JP2007070949A - 開閉部材制御装置および挟み込み検出方法 - Google Patents

開閉部材制御装置および挟み込み検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007070949A
JP2007070949A JP2005261227A JP2005261227A JP2007070949A JP 2007070949 A JP2007070949 A JP 2007070949A JP 2005261227 A JP2005261227 A JP 2005261227A JP 2005261227 A JP2005261227 A JP 2005261227A JP 2007070949 A JP2007070949 A JP 2007070949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinching
amount
opening
closing member
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005261227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4896471B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Shibata
和之 柴田
Noriyuki Hirai
憲幸 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2005261227A priority Critical patent/JP4896471B2/ja
Priority to US11/516,681 priority patent/US7579708B2/en
Priority to DE102006041999A priority patent/DE102006041999B4/de
Publication of JP2007070949A publication Critical patent/JP2007070949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4896471B2 publication Critical patent/JP4896471B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/085Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load
    • H02H7/0851Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load for motors actuating a movable member between two end positions, e.g. detecting an end position or obstruction by overload signal
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/44Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to the rate of change of electrical quantities
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/093Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against increase beyond, or decrease below, a predetermined level of rotational speed

Abstract

【課題】 挟み込み量を検出する以前に生じた挟み込み量を加味して挟み込みの判定を行い、過大な挟み込み負荷や長期間の挟み込み状態を回避することが可能な開閉部材制御装置および該開閉部材制御装置における挟み込み検出方法を提供する。
【解決手段】 ウインドウガラス11と、昇降機構2と、ウインドウガラス11による異物の挟み込みを検出する制御部3とを備えたパワーウインドウ装置1であって、制御部3は、ウインドウガラス11の開閉速度の変動量に基づいて挟み込み量(回転速度変動量ΣΔωα)を算出する挟み込み量算出手段と、挟み込みによって開閉速度に変化が現れる以前の挟み込み量(回転速度変動量ΣΔωβ)を推定する挟み込み量推定手段と、挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定された挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定手段とを備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は開閉部材制御装置および挟み込み検出方法に係り、特に開閉部材による異物の挟み込みを検出可能な開閉部材制御装置および該開閉部材制御装置による挟み込み検出方法に関する。
異物の挟み込み防止機能を備えた車両のパワーウインドウ装置において、車体とウインドウガラスとの間に挟み込んだ異物の硬さに応じて、ウインドウガラスの反転タイミングを異ならせる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように、挟み込んだ異物の硬さに応じて反転タイミングを異ならせることで、挟み込んだ異物に対して過大な挟み込み荷重を与えてしまうことを防止することができる。
特開2001−248358号公報
一般に、特許文献1に記載のようなパワーウインドウ装置では、挟み込み負荷を算出するために用いられる電動モータの回転速度や回転速度差は、電動モータに配設された回転速度センサーからの速度信号(例えば、パルス信号)に基づいて算出される。このような算出処理では、回転速度や回転速度差から誤差変動分を相殺するために、時間的に連続する複数の算出値の移動平均がとられる。このため、算出される挟み込み負荷は、実際の挟み込み負荷よりも時間的に遅れたものとなる。
したがって、この検出時期の遅れのため、挟み込み検出部によって挟み込み負荷が算出されたときには、既に異物にはその硬さや変形し易さ等の性状に応じて負荷が掛かっている。このため、検出負荷が所定値に達したとき、実際には異物には、その性状に応じた挟み込み負荷が掛かり、過大な挟み込み負荷が掛かるおそれがあった。
また、軟らかいものを挟み込んだ場合、ウインドウガラスによる異物の挟み込み当初は、異物が変形してしまうので挟み込み負荷はほとんど増大せず、異物がある程度変形した後に挟み込み負荷が増大し始める。挟み込み検出部は、挟み込み負荷が増大して検出負荷が所定値に達したときに挟み込みを検出することができる。
したがって、ウインドウガラスによって軟らかい異物が挟み込まれていても、異物が変形する期間を含めてある程度時間が経過しないと検出負荷は所定値に達しない。このため異物は、ウインドウガラスの反転動作が行われないままウインドウガラスに比較的長い間拘束されたままとなってしまうという問題があった。
さらに、ウインドウガラスを昇降する駆動部を構成する電動モータや駆動機構には、遊びやガタがあるため、ウインドウガラスによる挟み込み当初は、この遊びやガタによって電動モータの回転速度の低下が吸収される。
挟み込み検出部は、電動モータの回転速度(回転数)の変動量(低下量)等によって挟み込み負荷(挟み込み量)を算出するが、挟み込み当初は遊びやガタによって電動モータの回転速度が低下し始める時期が遅れる。これにより、検出負荷が増大し始める時期も遅れ、これに伴い検出負荷が所定値に達する時期が遅れる。このため、異物は、ウインドウガラスの反転動作が行われないままウインドウガラスによって比較的長い間拘束されたままとなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、挟み込み量が所定値に到達したときに挟み込みと判定する開閉部材制御装置において、挟み込み量を検出する以前に生じた挟み込み量を加味して挟み込みの判定を行い、過大な挟み込み負荷や長期間の挟み込み状態を回避することが可能な開閉部材制御装置および該開閉部材制御装置における挟み込み検出方法を提供することにある。
