JP2007071303A - シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール - Google Patents

シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール Download PDF

Info

Publication number
JP2007071303A
JP2007071303A JP2005259273A JP2005259273A JP2007071303A JP 2007071303 A JP2007071303 A JP 2007071303A JP 2005259273 A JP2005259273 A JP 2005259273A JP 2005259273 A JP2005259273 A JP 2005259273A JP 2007071303 A JP2007071303 A JP 2007071303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
roller bearing
seal
incorporating
type roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005259273A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4917778B2 (ja
Inventor
Hideki Akamatsu
英樹 赤松
Kenji Nakagawa
健司 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
NTN Corp
Uchiyama Manufacturing Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, Uchiyama Manufacturing Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2005259273A priority Critical patent/JP4917778B2/ja
Priority to CN2006800324517A priority patent/CN101258348B/zh
Priority to US11/991,408 priority patent/US8262291B2/en
Priority to EP06797195A priority patent/EP1923610B1/en
Priority to PCT/JP2006/317235 priority patent/WO2007029596A1/ja
Publication of JP2007071303A publication Critical patent/JP2007071303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4917778B2 publication Critical patent/JP4917778B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 低温時においても、高いシール性を有するシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを提供する。
【解決手段】 シェル形ころ軸受に備えられたシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11は、弾性を有する環状部材12から構成されている。シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外径寸法Bは、シェル形外輪の内径寸法Cに、熱収縮量を加味した締め代2Aが加えられた寸法である。低温時においては、環状部材12は矢印Wの方向に収縮するため、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外径寸法はBからB’まで小さくなる。しかし、外径寸法Bは、予め熱収縮量を加味した締め代Aが設けられているため、収縮後においても、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11は、その外径寸法B’において締め代A’を有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、芯金無しシールに関し、特に、シェル形ころ軸受に組み込まれるシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールに関する。
自動車のエンジン等へのエアー流入量を制御する装置として、スロットルバルブ装置がある。スロットルバルブ装置の一例の概略図を図5に示す。図5を参照して、スロットルバルブ装置91は、内部に吸気通路を形成するスロットルボディ94と、開閉により吸気量を調節するスロットルブレード95と、スロットルブレード95を固定するスロットルシャフト93と、スロットルシャフト93を回転自在に支持するシェル形ころ軸受92とを有する。ここで、スロットルシャフト93を支持する軸受としてシェル形ころ軸受92を用いるのは、玉軸受等と比較して軸受の外径寸法が小さく、また、内部に密封性の高いシールを組み込むことができ、空気漏れ防止性能を有することによる。
スロットルバルブ装置91は、スロットルシャフト93を、ギアを介してワイヤーやモータ(図示せず)等により回転させることにより、スロットルブレード95を開閉させ、吸気量を調整する。シェル形ころ軸受92は、スロットルボディ94に設けられた内径穴へ圧入され、固定されている。
ここで、上記したスロットルシャフトを支持するシェル形ころ軸受には、スロットルシャフトとの間の空気の漏れを防止するため、シールが備えられている。
図6は、シェル形ころ軸受に組み込まれたシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシールの、従来におけるフリーな状態の一部を示す断面図である。図6において、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシールの内径側に位置するスロットルシャフト(図示せず)の外径面を二点鎖線で示す。なお、この明細書中、フリーな状態とは、スロットルシャフトおよびシェル形ころ軸受に組み込まれていない状態をいう。図6を参照して、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101は、弾性を有する環状部材102と、金属部材で構成される芯金103とを有する。シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101は、芯金103を備えることにより、剛性を確保することができ、また、低温時において、大きく熱収縮することがなくなる。
シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101の外径寸法Xは、組み込まれるシェル形外輪の内径寸法Cに、締め代2Yが加えられた寸法である。締め代Yを設けることにより、内径穴に圧入されたときに、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101の外径面104が、適度な圧力で内径穴の内径面にニップして接触することができ、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101とシェル形ころ軸受との間の漏れを防止することができる。また、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101には、内径側に突出したリップ部105が設けられている。リップ部105の内径寸法Zは、スロットルシャフトの外径寸法Eよりも小さく構成されている。こうすることにより、スロットルシャフトに取り付けた際に、リップ部105が適度な圧力でスロットルシャフトの外径面にニップし、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101とスロットルシャフトとの間の漏れを防止することができる。
次に、上記したシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101を、シェル形ころ軸受に組み込んだ場合について説明する。図7は、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101を含むシェル形ころ軸受111を示す断面図であり、組み込む前のフリーな状態のシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101を点線で示す。図7を参照して、シェル形ころ軸受111は、シェル形外輪112と、複数のころ113と、保持器114と、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101とを備える。シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101は、シェル形外輪112とスロットルシャフトとの間に組み込まれ、備えられる。ここで、シェル形外輪112の内径面115とシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101の外径面104およびスロットルシャフトの外径面とリップ部105は適度な圧力でニップしているため、シェル形外輪112とスロットルシャフトとの間に漏れが生じることはない。
