JP2001110074A - 光記録再生機器用エラー信号検出装置及び再生信号検出装置 - Google Patents

光記録再生機器用エラー信号検出装置及び再生信号検出装置

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JP2001110074A JP2000280634A JP2000280634A JP2001110074A JP 2001110074 A JP2001110074 A JP 2001110074A JP 2000280634 A JP2000280634 A JP 2000280634A JP 2000280634 A JP2000280634 A JP 2000280634A JP 2001110074 A JP2001110074 A JP 2001110074A
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    • G11B7/13Optical detectors therefor
    • G11B7/131Arrangement of detectors in a multiple array

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体で反射/回折された光の領域による
位相特性を十分に活かして高確度でかつ高精度のトラッ
キングエラー信号及び/又は傾斜エラー信号を検出可能
にした光記録再生機器用エラー信号検出装置を提供す
る。 【解決手段】 記録媒体で反射/回折された光を受光す
る情報信号検出用光検出器、及び光検出器の検出信号を
演算してエラー信号を検出する回路部を具備し、光検出
器は、記録媒体で反射/回折されて入射する光を各々独
立して光電変換するように、その行方向及び列方向が各
々ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に対応する方向
に略平行した2×4行列配置をなす8個の受光領域を具
備し、回路部は、同一の行に位置した内側及び/又は外
側受光領域の検出信号間の位相を各々互いに比較した後
に、その位相比較信号から傾斜エラー信号及び/又はト
ラッキングエラー信号を得るように設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体で反射/回
折された光の領域による位相特性を十分に活かして高確
度でかつ高精度のトラッキングエラー信号及び/又は傾
斜エラー信号を検出できるようになった光記録再生機器
用エラー信号検出装置及び再生信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、光ピックアップは、ターンテ
ーブルに搭載されて回転しているディスクなどの記録媒
体のラジアル方向に移動しながら情報信号を記録/再生
するが、ディスク自体の撓みまたはディスクの取り付け
エラーなどによって回転するディスクが傾いた場合、こ
のような記録/再生信号に劣化が発生する。特に、記録
密度を高めるためにより短波長の光を出射する光源及び
より大きい開口数をもつ対物レンズを採用した光ピック
アップ装置の場合、光学的な収差はλ/(NA)^3に
比例するため、ディスクの傾斜によりコマ収差が大いに
発生されて記録/再生信号の劣化が一層深刻になる。
【0003】このため、高密度の記録再生が要される次
世代デジタルバーサタイルディスク(DVD)、所謂H
D-DVD用光記録再生機器では、ディスクの傾斜量を
検出してその傾斜を補正してやることによりこのような
記録/再生信号の劣化を防ぐ傾斜エラー信号検出装置の
採用が必須である。従来には、図1に示された一般的な
光ピックアップに採用された光検出器9の検出信号を用
い、図2に示されたディスク10と対物レンズ7との相
対的な傾斜を検出する装置が提案されている。
【0004】図1は、一般的な光ピックアップの光学的
構成の一例を示す図面である。これを参照すれば、情報
信号記録再生用光源1から出力されたレーザー光は、ビ
ームスプリッタ5を透過して対物レンズ7に入射する。
対物レンズ7は、前記光源1側から入射する光を集束し
てディスク10の記録面に光スポットを形成する。ディ
スク10の記録面で反射された光は対物レンズ7を経由
し、ビームスプリッタ5で反射されて光検出器9に向か
う。ここで、参照符号8はビームスプリッタ5で反射さ
れて入射する光を集束させて光検出器9に受光させる光
検出レンズである。前記光検出器9は、入射する光を受
光して各々独立して光電変換を行なう4枚の分割板(図
2及び図3のA、B、C、D)からなる。したがって、
前記分割板A、B、C、Dの検出信号を適宜に合算及び
/又は差動して情報信号及びエラー信号を検出する。
【0005】図2を参照すれば、従来の傾斜エラー信号
検出装置は、ディスク(図示せず)で反射された光を受
光して各々独立して光電変換を行なうように2×2行列
