JP2007073614A - 酸化物半導体を用いた薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素の負イオンがゲート絶縁膜やその下地にダメージを与えることを効果的に抑制する製造方法を提供する。
【解決手段】基板101上に、酸化物半導体層104を形成する工程と、ソース電極102を形成する工程と、ドレイン電極103を形成する工程と、ゲート絶縁膜105を形成する工程と、ゲート電極106を形成する工程とを備えた薄膜トランジスタの製造方法であって、ゲート絶縁膜105を形成する工程は、基板側電極の電位をアース電位に対して負の電位となるようにバイアスしながらスパッタリングを行い、イットリウムを含有する酸化物膜を形成する工程を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化物半導体を用いた薄膜トランジスタの製造方法、特に、スパッタリングにより、イットリウムを含有する酸化物からなるゲート絶縁膜を有する薄膜トランジスタの製造方法に関する。
例えば、薄膜トランジスタの活性層に酸化物半導体ZnOを用い、ゲート絶縁膜にSiOを用いた薄膜トランジスタが特許文献1に開示されている。
また薄膜磁気ヘッドの絶縁膜や保護膜に使用されるAl膜やSiO膜をスパッタ法により形成する際に基板側に負のバイアス電圧を印加し、スパッタリング時間と共に200Vから0Vに連続的に減少させる技術が特許文献2に開示されている。
近年、単結晶シリコンを用いたMOS(Metal Oxide Semiconductor)型トランジスタでは高集積化に対応するために、微細化、高性能化を実現してきた。その対策の1つとしてゲート絶縁膜の薄膜化がある。しかし従来ゲート絶縁膜として使われてきたSiOでは、薄膜化が進むにつれ、SiOの絶縁性能が低下し、直接トンネルリーク電流の増大により、良好なトランジスタ特性が得られないという不具合が生じる。
そこで、近年SiOに代えて、Y、ZrO、HfO、Al等の高誘電率材料をゲート絶縁膜として使用する研究が行われている。
高誘電率材料の成膜方法としては、スパッタ法、真空蒸着法および化学気相成長法などがある。
非特許文献1には、非晶質InGaZnOからなる酸化物半導体のゲート絶縁膜にPLD(Pulsed Laser Deposition)で形成したYを用いた薄膜トランジスタが記載されている。
イットリウムを含有する酸化物高誘電率材料からなる絶縁膜を形成する手法としては、スパッタ法の他にCVD、PLD(パルスレーザー堆積法)、真空蒸着法などがある。
しかしCVD法によりYを成膜する場合、基板温度を400℃以上にする必要がある。
また、PLD法は、レーザーを集光してターゲット材料を蒸発させて薄膜を成長させるため、大面積で均一に成膜を行うことが難しい。
真空蒸着法には、抵抗加熱法と電子ビーム法がある。抵抗加熱法ではタングステンなどの高融点材料をるつぼに用いその中に蒸着材料を置きるつぼを加熱するため、るつぼ材と蒸着材料が反応して不純物が混じる恐れがある。電子ビーム法では蒸着材に電子ビームを直接あてるため、るつぼ材の混入は問題とならない。しかし、大面積の均一な膜を成長させることが困難である。
特開2002−289859号公報 特開昭62−284067号公報 ネイチャー第432巻2004年11月25日号第488乃至492頁(Nature,Vol.432,25 November 2004,pp.488−492)
本発明者は、イットリウムを含有する酸化物高誘電率材料を大面積に均一かつ低コストで形成するにはスパッタ法が好ましいことに気付いた。
しかし、本発明者の知見によればイットリウムを含有する酸化物高誘電率材料を単純にスパッタ法で成膜すると以下の問題が発生することが明らかとなった。即ち、Yターゲットから飛び出るOの負イオンや、プラズマ中に存在するOの負イオンの一部が堆積膜と反応し膜にダメージを与えるという問題が発生する。このダメージは主に構造欠陥の増加によるものと考えられる。また、スパッタ法ではプラズマによるダメージによってもゲート絶縁膜の信頼性が低下するという懸念があった。
イットリウムを含有する酸化物高誘電率材料絶縁膜を周知のスパッタ法で形成すると膜の欠陥が増大してしまう場合がある。
これは、イットリウムを含有する酸化物高誘電率材料絶縁膜が、スパッタ時に雰囲気中に存在する酸素の負イオンと反応を起こして構造欠陥を形成することが主要因であると考えられる。
スパッタリングの際に、基板をアース電位とする、或いはフローティング電位とすることによって、基板のセルフバイアスをアース電位に対して負にして、Oの負イオンの入射を抑制することも考えられる。