前記課題は、本発明によれば、開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置であって、前記挟み込み検出部は、前記開閉部材による異物の挟み込み量を算出する挟み込み量算出手段と、該挟み込み量算出手段が挟み込み量を算出する以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定手段と、前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定された挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定手段と、を備えることにより解決される。
また、前記課題は、本発明によれば、開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置であって、前記挟み込み検出部は、前記開閉部材の作動状態に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出手段と、該挟み込み量算出手段が前記開閉部材の作動状態に基づいては識別不能な挟み込み量を推定する挟み込み量推定手段と、前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定された挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定手段と、を備えることにより解決される。
また、前記課題は、本発明によれば、開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置であって、前記挟み込み検出部は、前記開閉部材の開閉速度の変動量に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出手段と、異物の挟み込みによって前記開閉部材の開閉速度に変化が現れる以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定手段と、前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定された挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定手段と、を備えることにより解決される。
このように本発明では、挟み込み量算出手段によっては、直接検出されない挟み込み量を、挟み込み量推定手段によって推定しており、これら挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と、挟み込み量推定手段によって算出された挟み込み推定量に基づいて挟み込み判定手段が異物の挟み込みを確定するように構成されている。これにより、実際に異物に掛かる挟み込み荷重に略比例した大きさの挟み込み量に基づいて挟み込みを正確に検出(確定)することができ、過大な挟み込み荷重が挟み込まれた異物に掛かってしまうことを回避することができる。
また、挟み込み量算出手段によって挟み込み算出量が算出され始める以前には、挟み込みが開始されているにもかかわらず、異物の変形や駆動部の有するガタや遊び等によってほとんど異物に挟み込み荷重が掛からない場合もある。しかしながら、このような場合には、挟み込み判定手段が、挟み込み算出量に挟み込み推定量を加味して挟み込みを検出するので、挟み込み推定量分だけ早期に挟み込みが検出される。これにより、異物が長期間挟み込み状態に保持されることを回避することができる。
また、具体的に、前記挟み込み量算出手段は、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を算出する構成とすることができる。このように構成すると、駆動部の回転速度を監視するだけで挟み込み状態を検出することができる。
また、前記挟み込み量推定手段は、前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量に基づいて挟み込み推定量を算出する構成とすることができる。このように構成すると、挟み込んだ異物の硬さや変形し易さ等の性状に応じて異なる挟み込み状態を考慮して、挟み込み推定量を算出することができる。
また、前記挟み込み量推定手段は、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を推定する構成とすることができる。このように構成すると、挟み込んだ異物の性状に応じて挟み込み推定量を算出可能となり、例えば回転速度の減速率の大きさに応じて挟み込み推定量を算出するように構成すれば、挟み込んだ異物の硬さに応じて挟み込み判定の時期を早めたり遅らせたりすることができる。
また、上述の開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置における挟み込み検出方法としては、前記開閉部材の閉動作時に、前記開閉部材による異物の挟み込み量を算出する挟み込み量算出ステップと、該挟み込み量算出ステップで挟み込み量を算出する以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定ステップと、前記挟み込み量算出ステップによって算出した挟み込み算出量と挟み込み量推定ステップによって推定した挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定ステップと、を備える構成とすることができる。
また、開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置における挟み込み検出方法として、前記開閉部材の閉動作時に、前記開閉部材の作動状態に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出ステップと、該挟み込み量算出ステップでは前記開閉部材の作動状態に基づいて識別不能な挟み込み量を推定する挟み込み量推定ステップと、前記挟み込み量算出ステップによって算出した挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定した挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定ステップと、を備える構成とすることができる。
また、開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置における挟み込み検出方法として、前記開閉部材の閉動作時に、前記開閉部材の開閉速度の変動量に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出ステップと、異物の挟み込みによって前記開閉部材の開閉速度に変化が現れる以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定ステップと、前記挟み込み量算出ステップによって算出した挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定した挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定ステップと、を備える構成とすることができる。
また、上記挟み込み検出方法における前記挟み込み量算出ステップでは、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を算出する構成とすることができる。
また、上記挟み込み検出方法における前記挟み込み量推定ステップでは、前記挟み込み量算出ステップによって算出された挟み込み算出量に基づいて挟み込み推定量を算出する構成とすることができる。