形態で配置された分割板A、B、C、Dからなる情報信
号記録再生用光検出器9と、分割板A、Dと分割板B、
Cの検出信号を各々合算する第1及び第2加算器11、
13と、前記第1及び第2加算器11、13側から入力
する信号を互いに差動してラジアルプッシュプール信号
を出力する差動器15とからなる。このとき、前記差動
器15から出力されるラジアルプッシュプール信号は傾
斜エラー信号に該当し、このラジアルプッシュプール信
号はトラッキングエラー信号としても使用される。
【0006】前述のように、従来の傾斜エラー信号検出
装置から出力される傾斜エラー信号は、対物レンズ7と
ディスク10との間の相対的な傾斜を調整するための装
置に入力されて傾斜エラーを補正するのに使用される。
前述のように、従来の傾斜エラー信号検出装置は、その
構成が簡単であるという利点はあるが、タンゼンシャル
方向に平行した中心軸に対してその両側の分割板の検出
信号を互いに差動して傾斜エラー信号を検出するため、
対物レンズがシフトする問題が発生したり、対物レンズ
とディスクとの距離がオンフォーカス位置から外れた場
合にもその傾斜エラー信号が敏感に変動するため、正確
な傾斜エラーが検出し難い。
【0007】一方、図1に示された光ピックアップ装置
でディスクを記録/再生するためには、前記光ピックア
ップ装置がディスクの正しいトラック位置を追従しなけ
ればならない。このために、通常、光ピックアップ装置
には、その光源から照射されディスクから反射された光
を受光してディスクのトラッキングエラー信号を検出す
るトラッキングエラー信号検出装置が採用されている。
従来のDPD(Differential Push−
pull Detection)方式のトラッキングエ
ラー信号検出装置は、図3に示されたように、情報信号
検出用光検出器9、マトリックス回路21、2個のハイ
パスフィルターHPF1、HPF2、2個のパルス整形
回路23、25及び位相比較器27からなる。
【0008】前記マトリックス回路21は、前記4枚の
分割板A、B、C、D で各々検出された信号a、b、
c、dを入力されて対角線方向の分割板A、C及びB、
Dの検出信号を各々合算する。このとき、ディスク上に
結ばれる光スポットがこのディスクのトラック中心から
外れると、和信号(a+c)と(b+d)との間には時間
遅延又は位相差が発生するため、これらの信号間の時間
遅延を検出すれば、どれほどトラッキングエラーが発生
したかが分かる。
【0009】前記ハイパスフィルターHPF1,HPF
2は各々、マトリックス回路から出力された(a+c)
信号及び(b+d)信号に含まれた低周波成分を除去し
て高周波成分のみを通過させる。このハイパスフィルタ
ーHPF1、HPF2を各々通過した(a+c)信号及
び(b+d)信号はパルス整形回路23、25を通過し
ながら各々パルス信号に変換され、前記位相比較器27
はこのパルス信号の位相を比較してトラッキングエラー
信号TES'を出力する。
【0010】前述のように、4分割光検出器9を用い、
DPD方式でトラッキングエラー信号を検出する装置
は、通常、ROMタイプのディスクドライブに採用され
てディスクのトラッキングエラーを検出する。一方、記
録及び再生のためにディスクで光スポットとして結ばれ
た後に反射される光は、図4(a)に示されたように、
ディスク10のトラック上に形成されたピットP又はマ
ーク(図示せず)により0次及び±1次回折される。し
たがって、光検出器9に受光される光は、実質的にラジ
アル方向に沿って0次回折光及び±1次回折光が重なっ
たものである。ここで、図4(a)は、狭トラックの高
密度ディスクに、0次回折光及び±1次回折光は重なり
合うが、+1次回折光及び−1次回折光は重なり合わな
くなる幅を有するピットが形成された場合を示したもの
である。0次回折光及び+1次回折光の重なり合った部
分及び0次回折光及び−1次回折光の重なり合った部分
の検出信号と0次回折光のみの検出信号は相異なる位相
特性を示す。
【0011】ここで、ディスクに相対的に大きい幅を有
するピット又はマークが形成された場合、ディスクで反
射/回折された0次及び±1次回折光は、一部の領域で
同時に重なり合う場合がある。このとき、0次回折光及
び±1次回折光が同時に重なり合った領域と0次回折光
及び+1次回折光又は−1次回折光のみが重なり合った
領域の検出信号は、図4の場合と同様に、相異なる位相
特性を示す。一方、図4(a)に示されたディスク10
が高密度を実現できるように狭トラックを有すると、こ
のようなトラックピッチの減少と共に、例えばピットP
の最小長及びピットP間の最小間隔も、相対的に低密度
である一般的なディスク(図示せず)に比べて小さくな
る。
【0012】このようなディスク10に結ばれる光スポ
ットは、ディスク10の回転に従いピットPとピット1
0との間に位置したベース面10aに連続して照射され
るが、光スポットがトラックを追従しながら前記ピット