しかし、本発明者の知見によれば、これらの方法では、良好な特性をもつイットリウムを含有する酸化物高誘電率材料絶縁膜を得ることは困難である。
即ち基板をアース電位とする場合、特性が良好な堆積膜を形成する適正なスパッタ条件の範囲内では、セルフバイアスはスパッタ条件にも依存するため、必ずしもOの負イオンによる悪影響を防止できる適正な範囲内に制御することができない。
また基板をフローティングとする場合、長時間スパッタするとセルフバイアスの値が変化してしまい、安定制御が困難である。
そのため単純にスパッタ時に基板をアース電位にしたり、或いは基板をフローティングとしてセルフバイアスのみで制御することでは、特性の良い薄膜トランジスタを作製することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、特性の良いゲート絶縁膜を有する薄膜トランジスタを提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、Oの負イオンがゲート絶縁膜やその下地となる酸化物半導体にダメージを与えることを効果的に抑制することができる薄膜トランジスタの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、基板上に、酸化物半導体層を形成する工程と、ソース電極を形成する工程と、ドレイン電極を形成する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを備えた薄膜トランジスタの製造方法であって、
前記ゲート絶縁膜を形成する工程は、基板側電極の電位をアース電位に対して負の電位となるようにバイアスしながらスパッタリングを行い、イットリウムを含有する酸化物膜を形成する工程を含むことを特徴とする。
本発明の製造方法においては、前記活性層の上にゲート絶縁膜としてのイットリウムを含有する絶縁膜をスパッタ法により形成する際に、ターゲット−基板間距離(T−S距離)をOイオンの平均自由行程の1/2以上に設定することが好ましいものである。
また、本発明の製造方法においては、前記活性層の上にゲート絶縁膜としてのイットリウムを含有する絶縁膜をスパッタ法により形成する際に、スパッタ時のプラズマの発光強度が最大値の1/10以下になる位置に基板を設置することが好ましいものである。
更に本発明の製造方法においては、前記活性層の上にゲート絶縁膜としてのイットリウムを含有する絶縁膜をスパッタ法により形成する際に、成膜温度を室温以上150℃以下に設定することが好ましいものである。
本発明の製造方法は、前記活性層の上にゲート絶縁膜としてのイットリウムを含有する絶縁膜をスパッタ法により形成する際に、磁束密度をターゲット表面で100ガウス以上に設定することが好ましいものである。
本発明によれば、良好なトランジスタ特性が得られる薄膜トランジスタを提供できる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を説明するが、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではない。
図1は本発明に用いられるスパッタリング装置の模式図である。
図1において、ターゲット701は、ターゲット保持部材としてのバッキングプレート702に固定されている。またターゲット701に放電用電源としてのRF電源703が接続されている。バッキングプレート702の下には磁界発生手段としての磁石704が配置されている。
基板705は基板フォルダ706に固定されており、基板フォルダ706は上下移動と回転とが可能になっている。基板705にバイアス電源としてのDC電源707が接続されている。
チャンバ708にガスを流すために、マスフロー709が接続されており、スパッタリングガスとしてのArガス710、反応ガスとしてのOガス711を別々に流せる仕組みになっている。
チャンバ708の中は真空排気装置712により真空状態にできる。
本発明の実施形態では、特にOの負イオンが問題となるため基板をアース電位に対して負の電位となるようにバイアスし成膜を行う。
例えば、RF放電において基板とターゲットの間にできるDC電位は一定ではなく基板とターゲットのそれぞれ表面にイオンシースによるセルフバイアスがかかる。本発明のプラズマ電位とは、セルフバイアスのかかっていない領域の電位とする。
基板のバイアス電位はアース電位に対して−10V〜−50Vの範囲に制御することが好ましい。より好ましくは−20〜―40Vであり、最適には−25〜−35Vである。
