JP2007158236A - 携帯情報端末及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立工程を削減すると共に組立作業を容易にして組立コストを低減することができ、携帯情報端末の組立時や使用時にフレキシブルケーブルを効果的に保護することができる携帯情報端末及びその組立方法の提供。
【解決手段】ヒンジユニット8及び仮止めヒンジ9を操作部筐体2のヒンジ収納部2aに固定するためのブラケット5に、フレキシブルケーブル4に接触することなくフレキシブルケーブル4の上部から載置可能な構造の切り欠き部5dを設け、ブラケット5を落とし込むことによって携帯情報端末の組み立て可能にする。また、上記ブラケット5に、フレキシブルケーブル4の周囲に空間を確保するための側壁部5c及び屋根部5bからなる保護部5aを設け、携帯情報端末の組立時や使用時にフレキシブルケーブル4と他の部品との接触を防止し、フレキシブルケーブル4に負荷がかからないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯情報端末及びその組立方法に関し、特に、折り畳み式の携帯情報端末及びその組立方法に関する。
近年、液晶画面などが配置される表示部筐体と操作キーなどが配置される操作部筐体とがヒンジ部によって開閉可能に支持される折り畳み式の携帯情報端末が広く普及している。この折り畳み式の携帯情報端末では、操作部筐体の操作キーなどで入力した制御信号を表示部筐体の液晶画面などに伝達する必要があるために、表示部筐体と操作部筐体とはヒンジ部の内部を通過するフレキシブルケーブルで接続される。このフレキシブルケーブルに関して、例えば、下記特許文献1には、フレキシブル基板を巻き回してなるロール状緩衝部の外径を小さく抑え、機器の小型化及び信頼性の向上を図る構造が開示されている。
また、デザイン性の向上を図るために、ヒンジ部を筐体内に収納する構造の携帯情報端末も普及している。この構造では、筐体内にヒンジ部を固定する必要があることから、図6に示すようなブラケット10を用い、このブラケット10を操作部筐体2に固定することによってヒンジ部をヒンジ収納部2aに固定すると共に、ブラケット10に設けたスリット10aにフレキシブルケーブル4を挟み込むことによってフレキシブルケーブル4を固定している。
特開2003−258961号公報(第3頁、第4図)
上記構造のブラケット10を有する携帯情報端末は、通常、ブラケット10に設けたスリット10aに一端が操作部基板3に接続されたフレキシブルケーブル4を挟み込む第1の工程と、ヒンジ収納部2aにヒンジを配置して、操作部筐体2と表示部筐体7とを開閉可能に連結する第2の工程と、操作部筐体2及び表示部筐体7の内部に、ブラケット10とフレキシブルケーブル4とを同時に配設する第3の工程と、ブラケット10を操作部筐体2にネジ6で固定し、ヒンジ部を操作部筐体2のヒンジ収納部2aに固定する第4の工程の4つの工程で組み立てられる。
しかしながら、上記組立方法では、ブラケット10のスリット10aにフレキシブルケーブル4を挟み込む第1の工程が必要であるために組立工程が多く、また、ブラケット10のスリット10aにフレキシブルケーブル4を挿通させた状態で、操作部筐体2及び表示部筐体7の適切な位置にブラケット10やフレキシブルケーブル4を配置して組み込まなければならないために組立作業が難しく、これらにより、組立コストがかかってしまうという問題がある。
また、ブラケット10のスリット10aにフレキシブルケーブル4を挿通させた状態で組立作業を行うため、フレキシブルケーブル4が筐体や他の部品に絡まったり、接触しやすく、また、フレキシブルケーブル4に余分な負荷がかかりやすいため、フレキシブルケーブル4が損傷してしまうという問題もある。
