JP2007079116A - トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ - Google Patents
トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007079116A JP2007079116A JP2005266741A JP2005266741A JP2007079116A JP 2007079116 A JP2007079116 A JP 2007079116A JP 2005266741 A JP2005266741 A JP 2005266741A JP 2005266741 A JP2005266741 A JP 2005266741A JP 2007079116 A JP2007079116 A JP 2007079116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- contact
- regulating blade
- less
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】 トナー担持体上のトナー層厚をトナー規制ブレードによって規制し、静電潜像担持体に該トナー担持体上のトナーで現像する画像形成方法に用いられるトナーであって、
該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比が8/92〜70/30であり、かつ該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位の表面のレーザー顕微鏡で測定される十点平均粗さRzが5.0μm以上25.0μm以下であり、
該トナーは、結着樹脂、磁性体を少なくとも含有するトナー粒子と無機微粒子を含有するトナーであって、かつ該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが5.0nm以上60.0nm以下である。
【選択図】 なし
Description
該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位の表面のレーザー顕微鏡で測定される十点平均粗さRzが5.0μm以上25.0μm以下であり、かつ該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比が8/92〜70/30であり、
該トナーは、結着樹脂、磁性体を少なくとも含有するトナー粒子と無機微粒子を含有するトナーであって、かつ該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが5.0nm以上60.0nm以下であることを特徴とするトナーに関する。
該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位の表面のレーザー顕微鏡で測定される十点平均粗さRzが5.0μm以上25.0μm以下であり、かつ該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比が8/92〜70/30であり、
該トナーは、結着樹脂、磁性体を少なくとも含有するトナー粒子と無機微粒子を含有するトナーであって、かつ該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが5.0nm以上60.0nm以下であることを特徴とする画像形成方法に関する。
該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位の表面のレーザー顕微鏡で測定される十点平均粗さRzが5.0μm以上25.0μm以下であり、かつ該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比が8/92〜70/30であり、
該トナーは、結着樹脂、磁性体を少なくとも含有するトナー粒子と無機微粒子を含有するトナーであって、かつ該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが5.0nm以上60.0nm以下であることを特徴とするプロセスカートリッジに関する。
1)試料の準備
トナー規制ブレードを約1cm四方の大きさにカットする。ただしレーザー顕微鏡での観察においてレーザーを当てるのに十分な面積があれば、特にカットする大きさは限定されない。
2)測定条件
測定時の各パラメーター等は以下のように設定する。
対物レンズ倍率:20倍
光学ズーム倍率:1倍
デジタルズーム倍率:1倍
RUN MODE:カラー超深度
LASER(ゲイン):594
LASER(オフセット):−1328
カメラ設定(シャッタ):158
カメラ設定(ホワイトバランス):3200k
カメラ設定(ゲイン):0
3)試料のセット
レーザー顕微鏡のステージに、カットしたトナー規制ブレードを、トナー担持体に当接される部位が観察面となるようにセットする。
4)測定
測定PITCHを0.1μmとしてトナー規制ブレード表面を測定する。
5)画像処理
測定で得られた画像の全体的な歪みや傾きを補正するため、以下の処理を行った。
補正方法:面補正(自動)