一般に基板を負にバイアスすることにより、正イオン(例えばArイオン)によるダメージが懸念される。本発明で設定するバイアス電位の範囲内であれば、Arイオンによるダメージ増加の効果よりOの負イオンによるダメージ抑制の効果の方が圧倒的に大きいためArイオンによるダメージの問題は無視できる。
これはイットリウムを含有する酸化物膜は、酸素の負イオンに対して反応性が高く、所定のエネルギー以上のエネルギーを有する酸素の負イオンと衝突すると、他の酸化物膜よりも容易に欠陥が形成されるという理由によるものと考えられる。
本発明者らの知見によれば、―5Vのように、基板のバイアス電位が−10Vよりも高い場合には、酸素の負イオンによる基板上の堆積膜のエッチングやダメージが生じ、薄膜トランジスタの特性が低下する。また、―60Vのように、基板のバイアスが‐50Vよりも低くなると、プラズマ中のスパッタ用不活性ガス正イオンの基板への衝突が多くなり、基板上の堆積膜欠陥が増加し、薄膜トランジスタの特性が低下する。従って基板のバイアスをアース電位に対して−10Vから−50Vの範囲内で制御することで効果が顕著になる。
Y2O3をターゲットとして、イットリウムを含有する酸化物高誘電率材をスパッタする場合、プラズマを生起する高周波の電磁波としては、RFやVHFの周波数帯が適している。特にRFの周波数帯では、13.56MHzが好適な周波数として挙げられる。また、基板にバイアスを印加する場合、異常放電を防止するために、まず、高周波の電磁波でプラズマを生起し、プラズマが安定したのち、徐々に基板のバイアス電圧を所定の電圧に近づくように印加する。その後、基板近傍のシャッターを開けて、基板上に酸化物高誘電率材を成膜する方法が好適な成膜方法である。
また、本発明では活性層に酸化物半導体を用いており、基板に負のバイアスをかけることにより、ゲート絶縁膜の下地となる酸化物半導体へのダメージも同時に軽減されると考えられる。
さらに、前記の基板へ印加する負バイアスに加えて、Yターゲットから飛び出るOの負イオンの影響を避けるために、ターゲット−基板間距離(T−S距離)をOイオンの平均自由行程の1/2以上の距離にすることが望ましいものである。例えば0.667Paの圧力のもとでOイオンの平均自由行程はおよそ180mmである。ターゲットと基板管距離を酸素の平均自由行程の1/2以上にすることによって、気相中で酸素イオンが衝突して、酸素イオンの活性度が低下することが考えられる。その結果、基板上の堆積膜に対するダメージが減少するものと考えられる。
上記ターゲット−基板間距離(T−S距離)の上限は特にないが、当該距離を大きくしすぎると酸素イオンに起因するダメージは減少するが堆積膜形成速度が大きく低下する。そこでこれらのバランスを考慮して適宜最適な距離を設定することが好ましい。
さらに、プラズマによるダメージを避けるために、プラズマの発光強度を測定し、発光強度の最大値に対して1/10以下になる位置に基板を置くことが望ましいものである。プラズマの発光強度は具体的にはArガスの126nmの発光波長を二次元光子計数型分光測光装置を用いて測定することができる。
上記基板を置く位置のプラズマの発光強度について特に下限は存在しないが、当該発光強度があまり小さい位置に基板を設置すると酸素イオンに起因するダメージは減少するが堆積膜形成速度が大きく低下する。そこでこれらのバランスを考慮して適宜最適なプラズマ発光強度の位置に基板を設置することが好ましい。
また本発明においては、ターゲット表面に100ガウス以上の磁束密度を設定することによって、Oの負イオンの影響を避けることができ、薄膜トランジスタの特性が向上する。
本発明において、磁束密度は100ガウス以上を満たしているかぎり、プラズマが所定の領域内で安定に維持可能であれば磁束密度の上限は特に存在しない。装置コストと、酸素の負イオンの影響抑制効果とのバランスを考慮して適宜最適な磁束密度を設定すれば良い。
これらの手段により、酸化物半導体とゲート絶縁膜へのプラズマによる物理的・化学的なダメージは大きく減らすことができる。
次に、酸化物半導体上に、ゲート絶縁膜としてイットリウムを含有する酸化物高誘電率材を積層する場合には、イットリウムを含有する酸化物高誘電率材のスパッタ時のプラズマによって基板温度が上昇する。その結果、酸化物半導体中の酸素が脱離し、半導体特性が低下する。そのため、酸化物半導体の上にゲート絶縁膜として、イットリウムを含有する酸化物高誘電率膜を成膜する場合の基板の温度を室温以上150℃以下にすることが好ましい。室温で成膜する場合は、基板を水冷することにより常に一定の温度に保つ。室温より高い温度で成膜する場合は、基板をヒーターで暖めることにより一定の温度に保つ。なお、基板の温度は、基板を置くフォルダにシース熱電対を貼り付けて測定する。