P及びベース面10aに同時に照射されると、前記ピッ
トPから反射される光とベース面10aから反射される
光は光経路差によって互いに干渉及び回折され、これに
より、図4(b)に示されたように、0次及び±1次回
折光が発生され互いに重なり合うことになる。したがっ
て、光検出器9に受光される光は、トラック方向、すな
わち、タンゼンシャル方向に沿って0次回折光及び±1
次回折光が重なり合ったものである。このとき、0次回
折光及び+1次回折光が重なり合う部分、0次回折光及
び−1次回折光が重なり合う部分の位相信号は、0次回
折光のみの位相信号とは異なる位相特性を示す。
【0013】結果として、光検出器9に受光される光
は、図4(a)及び図4(b)を参照して説明した回折
光が複合的に重なり合っている。したがって、図2に示
された従来の傾斜エラー信号検出装置のように、単に入
射光を4枚の分割板A、B、C、Dで分割受光し、その
検出信号から傾斜エラー信号、すなわち、ラジアルプッ
シュプール信号を検出する場合、前記検出信号の位相特
性が消し合わされて傾斜エラー信号の精度が極めて低い
という短所がある。また、図3に示された従来のトラッ
キングエラー信号検出装置のように、対角線方向の分割
板A、C及びB、Dの検出信号をそのまま合算すると、
タンゼンシャル方向に沿った検出信号間の位相特性が消
し合わされるため、図3に示された従来のトラッキング
エラー信号検出装置で前述したような高密度ディスク記
録再生時にトラッキングエラー信号を検出する場合に
は、前記重なり合い部分の位相信号がノイズとして作用
する。
【0014】さらに、狭い最小ピット又はマーク間隔を
有して隣接ピット又はマークによる干渉が発生すると、
前記トラッキングエラー信号のノイズは一層大きくな
る。したがって、図3に示された従来のトラッキングエ
ラー信号検出装置で狭トラックを有する高密度ディスク
記録再生時にトラッキングエラー信号を検出する場合、
ゲインが小さくなると共に、ノイズが激しくなってトラ
ッキングエラー信号を高精度に検出し難い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みて成されたものであり、その目的は、光検出器に受光
される光の領域による位相特性を十分に考慮して、狭ト
ラックの高密度ディスクに対して高確度及び高精度の傾
斜エラー信号及び/又は高精度のトラッキングエラー信
号を検出できるようになった光記録再生機器用エラー信
号検出装置及び再生信号検出装置を提供するところにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による光記録再生機器用エラー信号検出装置
は、記録媒体で反射/回折された光を受光する情報信号
検出用光検出器、及び前記光検出器の検出信号を演算し
てエラー信号を検出する回路部を具備し、前記光検出器
は、前記記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼン
シャル方向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向と
するとき、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光
を各々独立して光電変換するように、その行方向及び列
方向が各々前記ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に
対応する方向に略平行した2×4行列配置をなす8個の
受光領域を具備し、前記8個の受光領域は、4個の内側
受光領域及びその外側に各々位置した4個の外側受光領
域からなり、前記回路部は、同一の行に位置した内側及
び/又は外側受光領域の検出信号間の位相を各々互いに
比較した後に、その複数の位相比較信号から傾斜エラー
信号及び/又はトラッキングエラー信号を得るように設
けられたことを特徴とする。
【0017】本発明の他の特徴によれば、前記回路部
は、第1対角線方向に位置した内側及び/又は外側受光
領域の検出信号を所定ゲインで増幅させ、その増幅信号
と第2対角線方向に位置した内側及び/又は外側受光領
域の検出信号との位相を比較して、その位相比較信号か
ら傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラー信号を
得るように設けられる。
【0018】前記目的を達成するために、本発明による
光記録再生機器用エラー信号検出装置は、記録媒体で反
射/回折された光を受光する光検出器、及び前記光検出
器の検出信号を演算してエラー信号を検出する回路部を
具備し、前記光検出器は、記録媒体に記録された情報列
の方向をタンゼンシャル方向、前記情報列と直角の方向
をラジアル方向とするとき、前記記録媒体で反射/回折
されて入射する光の一部領域を受光して入射光を各々独
立して光電変換するように、その行方向及び列方向が前
記ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に対応する方向
に約平行した2×2行列をなすように反時計回り方向に
配置された第1ないし第4受光領域を含み、前記回路部
は、同一の行又は列に位置した受光領域の検出信号間の
位相を各々互いに比較した後に、その位相比較信号から
傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラー信号を検
出可能に設けられたことを特徴とする。
【0019】本発明の他の特徴によれば、前記回路部
は、一行に位置した第1及び第2受光領域の検出信号を
各々位相遅延させる第1及び第2遅延器と、第1受光領
域の検出信号を位相遅延させた信号とその対角線方向に
位置した第3受光領域の検出信号とを合算した信号と、
第2受光領域の検出信号の位相遅延信号とその対角線方
向に位置した第4受光領域の検出信号とを合算した信号
の位相を互いに比較する位相比較器とを具備して、エラ
ー信号を検出する。
【0020】前記目的を達成するために、本発明による
光記録再生機器用エラー信号検出装置は、記録媒体で反
射/回折された光を受光する光検出器、及び前記光検出
器の検出信号を演算してトラッキングエラー信号を検出
する回路部を具備し、前記光検出器は、前記記録媒体に
記録された情報列の方向をタンゼンシャル方向、前記情
報列と直角の方向をラジアル方向とするとき、前記記録
媒体で反射/回折されて入射する光を各々独立して光電
変換するように、その行方向及び列方向が各々前記ラジ
アル方向及びタンゼンシャル方向に対応する方向に略平
行した4×2行列配置をなす8個の受光領域を具備し、
前記8個の受光領域は、4個の内側受光領域及びその外
側に各々位置した4個の外側受光領域からなり、前記回
路部は、同一の行に位置した内側及び/又は外側受光領
域間の位相を各々互いに比較した後に、その位相比較信
号から傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラー信
号を検出するように設けられたことを特徴とする。
【0021】前記目的を達成するために、本発明による
光記録再生機器用エラー信号検出装置は、記録媒体で反
射/回折された光を受光する光検出器、前記光検出器の
検出信号を演算してトラッキングエラー信号を検出する
回路部を具備し、前記光検出器は、前記記録媒体に記録
された情報列の方向をタンゼンシャル方向、前記情報列
と直角の方向をラジアル方向とするとき、前記記録媒体
で反射/回折されて入射する光を各々独立して光電変換
するように、その行方向及び列方向が各々前記ラジアル
方向及びタンゼンシャル方向に対応する方向に略平行し
た4×2行列配置をなす8個の受光領域を具備し、前記
8個の受光領域は、4個の内側受光領域及びその外側に
各々位置した4個の外側受光領域からなり、前記回路部
は、一方の対角線方向に位置した内側及び/又は外側受
光領域の検出信号の和信号を所定ゲインで増幅させ、他
方の対角線方向に位置した内側及び/又は外側受光領域
の検出信号の和信号と前記増幅された信号との位相を互
いに比較して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエ
ラー信号を検出するようになったことを特徴とする。
【0022】前記目的を達成するために、本発明による
光記録再生機器用エラー信号検出装置は、記録媒体で反
射/回折された光を受光する光検出器、及び前記光検出
器の検出信号を演算してトラッキングエラー信号を検出
する回路部を具備し、前記光検出器は、記録媒体に記録
された情報列の方向をタンゼンシャル方向、前記情報列
と直角の方向をラジアル方向とするとき、前記記録媒体
で反射/回折されて入射する光の一部領域を受光して入
射光を各々独立して光電変換するように、その行方向及
び列方向が前記記録媒体のラジアル方向及びタンゼンシ
ャル方向に対応する方向に略平行した2×2行列をな
し、前記ラジアル方向及び/又はタンゼンシャル方向に
対応する方向に互いに所定間隔離隔されるように反時計
回り方向に配列された第1ないし第4受光領域を含み、
前記回路部は、第1対角線方向に位置した第1及び第3
受光領域の検出信号の和信号を所定ゲインで増幅させる
増幅器と、前記増幅器の出力信号と第2対角線方向に位
置した第2及び第4受光領域の検出信号との和信号間の
位相を互いに比較して傾斜エラー信号及び/又はトラッ
キングエラー信号を検出する位相比較器とを含むことを
特徴とする。
【0023】前記目的を達成するために、本発明による
再生信号検出装置は、記録媒体で反射/回折された光を
受光し、前記記録媒体に記録された情報列の方向をタン
ゼンシャル方向、前記情報列と直角の方向をラジアル方
向とするとき、前記記録媒体で反射/回折されて入射す
る光を各々独立して光電変換するように、その行方向及
び列方向が各々前記ラジアル方向及びタンゼンシャル方
向に対応する方向に略平行した2×4行列配置をなす8
