JP2007066425A - 光ピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 不要光が光検出器の受光領域で受光されても正確なトラッキング制御を行うことができる光ピックアップを提供する。
【解決手段】光ディスクDに照射されたメインビームと,光ディスクのトラック方向に対して前記メインビームを中心とした対角方向に後行サブビームと先行サブビームが反射された反射光をホログラム素子3で±1次回折光を生成して複数の受光領域A1〜L2を有するPDIC7で受光し光電変換した後、演算を行ってプッシュプル信号を得る。この複数の受光領域A1〜L2は、±1次回折光を検出する受光領域A2、B2、C2、D2、I2、J2、K2、L2とこの受光領域に隣接した±1次回折光以外の不要光を検出する隣接受光領域A1、B1、C1、D1、I1、J1、K1、L1を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ピックアップに係り、トラッキングエラー信号に用いられる以外の不要光が受光素子或いはPDIC(Photo Detector Integrated Circuit)に入射することによって、トラッキングサーボへ与える影響を低減する光ピックアップに関するものである。
光ピックアップは、半導体レーザ、受光素子及びホログラムレンズから構成されている。また、受光素子の代わりにPDIC(Photo Detector Integrated Circuit)を用いたものもある。
このような光ピックアップは、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されている光ピックアップは、キャップ内に半導体レーザと光検出器(受光素子)が収納され、このキャップの上面には、光透過性の開口部が形成され、この光透過性の開口部上にはホログラム素子が形成されている。そして、上記したホログラム素子の上面には、信号用ホログラムパターン部が形成され、下面には、信号用回折格子が形成されている。更に、信号用ホログラムパターンが形成された領域の周囲に迷光防止用ホログラムパターン部が形成され、かつ光ディスクで反射された迷光防止用ホログラムパターン部に入射した不要光が焦点を結ぶ光検出器の位置に光吸収部材であるフィルムが形成されている。
特開2004−22038号公報
ところで、光ディスクで反射されたホログラムパターン部から入射する光は、信号検出用の回折光だけではなく、それ以外の不要光も含まれるため、キャップ内で反射された不要光が光検出器の受光領域で受光されることになる。
このため、光検出器の受光領域で光電変換されて処理された信号を用いてトラッキング制御を行った場合には、オフセットを生じるため正確な制御を行うことができない場合があった。
また、光ディスクが2層の記録層を有する場合には、一方の層に光を照射してトラッキング制御や記録再生を行っていると、この光が他方の層から反射して光検出器の受光領域に弱い光(フレア)の不要光となって到達し、上記と同様な問題を生じていた。
そこで、本発明は、上記問題を解決するべく、不要光が光検出器の受光領域で受光されても正確なトラッキング制御を行うことができる光ピックアップを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するための手段として、本発明における第1の発明は、第1のディスクに第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザと、前記第1のディスクよりも高い記録密度を有する第2のディスクに前記第1の波長よりも短い第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザと、前記第1、第2の光ディスクで反射された第1、第2の波長のレーザからそれぞれ±1次回折光を生成するホログラム素子と、前記±1次回折光を受光してトラッキング制御を行うためのプッシュプル信号を得る光検出器と、を備えた光ピックアップにおいて、前記光検出器は、前記第1の光ディスクから反射された前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する複数の受光領域を有する第1受光部と、前記第1受光部の複数の受光領域に一対として隣接配置され、前記第2の光ディスクから反射された前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する複数の受光領域を有する第2受光部と、前記第1受光部の複数の受光領域で前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する場合には、前記第2の受光部の複数の受光領域で前記±1次回折光以外の不要光を受光して、前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光から前記±1次回折光以外の不要光を減算して、前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光のみによる演算を行って、前記プッシュプル信号を生成する第1演算部と、前記第2受光部の複数の受光領域で前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する場合には、前記第1の受光部の複数の受光領域で前記±1次回折光以外の不要光を受光して、前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光から前記±1次回折光以外の不要光を減算して、前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光のみによる演算を行って、前記プッシュプル信号を生成する第2演算部と、を備えたことを特徴とする光ピックアップを提供する。
