JP2007069853A - 車体下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステップの踏み面を下げた場合にも、ボデーの剛性を十分に確保できる車体下部構造を提供する。
【解決手段】サイドメンバとロッカとブレースとをもつ車体下部構造において、サイドメンバとロッカとの間隙にサイドメンバの長手方向とロッカの長手方向とに沿って延びるブレースを介装し、ブレースがサイドメンバの長手方向とロッカの長手方向とに沿ってサイドメンバとロッカとに接合するようにする。ブレースとサイドメンバとの接合面積、および、ブレースとロッカとの接合面積が大きくなるため、ボデーの剛性が大きく向上し、ステップの踏み面を下げてもボデーの剛性を充分に確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の車体構造に関し、特に、自動車の車体下部の構造に関する。
一般的な自動車の車体下部構造を図6〜8に示し、従来の自動車の車体下部構造を説明する。図6は従来の車体を模式的に表す斜視図である。図7はサイドメンバとブレースとロッカとを模式的に表す上面図である。図8は図6中A−A’位置における断面図である。
従来、自動車の車体下部構造においては、図6〜8に示すように、サイドメンバ101とロッカ102とをブレース103を介して固定したものが知られている。サイドメンバ101は車体の下部骨格(シャーシフレーム)の一部を形成する部材であり、一般には、車体の左側と右側とにそれぞれ配設されている。左右のサイドメンバは車体の前後方向に延びている。ロッカ102は、車体の外殻(ボデーフレーム)の一部を形成する部材であり、左側のサイドメンバ101よりも左側(車体外側)と右側のサイドメンバ101よりも右側(車体外側)とにそれぞれ配設されている。ロッカ102は左右のサイドメンバ101と同様に、車体の前後方向に延びている。ブレース103は短冊状をなし、長手方向の一端側がサイドメンバ101と接合し、長手方向の他端側がロッカ102と接合している。すなわち、ブレース103はサイドメンバ101とロッカ102とを左右方向(車幅方向)に固定する(例えば、特許文献1参照)。ブレース103がサイドメンバ101とロッカ102とを左右方向に固定することで、サイドメンバ101とロッカ102との左右方向の相対変位が抑えられ、ボデーの左右方向の剛性が向上する。
ところで、近年では、乗員の自動車への降乗を容易にするように、ステップの踏み面を下げることが要求されている。図8に示すように、サイドメンバ101はステップパネル140と接合し、ステップパネル140の上にはスカッフプレート141が取り付けられている。ステップ142はステップパネル140の一部とスカッフプレート141とで構成され、スカッフプレート141の上面がステップ142の踏み面143となる。
ステップ142の踏み面143は、図8に示すように、サイドメンバ101、ブレース103およびロッカ102の上方に形成される。しかし、ロッカ102とステップ142との間隙は、ある一定以上の大きさに形成される必要がある。スライドドア150の開閉機構を配設するためである。すなわち、図8に示すように、ロッカ102およびステップ142の車体外側には、スライドドア150が配される。一方、ロッカ102とステップ142との間隙には、ステップアンダーパネル151およびスライドドアロアレール152が形成されている。スライドドア150から延びるスライドドアロアアーム153はロッカ102とステップ142との間隙に挿入される。ステップアンダーパネル151およびスライドドアロアレール152は、スライドドアロアアーム153の先端に形成されているスライドドアロアローラ154を案内する。よって、ロッカ102とステップ142との間隙には、少なくともスライドドアロアアーム153の先端、スライドドアロアローラ154、ステップアンダーパネル151およびスライドドアロアレール152を収容するための空間が必要になる。したがって、ステップ142の踏み面143を下げるためには、ロッカ102とステップ142との間隙を充分に確保するために、ロッカ102の配置位置を下方にずらす必要がある。
しかし、ロッカ102の配置位置を下方にずらすと、サイドメンバ101とロッカ102との間の距離が大きくなる。このため、従来のブレース103、すなわち、サイドメンバ101とロッカ102とを左右方向に固定するブレース103では、サイドメンバ101とロッカ102とを安定に固定し難くなる。サイドメンバ101とロッカ102との間の距離が大きくなる分、ブレース103を長く形成する必要があり、ブレース103自体の剛性が低下するためである。したがって、この場合にはボデーの剛性を十分に確保できない可能性があった。