しかし、このようなシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101は、複数の部材から構成されるため、コストが高くなる。また、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101は剛性を有するため、シェル形ころ軸受に組み込まれた後に、取り外すことが困難である。
このような問題に対し、シェル形ころ軸受に組み込まれ、その構成材料に芯金を有しない芯金無しシールについて、特開2004−293618号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によると、シェル形ころ軸受組込み用の芯金無しシールは弾性部材のみから構成されているため、コストが安く、また、シェル形ころ軸受に組み込まれた後においても、取り外しが容易である。
ここで、シェル形ころ軸受組込み用の芯金無しシールについて説明する。図8は、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの一部を示す断面図である。図8を参照して、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106は、弾性を有する環状部材107のみから構成されている。シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106の寸法については、上記したシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシール101と同様であり、外径寸法Xは、内径穴の内径寸法Cに締め代2Yが加えられたものであり、リップ部108の内径寸法Zは、スロットルシャフトの外径寸法Eよりも小さく構成されている。
特開2004−293618号公報(段落番号0018〜0026、図2)
弾性部材のみから構成されるシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106は、常温時においては、上記した通り、シェル形ころ軸受組込み用芯金付きシールと同様、シェル形外輪とスロットルシャフトとの間に組み込まれたときに、その間の漏れを防止することができる。しかし、低温時においては、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106は、上記した寸法関係を有しないため、その間の漏れを防止することができない。
これを、図9を用いて説明する。図9は、低温時において、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106をシェル形ころ軸受111に組み込んだ状態を表す断面図の一部である。なお、常温時におけるシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106を点線で示す。図9を参照して、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106は、低温時において、矢印Wで示す方向に収縮するため、その外径寸法はXからX’となり、シェル形外輪112の内径面115の内径寸法Cよりも小さくなる。そうすると、シェル形ころ軸受111に組み込んだ際に、シェル形外輪112の内径面115とシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106の外径面109とはニップせず、その間にすき間Vが生じることになる。このようなすき間Vがあると、シェル形ころ軸受111とスロットルシャフトとの間の漏れを生じさせてしまうことになる。
また、内径側のリップ部108についても、矢印Wで示す方向に収縮するため、リップ部108の内径寸法はZからZ’となり、リップ部108がより内径側に位置することになる。そうすると、ニップ量が大きくなり、スロットルシャフトとの食いつき量が多くなって、回転時に、スロットルシャフトとシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール106が一緒に回転し、シール性が損なわれてしまうおそれがある。
この発明は、低温時においても、高いシール性を有するシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを提供することを目的とする。
この発明に係るシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールは、シェル形外輪と複数のころとを含むシェル形ころ軸受に組み込まれ、流体の漏れを防止する。ここで、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径は、熱収縮量を加味した締め代を有する。
このように構成することにより、シェル形ころ軸受に支持される回転軸とシェル形外輪との間に配置され、組み込まれたシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールが、低温時において熱収縮し、外径が小さくなっても、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径寸法は、シェル形外輪の内径面の内径寸法よりも大きいため、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径面とシェル形外輪の内径面との間にすき間が生じることはない。したがって、低温時においても、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径面とシェル形外輪の内径面とが、適度な圧力でニップすることができる。
好ましくは、熱収縮量を加味した締め代の径方向の寸法をAとし、常温におけるフリーな状態でのシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径寸法をBとすると、0.005B≦A≦0.030Bの関係が成り立つ。Aを0.005B以上とすれば、熱収縮量を考慮した最低限の締め代の寸法を確保することができる。また、Aを0.030B以下とすれば、必要以上に締め代の寸法を大きくとることがなくなるため、シェル形ころ軸受への組み込みが容易となる。
より好ましくは、シェル形外輪の内径寸法をCとすると、0.950B≦C≦0.985Bの関係が成り立つ。こうすることにより、熱収縮をほとんど考慮する必要がないシェル形外輪との寸法関係において、最適な寸法をとることができる。
さらに好ましくは、常温におけるフリーな状態でのシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの内径寸法をDとし、シェル形ころ軸受によって支持される回転軸の外径寸法をEとすると、E<D<E+2Aの関係が成り立つ。こうすることにより、常温時において、組み込まれた際に、リップ部の内径寸法を回転軸の外径寸法よりも小さくすることができる。また、低温時においても、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの回転軸への食いつきを抑えることができる。
この発明によれば、低温時において、シェル形ころ軸受に組み込まれるシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールが熱収縮し、外径が小さくなっても、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径寸法は、シェル形外輪の内径面の内径寸法よりも大きい。そうすると、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径面とシェル形外輪の内径面との間にすき間が生じることはない。したがって、低温時においても、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径面とシェル形外輪の内径面とが適度な圧力でニップすることができる。
その結果、低温時においても、高いシール性を有するシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図2は、この発明の一実施形態に係るシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の、常温におけるフリーな状態の一部を示す断面図である。図2を参照して、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11は、弾性を有する環状部材12のみから構成されている。シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外径寸法Bは、シェル形外輪の内径寸法Cに、熱収縮量を加味した締め代2Aが加えられた寸法である。また、内径側に突出したリップ部14が位置するシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の内径寸法Dは、シェル形ころ軸受によって支持される回転軸(図示せず)の外径寸法Eよりもやや大きく構成されている。