第2の発明は、前記第1、第2の受光部の複数の受光領域は、互いに受光面積が等しいことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップを提供する。
本発明によれば、光検出器は、複数の受光領域を有する第1受光部と、第1受光部の複数の受光領域に一対として隣接配置され、第2の光ディスクから反射された第2の波長のレーザ光の±1次回折光をそれぞれ受光する複数の受光領域を有する第2受光部とを有しているので、±1次回折光に重畳している±1次回折光以外の不要光を除去して±1次回折光のみによるプッシュプル信号を得ることができる。このため、不要光の影響のないプッシュプル信号が得られるので、正確なトラッキング制御を行うことができる。
第1、第2の受光部の複数の受光領域は、互いに受光面積が等しいので、2層の記録層を有する光ディスクからのフレアの影響を低減できる。
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例の光ピックアップを示す斜視図である。
図2は、本発明の第1実施例におけるホログラム素子の信号用ホログラムパターン部とPDICとの関係を説明する図である。
図3は、実際の減算回路の構成を示す図である。
図4は、第2実施例におけるホログラム素子の信号用ホログラムパターン部とPDICとの関係を説明する図である。
図5は、第3実施例の光ピックアップにおけるPDIC回路を示す図である。
図6は、第4実施例の光ピックアップにおけるPDIC回路を示す図である。
以下では、光ディスクDは、2層の記録層を有するものとし、一方は、波長660nmのレーザ光を用いて記録が行われるDVD(Digital Versatile Disc)用記録層であり、他方は波長785nmのレーザ光を用いて記録が行われるCD(Compact Disc)用記録層とする。
図1に示すように、本発明の第1実施例の光ピックアップ1は、上面が光透過性の直方体上のパッケージ2と、ホログラム素子3と、対物レンズ4と、から構成されている。図1中、パッケージは一部を切り欠いてPDIC7を見えるように図示している。
パッケージ2内には、基板5上に半導体レーザ6と、この半導体レーザ6の周囲に配置されたPDIC7とが収納されている。
半導体レーザ6は、波長660nmのレーザ光を出射するDVD用半導体レーザ6Aと785nmのレーザ光を出射するCD用半導体レーザ6Bとを有しており、それぞれのレーザ光の出射端面が上方に向いている。
ホログラム素子3は、パッケージ2上に載置され、上面に信号用ホログラムパターン部3Aを有し、下面に信号用回折格子3Bを有している。信号用ホログラムパターン3Aは、光ディスクDのラジアル方向に平行に分割線Xで分割された2領域P、Qを有し、光ディスクDから反射された反射光を回折して得られた回折光をPDIC7の複数の受光領域A1〜L2に出射させる。図1では、便宜上、ホログラム素子3は、パッケージ2の上方に離れた構成として記載されている。
信号用回折格子3Bは、半導体レーザ6A、6Bから出射されるレーザ光をメインビームと光ディスクDのトラック方向に対して、メインビームを中心とした対角方向に先行サブビームと後行サブビームとに分離生成する。
対物レンズ4は、ホログラム素子3の上方に配置され、半導体レーザ6の出射端面から出射されるレーザ光を光ディスクDに集光させる。
PDIC7は、受光領域A1〜L2と、I/V変換増幅部8と、極性切換回路9と、減算回路部10とからなる。
受光領域A1、A2は、ホログラム素子3の分割線Xと平行な方向に、互いに受光領域の面積が等しくなるように隣接配置されている。そして、一方の受光領域が光ディスクDから反射されたDVD用半導体レーザ6Aのレーザ光の±1次回折光の検出用として用いられた場合には、他方の受光領域は、不要光の検出用として用いられる。受光領域A1は、DVD用半導体レーザ6Aの回折光を受光する領域であり、受光領域A2は、CD用半導体レーザ6Bの回折光を受光する領域である。
以下同様に、受光領域B1,B2、受光領域C1,C2、受光領域D1,D2、受光領域I1,I2、受光領域J1、J2、受光領域K1,K2、受光領域L1,L2は、それぞれホログラム素子3の分割線Xと平行な方向に、互いに受光領域が等しくなるように隣接配置されている。受光領域A1、B1、C1、D1、I1、J1、K1、L1は、DVD用半導体レーザ6Aのレーザ光が光ディスクDで反射された後、信号用ホログラムパターン部3Aで回折された回折光を受光する領域であり、受光領域A2、B2、C2、D2、I2、J2、K2、L2は、CD用半導体レーザ6Bのレーザ光が光ディスクDで反射された後、信号用ホログラムパターン部3Aで回折された回折光を受光する領域である。
次に、信号用ホログラムパターン部3AのP、Q領域で光ディスクDから反射され、回折された±1次回折光とこれを受光する受光領域A1〜L2との関係について図2を用いて説明する。
図2に示すように、受光領域A1,B1、受光領域A2,B2、受光領域C1,D1、受光領域C2,D2、受光領域I1,J1、受光領域I2,J2、受光領域K1,L1、受光領域K2,L2はそれぞれ並列接続されている。