また、上記挟み込み検出方法における前記挟み込み量推定ステップでは、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を推定する構成とすることができる。
本発明によれば、挟み込み量を検出する以前に生じていると推定される挟み込み量を挟み込み量推定手段によって推定し、この挟み込み推定量を、挟み込み量算出手段によって検出した挟み込み検出量に加味して挟み込みの判定を行うように構成されているので、過大な挟み込み負荷が異物に掛かったり、異物が長期間挟み込み状態に保持されたりすることを回避することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する構成、手順等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図8は本発明の一実施形態に係るものであり、図1はパワーウインドウ装置の説明図、図2は図1のパワーウインドウ装置の電気構成図、図3は挟み込み判定処理の説明図、図4は挟み込み推定量を加味しない場合の挟み込み判定処理の説明図、図5は挟み込み推定量を加味した場合の挟み込み判定処理の説明図、図6は挟み込み判定の処理フロー、図7は回転速度変動量の補正処理の処理フロー、図8は外乱が生じたときの回転速度差の説明図である。
以下に本発明をパワーウインドウ装置に適用した一実施形態について説明する。図1に本例のパワーウインドウ装置1の説明図、図2にその電気構成図を示す。本例のパワーウインドウ装置1は、車両のドア10に配設される開閉部材としてのウインドウガラス11をモータ20の回転駆動により昇降(開閉)作動させるものである。パワーウインドウ装置1は、ウインドウガラス11を開閉駆動する昇降機構2と、昇降機構2の作動を制御するための制御部3と、乗員が作動を指令するための操作スイッチ4を主要構成要素としている。
本例では、ウインドウガラス11は不図示のレールに沿って上方の全閉位置と下方の全開位置との間を昇降動作する。
本例の昇降機構2は、ドア10に固定された減速機構を有するモータ20と、モータ20に駆動される扇形状のギヤ21aを備えた昇降アーム21と、昇降アーム21とクロスして枢支される従動アーム22と、ドア10に固定された固定チャンネル23およびウインドウガラス11と一体のガラス側チャンネル24とを主要構成要素としている。
本例のモータ20は、制御部3から電力供給を受けることにより、回転子の巻線に通電され、これにより回転子とマグネットを有する固定子との間で磁気吸引作用が生じて回転子が正逆回転するように構成されている。本例の昇降機構2では、モータ20の回動に応じて昇降アーム21および従動アーム22が揺動すると、これらの各端部がチャンネル23,24により摺動規制を受け、Xリンクとして駆動し、ウインドウガラス11を昇降作動させる。昇降機構2は、本発明の駆動部に相当する。
本例のモータ20には、移動速度検出手段としての回転検出装置(位置検出装置)25が一体に備えられている。回転検出装置25は、モータ20の回転と同期したパルス信号(速度検出信号,回転速度信号)を制御部3へ出力するものである。本例の回転検出装置25は、モータ20の出力軸と共に回動するマグネットの磁気変化を複数のホール素子で検出するように構成されている。このような構成により、回転検出装置25は、モータ20の回転に同期したパルス信号を出力する。すなわち、パルス信号は、ウインドウガラス11の所定移動量毎もしくはモータ20の所定回転角毎に出力される。これにより、回転検出装置25は、モータ20の回転速度に略比例するウインドウガラス11の移動に応じた信号を出力可能である。
制御部3は、このパルス信号によって、ウインドウガラス11の昇降位置を算出する。また、制御部3は、パルス信号の間隔によってモータ20の回転速度、またはこれに対応するウインドウガラス11の昇降速度を算出することができる。
なお、本例では、回転検出装置25にホール素子を用いたものを採用しているが、これに限らず、モータ20の回転速度を検出することができれば、エンコーダ等の公知の検出装置を採用してもよいし、モータ20の回転時のトルクリップルを検出して回転速度を検出するようにしてもよい。
本例の制御部3は、コントローラ31と、駆動回路32から構成されている。コントローラ31,駆動回路32には、車両に搭載されるバッテリ5から作動に必要な電力が供給される。制御部3は、本発明の挟み込み検出部に相当する。
本例のコントローラ31は、CPU、ROM,RAM等の不図示のメモリ、入力回路、出力回路等を備えるマイクロコンピュータで構成されている。CPUは、不図示のメモリ、入力回路及び出力回路は、バスを介して互いに接続されている。なお、これに限らず、コントローラ31をDSPやゲートアレイで構成してもよい。
コントローラ31は、通常時、操作スイッチ4からの操作信号に基づいて駆動回路32を介してモータ20を正逆回転させて、ウインドウガラス11を開閉動作させる。また、コントローラ31は、回転検出装置25からパルス信号を受け取り、このパルス信号に基づいてウインドウガラス11の上端部と窓枠との間における異物の挟み込みの検出が可能となっている。異物の挟み込みが検出された場合には、コントローラ31は、駆動回路32を介してモータ20を開方向へ回転させて、ウインドウガラス11を開駆動する。
本例の駆動回路32は、FETを備えるICによって構成されており、コントローラ31からの入力信号に基づいて、モータ20への電力供給の極性を切換えている。すなわち、駆動回路32は、コントローラ31から正回転指令信号を受けたときは、モータ20を正回転方向に回転させるようにモータ20へ電力を供給し、コントローラ31から逆回転指令信号を受けたときは、モータ20を逆回転方向に回転させるようにモータ20へ電力を供給する。なお、駆動回路32は、リレー回路を用いて極性を切換えるように構成してもよい。また、駆動回路32がコントローラ31内に組み込まれた構成であってもよい。
コントローラ31は、入力されるパルス信号からパルス信号の立上がり部または立下り部(パルスエッジ)を検出し、このパルスエッジの間隔(周期、パルス幅)に基づいてモータ20の回転速度(回転周期)を算出すると共に、各パルス信号の位相差に基づいてモータ20の回転方向を検出する。つまり、コントローラ31は、モータ20の回転速度(回転周期)に基づいてウインドウガラス11の移動速度を間接的に算出し、モータ20の回転方向に基づいてウインドウガラス11の移動方向を特定している。また、コントローラ31は、パルスエッジをカウントしている。このパルスカウント値は、ウインドウガラス11の開閉動作に伴って加減算される。コントローラ31は、このパルスカウント値の大きさによってウインドウガラス11の開閉位置を特定する。
本例の操作スイッチ4は、2段階操作可能な揺動型スイッチ等で構成され、開スイッチ,閉スイッチ及びオートスイッチを有している。この操作スイッチ4を乗員が操作することにより、コントローラ31へウインドウガラス11を開閉動作させるための指令信号が出力される。
具体的には、操作スイッチ4は、一端側へ1段階操作されると開スイッチがオンされ、ウインドウガラス11を通常開動作(すなわち操作している間だけ開動作)させるための通常開指令信号をコントローラ31へ出力する。また、操作スイッチ4は、他端側へ1段階操作されると閉スイッチがオンされ、ウインドウガラス11を通常閉動作(すなわち操作している間だけ閉動作)させるための通常閉指令信号をコントローラ31へ出力する。
また、操作スイッチ4は、一端側へ2段階操作されると開スイッチ及びオートスイッチが共にオンされ、ウインドウガラス11をオート開動作(すなわち操作を止めても全開位置まで開動作)させるためのオート開指令信号をコントローラ31へ出力する。また、操作スイッチ4は、他端側へ2段階操作されると閉スイッチ及びオートスイッチが共にオンされ、ウインドウガラス11をオート閉動作(すなわち操作を止めても全閉位置まで閉動作)させるためのオート閉指令信号をコントローラ31へ出力する。
