JP4939161B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶パネル等の液晶表示素子(特に反射型液晶表示素子)を用いた画像表示装置に関する発明である。特に、偏光ビームスプリッタ(偏光分離素子)を用いて、色分解、色合成、検光を行う画像表示装置に適用されるものである。
偏光ビームスプリッタにより色分解および色合成を行う画像投射装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の装置では、光源から射出された無偏光光をレンズアレイによって複数の光束に分割し、各光束により複数の2次光源像を形成する。それらの2次光源像からの光束をコンデンサレンズによって液晶パネル上に重畳させることによって、液晶パネルを略均一な明るさで照明する。
ここで、レンズアレイから射出した各分割光束は、偏光変換素子に設けられた、レンズアレイのそれぞれのレンズセルに対応した複数の偏光変換セルに入射する。各偏光変換セルは、偏光分離膜と1/2波長板と反射面とを有する。各偏光変換セルに入射した無偏光光は、偏光分離膜でP偏光とS偏光とに分離される。P偏光は、偏光分離膜を透過した後、1/2波長板によってその偏光方向が90°回転させられてS偏光として射出する。
一方、S偏光は偏光分離膜によって反射され、反射面で反射してS偏光のまま射出される。偏光変換素子から偏光方向が揃えられて射出したS偏光は、コンデンサレンズに入射する。
一般的に、偏光変換素子においては、有限の大きさを有する光源から発した無偏光光を100%の効率である直線偏光光に変換することは難しい。その為に偏光変換素子以降に偏光板を配置し、その偏光板によって不要な偏光光を除いている。このような偏光板は不要光を除く機能を持っているが、正規の偏光方向の光(所望の偏光方向の光)を10%以上遮光してしまうため、投射される画像が若干暗くなってしまう。
偏光変換素子によって偏光方向がS偏光に揃えられた光は、ダイクロイック素子によって赤及び青の波長帯域の光と緑の波長帯域の光とに分離される。この段階では、赤及び青の波長帯域の光は同じ光路を進み、かつ同じ偏光方向を有する。そしてこの後、偏光ビームスプリッタを用いて赤及び青の波長帯域の光をそれぞれ赤用及び青用の液晶パネルに導くため、波長(色)選択性位相差板を通過させる。
波長選択性位相差板を通過させることにより、赤及び青の波長帯域の光を互いに異なる偏光方向を有する光に変換することができる。このように偏光ビームスプリッタを用いて色分解を行う画像投射装置には、レンズアレイの近傍に配置される偏光変換素子、偏光板、ダイクロイック素子と、波長選択性位相差板、偏光ビームスプリッタが用いられることが一般的である。
特開2001−154152号公報(段落0045、図1等)
上記の構成において、液晶パネルに入射する照明光の偏光度を向上させるためには、偏光板を配置しなければならないが、偏光板を配置すると照明光の光量が落ちてしまう。また、逆に、照明光の光量を落とさないようにするために、偏光板を無くすことが考えられる。しかしながら、偏光板を無くすと、例えば緑用の液晶パネルに対して所望の方向とは逆の偏光方向の光が入射してしまったり、赤用や青用の液晶パネルに緑の波長帯域の光が入射してしまったりする。そうすると、比視感度の高い緑色の光がスクリーン等に投射されてしまい、画像のコントラストが低下してしまうことがある。また、赤色光や青色光がそれぞれの対応する液晶パネル以外に入射してしまったり、所望の偏光方向とは異なる偏光方向の光が液晶パネルに入射してしまったりして、コントラスト低下の原因となってしまう。
そこで、本願発明は、光量の低下を抑えつつ、コントラストを向上させることが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、第1色光に対応する第1液晶表示素子と、前記第1色光とは波長帯域が異なる第2色光に対応する第2液晶表示素子と、前記第1色光及び前記第2色光とは波長帯域が異なる第3色光に対応する第3液晶表示素子と、光源から発する無偏光光のうち前記第2色光を第1直線偏光に変換する偏光変換素子と、前記偏光変換素子から出射する前記第1、2、3色光のうち、前記第2色光を前記第1、3色光から分離する光路分離素子とを含み、前記光源から発し前記光路分離素子を介した前記第1、2、3色光各々で、前記第1、2、3液晶表示素子を照明することによって、画像表示を行う画像表示装置であって、前記光路分離素子が、前記第2色光のうち前記第1直線偏光成分の光を前記第2反射型液晶パネルに導き、前記第2色光のうち前記第1直線偏光成分と偏光方向が直交する第2直線偏光成分の光を、前記第1、2、3液晶表示素子いずれとも異なる方向に導く。そして、前記光路分離素子が、前記第2色光のうち前記第2直線偏光成分の光を、前記偏光変換素子から前記光路分離素子に至る光束の光路に沿って、前記光源方向に戻すことを特徴としている。
本発明によれば、ある色光が別の色用の液晶表示素子に入射してしまうことによるコントラストを低下の影響を低減することができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に本発明の第1の実施例図を示す。図中、1は光源で、2はリフレクターで、3は複数のレンズからなる第1のレンズアレイで、4は複数のレンズからなる第2のレンズアレイで、5はコンデンサーレンズである。また、6は光源から発する無偏光光を所定の直線偏光光にそろえる偏光変換素子で、7は色分離機能及び検光機能を持つ3Pダイクロ偏光プリズムである。8は第1の偏光ビームスプリッターで、9は第2の偏光ビームスプリッターである。10はG(緑)の光を反射し、B(青)の光を透過し、R(赤)の不要偏光成分を反射し、Rの投射光を透過する図2に示す特性を有するダイクロ偏光プリズムである。11はRの偏光方向を90度変換させ、Bの偏光方向を変換しない色選択性位相板である。12、13、14は照明光の波長に最適化された位相板である。15、16、17はR、B、Gの画像を表示する反射型液晶表示素子(透過型でも可)で、それぞれが赤色光、青色光、緑色光に対応する液晶パネルである。18はB帯域のみ検光作用するB専用偏光板、19は偏光板で20は投射レンズである。ここで、B、G、Rは、それぞれ略青色波長帯域(400nm以上500nm以下の波長の光)、緑色波長帯域(500nm以上600nm以下の波長の光)、赤色波長帯域(500nm以上600nm以下の波長の光)を指す。
偏光変換素子6で偏光変換された白色光(ここでは偏光ビームスプリッタの膜に対してP偏光光)および偏光変換されきれなかった不要光(ここでは偏光ビームスプリッタの膜に対してS偏光光)は前記3Pダイクロ偏光プリズム7に入射しする。ここで偏光変換されきれなかった不要光は3Pダイクロ偏光プリズムにおいてカットされる。3Pダイクロ偏光プリズム7の構成および光学作用の詳細については後述する。
一方偏光変換されたP偏光のR帯域は3Pダイクロ偏光プリズム7を反射し、波長選択性位相板11で偏光が回転しS偏光光となり、第1の偏光分離プリズム8で反射し、R用位相板12を透過しRの反射型画像表示素子15を照明する。Rの反射型液晶表示素子15で偏光状態をRの画像に基づいて変調された光は、第1の偏光ビームスプリッター8を透過して、ダイクロ偏光プリズム10を透過して投射レンズ20へ至る。次にB帯域のP偏光成分は3Pダイクロ偏光プリズム7を反射して、第1の偏光分離プリズム8を透過し、B用位相板13を透過し、Bの反射型画像表示素子16を照明する。Bの反射型液晶表示素子16で偏光状態をBの画像に基づいて変調された光は、第1の偏光ビームスプリッター8を反射して、B用の偏光板18で検光され、ダイクロ偏光プリズム10を透過して投射レンズ20へ至る。
一方、G帯域のP偏光成分は3Pダイクロ偏光プリズム7を透過して、第2の偏光分離プリズム9を透過し、G用位相板14を透過して、Gの反射型画像表示素子17を照明する。Gの反射型液晶表示素子17で偏光状態をGの画像に基づいて変調された光は、第2の偏光ビームスプリッター9を反射して、G用の偏光板19で検光され、ダイクロ偏光プリズム10を反射して投射レンズ20へ至る。
次に、前述した3Pダイクロ偏光プリズム7の構成および光学作用について図3〜図5を用いて詳しく説明する。3Pダイクロ偏光プリズム7は図3に示すように3つの三角プリズム21、22、23によって組み合わされ2つの膜24(以後A膜)、25(以後B膜)によって構成される。A膜24、B膜25の特性を図4、図5に示す。
ここで、この3Pダイクロ偏光プリズム(プリズム体)は、第1プリズム21、第2プリズム22、第3プリズム23と言う3つのプリズムを有している。この第1プリズムと第2プリズムとが同形状のプリズムであり、第3プリズムは、第1プリズム及び第2プリズムとを貼り合わせた形と同形状のプリズムである。第1プリズムと第2プリズムとの間にはB膜25(第1光学構造体)が、第1プリズムと第3プリズムの間及び第2プリズムと第3プリズムの間には、B膜25とは特性が異なるA膜(第2光学構造体)が構成されている。更に、第1、2プリズムは、同じ大きさの直角二等辺三角形の面を持ち、第3プリズムは、前記第1、2プリズムとは異なる大きさの直角二等辺三角形の面を有している。その上で、第1プリズムと第2プリズムとは、お互いに直角部分を合わせるように貼り合わされており、第1、2プリズムの直角部分と第3プリズムの斜辺部分とが貼りあわされている。別の言い方をすれば、第1、2プリズムの直角を挟む面同士を貼り合わせ、それらを貼り合わせて出来た直角二等辺三角形の斜辺の面と、第3プリズムの斜辺の面とを貼り合わせて3Pダイクロ偏光プリズムを構成している。尚、貼り合わせる順番はどのような順番であっても構わない。
まず、偏光変換された白色光であるP偏光光について説明する。図4、図5からBR帯域はA膜24を反射、B膜25を透過するために、図6に示すように3Pダイクロ偏光プリズム7を反射する。一方G帯域は図4、図5からA膜24、B膜25共に透過する為、図6に示すように3Pダイクロ偏光プリズム7を透過する。
次に偏光変換されきれなかった不要光であるS偏光光がカットされる(液晶表示素子に至らない)理由を説明する。図4、図5に示すようにA膜24、B膜25においてS偏光全帯域は反射特性を示す。従って図7に示すように不要光であるS偏光光はA膜24、B膜25共に反射しランプ側へ戻っていく。このようにして、S偏光光は液晶表示素子に至ることが無くなる(液晶表示素子に至る光量を減らすことができる)ため、コントラストを向上させることができる。
このように3Pダイクロ偏光プリズム7で検光作用と色分離作用が同時に行われる為に、従来RB光路にあった偏光板が必要としない。その為にBRの光量が増え、通常モードにおいては明るく、白の色味の品質が高いプロジェクタが実現し、シネマモードにおいては明るいシネマモードが実現する。仮にシネマモードにおいて明るすぎる場合はランプの光量を落とすことが可能で、その結果装置の冷却ファンの風量を下げることが可能になり、静音効果を得ることができる。
一方G光路では従来第2の偏光分離プリズム9のみで検光していたのに対して、3Pダイクロ偏光プリズム7においても検光するため従来に対してコントラストが向上する。
尚、この実施例(及び実施例2、3においても)では、不要光を光源方向に戻しているがその限りではない。いずれの液晶表示素子にも入射しないようにすれば、必ずしも光源方向に戻す必要は無い。具体的には、B膜は必ずしもA膜に対して90度をなすように設ける必要は無く、A膜とB膜のなす角度は60度以上120度以下(好ましくは80度以上100度以下)であれば構わない。
また、本実施例においては、3Pダイクロ偏光プリズム7と第1の偏光ビームスプリッターの間及び、3Pダイクロ偏光プリズム7と第2の偏光ビームスプリッターとの間に、偏光板を配置しないことが望ましい。つまり、3Pダイクロ偏光プリズムを射出した光束が偏光板を介さずに第1、2の偏光ビームスプリッター(又は反射型液晶表示素子)に入射させることが望ましい。このように構成すれば、明るさをあまり落とす事無く、コントラストを向上させることができる。
但し、本実施例1においては、3Pダイクロ偏光プリズム7と第1の偏光ビームスプリッターの間及び、3Pダイクロ偏光プリズム7と第2の偏光ビームスプリッターとの間に、偏光板を配置しても構わない。配置した場合でもコントラストをより向上させることが出来ると言う効果は担保される。
また、3Pダイクロ偏光プリズムと第1及び第2の偏光ビームスプリッター(反射型液晶表示素子)との間に、トリミングフィルタ(特定の波長の光を反射又は吸収するフィルタ)を挿入しても構わない。そうすれば、緑色用液晶表示素子に入射する赤色光や青色光の光量を低減したり、赤色用、青色用液晶表示素子に入射する緑色光の光量を低減したりすることができ、コントラストの向上及び色味悪化の防止等の効果がある。
実施例1に記載した内容については以下の実施例2、3においても矛盾しない限り適用可能である。
図8に本発明の第2の実施例図を示す。
図中、101は光源、102はリフレクター、103は複数のレンズからなる第1のレンズアレイ、104は複数のレンズからなる第2のレンズアレイ、105はコンデンサーレンズである。106は白色の無偏光光のR帯域をS偏光光(偏光ビームスプリッターの膜に対してS偏光)に、BG帯域をP偏光光(偏光ビームスプリッターの膜に対してP偏光)にそろえる色選択性偏光変換素子である。107は色分離機能と検光機能とを併せ持つ3Pダイクロ偏光プリズムである。108は第1の偏光ビームスプリッター、109は第2の偏光ビームスプリッターである。そして、110はGの光を反射し、Bの光を透過し、Rの不要偏光成分を反射し、Rの投射光を透過する図2に示す特性を有するダイクロ偏光プリズムである。111、112、113は照明光の波長に最適化された位相板、114、115、116はR、B、Gの画像を表示する反射型液晶表示素子、117はB帯域のみ検光作用するB専用偏光板、118は偏光板、119は投射レンズである。
色選択性偏光変換素子106の構成および光学作用については、本実施例2の最後で詳細に説明する。
色選択性偏光変換素子106でS偏光に変換されたR帯域、P偏光に変換されたBG帯域および偏光変換されきれなかった不要光であるR帯域P偏光光とBG帯域S偏光光は前記3Pダイクロ偏光プリズム7に入射する。偏光変換されきれなかったBG帯域のS偏光は3Pダイクロ偏光プリズムにおいてカットされる。また、偏光変換されきれなかったR帯域P偏光は3Pダイクロ偏光プリズムをG光路へ透過する。
一方、偏光変換されたS偏光のR帯域は3Pダイクロ偏光プリズム107を反射し、第1の偏光ビームスプリッター108を反射し、R用位相板111を透過しRの反射型画像表示素子114を照明する。Rの反射型液晶表示素子114で偏光状態をRの画像に基づいて変調された光は、第1の偏光ビームスプリッター108を透過して、ダイクロ偏光プリズム110を透過して投射レンズ119へ至る。
次に、B帯域のP偏光成分は3Pダイクロ偏光プリズム107を反射して、第1の偏光分離プリズム108を透過し、B用位相板112を透過し、Bの反射型画像表示素子115を照明する。Bの反射型液晶表示素子115で偏光状態をBの画像に基づいて変調された光は、第1の偏光ビームスプリッター108を反射して、B用の偏光板117で検光され、ダイクロ偏光プリズム110を透過して投射レンズ119へ至る。
G帯域のP偏光成分は3Pダイクロ偏光プリズム107を透過して、第2の偏光分離プリズム109を透過し、G用位相板113を透過して、Gの反射型画像表示素子116を照明する。Gの反射型液晶表示素子116で偏光状態をGの画像に基づいて変調された光は、第2の偏光ビームスプリッター109を反射して、G用の偏光板118で検光され、ダイクロ偏光プリズム110を反射して投射レンズ119へ至る。
ここで偏光変換されたB帯域のP偏光光、R帯域のS偏光光について説明する。3Pダイクロ偏光プリズムの構成は実施例1と同様で膜特性のみ異なる。図9、図10に示すように両光ともA膜24を反射、B膜25を透過する。両偏光光は図11に示すように3Pダイクロ偏光プリズム107を反射する。一方G帯域のP偏光光はA膜24、B膜25共に透過するため、図11に示すように3Pダイクロ偏光プリズム107を透過する。
次に偏光変換されきれなかったR帯域のP偏光についてだが、図9、図10に示すようにA膜24、B膜25においてR帯域のP偏光は透過特性を示す。従って図12に示すようにR帯域のP偏光光はAB膜共に透過するためGのP偏光光と同光路を辿る。
一方偏光変換されきれなかった不要光であるBG帯域のS偏光光がカットされる理由を説明する。3Pダイクロ偏光プリズム107の構成は実施例1と同様で膜特性のみ異なる。図9、図10に示すようにA膜24、B膜25においてBG帯域のS偏光は反射特性を示す。従って図12に示すようにS偏光光はA膜24、B膜25共に反射するためランプ側へ戻っていく。
このように3Pダイクロ偏光プリズム107で検光作用と色分離作用が同時に行われる為に、従来RB光路にあった偏光板、また波長選択性位相板が不要となる。その為にBRの光量が増え、通常モードにおいては明るく、白の色味の品質が高いプロジェクタが実現し、シネマモードにおいては明るいシネマモードが実現する。仮にシネマモードにおいて明るすぎる場合はランプの消費電力を落とすことで、暗くすることが可能で、この場合は静音効果が得ることができる。
一方、G帯域の光に対しては、3Pダイクロ偏光プリズム107にも検光作用を持つため、従来に比べてコントラストが向上する。さらに本実施例では非常に高価である波長選択性位相板と偏光板を無くすことができるため、大幅なコストダウンと光量アップを実現することができる。但し、3Pダイクロ偏光プリズム107と第2の偏光ビームスプリッター109との間に偏光板を配置しても構わない。
また、3Pダイクロ偏光プリズム107と第1の偏光ビームスプリッター108との間、及び/又は、3Pダイクロ偏光プリズム107と第2の偏光ビームスプリッター109との間にトリミングフィルタを配置しても構わない。
一方偏光変換されなかったR帯域のP偏光について示す。図12に記載されているようにR帯域のP偏光光はGのP偏光光と同じ光路を辿る。但し、R帯域の光はG帯域の光に対して比視感度が低く、G帯域の光に若干混ざったとしてもさほど色味に影響を与えることは無い。そのため、R帯域の光がG帯域の光と同じ光路を辿ったとしても、G帯域の光がR帯域の光と同じ光路を辿るよりは問題にはならない。従って、本実施例において、3Pダイクロ偏光プリズムはG帯域の不要光を遮光する機能を持ち、G帯域の光が他の帯域の光に対応する液晶表示素子に入射することを防止する(入射する光量を減らす)ことが望ましい。しかしながら、光源の発光スペクトル(BGR帯域の光量のバランス等)や、その他光学系の特性に従って、3Pダイクロ偏光プリズムがBGR帯域の光のいずれに対して不要光を遮光する機能を持っていても構わない。
次に、前述した色選択性偏光変換素子106の構成および光学作用について図19〜24を用いて詳しく説明する。図19の右側には、色選択性偏光変換素子色選択性偏光変換素子106の概略構成を示している。図中に点線の丸で囲んだ部分が1つの偏光変換セル305aを構成し、同じ構成の複数の偏光変換セル305aがフライアイレンズ103,104を構成する複数のレンズセルに対応して設けられている。なお、各偏光変換セル305aの光入射面のうち、後述する反射膜31の位置から上方向に隣接する偏光変換セルまでの領域には遮光板305bが設けられており、この部分への光の入射を遮っている。これにより、光は入射面のうち反射膜331と後述する第1の波長選択性偏光分離膜332との間の領域からのみ入射する。
図19の左側の図は、1つの偏光変換セル305aを拡大して模式的に示したものである。331は前述した反射膜である。また、光入射側から順に、332は第1の波長選択性偏光分離膜(光分離膜)、333は位相差板、334は第2の波長選択性偏光分離膜(光分離膜)を示す。以下、波長選択性偏光分離膜は、単に光分離膜と略記する。
なお、これら第1の光分離膜332、位相差板333および第2の光分離膜334は、光の入射光軸方向(図の左側から右側に向かう方向)に対して45度の傾きを有する。また、反射膜331は、第1の光分離膜332に対して平行に配置されている。また、各光分離膜は、実際には平行平板であるガラスやアクリル製の基板の表面に多層膜として形成されている。また、位相差板333はフィルム状に形成され、同様の基板上に貼り付けられている。
第1の光分離膜332および第2の光分離膜334の特性をそれぞれ、図20および図21に示す。第1の光分離膜332は、B帯域光とG帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近く(50%より低く)、R帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。一方、第2の光分離膜334は、B帯域光とG帯域光のS偏光に対する透過率が100%又はそれに近く(50%より高く)、R帯域光のS偏光に対する透過率が0%又はそれに近い(50%より低い)特性を有する。すなわち、第1および第2の光分離膜332,334は、互いにS偏光に対する透過率が、波長帯によって逆となる特性を有する。
また、これら第1および第2の光分離膜332,334は、P偏光に対する透過率が波長帯にかかわらず100%又はそれに近い(50%より高い)特性を有する。
さらに、位相差板333は、1/2波長板であり、入射した直線偏光の偏光方向を90度回転させる機能を有する。
このように構成された色選択性偏光変換素子色選択性偏光変換素子106には、白色の無偏光光が図の左側から入射する。該無偏光光のうちB帯域およびG帯域のP偏光は、第1の光分離膜332を透過した後、位相差板333を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜334を透過し、S偏光として色選択性偏光変換素子色選択性偏光変換素子106から射出する。
また、B帯域およびG帯域のS偏光は、第1の光分離膜32で反射し、さらに反射膜31で反射してS偏光として色選択性偏光変換素子色選択性偏光変換素子106から射出する。
また、R帯域のP偏光は、第1の光分離膜332を透過した後、位相差板333を透過してS偏光に変換され、第2の光分離膜334で反射する。そして、この反射光は、再度位相差板333を透過してP偏光に変換され、第1の光分離膜332を透過して反射膜331で反射され、P偏光として色選択性偏光変換素子色選択性偏光変換素子106から射出する。
さらに、R帯域のS偏光は、第1の光分離膜332を透過した後、位相差板333を透過してP偏光に変換され、第2の光分離膜334を透過して、P偏光として色選択性偏光変換素子色選択性偏光変換素子106から出射する。
このように、単一の素子として構成された色選択性偏光変換素子色選択性偏光変換素子106に入射した白色無偏光光は、B帯域およびG帯域のS偏光とR帯域のP偏光に変換されて該素子106から射出する。
したがって、該偏光変換素子106からB帯域光とR帯域光とを、従来用いられていた波長選択性位相差板を介さずにダイクロ偏光素子107から第1の偏光ビームスプリッタ108に導くことができる。
ここで、図22には、上記図20および図21で説明した第1および第2の光分離膜332,334の多層膜としての構成例を示す。いずれの分離膜332,334においても、ガラス基板としてはOHARA社製のPBH56を用いた。また、図中のH,M,Lはそれぞれ、高屈折率層、中屈折率層および低屈折率層を示し、H,M,Lの左側の数字は各層(膜)の厚み(nm)を示す。本構成例では、高屈折率層としてTiOを、中屈折率層としてAlを、低屈折率層としてSiOを用いた。
図23および24にはそれぞれ、図22に示した膜構成を有する第1および第2の光分離膜332,334の透過率特性データを示している。Tp45は、P偏光を該光分離膜に対して45度の入射角で入射させたときの透過率特性を、Ts45は、S偏光を該光分離膜に対して45度の入射角で入射させたときの透過率特性を示している。
図13に本発明の第3の実施例図を示す。
図13中、201は光源、202はリフレクター、203は複数のレンズからなる第1のレンズアレイ、204は複数のレンズからなる第2のレンズアレイ、205はコンデンサーレンズである。206は白色の無偏光光のBR帯域をS偏光光に、G帯域をP偏光光にそろえる色選択性偏光変換素子、207は色分離手段および検光手段である3Pダイクロ偏光プリズムである。そして、208はB帯域のP偏光光を反射、S偏光光を透過、R帯域のP偏光光を透過、S偏光光を反射する図14に示す特性の偏光プリズムである。また、209は第1の偏光ビームスプリッター(以下、PBS)、210は第2の偏光ビームスプリッター、211、212、213は照明光の波長に最適化された位相板である。214、215、216はR、B、Gの画像を表示する反射型液晶表示素子で、217は偏光板で218は投射レンズである。
色選択性偏光変換素子206で変換されたS偏光のBR帯域(PBS膜に対してS偏光)、P偏光のG帯域(PBS膜に対してP偏光)及び偏光変換されなかったP偏光のRB帯域(不要光)とS偏光のG帯域(不要光)は前記3Pダイクロ偏光プリズム207に入射する。偏光変換されきれなかったG帯域のS偏光は3Pダイクロ偏光プリズムにおいてカットされる。また、偏光変換されきれなかったRB帯域P偏光は3Pダイクロ偏光プリズムをG光路へ透過する。
一方偏光変換されたS偏光のR帯域は3Pダイクロ偏光プリズム207を反射し、偏光プリズム208を反射し、R用位相板211を透過しRの反射型画像表示素子214を照明する。Rの反射型液晶表示素子114で偏光状態をRの画像に基づいて変調された光は、偏光プリズム208を透過して、第2の偏光ビームスプリッター210を透過して投射レンズ218へ至る。
次にB帯域のS偏光成分は3Pダイクロ偏光プリズム207を反射して、偏光プリズム208を透過し、B用位相板212を透過し、Bの反射型画像表示素子215を照明する。Bの反射型液晶表示素子215で偏光状態をBの画像に基づいて変調された光は、偏光プリズム208を反射して、第2の偏光ビームスプリッター210を透過して投射レンズ219へ至る。
G帯域のP偏光成分は3Pダイクロ偏光プリズム207を透過して、第1の偏光分離プリズム209を透過し、G用位相板213を透過して、Gの反射型画像表示素子216を照明する。Gの反射型液晶表示素子216で偏光状態をGの画像に基づいて変調された光は、第1の偏光ビームスプリッター209を反射して、G用の偏光板217で検光され、第2の偏光ビームスプリッター210を反射して投射レンズ218へ至る。
ここで偏光変換されたBR帯域のS偏光光について説明する。3Pダイクロ偏光プリズムの構成は実施例1と同様で膜特性のみ異なる。A膜24、B膜25の特性を図15、図16に示す。両光ともA膜24を反射、B膜25を透過するために、図17に示すように3Pダイクロ偏光プリズム207を反射する。一方G帯域のP偏光光はA膜24、B膜25共に透過するため、図17に示すように3Pダイクロ偏光プリズム207を透過する。
次に偏光変換されきれなかったG帯域のS偏光光が検光される理由を説明する。図15、図16に示すようにA膜24、B膜25においてG帯域のS偏光は反射特性を示す。従って図18に示すようにS偏光光はA膜24、B膜25共に反射するためランプ側へ戻っていく。
一方偏光変換されなかったBR帯域のP偏光について示す。図15、図16に示すようにA膜24、B膜25がBR帯域のP偏光を透過する特性を持つため、図18に示すようにR帯域のP偏光光はA膜B膜を透過してGのP偏光光と同光路を辿る。BR帯域の光はGに対して比視感度が低く、Gの光に若干混ざったとしてもさほど色味に影響を与えることは無い。そのため、BR帯域の光がGの光と同じ光路を辿ったとしても、G帯域の光がB帯域の光やR帯域の光と同じ光路を辿るよりは問題にはならない。従って、本実施例において、3Pダイクロ偏光プリズムはG帯域の不要光を遮光する機能を持つことが望ましい。しかしながら、光源の発光スペクトル(BGR帯域の光量のバランス等)や、その他光学系の特性に従って、BGR帯域の光のいずれに対して不要光を遮光する機能を持たせても構わない。
このように3Pダイクロ偏光プリズム207で検光作用と色分離作用が同時に行われる為に、従来RB光路にあった偏光板、また波長選択性位相板も不要となる。その為にBRの光量が増え、通常モードにおいては明るく、白の色味の品質が高いプロジェクタが実現し、シネマモードにおいては明るいシネマモードが実現する。仮にシネマモードにおいて明るすぎる場合はランプの消費電力を落とすことで、暗くすることが可能で、この場合は静音効果を得ることができる。
一方、G光路では、3Pダイクロ偏光プリズム207においても検光するため従来に対してコントラストが向上する。さらに本実施例では非常に高価である波長選択性位相板と偏光板を無くすことができる為大幅なコストダウン及び光量アップを実現することができる。但し、3Pダイクロ偏光プリズム207と偏光ダイクロプリズム208との間や、3Pダイクロ偏光プリズム207と第1の偏光ビームスプリッタ209との間に偏光板を配置しても構わない。
また、3Pダイクロ偏光プリズム207と偏光ダイクロプリズム208との間、及び/又は、3Pダイクロ偏光プリズム207と第1の偏光ビームスプリッター209との間にトリミングフィルタを配置しても構わない。
上記の実施例によれば、以下のような効果が得られる。従来、プロジェクタを明るくする為にオレンジ光を多く取り入れると白の(色度座標上の)y値が高くなる。本実施例によれば、Bの光量を上げることができ、白のy値を下げることができる。
また、逆に、色再現領域を広げる為に、オレンジ光をカットすると白のx値が下がる。そのため、x値を上げる為に、従来はシアンをカットしていた。しかしながら、本実施例によれば、Rの光量を多くすることができるため、シアンをカットする量が少なくて済むため、明るさを落とさずに色再現領域を広げることができる。
また、上記実施例に記載した画像表示装置(プロジェクタ)と、その画像表示装置に画像信号を供給する手段(画像信号供給手段)とを組み合わせた画像表示システムにも、本実施例は適用可能である。画像信号供給手段(画像信号供給ユニット)としては、スチールカメラやビデオカメラ等の撮像装置、テレビアンテナ、コンピュータ、ビデオデッキやDVDプレイヤーやゲーム機等の画像再生装置が挙げられる。
本発明実施例1の光学系の図 ダイクロ偏光プリズムの特性 本発明の3Pダイクロ偏光プリズムの構成図 本発明実施例1の3Pダイクロ偏光プリズムの24の特性 本発明実施例1の3Pダイクロ偏光プリズムの25の特性 本発明実施例1における正規光の3Pダイクロ偏光プリズム内経路 本発明実施例1における不要光の3Pダイクロ偏光プリズム内経路 本発明実施例2の光学系の図 本発明実施例2の3Pダイクロ偏光プリズムの24の特性 本発明実施例2の3Pダイクロ偏光プリズムの25の特性 本発明実施例2における正規光の3Pダイクロ偏光プリズム内経路 本発明実施例2における不要光の3Pダイクロ偏光プリズム内経路 本発明実施例3の光学系の図 本発明実施例3で用いる偏光プリズムの特性 本発明実施例3の3Pダイクロ偏光プリズムの24の特性 本発明実施例3の3Pダイクロ偏光プリズムの25の特性 本発明実施例3における正規光の3Pダイクロ偏光プリズム内経路 本発明実施例3における不要光の3Pダイクロ偏光プリズム内経路 本実施例2における波長選択性偏光変換素子の断面図 第1の光分離膜332の特性図 第2の光分離膜334の特性図 第1及び第2光分離膜の多層膜としての構成例 図22の膜構成に基づく第1の光分離膜の特性図 図22の膜構成に基づく第2の光分離膜の特性図
符号の説明
1 光源
2 リフレクタ
3 第1のレンズアレイ
4 第2のレンズアレイ
5 コンデンサレンズ
6 偏光変換素子
7 3Pダイクロ偏光プリズム
8 第1の偏光ビームスプリッター
9 第2の偏光ビームスプリッター
10 ダイクロ偏光プリズム
11 色選択性位相板
12 R用位相板
13 B用位相板
14 G用位相板
15 R用反射型画像表示素子
16 B用反射型画像表示素子
17 G用反射型画像表示素子
18 B用偏光板
19 偏光板
20 投射レンズ

Claims (7)

  1. 第1色光に対応する第1液晶表示素子と、
    前記第1色光とは波長帯域が異なる第2色光に対応する第2液晶表示素子と、
    前記第1色光及び前記第2色光とは波長帯域が異なる第3色光に対応する第3液晶表示素子と、
    光源から発する無偏光光のうち前記第2色光を第1直線偏光に変換する偏光変換素子と、
    前記偏光変換素子から出射する前記第1、2、3色光のうち、前記第2色光を前記第1、3色光から分離する光路分離素子とを含み、
    前記光源から発し前記光路分離素子を介した前記第1、2、3色光各々で、前記第1、2、3液晶表示素子を照明することによって、画像表示を行う画像表示装置であって、
    前記光路分離素子が、前記第2色光のうち前記第1直線偏光成分の光を前記第2液晶表示素子に導き、前記第2色光のうち前記第1直線偏光成分と偏光方向が直交する第2直線偏光成分の光を、前記第1、2、3液晶表示素子いずれとも異なる方向に導き、
    前記光路分離素子が、前記第2色光のうち前記第2直線偏光成分の光を、前記偏光変換素子から前記光路分離素子に至る光束の光路に沿って、前記光源方向に戻すことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記偏光変換素子は、前記光源からの無偏光光のうち、前記第1色光又は前記第3色光のいずれかを前記第2直線偏光に変換し、他の色光を前記第1直線偏光に変換することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記光路分離素子と前記第2液晶表示素子との間に配置された第1偏光ビームスプリッタを有しており、
    前記光路分離素子を出射した前記第2色光が、偏光板を介さずに前記第1偏光ビームスプリッタに入射することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記光路分離素子と前記第1及び3液晶表示素子との間に配置された第2偏光ビームスプリッタとを有しており、
    前記光路分離素子を出射した前記第1及び3色光が、偏光板を介さずに前記第2偏光ビームスプリッタに入射することを特徴とする請求項1乃至いずれかに記載の画像表示装置。
  5. 前記光路分離素子は、第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムから構成され、
    前記第1、2、3プリズムのうち、前記第1プリズムと第2プリズムとの間には膜Bが構成されており、
    前記第1プリズムと前記第3プリズムの間及び前記第2プリズムと前記第3プリズムの間には、前記膜Bとは特性が異なる膜Aが構成されており、
    前記膜Bは、前記第1、第2、第3色光すべてに対して偏光分離特性を持ち、
    前記膜Aは、前記第2色光に対しては偏光分離特性を持ち、前記第1、第3色光に対しては、偏光方向に関わらず反射或いは透過する特性を持つことを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  6. 前記第1プリズムと前記第2プリズムとが、同形状のプリズムであり、
    前記第3プリズムは、前記第1プリズム及び前記第2プリズムとを貼り合わせた形と同形状のプリズムであることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1、2プリズムは、同じ大きさの直角二等辺三角形の面を持ち、
    前記第3プリズムは、前記第1、2プリズムとは異なる大きさの直角二等辺三角形の面を持ち、
    前記第1プリズムと前記第2プリズムとは、お互いに直角部分を合わせるように貼り合わされており、
    前記第1、2プリズムの直角部分と、前記第3プリズムの斜辺部分とが貼り合わされていることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置
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