JP2007080931A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 強誘電体層の還元を効果的に防止することができ、絶縁性および強誘電体特性に優れた強誘電体層を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置100は、基板10と、基板10の上方に設けられた第1電極32と、第1電極32の上方に設けられた強誘電体層34と、強誘電体層34の上方に設けられた第2電極36と、第1電極32の上方に設けられ、かつ、少なくとも強誘電体層34の側面に設けられた絶縁性のサイドスペーサ14と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1電極、強誘電体層、および第2電極を含む半導体装置に関する。
強誘電体メモリ装置(FeRAM)は、低電圧および高速動作が可能な不揮発性メモリであり、メモリセルが1トランジスタ/1キャパシタ(1T/1C)で構成できるため、DRAMなみの集積化が可能であることから、大容量不揮発性メモリとして期待されている。
一般に、スタック構造を有する強誘電体キャパシタを形成するためには、第1電極、強誘電体層、および第2電極を含む積層体を、各層毎にエッチング条件を変えながら一括してエッチングする。
しかしながら、上記積層体は膜厚が大きいため、一括してエッチングするのが困難である。また、第1および第2電極は一般に、白金やイリジウムなどのエッチングが困難な材料からなるため、エッチングの制御が困難である。さらに、強誘電体層は一般に酸化性材料からなるため、水素により還元されやすい。
特開2002−359361号公報 特開2002−298022号公報
本発明の目的は、強誘電体層の還元を効果的に防止することができ、絶縁性および強誘電体特性に優れた強誘電体層を有する半導体装置を提供することである。
本発明の第1の態様の半導体装置は、
基板と、
前記基板の上方に設けられた第1電極と、
前記第1電極の上方に設けられた強誘電体層と、
前記強誘電体層の上方に設けられた第2電極と、
前記第1電極の上方に設けられ、かつ、少なくとも前記強誘電体層の側面に設けられた絶縁性のサイドスペーサと、
を含む。
本発明の第1の態様の半導体装置によれば、強誘電体層の還元を効果的に防止することができ、絶縁性および強誘電体特性に優れた強誘電体層を有することができる。
上記本発明の第1の態様の半導体装置において、前記第1電極は、第1領域と、前記第1領域よりも膜厚が小さい第2領域とを含み、前記第2領域は、前記第1領域の端部に設けられ、前記サイドスペーサは、前記第2領域の上方に設けられていることができる。
また、上記本発明の第1の態様の半導体装置において、前記サイドスペーサは強誘電体材料からなることができる。
本発明の第2の態様の半導体装置は、
基板と、
前記基板の上方に設けられた第1電極と、前記第1電極の上方に設けられた強誘電体層と、前記強誘電体層の上方に設けられた第2電極とを含む、積層体と、
前記積層体の側面に設けられた、強誘電体膜からなるサイドスペーサと、
を含む。
本発明の第2の態様の半導体装置によれば、強誘電体層の還元を効果的に防止することができ、絶縁性および強誘電体特性に優れた強誘電体層を有することができる。
上記本発明の第1および第2の態様の半導体装置において、前記強誘電体層と前記サイドスペーサとが同一材料からなることができる。この構成によれば、強誘電体層の還元をより効果的に防止することができ、かつ、前記強誘電体層の特性が変化するのを防止することができる。
以下、本発明に好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.第1の実施の形態
1−1.半導体装置
図1は、本発明の一実施の形態の半導体装置(強誘電体メモリ装置)100を模式的に示す断面図である。図1に示すように、半導体装置100は、強誘電体キャパシタ30と、プラグ20と、強誘電体キャパシタ30のスイッチングトランジスタ18とを含む。なお、本実施形態においては、1T/1C型のメモリセルについて説明するが、本発明が適用されるのは1T/1C型のメモリセルに限定されない。
