JP2007079053A - 波長選択性偏光変換素子、投射表示光学系および画像投射装置 - Google Patents

波長選択性偏光変換素子、投射表示光学系および画像投射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の偏光変換素子と波長選択性位相差板により得られる偏光変換機能を有し、光学部品の点数の減少、構造の簡略化が図れる波長選択性偏光変換素子を提供する。
【解決手段】 波長選択性偏光変換素子5は、第1波長域Bの光、第2波長域Gの光および第3波長域Rの光を含む無偏光光を偏光光に変換する。該素子5は、少なくとも第1の偏光方向の光に対する透過率が、波長域に応じて変化する特性を有する光分離膜32,34と、該光分離膜からの光の偏光方向を第1の偏光方向と第2の偏光方向との間で変換する位相差板33を有する。該換素子は、第1〜第3の波長域のうち2つの波長域の光を第1および第2の偏光方向のうち一方の偏光方向を有する偏光光として射出し、他の波長域の光を他方の偏光方向を有する偏光光として射出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無偏光光を波長域(色)に応じた偏光方向の光に変換する波長選択性偏光変換素子およびこれを備えた液晶プロジェクタ等の画像投射装置に関するものである。
偏光ビームスプリッタにより色分解および色合成を行う画像投射装置が、特許文献1,2に開示されている。該装置では、光源から射出された無偏光光をレンズアレイによって複数の光束に分割し、各光束により形成された2次光源像を、コンデンサレンズによって液晶パネル等の画像形成素子上に重畳させてこれを略均一な明るさで照明する。
ここで、レンズアレイから射出した各分割光束は、偏光変換素子に設けられた、レンズアレイのそれぞれのレンズセルに対応した複数の偏光変換セルに入射する。各偏光変換セルは、偏光分離膜と1/2波長板と反射面とを有する。各偏光変換セルに入射した無偏光光は、偏光分離膜でP偏光とS偏光とに分離される。P偏光は、偏光分離膜を透過した後、1/2波長板によってその偏光方向が90°回転させられてS偏光として射出する。
一方、S偏光は、偏光分離膜によって反射され、反射面で反射してS偏光のまま射出される。偏光変換素子から偏光方向が揃えられて射出したS偏光は、コンデンサレンズに入射する。
さらに、コンデンサレンズから射出したS偏光は、ダイクロイック素子によって第1および第2の波長域光と第3の波長域光とに分離される。この段階では、第1および第2の波長域光は同じ光路を進み、かつ同じ偏光方向を有する。そしてこの後、偏光ビームスプリッタを用いて第1および第2の波長域光をそれぞれ第1および第2の画像形成素子に導くため、波長(色)選択性位相差板を通過させる。
これにより、第1および第2の波長域光を、互いに異なる偏光方向を有する光に分離することができる。波長選択性位相差板は、延伸したフィルムを複数積層して作成され、入射した第1および第2の波長域光のうち、一方の波長域光の偏光方向のみを該偏光方向に直交する偏光方向に変換し、他方の波長域光を偏光方向を変えずに透過させる特性を有する。
このように偏光ビームスプリッタを用いて色分解を行う画像投射装置には、レンズアレイの近傍に配置される偏光変換素子と、偏光ビームスプリッタの近傍に配置される波長選択性位相差板とが用いられることが一般的である。
なお、特殊な例として、特許文献2や特許文献3にて開示された光学素子が用いられる場合もある。特許文献2には、所定波長域光を透過して他の波長域光を反射する第1ダイクロイック層と、該第1ダイクロイック層を透過した光の偏光面を90度回転させる位相差層と、該位相差層からの光を全反射する全反射層とからなる光学素子が開示されている。また、特許文献3には、波長選択性を備え、光の偏光、検光、色分離および色合成を行う偏光ビームスプリッタが開示されている。
特開2001−154152号公報(段落0045、図1等) 特開2000−19455号公報(段落0013〜0014、図1等) 特開平11−153774号公報(段落0012〜0014、図1,2等)
しかしながら、特許文献1に開示されているように、偏光変換素子とは別に波長選択性位相差板を用いると、画像投射装置を構成する光学部品の数が増加する。また、波長選択性位相差板を位置決め支持したり、多層フィルムにより構成される該波長選択性位相差板を冷却したりする構造が必要となり、構造が複雑になる。
本発明は、従来の偏光変換素子と波長選択性位相差板とにより得られる偏光変換機能を有し、特に画像投射装置における光学部品点数の減少や構造の簡略化が図れるようにした波長選択性偏光変換素子を提供することを目的としている。
本発明の一側面としての波長選択性偏光変換素子は、第1の波長域の光、第2の波長域の光および第3の波長域の光を含む無偏光光を偏光光に変換する偏光変換素子である。該偏光変換素子は、透過および反射作用により光を分離する機能を有して、少なくとも第1の偏光方向の光に対する透過率が、波長域に応じて、50%より高い透過率と50%より低い透過率との間で変化する特性を有する光分離膜を有する。また、該光分離膜からの光の偏光方向を第1の偏光方向と該第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向との間で変換する位相差板を有する。該偏光変換素子は、第1、第2および第3の波長域のうち2つの波長域の光を第1および第2の偏光方向のうち一方の偏光方向を有する偏光光として射出し、第1、第2および第3の波長域のうち他の波長域の光を第1および第2の偏光方向のうち他方の偏光方向を有する偏光光として射出することを特徴とする。
本発明によれば、特定の偏光方向の光に対する透過率が波長域に応じて変化する特性を有する偏光分離膜と位相差板の作用により、第1から第3の波長域のうち2つの波長域の光と他の波長域の光とを互いに異なる偏光方向を有する偏光光として射出する。これにより、波長選択性偏光変換機能を有する単一の素子としての偏光変換素子を実現することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である波長選択性偏光変換素子を用いた投射表示光学系を示す。