個の受光領域を具備し、前記8個の受光領域が、4個の
内側受光領域及びその外側に各々位置した4個の外側受
光領域からなる8分割光検出器と、一行に位置した内側
及び外側受光領域の検出信号を各々時間遅延させる第1
ないし第4遅延器と、第1対角線方向に位置した一方の
内側受光領域の検出信号の遅延信号と他方の内側受光領
域の検出信号とを合算して第1和信号を出力する第1加
算器と、第1対角線方向に位置した一方の外側受光領域
の検出信号の遅延信号と他方の外側受光領域の検出信号
とを合算して第2和信号を出力する第2加算器と、第2
対角線方向に位置したこと内側受光領域の検出信号の遅
延信号と他の内側受光領域の検出信号を合算して第3和
信号を出力する第3加算器と、第2対角線方向に位置し
た一方の外側受光領域の検出信号の遅延信号と他方の外
側受光領域の検出信号とを合算して第4和信号を出力す
る第4加算器と、前記第1ないし第4和信号を合算して
再生信号を出力する第5加算器とを含むことを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を挙げて本発明をより詳細に説明する。図5は、本発明
の一実施形態による光記録再生機器用エラー信号検出装
置の概略構成図である。これを参照すれば、本発明の一
実施形態によるエラー信号検出装置は、ディスク(図4
(a)及び図4(b)の10)などの記録媒体で反射/
回折された光を受光する光検出器30及び前記光検出器
30の検出信号を演算してエラー信号を検出する回路部
50を具備する。ここで、前記光検出器30は、記録媒
体から反射されて入射する光を受光し、その検出信号は
対物レンズ(図1の7)と記録媒体との相対的な傾斜エ
ラー信号、トラッキングエラー信号、記録媒体の再生信
号などを検出するのに使用される。すなわち、前記光検
出器30は、光ピックアップ装置に情報信号検出用とし
て使用されるものである。
【0025】前記光検出器30は、前記記録媒体に記録
された情報列の方向をタンゼンシャル方向、前記情報列
と直角の方向をラジアル方向とするとき、タンゼンシャ
ル方向に対応する方向(以下、タンゼンシャル方向)に
2分割され、ラジアル方向に対応する方向(以下、ラジ
アル方向)に4分割された8分割構造を有する。すなわ
ち、前記光検出器30は、反時計回り方向に配列された
4個の内側受光領域A2、B2、C2、D2と、その外
側に各々位置した4個の外側受光領域A1、B1、C
1、D1とからなる8個の受光領域を具備する。このと
き、前記8個の受光領域は入射光を各々独立して光電変
換し、その行方向及び列方向が各々前記記録媒体のラジ
アル方向及びタンゼンシャル方向に略平行した2×4行
列配置をなす。
【0026】前記内側受光領域A2、B2、C2、D2
はラジアル方向に幅が狭く、タンゼンシャル方向に長い
形状を有する。前記内側受光領域A2、B2、C2、D
2のそのラジアル方向に沿った全体幅は記録媒体のトラ
ックピッチ、ピット長、対物レンズ(図1の7)の開口
数、光源からの出射光の波長などを考慮して、前記0次
回折光直径の約10%〜80%を受光する範囲内で適宜
に決定される。
【0027】例えば、好ましくは、その記録媒体から反
射されラジアル方向に回折された0次及び±1次回折光
のうち0次回折光及び+1次回折光、0次回折光及び−
1次回折光はその一部領域が重なり合い、±1次回折光
は重なり合わないピット又はマーク幅を有する記録媒体
を採用する場合、前記内側受光領域A2、B2、C2、
D2は0次回折光及び+1次回折光が重なり合った部分
及び0次回折光及び−1次回折光が重なり合った部分を
全く受光しないか、或いは一部のみを受光するように設
けられる。
【0028】ここで、より好ましくは、前記内側受光領
域A2、B2、C2、D2のそのラジアル方向に沿った
全体幅は、0次回折光及び+1次回折光の重なり合い部
分又は0次回折光及び−1次回折光の重なり合い部分を
受光しない最大値である。したがって、内側受光領域A
2、B2、C2、D2で各々検出される信号a2、b
2、c2、d2には0次回折光のみの特性が十分に活か
されており、外側受光領域A1、B1、C1、D1で各
々検出される信号a1、b1、c1、d1には0次及び
±1次回折光の重なり合った部分の特性が十分に活かさ
れていることになる。
【0029】すなわち、例えば、光スポットの中心が記
録媒体のトラック中心に位置するとき、ラジアル傾斜エ
ラーによって外側受光領域A1、B1、C1、D1の検
出信号a1、b1、c1、d1間の位相関係と、内側受
光領域A2、B2、C2、D2の検出信号a2、b2、
c2、d2間の位相関係は各々下記の通りである。ラジ
アル傾斜が正である場合、検出信号a1の位相は検出信
号b1のそれよりも遅く、検出信号c1の位相は検出信
号d1のそれよりも遅い。一方、ラジアル傾斜が負であ
る場合にはその反対となる。また、ラジアル傾斜が正で
ある場合、検出信号a2の位相は検出信号b2よりも速