コントローラ31は、操作スイッチ4から通常開指令信号を受けている間中(操作スイッチ4が操作されている間中)、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を通常開動作させる。一方、コントローラ31は、操作スイッチ4から通常閉指令信号を受けている間中(操作スイッチ4が操作されている間中)、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を通常閉動作させる。
また、コントローラ31は、操作スイッチ4からオート開指令信号を受けると、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を全開位置までオート開動作させる。一方、コントローラ31は、操作スイッチ4からオート閉指令信号を受けると、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を全閉位置までオート閉動作させる。
コントローラ31は、ウインドウガラス11を閉動作(通常閉動作及びオート閉動作)させているとき、ウインドウガラス11による挟み込みの有無を監視している。すなわち、挟み込みが生じると、ウインドウガラス11の移動速度およびこれに関連してモータ20の回転速度が低下する(回転周期が長くなる)。このため本例のコントローラ31は、モータ20の回転速度の変動を常時監視している。
本例のコントローラ31では、この回転速度の変動に基づいて、まず挟み込みの開始を検出し、次いで挟み込みの開始が検出されてから回転速度が所定量変動したことを検出した場合に、挟み込みと判定(確定)する。
そして、挟み込みを確定した場合には、コントローラ31は、ウインドウガラス11にて挟持された異物を解放すべくモータ20を反転させ、ウインドウガラス11を所定量だけ開動作させるように制御する。なお、挟み込みと判定した場合に、モータ20の作動を停止してウインドウガラス11のそれ以上の閉動作を停止させて、ウインドウガラス11にて挟持した異物を解放可能とするように制御してもよい。
次に、図3に基づいて、本例のパワーウインドウ装置1における挟み込み判定の概略処理について説明する。本例のパワーウインドウ装置1では、回転検出装置25から受け取ったパルス信号に基づいてモータ20の回転速度ωを算出する。本例の算出処理では、そのとき受け取ったパルス信号と、これ以前に受け取っていたパルス信号を含め連続したn個のパルス信号に基づき、これらのパルス幅から回転速度ωを算出している。このように複数のパルス信号から回転速度ωを算出すると、データ処理上、誤差変動分を相殺することができる。
図3(A)は、このようにして算出された回転速度ωの変動状況を表している。図3(A)の縦軸はモータ回転速度,横軸はパルスカウント数に対応する。図3(A)の例は、モータ20の回転速度ωが挟み込みにより途中から減速している状況である。データ線A1は、硬いものを挟み込んで回転速度ωが大きな減速率で低下している状況を示しており、データ線B1は、軟らかいものを挟み込んで回転速度ωが小さな減速率で低下している状況を示している。なお、図3(B),(C)では、データ線A2,A3が硬いものを挟み込んだ場合に対応しており、データ線B2,B3が軟らかいものを挟み込んだ場合に対応している。
そして、本例のパワーウインドウ装置1では、パルス信号を受け取る毎に、現在の回転速度ωとkパルス前(本例では、4パルス前)の回転速度ωとの差である回転速度差Δωが算出される。回転速度差Δωは、回転速度(移動速度)の変化率に相当する。
図3(B)は、この回転速度差Δωの変動状況を表している。なお、図3(A)では、データ線A1の方がデータ線B1と比べて、回転速度差Δωの絶対値が大きくなっていることが分かる。
そして、まず、このようにして算出された回転速度差Δωが変動判定しきい値αを超えたか否かが判定される。この変動判定しきい値αを超えると、挟み込みが開始したと判定される。図3(B)では、点P1,点P2でそれぞれ挟み込みの開始が検出される。しかし、この時点では、挟み込みが確定したわけではないので、モータ20は回転を継続し、ウインドウガラス11は上昇を続ける。この変動判定しきい値αは、パワーウインドウ装置1がたとえ軟らかいものを挟み込んだ場合においても、これによって生じる回転速度差Δωがこの値を超えるような大きさに設定される。
本例では、回転速度差Δωは、連続する複数のパルス信号に基づいて算出された回転速度ωとkパルス前の回転速度ωとの差分であるから、実際の回転速度差Δωよりも時間変動に所定パルス信号分(遅れパルス信号分)の遅れが生じる。すなわち、データ処理上で挟み込みの開始が検出されるのは、実際の挟み込みの開始から所定の遅れ時間後である。
このため、回転速度差Δωが変動判定しきい値αを超えたときには、既に遅れパルス信号分前から挟み込みが生じており、挟み込まれた異物には挟み込み荷重が掛かっていることになる。
本例では、一旦、挟み込みの開始が検出されると、この時点からの回転速度差Δωの累積値ΣΔωα(すなわち、回転速度ωの変動量。以下、「回転速度変動量ΣΔωα」という。)を算出する。具体的には、回転速度変動量ΣΔωαは、挟み込みの開始が検出されてからの回転速度差Δωの加算値として算出される。
本例では、異物の挟み込みによって回転速度差Δωに影響がでて挟み込みの開始と判定されてから、挟み込み荷重が上昇して挟み込みとして検出(確定)されるに至るまでの状態(挟み込み状態)又は挟み込み程度を判定するための挟み込み算出量として、回転速度変動量ΣΔωαが用いられている。
また、本例では、上述の遅れパルス数分に相当する回転速度差Δωの累積値ΣΔωβ(以下、「回転速度変動量ΣΔωβ」という)の推定処理が行われる。具体的には、現在の回転速度差Δωからpパルス信号分前の回転速度差Δωまでの平均回転速度差Δωaveを算出し、この平均回転速度差Δωaveを遅れ期間中の回転速度差とみなす。遅れ期間中の回転速度変動量ΣΔωβは、平均回転速度差Δωaveに遅れパルス信号数を乗じることにより算出される。
本例では、挟み込み算出量である回転速度変動量ΣΔωαを算出できる以前の挟み込み状態又は挟み込み程度を推定するための挟み込み推定量として、回転速度変動量ΣΔωβが用いられている。つまり、この回転速度変動量ΣΔωβは、作動状態に基づいて識別可能な回転速度変動量ΣΔωαを算出する以前に生じている作動状態に基づいては、直接識別不能な挟み込み量である。
なお、算出される平均回転速度差Δωaveは、挟み込んだ異物の硬さや変形のし易さ等の性状によって値が異なってくるから、挟み込み推定量である回転速度変動量ΣΔωβも異物の性状に応じて適宜に設定されるものとなる。
そして、本例では、挟み込みの開始が検出される前に実際には回転速度ωに影響を及ぼすはずであったであろう挟み込み推定量(回転速度変動量ΣΔωβ)と挟み込みの開始が検出された後に算出された挟み込み算出量(回転速度変動量ΣΔωα)とを加算した挟み込み量(回転速度変動量ΣΔω)を、挟み込み判定に用いている。
すなわち、本例では、この回転速度変動量ΣΔωが挟み込み判定しきい値βを超えたか否か判別され、回転速度変動量ΣΔωが、挟み込み判定しきい値βを超えた場合に挟み込みが検出(確定)される。図3(C)は、回転速度変動量ΣΔωの変動状況を表している。コントローラ31は、回転速度変動量ΣΔωが挟み込み判定しきい値βを超えた場合に、挟み込みと判定(確定)する。
なお、本例では、挟み込み推定量である回転速度変動量ΣΔωβをpパルス信号前からの平均回転速度差Δωaveに遅れ期間に相当するパルス信号数を乗じることにより算出しているが、これに限らず、実情に沿うように適宜な方法によって挟み込み推定量を算出すればよい。例えば、平均回転速度差Δωaveの大きさに応じて段階的に回転速度変動量ΣΔωβを設定しておいてもよいし、平均回転速度差Δωaveの大きさに応じて乗算するパルス信号数を異ならせて設定しておいてもよい。
なお、本例では、挟み込み量として回転速度ωの変動量を用いているが、これに限らず、他の変動量を挟み込み量として用いてもよい。例えば、ウインドウガラス11の移動速度の変動量や、機構部分の移動変動量等を用いてもよい。