サイドメンバ101を下方に延設すればロッカ102とサイドメンバ101との距離を小さくすることができるが、成形性などの製造上の理由により、サイドメンバ101を下方に延設するのは困難である。また、サイドメンバ101を下方に延設するとサイドメンバ101が大きくなるために、車体の重量が増大する不具合もあった。
特開2001−63620号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、ステップの踏み面を下げた場合にも、ボデーの剛性を十分に確保できる車体下部構造を提供することを目的とする。
本発明の車体下部構造は、車体の下部骨格の一部を形成するサイドメンバとサイドメンバよりも車体外側に配置されるロッカとの間隙に、サイドメンバの長手方向とロッカの長手方向とに沿って延びるブレースが介装され、ブレースはサイドメンバの長手方向とロッカの長手方向とに沿ってサイドメンバとロッカとに接合することを特徴とする。
本発明の車体下部構造は、下記の構成(1)または(2)の何れかを備えることが好ましい。
(1)上記ブレースは、車幅方向の一方の端部に形成され上記サイドメンバと接合するサイドメンバ側接合部と、車幅方向の他方の端部に形成され上記ロッカと接合するロッカ側接合部と、サイドメンバ側接合部とロッカ側接合部とを連結する連結部と、を備え、連結部は、水平方向に対して交叉しかつ鉛直方向に対して交叉する方向に延びる。
(2)(1)の場合、上記連結部は、鉛直方向に対して30°〜60°傾斜する方向に延びる。
図6および7に示すように、従来の車体下部構造においては、ブレースは左右方向に延びていた。したがって、従来の車体下部構造では、ブレースが延びる方向はサイドメンバとロッカとの長手方向(前後方向)に交叉する方向であった。また、ブレースは、長手方向の2端部でサイドメンバとロッカとを接合していた。したがって、従来の車体下部構造では、サイドメンバとブレースとの接合面積、および、ロッカとブレースとの接合面積が小さかった。このため、従来の車体下部構造ではボデーの剛性が比較的小さく、ステップの踏み面を下げてサイドメンバとロッカとの間の距離が大きくなった場合には、ボデーの充分な剛性を確保できないおそれがあった。
本発明の車体下部構造によると、ブレースはサイドメンバの長手方向とロッカの長手方向とに沿って延びている。そしてブレースは、サイドメンバの長手方向とロッカの長手方向とに沿ってサイドメンバとロッカとに接合している。このため、本発明の車体下部構造では、ブレースとサイドメンバとの接合面積、および、ブレースとロッカとの接合面積が大きくなり、ボデーの剛性は大きく向上する。したがって、ステップの踏み面を下げ、サイドメンバとロッカとの間の距離が大きくなった場合にも、ボデーの剛性を充分に確保できる。
本発明の車体下部構造が上記構成(1)を備える場合には、ボデーの左右方向の剛性だけでなく、ボデーの上下方向の剛性や前後方向の剛性が高められる。したがって、上記構成(1)を備える本発明の車体下部構造によると、サイドメンバとロッカとの相対変位を確実に抑制できるため、ステップの踏み面を下げた場合にもボデーの剛性が充分に確保できる。
本発明の車体下部構造が上記構成(2)を備える場合には、ボデーの上下方向の剛性や前後方向の剛性をより充分に高められる。したがって、上記構成(2)を備える本発明の車体下部構造によると、サイドメンバとロッカとの相対変位をより確実に抑制できるため、ステップの踏み面を下げた場合にもボデーの剛性がより充分に確保できる。
本発明の車体下部構造は、種々の自動車に用いることができる。例えば、シャーシフレームとボディフレームとが一体成形されている(所謂モノコックボディの)自動車に用いても良いし、シャーシフレームとボディフレームとが各々別体で成形されている自動車に用いても良い。また、ステップの踏み面を下げた自動車に用いても良いし、ステップの踏み面を下げない自動車に用いても良い。
本発明の車体下部構造において、サイドメンバとブレースと、および、ブレースとロッカとは、種々の方法で接合すればよい。例えば、これらを溶接しても良いし、ボルトによって締結しても良い。
以下、本発明の車体下部構造を図面を基に説明する。
(実施例1)