そして、受光領域A1、B1は、それぞれDVD用半導体レーザ6Aから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された後行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折されたDVD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。受光領域A2、B2は、それぞれCD用半導体レーザ6Bから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された後行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折されたCD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域C1、D1は、それぞれDVD用半導体レーザ6Aから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された後行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折されたDVD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域C2、D2は、それぞれCD用半導体レーザ6Bから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された後行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折されたCD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域E、Fは、それぞれDVD用及びCD用半導体レーザ6A、6Bから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成されたメインビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折されたDVD或いはCD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域G、Hは、それぞれCD用及びDVD用半導体レーザ6A、6Bから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成されたメインビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折されたDVD或いはCD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域I1、J1は、それぞれDVD用半導体レーザ6Aから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された先行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折されたDVD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域I2、J2は、それぞれCD用半導体レーザ6Bから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された先行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折されたCD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域K1、L1は、それぞれDVD用半導体レーザ6Aから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された先行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折されたDVD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
受光領域K2、L2は、それぞれCD用半導体レーザ6Bから出射されるレーザ光が信号用回折格子3Bで分離生成された先行サブビームが光ディスクDに照射された後、反射され信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折されたCD用の±1次回折光を受光して信号電圧に変換する。
I/V変換増幅部8は、オペアンプ8A〜8Hからなる。
オペアンプ8Aは、並列接続された受光領域A1と受光領域B1に直列接続され、受光領域A1、B1でそれぞれ光電変換された信号電流を増幅して出力する。オペアンプ8Bは、並列接続された受光領域A2と受光領域B2に直列接続され、受光領域A2、B2でそれぞれ光電変換された信号電流を増幅して出力する。
オペアンプ8Cは、並列接続された受光領域C1と受光領域D1に直列接続され、受光領域C1、D1でそれぞれ光電変換された信号電流を増幅して出力する。
オペアンプ8Dは、並列接続された受光領域C2と受光領域D2に直列接続され、受光領域C2、D2でそれぞれ光電変換された信号電流を信号電圧に変換した後、増幅して出力する。
オペアンプ8Eは、並列接続された受光領域I1と受光領域J1に直列接続され、受光領域I1、J1でそれぞれ光電変換された信号電流を増幅して出力する。