く、検出信号c2の位相は検出信号d2のそれよりも速
い。一方、ラジアル傾斜が負である場合にはその反対と
なる。
【0030】トラッキングエラーによる外側受光領域A
1、B1、C1、D1の検出信号a1、b1、c1、d
1間の位相関係と、内側受光領域A2、B2、C2、D
2の検出信号a2、b2、c2、d2間の位相関係も前
述のような傾向を表わす。したがって、本発明は、前述
したように、光検出器30に受光される光の領域による
位相特性を十分に活かして傾斜エラー信号及び/又はト
ラッキングエラー信号を検出可能になった光検出器30
の分割構造及び回路部構成を有する。ここで、好ましく
は、0次及び±1次回折光が同時に重なり合うようにす
るピット又はマーク幅を有する記録媒体を採用する場
合、前記内側受光領域のラジアル方向に沿った全体幅は
0次回折光及び±1次回折光が一部領域で同時に重なり
合う部分を受光する最大値である。この場合にも、各受
光領域の検出信号間の位相関係は前述したような傾向を
表わす。
【0031】この実施形態及び後述する実施形態では、
±1次回折光が同時に重なり合わないピット又はマーク
幅を有する記録媒体を採用した場合を例に取って説明す
る。本発明の実施形態による装置は、0次回折光及び±
1次回折光が一部領域で同時に重なり合うピット又はマ
ーク幅を有する記録媒体に対しても同様に適用できる。
本発明の一実施形態によれば、前記回路部50は、同一
の行、すなわち、タンゼンシャル方向の同一線上に位置
した内側受光領域A2、B2の検出信号a2、b2間の
位相と、内側受光領域C2、D2の検出信号c2、d2
間の位相を各々互いに比較した後に、その位相比較信号
からエラー信号を得るように設けられても良い。
【0032】例えば、前記回路部50は、図5に示され
たように、第1行に位置した内側受光領域A2、B2の
検出信号a2、b2間の位相を互いに比較してその位相
比較信号を出力する第1位相比較器51と、第2行に位
置した内側受光領域C2、D2の検出信号c2、d2間
の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力する第
2位相比較器53と、前記第1及び第2位相比較器5
1、53からの位相比較信号を合算する加算器59とを
含んでなる。前記第1位相比較器51には第1行に位置
した一対の内側受光領域A2、B2の検出信号a2、b
2が入力されて位相が互いに比較される。第2位相比較
器53には第2行に位置した一対の内側受光領域C2、
D2の検出信号c2、d2が入力されて位相が互いに比
較される。
【0033】したがって、前記加算器59から出力され
るエラー信号は、前記第1及び第2位相比較器51、5
3から各々入力される同一の行、すなわち、タンゼンシ
ャル方向の同一線上に位置した一対の内側受光領域A
2、B2の検出信号間の位相比較信号と残りの一対の内
側受光領域C2、D2の検出信号間の位相比較信号を和
したものである。図6は、光記録再生機器のトラッキン
グサーボを動作させない場合、前記加算器59から出力
される信号を示したグラフである。
【0034】図6を参照すれば、トラッキング制御をし
ないため、対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜エラ
ーが発生しない場合、前記加算器59からは図6の
(A)のように、トラッキングエラー成分のみを含む信
号が出力される。これに対し、対物レンズと記録媒体と
の相対的な傾斜エラーが発生した場合、前記加算器59
からは、図6の(B)のようにトラッキングエラー成分
だけでなく、傾斜エラー成分が含まれた信号が出力され
る。ここで、図6の(B)において、高周波成分はトラ
ッキングエラー信号を表わし、低周波成分は傾斜エラー
信号を表わす。
【0035】前述したように、トラッキングエラー及び
/又は傾斜エラーが発生する場合、前記加算器59から
出力される信号にはトラッキングエラー信号成分及び/
又は傾斜エラー信号成分が含まれるので、前記加算器5
9の出力信号はトラッキングサーボが動作する場合には
傾斜エラー信号となり、傾斜が制御されたり、或いは問
題とならないシステムではトラッキングエラー信号とな
る。図7は、トラッキングサーボを動作させて記録媒体
に照射される光スポットがオントラック位置を追従する
ようになった場合、前記加算器59から出力される信号
を示したグラフである。
【0036】図7を参照すれば、トラッキングサーボが
動作しているため、対物レンズと記録媒体との相対的な
傾斜エラーが発生しない場合、前記加算器59からは、
図7の(A)に示されたように、傾斜エラー及びトラッ
キングエラー成分をほとんど含まない信号が出力され
る。これに対し、対物レンズと記録媒体との相対的な傾
斜エラーが発生する場合、前記加算器59からは、図7
の(B)に示されたように、トラッキングサーボが動作
しているため、トラッキングエラー成分はほとんど含ん
でいず、傾斜エラー成分のみを含む信号が出力される。