処理対象:高さ
測定で得られた画像中の細かいノイズ成分を除去するため、以下の処理を行った。
処理対象:平滑化(高さデータ)
サイズ:7×7
実行回数:1
ファイルタイプ:メディアン
処理対象:平滑化(高さデータ)
サイズ:3×3
実行回数:1
ファイルタイプ:単純平均
6)解析
解析には高さデータを用いる。得られた高さデータ画像にスケールを引き、200μm×260μmの範囲を選び、この範囲での十点平均粗さRz及び凹凸の平均間隔Smを測定結果とする。
表面粗さ測定モードで得られた値とする。
線粗さ測定モードで、直線を任意の水平方向に5本、任意の垂直方向に5本引き、計10本の直線から得られた10個の凹凸の平均間隔Smのうち上下限値2点を除外し、残りの8点で平均をとった値とする。
本発明のトナーを評価する際に用いられる現像装置において、トナー規制ブレードとトナー担持体が当接されている状態を模擬的に再現する方法として、トナー規制ブレードを切り取り、このトナー規制ブレードに実際の当接圧に相当する荷重をかけた時の状態を作り出し観察を行った。以下にその方法を示す。なお面圧14.4Paは、現像装置において、トナー規制ブレードのトナー担持体に当接される部位での最も好ましい面圧に相当する値である。
1)試料の準備
[観察試料の作製]
カットしたトナー規制ブレードのトナー担持体に当接される部位を上側にして、その上にガラス板を載せる。このときトナー規制ブレードとガラス板の重心が一致するようにする。さらにガラス板の両側に質量が同じ重りをそれぞれ載せる。それぞれの重りの位置は、トナー規制ブレードとガラス板の重心に対して左右対称になるようにするとともに、トナー規制ブレードの観察時に対物レンズのアプローチを妨げないようにする。
トナー規制ブレードを0.8cm四方の大きさに正確にカットする。
ガラス板は表面が平滑であるものが好ましい。特にスライドガラス(厚さ0.9〜1.2mm、76×26mm、水縁磨 松浪硝子社製)が本測定においてはより好ましく用いられる。
本測定では、トナー規制ブレードのトナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させる。0.8cm四方のトナー規制ブレードに対して、ガラス板を面圧14.4Paで接触させるには、147gの荷重が必要となる。ガラス板と、同質量の重り2個の質量の合計が147gとなるように重りを準備する。重りは任意のものが使用可能である。本測定ではサンプル瓶に比重の大きい粉体あるいは水を入れ、所望の質量の重りを作製する方法が好ましい。比重の大きい粉体には鉄粉を使用するのが好ましい。サンプル瓶にはスクリューバイアル(SV−30 外径30mm、高さ65mm、肉厚1.5mm、口内径19.8mm、容量30ml 日電理化硝子社製)を使用するのが好ましい。
2)測定条件
測定時の各パラメーター等は以下のように設定する。
対物レンズ倍率:20倍
光学ズーム倍率:1倍
デジタルズーム倍率:1倍
RUN MODE:カラー超深度
LASER(ゲイン):594
LASER(オフセット):−1328
カメラ設定(シャッタ):158
カメラ設定(ホワイトバランス):3200k
カメラ設定(ゲイン):0
3)試料のセット
レーザー顕微鏡のステージに、荷重をかけた0.8cm四方のトナー規制ブレードを、トナー担持体に当接される部位が観察面となるようにセットする。
4)測定
測定PITCHを0.1μmとしてトナー規制ブレード表面とガラス板の接触面を含むように測定する。
5)画像処理
測定で得られた画像の全体的な歪みや傾きを補正するため、以下の処理を行った。
補正方法:面補正(自動)
処理対象:高さ
測定で得られた画像中の細かいノイズ成分を除去するため、以下の処理を行った。
処理対象:平滑化(高さデータ)
サイズ:7×7
実行回数:1
ファイルタイプ:メディアン
処理対象:平滑化(高さデータ)
サイズ:3×3
実行回数:1
ファイルタイプ:単純平均
6)解析
解析には高さデータを用いる。得られた高さデータ画像では、トナー規制ブレードとガラス板の接触部は非接触部に対して明確に黒く表示される(図1)。色の違いで接触部と非接触部の面積を2値化することで、トナー規制ブレードのトナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比を計算することができる。接触部と非接触部の面積を2値化する方法としては、画像解析機能を有するアプリケーションが好ましく用いられる。アプリケーションとしては例えば「Image−Pro Plus(Media Cybernetics社)」が用いられる。接触部と非接触部の面積を2値化するにあたり、得られた画像の微小なノイズを除去し、より精度の高い値とするために、以下の操作を行う。
プローブステーション:SPI3800N(セイコーインスツルメンツ(株)製)
測定ユニット:SPA400
測定モード:DFM(共振モード)形状像
カンチレバー:SI−DF40P
解像度:Xデータ数 256
Yデータ数 128
1)トナー45mgをサンプル瓶に入れ、メタノールを10ml加える。
2)超音波洗浄機で1分間試料を分散させて外添剤を分離させる。
3)吸引ろ過(10μmメンブランフィルター)してトナー粒子と外添剤を分離する。磁性体を含むトナーの場合は、磁石をサンプル瓶の底にあててトナー粒子を固定して上澄み液だけ分離させても構わない。