本発明においては、基板温度を150℃以下にすること、ターゲットと基板間距離を酸素の1/2以上に離すこと、及びプラズマの最高発光強度の1/10以下のところ以上に離すことが重要である。これらの調整を、単独又は適宜組み合わせて行うことによって、酸素の基板近傍での活性度をより下げることが可能となる。そして酸化物半導体とゲート絶縁膜の界面をより欠陥の少ない状態で成膜することができるものと考えられる。その結果、薄膜トランジスタの特性を向上させることができる。
本発明のイットリウムを含有する酸化物高誘電率材をスパッタ法で成膜する場合の成膜圧力は、堆積膜の特性に影響を与えるパラメータである。本発明の製造方法に適した成膜圧力は、10Paから0.001Paである。より好ましくは、1Paから0.01Paである。
本発明のイットリウムを含有する酸化物高誘電率材をスパッタ法で成膜する場合、スパッタリング用の不活性ガスとしては、He、Ne、Ar、Kr、Xe等が適している。これらの不活性ガスは、単独で使用しても良いし、適宜混合して使用しても良い。中でも、スパッタ効率、コスト等を考慮して、Arが好適な不活性ガスとして挙げられる。
本発明においては、上記不活性ガスに加えて、反応ガスとして酸素含有ガスを添加することが好ましいい成膜方法である。酸素含有ガスとしては、O、O、NO、NO、CO、CO、等の酸素含有ガスから選択される少なくとも1種が挙げられる。これらの酸素含有ガスは、不活性ガスで希釈してスパッタ装置に導入されても良い。特にOガスが好適な酸素含有ガスとして挙げられる。
本発明のゲート絶縁膜として使用されるイットリウムを含有する酸化物高誘電率材は、必ずしも化学量論比を満足する必要はなくY(X,Zは任意の正の数)で示されるイットリウム酸化物であればよい。この材料は15〜18の大きな比誘電率を有している。そのため、同じ膜厚でもより多くの電荷を誘起できるため駆動電圧を低くすることができる。また必要に応じて、ゲート絶縁膜の層厚を厚くすることができ、ゲートリークを減少させることができる。
酸化物半導体は、誘電率がイットリウムを含有する酸化物高誘電率材よりも小さいため、該高誘電率材は、比較的厚い層厚で積層することができる。イットリウムを含有する酸化物高誘電率材の層厚としては、50nmから3μmの範囲が好適な範囲である。
本発明に適した酸化物半導体としては、少なくともIn、Zn、Snの内の一種を含有する酸化物半導体、例えばZnO、In、ITO(In:SnO)、InZnO、InGaZnO等が挙げられる。また、これらの酸化物半導体は、必要に応じて、ドーピングを行って伝導性を制御してもよい。
これらの酸化物半導体を、薄膜トランジスタのチャンネル層として用いる場合には、層厚としては、10nmから2μmが好適な範囲である。チャンネル層の層厚が薄い方がソースとドレインでの直列抵抗が減少し、トランジスタ特性が良好なものとなる。
本発明の製造方法により製造できる薄膜トランジスタとしては、図2に示したような上ゲートコプラナー型に限られず、上ゲートスタガー型、下ゲートコプラナー型、下ゲートスタガー型などであってもよい。
以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細に説明する。
<実施例1>
以下の実施例では図7に示したスパッタリング装置を用いて図2に示すような薄膜トランジスタの各層を形成する。
基板101(701)は絶縁性の基板である。例えば、基板1はガラス基板とすればよい。また、基板1にポリエチレンテレフタレート(PET)などの有機材料や高分子材料を用いることによりフレキシブルな基板上で薄膜トランジスタを製造することができる。
基板101上へフォトリソグラフィ法によりソース電極102とドレイン電極103のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりソース電極102とドレイン電極103を形成する。
半導体活性層104はソース電極102とドレイン電極103の上に形成する。本例では、半導体活性層104は酸化物半導体であるIn−Ga−Zn−Oを含む膜からなる。なお、In:Ga:Zn:Oの組成比は1:1:1:4である。また半導体活性層104は、例えばZnOやIn−Sn−O(一般的にITOと呼ばれる)を含む膜を用いてもよい。