ここで、上記した寸法関係においては、0.005B≦A≦0.030Bとすることが好ましい。Aが0.005B以上であると、低温時における最低限の締め代を確保することができる。また、Aが0.030B以下であると、必要以上に締め代の寸法を大きくとることがなくなるため、組み込みが容易となる。また、0.950B≦C≦0.985Bとしてもよい。こうすることにより、熱収縮をほとんど考慮する必要がないシェル形外輪の内径寸法Cとの関係において、外径寸法Bを規定することができる。さらに、E<D<E+2Aとしてもよい。DがEより大きいと、低温時における収縮を考慮して、組み込み時において、回転軸との食いつき量を適当にすることができる。また、DがE+2Aよりも小さいと、リップ部が組み込み時に回転軸と食いつくことができる。
次に、上記したシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11を、スロットルバルブ装置に備えられたシェル形ころ軸受に組み込んだ状態について説明する。図1は、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11を備えるシェル形ころ軸受の一部を示す断面図である。なお、図1中、低温時におけるフリーな状態のシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外形を点線で、常温におけるフリーな状態のシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外形を一点鎖線で示す。図1を参照して、シェル形ころ軸受21は、その内径側に位置する回転軸としてのスロットルシャフト(図示せず)を支持する。シェル形ころ軸受21は、その内径面25に軌道面を有するシェル形外輪22と、複数のころ23と、複数のころ23を保持する保持器24と、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11とを備える。シェル形外輪22は、その縁曲げ部が径方向内側に向かって延びている鍔部26を有する。
シェル形ころ軸受21の構成部材であるシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11は、スロットルシャフトとシェル形外輪22との間に配置され、組み込まれる。シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の軸方向における位置は、保持器24と、鍔部26との間である。
ここで、まず、常温時における組み込み状態について説明する。シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外径寸法Bは、シェル形外輪22の内径面25の内径寸法Cに、締め代2Aが加えられた寸法である。したがって、外径側においては、シェル形外輪22の内径面25と、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外径面13は、適度な圧力でニップすることができる。また、内径側においては、フリーな状態で、リップ部14の内径寸法Dは、スロットルシャフトの外径寸法Eよりも大きく構成されている。しかし、シェル形外輪22とスロットルシャフトの間に組み込まれたときに、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11は収縮する。したがって、スロットルシャフトとシェル形外輪22の間に組み込まれたときの内径寸法は、スロットルシャフトの外径寸法Eよりも小さくなるため、リップ部14において、適度な圧力でスロットルシャフトとニップすることができる。
次に、低温時における組み込み状態について説明する。外径側においては、環状部材12は、図1中の矢印Wの方向に収縮するため、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外径寸法はBからB’まで小さくなる。しかし、外径寸法Bには、予め熱収縮量を加味した締め代Aが設けられているため、収縮後においても、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11は、その外径寸法B’において締め代A’を有する。したがって、低温時においても、シェル形外輪22の内径面25とシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール11の外径面13との間にすき間を生じさせることなく、適度な圧力でニップすることができる。また、内径側においては、リップ部14の内径寸法もDからD’まで小さくなる。しかし、スロットルシャフトの外径寸法Eよりも若干小さいだけであり、スロットルシャフトへの食いつき量を多くすることなく、スロットルシャフトの外径面27と適度な圧力でニップすることができる。
以上より、低温時においても、外径面および内径面に適度な圧力でニップすることができ、シェル形ころ軸受とスロットルシャフトとの間の高いシール性を有するシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを提供することができる。
このようなシェル形ころ軸受に組み込まれるシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールに関しては、シェル形外輪の一方の鍔部側に組み込まれてもよいし、両方の鍔部側に組み込まれてもよい。図3は、一方の鍔部側にシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを組み込んだ場合のシェル形ころ軸受の断面図である。図3を参照して、シェル形ころ軸受31は、シェル形外輪32の一方の鍔部33側にシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール34を組み込んでいる。こうすることにより、一方の鍔部33側の漏れを防止することができる。また、図4は、両方の鍔部側にシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを組み込んだ場合のシェル形ころ軸受の断面図である。図4を参照して、シェル形ころ軸受36は、シェル形外輪37の両方の鍔部38a、38b側にシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール39a、39bを組み込んでいる。こうすることにより、両方の鍔部38a、38b側の漏れを防止することができる。
なお、上記の実施の形態においては、シェル形ころ軸受は、保持器を含むこととしたが、これに限らず、保持器を含まない、いわゆる総ころタイプのシェル形ころ軸受であってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係るシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールは、低温時においても高いシール性を有するため、低温環境下で使用され、高いエアー漏れ防止性能が要求されるスロットルバルブ装置等に備えられるシェル形ころ軸受に組み込まれ、有効に利用される。
この発明の一実施形態に係るシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを組み込んだシェル形ころ軸受の一部を示す断面図である。 常温時におけるフリーな状態でのシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの一部を示す断面図である。 一方の鍔部側にシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを組み込んだシェル形ころ軸受の断面図である。 両方の鍔部側にシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールを組み込んだシェル形ころ軸受の断面図である。 スロットルバルブ装置の概略図である。 従来におけるシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシールの一部を示す断面図である。 従来におけるシェル形ころ軸受組込み用芯金付きシールをシェル形ころ軸受に組み込んだ状態の一部を示す断面図である。 従来におけるシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの一部を示す断面図である。 従来における低温時でのシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールをシェル形ころ軸受に組み込んだ状態の一部を示す断面図である。
符号の説明
11,34,39a,39b シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール、12 環状部材、13,27 外径面、14 リップ部、21,31,36 シェル形ころ軸受、22,32,37 シェル形外輪、23 ころ、24 保持器、25 内径面、26,33,38a,38b 鍔部。

Claims (4)

  1. シェル形外輪と複数のころとを含むシェル形ころ軸受に組み込まれ、流体の漏れを防止するシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールであって、
    前記シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径は、熱収縮量を加味した締め代を有する、シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール。
  2. 前記熱収縮量を加味した締め代の径方向の寸法をAとし、常温におけるフリーな状態での前記シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの外径寸法をBとすると、
    0.005B≦A≦0.030Bの関係が成り立つ、請求項1に記載のシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール。
  3. 前記シェル形外輪の内径寸法をCとすると、
    0.950B≦C≦0.985Bの関係が成り立つ、請求項1または2に記載のシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール。
  4. 常温におけるフリーな状態での前記シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールの内径寸法をDとし、前記シェル形ころ軸受によって支持される回転軸の外径寸法をEとすると、
    E<D<E+2Aの関係が成り立つ、請求項1〜3のいずれかに記載のシェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール。
JP2005259273A 2005-09-07 2005-09-07 シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール Active JP4917778B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005259273A JP4917778B2 (ja) 2005-09-07 2005-09-07 シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール
CN2006800324517A CN101258348B (zh) 2005-09-07 2006-08-31 无芯密封件及滚动轴承
US11/991,408 US8262291B2 (en) 2005-09-07 2006-08-31 Coreless seal and rolling bearing
EP06797195A EP1923610B1 (en) 2005-09-07 2006-08-31 Coreless seal and rolling bearing
PCT/JP2006/317235 WO2007029596A1 (ja) 2005-09-07 2006-08-31 芯金無しシールおよび転がり軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005259273A JP4917778B2 (ja) 2005-09-07 2005-09-07 シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007071303A true JP2007071303A (ja) 2007-03-22
JP4917778B2 JP4917778B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=37932934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005259273A Active JP4917778B2 (ja) 2005-09-07 2005-09-07 シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4917778B2 (ja)
CN (1) CN101258348B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257378A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Hitachi Constr Mach Co Ltd 軸受装置
CN115611531A (zh) * 2022-11-11 2023-01-17 长飞光纤光缆股份有限公司 一种高强度光纤的制造方法、产品、及uv固化涂料