【0037】一方、通常の光記録再生機器では、記録/
再生モード時にトラッキングサーボが継続的に動作して
いる。したがって、図5に示されたように、本発明の一
実施形態によるエラー信号検出装置を光記録再生機器に
採用すれば、図6及び図7を参照して説明したように、
その回路部50の加算器59から傾斜エラー信号が出力
されるので、この加算器59の出力信号を対物レンズと
記録媒体との相対的な傾斜を制御するのに使用できる。
もちろん、図5のエラー信号検出装置は、必要に応じて
トラッキングエラー信号検出用としても使用できる。
【0038】図5に示されたようなエラー信号検出装置
からトラッキングサーボの非動作時に傾斜エラー信号を
得るためには、図8に示されたように、加算器59の出
力端にその回路部50から出力される信号のエンベロー
プ又は前記回路部50から出力される信号の中心値の変
化を検出する検出器70をさらに具備すれば良い。例え
ば、前記検出器70としてエンベロープ検出器を具備す
る場合、前記エンベロープ検出器では、前記加算器59
から出力される図6の(B)又は図7の(B)に示され
たような信号のエンベロープ、すなわち、相対的に低周
波である傾斜エラー信号が検出される。したがって、前
記検出器70からは、傾斜エラーの発生有無によって、
図7の(A)、(B)に示されたような信号が出力され
ることになる。
【0039】前記検出器70として信号中心値検出器を
具備する場合、前記検出器では、トラッキングエラー信
号成分の中心値を検出して出力する。このとき、前記ト
ラッキングエラー成分の中心値の変化は傾斜エラー信号
成分に該当するものであって、エンベロープ信号と実質
的に同一である。図9を参照すれば、本発明の他の実施
形態による回路部150は位相比較器159を具備し
て、一方の対角線方向に位置した内側受光領域A2、C
2の検出信号a2、c2の和信号(a2+c2)と、他
方の対角線方向に位置した内側受光領域B2、D2の検
出信号b2、d2の和信号(b2+d2)との位相を比
較する。前述したように、検出信号a2、c2の位相は
各々検出信号b2、d2の位相よりも速いか、又は遅
い。すなわち、検出信号a2は、検出信号b2よりは検
出信号c2に類似した位相特性を有する。
【0040】したがって、類似した位相特性を有する同
一の対角線方向に位置した内側受光領域の検出信号を合
算して2個の和信号を求め、この2個の和信号の位相を
比較すれば、本発明の一実施形態による回路部50で求
めたようなエラー信号を検出できる。このとき、好まし
くは、この実施形態による回路部150は、エラー信号
のオフセットを補正するようにいずれか一つの和信号
(a2+c2又はb2+d2)を所定ゲイン(k)で増
幅させて位相比較器159に入力させるゲイン調整器1
55をさらに具備する。このとき、前記ゲイン(k)
は、0以外の一定した常数である。
【0041】図9を参照して説明したエラー信号検出装
置は、一般的なDPD方式と同様に、対角線方向に位置
した受光領域の検出信号を合算して求めた2個の和信号
間の位相を比較はするものの、光検出器30に受光され
る光のうち略0次回折光部分の検出信号のみを用いるの
で、十分に高精度及び/又は高確度の傾斜エラー信号及
び/又はトラッキングエラー信号を検出できる。前記回
路部150は、図10に示されたように、一方の対角線
方向に位置した内側受光領域A2、C2の出力端とゲイ
ン調整器155との間に遅延器151をさらに具備する
こともできる。
【0042】この場合、前記内側受光領域A2、C2の
検出信号a2、c2の和信号は前記遅延器151を経由
しながら時間遅延され、ゲイン調整器155に入力され
て増幅された後に、他方の対角線方向に位置した内側受
光領域B2、D2の検出信号b2、d2の和信号と互い
に位相が比較される。図10に示されたように、同一の
対角線方向に位置した内側受光領域の検出信号の和信号
のうちいずれか一つを時間遅延させてエラー信号を検出
すれば、位相比較に際して各対角線方向に位置した二つ
の内側受光領域の検出信号を和することによって引き起
こされ得る信号歪みによる位相劣化を防止できる利点が
ある。特に、記録媒体毎に現実的に存在するピットの深
さ偏差により対角線方向の和信号間に発生する位相比較
オフセットによって、対物レンズ(図示せず)のシフト
時に引き起こされ得るエラー信号のオフセットが補正さ
れて、より精度良いエラー信号を検出可能になる。
【0043】すなわち、本発明による図10の回路部1
50は、同一の対角線上に位置した受光領域の検出信号
を先に合算するものの、前述したような時間遅延及び増
幅過程を通じてエラー信号を検出するので、記録媒体の
ピット深さに誤差が発生する場合であっても、このよう
なピット深さ変化に伴う信号歪みによる位相劣化の問題
が大幅に改善される。したがって、レンズシフトが発生
する場合であっても、オフセットが大幅に低減されたエ
ラー信号を検出できる。