白色光源1から射出した光束は、放物面リフレクタ2によって平行光束に変換されて射出される。なお、ここにいう平行光束は、完全に平行な光束だけでなく、光学系の特性上平行とみなせる程度に拡散又は収束する光束も含む意味である。このことは、以下の実施例でも同じである。
この平行光束は、第1のフライアイレンズ3によって複数の光束に分割され、各分割光束は集光される。各分割光束は、第2のフライアイレンズ4、波長選択性偏光変換素子5の近傍に集光され、光源の像(2次光源像)を作る。フライアイレンズ3,4は複数のレンズセルが2次元方向に配置されて構成されている。各レンズセルは、被照明面である後述する液晶パネル(画像形成素子)と相似形状である矩形のレンズ形状を有する。
波長選択性偏光変換素子5は、第2のフライアイレンズ4を射出した各分割光束のうち第1および第2の波長域である青(B)帯域と緑(G)帯域の光を、第1の偏光方向を有する直線偏光であるS偏光に変換する。また、第3の波長域である赤(R)帯域の光を、第2の偏光方向を有する直線偏光であるP偏光に変換する。
波長選択性偏光変換素子5から射出したB帯域およびG帯域のS偏光とR帯域のP偏光は、ミラー20で反射される。その後、コンデンサレンズ6によって集光され、色分解合成光学系7を経てB帯域、G帯域およびR帯域用の反射型液晶パネル15,10,14をそれぞれ重畳的に照明する。なお、光源1から少なくともコンデンサレンズ6までを照明光学系という。このことは、以下に説明する実施例でも同様である。
色分解合成光学系7は、コンデンサレンズ6を透過した偏光光のうちB帯域とR帯域の光を反射し、G帯域光を透過するダイクロイックミラー8を有する。ダイクロイックミラー8を透過したG帯域偏光光は、第1の偏光ビームスプリッタ9で反射され、G帯域用反射型液晶パネル10に入射する。
ここで、各反射型液晶パネルは、駆動回路Dに接続されている。該投射表示光学系を搭載したプロジェクタ(画像投射装置)の一部である駆動回路Dには、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、ビデオデッキ、テレビチューナ等の画像情報供給装置IPから画像信号が入力される。駆動回路Dは、入力された画像信号のR,G,B成分に基づいてそれぞれの色に対応する反射型液晶パネルを駆動する。これにより、各反射型液晶パネルは、各波長帯の入射光を反射するとともに変調して画像光として射出する。なお、このような構成は、以下の実施例でも、図示しないが、同じである。
G帯域用液晶パネル(以下、G液晶パネルという)10からの画像光(偏光光)は、第1の偏光ビームスプリッタ9を透過し、さらに第2の偏光ビームスプリッタ11を透過して投射レンズ12によって不図示のスクリーン上に投影される。
一方、ダイクロイックミラー8で反射したB帯域およびR帯域の偏光光のうちR帯域偏光光は第3の偏光ビームスプリッタ13を透過し、B帯域偏光光は該第3の偏光ビームスプリッタ13で反射する。そして、第3の偏光ビームスプリッタ13から射出したB帯域偏光光およびR帯域偏光光はそれぞれ、B帯域用液晶パネル(以下、B液晶パネルという)15およびR帯域用液晶パネル(以下、R液晶パネルという)14上に集光する。
R液晶パネル14で反射され、かつ変調されたR帯域偏光光は、第3の偏光ビームスプリッタ13で反射される。また、B液晶パネル15で反射され、かつ変調されたB帯域偏光光は、第3の偏光ビームスプリッタ13を透過する。その後、波長選択性位相板16によってB帯域偏光光の偏光方向のみが90度回転させられ、B帯域偏光光とR帯域偏光光の偏光方向が揃えられる。そして、両帯域の偏光光は、第2の偏光ビームスプリッタ11で反射され、投射レンズ12によってスクリーン上に投影される。
次に、前述した波長選択性偏光変換素子5の構成および光学作用について図2を用いて詳しく説明する。図2の右側には、波長選択性偏光変換素子5の概略構成を示している。図中に点線の丸で囲んだ部分が1つの偏光変換セル5aを構成し、同じ構成の複数の偏光変換セル5aがフライアイレンズ3,4を構成する複数のレンズセルに対応して設けられている。なお、各偏光変換セル5aの光入射面のうち、後述する反射膜31の位置から上方向に隣接する偏光変換セルまでの領域には遮光板5aが設けられており、この部分への光の入射を遮っている。これにより、光は入射面のうち反射膜31と後述する第1の波長選択性偏光分離膜32との間の領域からのみ入射する。
図2の左側の図は、1つの偏光変換セル5aを拡大して模式的に示したものである。31は前述した反射膜である。また、光入射側から順に、32は第1の波長選択性偏光分離膜、33は位相差板、34は第2の波長選択性偏光分離膜を示す。以下、波長選択性偏光分離膜は、単に光分離膜と略記する。
なお、これら第1の光分離膜32、位相差板33および第2の光分離膜34は、光の入射光軸方向(図の左側から右側に向かう方向)に対して45度の傾きを有する。また、反射膜31は、第1の光分離膜32に対して平行に配置されている。また、各光分離膜は、実際には平行平板であるガラスやアクリル製の基板の表面に多層膜として形成されている。また、位相差板33はフィルム状に形成され、同様の基板上に貼り付けられている。
第1の光分離膜32および第2の光分離膜33の特性をそれぞれ、図3および図4に示す。第1の光分離膜32は、B帯域光とG帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近く(50%より低く)、R帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。一方、第2の光分離膜34は、B帯域光とG帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近く(50%より高く)、R帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近い(50%より低い)特性を有する。すなわち、第1および第2の光分離膜32,34は、互いにS偏光に対する透過率が、波長帯によって逆となる特性を有する。