さらに、上記構造では、ブラケット10のスリット10aでフレキシブルケーブル4を保持しており、筐体の開閉時にフレキシブルケーブル4がヒンジの内部で撓み、撓んだ部分が筐体や他の部品に挟まれたり、接触しやすいため、フレキシブルケーブル4が損傷してしまうという問題もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、組立工程を削減すると共に組立作業を容易にし、組立コストを低減することができる携帯情報端末及びその組立方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、組立作業時や携帯情報端末の使用時(筐体の開閉時)におけるフレキシブルケーブルの損傷を防止することができる携帯情報端末及びその組立方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の筐体にヒンジ部が収納され、前記ヒンジ部によって前記第1の筐体と第2の筐体とが開閉可能に連結され、前記ヒンジ部を通過するフレキシブルケーブルによって前記第1の筐体内の第1の基板と前記第2の筐体内の第2の基板とが接続される携帯情報端末において、前記ヒンジ部を前記第1の筐体に固定するためのブラケットを備え、前記ブラケットに、前記ヒンジ部から前記第1の基板に向かう前記フレキシブルケーブルに干渉しない形状の切り欠き部を有するものである。
本発明においては、更に、前記ブラケットに、前記切り欠き部を通過する前記フレキシブルケーブルを覆い、前記フレキシブルケーブルの周囲に空間を確保する保護部を有する構成とすることができ、前記保護部は、前記切り欠き部の周縁の少なくとも一部から上方に延びる側壁部と、前記側壁部の上方端部の少なくとも一部を連結する屋根部とで構成することができる。
また、本発明は、第1の筐体にヒンジ部が収納され、前記ヒンジ部によって前記第1の筐体と第2の筐体とが開閉可能に連結され、前記ヒンジ部を通過するフレキシブルケーブルによって前記第1の筐体内の第1の基板と前記第2の筐体内の第2の基板とが接続される携帯情報端末の組立方法であって、前記第1の基板に接続された前記フレキシブルケーブルと、前記ヒンジ部と、前記第2の基板が収納された前記第2の筐体とを組み立てる第1の工程と、前記第1の筐体に前記第1の基板を落とし込み、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開閉可能に連結する第2の工程と、前記第1の筐体に、前記ヒンジ部から前記第1の基板に向かう前記フレキシブルケーブルに干渉しない形状の切り欠き部を有するブラケットを落とし込み、前記ブラケットを前記第1の筐体に固定することによって、前記ヒンジ部を前記第1の筐体に固定する第3の工程と、を少なくとも有するものである。
本発明においては、前記ブラケットに、前記切り欠き部を通過する前記フレキシブルケーブルを覆い、前記フレキシブルケーブルの周囲に空間を確保する保護部を設け、前記空間により、前記第3の工程又は組立後における前記フレキシブルケーブルと他の部品との接触を防止する構成とすることができ、前記保護部を、前記切り欠き部の周縁の少なくとも一部から上方に延びる側壁部と、前記側壁部の上方端部の少なくとも一部を連結する屋根部とで構成することができる。
このように、本発明では、ヒンジ部を第1の筐体に固定するためのブラケットに、フレキシブルケーブルに干渉しない形状の切り欠き部を設けているため、フレキシブルケーブルの上部からブラケットを落とし込んで携帯情報端末を組み立てることができ、これにより、組立工程を削減すると共に組立作業を容易にし、組立コストを低減することができる。
また、ブラケットに、フレキシブルケーブルを覆い、フレキシブルケーブルの周囲に空間を確保するための側壁部及び屋根部からなる保護部を設けているため、携帯情報端末の組立時や使用時(筐体の開閉時)において、フレキシブルケーブルと他の部品との接触を防止し、フレキシブルケーブルに負荷がかからないようにすることができ、これにより、フレキシブルケーブルの損傷を防止することができる。
本発明の携帯情報端末及びその組立方法によれば、下記記載の効果を奏する。
本発明の第1の効果は、携帯情報端末の組立工程を削減すると共に組立作業を容易にし、組立コストを低減することができるということである。その理由は、ヒンジ部を筐体内に固定するためのブラケットに、ヒンジ部から操作部基板に向かうフレキシブルケーブルに干渉しない形状の切り欠き部を設けているため、従来方法のように、予めブラケットのスリットにフレキシブルケーブルを挿通させたり、スリットにフレキシブルケーブルを挿通させた状態で組み込む必要がなく、フレキシブルケーブルの上部からブラケットを落とし込むことによって携帯情報端末を組み立てることができからである。
また、本発明の第2の効果は、フレキシブルケーブルの損傷を防止することができるということである。その理由は、上記ブラケットに、フレキシブルケーブルを覆い、フレキシブルケーブルの周囲に空間を確保するための側壁部及び屋根部からなる保護部を設けているため、携帯情報端末の組立時や使用時(筐体の開閉時)に、フレキシブルケーブルと他の部品とが接触することがなく、また、フレキシブルケーブルに余分な負荷をかけることがないからである。
上述したように、従来の携帯情報端末では、スリットにフレキシブルケーブルを挿通させた後、ブラケットとフレキシブルケーブルとを同時に筐体に組み込んでいたため、組立工程が多く、また、組み込み中にブラケットとフレキシブルケーブルとの位置関係を調整したり、ブラケットやフレキシブルケーブルの挿入方向や角度などを調整しなければならず、組立作業が難しいという問題があった。また、スリットにフレキシブルケーブルを挿通させた状態で組み立てを行うため、組立中にフレキシブルケーブルが筐体や他の部品に絡まったり、接触したり、余分な負荷がかかり、フレキシブルケーブルが損傷してしまうという問題もあった。更に、上記構造ではフレキシブルケーブルをスリットで保持しているために、携帯情報端末の使用時(筐体の開閉時)にフレキシブルケーブルが撓み、撓んだフレキシブルケーブルが他の部品と接触して損傷してしまうという問題もあった。
これらの問題は、ヒンジを固定するためのブラケットでフレキシブルケーブルを固定するという構造に起因していることから、本発明では、ブラケットでフレキシブルケーブルを固定するのではなく、フレキシブルケーブルを覆う構造とする。すなわち、ブラケットに、フレキシブルケーブルに干渉せず、フレキシブルケーブルの上部から載置可能な形状の切り欠き部と、フレキシブルケーブルを覆い、フレキシブルケーブルの周囲に空間を確保するための側壁部及び屋根部からなる保護部とを設け、これにより上記問題を解決している。以下、その具体的構成について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施例に係る携帯情報端末及びその組立方法について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施例の携帯情報端末の操作部筐体及びブラケットの構造を示す斜視図であり、図2は、本実施例の携帯情報端末の組立構造を示す斜視図である。また、図3及び図4は、本実施例の携帯情報端末の組立工程を示す上面図及び側面図であり、図5は、本実施例のブラケットによって固定されたヒンジ部近傍の構造を示す平面図及びX−X’断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施例の携帯情報端末は、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置などが配置される表示部筐体7と、数字キーや特殊キー等のキー操作部、制御回路や通信回路等が形成された操作部基板3などが配置される操作部筐体2と、表示部筐体7内に配置される部品と操作部基板3とを電気的に接続するための配線(以下、可撓性を有する配線を総称してフレキシブルケーブル4と呼ぶ。)と、表示部筐体7と操作部筐体2とを開閉可能に連結するヒンジユニット8と、フレキシブルケーブル4を貫通させる構造を有する仮止めヒンジ9と、操作部筐体2にヒンジユニット8や仮止めヒンジ9を固定すると共にフレキシブルケーブル4を保護するブラケット5とを主な構成要素としている。
また、表示部筐体7には、ヒンジ部(ヒンジユニット8と仮止めヒンジ9)を挿通し、フレキシブルケーブル4を表示部筐体7に引き込むための開口部を有する接合部7aを備え、操作部筐体2には、ヒンジ部と上記接合部7aとを回動可能に格納するためのヒンジ格納部2a及び開口部と、ブラケット5を操作部筐体2に固定するためのネジ6に螺合するネジ口2bと備えている。
なお、本実施例では、ヒンジ部(ヒンジユニット8と仮止めヒンジ9)が筐体内部に収納される構造を基本とするが、ヒンジ部が筐体外部に形成される構造に対しても適用可能である。また、表示部筐体7に表示部が配置され、操作部筐体2に操作部が配置される構成としたが、各々の筐体内に配置される部品は任意であり、例えば、双方の筐体にタッチパネルなどの操作手段を備える表示部を配置したり、他の構成要素(例えば、デジタルカメラ部)を設けるなどの変更も可能である。また、フレキシブルケーブル4は、その両端部が表示部筐体7及び操作部筐体2内に配置される部品に接続可能で、かつ、中央部分が仮止めヒンジ9などを貫通可能であればよく、その形状や材料などは限定されず、フレキシブルケーブル4上に回路が形成されていてもよい。
以下、本実施例の特徴部分であるブラケット5の詳細な構造及びその機能について説明する。
ブラケット5は、フレキシブルケーブル4を通過させるための切り欠き部5dと、切り欠き部5dを通るフレキシブルケーブル4を保護するための屋根部5b及び側壁部5cからなる保護部5aと、ブラケット5を操作部筐体2に固定するためのネジ6を挿通させるネジ穴5eとを有している。また、ブラケット5の裏面(ヒンジ部を固定する面)は、ヒンジ部や操作部筐体2の凸部/凹部に対応する凹部/凸部を有しており、ヒンジ部や操作部筐体2などと係合するように構成される。なお、本実施例ではブラケット5をネジ6で固定する構造としているが、固定はネジ6に限らず、例えば操作部筐体2の凸部/凹部にブラケット5の凹部/凸部を嵌合させて固定するなどの他の方法を用いてもよい。
また、上記切り欠き部5dは、フレキシブルケーブル4の上部からブラケット5を載置してもフレキシブルケーブル4に干渉しないように構成され、仮止めヒンジ9から操作部基板3に向かうフレキシブルケーブル4の通過領域が切り取られて形成される。この切り欠き部5dの幅はフレキシブルケーブル4の幅よりも広ければよいが、切り欠き部5dの幅が広すぎるとフレキシブルケーブル4が横方向(ヒンジの軸方向)に大きくずれてフレキシブルケーブル4が絡まったり、過度の負荷が加わる恐れがあることから、フレキシブルケーブル4の幅よりも多少広くすることが好ましい。また、切り欠き部5dはフレキシブルケーブル4の上部からブラケット5を載置可能であればよく、その形状や構造は図の記載に限定されない。
また、屋根部5b及び側壁部5cは、フレキシブルケーブル4と筐体や他の部品との接触を防止し、かつ、携帯情報端末の使用時(表示部筐体7及び操作部筐体2の開閉時)にフレキシブルケーブル4が撓んだ場合でも、フレキシブルケーブル4とブラケット5とが接触しないように、フレキシブルケーブル4の周囲に空間が確保されるように形成される。具体的には、切り欠き部5dの周縁の少なくとも一部から上方に向かって側壁部5cが形成され、その側壁部5cの上方端部の少なくとも一部を連結するように屋根部5bが形成される。なお、図1及び図2における屋根部5b及び側壁部5cの形状は例示であり、フレキシブルケーブル4を覆い、フレキシブルケーブル4の周囲に空間が確保可能な形状であればよく、例えば、屋根部5bをフレキシブルケーブル4の上面の一部を覆うように形成するなどの変更も可能である。
次に、図2乃至図4を用いて、本実施例の携帯情報端末の組立工程について説明する。本実施例の携帯情報端末の組立工程は、大別して、操作部筐体2に落とし込むための部品群を組み立てる工程(工程Aと呼ぶ。)と、工程Aで組み立てた部品郡を操作部筐体2に落とし込む工程(工程Bと呼ぶ。)と、落とし込んだ部品郡の上からブラケット5を落とし込んで固定する工程(工程Cと呼ぶ。)の3つの工程で構成され、図3及び図4の(a)、(b)、(c)の各図は、工程A、工程B、工程Cに対応している。
まず、工程Aでは、仮止めヒンジ9をフレキシブルケーブル4のクランク部分に組み合わせた後、図3(a)に示すように、表示部筐体7に設けられた筒状の接合部7aの筒の中に、仮止めヒンジ9とヒンジユニット8とを対向させて挿入して固定する。これにより、図4(a)に示すように、操作部基板2と表示部筐体7とがフレキシブルケーブル4によって連結されるように組み立てられる。
次に、工程Bでは、工程Aで組み立てられた部品を垂直方向(図2の矢印B方向)から操作部筐体2に落とし込むように挿入する。これにより、図3(b)に示すように、操作部基板3は操作部筐体2に配設され、ヒンジユニット8と仮止めヒンジ9とはヒンジ収納部2a内の2つのネジ口2bの間に配設される。また、図4(b)に示すように、接合部7aとヒンジユニット8と仮止めヒンジ9とはヒンジ収納部2aの底部の湾曲に係合するため、操作部筐体2に対して水平方向のずれが生じないように配設される。
次に、工程Cでは、垂直方向(図2の矢印C方向)から、フレキシブルケーブル4が保護部5aに収納されるようにブラケット5を落とし込み、図3(c)及び図4(c)に示すように、ブラケット5の両端のネジ穴5eにネジ6を挿通し、そのネジ6を操作部筐体2のネジ口2bにねじ込むことにより、ヒンジユニット8と仮止めヒンジ9とをヒンジ収納部2a内部に固定する。
上記3つの工程を経て組み立てた携帯情報端末のブラケット5(特に保護部5a)の構造について、図5を参照して説明する。図5(a)は工程C後のヒンジ収納部2a近傍を上部から見た平面図であり、図5(b)はそのX−X’の断面を示している。なお、図5では説明を容易にするために表示部筐体7を省略している。
図5(b)に示すように、仮止めヒンジ9と切り欠き部5dとを通過したフレキシブルケーブル4は、保護部5aで形成される空間を通過して、操作部筐体2の操作部基板3に接続される。その際、屋根部5bによって、フレキシブルケーブル4と上部の部品との接触が防止されると共に、上部から強い力が加わった場合でもフレキシブルケーブル4に加わる力を緩衝する役割も果たす。また、切り欠き部5dによって確保される間隔Zと屋根部5bによって確保される間隔Yとにより、フレキシブルケーブル4が筐体の開閉によって撓んだ場合でもフレキシブルケーブル4とブラケット5との接触を防止することができる。
このように、本実施例の携帯情報端末及びその組立方法では、ヒンジ部を筐体(ここでは操作部筐体2)に固定するためのブラケット5に、フレキシブルケーブル4の上部からブラケット5を載置してもフレキシブルケーブル4に干渉しないように構成された切り欠き部5dを設けているため、ブラケット5を筐体に落とし込んで携帯情報端末を組み立てることができ、従来方法のようにフレキシブルケーブルをブラケットのスリットに挟み込む必要がないため組立工程を削減することができ、また、フレキシブルケーブルをスリットに挟み込んだ状態で組み立てる必要をないため組立作業を容易にすることができ、これらにより組立コストを低減することができる。
また、ブラケット5を筐体に落とし込む構造であるため、組立時にフレキシブルケーブル4が筐体や他の部品に絡まったり接触したりフレキシブルケーブル4に余分な負荷がかかることがなく、フレキシブルケーブル4の損傷を防止することができる。
さらに、ブラケット5に、前記切り欠き部5dを通るフレキシブルケーブル4の周囲に空間を確保してフレキシブルケーブル4を保護するための屋根部5b及び側壁部5cからなる保護部5aを設けているため、携帯情報端末の組立時や使用時(筐体の開閉時)において、フレキシブルケーブル4が筐体や他の部品と接触したり、フレキシブルケーブル4に余分な負荷がかかることがないため、フレキシブルケーブル4の損傷を防止することができる。
なお、上記実施例では、1軸ヒンジ構造の折り畳み携帯情報端末について説明したが、他のヒンジ構造、たとえば、2軸ヒンジ構造の折り畳み携帯情報端末に対しても本実施例のブラケットを利用することができる。
本発明は、携帯電話機に限らず、2つの筐体がヒンジ部によって連結される折り畳み構造の任意の機器、例えば、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯型コンピュータ、ゲーム機などにも適用することができる。
本発明の一実施例に係る携帯情報端末の操作部筐体及びブラケットの構造を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る携帯情報端末の組立構造を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る携帯情報端末の組立工程を示す上面図である。 本発明の一実施例に係る携帯情報端末の組立工程を示す側面図である。 本発明の一実施例に係る携帯情報端末のヒンジ部近傍の構造を示す平面図及び断面図である。 従来の携帯情報端末の組立構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯情報端末
2 操作部筐体
2a ヒンジ収納部
2b ネジ口
3 操作部基板
4 フレキシブルケーブル
5 ブラケット
5a 保護部
5b 屋根部
5c 側壁部
5d 切り欠き部
5e ネジ穴
6 ネジ
7 表示部筐体
7a 接合部
8 ヒンジユニット
9 仮止めヒンジ
10 ブラケット
10a スリット
10b ネジ穴

Claims (6)

  1. 第1の筐体にヒンジ部が収納され、前記ヒンジ部によって前記第1の筐体と第2の筐体とが開閉可能に連結され、前記ヒンジ部を通過するフレキシブルケーブルによって前記第1の筐体内の第1の基板と前記第2の筐体内の第2の基板とが接続される携帯情報端末において、
    前記ヒンジ部を前記第1の筐体に固定するためのブラケットを備え、
    前記ブラケットに、前記ヒンジ部から前記第1の基板に向かう前記フレキシブルケーブルに干渉しない形状の切り欠き部を有することを特徴とする携帯情報端末。
  2. 更に、前記ブラケットに、前記切り欠き部を通過する前記フレキシブルケーブルを覆い、前記フレキシブルケーブルの周囲に空間を確保する保護部を有することを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 前記保護部は、前記切り欠き部の周縁の少なくとも一部から上方に延びる側壁部と、前記側壁部の上方端部の少なくとも一部を連結する屋根部とで構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯情報端末。
  4. 第1の筐体にヒンジ部が収納され、前記ヒンジ部によって前記第1の筐体と第2の筐体とが開閉可能に連結され、前記ヒンジ部を通過するフレキシブルケーブルによって前記第1の筐体内の第1の基板と前記第2の筐体内の第2の基板とが接続される携帯情報端末の組立方法であって、
    前記第1の基板に接続された前記フレキシブルケーブルと、前記ヒンジ部と、前記第2の基板が収納された前記第2の筐体とを組み立てる第1の工程と、
    前記第1の筐体に前記第1の基板を落とし込み、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開閉可能に連結する第2の工程と、
    前記第1の筐体に、前記ヒンジ部から前記第1の基板に向かう前記フレキシブルケーブルに干渉しない形状の切り欠き部を有するブラケットを落とし込み、前記ブラケットを前記第1の筐体に固定することによって、前記ヒンジ部を前記第1の筐体に固定する第3の工程と、を少なくとも有することを特徴とする携帯情報端末の組立方法。
  5. 前記ブラケットに、前記切り欠き部を通過する前記フレキシブルケーブルを覆い、前記フレキシブルケーブルの周囲に空間を確保する保護部を設け、
    前記空間により、前記第3の工程又は組立後における前記フレキシブルケーブルと他の部品との接触を防止することを特徴とする請求項4記載の携帯情報端末の組立方法。
  6. 前記保護部を、前記切り欠き部の周縁の少なくとも一部から上方に延びる側壁部と、前記側壁部の上方端部の少なくとも一部を連結する屋根部とで構成することを特徴とする請求項4又は5に記載の携帯情報端末の組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7424569B2 (ja) 2019-12-20 2024-01-30 ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド 折り畳み式スクリーンデバイス

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