オペアンプ8Fは、並列接続された受光領域I2と受光領域J2に直列接続され、受光領域I2、J2でそれぞれ光電変換された信号電流を増幅して出力する。
オペアンプ8Gは、並列接続された受光領域K1と受光領域L1に直列接続され、受光流域K1、L1でそれぞれ光電変換された信号電流を増幅して出力する。
オペアンプ8Hは、並列接続された受光領域K2と受光領域L2に直列接続され、受光領域K2、L2でそれぞれ光電変換された信号電流を増幅して出力する。
極性切換回路部9は、極性切換回路9A〜9Dからなる。
極性切換回路9Aは、オペアンプ8Aに並列接続された第1、第2の入力端子11、12と、オペアンプ8Bに並列接続された第3、第4の入力端子13、14及び外部から供給される切換信号により、第1の入力端子11或いは第3の入力端子13と接続される第1の出力端子15と、第2の入力端子12或いは第4の入力端子14と接続される第2の出力端子16と、を有する。
信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折された後、受光領域A1、B1で受光されたDVD用の±1次回折光から不要光を除去する場合には、外部から供給される切換信号により、極性切換回路9Aの第1の入力端子11を第1の出力端子15に接続すると共に、第4の入力端子14を第2の出力端子16に接続する。このようにして、第1の入力端子11には、オペアンプ8Aを介してDVD用の±1次回折光が入力され、第2の入力端子14にはオペアンプ8Bを介して不要光が入力される。この関係は以下同様である。
極性切換回路9Bは、オペアンプ8Cに並列接続された第1、第2の入力端子17、18と、オペアンプ8Dに並列接続された第3、第4の入力端子19、20及び外部から供給される切換信号により、第1の入力端子17或いは第3の入力端子19と接続される第1の出力端子21と、第2の入力端子18或いは第4の入力端子20と接続される第2の出力端子22と、を有する。
信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折された後、受光領域C1、D1で受光されたDVD用の±1次回折光から不要光を除去する場合には、外部から供給される切換信号により、極性切換回路9Bの第1の入力端子17を第1の出力端子21に接続すると共に、第4の入力端子20を第2の出力端子22に接続する。
極性切換回路9Cは、オペアンプ8Eに並列接続された第1、第2の入力端子23、24と、オペアンプ8Fに並列接続された第3、第4の入力端子25、26及び外部から供給される切換信号により、第1の入力端子23或いは第3の入力端子25と接続される第1の出力端子27と、第2の入力端子24或いは第4の入力端子26と接続される第2の出力端子28と、を有する。
信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折された後、受光領域I1、J1で受光されたDVD用の±1次回折光から不要光を除去する場合には、外部から供給される切換信号により、極性切換回路9Cの第1の入力端子23を第1の出力端子27に接続すると共に、第4の入力端子26を第2の出力端子28に接続する。
極性切換回路9Dは、オペアンプ8Gに並列接続された第1、第2の入力端子29、30と、オペアンプ8Hに並列接続された第3、第4の入力端子31、32、及び外部から供給される切換信号により、第1の入力端子29或いは第3の入力端子31と接続される第1の出力端子33と、第2の入力端子30或いは第4の入力端子32と接続される第2の出力端子34と、を有する。
信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折された後、受光領域K1、L1で受光されたDVD用の±1次回折光から不要光を除去する場合には、外部から供給される切換信号により、極性切換回路9Dの第1の入力端子29を第1の出力端子33に接続すると共に、第4の入力端子32を第2の出力端子34に接続する。
DVD用の±1次回折光から不要光を除去する場合の接続については、上記した通りであるが、CD用の±1次回折光から不要光を除去する場合は、DVD用の±1次回折光から不要光を除去する場合で用いられた入力端子以外の入力端子を上記した出力端子に接続すれば良い。
減算回路部10は、減算回路10A〜10Dからなる。
減算回路10Aは、第1、第2の出力端子15、16からそれぞれ出力される±1次回折光及び不要光の電流の差を演算して、P領域で回折されたCD用或いはDVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去して、トラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル演算用信号PP1だけを取り出す。
図3に示すように、実際には、減算回路10Aは、オペアンプの入力側の−側には、−側と出力側との間に抵抗R1が接続され、入力側の+側には、抵抗R2と基準電圧源Vとが直列に接続されている。そして、オペアンプの入力側の−側には、受光領域A1、B1にそれぞれ形成されている2つのPD(フォトダイオード)が接続され、+側には、受光領域A2、B2にそれぞれ2つのPD(フォトダイオード)が接続されている。
そして、オペアンプの±入力側に入力される信号電流の差が、電圧として取り出される。この電圧がPP1信号である。以下、減算回路10B〜10Dについても同様である。