図4,図5に基づいて、遅れ期間中の回転速度変動量ΣΔωβを加味しない場合(図4)と、本例のように回転速度変動量ΣΔωβを加味した場合(図5)との比較を行う。図4,図5は、回転速度ΣΔω(回転速度差Δωの累積値)及び挟み込まれた異物に掛かる挟み込み荷重の変動を示している。線A,線Bは、それぞれ回転速度ΣΔω,挟み込み荷重の変化を表わしている。
図4に示すように、挟み込みは、パルスカウントP1時点で開始しているが、算出された回転速度ΣΔωに挟み込みによる回転速度低下の影響が現れるのは、遅れ期間Tdが経過したパルスカウントP2時点である。
図4の例では、パルスカウントP2時点からの回転速度差Δωの累積値である回転速度変動量ΣΔωαが所定の挟み込みしきい値を超えたときに挟み込みと判定することができる。図4では、パルスカウントP3までの変動が表示されており、この時点では、算出された回転速度変動量ΣΔωαを荷重換算した分の挟み込み検出荷重(挟み込み検出量)Fαが検出されていることになる。
しかしながら、遅れ期間Tdの間には、遅れ荷重(挟み込み推定量)Fβが挟み込まれた異物に掛かっているから、パルスカウントP3時点では、実際には異物にはこれらの総和である挟み込み荷重F(=Fα+Fβ)が掛かっていると考えてよい。
このように、算出された回転速度ΣΔωに挟み込みによる回転速度低下の影響が現れたパルスカウントP2時点以降の回転速度変動量ΣΔωαをもとに挟み込み判定を行う場合には、実際よりも大きな挟み込み荷重が異物に掛かっていることになり、挟み込み荷重が過大なものとなってしまうおそれがある。
一方、図5に示すように、パルスカウントP1時点で挟み込みが開始され、算出された回転速度ΣΔωに挟み込みによる回転速度低下の影響が現れるのは、遅れ期間Tdが経過したパルスカウントP2時点である。しかしながら、図5の例では、パルスカウントP2時点以降のパルスカウントP3時点では、その時点での回転速度変動量ΣΔωαに挟み込み推定量である回転速度変動量ΣΔωβを加算した回転速度変動量ΣΔωをもとに挟み込みが発生したか否かを判定する。
したがって、パルスカウントP3時点では、回転速度変動量ΣΔωαに対応する挟み込み検出荷重Fαと回転速度変動量ΣΔωβに対応する遅れ荷重(挟み込み推定量)Fβの総和が、挟み込み荷重Fとして異物に掛かっているものとみなされる。
このように、挟み込みによる回転速度低下の影響が現れたパルスカウントP2時点以降の回転速度変動量ΣΔωαに、それ以前の挟み込み推定量である回転速度変動量ΣΔωβを加味して挟み込み判定を行う場合には、実際に異物に掛かっている挟み込み荷重に近い値に対応する挟み込み量で挟み込み判定することができるので、異物への挟み込み荷重が過大なものとなってしまうことを回避することが可能である。
また、軟らかいものを挟み込んだ場合には、異物の挟み込み当初は、異物が変形してしまうので挟み込み負荷はほとんど増大せず、異物がある程度変形した後に挟み込み負荷が増大し始める。すなわち、挟み込み当初は回転速度ΣΔωに挟み込みによる影響が現れない。
また、ウインドウガラス11を昇降させる昇降機構2には、遊びやガタがあるため、挟み込み当初は、この遊びやガタによって回転速度ΣΔωの低下が吸収され、回転速度ΣΔωに挟み込みの影響が現れる時期が遅れる。
したがって、異物が挟み込まれていても、異物が変形する期間や、遊びやガタで回転速度ΣΔωの低下が吸収される期間を含めてある程度時間が経過しないと挟み込みの開始が検出されないため、実際に挟み込みが開始してから回転速度変動量ΣΔωαが挟み込み判定しきい値βを超えるまでには比較的長い時間を要し、この間、異物は挟み込み状態に保持されたままとなってしまうことになる。
しかしながら、本例では、挟み込みの開始が検出される直前の挟み込み量である回転速度変動量ΣΔωβを推定し、回転速度変動量ΣΔωαと回転速度変動量ΣΔωβの加算値に基づいて挟み込みを判定(確定)する構成であるので、回転速度変動量ΣΔωβを加算した分だけ早期に挟み込み判定が行われることになる。つまり、この回転速度変動量ΣΔωβは、作動状態に基づいて識別可能な回転速度変動量ΣΔωαを算出する以前に生じている作動状態に基づいては、直接識別不能な挟み込み量である。
これにより、本例では、異物を比較的長い時間挟み込み状態に保持することなく、早期に挟み込み状態から開放することができる。
次に、図6,図7に基づいて、本例のコントローラ31の挟み込み判定処理について説明する。
本例のコントローラ31は、まず、回転検出装置25から受け取ったパルス信号に基づいて、モータ20の回転速度データの更新を行う(ステップS1)。具体的には、コントローラ31は、まず回転検出装置25から受け取ったパルス信号を信号処理してパルスエッジを検出する。そして、パルスエッジを検出する毎に、前回検出されたパルスエッジと今回検出されたパルスエッジとのパルス幅(時間間隔)Tを算出してメモリ内に順次格納していく。
本例では、パルス幅Tは、新たなパルスエッジが検出される度に順送りに更新されていき、最新の4つのパルス幅T(0)〜T(3)が記憶される。すなわち、パルスエッジが検出されると、新たにパルス幅T(0)を算出すると共に、前回のパルス幅T(0)〜T(2)を1ずらして、それぞれパルス幅T(1)〜T(3)として記憶し、前回のパルス幅T(3)を消去する。
そして、コントローラ31は、時間的に連続するn個のパルスエッジのパルス幅Tの総和(パルス周期P)の逆数から回転速度ωを算出する。この回転速度ωは実際の回転速度に比例する値である。
本例では、現パルスエッジから4パルスエッジ前までのパルス幅T(0)〜T(3)によって(平均)回転速度ω(0)が算出される。そして、次のパルスエッジを検出すると、新たに算出されたパルス幅T(0)〜T(3)によって回転速度ω(0)が更新される。このとき、前回の回転速度ω(0)は回転速度ω(1)として記憶される。このようにして、コントローラ31内には、パルスエッジを検出する度に(所定移動量毎に又は所定回転角毎に)更新される最新の8つの回転速度ω(0)〜ω(7)が常時記憶される。このように、複数のパルス幅Tによって回転速度ωを算出することにより、受信する各パルス信号出力のセンサーDutyのばらつきを相殺し、誤差変動分が相殺された回転速度を算出することができる。
また、本例では、パルス幅T(0)〜T(3)によって回転速度ωを算出しているが、さらにこのようにして算出したm個の連続した回転速度を平均して、より平均化された回転速度ωを算出するようにしてもよい。
次に、コントローラ31は、この回転速度ωから回転速度差(回転速度変化率)Δω(0)を算出する(ステップS2)。具体的には、回転速度ω(0)〜ω(3)を現ブロックデータ、回転速度ω(4)〜ω(7)を前ブロックデータとし、それぞれのブロック内データの和を差し引く処理を行っている。すなわち、回転速度差Δωは、回転速度ω(4)〜ω(7)の和から回転速度ω(0)〜ω(3)の和を引くことにより算出され、パルスエッジを検出する度に(所定移動量毎に又は所定回転角毎に)、回転速度差Δω(0)〜Δω(q)(ただし、q≧p)が順送りで更新されていく。
なお、算出された値を加算したデータ数(本例では4)で除してもよい。このように、複数の回転速度ωによって回転速度差Δωを算出することにより、回転速度ω間の位相差を相殺することができる。
そして、本例のコントローラ31は、ウインドウガラス11の所定位置を基準として、算出された回転速度差Δω(0)を加算して回転速度変動量ΣΔωを算出する(ステップS3)。回転速度差Δω(0)が更新される毎にこれを累積していくことによって、基準位置に対する回転速度ωの差が算出される。
次に、算出された回転速度差Δω(0)が外乱判定しきい値γを正側に超えているか否かが判別される(ステップS4)。車両が段差に乗り上げたり、ウインドウガラス11が閉められたりすると、このような外乱によってウインドウガラス11に衝撃が加わり、その結果、モータ20の回転速度に影響が及ぶ場合がある。本例では、この処理により外乱によって挟み込みを誤検出してしまうことを防止している。
図8に示すように、外乱が加わると、回転速度差Δωは、通常、正負に大きな値をとる。正側に回転速度差Δωが振れることは、ウインドウガラス11を閉める方向にモータ20の回転が加速されることを意味し、反対に、負側に回転速度差Δωが振れることは、モータ20の回転が減速されることを意味する。負側に回転速度差Δωが振れることは、挟み込みを擬似するものとなる。ここで、外乱判定しきい値γは、正側に設定された値であり、本例のコントローラ31では、回転速度差Δωがこの外乱判定しきい値γを正側に超えた場合は、外乱が生じたものと判定する。
外乱が生じたと判定された場合(ステップS4;有)、コントローラ31は、挟み込み判定しきい値βを負側に増大させた後(ステップS7)、ステップS8へ移行する。これにより、引き続いて、外乱によって負側に回転速度差Δωが振れて、挟み込みの開始が検出されたとしても、その後の回転速度差Δωの累積値が増大された挟み込み判定しきい値を超えることがないので、挟み込みの誤判定を防止することができる。なお、本例では、外乱判定しきい値γが変動判定しきい値αと無関係に設定されているが、例えば、外乱判定しきい値γを変動判定しきい値αの正負を反対にした値に設定してもよい。
ステップS4で外乱が生じたと判定されなかった場合(ステップS4;無)、コントローラ31は、挟み込み開始の判定処理を行う(ステップS5)。具体的には、回転速度差Δω(0)が変動判定しきい値αを負側に超えた場合は挟み込みの開始と判定され、超えていない場合は挟み込みの開始と判定しない。
挟み込みの開始と判定された場合(ステップS5;有)、ステップS8へ移行する。一方、挟み込みの開始と判定されなかった場合(ステップS5;無)、ステップS6で回転速度差Δωの累積値と挟み込み判定しきい値βへの初期値の設定が行われる。具体的には、ステップS3で算出された回転速度変動量ΣΔωが、回転速度ωの初期変動量Sにセットされると共に、挟み込み判定しきい値βが増大されていない通常値に戻される。このように、外乱期間が終了したと判定されると、挟み込み判定しきい値βが通常値に戻され、通常の処理が行われる。
そして、ステップS8では、回転速度ωの変動量Sの演算処理が行われる。この処理では、挟み込みの開始が判定された後の挟み込み量(回転速度変動量ΣΔωα)相当分が算出される。
具体的には、コントローラ31は、挟み込み開始と判定される直前にステップS6でセットされた回転速度ωの初期変動量S(回転速度差Δωの累積値)からステップS3で算出された回転速度差Δωの累積値を差し引いて、回転速度ωの変動量Sを算出する。
したがって、ステップS5で挟み込みの開始と判定されなかった場合は、ステップS8で算出される回転速度ωの変動量Sはゼロとなるが、ステップS5で挟み込みの開始と判定された場合は、ステップS8で算出される回転速度ωの変動量Sは挟み込み開始時からの回転速度ωの変動分となる。
このように制御部3のコントローラ31は、挟み込み量算出手段として機能する。
なお、本例では、基準値からの変化量の差を算出して、挟み込み開始以降の回転速度ωの変動量(回転速度変動量ΣΔωα)を算出しているが、これに限らず、挟み込み開始が検出されないときには、回転速度差Δωの累積値を初期化し、挟み込み開始が検出されたときには、初期化しないようにして、挟み込み開始検出以降の分についてのみ回転速度差Δωを累積して、これにより回転速度ωの変動量(回転速度変動量ΣΔωα)を算出してもよい。
次に、ステップS9では、挟み込みの開始が判定される以前の遅れ期間Tdにおける挟み込み推定量を加味した回転速度ωの変動量Sの補正処理が行われる(図7参照)。
この処理では、まず現在の回転速度差Δω(0)からpパルスエッジ前の回転速度差Δω(p)までの平均値である平均回転速度差Δωaveが算出され、この平均回転速度差Δωaveが遅れ期間Td中の回転速度差とされる(ステップS21)。
そして、ステップS21で算出された平均回転速度差Δωaveに所定の設定遅れパルス信号数を乗じることにより、遅れ期間Td中の挟み込み推定量である回転速度変動量ΣΔωβが算出される(ステップS22)。
このように制御部3のコントローラ31は、挟み込み量推定手段として機能する。
回転速度変動量ΣΔωβが算出されると、ステップS8で算出された回転速度ωの変動量Sに回転速度変動量ΣΔωβを加算する補正処理が行われる(ステップS23)。これにより、挟み込みによる回転速度の実質的な変化分(すなわち、挟み込み荷重分)を確実に算出することができる。
次に、コントローラ31は、ステップS9で算出された回転速度ωの変動量Sが挟み込み判定しきい値βを超えたか否かを判定する(ステップS10)。
このように制御部3のコントローラ31は、挟み込み判定手段として機能する。
回転速度ωの変動量Sが挟み込み判定しきい値βを超えたと判断された場合(ステップS10;有)、コントローラ31は、挟み込み解除処理(ステップS11)を行い、処理を終了する。挟み込み解除処理では、具体的には、コントローラ31は上述のように異物を解放すべくモータ20を反転させ、ウインドウガラス11を所定量だけ開動作させる。
一方、回転速度ωの変動量Sが挟み込み判定しきい値βを超えていないと判断された場合(ステップS10;無)は、処理をそのまま終了する。
なお、上記実施形態では、変動判定しきい値α,挟み込み判定しきい値β,外乱判定しきい値γをウインドウガラス11の位置によらず一定の値としていたが、これに限らず、ウインドウガラス11の位置によって変動させるように設定してもよい。
また、上記実施形態では、車両のパワーウインドウ装置1に本発明の開閉部材制御装置を適用した例を示したが、これに限らず、サンルーフ開閉装置やスライドドア開閉装置等の開閉部材を開閉駆動する装置に全般に適用してもよい。
本発明の一実施形態に係るパワーウインドウ装置の説明図である。 図1のパワーウインドウ装置の電気構成図である。 挟み込み判定処理の説明図である。 挟み込み推定量を加味しない場合の挟み込み判定処理の説明図である。 挟み込み推定量を加味した場合の挟み込み判定処理の説明図である。 挟み込み判定の処理フローである。 回転速度変動量の補正処理の処理フローである。 外乱が生じたときの回転速度差の説明図である。
符号の説明
1‥パワーウインドウ装置、2‥昇降機構、3‥制御部、4‥操作スイッチ、
5‥バッテリ、10‥ドア、11‥ウインドウガラス、20‥モータ、
21‥昇降アーム、21a‥ギヤ、22‥従動アーム、23‥固定チャンネル、
24‥ガラス側チャンネル、25‥回転検出装置、31‥コントローラ
32‥駆動回路

Claims (12)

  1. 開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置であって、
    前記挟み込み検出部は、
    前記開閉部材による異物の挟み込み量を算出する挟み込み量算出手段と、
    該挟み込み量算出手段が挟み込み量を算出する以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定手段と、
    前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定された挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定手段と、を備えたことを特徴とする開閉部材制御装置。
  2. 開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置であって、
    前記挟み込み検出部は、
    前記開閉部材の作動状態に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出手段と、
    該挟み込み量算出手段が前記開閉部材の作動状態に基づいては識別不能な挟み込み量を推定する挟み込み量推定手段と、
    前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定された挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定手段と、