4)上記2)、3)を計3回行い、得られたトナー粒子を真空乾燥機で室温で十分に乾燥させる。
2)、3)に代わる外添剤を取り除く他の方法としては、アルカリで外添剤を溶解させる方法が挙げられる。アルカリとしては水酸化ナトリウム水溶液が好ましい。
・平均面粗さ(Ra)
JIS B0601で定義されている中心線平均粗さRaを、測定面に対して適用できるよう三次元に拡張したもの。基準面から指定面までの偏差の絶対値を平均した値で次式で表される。
S0:指定面が理想的にフラットであると仮定したときの面積
Z0:指定面内のZデータの平均値
指定面とは、本発明においては1μm四方の測定エリアを意味する。
・最大高低差(P−V)
指定面内におけるZデータの最大値と最小値の差。
・表面積(S)
指定面の表面積。
本発明のトナーは、トナーの平均面粗さが10.0nm以上35.0nm以下、好ましくは12.0nm以上24.0nm以下であることを特徴とする。トナーの平均面粗さが10.0nm以上35.0nm以下、好ましくは12.0nm以上24.0nm以下である場合、トナー粒子表面に均一に外添剤が存在しており、均一な帯電性能を有すると共に、適度な流動性を持つために、ドット再現性に優れ、飛び散りが少なくなると考えられる。トナーの平均面粗さが10.0nm未満だと、トナー凹部に多数の外添剤粒子が埋め込まれている状態となり、トナー表面の帯電分布が不均一になり、ドット再現性や飛び散りが悪化する場合がある。トナーの平均面粗さが26.0nmより大きいと、トナー表面の外添剤粒子が均一にコートされていない状態となり、帯電不良により飛び散りが悪化することがある。このようにトナーにおいても、適度な表面粗さを有することで、本発明の効果を得られやすくなる。
昇温時のDSC曲線において比熱変化の現われる前後のベースラインの中間点を結ぶ線とDSC曲線の交点の温度。
本発明において用いることのできるエポキシ基を有する単量体としては、以下のものが挙げられる。
((a)において、R1、R2及びR3は、水素原子、又は、アルキル基、アリール基、アラルキル基、カルボキシル基及びアルコシキカルボニル基からなるグループより選ばれる官能基を示す。)
(1)試料は予め結着樹脂のテトラヒドロフラン不溶分を除去して、テトラヒドロフラン可溶成分を試料として使用する。試料の粉砕品0.5〜2.0(g)を精秤し、可溶成分の重さをW(g)とする。
(2)300mlのビーカーに試料を入れ、トルエン/エタノール(4/1)の混合液150mlを加え溶解する。
(3)0.1mol/lのKOHのエタノール溶液を用いて、電位差滴定装置を用いて滴定する(例えば、京都電子株式会社製の電位差滴定装置AT−400(win workstation)とABP−410電動ビュレットを用いての自動滴定が利用できる。)。
(4)この時のKOH溶液の使用量をS〔ml〕とする。また、同時に試料を用いないブランク試験を行い、この時のKOH溶液の使用量をB〔ml〕とする。
(5)次式により酸価を計算する。fはKOHのファクターである。
酸価(mgKOH/g)={(S−B)×f×5.61}/W
で表わされるテトラカルボン酸、及びこれらの無水物、又は低級アルキルエステルの如き多価カルボン酸類及びその誘導体が挙げられる。
で表わされるモノマーの単重合体:前述したスチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの如き重合性モノマーとの共重合体を正荷電性制御剤として用いることができる。この場合これらの荷電制御剤は、結着樹脂(の全部または一部)としての作用をも有する。
試料:0.5〜2mg、好ましくは1mg
測定法:試料をアルミパン中に入れ、リファレンスとして空のアルミパンを用いる。
温度曲線:昇温I(20℃〜180℃、昇温速度10℃/min)
降温I(180℃〜10℃、降温速度10℃/min)
昇温II(10℃〜180℃、昇温速度10℃/min)
が疎水化度を効果的に上げることができ、好ましい。
粗粒などをふるい分けるために用いられる篩い装置としては、ウルトラソニック(晃栄産業社製);レゾナシーブ、ジャイロシフター(徳寿工作所杜);バイブラソニックシステム(ダルトン社製);ソニクリーン(新東工業社製);ターボスクリーナー(ターボ工業社製);ミクロシフター(槙野産業社製);円形振動篩い等が挙げられる。
・結着樹脂1 100質量部
・磁性体1 95質量部
・モノアゾ鉄錯体 2質量部
・ワックス1 4質量部
上記混合物をヘンシェルミキサーで前混合した後、110℃に加熱された2軸エクストルーダで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕してトナー粗粉砕物を得た。得られた粗粉砕物を、機械式粉砕機ターボミル(ターボ工業社製;回転子および固定子の表面に炭化クロムを含有したクロム合金めっきでコーティング(めっき厚150μm、表面硬さHV1050))を用いて、表4−1の条件表に基づき、入口と出口のエアー温度を調整して機械式粉砕させて微粉砕し、得られた微粉砕物をコアンダ効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジェット分級機)で微粉及び粗粉を同時に分級除去した。そこで得られた原料トナー粒子のコールターカウンター法で測定される重量平均粒径(D4)は6.6μm、4μm未満のトナー粒子の個数平均分布の累積値は25.2%であった。