即ち、DVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去して、トラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル演算用信号PP1だけを取り出す場合には、上記のようにして、極性切換回路9Aの第1の入力端子11に第1の出力端子15を接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられる受光領域A1、B1で検知された±1次回折光からの信号電流を第1の出力端子15に入力する一方、第4の入力端子14に第2の出力端子16を接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられない受光領域A2、B2で検知された不要光からの信号電流を第2出力端子16に入力して、それらの差分を演算して、その結果を出力する。
受光領域A1、A2で検知される不要光の信号電流をS1、受光領域B1、B2で検知される不要光の信号電流をS2、第1の出力端子15に入力される受光領域A1で検知される−1次回折光による信号電流をS3、第1の出力端子15に入力される受光領域B1で検知される+1次回折光による信号電流をS4とするとき、
減算回路10Aから出力される信号PP1は、
[(S3+S1)+(S4+S2)]−[(S1+S2)]=S3+S4
に対応する信号電圧となる。
減算回路10Bは、第1、第2の出力端子21、22からそれぞれ出力される±1次回折光及び不要光の電流の差を演算して、Q領域で回折されたCD用或いはDVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去して、トラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル演算用信号PP2だけを取り出す。
即ち、DVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去して、トラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル信号PP2だけを取り出す場合には、上記のようにして、極性切換回路9Bの第1の入力端子17に第1の出力端子21を接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられる受光領域C1、D1で検知された±1次回折光からの信号電流を第1の出力端子17に入力する一方、第4の入力端子20に第2の出力端子22を接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられない受光領域C2、D2で検知された不要光からの信号電流を第2出力端子22に入力して、それらの差分を演算して、その結果を出力する。
第2の出力端子22に入力される受光領域C1、C2で検知される不要光の信号電流をS5、第2の出力端子22に入力される受光領域D1、D2で検知される不要光の信号電流をS6、第1の出力端子21に入力される受光領域C1で検知される−1次回折光による信号電流をS7、第1の出力端子21に入力される受光領域D1で検知される+1次回折光による信号電流をS8とするとき、
減算回路10Bから出力される信号PP2は、
[(S7+S5)+(S8+S6)]−[(S5+S6)]=S7+S8
に対応する信号電圧となる。
後行サブビームによるプッシュプル信号SPP1は、PP1−PP2であるから、
[(S3+S1)+(S4+S2)]−[(S1+S2)]−
[(S7+S5)+(S8+S6)]−[(S5+S6)]
=(S3+S4)−(S7+S8
に対応する信号電圧となる。
減算回路10Cは、第1、第2の出力端子27、28からそれぞれ±1次回折光及び不要光の出力される電流の差を演算して、P領域で回折されたCD用或いはDVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去して、トラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル信号PP3だけを取り出す。
即ち、DVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去してトラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル信号PP3だけを取り出す場合には、上記のようにして、極性切換回路9Cの第1の入力端子23に第1の出力端子27を接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられる受光領域I1、J1で検知された±1次回折光からの信号電流を第1の出力端子27に入力する一方、第4の入力端子26に第2の出力端子28に接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられない受光領域I2、J2で検知された不要光からの信号電流を第2の出力端子28に入力して、それらの差分を演算して、その結果を出力する。
第2の出力端子28に入力される受光領域I1、I2で検知される不要光の信号電流をT1、第2の出力端子28に入力される受光領域J1、J2で検知される不要光の信号電流をT2、第1の出力端子27に入力される受光領域I1で検知される−1次回折光による信号電流をT3、第1の出力端子27に入力される受光領域J1で検知される+1次回折光による信号電流をT4とするとき、
減算回路10Cから出力される信号PP3は、