トランジスタ18は、ゲート絶縁層11と、ゲート絶縁層11上に設けられたゲート導電層13と、ソース/ドレイン領域である第1および第2不純物領域17,19とを含む。また、プラグ20はスイッチングトランジスタ18と電気的に接続されている。
強誘電体キャパシタ30は、第1バリア層12と、第1バリア層12の上方に設けられた第1電極32と、第1電極32の上方に設けられた強誘電体層34と、強誘電体層34の上方に設けられた第2電極36とを含む。
また、本実施の形態の半導体装置100はさらに、絶縁性のサイドスペーサ14を含む。このサイドスペーサ14は、第1電極32の上方に設けられ、かつ、少なくとも強誘電体層34の側面に設けられている。本実施の形態の半導体装置100においては、このサイドスペーサ14は、図1に示すように、第1電極32上に設けられ、かつ、強誘電体層34および第2電極36の側面に設けられている。
すなわち、図1に示すように、第1電極32の上には、強誘電体層34および第2電極36の積層体とともに、サイドスペーサ14が設けられているため、強誘電体層34および第2電極36の断面の幅は第1電極32の断面の幅より小さい。また、第1電極32の断面の幅は、サイドスペーサ14の断面の幅と強誘電体層34(第2電極36)の断面の幅との和にほぼ等しい。
また、この強誘電体キャパシタ30は、絶縁層26に設けられたプラグ20の上に設けられている。このプラグ20は、第2不純物領域19の上に形成されている。プラグ20は、開口部24と、開口部24内に設けられたプラグ導電層22とを含む。プラグ導電層22は例えば、タングステン,モリブデン,タンタル,チタン,ニッケルなどの高融点金属からなり、タングステンからなることが好ましい。
第1バリア層12は、少なくとも一部がプラグ20上に設けられている。この第1バリア層12は、プラグ20の酸化を防止するために設けられている。第1バリア層12の材質は、導電性を有し、かつ、酸素バリア性を有する材料からなるのであれば特に限定されない。
第1バリア層12としては、例えば、TiAlN,TiAl,TiSiN,TiN,TaN,TaSiNを挙げることができ、なかでも、チタン、アルミニウム、および窒素を含む層(TiAlN)であることがより好ましい。
第1バリア層12がTiAlNからなる場合、第1バリア層12におけるチタン,アルミニウム,窒素の組成(原子比)は、第1バリア層12の組成を化学式Ti(1−x)AlNyで表すとき、0<x≦0.5であり、かつ、0<yであるのがより好ましい。
第1電極32は白金、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、およびイリジウムから選ばれる少なくとも1種の金属からなることができ、好ましくは白金またはイリジウムからなり、より好ましくはイリジウムからなる。また、第1電極32は、単層膜でもよいし、または積層した多層膜でもよい。
強誘電体層34は強誘電体物質を含む。この強誘電体物質は、ペロブスカイト型の結晶構造を有し、AB1−aXaOの一般式で示すことができる。ここで、AはPb、Ca、Sr、La等の元素、BおよびXはTi、Zr、Nb、Mg等の元素から構成される。PbTi1−aZr(PZT)が代表的な材料であり、この基本構成にさらに微量の添加元素を加えても良い。また、ペロブスカイト型から派生した結晶構造を有するSrBiTa(SBT)、(Bi,La)Ti12(BLT)も上記強誘電体物質として用いることができる。
中でも、強誘電体層34の材料としてはPZTが好ましく、この場合、素子の信頼性の観点から、第1電極32はイリジウムであるのがより好ましい。また、強誘電体層34としてPZTを用いる場合、より大きな自発分極量を獲得するため、PZTにおけるチタンの含有量がジルコニウムの含有量より多いことがより好ましい。
第2電極36は、第1電極32に使用可能な材料として例示した上記材料もしくはその酸化物からなることができ、あるいは、アルミニウム,銀,ニッケルなどからなることができる。また、第2電極36は、単層膜でもよいし、または積層した多層膜でもよい。好ましくは、第2電極36は、白金、あるいはイリジウムオキサイドとイリジウムとの積層膜からなる。
また、本実施の形態の半導体装置100においては、図1に示すように、強誘電体キャパシタ30の側面および上面を覆うように第2バリア層42が設けられている。この第2バリア層42は、強誘電体層34の還元を防ぐために、水素バリア性を有する材料からなるのが好ましい。第2バリア層42は例えばアルミナやp−TEOSからなることができる。
さらに、第2バリア層42の上には絶縁層27が設けられ、絶縁層27および第2バリア層42を貫通するプラグ21が強誘電体キャパシタ30上に設けられている。プラグ21は、開口部25と、開口部25内に設けられたプラグ導電層23とを含む。プラグ導電層23は、プラグ導電層22として例示した材料からなることができる。また、プラグ23および絶縁層27の上には配線層29が設けられており、配線層29の上には絶縁層28が設けられている。
図2は、図1に示す強誘電体キャパシタ30近傍を模式的に示す断面図である。強誘電体キャパシタに含まれる強誘電体層は一般に酸化物材料からなるため、還元されやすい。強誘電体層が還元されることにより、絶縁性および強誘電体特性が低下するという問題が生じる。強誘電体層を還元する原因物質の1つが水素である。したがって、強誘電体キャパシタでは一般に、水素の侵入を防ぐことが求められている。
図2において、矢印は、図1に示す強誘電体キャパシタ30における水素の侵入経路を示している。すなわち、図2に示すように、水素はプラグ21と絶縁層27との界面および第2バリア層42と第2電極36との界面を経て、あるいはプラグ22と第1バリア層12との界面および第2バリア層42と第1電極32との界面を経て、サイドスペーサ14に侵入しようとする。水素が強誘電体層34内に侵入すると、水素によって強誘電体層34が還元されてしまい、絶縁性や強誘電体特性が低下するため、好ましくない。
これに対して、本実施の形態の半導体装置100によれば、サイドスペーサ14が第1電極32の上に設けられ、かつ、強誘電体層34の側面に設けられていることにより、水素が強誘電体層34に侵入するのを防止することができる。
サイドスペーサ14の材質は絶縁性の材料であれば特に限定されないが、例えば、アルミナやp−TEOS等の誘電体材料や、強誘電体材料が挙げられる。中でも、サイドスペーサ14は強誘電体材料からなるのがより好ましい。サイドスペーサ14が強誘電体材料からなることにより、水素を捕捉することができるため、水素が強誘電体層34に侵入するのを効果的に防止することができるうえに、最終的に得られる強誘電体キャパシタ30のQswおよびリテンション特性を維持することができる。この場合、サイドスペーサ14は強誘電体層34と同一材料であることがさらに好ましい。サイドスペーサ14は強誘電体層34と同一材料であることにより、強誘電体層34の還元をより効果的に防止することができ、かつ、サイドスペーサ14によって強誘電体層34の特性が変化することがない。
本実施の形態の半導体装置100によれば、第1電極32の上方に設けられ、かつ、少なくとも強誘電体層34の側面に設けられた絶縁性のサイドスペーサ14が設けられていることにより、強誘電体層34の還元を効果的に防止することができる。また、このサイドスペーサ14が設けられていることにより、第1電極32と第2電極36との絶縁性を確保することができる。
また、製造方法の欄にて後述するように、本実施の形態の半導体装置100によれば、絶縁性のサイドスペーサ14が第1電極32の上方に設けられ、かつ、少なくとも強誘電体層34の側面に設けられていることにより、第1電極32(および第1バリア層12)をエッチングする際に、強誘電体層34が活性化学種に曝されるのを防止することができ、かつ、強誘電体層34の側面に導電性物質が付着するのを防止することができる。これにより、本実施の形態の半導体装置100は、絶縁性および強誘電体特性に優れた強誘電体層34を有する。加えて、強誘電体層34の側面に導電性物質が付着するのを防止することができるため、強誘電体層34の全領域をキャパシタとして機能させることができる。これにより、実効的により小さな面積で所定の電荷量を確保することができるため、強誘電体キャパシタ30の小型化を図ることができる。
特に、図1に示すように、サイドスペーサ14は、上端部に近づくにしたがって小さくなる形状(上に凸となる形状)を有する。このため、第1電極32(および第1バリア層12)をエッチングする際に、サイドスペーサ14に導電性物質が付着しにくい。
さらに、製造方法の欄にて後述するように、本実施の形態の半導体装置100によれば、絶縁性のサイドスペーサ14が第1電極32の上方に設けられ、かつ、少なくとも強誘電体層34の側面に設けられていることにより、第1電極32(または第1バリア層12)をエッチングする際に、第1電極32と強誘電体層34との界面、または強誘電体層34と第2電極36との界面で膜剥がれが発生し、前記界面より上の部分が吹き飛ぶ現象の発生を防止することができる。
1−2.半導体装置の製造方法
次に、図1に示す半導体装置100の製造方法の一例について、図面を参照して説明する。図3(a)〜図3(e)はそれぞれ、図1の半導体装置100の一製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図3(a)〜図3(e)においては、図1の半導体装置100のうち、絶縁層26およびプラグ20の近傍のみを示している。
まず、トランジスタ18およびプラグ20を形成する(図1参照)。より具体的には、半導体基板10にトランジスタ18を形成し、次いでトランジスタ18上に絶縁層26を積層する。次いで、例えばドライエッチング法により、絶縁層26に開口部24を形成し、この開口部24にプラグ導電層22を埋め込むことにより、プラグ20を形成する。プラグ導電層22の埋め込みは例えば、CVD法またはスパッタリング法を用いて行なうことができる。次いで、絶縁層26の上面に積層されたプラグ導電層22を、例えば機械的化学的研磨により除去することにより、プラグ20を形成する。
次に、強誘電体キャパシタ30を形成する(図3(a)〜図3(e)参照)。
まず、図3(a)に示すように、基板10の上方(具体的には、絶縁層26およびプラグ20上)に第1バリア層12a,第1電極32a,強誘電体層34a,第2電極36a,およびハードマスク層40aを順に成膜する。その後、ハードマスク層40a上に所定のパターンのレジスト層R1を成膜する。ハードマスク層40aの膜厚は限定されないが、100nm以下であるのが好ましく、50〜100nmであるのがより好ましい。また、第1電極32aの膜厚は限定されないが、例えば、100〜150nmであるのが好ましい。
第1バリア層12a,第1電極32a,および第2電極36aの成膜方法としては、例えば、スパッタリング法やCVD法が挙げられる。また、強誘電体層34aおよびハードマスク層40aの成膜方法としては、その材質に応じて適宜選択が可能であるが、例えば、スピンオン法,スパッタリング法,MOCVD法が挙げられる。
次いで、図3(b)に示すように、レジスト層R1をマスクとして、フォトリソグラフィ法により、ハードマスク層40aのパターニングを行なう。これにより、ハードマスク層40を得る。次に、このハードマスク層40をマスクとして、第2電極36aおよび強誘電体層34aをエッチングすることにより、第2電極36および強誘電体層34を得る。次いで、レジストR1を除去する。
なお、後述する工程において、サイドスペーサ14を形成するために十分な膜厚の絶縁膜14aを成膜するためには、強誘電体層34のテーパ角(図3(c)において、強誘電体層34の側面と第1電極32aの表面とのなす角)θが75°以上となるように、強誘電体層34をエッチングすることが好ましい。
次いで、図3(c)に示すように、第1電極32aの上、ならびに強誘電体層34,第2電極36,およびハードマスク層40の積層体の上に、絶縁膜(強誘電体膜)14aを成膜する。ここで、絶縁膜14aの成膜方法は特に限定されないが、MOCVD法を用いることが好ましい。絶縁膜14aをMOCVD法により形成することにより、第1電極32aの表面、ならびに強誘電体層34,第2電極36,およびハードマスク層40の積層体の表面に沿って、絶縁膜14aを均一に形成することができる。
次いで、図3(d)に示すように、絶縁膜14aを異方性エッチングする。これにより、サイドスペーサ14を得る。