このトナー1の、走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さは19.1nmであった。
用いる結着樹脂、磁性体、ワックスを表4−1のようにして、更にターボミルの微粉砕条件を表4−1に示すように変更し、多分割分級装置での分級条件を変更し、更に表面改質装置ファカルティー(ホソカワミクロン社製)の条件を表4−1に示すようにした以外はトナー1と同様にしてトナー2〜4を得た。トナー粒子2〜4の、780nmの波長光の透過率に対するメタノール濃度の値、及び走査型プローブ顕微鏡測定値を表5に示す。
用いる結着樹脂、磁性体、ワックスを表4−1のようにして、更にターボミルの微粉砕条件を表4−1に示すように変更し、多分割分級装置での分級条件を変更し、更に表面改質装置による表面改質を行わなかった以外はトナー1と同様にしてトナー5を得た。トナー粒子5の、780nmの波長光の透過率に対するメタノール濃度の値、及び走査型プローブ顕微鏡測定値を表5に示す。
用いる結着樹脂、磁性体、ワックスを表4−2のようにして、更にターボミルの微粉砕条件を表4−2に示すように変更し、多分割分級装置での分級条件を変更し、表面改質装置ハイブリダイザー(奈良機械社製)で表面改質を行った。1回の処理時間を5分として、排出したトナー粒子を再度繰り返し処理し、合計で5分処理を5回行った。以上の工程を経て、コールターカウンター法で測定される重量平均粒径(D4)。7.0μm、4μm未満のトナー粒子の個数平均分布の累積値が16.1%の負帯電性トナー粒子6を得た。トナー粒子7の、780nmの波長光の透過率に対するメタノール濃度の値、及び走査型プローブ顕微鏡測定値を表5に示す。
用いる結着樹脂、磁性体、ワックスを表4−2のようにして、更にターボミルの微粉砕条件を表4−2に示すように変更し、多分割分級装置での分級条件を変更し、更に表面改質装置ハイブリダイザー(奈良機械社製)の条件を表4−2に示すようにした以外はトナー6と同様にしてトナー7を得た。トナー粒子7の、780nmの波長光の透過率に対するメタノール濃度の値、及び走査型プローブ顕微鏡測定値を表5に示す。
用いる結着樹脂、磁性体、ワックスを表4−3のようにして、機械式粉砕機を用いずにジェット気流式粉砕機IDS型ミル(日本ニューマチック工業社製)を用い、多分割分級装置での分級条件を変更し、更に表面改質装置による表面改質を行わなかった以外はトナー1と同様にしてトナー8を得た。トナー粒子8の、780nmの波長光の透過率に対するメタノール濃度の値、及び走査型プローブ顕微鏡測定値を表5に示す。
(トナー規制ブレード製造方法1)
140℃に加熱された遠心成型金型を、800rpmの回転速度で回転させたまま、熱硬化性樹脂の液剤(エポキシ樹脂 耐熱温度150℃)を遠心成型金型内に流し込み、充分に加熱硬化させることで1.0mmの厚みの保持層(偏心補償層)を設けた。次に、その保持層の内周面にシリコーンゴムの離型層を2.0mmの厚みになるように形成する過程で、離型層が完全に硬化する前に、その内周面にトルエン中に分散した粗面化処理剤(フッ化黒鉛 重量平均粒径8.0μm、標準偏差1.53)を散布した。そのようにして形成された離型層内部にウレタン形成液を流し込み、Rz=10.2μm、Sm=35.1、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の全体に占める面積比率が0.40であるトナー規制ブレード1を得た。このトナー規制ブレードのゴム硬度は65°、厚さは1.17mmであった。このようにして得られたトナー規制ブレードを所望の寸法にプレス切断し、金属製のトナー規制ブレード支持部材に接着剤で張り合わせたトナー規制ブレード1を評価に用いた。
平均粒径15.2μm、標準偏差5.23のフッ化黒鉛を用いた以外はトナー規制ブレード製造方法1と同様にしてトナー規制ブレード2を得た。
遠心成型金型の内周面を、4.5kg/cm2のエアー圧で#60のガラスビーズ粒子を吹き付けることによってブラストした。その遠心成型金型内にウレタン形成液を流しみ、Rzが24.5μm、Smが120.3、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の全体に占める面積比率が0.27であるトナー規制ブレード3を得た。このトナー規制ブレードのゴム硬度は65°、厚さは1.17mmであった。このようにして得られたトナー規制ブレードを所望の寸法にプレス切断し、金属製のトナー規制ブレード支持部材に接着剤で張り合わせたトナー規制ブレード3を評価に用いた。
平均粒径15.2μm、標準偏差5.23のフッ化黒鉛を散布した後に平均粒径4.1μm、標準偏差1.35のフッ化黒鉛を散布した以外はトナー規制ブレード製造方法1と同様にしてトナー規制ブレード4を得た。
平均粒径4.1μm、標準偏差1.35のフッ化黒鉛を用いた以外はトナー規制ブレード製造方法1と同様にしてトナー規制ブレード5を得た。
粗面化処理剤の散布量を減らした以外はトナー規制ブレード製造方法5と同様にしてトナー規制ブレード6を得た。