[(T3+T1)+(T4+T2)]−[(T1+T2)]=T3+T4
に対応する信号電圧となる。
減算回路10Dは、第1、第2の出力端子33、34からそれぞれ出力される±1次回折光及び不要光の電流の差を演算して、Q領域で回折されたCD用或いはDVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去して、トラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル信号PP4だけを取り出す。
即ち、DVD用の±1次回折光に重畳している不要光を除去して、トラッキングエラー検出に用いられるプッシュプル信号PP4だけを取り出す場合には、上記のようにして、極性切換回路9Dの第1の入力端子29に第1の出力端子33を接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられる受光領域K1、L1で検知された±1次回折光からの信号電流を第1の出力端子33に入力する一方、第4の入力端子32に第2の出力端子34を接続し、DVD用のトラッキングエラー検出に用いられなり受光領域K2、L2で検知された不要光からの信号電流を第2の出力端子34に入力して、それらの差分を演算して、その結果を出力する。
受光領域K1、K2で検知される不要光の信号電流をT5、受光領域L1、L2で検知される不要光の信号電流をT6、第1の出力端子33に入力される受光領域K1で検知される−1次回折光による信号電流をT7、第1の出力端子33に入力される受光領域L1で検知される+1次回折光による信号電流をT8とするとき、
減算回路10Dから出力される信号PP4は、
[(T7+T5)+(T8+T6)]−[(T5+T6)]=T7+T8
に対応する信号電圧となる。
先行サブビームによるプッシュプル信号SPP2は、PP3−PP4であるから、
[(T3+T1)+(T4+T2)]−[(T1+T2)]−
[(T7+T5)+(T8+T6)]−[(T5+T6)]
=(T3+T4)−(T7+T8
に対応する信号電圧となる。
先後行サブビームによるプッシュプル信号SPPと、メインビームによるプッシュプル信号MPPの演算処理をすることによりトラッキングエラー(差動プッシュプル信号DPP)検出を行うことができる。SPP、MPPは、以下の関係を有する。
SPP=SPP1+SPP2
MPP=(受光領域Eからの信号電流に対応する信号電圧+受光領域Fからの信号電流に対応する信号電圧)−(受光領域Gからの信号電流に対応する信号電圧+受光領域Hからの信号電流に対応する信号電圧)
DPP=MPP−k(SPP) (kは係数)
メインビームを受光する受光領域E〜Hで光電変換して得られた記録再生信号により光ディスクDの情報の記録再生を行うことができる。
次に、光ピックアップ1の動作について説明する。
まずは、光ディスクDは、DVDであり、半導体レーザ6は、DVD用半導体レーザである場合のトラッキングエラー検出について説明する。
この場合、図2に示すように、光ディスクDで反射された先後行サブビームの左側光は、P領域で、光ディスクDで反射された先先後行サブビームの右側光は、Q領域で回折を生じるものとする。
半導体レーザ6から出射されたレーザ光は、ホログラム素子3の信号用回折格子3Bでメインビーム、先行サブビーム及び後行サブビームの3つのビームを分離生成される。メインビーム、先行サブビーム及び後行サブビームは、信号用ホログラムパターン3Aを透過し、対物レンズ4で光ディスクDの情報面に集光する。
そして、光ディスクDの情報面で反射された3つのビームの反射光は、対物レンズ4を介してホログラム素子3の信号用ホログラムパターン部3Aに集光され、この信号用ホログラムパターン部3AのP、Q領域で回折して0次光及び±1次回折光を生成する。
信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折された後行サブビーム(左側光)の−1次回折光は、受光領域A1に、+1次回折光は、受光領域B1で検出される。信号用ホログラムパターン3AのQ領域で回折された先行サブビーム(右側光)の−1次回折光は、受光領域K1に、+1次回折光は、受光領域L1で検出される。
信号用ホログラムパターン部3AのP領域で回折されたメインビームの−1次回折光は、受光領域Eに、+1次回折光は、受光領域Fで検出される。信号用ホログラムパターン部3AのQ領域で回折されたメインビームの−1次回折光は、PDIC7の受光領域Gに、+1次回折光は、PDIC7の受光領域Hで検出される。
P領域で回折された先行サブビーム(左側光)の±1次回折光は、受光領域I1、J1で光電変換された信号電流がオペアンプ8Eに入力され、増幅される。不要光は、受光領域I2、J2で光電変換された信号電流がオペアンプ8Fに入力され、増幅される。
オペアンプ8Eで増幅された±1次回折光の信号電流は、第1、第2の入力端子23、24に入力され、オペアンプ8Fで増幅された不要光の信号電流は、第3、第4の入力端子25、26に入力される。外部から供給される切換信号により、第1の入力端子23が第1の出力端子27に、第4の入力端子26が第2の出力端子28に接続され、±1次回折光の信号電流を第1の出力端子27から減算回路10Cの+側に入力する一方、不要光の信号電流を第2の出力端子28から減算回路10Cの−側に入力する。