    を備えたことを特徴とする開閉部材制御装置。
  3. 開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置であって、
    前記挟み込み検出部は、
    前記開閉部材の開閉速度の変動量に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出手段と、
    異物の挟み込みによって前記開閉部材の開閉速度に変化が現れる以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定手段と、
    前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定された挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定手段と、を備えたことを特徴とする開閉部材制御装置。
  4. 前記挟み込み量算出手段は、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉部材制御装置。
  5. 前記挟み込み量推定手段は、前記挟み込み量算出手段によって算出された挟み込み算出量に基づいて挟み込み推定量を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉部材制御装置。
  6. 前記挟み込み量推定手段は、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を推定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉部材制御装置。
  7. 開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置における挟み込み検出方法であって、
    前記開閉部材の閉動作時に、前記開閉部材による異物の挟み込み量を算出する挟み込み量算出ステップと、
    該挟み込み量算出ステップで挟み込み量を算出する以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定ステップと、
    前記挟み込み量算出ステップによって算出した挟み込み算出量と挟み込み量推定ステップによって推定した挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定ステップと、を備えたことを特徴とする挟み込み検出方法。
  8. 開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置における挟み込み検出方法であって、
    前記開閉部材の閉動作時に、前記開閉部材の作動状態に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出ステップと、
    該挟み込み量算出ステップでは前記開閉部材の作動状態に基づいて識別不能な挟み込み量を推定する挟み込み量推定ステップと、
    前記挟み込み量算出ステップによって算出した挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定した挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定ステップと、を備えたことを特徴とする挟み込み検出方法。
  9. 開閉部材と、該開閉部材を開閉駆動する駆動部と、開閉駆動時の前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出部と、を備えた開閉部材制御装置における挟み込み検出方法であって、
    前記開閉部材の閉動作時に、前記開閉部材の開閉速度の変動量に基づいて挟み込み量を算出する挟み込み量算出ステップと、
    異物の挟み込みによって前記開閉部材の開閉速度に変化が現れる以前の挟み込み量を推定する挟み込み量推定ステップと、
    前記挟み込み量算出ステップによって算出した挟み込み算出量と挟み込み量推定手段によって推定した挟み込み推定量に基づいて異物の挟み込みを確定する挟み込み判定ステップと、を備えたことを特徴とする挟み込み検出方法。
  10. 前記挟み込み量算出ステップでは、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を算出することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の挟み込み検出方法。
  11. 前記挟み込み量推定ステップでは、前記挟み込み量算出ステップによって算出された挟み込み算出量に基づいて挟み込み推定量を算出することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の挟み込み検出方法。
  12. 前記挟み込み量推定ステップでは、回転駆動によって前記開閉部材を開閉駆動する前記駆動部の回転速度の変動に基づいて挟み込み量を推定することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の挟み込み検出方法。
JP2005261227A 2005-09-08 2005-09-08 開閉部材制御装置および挟み込み検出方法 Active JP4896471B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005261227A JP4896471B2 (ja) 2005-09-08 2005-09-08 開閉部材制御装置および挟み込み検出方法
US11/516,681 US7579708B2 (en) 2005-09-08 2006-09-07 Opening/closing member control apparatus and method for detecting pinching
DE102006041999A DE102006041999B4 (de) 2005-09-08 2006-09-07 Steuergerät für ein Öffnungs-/Schließ-Element und Verfahren zum Erfassen von Zusammendrücken

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005261227A JP4896471B2 (ja) 2005-09-08 2005-09-08 開閉部材制御装置および挟み込み検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007070949A true JP2007070949A (ja) 2007-03-22
JP4896471B2 JP4896471B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=37776007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005261227A Active JP4896471B2 (ja) 2005-09-08 2005-09-08 開閉部材制御装置および挟み込み検出方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7579708B2 (ja)
JP (1) JP4896471B2 (ja)
DE (1) DE102006041999B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126960A (ja) * 2005-10-07 2007-05-24 Omron Corp 開閉体制御装置
DE102008039146A1 (de) 2007-08-28 2009-03-05 Asmo Co., Ltd., Kosai Steuergerät für eine Verschließtafel
JP2009074356A (ja) * 2007-08-28 2009-04-09 Asmo Co Ltd 開閉部材制御装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4855173B2 (ja) * 2006-08-01 2012-01-18 三菱自動車工業株式会社 開閉体制御装置
US7812554B2 (en) * 2006-10-06 2010-10-12 Omron Corporation Control device for opening/closing member
JP6582735B2 (ja) * 2014-09-01 2019-10-02 株式会社デンソー 開閉部材制御装置
JP5940202B1 (ja) * 2015-08-06 2016-06-29 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 開閉体制御装置
WO2017106303A1 (en) 2015-12-14 2017-06-22 Milw A Ukee Electric Tool Corporation Overload detection in a power tool
DE102015226108A1 (de) * 2015-12-18 2017-06-22 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Bamberg Einklemmschutzverfahren zur Durchführung bei einer motorischen Stellvorrichtung für ein verstellbares Fahrzeugteil sowie zugehörige Stellvorrichtung
JP6897599B2 (ja) * 2018-02-21 2021-06-30 株式会社デンソー パワーウインド制御装置
CN113302374B (zh) * 2019-01-25 2022-06-28 株式会社电装 开闭构件控制装置
US11203891B2 (en) * 2020-05-06 2021-12-21 Southern Taiwan University Of Science And Technology Anti-pinch window control system and anti-pinch window control method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004084458A (ja) * 2002-06-28 2004-03-18 Aisin Seiki Co Ltd 開閉体の挟み込み検知装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2954471B2 (ja) 1993-12-03 1999-09-27 株式会社ミツバ 開閉体の開閉制御方法
JP2891869B2 (ja) * 1994-03-31 1999-05-17 株式会社大井製作所 開閉体の駆動制御装置
JPH11324481A (ja) * 1998-05-20 1999-11-26 Denso Corp 挟み込み防止機能を有するパワーウインドウ装置
DE19840163A1 (de) * 1998-09-03 2000-03-16 Webasto Karosseriesysteme Antriebsvorrichtung und Verfahren zum Verstellen eines Fahrzeugteils
JP3572360B2 (ja) * 2000-12-22 2004-09-29 自動車電機工業株式会社 パワーウインド装置
JP2005351042A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Aisin Seiki Co Ltd 開閉体制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004084458A (ja) * 2002-06-28 2004-03-18 Aisin Seiki Co Ltd 開閉体の挟み込み検知装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126960A (ja) * 2005-10-07 2007-05-24 Omron Corp 開閉体制御装置
DE102008039146A1 (de) 2007-08-28 2009-03-05 Asmo Co., Ltd., Kosai Steuergerät für eine Verschließtafel
JP2009074356A (ja) * 2007-08-28 2009-04-09 Asmo Co Ltd 開閉部材制御装置
DE102008039146B4 (de) * 2007-08-28 2014-02-20 Asmo Co., Ltd. Steuergerät für eine Schließtafel

Also Published As

Publication number Publication date
US7579708B2 (en) 2009-08-25
DE102006041999A1 (de) 2007-03-22
JP4896471B2 (ja) 2012-03-14
DE102006041999B4 (de) 2012-06-21
US20070052293A1 (en) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4896471B2 (ja) 開閉部材制御装置および挟み込み検出方法
JP4679341B2 (ja) 開閉部材制御装置
US7952312B2 (en) Closure panel control apparatus
JP5632157B2 (ja) パワーウインドウ装置及びその制御方法
US9121214B2 (en) Opening and closing member control apparatus and method for controlling opening and closing member
JP4487588B2 (ja) 開閉体制御装置
US7250736B2 (en) Opening and closing member control system
JP2005351042A (ja) 開閉体制御装置
JP6390466B2 (ja) 開閉部材制御装置及び開閉部材制御方法
US20070084120A1 (en) Opening and closing member control system
JP4818697B2 (ja) 開閉部材制御装置
JP2007063889A (ja) 開閉部材制御装置及びその制御方法
JP6337283B2 (ja) 開閉部材制御装置及び開閉部材制御方法
JP3926369B2 (ja) モータ駆動制御装置
JP6870488B2 (ja) 車両用開閉体制御装置
JP2004084458A (ja) 開閉体の挟み込み検知装置
JP5596911B2 (ja) 開閉部材制御装置
JP4781868B2 (ja) 開閉部材制御装置
JP4579757B2 (ja) 開閉部材制御装置
JP2017066862A (ja) 開閉体制御装置及びその制御方法
JP2009007919A (ja) 開閉体制御装置
JP4781873B2 (ja) 開閉部材制御装置
JP5300228B2 (ja) 開閉体の挟み込み検出装置
JP4884856B2 (ja) 開閉部材制御装置
JP7319210B2 (ja) スライドドア開閉装置、制御装置および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4896471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250