次いで、図3(e)に示すように、露出している第1電極32aおよび第1バリア層12をエッチングする。ここで、サイドスペーサ14が強誘電体層34の側面に設けられていることにより、第1電極32aおよび第1バリア層12aをエッチングする際に、強誘電体層34の側面がプラズマの電荷、荷電粒子、ラジカル等の活性化学種に曝されるのを防止することができるため、強誘電体層34の絶縁性および強誘電体特性が低下するのを防止することができる。また、サイドスペーサ14が強誘電体層34の側面に設けられていることにより、第1電極32または第1バリア層12をエッチングする際に、エッチングにより生じた導電性物質が強誘電体層34の側面に付着するのを防止することができる。この点からも、強誘電体層34の絶縁性や強誘電体特性が低下するのを防止することができる。
一方、サイドスペーサ14は強誘電体キャパシタ30のキャパシタ特性には寄与しないため、サイドスペーサ14の表面が活性化学種に曝されたり、サイドスペーサ14上に導電性物質が多少積層していたりしても、強誘電体キャパシタ30のキャパシタ特性に影響を与えることがない。また、仮に、サイドスペーサ14の表面にダメージが生じたり、導電性物質が付着したりしたとしても、サイドスペーサ14の表面をエッチングすることにより、ダメージや導電性物質を除去することができる。
また、一般に、第1および第2電極32,36と強誘電体層34との密着性はあまり高くない。このため、第1電極32と強誘電体層34との界面、または強誘電体層34と第2電極36との界面で膜剥がれが発生し、前記界面より上の部分が吹き飛んでしまう、いわゆる「キャパシタ飛び」という現象が発生することがある。特に、強誘電体層34がMOCVD法により形成されたものである場合、前記界面での密着性が低く、キャパシタ飛び現象が発生することが多い。
これに対して、本実施の形態の半導体装置100によれば、サイドスペーサ14が第1電極32の上に設けられ、かつ、強誘電体層34の側面に設けられていることにより、サイドスペーサ14が第1電極32と強誘電体層34との界面、または強誘電体層34と第2電極36との界面の剥がれを防止する機能を有する。これにより、キャパシタ飛びの発生を防止することができる。特に、強誘電体層34がMOCVD法により形成されたものである場合、キャパシタ飛び現象を効果的に防止することができる。
次いで、ハードマスク層40を除去した後、必要に応じて、サイドスペーサ14の表面に付着した堆積物(第1電極32aおよび第1バリア層12のエッチング時に生成された導電性物質など)をエッチングにより除去する。この工程により、第1電極32と第2電極36とを確実に絶縁させることができる。その後、第2バリア層42および絶縁層27を積層した後、プラグ20と同様の方法にてプラグ21を形成する。以上の工程により、スタック型の強誘電体キャパシタ30を含む半導体装置100が得られる(図1参照)。
2.第2の実施の形態
2−1.半導体装置
図4は、本発明の一実施の形態の半導体装置(強誘電体メモリ装置)200を模式的に示す断面図である。本実施の形態の半導体装置200は、第1電極132が第1領域132xと、第1領域132xよりも膜厚が小さい第2領域132yとを含む点を除いて、上述の第1の実施の形態の半導体装置100と同様の構成を有する。よって、本実施の形態の半導体装置200において、上述の第1の実施の形態の半導体装置100の構成要素と同様の構成要素については、詳しい説明は省略する。
図5は、図4に示す強誘電体キャパシタ130近傍を模式的に示す断面図である。本実施の形態の半導体装置200において、図5に示すように、第1電極132の第2領域132yは、第1領域132xの端部に設けられている。図5に示すように、第1電極132xの第1領域132xの断面の幅は、強誘電体層34および第2電極36の断面の幅にほぼ等しい。なお、第1電極132は、上述の第1の半導体装置100の第1電極32と同様の材質からなることができる。
また、本実施の形態の半導体装置200においては、サイドスペーサ114が第2領域132y上に設けられている。サイドスペーサ114は、第1の実施の形態の半導体装置100のサイドスペーサ14と同様の材質からなることができる。図5に示すように、第1電極132xの第2領域132yの断面の幅は、サイドスペーサ114の断面の幅にほぼ等しい。