Q領域で回折された先行サブビーム(右側光)の±1次回折光は、受光領域K1、L1で光電変換された信号電流がオペアンプ8Gに入力され、増幅される。不要光は、受光領域K2、L2で光電変換された信号電流がオペアンプ8Hに入力され、増幅される。
オペアンプ8Gで増幅された±1次回折光の信号電流は、第1、第2の入力端子29、30に入力され、オペアンプ8Hで増幅された不要光の信号電流は、第3、第4の入力端子31、32に入力される。外部から供給される切換信号により、第1の入力端子29が第1の出力端子33に、第4の入力端子32が第2の出力端子34に接続され、±1次回折光の信号電流を第1の出力端子33から減算回路10Cの+側に入力する一方、不要光の信号電流を第2の出力端子34から減算回路10Dの−側に入力する。
演算回路10C、10Dからそれぞれ出力される信号PP3、PP4の差を演算して先行サブビームのプッシュプル信号SPP2を得ることができる。
前記後行サブビームプッシュプル信号SPP1と先行サブビームのプッシュプル信号SPP2を用いてサブビーム側のトラッキングエラー(プッシュプル信号SPP)検出を行うことができる。
光ディスクDがCDであり、半導体レーザ6がCD用半導体レーザ6Bである場合のトラッキングエラー検出も同様にして行うことができる。
以上のように、本発明の第1実施例によれば、PDIC7は、互いに受光領域の面積が等しくなるように隣接配置された受光領域A1,A2、受光領域B1,B2、受光領域C1,C2、受光領域D1,D2、受光領域I1,I2、受光領域K1,K2、受光領域L1,L2を有しているので、一対の受光領域の一方の受光領域を信号用ホログラムパターン部3Aで回折された±1次回折光の検出用として用いているときには、他方の受光領域で不要光を検出して、この±1次回折光に重畳している不要光を減算できるため、正確なトラッキングエラー検出を行うことができる。
(第2実施例)
次に、第2実施例について図4を用いて説明する。
第2実施例はCD用の±1次回折光から不要光を除去する接続とし、出力信号は基準電圧から+電位に出力し第1実施例の先後行サブビームによるプッシュプル信号SPPと極性を同じにした例を示している。
図4に示すように、第2実施例の光ピックアップは、第1実施例の光ピックアップ1において、I/V変換増幅部8のオペアンプ8A〜8Hの代わりに減算回路35〜38を用いて、それぞれの減算回路35〜38を対応する受光領域A1〜L2に接続し、オペアンプ46、47、54、55が極性切換回路9の出力側に接続し、極性切換回路部9は、極性切換回路39A、39Bを有するものであり、それ以外は同様である。
減算回路35〜38は、受光領域A1〜L2と以下のように接続されている。
減算回路35の入力側の+側は、受光領域A1、B1に並列接続し、入力側の−側は、受光領域A2、B2に並列接続し、演算回路36は、入力側の+側に受光領域C1、D1に並列接続し、入力側の−側は、受光領域C2、D2に並列接続する。演算回路37の入力側の+側は、I1、J1に並列接続し、入力側の−側は、受光領域I2、J2に並列接続し、演算回路38の入力側の+側は、受光領域K1、L1に並列接続し、入力側の−側は、受光領域K2、L2に並列接続されている。
極性切換回路39Aは、減算回路35に並列接続する第1、第2の入力端子40、41、減算回路36に並列接続する第3、第4の入力端子42、43、第1の入力端子40或いは第4の入力端子43と切換接続される第1の出力端子44及び第2の入力端子41或いは第4の入力端子42と切換接続される第2の出力端子45を有している。更に、極性切換回路39Aは、第1の出力端子44に接続されるオペアンプ46及び第2の出力端子45に接続されるオペアンプ47を有している。
極性切換回路39Bは、減算回路37に並列接続する第1、第2の入力端子48、49及び減算回路38に並列接続する第2、第3の入力端子50、51、第1の入力端子48或いは第4の入力端子51と切換接続される第1の出力端子52及び第2の入力端子49或いは第3の入力端子50と切換接続される第2の出力端子53を有している。更に、極性切換回路39Bは、第1の出力端子52に接続されるオペアンプ54及び第2の出力端子53に接続されるオペアンプ55を有している。
第2実施例によれば、I/V変換増幅部8のオペアンプが不要及び極性切換回路部9の極性変換回路の数を減少させることができるので、第1実施例の効果に加え、低コスト化を図ることができる。
(第3実施例)
次に、第3実施例について図5を用いて説明する。
図5に示すように、第3実施例の光ピックアップは、第2実施例の光ピックアップと以下の点で異なり、それ以外は同様である。
即ち、受光領域A1,B1、I1,J1、受光領域A2,B2、I2,J2、受光領域C1,D1、I1,J1、受光領域C2,D2、K2,L2をそれぞれ共通接続し、この共通接続された受光領域C1,D1、I1,J1は、減算回路56の入力側の+側に、受光領域C2,D2、K2,L2は、減算回路56の入力側の−側に接続され、受光領域A1,B1、I1,J1は、算回路57の入力側の+側に、受光領域A2,B2、I2,J2は、減算回路57の入力側の−側に接続されている。
極性切換回路60は、第1、第2入力端子61、62が減算回路56の出力端子58に接続され、第3、第4入力端子63、64が減算回路57の出力端子59に接続され、第1出力端子65が第1入力端子61或いは、第3入力端子63に接続され、第2出力端子66が第2出力端子62或いは、第4入力端子64に接続されている。
極性切換回路60の第1出力端子65には、オペアンプ67が接続され、第2出力端子66には、オペアンプ68が接続されている。