半導体活性層104のパターンをフォトリソグラフィ法により形成する。その上にスパッタ法によって、半導体活性層104としてのIn−Ga−Zn−Oを含む膜を成膜する。成膜中は、基板温度を室温、基板のバイアスを‐10V、パワーを300W、Arガス44sccmとOガス1.6sccm雰囲気中0.533Paでスパッタを行う。スパッタ中は基板の真中を中心として基板を回転させる。また、本スパッタを行う前にプレスパッタとして5分間ターゲットの上にシャッターを置いた状態でスパッタを行う。基板のバイアスは成膜中−10Vを保つ。図3に成膜中の基板とターゲットの配置関係を示している。ターゲット201から飛び出るOの負イオンによるダメージを避けるために基板202をターゲット201の直上から105mmずらす。また基板の中心とターゲット201の中心との距離はOイオンの平均自由行程約180mmの1/2以上である129mmに設定している。In−Ga−Zn−Oを含む膜の厚さは約50nmとする。
ゲート絶縁層105は半導体活性層104の上に続けて成膜を行う。ゲート絶縁層105は高誘電率材料Yからなる。ゲート絶縁層105としての高誘電率材料Yは、スパッタ法により基板温度を室温、基板のバイアスを‐30V、パワーを500W、Arガス13sccmとOガス20sccm雰囲気中0.667Paでスパッタを行う。スパッタ中は基板の真中を中心として基板を回転させる。また、本スパッタを行う前にプレスパッタとして5分間ターゲットの上にシャッターを置いた状態でスパッタを行う。基板のバイアスは成膜中−10Vを保つ。図3に成膜中の基板とターゲットの配置関係を示している。ターゲットから出るOの負イオンによるダメージを避けるために基板をターゲットの直上から105mmずらし、また基板の中心とターゲットの中心との距離はOイオンの平均自由行程約180mmの1/2以上である129mmに設定している。Y膜の厚さは140nmとする。
リフトオフを行い半導体活性層104とゲート絶縁層105を形成する。
ゲート絶縁層105上へフォトリソグラフィ法によりゲート電極106のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりAuからなるゲート電極106を形成する。
実施例1では、Y2O3の成膜中に基板にかかるバイアスを−30Vに設定した。また基板の温度を室温に設定し、さらに基板の位置をターゲットの直上からずらし、基板とターゲットの間を効果的な距離に設定した。このようにしてOの負イオンおよびプラズマからのダメージを可能な限り抑制した状態で薄膜トランジスタを作製した。そこで得られた薄膜トランジスタの代表的な特性を図3に示す。この図より、Vg=2VでトランジスタがOnの状態になっていることがわかる。また、この薄膜トランジスタのOn/Off比は>10、電界効果移動度は8cm/V・sであった。
<比較例1>
比較例1ではYを負のバイアスをかけずに成膜を行い、図2に示したような薄膜トランジスタを作製する。
ガラス基板101上へフォトリソグラフィ法によりソース電極102とドレイン電極103のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりソース電極102とドレイン電極103を形成する。
半導体活性層104はソース電極102とドレイン電極103の上に形成する。本例では、半導体活性層104は酸化物半導体であるIn−Ga−Zn−Oを含む膜からなる。なお、In:Ga:Zn:Oの組成比は1:1:1:4である。
半導体活性層104のパターンをフォトリソグラフィ法により形成する。その上に、スパッタ法によって、半導体活性層104としてのIn−Ga−Zn−Oを含む膜を成膜する。成膜中は、基板温度を室温、基板のバイアスを‐10V、パワーを300W、Arガス44sccmとOガス1.6sccm雰囲気中0.533Paでスパッタを行う。図3に成膜中の基板202とターゲット201の配置関係を示している。基板の中心とターゲットの中心との距離は129mmに設定している。In−Ga−Zn−Oを含む膜の厚さは約50nmとする。
ゲート絶縁層105は半導体活性層104の上に続けて成膜を行う。ゲート絶縁層105は高誘電率材料Yからなる。ゲート絶縁層105としての高誘電率材料Yは、スパッタ法により基板温度を室温、基板のバイアスを0V、パワーを500W、Arガス13sccmとOガス20sccm雰囲気中0.667Paでスパッタを行う。図3に成膜中の基板とターゲットの配置関係を示している。基板の中心とターゲットの中心との距離は129mmに設定している。Y膜の厚さは140nmとする。