ガラスビーズ粒子の吹き付け量をトナー規制ブレード製造方法3よりも少ない量とした以外はトナー規制ブレード製造方法3と同様にしてトナー規制ブレード7を得た。
#180のガラスビーズ粒子を用い、吹き付け量をトナー規制ブレード製造方法7よりも少ない量とし、更に得られたトナー規制ブレードを硬化処理した以外はトナー規制ブレード製造方法7と同様にしてトナー規制ブレード8を得た。
次に、調製されたトナーを用いて、以下に示すような方法によって評価を行った。
常温常湿環境下(23℃,60%RH)の環境下で、2枚/10秒のプリント速度、印字比率5%で複写機用普通紙(A4サイズ:75g/m2)に9000枚の画出し試験を行い、一日放置して再び9000枚、計18000枚の画出し試験を実施し、18000枚での画像濃度及びカブリを測定した。結果を表7に示す。
ドット再現性は、図5に示す80μm×50μmのチェッカー模様を、常温常湿環境下(23℃,60%RH)でプリントアウトし、顕微鏡により黒色部の欠損の有無を観察し、評価した。結果を表7に示す。
A:100個中欠損が2個以下
B:100個中欠損が3〜5個以下
C:100個中欠損が6〜10個以下
D:100個中欠損が11個以下
常温常湿環境下(23℃,60%RH)での耐久において、18000枚時に100μm(潜像)ラインでの格子パターン(1cm間隔)をプリントし、その飛び散りを光学顕微鏡を用いて目視で評価した。結果を表7に示す。
A:ラインが非常にシャープで飛び散りはほとんどない
B:わずかに飛び散っている程度でラインは比較的シャープ
C:飛び散りがやや多くラインがぼんやりした感じになる
D:Cのレベルに満たない
常温常湿環境下(23℃,60%RH)でハーフトーンをプリントアウトし、サンプル内の縦スジの本数を数え、以下のようにランク分けした。結果を表7に示す。
A:発生なし
B:縦スジが1〜3本
C:縦スジが4本以上
Claims (10)
- トナー担持体上のトナー層厚をトナー規制ブレードによって規制し、静電潜像担持体に該トナー担持体上のトナーで現像する画像形成方法に用いられるトナーであって、
該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位の表面のレーザー顕微鏡で測定される十点平均粗さRzが5.0μm以上25.0μm以下であり、かつ該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比が8/92〜70/30であり、
該トナーは、結着樹脂、磁性体を少なくとも含有するトナー粒子と無機微粒子を含有するトナーであって、かつ該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが5.0nm以上60.0nm以下であることを特徴とするトナー。 - 該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される側の表面のレーザー顕微鏡で測定される凹凸の平均間隔Smが5.0μm以上200.0μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- 該トナー粒子のメタノール/水混合溶媒に対する濡れ性が、波長780nmの光の透過率が80%の時のメタノール濃度及び透過率50%の時のメタノール濃度が35〜75体積%であることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。
- 該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される最大高低差が50nm以上250nm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトナー。
- 該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される、トナー粒子の表面の1000nm四方のエリアを測定した時の表面積が1.03×106nm2以上1.33×106nm2以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトナー。
- 該トナーの走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが10.0nm以上35.0nm未以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のトナー。
- トナー担持体上のトナー層厚をトナー規制ブレードによって規制し、静電潜像担持体に該トナー担持体上のトナーで現像する画像形成方法であって、
該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位の表面のレーザー顕微鏡で測定される十点平均粗さRzが5.0μm以上25.0μm以下であり、かつ該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比が8/92〜70/30であり、