本実施の形態の半導体装置200によれば、上述の第1の実施の形態の半導体装置100と同様の作用効果を有する。さらに、本実施の形態の半導体装置200によれば、第1電極132が第1領域132xと、第1領域132xよりも膜厚が小さい第2領域132yとを含み、第2領域132yが第1領域132xの端部に設けられ、サイドスペーサ114が第2領域132y上に設けられている。すなわち、サイドスペーサ114が第1電極32の上面(第2領域132y上)および側面に設けられている。これにより、上述の「キャパシタ飛び」現象をより効果的に抑えることができる。
2−2.半導体装置の製造方法
次に、図4に示す半導体装置200の製造方法の一例について、図面を参照して説明する。図6(a)〜図6(e)はそれぞれ、図1の半導体装置200の一製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図6(a)〜図6(e)においては、図4の半導体装置200のうち、絶縁層26およびプラグ20の近傍のみを示している。なお、本実施の形態の半導体装置200の製造方法において、上述の第1の実施の形態の半導体装置100の製造方法と同様の工程については、詳しい説明は省略する。
本実施の形態の半導体装置200の製造方法においては、図6(b)に示すように、第2電極36aおよび強誘電体層34aをエッチングする際に、第1電極32aの途中までエッチングを行なう。次いで、第1の実施の形態の半導体装置100の絶縁膜14aと同様に絶縁膜114aを成膜した後(図6(c)参照)、第1の実施の形態の半導体装置100の製造方法と同様の方法にて、サイドスペーサ114を形成し(図6(d)参照)、さらに、第1電極32aおよび第1バリア層12aをパターニングする(図6(e)参照)。これにより、第1領域132xおよび第2領域132yを含む第1電極132を形成することができる(図6(e)参照)。以降の製造工程は第1の実施の形態の半導体装置100と同様である。
本実施の形態の半導体装置200の製造方法は、上述の第1の実施の形態の半導体装置100の製造方法と同様の作用効果を有するため、詳しい説明は省略する。
3.第3の実施の形態
3−1.半導体装置
図7は、本発明の一実施の形態の半導体装置(強誘電体メモリ装置)300を模式的に示す断面図である。本実施の形態の半導体装置300において、強誘電体膜からなるサイドスペーサ214が、第1電極232、強誘電体層34および第2電極36の側面に設けられている点を除いて、上述の第1および第2の実施の形態の半導体装置100,200と同様の構成を有する。よって、本実施の形態の半導体装置300において、上述の第1および第2の実施の形態の半導体装置100,200の構成要素と同様の構成要素については、詳しい説明は省略する。
本実施の形態の半導体装置300は、基板10と、積層体(強誘電体キャパシタ)230と、積層体230の側面に設けられた、強誘電体膜からなるサイドスペーサ214と、を含む。積層体(強誘電体キャパシタ)230は、基板10の上方に設けられた第1電極232と、第1電極232の上方に設けられた強誘電体層34と、強誘電体層34の上方に設けられた第2電極36とを含む。第1電極232は、上述の第1の半導体装置100の第1電極32と同様の材質からなることができる。また、サイドスペーサ214は、強誘電体層34と同一の材料からなることが好ましい。
本実施の形態の半導体装置300によれば、上述の第1および第2の実施の形態の半導体装置100,200と同様の作用効果を有する。
3−2.半導体装置の製造方法
次に、図7に示す半導体装置300の製造方法の一例について、図面を参照して説明する。図8(a)〜図8(e)はそれぞれ、図7の半導体装置300の一製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図8(a)〜図8(e)においては、図7の半導体装置300のうち、絶縁層26およびプラグ20の近傍のみを示している。なお、本実施の形態の半導体装置300の製造方法において、上述の第1の実施の形態の半導体装置100の製造方法と同様の工程については、詳しい説明は省略する。
本実施の形態の半導体装置300の製造方法においては、図8(b)に示すように、第2電極36aおよび強誘電体層34aとともに、第1電極32aおよび第1バリア層12aについてもエッチングを行ない、第1バリア層12、第1電極232、強誘電体層34、および第2電極36を形成する。次いで、第1の実施の形態の半導体装置100の絶縁膜14aと同様に絶縁膜214aを成膜した後(図8(c)参照)、第1の実施の形態の半導体装置100の製造方法と同様の方法にて、サイドスペーサ214を形成し(図8(d)参照)、さらに、ハードマスク層40を除去する(図8(e)参照)。以降の製造工程は第1の実施の形態の半導体装置100と同様である。
本実施の形態の半導体装置300の製造方法は、上述の第1および第2の実施の形態の半導体装置100,200の製造方法と同様の作用効果を有するため、詳しい説明は省略する。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、本実施の形態の強誘電体キャパシタおよびその製造方法は例えば、圧電素子等に含まれるキャパシタに応用することができる。
本発明の第1の実施の形態の半導体装置を模式的に示す断面図。 図1に示す強誘電体キャパシタ近傍を模式的に示す断面図。 (a)〜(e)はそれぞれ、図1に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図。 本発明の第2の実施の形態の半導体装置を模式的に示す断面図。 図4に示す強誘電体キャパシタ近傍を模式的に示す断面図。 (a)〜(e)はそれぞれ、図4に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図。 本発明の第3の実施の形態の半導体装置を模式的に示す断面図。 (a)〜(e)はそれぞれ、図7に示す半導体装置の一製造工程を模式的に示す断面図。
符号の説明
10 半導体基板、 11 ゲート絶縁層、 12,12a 第1バリア層、 13 ゲート導電層、 14,114,214, 強誘電体膜(サイドスペーサ)、 14a,114a,214a 強誘電体膜(絶縁膜)、 15 サイドウォール絶縁層、 16 素子分離領域、 17 第1不純物領域、 18 トランジスタ、 19 第2不純物領域、 20,21 プラグ、 22,23 プラグ導電層、 24,25 開口部、 26,27,28 絶縁層、 29 配線層、 30,130,230 強誘電体キャパシタ(積層体)、 32,32a,132,132a,232,232a 第1電極、 34,34a 強誘電体層、 36,36a 第2電極、 40 ハードマスク層、
42 第2バリア層、 100,200,300 半導体装置(強誘電体メモリ装置)、 132x 第1領域、 132y 第2領域、 R1 レジスト層

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に設けられた第1電極と、
    前記第1電極の上方に設けられた強誘電体層と、
    前記強誘電体層の上方に設けられた第2電極と、
    前記第1電極の上方に設けられ、かつ、少なくとも前記強誘電体層の側面に設けられた絶縁性のサイドスペーサと、
    を含む、半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1電極は、第1領域と、前記第1領域よりも膜厚が小さい第2領域とを含み、
    前記第2領域は、前記第1領域の端部に設けられ、
    前記サイドスペーサは、前記第2領域の上方に設けられている、半導体装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記サイドスペーサは強誘電体材料からなる、半導体装置。
  4. 基板と、
    前記基板の上方に設けられた第1電極と、前記第1電極の上方に設けられた強誘電体層と、前記強誘電体層の上方に設けられた第2電極とを含む、積層体と、
    前記積層体の側面に設けられた、強誘電体膜からなるサイドスペーサと、
    を含む、半導体装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記強誘電体層と前記サイドスペーサとが同一材料からなる、半導体装置。
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