、図6は防水部品4の実装後の状態を示している。図5に示すように、操作部筐体1の連結部分近傍には各構成部材を保持するための様々な凹凸1aが予め形成されており、図6に示すように、この操作部筐体1の凹凸1aに係合部4aの凹凸4dが係合するように防水部品4が配設される。そのため、操作部筐体1に防水部品4を略固定することができ、操作部筐体1をカバーで覆う前に、防水部品4が確実に実装されているか否かを目視で確認することが可能となり、組み立ての作業性を向上させると共に不具合の発生を未然に防止することができる。
このように、本実施例の携帯情報端末では、フレキシブルケーブル3が挿通される操作部端末1のヒンジ部5との連結部分に防水部品4を配置し、該防水部品4を、操作部筐体1に予め設けられた凹凸1aの少なくとも一部に係合する凹凸4dを有する係合部4aと、フレキシブルケーブル3を挟み込む切り込み4e及び切り込み4eの各々の側に連結され操作部筐体1に予め設けられたスリットに挿入されるスリット挿入部4cを有するケーブル挟持部4bとで構成しているため、フレキシブルケーブル3を伝って操作部筐体1に侵入する水を確実に遮断することができると共に、防水部品4自体の構成を簡略化してコストの増加を抑えることができ、また、操作部筐体1内部のスペースを有効に利用してサイズの増加を抑えることができ、更に、取り付け段階で防水部品4の固定状態を目視で確認可能にすることにより組み立ての作業性を向上させることもできる。
次に、本発明の第2の実施例に係る携帯情報端末について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施例の携帯情報端末の構造を示す斜視図であり、図8は、その主要構成部品を分解した図である。
前記した第1の実施例では、防水部品4を単体として形成したが、防水部品4に近接する部品であって防水部品4と同様の材料で形成されている部品は、防水部品4と一体的に形成することができる。例えば、図7及び図8に示すように、操作部筐体1の内部に配置されるキーシートがゴムなどで形成される場合は、防水部品4をキーシートと一体化してキーシート一体型防水部品6とすることもできる。
このように、防水部品4と他の部品とを一体化することにより、第1の実施例の効果に加えて、部品点数を削減して携帯情報端末のコストを削減することができると共に、別々に実装する場合に比べて実装工程を簡略化することができる。
なお、上記各実施例では、本発明の防水構造を、操作部筐体1と表示部筐体2とを開閉可能に支持する1軸のヒンジを有する携帯情報端末に適用する場合を示したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、操作部筐体1と表示部筐体2とを開閉可能及び回動可能に支持する2軸にヒンジ構造を有する携帯情報端末に対しても同様に適用することができる。
本発明は、携帯電話機に限らず、複数の筐体がヒンジ部によって可動可能に連結されている任意の携帯機器、例えば、PDA(Personal Digital Assistance)やゲーム機、電子ブックなどに適用することができる。
本発明の第1の実施例に係る携帯情報端末の構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施例に係る携帯情報端末の構造を示す分解図である。 本発明の第1の実施例に係る防水部品の構造を示す三面図である。 本発明の第1の実施例に係る防水部品の実装構造をヒンジ軸方向から見た示す断面図であり、図3のX−X’線における断面を示している。 本発明の第1の実施例に係る携帯情報端末における操作部筐体の連結部分の防水部品実装前の詳細構造を示す拡大図である。 本発明の第1の実施例に係る携帯情報端末における操作部筐体の連結部分の防水部品実装後の詳細構造を示す拡大図である。 本発明の第2の実施例に係る携帯情報端末の構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例に係る携帯情報端末の構造を示す分解図である。
符号の説明
1 操作部筐体
1a 凹凸
1b スリット
2 表示部筐体
3 フレキシブルケーブル
4 防水部品
4a 係合部
4b ケーブル挟持部
4c スリット挿入部
4d 凹凸
4e 切り込み
5 ヒンジ部
5a ヒンジリング
6 キーシート一体型防水部品

Claims (5)

  1. 第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部によって開閉可能に連結され、前記ヒンジ部内部を通過するフレキシブルケーブルによって前記第1の筐体内部の部品と前記第2の筐体内部の部品とが接続されてなる折り畳み式携帯情報端末において、
    前記フレキシブルケーブルが挿通される前記第1の筐体の前記ヒンジ部との連結部分に、前記第1の筐体に予め設けられた凸部又は凹部の少なくとも一部に係合する凹凸を有する係合部と、前記フレキシブルケーブルを挟み込む切り込みを有するケーブル挟持部とを少なくとも備える防水手段が配設され、
    前記第1の筐体の前記凸部又は前記凹部の少なくとも一部に前記防水手段の前記凹凸を係合させることにより、前記防水手段が前記連結部分を覆った状態で前記第1の筐体に略固定されることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記防水手段の前記ケーブル挟持部に、前記切り込みの各々の側に連結され、前記第1の筐体に予め設けられたスリットに挿入されるスリット挿入部を備え、前記スリットに前記スリット挿入部を押し込むことによって、前記ケーブル挟持部の前記切り込みの幅が狭まり、前記フレキシブルケーブルが前記ケーブル挟持部に略固定されることを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 前記防水手段とキーシートとが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯情報端末。
  4. 前記係合部の前記凹凸は、前記第1の筐体と前記ヒンジ部との連結面方向及び該連結面方向に略直交する方向の双方に対して形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の携帯情報端末。
  5. 前記第1の筐体は少なくとも操作部が配設される筐体であり、前記第2の筐体は少なくとも表示部が配設される筐体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の携帯情報端末。
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