該トナーは、結着樹脂、磁性体を少なくとも含有するトナー粒子と無機微粒子を含有するトナーであって、かつ該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが5.0nm以上60.0nm以下であることを特徴とする画像形成方法。 - 該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される側の表面のレーザー顕微鏡で測定される凹凸の平均間隔Smが5.0μm以上200.0μm以下であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
- トナー担持体上のトナー層厚をトナー規制ブレードによって規制し、静電潜像担持体に該トナー担持体上のトナーで現像するプロセスカートリッジであって、
該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位の表面のレーザー顕微鏡で測定される十点平均粗さRzが5.0μm以上25.0μm以下であり、かつ該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される部位と、ガラス板を面圧14.4Paで接触させた時の、接触部の面積と非接触部の面積の比が8/92〜70/30であり、
該トナーは、結着樹脂、磁性体を少なくとも含有するトナー粒子と無機微粒子を含有するトナーであって、かつ該トナー粒子の走査型プローブ顕微鏡で測定される平均面粗さが5.0nm以上60.0nm以下であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 該トナー規制ブレードの該トナー担持体に当接される側の表面のレーザー顕微鏡で測定される凹凸の平均間隔Smが5.0μm以上200.0μm以下であることを特徴とする請求項9に記載のプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266741A JP4649300B2 (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266741A JP4649300B2 (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007079116A true JP2007079116A (ja) | 2007-03-29 |
JP2007079116A5 JP2007079116A5 (ja) | 2008-10-30 |
JP4649300B2 JP4649300B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=37939494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005266741A Expired - Fee Related JP4649300B2 (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4649300B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150034A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Canon Kabushiki Kaisha | 画像形成方法、磁性トナー及びプロセスユニット |
JP2009012420A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Canon Chemicals Inc | 成形型、電子写真装置用ブレードの製造方法及び現像剤量規制ブレード |
JP2009020231A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Canon Inc | トナー |
JP2009109941A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Canon Inc | トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09197716A (ja) * | 1996-01-19 | 1997-07-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナーおよびその製造方法 |
JPH09325602A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2005070760A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-17 | Canon Inc | トナー |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005266741A patent/JP4649300B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09197716A (ja) * | 1996-01-19 | 1997-07-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナーおよびその製造方法 |