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088109A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Koyo Seiko Co Ltd オイルシール
JP2004293618A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Koyo Seiko Co Ltd シェル形ころ軸受の密封装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1217108C (zh) * 2001-04-25 2005-08-31 杨和平 一种装有密封脂的轴承密封结构

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088109A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Koyo Seiko Co Ltd オイルシール
JP2004293618A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Koyo Seiko Co Ltd シェル形ころ軸受の密封装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257378A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Hitachi Constr Mach Co Ltd 軸受装置
CN115611531A (zh) * 2022-11-11 2023-01-17 长飞光纤光缆股份有限公司 一种高强度光纤的制造方法、产品、及uv固化涂料

Also Published As

Publication number Publication date
JP4917778B2 (ja) 2012-04-18
CN101258348B (zh) 2012-07-18
CN101258348A (zh) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009264526A (ja) 過給機の軸受装置
JP6062129B2 (ja) 流体制御バルブ
JP4917778B2 (ja) シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシール
US8262291B2 (en) Coreless seal and rolling bearing
JP2009092083A (ja) カムシャフト
JP2009127839A (ja) シール部材の装着支援装置、シール部材、及びスロットル装置
JP2009287596A (ja) 転がり軸受用密封装置
JP2010138753A (ja) 過給機の軸受装置
JP4917779B2 (ja) 芯金無しシールおよび転がり軸受
JP2009203846A (ja) ターボチャージャ用軸受装置
JP2004340210A (ja) ウォータポンプ用軸受シール装置
JP2005337383A (ja) プーリ用軸受装置
JP7367321B2 (ja) 転がり軸受
JP2007064308A (ja) シェル形ころ軸受組込み用芯金無しシールおよびシェル形ころ軸受
JPH10110695A (ja) ウォータポンプ用転がり軸受のシール装置
JP2010025253A (ja) 転がり軸受用密封装置
JP2005233248A (ja) 過給機用転がり軸受
JP2007064307A (ja) 芯金無しシールおよび転がり軸受
JPH0512632U (ja) 玉軸受過給機
JP6515447B2 (ja) アイドラプーリ用軸受
JP2002372059A (ja) 軸受装置
JP2004263763A (ja) プーリユニット
JP2010281379A (ja) 密封装置
JP2004332856A (ja) シール付きシェル型針状ころ軸受
JP2002188652A (ja) 転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4917778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250