第3実施例によれば、減算回路及びオペアンプの数を少なくすることができるので、第2実施例の効果に加え、更に低コスト化を図ることができる。
(第4実施例)
次に、第4実施例について図6を用いて説明する。
図6に示すように、第4実施例の光ピックアップは、第3実施例の光ピックアップと以下の点で異なり、それ以外は同様である。
即ち、共通接続された受光領域C1,A2,B2,D1が減算回路56の入力側の+側に接続され、共通接続された受光領域C2,A1,B1,D2が減算回路56の入力側の−側に接続されている。更に、共通接続された受光領域C2,A2,B2,D1が減算回路56の入力側の+側に接続されている。
共通接続された受光領域K1,I2,J2,L1が減算回路57の入力側の+側に接続され、共通接続された受光領域K2,I1,J1,L2が減算回路57の入力側の−側に接続されている。更に、共通接続された受光領域K1,I2,J2,L2が減算回路57の入力側の+側に接続されている。
第4実施例によれば、共通接続する配線数を減少させることができるので、簡単な構成にすることができ更にコストを低減することができる。
なお、減算回路35〜38、56、57についても演算回路10Aと同様である。
本発明の第1実施例の光ピックアップを示す斜視図である。 本発明の第1実施例におけるホログラム素子の信号用ホログラムパターン部とPDICとの関係を説明する図である。 実際の減算回路の構成を示す図である。 第2実施例におけるホログラム素子の信号用ホログラムパターン部とPDICとの関係を説明する図である。 第3実施例の光ピックアップにおけるPDIC回路を示す図である。 第4実施例の光ピックアップにおけるPDIC回路を示す図である。
符号の説明
1…光ピックアップ、2…パッケージ、3…ホログラム素子、3A…信号用ホログラムパターン部、3B…信号用回折格子、4…対物レンズ、5…ステム、6…半導体レーザ、6A…CD用半導体レーザ、6B…DVD用半導体レーザ、7…PDIC、8…I/V変換増幅部、8A〜8H、46、47、54、55、67、68…オペアンプ、9…極性切換回路、9A〜9D、39A、39B…極性切換回路、10…演算回路部、10A〜10D、35、36、37、38、56、57…減算回路、11、17、23、29、40、48、61…第1の入力端子、12、18、24、30、41、49、62…第2の入力端子、13、19、25、31、42、50、63…第3の入力端子、14、20、26、32、45、51、64…第4の入力端子、15、21、27、33、52、65…第1の出力端子、16、22、28、34、53、66…第2の出力端子、58、59…出力端子

Claims (2)

  1. 第1のディスクに第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザと、前記第1のディスクよりも高い記録密度を有する第2のディスクに前記第1の波長よりも短い第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザと、前記第1、第2の光ディスクで反射された第1、第2の波長のレーザからそれぞれ±1次回折光を生成するホログラム素子と、前記±1次回折光を受光してトラッキング制御を行うためのプッシュプル信号を得る光検出器と、を備えた光ピックアップにおいて、
    前記光検出器は、
    前記第1の光ディスクから反射された前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する複数の受光領域を有する第1受光部と、
    前記第1受光部の複数の受光領域に一対として隣接配置され、前記第2の光ディスクから反射された前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する複数の受光領域を有する第2受光部と、
    前記第1受光部の複数の受光領域で前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する場合には、前記第2の受光部の複数の受光領域で前記±1次回折光以外の不要光を受光して、前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光から前記±1次回折光以外の不要光を減算して、前記第1の波長のレーザ光の±1次回折光のみによる演算を行って、前記プッシュプル信号を生成する第1演算部と、
    前記第2受光部の複数の受光領域で前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光を受光する場合には、前記第1の受光部の複数の受光領域で前記±1次回折光以外の不要光を受光して、前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光から前記±1次回折光以外の不要光を減算して、前記第2の波長のレーザ光の±1次回折光のみによる演算を行って、前記プッシュプル信号を生成する第2演算部と、
    を備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記第1、第2の受光部の複数の受光領域は、互いに受光面積が等しいことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。

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