JPH09325602A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2005070760A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-17 | Canon Inc | トナー |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150034A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Canon Kabushiki Kaisha | 画像形成方法、磁性トナー及びプロセスユニット |
JPWO2008150034A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2010-08-26 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法、磁性トナー及びプロセスユニット |
JP4771558B2 (ja) * | 2007-06-08 | 2011-09-14 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法、磁性トナー及びプロセスユニット |
US8841054B2 (en) | 2007-06-08 | 2014-09-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming method, magnetic toner, and process unit |
JP2009012420A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Canon Chemicals Inc | 成形型、電子写真装置用ブレードの製造方法及び現像剤量規制ブレード |
JP2009020231A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Canon Inc | トナー |
JP2009109941A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Canon Inc | トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4649300B2 (ja) | 2011-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100630985B1 (ko) | 토너 | |
JP2005266789A (ja) | トナー | |
JP5132094B2 (ja) | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP6478664B2 (ja) | トナー、トナーの製造方法及び画像形成方法 | |
JP2006243593A (ja) | トナー | |
JP4649300B2 (ja) | 画像形成方法及びプロセスカートリッジ | |
JP2007310261A (ja) | トナー | |
JP2007079117A (ja) | 磁性トナー、画像形成方法およびプロセスカートリッジ | |
JP4401904B2 (ja) | 静電荷現像用トナー及び画像形成方法 | |
JP4262161B2 (ja) | トナー | |
JP4378210B2 (ja) | 磁性微粒子分散型樹脂キャリア及び二成分系現像剤 | |
JP5025357B2 (ja) | トナー及び画像形成方法 | |
JP4739115B2 (ja) | トナー | |
JP5312004B2 (ja) | トナー | |
JP4164476B2 (ja) | トナー | |
JP2007316361A (ja) | トナー | |
JP4208784B2 (ja) | トナー | |
JP2005070758A (ja) | トナー | |
JP3535082B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JP4262160B2 (ja) | トナー | |
JP4208785B2 (ja) | トナー | |
JP4164477B2 (ja) | トナー | |
JP2002278147A (ja) | 磁性トナー、画像形成方法およびプロセスカートリッジ | |
JP3729718B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーと画像形成方法 | |
JP4590193B2 (ja) | トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080910 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101213 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4649300 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |