JP2007077542A - エアジェットルームにおける緯入れ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明の目的は、圧縮空気流を利用した緯入れ装置の緯入れノズルにおける圧縮空気流の逆流を抑制することに有る。
【解決手段】圧縮空気流は第1環状室15から整流通路16及び圧縮空気流路28を経て第1の噴射通路29から合流通路25に噴射される。第1環状室15内の圧縮空気流は第2の噴射通路30の入口31からも流入し、第2の噴射通路30から圧力低下の少ない状態で緯糸通路12内に緯入れ方向に向けて噴射される。緯糸5は第2の噴射通路30から噴射された圧縮空気流の推進力により緯糸通路12内を搬送される。第2の噴射通路30から噴射された圧縮空気流は合流通路25において、第1の噴射通路29から噴射された圧縮空気流を緯入れ方向に推進し、逆流を抑制する力として作用し、緯入れ方向への推進力を高めることができる。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、エアジェットルームにおいて圧縮空気流の噴射によって緯糸を経糸開口内に挿入する緯入れ装置に関するものである。
エアジェットルームの緯入れ装置は、緯入れノズルについて、緯糸を高速にかつ安定して飛走させるため、例えば圧縮空気流の圧力や流量を適正となるように調整したり、加速管を長くし、さらに加速管通路をテーパ状に加工するなど種々の工夫を行っている。
例えば、特許文献1は糸導入管3の終端部3aと混合管8の始端部8aとで形成される圧縮空気流と緯糸2との合流部において、糸導入管3に切欠き11(図1〜図5参照)や複数の孔13、14、15(図6、図7参照)を形成した緯入れノズルを開示している。
従来の一般的な緯入れノズルは糸導入管の終端部と混合管の始端部との隙間を一定に調整し、供給される圧縮空気流を絞った状態で緯糸との合流部に噴射するようにしている。
しかし、特許文献1の緯入れノズルは前記したように、合流部の糸導入管3の一部を大きく開放することによって従来の圧縮空気流の絞り効果を緩和し、前記合流部における噴射流量を増大して圧縮空気流の急激な膨張を無くし、緯糸への影響を無くそうとしたものである。
特開平9−21035号公報
エアジェットルームにおいて緯糸の搬送媒体として用いる圧縮空気流は、周知のようにウォータジェットルームのような水流を用いた緯糸搬送媒体に比べて推進力が非常に弱い。このため、圧縮空気流の推進力は緯入れノズル内の管路抵抗等による影響を大きく受けやすい。
前記特許文献1の緯入れノズルは、前記緯糸2との合流部の隙間を実質的に大きく開放したため前記合流部での流量を増加するが、反面前記合流部での圧縮空気流の圧力が下がり、流速も低下することになる。この結果、圧縮空気流の推進力と前記合流部より下流側の管路抵抗とのバランスが崩れ、圧縮空気流は前記糸導入管3の緯糸通路を上流側に流れ易くなるという逆流が発生する。逆流は前記糸導入管3内の緯糸に対して緯入れ方向とは反対側への牽引力を与え、エアジェットルームの高速化を阻害する要因となる。また、前記糸導入管3内の緯糸2が逆流にさらされ、緯糸品質にも影響する恐れがある。
本願発明の目的は、圧縮空気流を利用した緯入れ装置の緯入れノズルにおける圧縮空気流の逆流を抑制することに有る。
請求項1に代表される本願発明は、緯入れノズルをほぼ中央に貫通した孔と前記緯入れ用圧縮空気流が供給される供給通路を備えたノズル本体と、前記ノズル本体の孔内に配置されて前記孔の内周面と外周の間で前記供給通路に連通する圧縮空気流路を形成すると共に内部に緯糸通路を有する導糸管と、前記圧縮空気流路の下流側で前記導糸管の先端部外周との間に緯入れ用圧縮空気流の第1の噴射通路を形成するスリーブと、前記スリーブの先端に結合する加速管とで構成し、前記圧縮空気流路と前記緯糸通路とを連通する緯入れ用圧縮空気流の第2の噴射通路を前記第1の噴射通路より上流位置に緯入れ方向に指向するように前記導糸管に形成したことを特徴とする。
請求項1の発明では、前記第1の噴射通路から噴射され、緯糸と合流した緯入れ用圧縮空気流の逆流を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、前記第2の噴射通路がその出口に向けて先細りとなるテーパ面で形成されたことを特徴とする。
請求項2の発明では、前記第2の噴射通路を通過する緯入れ用圧縮空気流に絞り効果を付与することができ、流速の高い緯入れ用圧縮空気流を前記緯糸通路に噴射することができる。
請求項3に記載の発明は、前記第2の噴射通路の長手方向中心軸を前記導糸管の緯糸通路の長手方向中心軸からずらせて配置し、前記緯糸通路内に螺旋状の旋回気流を生成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、前記第2の噴射通路から噴射される緯入れ用圧縮空気流に緯入れ方向に指向された一定方向の螺旋状の旋回流を生成することができ、緯糸5の撚り方向と同一方向の螺旋状旋回流にすれば、緯入れ用圧縮空気流にさらされる緯糸5の撚り戻り等の損傷を防止できる。
請求項4に記載の発明は、前記第2の噴射通路を前記導糸管に2箇所以上形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、前記第2の噴射通路から前記緯糸通路に噴射される緯入れ用圧縮空気流量を増加し、前記第1の噴射通路から噴射された緯入れ用圧縮空気流の逆流の抑制効果をより高めることができる。
請求項5に記載の発明は、前記第2の噴射通路の入口を前記圧縮空気流路に配設された整流部材の整流通路よりも上流側に開口したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、前記供給通路に近い位置の圧力損失の少ない状態にある緯入れ用圧縮空気流を前記第2の噴射通路に供給することができる。
請求項6に記載の発明は、前記第2の噴射通路を前記整流フィンに形成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明においても、前記第2の噴射通路に比較的圧力損失の少ない緯入れ用圧縮空気流を供給することができ、前記第1の噴射通路から噴射された緯入れ用圧縮空気流の逆流抑制効果を得ることができる。
請求項7に記載の発明は、前記第1の噴射通路と前記第2の噴射通路に対して前記整流通路の上流に形成された共通の第1環状室から緯入れ用圧縮空気流が供給されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、緯入れ用圧縮空気流を前記第2の噴射通路に供給するための新たな通路を形成する必要が無く、前記緯入れノズルの構成を従来と実質的に変わらない程度に簡単な構成とすることができる。
本願発明は第1の噴射通路の上流側に第2の噴射通路を形成して導糸管の緯糸通路に緯入れ用圧縮空気流を緯入れ方向に向けて供給するようにしたため、第1の噴射通路から噴射され緯糸と合流した緯入れ用圧縮空気流の逆流を抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1において、エアジェットルームの緯入れ装置における緯入れノズル1の配設位置を示した。周知のように、ヤーンビーム(図示せず)から送り出された経糸2は綜絖枠3によって開閉口される。緯入れノズル1は緯入れ時に図示しない圧縮空気源から切り換えバルブ及びパイプ4を介して供給される圧縮空気流を噴射し、図示しない給糸部から緯糸測長貯留装置を介して緯入れノズル1に引き通されている緯糸5を前記した経糸開口内に挿入する。緯入れが終了すると、緯糸5は筬6によって筬打ちされ、織布7が形成される。
緯入れノズル1の詳細は図2、図3に示した。ノズル本体8は、ほぼ中央に貫通した孔9と図1に示したパイプ4が接続する圧縮空気流の供給通路10を備え、孔9内に後方(図2の左方)から導糸管11が挿入される。導糸管11はそのほぼ中央部で長手方向に貫通した緯糸通路12とその後方に漏斗状に開口し、かつセラミック等の硬質材で形成されたガイド13を備えた緯糸導入部14を有する。
導糸管11の外周は供給通路10の位置で小径に形成され、ノズル本体8の孔9内周面との間に第1環状室15を形成する。また、導糸管11は第1環状室15の前方(図2の右側で、緯入れ方向の下流側となる)に複数の整流フィン16(図では便宜上4個を示すが、通常は多数の整流フィンを有する)を突出している。従って、導糸管11をノズル本体8に装着した時、整流フィン16は孔9内周面に密着し、各整流フィン16間に第1環状室15と連通する整流通路17が形成される。この各整流フィン16と各整流通路17とにより整流部材18が構成される。さらに、導糸管11の前方側外周面は導糸管11の先端19に向けて先細りとなるテーパ面20に形成されている。なお、導糸管11の前方側外周面はテーパ面に形成されるものに限られず、ストレート形状であってもよい。また、整流通路17の下流側には第2環状室28が形成されている。第1環状室15、整流通路17、第2環状室28はノズル本体8の孔9内周面と導糸管11の外周との間に形成される圧縮空気流路を形成する。
導糸管11の後方外周面には、雄ねじ21が刻設され、ノズル本体8の孔9内周面に刻設した雌ねじにねじ込むことにより導糸管11の先端19の前後方向の位置決めが行われる。また、位置決めされた導糸管11は雄ねじ21に螺合するナット22を締め付けることによりノズル本体8と一体化される。
一方、ノズル本体8の孔9の前方側には、外周に段差を有するスリーブ23が嵌合固定されている。スリーブ23は、前方に向けて先細りとなる漏斗状のテーパ面24及びテーパ面24の終端からさらに前方に延びる合流通路25を有する。また、スリーブ23の先端には合流通路25とほぼ同一径の加速通路26を有する加速管27が結合されている。
なお、加速管27の加速通路26はその内径が緯入れ方向下流側に向けて順次拡大するテーパ面に形成されているが、同一径であっても構わない。
導糸管11がノズル本体8に装着された時、導糸管11のテーパ面20とテーパ面24との間隙により第2環状室28に連通する第1の噴射通路29が形成される。第1の噴射通路29は絞り込まれた圧縮空気流を合流通路25に噴射し、導糸管11の緯糸通路12内に導入された緯糸5を加速管27から射出し、経糸開口内に挿入するノズルの役割を果たす。
なお、導糸管11はナット22を緩め、導糸管11のねじ込み操作によって緯入れ方向に前後移動して第1の噴射通路29におけるテーパ面20と24の間の隙間を調整し、第1の噴射通路29から噴射する圧縮空気流の絞り量を設定することができる。
導糸管11はさらに第1の噴射通路29よりも圧縮空気流の上流側に位置する第2の噴射通路30を備えている。第2の噴射通路30は同一径で形成され、その入口31が第1環状室15に開口すると共にその出口32が緯糸通路12に開口し、その長手方向中心軸34は緯入れ方向に指向するように緯糸通路12の長手方向中心軸33に対して鋭角に配置されている。なお、第1の実施形態における第2の噴射通路30は図示されるように、整流通路17付近に4箇所形成されているが、第2の噴射通路30の数はこれに限定されない。
以上のように構成された第1の実施形態の作用を以下に説明する。
エアジェットルームの運転中、緯入れ時期になると、図示しない切り換えバルブの切り換え動作により、圧縮空気源から圧縮空気流がパイプ4及び供給通路10を介して第1環状室15に供給される。
圧縮空気流は整流通路16によって整流された後、圧縮空気流路28を経て第1の噴射通路29において絞られ、合流通路25に噴射される。従って、導糸管11の緯糸通路12内に導入されている緯糸5は噴射された圧縮空気流によって合流通路25、加速管27の加速通路26内を搬送され、加速管27の先端から射出される。
一方、第1環状室15内の圧縮空気流は第2の噴射通路30の入口31からも緯糸通路12内に流入し、第2の噴射通路30の出口32から緯糸通路12内に緯入れ方向に向けて噴射される。このため、緯糸5は第2の噴射通路30から噴射された圧縮空気流の推進力により緯糸通路12内を搬送される。また、第2の噴射通路30から噴射された圧縮空気流の推進力は合流通路25において、第1の噴射通路29から噴射された圧縮空気流を緯入れ方向に推進する力として作用する。
このため、第2の噴射通路30の圧縮空気流は、第1の噴射通路29からの圧縮空気流が合流通路25内で急激に膨張することにより生じる緯糸通路12側への逆流を抑制し、合流通路25及び加速管27内の圧縮空気流量を増加し、緯入れ方向への推進力を高めることができる。
また、第2の噴射通路30の出口32より下流側に当たる緯糸通路12及び合流通路25における圧縮空気流の推進力が高まるので、出口32より上流側の緯糸通路12の負圧も大きくなり、緯糸導入部14からの糸通し操作も容易になる。
また、第1環状室15は供給通路10に最も近い位置にあり、圧力損失の少ない状態にある圧縮空気流を第2の噴射通路30に供給することができる。
さらに、第1の噴射通路29と前記第2の噴射通路30は、整流通路17の上流に形成された第1環状室15に共に連通されており、共通の第1環状室15から緯入れ用圧縮空気流が供給されるので、緯入れ用圧縮空気流を第2の噴射通路30に供給するための新たな通路を形成する必要が無く、前記緯入れノズルの構成を従来と実質的に変わらない程度に簡単な構成とすることができる。
(第2の実施形態)
図4及び図5に示す第2の実施形態は、前記第1の実施形態における第2の噴射通路の配設位置を変更したものである。従って、前記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態における第2の噴射通路40は整流部材18の一部を構成する整流フィン16に配設する。即ち、図5から明らかなように、第2の噴射通路40はその入口41が各整流通路17の間に存在する整流フィン16の第1環状室15側の壁面に開口し、整流フィン16内を緯入れ方向に斜状に貫通した後、その出口42が緯糸通路12に開口する。ここで、第2の噴射通路40はその入口41から出口42に至る通路を出口42側が先細りとなるようにテーパ面43で形成する。
従って、第2の噴射通路40は通路長さを長くすることができ、しかも緯糸通路12の長手方向中心軸33に対してより鋭角に設定することができるため、第2の噴射通路40から噴射する圧縮空気流の指向性をより高めることができる。
また、第2の噴射通路40は先細りとなるテーパ面43で形成されるため、圧縮空気流の絞り効果が発生し、高い流速の圧縮空気流を噴射することができる。
(第3の実施形態)
図6に示す第3の実施形態は前記第1の実施形態の第2の噴射通路を変更したもので、前記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3の実施形態における第2の噴射通路50は前記第1の実施形態と同じ位置に配設され、その入口51は第1環状室15に開口し、出口52は緯糸通路12に開口している。しかし、第2の噴射通路50の長手方向中心軸53は緯糸通路12の長手方向中心軸33と交差しないように所定量ずらせて配置されている。また、図6に示した4つの第2の噴射通路50は、各長手方向中心軸53を緯糸通路12の長手方向中心軸33に対して同一回転方向にずらせて配設する。
従って、第2の噴射通路50から噴射される圧縮空気流は緯糸通路12内において緯入れ方向に指向された一定方向の螺旋状の旋回流が生成される。この螺旋状旋回流を緯糸通路12に導入される緯糸5の撚り方向と同一となるように第2の噴射通路50を配設することにより、緯糸5は緯入れ待機時や緯入れ時に圧縮空気流にさらされることによる撚り戻り等の損傷が防止される。
なお、螺旋状旋回流を生成する第2の噴射通路50は1箇所にのみ配設しても前記と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
図7及び図8に示す第4の実施形態は前記第1の実施形態の第2の噴射通路の配設位置を変更したもので、前記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第4の実施形態の第2の噴射通路60は整流部材18の整流通路17との関係で配設したものである。第2の噴射通路60の入口61は整流通路17に直接開口し、出口62は緯糸通路12に開口する。また、第2の噴射通路60は前記第1の実施形態と同様に緯入れ方向に指向するとともに緯糸通路12の長手方向中心軸33と鋭角に交差するように配設されている。
従って、第4の実施形態においても第2の噴射通路60は第1環状室15内の圧力に近い圧力の圧縮空気流を噴射することができ、前記第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮することができる。
(第5の実施形態)
図9に示す第5の実施形態は前記第1の実施形態の第2の噴射通路の配設位置をさらに変更した例で、前記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第5の実施形態の第2の噴射通路70の入口71は第2環状室28に開口し、出口72は緯糸通路12に開口する。また、第2の噴射通路70は前記第1の実施形態と同様に緯入れ方向に指向するとともに緯糸通路12の長手方向中心軸33と鋭角に交差するように配設されている。第2環状室28では、第1の噴射通路29と違い、スリーブ23の内周面と導糸管11の外周面とで形成されるくさび状空間で空気流が圧縮されていないため、第2の噴射通路70を設けても空気流が膨張することはない。
従って、第5の実施形態においても第2の噴射通路70は所定圧力の圧縮空気流を噴射することができ、前記第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮することができる。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)前記した各実施形態における特徴的事項はそれぞれ他の実施形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(2)前記各実施形態に示した整流部材18を有しない緯入れノズルにおいても実施することができる。
エアジェットルームにおける緯入れ装置の配設状態を示す概略平面図である。 第1の実施形態を示す緯入れノズルの断面正面図である。 図2のA−A線断面図である。 第2の実施形態を示す緯入れノズルの断面正面図である。 図4のB−B線断面図である。 第3の実施形態を示す緯入れノズルの断面側面図である。 第4の実施形態を示す緯入れノズルの断面正面図である。 図7のC−C線断面図である。 第5の実施形態における緯入れノズルの一部を示す断面正面図である。
符号の説明
1 緯入れノズル
8 ノズル本体
11 導糸管
12 緯糸通路
15 第1環状室
18 整流部材
25 合流通路
27 加速管
28 第2環状室
29 第1の噴射通路
30、40、50、60、70 第2の噴射通路
33 緯糸通路の長手方向中心軸
43 第2の噴射通路のテーパ面
53 第2の噴射通路の長手方向中心軸

Claims (7)

  1. 織布の側方に配置され、緯入れ毎に緯入れ用圧縮空気流を噴射して緯糸を経糸開口内に挿入する緯入れノズルを備えたエアジェットルームにおける緯入れ装置において、
    前記緯入れノズルは、ほぼ中央に貫通した孔と前記緯入れ用圧縮空気流が供給される供給通路を備えたノズル本体と、前記ノズル本体の孔内に配置されて前記孔の内周面と外周の間で前記供給通路に連通する圧縮空気流路を形成すると共に内部に緯糸通路を有する導糸管と、前記圧縮空気流路の下流側で前記導糸管の先端部外周との間に緯入れ用圧縮空気流の第1の噴射通路を形成するスリーブと、前記スリーブの先端に結合する加速管とから構成され、
    前記圧縮空気流路と前記緯糸通路とを連通する緯入れ用圧縮空気流の第2の噴射通路を前記第1の噴射通路より上流位置に緯入れ方向に指向するように前記導糸管に形成したことを特徴とするエアジェットルームにおける緯入れ装置。
  2. 前記第2の噴射通路はその出口に向けて先細りとなるテーパ面で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のエアジェットルームにおける緯入れ装置。
  3. 前記第2の噴射通路はその長手方向中心軸を前記導糸管の緯糸通路の長手方向中心軸からずらせて配置し、前記緯糸通路内に螺旋状の旋回気流を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載のエアジェットルームにおける緯入れ装置。
  4. 前記第2の噴射通路は前記導糸管に2箇所以上形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯入れ装置。
  5. 前記圧縮空気流路に複数の整流フィンと各整流フィンの間に形成された整流通路を有する整流部材を配設し、前記第2の噴射通路の入口を前記整流通路よりも上流側に開口したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯入れ装置。
  6. 前記第2の噴射通路を前記整流フィンに形成したことを特徴とする請求項5に記載のエアジェットルームにおける緯入れ装置。
  7. 前記第1の噴射通路と前記第2の噴射通路には前記整流通路の上流に形成された共通の第1環状室から緯入れ用圧縮空気流が供給されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおける緯入れ装置。
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