また、これら第1および第2の光分離膜32,34は、P偏光に対する透過率が波長帯にかかわらず100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。
さらに、位相差板33は、1/2波長板であり、入射した直線偏光の偏光方向を90度回転させる機能を有する。
このように構成された波長選択性偏光変換素子5には、白色の無偏光光が図の左側から入射する。該無偏光光のうちB帯域およびG帯域のP偏光は、第1の光分離膜32を透過した後、位相差板33を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜34を透過し、S偏光として波長選択性偏光変換素子5から射出する。
また、B帯域およびG帯域のS偏光は、第1の光分離膜32で反射し、さらに反射膜31で反射してS偏光として波長選択性偏光変換素子5から射出する。
また、R帯域のP偏光は、第1の光分離膜32を透過した後、位相差板33を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜34で反射する。そして、この反射光は、再度位相差板33を透過してP偏光に変換され、第1の光分離膜32を透過して反射膜31で反射され、P偏光として波長選択性偏光変換素子5から射出する。
さらに、R帯域のS偏光は、第1の光分離膜32を透過した後、位相差板33を透過してP偏光に変換され、第2の光分離膜34を透過して、P偏光として波長選択性偏光変換素子5から出射する。
このように、単一の素子として構成された波長選択性偏光変換素子5に入射した白色無偏光光は、B帯域およびG帯域のS偏光とR帯域のP偏光に変換されて該素子5から射出する。
したがって、該偏光変換素子5からB帯域光とR帯域光とを、従来用いられていた波長選択性位相差板を介さずにダイクロイックミラー8から第3の偏光ビームスプリッタ13に導くことができる。すなわち、この場合でも、第3の偏光ビームスプリッタ13によってこれらB帯域光とR帯域光をその偏光方向に応じて分離し、B液晶パネル15とR液晶パネル14にそれぞれ入射させることができる。このため、ダイクロイックミラー8から第3の偏光ビームスプリッタ13までの光路に波長選択性位相差板を設ける従来の場合に比べて、光学系の光学部品点数を少なくすることができる。しかも、波長選択性位相差板が不要となることにより、これを支持したり冷却したりする構造も不要になる。
ここで、図18には、上記図3および図4で説明した第1および第2の光分離膜33,34の多層膜としての構成例を示す。いずれの分離膜33,34においても、ガラス基板としてはOHARA社製のPBH56を用いた。また、図中のH,M,Lはそれぞれ、高屈折率層、中屈折率層および低屈折率層を示し、H,M,Lの左側の数字は各層(膜)の厚み(nm)を示す。本構成例では、高屈折率層としてTiOを、中屈折率層としてAlを、低屈折率層としてSiOを用いた。
図19および20にはそれぞれ、図18に示した膜構成を有する第1および第2の光分離膜33,34の透過率特性データを示している。Tp45は、P偏光を該光分離膜に対して45度の入射角で入射させたときの透過率特性を、Ts45は、S偏光を該光分離膜に対して45度の入射角で入射させたときの透過率特性を示している。
なお、以下の実施例では、具体的な膜構成を示さないが、本実施例にて示した膜構成を適宜変形することで、各実施例に対応した特性が得られる。
次に、本実施例において、波長選択性偏光変換素子5を第2のレンズアレイ4とコンデンサレンズ6との間に配置した理由について説明する。レンズアレイ3,4はそれぞれ、放物面リフレクタ2から射出された平行光束を複数光束に分割する機能と、各分割光束を波長選択性偏光変換素子5の近傍に集光する機能とを有する。一方、コンデンサレンズ6は、第2のレンズアレイ4から射出した複数の分割光束が液晶パネル上にて重り合うように集光する機能を有する。この場合、第2のレンズアレイ4による分割光束の波長選択性偏光変換素子5に向けた集光度合いと、コンデンサレンズ6による集光度合いとを比べると、前者の集光度合いの方が小さい。
ところで、一般に、ダイクロイック膜や偏光分離膜といった多層膜の分光特性は入射角度依存性が強く、45度の入射角度に対しては設計上の特性に近い良好な分光特性が得られるが、入射角度が45度から離れるにつれて分光特性がシフトする傾向がある。すなわち、分離する波長帯にずれが生じる。
前述したようにコンデンサレンズ6による光束の集光度合いは大きい。このため、仮に波長選択性偏光変換素子5をコンデンサレンズ6よりも液晶パネル側に配置すると、該波長選択性偏光変換素子5を構成する第1および第2の波長選択性偏光分離膜33,34での分光特性がシフトする。これにより、各液晶パネルに入射する各帯域光に予定外の偏光方向の光が多く混ざり、その結果、投射画像のコントラストが低下する。
このため、本実施例では、第2のレンズアレイ4とコンデンサレンズ6の間に波長選択性偏光変換素子5を配置して、該偏光変換素子5への入射光束の集光度合いを小さく(つまりは平行光束に近い状態と)している。これにより、波長選択性偏光変換素子5を構成する第1および第2の波長選択性偏光分離膜33,34において良好な分光特性が得られるようにしている。したがって、本実施例によれば、波長選択性偏光変換素子5による適正な分光特性を利用して、コントラストの高い投射画像を得ることができる。
以上説明した波長選択性偏光変換素子を第2のレンズアレイとコンデンサレンズとの間に配置することについては、以下に説明する他の実施例でも同じである。
図5には、本発明の実施例2である波長選択性偏光変換素子を用いた投射表示光学系を示す。
白色光源301から射出した光束は、放物面リフレクタ302によって平行光束に変換されて射出される。この平行光束は、第1のフライアイレンズ303によって複数の光束に分割され、各分割光束は集光される。各分割光束は、第2のフライアイレンズ304、波長選択性偏光変換素子305の近傍に集光され、光源の像(2次光源像)を作る。
フライアイレンズ303,304は複数のレンズセルが2次元方向に配置されて構成されている。各レンズセルは、被照明面である後述する液晶パネルと相似形状である矩形のレンズ形状を有する。
波長選択性偏光変換素子305は、第2のフライアイレンズ304を射出した各分割光束のうち第1および第2の波長域であるB帯域とG帯域の光を、第2の偏光方向を有する直線偏光であるP偏光に変換する。また、第3の波長域であるR帯域の光を、第1の偏光方向を有する直線偏光であるS偏光に変換する。
波長選択性偏光変換素子305から射出したB帯域およびG帯域のP偏光とR帯域のS偏光は、ミラー320で反射される。その後、コンデンサレンズ306によって集光され、色分解合成光学系307を経てB帯域、G帯域およびR帯域用の反射型液晶パネル(B,G,R液晶パネル)315,310,314を重畳的に照明する。
色分解合成光学系307は、コンデンサレンズ306を透過した偏光光のうちB帯域とR帯域の光を反射し、G帯域光を透過するダイクロイックミラー308を有する。ダイクロイックミラー308を透過したG帯域偏光光は、第1の偏光ビームスプリッタ309を透過し、反射型のG液晶パネル310に入射する。
G液晶パネル310からの画像光(偏光光)は、第1の偏光ビームスプリッタ309で反射され、さらに波長選択性偏光ビームスプリッタ311で反射されて投射レンズ312によって不図示のスクリーン上に投影される。ここで、波長選択性偏光ビームスプリッタ311は、B帯域のS偏光を透過し、G帯域のS偏光を反射し、R帯域のS偏光を反射し、R帯域のP偏光を透過する特性を有する。
一方、ダイクロイックミラー308で反射したB帯域およびR帯域の偏光光のうちB帯域偏光光は第2の偏光ビームスプリッタ313を透過し、R帯域偏光光は該第2の偏光ビームスプリッタ313で反射される。そして、第2の偏光ビームスプリッタ313から射出したB帯域偏光光およびR帯域偏光光はそれぞれ、反射型のB液晶パネル315およびR液晶パネル314上に集光する。
B液晶パネル315で反射され、かつ変調されたB帯域偏光光は、第2の偏光ビームスプリッタ313で反射される。また、R液晶パネル314で反射され、かつ変調されたR帯域偏光光は、第2の偏光ビームスプリッタ313を透過する。
その後、両波長帯の光は、波長選択性ビームスプリッタ311を透過して、投射レンズ312によってスクリーン上に投影される。
次に、前述した波長選択性偏光変換素子305の構成および光学作用について図6を用いて詳しく説明する。波長選択性偏光変換素子305の全体的な構成は、実施例1にて図2の右側の図を用いて説明したものと同様であり、図6には1つの偏光変換セルを拡大して模式的に示している。
41は反射膜である。また、光入射側から順に、42は第1の波長選択性偏光分離膜、43は位相差板、44は第2の波長選択性偏光分離膜を示す。以下、波長選択性偏光分離膜は、単に光分離膜と略記する。
第1の光分離膜42、位相差板43および第2の光分離膜44は、光の入射光軸方向(図の左側から右側に向かう方向)に対して45度の傾きを有する。また、反射膜41は、第1の光分離膜42に対して平行に配置されている。また、各光分離膜は、実際には平行平板であるガラスやアクリル製の基板の表面に多層膜として形成されている。また、位相差板43はフィルム状に形成され、同様の基板上に貼り付けられている。
第1の光分離膜42および第2の光分離膜43の特性をそれぞれ、図7および図8に示す。第1の光分離膜42は、B帯域光とG帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近く(50%より高く)、R帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近い(50%より低い)特性を有する。一方、第2の光分離膜44は、B帯域光とG帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近く(50%より低く)、R帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。すなわち、第1および第2の光分離膜42,44は、互いにS偏光に対する透過率が、波長帯によって逆となる特性を有する。
また、これら第1および第2の光分離膜42,44は、P偏光に対する透過率が波長帯にかかわらず100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。
さらに、位相差板43は、1/2波長板であり、入射した直線偏光の偏光方向を90度回転させる機能を有する。
このように構成された波長選択性偏光変換素子305には、白色の無偏光光が図の左側から入射する。
無偏光光のうちR帯域のP偏光は第1の光分離膜42を透過した後、位相差板43を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜43を透過して、S偏光として波長選択性偏光変換素子305から射出する。
R帯域のS偏光は、第1の光分離膜42で反射し、さらに反射膜41で反射して、S偏光として波長選択性偏光変換素子305から射出する。
B帯域およびG帯域のP偏光は、第1の光分離膜42を透過した後、位相差板43を透過してS偏光に変換され、さらに第2の光分離膜44で反射する。そして、該反射光は、再び位相差板43を透過してP偏光に変換され、第1の光分離膜42を透過し、反射膜41で反射して、P偏光として波長選択性偏光変換素子305から射出する。
B帯域およびG帯域のS偏光は、第1の光分離膜42を透過した後、位相差板43を透過してP偏光に変換され、第2の光分離膜44を透過して、P偏光として波長選択性偏光変換素子305から射出する。
このように、単一の素子として構成された波長選択性偏光変換素子305に入射した白色無偏光光は、B帯域およびG帯域のP偏光とR帯域のS偏光に変換されて該素子305から射出する。これにより、実施例1にて説明したのと同様の効果が得られる。
図9には、本発明の実施例3である波長選択性偏光変換素子を用いた投射表示光学系を示す。
白色光源401から射出した光束は、放物面リフレクタ402によって平行光束に変換されて射出される。この平行光束は、第1のフライアイレンズ403によって複数の光束に分割され、各分割光束は集光される。各分割光束は、第2のフライアイレンズ404、波長選択性偏光変換素子405の近傍に集光され、光源の像(2次光源像)を作る。
フライアイレンズ403,404は複数のレンズセルが2次元方向に配置されて構成されている。各レンズセルは、被照明面である後述する液晶パネルと相似形状である矩形のレンズ形状を有する。
波長選択性偏光変換素子405は、第2のフライアイレンズ404を射出した各分割光束のうち第1および第3の波長域であるB帯域とR帯域の光を、第2の偏光方向を有する直線偏光であるP偏光に変換する。また、第2の波長域であるG帯域の光を、第1の偏光方向を有する直線偏光であるS偏光に変換する。
波長選択性偏光変換素子405から射出したB帯域およびR帯域のP偏光とG帯域のS偏光は、コンデンサレンズ406によって集光される。さらに、ミラー407で反射され、色分解合成光学系408を経てB帯域、G帯域およびR帯域用の反射型液晶パネル(B,G,R液晶パネル)414,413,411を重畳的に照明する。
色分解合成光学系408は、偏光光のうちB帯域とR帯域の光を透過し、G帯域光を反射する偏光ビームスプリッタ409を有する。偏光ビームスプリッタ409で反射したG帯域偏光光は、ガラスブロック410を透過して反射型のG液晶パネル411に入射する。
G液晶パネル411からの画像光(偏光光)は、ガラスブロック410を透過し、偏光ビームスプリッタ409を透過して投射レンズ415によって不図示のスクリーン上に投影される。
一方、偏光ビームスプリッタ409を透過したB帯域およびR帯域の偏光光のうちB帯域偏光光はダイクロイックプリズム412で反射し、R帯域偏光光は該ダイクロイックプリズム412を透過する。そして、ダイクロイックプリズム412から射出したB帯域偏光光およびR帯域偏光光はそれぞれ、反射型のB液晶パネル414およびR液晶パネル413上に集光する。
B液晶パネル414で反射され、かつ変調されたB帯域偏光光は、ダイクロイックプリズム412で反射される。また、R液晶パネル413で反射され、かつ変調されたR帯域偏光光は、ダイクロイックプリズム412を透過する。その後、両波長帯の光は、偏光ビームスプリッタ409で反射して、投射レンズ312によってスクリーン上に投影される。
次に、前述した波長選択性偏光変換素子405の構成および光学作用について図10を用いて詳しく説明する。波長選択性偏光変換素子405の全体的な構成は、実施例1にて図2の右側の図を用いて説明したものと同様であり、図10には1つの偏光変換セルを拡大して模式的に示している。
51は反射膜である。また、光入射側から順に、52は第1の波長選択性偏光分離膜、53は位相差板、54は第2の波長選択性偏光分離膜を示す。以下、波長選択性偏光分離膜は、単に光分離膜と略記する。
第1の光分離膜52、位相差板53および第2の光分離膜54は、光の入射光軸方向(図の左側から右側に向かう方向)に対して45度の傾きを有する。また、反射膜51は、第1の光分離膜52に対して平行に配置されている。また、各光分離膜は、実際には平行平板であるガラスやアクリル製の基板の表面に多層膜として形成されている。また、位相差板53はフィルム状に形成され、同様の基板上に貼り付けられている。
第1の光分離膜52および第2の光分離膜53の特性をそれぞれ、図11および図12に示す。第1の光分離膜52は、B帯域光とR帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近く(50%より高く)、G帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近い(50%より低い)特性を有する。一方、第2の光分離膜54は、B帯域光とR帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近く(50%より低く)、G帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。すなわち、第1および第2の光分離膜52,54は、互いにS偏光に対する透過率が、波長帯によって逆となる特性を有する。
また、これら第1および第2の光分離膜52,54は、P偏光に対する透過率が波長帯にかかわらず100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。
さらに、位相差板53は、1/2波長板であり、入射した直線偏光の偏光方向を90度回転させる機能を有する。
このように構成された波長選択性偏光変換素子405には、白色の無偏光光が図の左側から入射する。
無偏光光のうちG帯域のP偏光は第1の光分離膜52を透過した後、位相差板53を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜53を透過して、S偏光として波長選択性偏光変換素子405から射出する。
G帯域のS偏光は、第1の光分離膜52で反射し、さらに反射膜51で反射して、S偏光として波長選択性偏光変換素子405から射出する。
B帯域およびR帯域のP偏光は、第1の光分離膜52を透過した後、位相差板53を透過してS偏光に変換され、さらに第2の光分離膜54で反射する。そして、該反射光は、再び位相差板53を透過してP偏光に変換され、第1の光分離膜52を透過し、反射膜51で反射して、P偏光として波長選択性偏光変換素子405から射出する。
B帯域およびR帯域のS偏光は、第1の光分離膜52を透過した後、位相差板53を透過してP偏光に変換され、第2の光分離膜54を透過して、P偏光として波長選択性偏光変換素子405から射出する。
このように、単一の素子として構成された波長選択性偏光変換素子405に入射した白色無偏光光は、B帯域およびR帯域のP偏光とG帯域のS偏光に変換されて該素子405から射出する。これにより、実施例1にて説明したのと同様の効果が得られる。
図13には、本発明の実施例4である波長選択性偏光変換素子を用いた投射表示光学系を示す。
白色光源501から射出した光束は、放物面リフレクタ502によって平行光束に変換されて射出される。この平行光束は、第1のフライアイレンズ503によって複数の光束に分割され、各分割光束は集光される。各分割光束は、第2のフライアイレンズ504、波長選択性偏光変換素子505の近傍に集光され、光源の像(2次光源像)を作る。
フライアイレンズ503,504は複数のレンズセルが2次元方向に配置されて構成されている。各レンズセルは、被照明面である後述する液晶パネルと相似形状である矩形のレンズ形状を有する。
波長選択性偏光変換素子505は、第2のフライアイレンズ504を射出した各分割光束のうち第1および第3の波長域であるB帯域とR帯域の光を、第1の偏光方向を有する直線偏光であるS偏光に変換する。また、第2の波長域であるG帯域の光を、第2の偏光方向を有する直線偏光であるP偏光に変換する。
波長選択性偏光変換素子505から射出したB帯域およびR帯域のS偏光とG帯域のP偏光は、コンデンサレンズ506によって集光される。さらに、色分解合成光学系522を経てB帯域、G帯域およびR帯域用の透過型液晶パネル(以下、B,G,R液晶パネルという)414,413,510を重畳的に照明する。
色分解合成光学系522は、R帯域光を透過し、B帯域光およびG帯域光を反射する第1のダイクロイックミラー507を有する。該第1のダイクロイックミラー507を透過したR帯域偏光光は、反射ミラー508で反射し、フィールドレンズ509を介して、R液晶パネル510に入射する。R液晶パネル510で変調された光(画像光)は、ダイクロイックプリズム511で進行方向を90度変えられ、投射レンズ512によって不図示のスクリーンに投影される。
一方、第1のダイクロイックミラー507で反射したB帯域偏光光およびG帯域偏光光のうちG帯域偏光光は、第2のダイクロイックミラー513で反射し、B帯域偏光光は透過する。第2のダイクロイックミラー513で反射したG帯域偏光光は、フィールドレンズ520を透過して、G液晶パネル521に入射する。G液晶パネル521で変調された光は、ダイクロイックプリズム511を透過し、投射レンズ512によってスクリーンに投影される。
また、第2のダイクロイックミラー513を透過したB帯域偏光光は、リレーレンズ514,517、反射ミラー515およびフィールドレンズ518を介してB液晶パネル519に入射する。B液晶パネル519で変調された光(画像光)は、ダイクロイックプリズム511で進行方向を90度変えられ、投射レンズ512によってスクリーンに投影される。
次に、前述した波長選択性偏光変換素子505の構成および光学作用について図14を用いて詳しく説明する。波長選択性偏光変換素子505の全体的な構成は、実施例1にて図2の右側の図を用いて説明したものと同様であり、図14には1つの偏光変換セルを拡大して模式的に示している。
61は反射膜である。また、光入射側から順に、62は第1の波長選択性偏光分離膜、63は位相差板、64は第2の波長選択性偏光分離膜を示す。以下、波長選択性偏光分離膜は、単に光分離膜と略記する。
第1の光分離膜62、位相差板63および第2の光分離膜64は、光の入射光軸方向(図の左側から右側に向かう方向)に対して45度の傾きを有する。また、反射膜61は、第1の光分離膜62に対して平行に配置されている。また、各光分離膜は、実際には平行平板であるガラスやアクリル製の基板の表面に多層膜として形成されている。また、位相差板63はフィルム状に形成され、同様の基板上に貼り付けられている。
第1の光分離膜62および第2の光分離膜63の特性をそれぞれ、図15および図16に示す。第1の光分離膜62は、B帯域光とR帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近く(50%より低く)、G帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。一方、第2の光分離膜64は、B帯域光とR帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近く(50%より高く)、G帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近い(50%より低い)特性を有する。すなわち、第1および第2の光分離膜62,64は、互いにS偏光に対する透過率が、波長帯によって逆となる特性を有する。
また、これら第1および第2の光分離膜62,64は、P偏光に対する透過率が波長帯にかかわらず100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。
さらに、位相差板63は、1/2波長板であり、入射した直線偏光の偏光方向を90度回転させる機能を有する。
このように構成された波長選択性偏光変換素子505には、白色の無偏光光が図の左側から入射する。該無偏光光のうちB帯域およびR帯域のP偏光は、第1の光分離膜62を透過した後、位相差板63を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜64を透過し、S偏光として波長選択性偏光変換素子505から射出する。
また、B帯域およびR帯域のS偏光は、第1の光分離膜62で反射し、さらに反射膜61で反射してS偏光として波長選択性偏光変換素子505から射出する。
また、G帯域のP偏光は、第1の光分離膜62を透過した後、位相差板63を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜64で反射する。そして、この反射光は、再度位相差板63を透過してP偏光に変換され、第1の光分離膜62を透過して反射膜61で反射され、P偏光として波長選択性偏光変換素子505から射出する。
さらに、G帯域のS偏光は、第1の光分離膜62を透過した後、位相差板63を透過してP偏光に変換され、第2の光分離膜64を透過して、P偏光として波長選択性偏光変換素子505から出射する。
このように、単一の素子として構成された波長選択性偏光変換素子505に入射した白色無偏光光は、B帯域およびR帯域のS偏光とG帯域のP偏光に変換されて該素子505から射出する。
ここで、従来の偏光変換素子と透過型液晶パネルを用いた構成では、図13に示したフィールドレンズ520とG液晶パネル521との間に、入射した直線偏光の偏光方向を90°回転させる位相板を配置していた。これは、G帯域をP偏光、R,B帯域をS偏光とすることで、図17に示すように、ダイクロイックプリズムの分光特性の立ち上がり(図中のA部)と立ち下り部(図中のB部)での損失を抑えるためである。
これに対し、本実施例の波長選択性偏光変換素子505を用いることで、これと同様の効果を、フィールドレンズ520とG液晶パネル521との間に位相板を配置しなくても実現することができる。なお、本実施例では、液晶パネル510,519,521をそれぞれR帯域用、B帯域用およびG帯域用とした場合について説明したが、液晶パネルの配置と帯域との組み合わせはどのようなものであってもよい。
以上説明したように、上記各実施例によれば、特定の偏光方向の光に対する透過率が波長域に応じて変化する特性を有する偏光分離膜と位相差板の作用により、第1から第3の波長域のうち2つの波長域の光と他の波長域の光とを互いに異なる偏光方向を有する偏光光として射出する。これにより、波長選択性偏光変換機能を有する単一の素子としての偏光変換素子を実現することができる。
したがって、該偏光変換素子からの上記2つの波長域の光のうち一方の光と上記他の波長域の光とを従来の波長選択性位相差板を介さずに同一光路から偏光ビームスプリッタに導くことができる。すなわち、この場合でも、偏光ビームスプリッタによってこれらの波長域光を偏光方向に応じて分離することができる。このため、偏光ビームスプリッタを用いて色分離を行い、第1から第3の波長光をそれぞれ対応する画像形成素子に導く投射表示光学系や画像投射装置の光学部品点数を、従来に比べて少なくすることができる。また、波長選択性位相差板が不要となることにより、これを支持したり冷却したりする構造も不要になり、画像投射装置の構造を簡略化することができる。
なお、波長選択性偏光変換素子としては、上記各実施例にて説明したもの以外の構成を採ることもできる。例えば、無偏光光をP偏光に変換する波長帯域では、第1の光分離膜をP偏光およびS偏光を透過する特性とし、第2の光分離膜をP偏光を透過してS偏光を反射する特性にする。一方、無偏光光をS偏光に変換する波長帯域では、第1の光分離膜をP偏光を透過してS偏光を反射する特性とし、第2の光分離膜をP偏光およびS偏光を透過する特性にする。これにより、R,G,Bのうちいずれか1つの波長帯域光をP偏光に、他の2つの波長帯域光をS偏光に変換したり、いずれか1つの波長帯域光をS偏光に、他の2つの波長帯域光をP偏光に変換したりすることができる。
また、上記各実施例では、波長選択性偏光変換素子が2つの波長選択性偏光分離膜を有し、各波長選択性偏光分離膜がS偏光に対する透過率のみが波長帯域に応じて大きく変化する場合について説明した。しかし、波長選択性偏光分離膜として、S偏光とP偏光に対する透過率がそれぞれ波長帯域に応じて大きく変化する(例えば、S偏光とP偏光に対する透過率の高低が波長帯によって逆となるもの)を用いてもよい。このような波長選択性偏光分離膜を用いれば、1つの波長選択性偏光分離膜と位相差板との組み合わせによって、上記各実施例で説明した波長選択性偏光変換素子と同等の機能を実現することも可能である。
なお、本実施例では、画像形成素子として反射型液晶パネルや透過型液晶パネルを用いる場合について説明したが、本発明では、他の画像形成素子、例えばDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いてもよい。
本発明の実施例1である投射表示光学系の構成を示す図。 実施例1で使用される波長選択性偏光変換素子の概略構成図。 実施例1の波長選択性偏光変換素子を構成する第1の光分離膜の特性図。 実施例1の波長選択性偏光変換素子を構成する第2の光分離膜の特性図。 本発明の実施例2である投射表示光学系の構成を示す図。 実施例2で使用される波長選択性偏光変換素子の概略構成図。 実施例2の波長選択性偏光変換素子を構成する第1の光分離膜の特性図。 実施例2の波長選択性偏光変換素子を構成する第2の光分離膜の特性図。 本発明の実施例3である投射表示光学系の構成を示す図。 実施例3で使用される波長選択性偏光変換素子の概略構成図。 実施例3の波長選択性偏光変換素子を構成する第1の光分離膜の特性図。 実施例3の波長選択性偏光変換素子を構成する第2の光分離膜の特性図。 本発明の実施例4である投射表示光学系の構成を示す図。 実施例4で使用される波長選択性偏光変換素子の概略構成図。 実施例4の波長選択性偏光変換素子を構成する第1の光分離膜の特性図。 実施例4の波長選択性偏光変換素子を構成する第2の光分離膜の特性図。 ダイクロイックプリズムの分光特性を示す図。 実施例1の波長選択性偏光変換素子を構成する第1および第2の光分離膜の膜構成例を示す表図。 図18に示した第1の光分離膜の特性図。 図18に示した第2の光分離膜の特性図。
符号の説明
1,301,401,501 光源
2,302,402,502 リフレクタ
3,303,403,503 第1のフライアイレンズ
4,304,404,504 第2のフライアイレンズ
5,305,405,505 波長選択性偏光変換素子
6,306,406,506 コンデンサレンズ
7,307,408,522 色分解合成光学系
8:ダイクロイックミラー
9:第1の偏光分離プリズム
10:反射型液晶パネル
11:第2の偏光分離プリズム
12:投射レンズ
13:第3の偏光分離プリズム
14:反射型液晶パネル
15:反射型液晶パネル
16:波長選択波長板

Claims (12)

  1. 第1の波長域の光、第2の波長域の光および第3の波長域の光を含む無偏光光を偏光光に変換する偏光変換素子であって、
    透過および反射作用により光を分離する機能を有し、少なくとも第1の偏光方向の光に対する透過率が、波長域に応じて、50%より高い透過率と50%より低い透過率との間で変化する特性を有する光分離膜と、
    該光分離膜からの光の偏光方向を前記第1の偏光方向と該第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向との間で変換する位相差板とを有し、
    該偏光変換素子は、前記第1、第2および第3の波長域のうち2つの波長域の光を前記第1および第2の偏光方向のうち一方の偏光方向を有する偏光光として射出し、前記第1、第2および第3の波長域のうち他の波長域の光を前記第1および第2の偏光方向のうち他方の偏光方向を有する偏光光として射出することを特徴とする波長選択性偏光変換素子。
  2. 前記光分離膜として、前記第1の偏光方向の光に対して50%より高い透過率を示す波長域および50%より低い透過率を示す波長域が互いに異なる第1の光分離膜および第2の光分離膜を有し、
    該偏光変換素子への光の入射側から順に、前記第1の光分離膜、前記位相差板および前記第2の光分離膜が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の波長選択性偏光変換素子。
  3. 前記第1および第2の光分離膜は、前記第1、第2および第3の波長域における前記第2の偏光方向の光に対する透過率が50%よりも高い特性を有することを特徴とする請求項2に記載の波長選択性偏光変換素子。
  4. 前記第1の光分離膜は、前記2つの波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より低く、前記他の波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より高い特性を有し、
    前記第2の光分離膜は、前記2つの波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より高く、前記他の波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より低い特性を有し、
    前記2つの波長域における前記第1の偏光方向の光が、前記第1の光分離膜で反射して射出し、
    前記2つの波長域における前記第2の偏光方向の光が、記第1の光分離膜を透過して、前記位相差板で前記第1の偏光方向の光に変換された後、前記第2の光分離膜を透過して射出し、
    前記他の波長域における前記第1の偏光方向の光が、前記第1の光分離膜を透過して、前記位相差板で前記第2の偏光方向の光に変換された後、前記第2の光分離膜を透過して射出し、
    前記他の波長域における前記第2の偏光方向の光が、前記第1の光分離膜を透過して、前記位相差板で前記第1の偏光方向の光に変換された後、前記第2の光分離膜で反射して前記位相差板で再度前記第2の偏光方向の光に変換された後、前記第1の光分離膜を透過して射出することを特徴とする請求項3に記載の波長選択性偏光変換素子。
  5. 前記第1の光分離膜は、前記2つの波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より高く、前記第他の波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より低い特性を有し、
    前記第2の光分離膜は、前記2つの波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より低く、前記他の波長域における前記第1の偏光方向の光に対する透過率が50%より高い特性を有し、
    前記2つの波長域における前記第1の偏光方向の光が、前記第1の光分離膜を透過して前記位相差板で前記第2の偏光方向の光に変換された後、前記第2の光分離膜を透過して射出し、
    前記2つの波長域における前記第2の偏光方向の光が、前記第1の光分離膜を透過して、前記位相差板で前記第1の偏光方向の光とされた後、前記第2の光分離膜で反射して前記位相差板で再度前記第2の偏光方向の光とされた後、前記第1の光分離膜を透過して射出し、
    前記他の波長域における前記第1の偏光方向の光が、前記第1の光分離膜で反射して射出し、
    前記他の波長域における前記第2の偏光方向の光が、前記第1の光分離膜を透過して、前記位相差板で前記第1の偏光方向の光とされた後、前記第2の光分離膜を透過して射出することを特徴とする請求項3に記載の波長選択性偏光変換素子。
  6. 少なくとも前記光分離膜で反射した光を反射して、該偏光変換素子からの射出方向に向かわせる反射面を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の波長選択性偏光変換素子。
  7. それぞれ前記光分離膜と前記位相差板とを含む偏光変換セルを複数有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の波長選択性偏光変換素子。
  8. 光源から射出された第1、第2および第3の波長域の光を含む無偏光光を偏光光に変換する請求項1から7のいずれか1つに記載の波長選択性偏光変換素子を含む照明光学系と、
    偏光分離機能を用いて、前記照明光学系からの前記第1、第2および第3の波長域の光をそれぞれ第1、第2および第3の画像形成素子に導き、該第1、第2および第3の画像形成素子からの光を合成する色分解合成光学系と、
    該合成された光を投射する投射レンズとを有することを特徴とする投射表示光学系。
  9. 前記照明光学系は、前記無偏光光である略平行光束を複数の光束に分割するレンズアレイと、前記波長選択性偏光変換素子と、該波長選択性偏光変換素子からの光束を集光するコンデンサレンズとを有することを特徴とする請求項8に記載の投射表示光学系。
  10. 請求項8又は9に記載の投射表示光学系と、
    入力された画像信号に基づいて前記第1、第2および第3の画像形成素子を駆動する駆動回路とを有することを特徴とする画像投射装置。
  11. 請求項10に記載の画像投射装置と、
    該画像投射装置に画像信号を供給する画像供給装置とを有することを特徴とする画像表示システム。
  12. 光源から射出された第1、第2および第3の波長域の光を含む無偏光照明光を偏光光に変換する請求項1から7のいずれか1つに記載の波長選択性偏光変換素子を含むことを特徴とする照明光学系。
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