実施例1の車体下部構造は、上記構成(1)および(2)を備える。実施例1の車体下部構造を模式的に表す要部拡大斜視図を図1に示す。実施例1の車体下部構造を模式的に表す断面図を図2に示す。図2の要部拡大図を図3に示す。以下、上、下、左、右、前、後とは、図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。
実施例1の車体下部構造は、一対のサイドメンバ1と一対のロッカ2と一対のブレース3とを備える。サイドメンバ1は、車体の前後方向に延びる長尺材であり、車体の左側と右側とにそれぞれ配設されて車体の下部骨格の一部を形成する。サイドメンバ1は断面略コ字状をなし、上方に開口している。サイドメンバ1の上縁には外方に延びるフランジ10が形成されている。ロッカ2は、サイドメンバ1と同様に車体の前後方向に延びる長尺材である。ロッカ2は、左側のサイドメンバ1よりも左側(車体外側)と右側のサイドメンバ1よりも右側(車体外側)とにそれぞれ配設され、車体の外殻(ボデーフレーム)の一部を形成する。ロッカ2はロッカインナ20とロッカアウタ21とからなる。ロッカインナ20は断面略コ字状をなし、車体外側に開口している。ロッカアウタ21はロッカインナ20の開口を覆い、ロッカインナ20に接合されて一体化している。
図2に示すように、フランジ10はフロアパネル40と接合している。フロアパネル40の上にはステップパネル41が取り付けられている。フロアパネル40の一部とステップパネル41とでステップ42が構成され、ステップパネル41の上面がステップ42の踏み面43となる。ロッカ2はステップパネル41およびフロアパネル40よりも下側に配置されている。
図1に示すように、サイドメンバ1とロッカ2とは左右方向に所定の隙間をもって配されている。サイドメンバ1とロッカ2との隙間にはサイドメンバ1の長手方向とロッカ2の長手方向とに沿って延びるブレース3が介装されている。すなわちブレース3はサイドメンバ1およびロッカ2と同様に車体の前後方向に延びている。ブレース3はサイドメンバ側接合部30とロッカ側接合部31と連結部32を備えている。
サイドメンバ側接合部30はサイドメンバ1の外側壁11と略平行に延び、サイドメンバ1の外側壁11に接合している。詳しくは、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1とは前後方向(サイドメンバ1およびブレース3の長手方向)に沿って10箇所スポット溶接されて接合している。ロッカ側接合部31はロッカ2の内側壁22と略平行に延び、ロッカ2の内側壁22に接合している。詳しくは、ロッカ側接合部31とロッカ2とは前後方向(ロッカ2およびブレース3の長手方向)に沿って11箇所スポット溶接されて接合している。
連結部32はサイドメンバ側接合部30とロッカ側接合部31とを連結する。連結部32は、図3に示すように、鉛直方向aに対して45°傾斜する方向に延びている。したがって、連結部32は水平方向に対しても45°傾斜する方向に延びている。
実施例1の車体下部構造では、ブレース3がサイドメンバ1の長手方向とロッカ2の長手方向とに沿ってサイドメンバ1とロッカ2とに接合している。このため、実施例1の車体下部構造では、サイドメンバ1とブレース3(サイドメンバ側接合部30)との接合面積、および、ロッカ2とブレース3(ロッカ側接合部31)との接合面積が大きい。よって、サイドメンバ1、ブレース3、ロッカ2が強固に固定されてボデーの剛性が大きく向上する。このため、実施例1の車体下部構造では、ステップ42の踏み面43を下げ、サイドメンバ1とロッカ2との間の距離が大きくなった場合にも、ボデーの剛性を充分に確保できる。
実施例1の車体下部構造では、サイドメンバ1とロッカ2とは左右方向に所定の隙間をもって配されており、サイドメンバ1とロッカ2とはブレース3によって左右方向に固定されている。このため、サイドメンバ1とロッカ2との左右方向の相対変位が抑えられ、ボデーの左右方向の剛性が向上する。
また、ブレース3がサイドメンバ1とロッカ2とを前後方向(長手方向)に沿って接合しているため、サイドメンバ1とロッカ2とはブレース3によって前後方向にも固定されている。したがって、サイドメンバ1とロッカ2との前後方向の相対変位が抑えられ、ボデーの前後方向の剛性が向上する。
さらに、ブレース3のサイドメンバ側接合部30はサイドメンバ1の外側壁11と接合し、ロッカ側接合部31はロッカ2の内側壁22と接合している。このため、サイドメンバ1とロッカ2とはブレース3によって上下方向にも固定されている。したがって、サイドメンバ1とロッカ2との上下方向の相対変位が抑えられ、ボデーの上下方向の剛性が向上する。
実施例1の車体下部構造において、ブレース3の連結部32は、鉛直方向に対して45°傾斜する方向に延びている。このため連結部32は上下方向に変形し難く、ボデーの上下方向の剛性はさらに向上する。また、連結部32は水平方向に対しても45°傾斜する方向に延びている。このため連結部32は左右方向に変形し難く、ボデーの左右方向の剛性はさらに向上する。なお、連結部32の延びる方向が鉛直方向に対して30°〜60°傾斜する方向であれば、連結部32は左右方向と上下方向とに変形し難い。よって、連結部32の延びる方向が鉛直方向に対して30°〜60°傾斜する方向であれば、ボデーの剛性は充分に高められる。
実施例1の車体下部構造では、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1とはサイドメンバ1およびブレース3の長手方向に沿って10箇所接合し、ロッカ側接合部31とロッカ2とはロッカ2およびブレース3の長手方向に沿って11箇所接合しているが、接合箇所の数は、サイドメンバ1、ロッカ2、およびブレース3の形状や、必要とするボデーの剛性に応じて適宜設定できる。好ましくは、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1とはサイドメンバ1およびブレース3の長手方向に沿って10箇所以上接合するのがよい。ロッカ側接合部31とロッカ2とはロッカ2およびブレース3の長手方向に沿って10箇所以上接合するのがよい。隣接する接合箇所同士の間隔は80mm以下であることが好ましい。
(実施例2)
実施例2の車体下部構造は、上記構成(1)および(2)を備える。実施例2の車体下部構造は、ブレースの形状およびロッカインナの形状以外は実施例1の車体下部構造と同じである。実施例2の車体下部構造を模式的に表す断面図を図4に示す。
実施例2の車体下部構造において、ロッカインナ20の内側壁22は下端が鉛直方向に対して45°傾斜する方向に延びている。
ブレース3のサイドメンバ側接合部30は実施例1のブレース3と同様の形状をもつ。サイドメンバ1の外側壁11は略鉛直方向に延びている。サイドメンバ側接合部30はサイドメンバ1の外側壁11と略平行に延び、サイドメンバ1の外側壁11にスポット溶接されて接合している。連結部32は、実施例1の連結部32と同様に、鉛直方向に対して45°傾斜する方向に延びている。ロッカ側接合部31は連結部32と同様に鉛直方向に対して45°傾斜する方向に延びている。ロッカ側接合部31はロッカインナ20の内側壁22下端にスポット溶接されて接合している。
実施例2の車体下部構造では、図4に示すように、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1の外側壁11とが鉛直方向に対面して接合されている。また、ロッカ側接合部31とロッカインナ20の内側壁22とが鉛直方向に対して45°傾斜する方向に対面して接合されている。したがって、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1とが接合する方向と、ロッカ側接合部31とロッカ2とが接合する方向とは、互いに交叉する方向となる。このため、実施例2の車体下部構造は、サイドメンバ1とブレース3との接合と、ブレース3とロッカ2との接合とが非常に外れ難く、ボデーの剛性が非常に向上する。これは、以下の理由によるものである。
一般に、接合された二部材は、それぞれの部材が互いに対面している方向と直交する方向(剥離方向)の外力が作用すると接合部分が外れ易く、それぞれの部材が互いに対面している方向(剪断方向)の外力が作用しても接合部分は外れ難い。例えば、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1との接合部分では、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1とが対面している方向(鉛直方向)と直交する方向(水平方向)が剥離方向となる。サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1とが対面している方向(鉛直方向)が剪断方向となる。したがって、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1との接合部分は、水平方向の外力が作用すると外れ易く、鉛直方向の外力が作用しても外れ難い。
実施例2の車体下部構造では、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1とが鉛直方向に対面して接合され、ロッカ側接合部31とロッカ2とが鉛直方向に対して45°傾斜する方向に対面して接合されている。したがって、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1との接合部分の剥離方向cと、ロッカ側接合部31とロッカ2との接合部分の剥離方向dとが互いに異なる方向になっている。両者の剥離方向(c、d)が異なることで、実施例2の車体下部構造では、種々の方向から外力が加わっても、サイドメンバ1とブレース3とロッカ2との接合が充分に維持され、サイドメンバ1とロッカ2との相対変位を確実に抑制できる。このため、ボデーの剛性が非常に向上する。
なお、実施例2の車体下部構造では、ロッカ側接合部31とロッカインナ20の内側壁22とが鉛直方向に対して45°傾斜する方向に対面して接合されているため、ロッカ側接合部31とロッカ2との接合部分は、左右方向、上下方向、前後方向の何れにも剥離し難い。
(実施例3)
実施例3の車体下部構造は、上記構成(1)および(2)を備える。実施例3の車体下部構造は、ブレースの形状以外は実施例2の車体下部構造と同じである。実施例3の車体下部構造を模式的に表す断面図を図5に示す。
実施例3の車体下部構造において、ブレース3のサイドメンバ側接合部30はサイドメンバ1の底壁12と略平行に延び、サイドメンバ1の底壁12にスポット溶接されて接合している。サイドメンバ1の底壁12およびサイドメンバ側接合部30は、水平方向に延びている。連結部32は、実施例1および実施例2の連結部32と同様に、鉛直方向に対して45°傾斜する方向に延びている。ロッカ側接合部31は実施例2のロッカ側接合部31と同様に、鉛直方向に対して45°傾斜する方向に延びている。ロッカ側接合部31はロッカインナ20の内側壁22下端にスポット溶接されて接合している。
実施例3の車体下部構造では、図5に示すように、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1の外側壁11とが水平方向に対面して接合されている。また、ロッカ側接合部31とロッカインナ20の内側壁22とが鉛直方向に対して45°傾斜する方向に対面して接合されている。したがって、実施例3の車体下部構造においても、サイドメンバ側接合部30とサイドメンバ1との剥離方向cと、ロッカ側接合部31とロッカ2との剥離方向dとは、互いに異なる方向になる。このため、実施例3の車体下部構造は、実施例2の車体下部構造と同様に、種々の方向から外力が加わっても、サイドメンバ1とブレース3とロッカ2との接合が充分に維持され、サイドメンバ1とロッカ2との相対変位を確実に抑制できる。このため、ボデーの剛性が非常に向上する。
実施例1の車体下部構造を模式的に表す要部拡大斜視図である。 実施例1の車体下部構造を模式的に表す断面図である。 図2の要部拡大図である。 実施例2の車体下部構造を模式的に表す断面図である。 実施例3の車体下部構造を模式的に表す断面図である。 従来の車体を模式的に表す斜視図である。 従来の車体下部構造におけるサイドメンバとブレースとロッカとを模式的に表す上面図である。 図6中A−A’位置における断面図である。
符号の説明
1:サイドメンバ、2:ロッカ、3:ブレース、42:ステップ、43:ステップの踏み面、30:サイドメンバ側接合部、31:ロッカ側接合部、32:連結部

Claims (3)

  1. 車体の下部骨格の一部を形成するサイドメンバと該サイドメンバよりも車体外側に配置されるロッカとの間隙に、該サイドメンバの長手方向と該ロッカの長手方向とに沿って延びるブレースが介装され、該ブレースは該サイドメンバの長手方向と該ロッカの長手方向とに沿って該サイドメンバと該ロッカとに接合することを特徴とする車体下部構造。
  2. 前記ブレースは、車幅方向の一方の端部に形成され前記サイドメンバと接合するサイドメンバ側接合部と、車幅方向の他方の端部に形成され前記ロッカと接合するロッカ側接合部と、該サイドメンバ側接合部と該ロッカ側接合部とを連結する連結部と、を備え、
    該連結部は、水平方向に対して交叉しかつ鉛直方向に対して交叉する方向に延びる請求項1に記載の車体下部構造。
  3. 前記連結部は、鉛直方向に対して30°〜60°傾斜する方向に延びる請求項2に記載の車体下部構造。
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