リフトオフを行い半導体活性層104とゲート絶縁層105を形成する。
ゲート絶縁層105上へフォトリソグラフィ法によりゲート電極106のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりAuからなるゲート電極106を形成する。
比較例1では、従来の技術を用いY2O3の成膜中に基板のバイアスを0Vに設定して、薄膜トランジスタを作製した。その結果、得られた薄膜トランジスタの特性は、On/Off比が>10、電界効果移動度は2cm/V・sとなった。
実施例1及び比較例1の結果より、本発明のOn/Off比および電界効果移動度は従来の技術を用いて作製した薄膜トランジスタより特性が向上していることがわかる。よって、本発明は低電圧で動作する薄膜トランジスタの性能を向上させる効果があることがわかる。
<実施例2>
実施例1では、基板をターゲットの直上からずらして置いたが、実施例2では、基板をターゲットの直上に置くことで基板とターゲットとの位置関係が堆積膜に与える効果を確認したものである。
実施例2においては図2の薄膜トランジスタと同じ構造の薄膜トランジスタを形成する。
基板101はガラス基板を用いる。
基板101上へフォトリソグラフィ法によりソース電極102とドレイン電極103のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりソース電極102とドレイン電極103を形成する。
半導体活性層104はソース電極102とドレイン電極103の上に形成する。本例では、半導体活性層104は酸化物半導体であるIn−Ga−Zn−Oを含む膜からなる。なお、In:Ga:Zn:Oの組成比は1:1:1:4である。
半導体活性層104のパターンをフォトリソグラフィ法により形成する。その上に、スパッタ法によって、半導体活性層104としてのIn−Ga−Zn−Oを含む膜を成膜する。成膜中は、基板温度を室温、基板のバイアスを‐10V、パワーを300W、Arガス44sccmとOガス1.6sccm雰囲気中0.533Paでスパッタを行う。スパッタ中は基板101の真中を中心として基板101を回転させる。また、本スパッタを行う前にプレスパッタとして5分間ターゲットの上にシャッターを置いた状態でスパッタを行う。基板101のバイアスは成膜中−10Vを保つ。図5に成膜中の基板402とターゲット401の配置関係を示している。基板402はターゲット401の直上に位置している。基板402の中心とターゲット401の中心との距離はOイオンの平均自由行程約180mmの1/2以上である120mmに設定している。In−Ga−Zn−Oを含む膜の厚さは約50nmとする。
ゲート絶縁層105は半導体活性層104の上に続けて成膜を行う。ゲート絶縁層105は高誘電率材料Yからなる。ゲート絶縁層105としての高誘電率材料Yは、スパッタ法により基板温度を室温、基板のバイアスを‐30V、パワーを500W、Arガス13sccmとOガス20sccm雰囲気中0.667Paでスパッタを行う。スパッタ中は基板101の真中を中心として基板101を回転させる。また、本スパッタを行う前にプレスパッタとして5分間ターゲットの上にシャッターを置いた状態でスパッタを行う。図5に成膜中の基板とターゲットの配置関係を示している。基板402はターゲット401の直上に位置している。基板の中心とターゲットの中心との距離はOイオンの平均自由行程約180mmの1/2以上である120mmに設定している。基板の中心とターゲットの中心との距離はOイオンの平均自由行程180mmの1/2以上である120mmに設定している。Y膜の厚さは140nmとする。
リフトオフを行い半導体活性層104とゲート絶縁層105を形成する。
ゲート絶縁層105上へフォトリソグラフィ法によりゲート電極106のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりAuからなるゲート電極106を形成する。
実施例2では、基板をターゲットの直上に置き、基板とターゲットの間を効果的な距離にし、その他の条件を実施例1と同じにし薄膜トランジスタを作製することによってターゲットの直上に置くことの影響を調べた。作製した薄膜トランジスタのOn/Off比は>10、電界効果移動度は7cm/V・sであり、実施例1とほぼ同様の結果を得られた。よって、基板に負のバイアスをかけ、ターゲットと基板の間を効果的な距離にすることによって特性の良い薄膜トランジスタを作製することがわかる。
次に、基板をターゲットの直上におきT−S距離を変えてYの単膜を成膜する。
基板101は直径75mmのガラス基板を用いる。基板温度を室温、基板101のバイアスを−30V、パワーを500W、Arガス13sccmとOガス20sccm雰囲気中0.667PaでYのスパッタを行う。このとき図6のXの値(T−S距離)を55mm、100mm、150mm、200mmにする。
図7は基板の面内方向の堆積膜形成速度の分布を示す。この図からXを55mmにした場合、middleの位置で堆積膜形成速度が大きく落ちることがわかる。これはOの負イオンにより膜の一部がダメージを受けたためと考えられる。Xを100mmにした場合は、Edgeの部分のrateが少し大きくなっているが、150mmと200mmではrateがほぼ一定であり、基板とターゲットの距離を長くすることで、膜のダメージが小さくなることがわかる。
基板に負のバイアスをかけた状態で基板とターゲットの距離を短くし薄膜トランジスタを作製し、ダメージによる影響を調べた。この際、Xを55mmにし、その他の条件は実施例2と同様の方法で薄膜トランジスタを作製した。
作製した薄膜トランジスタのOn/Off比は>10、電界効果移動度は0.5cm/V・sであり、Y2O3を成膜中にターゲットと基板の距離を短くすると薄膜トランジスタに大きな影響を与えることがわかる。
<実施例3>
実施例3では、成膜条件および基板とターゲットの位置関係は実施例1と同じとし、ターゲット表面の磁束密度を変えて図2に示したような薄膜トランジスタの作製を行う。
基板101は絶縁性の基板である。例えば、ガラス基板とすればよい。また、基板101にポリエチレンテレフタレート(PET)などの有機材料や高分子材料を用いることによりフレキシブルな基板上で薄膜トランジスタを製造することができる。
基板101上へフォトリソグラフィ法によりソース電極102とドレイン電極103のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりソース電極102とドレイン電極103を形成する。
半導体活性層104はソース電極102とドレイン電極103の上に形成する。本例では、半導体活性層104は酸化物半導体であるIn−Ga−Zn−Oを含む膜からなる。なお、In:Ga:Zn:Oの組成比は1:1:1:4である。また、半導体活性層104は、例えばZnOやIn−Sn−O(一般的にITOと呼ばれる)を含む膜を用いてもよい。
半導体活性層104のパターンをフォトリソグラフィ法により形成する。その上に、スパッタ法によって、半導体活性層104としてのIn−Ga−Zn−Oを含む膜を成膜する。成膜中は、基板温度を室温、基板のバイアスを‐10V、パワーを300W、Arガス44sccmとOガス1.6sccm雰囲気中0.533Paでスパッタを行う。
図3に成膜中の基板とターゲットの配置関係を示している。基板202の中心とターゲット201の中心との距離は129mmに設定している。In−Ga−Zn−Oを含む膜の厚さは約50nmとする。
ゲート絶縁層105は半導体活性層104の上に続けて成膜を行う。ゲート絶縁層105は高誘電率材料Yからなる。ゲート絶縁層105としての高誘電率材料Yは、スパッタ法により基板温度を室温、基板のバイアスを‐30V、パワーを500W、Arガス13sccmとOガス20sccm雰囲気中0.667Paでスパッタを行う。図3に成膜中の基板とターゲットの配置関係を示している。基板202の中心とターゲット201の中心との距離は129mmに設定している。Y膜の厚さは140nmとする。
実施例3ではターゲット表面の磁束密度を100ガウス、500、1000ガウスに設定しスパッタを行った。またターゲット表面の磁束密度を0ガウスに設定しスパッタを行った。
リフトオフを行い半導体活性層104とゲート絶縁層105を形成する。
ゲート絶縁層105上へフォトリソグラフィ法によりゲート電極6のパターンを形成し、その上にAuを40nm成膜する。そして、リフトオフを行うことによりAuからなるゲート電極106を形成する。
実施例3により作製した薄膜トランジスタはターゲット表面の磁束密度を100ガウス、500ガウス、1000ガウスに設定した場合はOn/Off比は>10であった。一方、ターゲット表面の磁束密度を0ガウスにした場合のOn/Off比は>10であった。よって、ターゲット表面に100ガウス以上の磁束密度を設定することによって、Oの負イオンの影響をより一層避けることができ、薄膜トランジスタの特性が向上することがわかる。
<比較例2>
比較例2ではY2O3を成膜中の基板電位をフローティング電位とし、その時のセルフバイアスの安定性を調べた。ここではアース電位とフローティング電位の差(基板電位)を測定することによって、セルフバイアスの変化を調べた。
成膜条件は基板電位をフローティング電位、基板温度を室温、パワーを500W、Arガス13sccmとOガス20sccm雰囲気中で圧力を0.667Paとした。成膜中の基板とターゲットの配置関係を図3に示す。基板はターゲットの直上から105mmずらし、基板の中心とターゲットの中心との距離は129mmに設定した。
成膜始めの基板電位は−28Vであったが、成膜時間が長くなるにつれ電位は変化し、45分後の基板電位は−33Vになっていた。
このようにY2O3を成膜中の基板電位をフローティング電位とすることにより、基板のセルフバイアスをアース電位に対して負に制御することができる。しかし長時間スパッタするとセルフバイアスの値が変化してしまうため、安定した状態で成膜することが難しくなる。
以上説明したように本発明の実施例によれば、酸化物半導体を半導体活性層に用い、Yをゲート絶縁層に用いた薄膜トランジスタの製造方法であり、良好なトランジスタ特性が得られる薄膜トランジスタを提供できる。
またスパッタリングガスと共に酸素ガスを導入する場合、導入した酸素ガスがプラズマ中で分解して発生したOの負イオンがゲート絶縁膜や酸化物半導体にダメージを与えることを効果的に抑制することができる。
さらに、プラズマの発光強度に基づいて基板の位置を特定した場合には、プラズマ中に存在する酸素以外のイオン(例えばアルゴンイオン等)がゲート絶縁膜や酸化物半導体に必要以上にダメージを与えることをより一層抑制することができる。
更に、酸化物半導体上に成膜時のダメージの少ないイットリウムを含有する酸化物高誘電率材料を積層した場合に、特性の優れた薄膜トランジスタを提供することができる効果が顕著に現れる。
本発明の一実施形態によるトップゲート型薄膜トランジスタの模式的断面図。 ターゲットと基板の配置を説明するための模式図。 本発明の一実施例による薄膜トランジスタのId−Vd特性を示す図。 ターゲットと基板の配置を説明するための模式図。 ターゲットと基板の配置を説明するための模式図。 基板内での成膜レート分布を示す図。 本発明に用いられるスパッタ装置を示す模式図。
符号の説明
101、705 基板
102 ソース電極
103 ドレイン電極
104 半導体活性層
105 ゲート絶縁層
106 ゲート電極
107、201、401、501、701 ターゲット
202、402、502 基板
702 バッキングプレート
703 RF電源
704 磁石
706 基板フォルダ
707 DC電源
708 チャンバ
709 マスフロー
710 Arガス
711 Oガス
712 真空排気装置

Claims (6)

  1. 基板上に、酸化物半導体層を形成する工程と、ソース電極を形成する工程と、ドレイン電極を形成する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを備えた薄膜トランジスタの製造方法であって、
    前記ゲート絶縁膜を形成する工程は、基板側電極の電位をアース電位に対して負の電位となるようにバイアスしながらスパッタリングを行い、イットリウムを含有する酸化物膜を形成する工程を含むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  2. スパッタリングの際に、ターゲットと基板間の距離をOイオンの平均自由行程の1/2以上に設定することを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  3. スパッタリングの際に、プラズマの発光強度が最大値の1/10以下になる位置に基板を設置することを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  4. スパッタリング法の際に、成膜温度を室温以上150℃以下に設定することを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  5. スパッタリングの際に、磁束密度をターゲット表面で100ガウス以上に設定することを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 酸化物半導体層を形成した後に、イットリウムを含有する酸化物膜を形成することを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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