【0044】ここで、前記回路部150は、図11に示
されたように、一行に位置した内側受光領域C2、D2
の検出信号c2、d2を各々時間遅延させるようになっ
た遅延器151a、151bを具備してもよく、この場
合にも、記録媒体のピット深さの変化による問題点が大
幅に改善されたエラー信号を検出できる。一方、前述し
たように、本発明による図9ないし図11のエラー信号
検出装置は、図5を参照して説明したように、トラッキ
ングサーボが動作する間に傾斜エラー信号を出力し、傾
斜エラーが発生しないとトラッキングエラー信号検出用
として使用できる。また、図8を参照して説明したよう
に、エンベロープ又は信号中心値検出器70などをさら
に具備すれば、トラッキングサーボの動作可否に寄らず
に傾斜エラー信号を出力できる。
【0045】図5、図8ないし図11を参照して述べた
本発明によるエラー信号検出装置は、主として0次回折
光が受光される内側受光領域A2、B2、C2、D2の
検出信号を用いてエラー信号を検出するので、特に高精
度の傾斜エラー信号を検出できる。このことは、記録媒
体で反射/回折された0次及び±1次回折光のうち0次
回折光の位相特性が記録媒体の対物レンズに対する相対
的な傾斜に敏感に変化するからである。また、図5及び
図9を参照して説明したように、本発明によるエラー信
号検出装置は、各々ラジアル方向に沿って配置された内
側受光領域の検出信号間の位相比較信号を求めた後に、
その位相比較信号を合算してエラー信号を検出するた
め、対物レンズのシフトが発生したり、或いは対物レン
ズとディスクとの間の距離がオンフォーカス位置から外
れた場合であってもその傾斜エラー信号が敏感に変動し
なくなり、傾斜エラーを確度良く検出できる。
【0046】図12は、本発明のさらに他の実施形態に
よる光記録再生機器用エラー信号検出装置の概略図であ
って、図5を参照して説明した本発明の一実施形態によ
るエラー信号検出装置と同様な構成を有し、その回路部
250に外側受光領域A1、B1、C1、D1の検出信
号a1、b1、c1、d1が入力されるようになった点
に差いがある。すなわち、第1位相比較器51には第1
行に位置した外側受光領域A1、B1の検出信号a1、
b1が入力されて位相が比較され、第2位相比較器53
には第2行に位置した外側受光領域C1、D1の検出信
号c1、d1が入力されて位相が比較される。
【0047】したがって、前記回路部250からは、図
5を参照して説明したように、トラッキングサーボが動
作する間に傾斜エラー信号が出力される。そして、前記
回路部250が、図8を参照して説明したようなエンベ
ロープ又は信号中心値検出器70などをさらに具備すれ
ば、トラッキングサーボの動作可否に寄らずに傾斜エラ
ー信号を検出できる。また、前記回路部250の出力信
号は、傾斜エラーが発生しないとトラッキングエラー信
号検出用として使用できる。
【0048】図13ないし図15は、外側受光領域A
1、B1、C1、D1の検出信号を用いる本発明のさら
に他の実施形態によるエラー信号検出装置を示した図面
である。図13ないし図15のエラー信号検出装置は、
その回路部350に外側受光領域A1、B1、C1、D
1の検出信号a1、b1、c1、d1が入力されるよう
になった点を除いては、図9ないし図11のエラー信号
検出装置と実質的に同様な構成を有する。図13ないし
図15のエラー信号検出装置は、トラッキングサーボが
動作する間には傾斜エラー信号を検出でき、その回路部
350に図8のエンベロープ又は信号中心値検出器70
などをさらに具備すれば、トラッキングサーボの動作可
否に寄らずにその回路部350から傾斜エラー信号を検
出できる。
【0049】図5、図9ないし図15を参照して説明し
た本発明による光記録再生機器用エラー信号検出装置か
らは、トラッキングサーボの動作可否及び記録媒体と対
物レンズとの間の相対的な傾斜エラーと関連して、トラ
ッキングエラー及び/又は傾斜エラー成分を含むエラー
信号が出力される。したがって、前述した本発明による
回路部のうち少なくともいずれか一つを用いて傾斜エラ
ー検出用回路部及びトラッキングエラー検出用回路部を
ペアで構成すれば、傾斜エラー信号及びトラッキングエ
ラー信号を同時に検出できる。また、図5、図9ないし
図15の回路部の出力端に図8の検出器70をさらに具
備すれば、不要な信号成分が除去されたより正確な傾斜
エラー信号を検出できる。
【0050】図16及び図17を参照すれば、本発明の
さらに他の実施形態によるエラー信号検出装置は、内側
受光領域A1、A2、B1、B2及び外側受光領域C
1、C2、D1、D2の検出信号a1、a2、b1、b
2、c1、c2、d1、d2をいずれも用いて同一の行
に位置した受光領域間の位相を比較した4個の位相比較
信号からエラー信号を検出する回路部450を具備す
る。
【0051】例えば、図16を参照すれば、前記回路部
450は、外側受光領域A1、B1、C1、D1の検出
信号a1、b1、c1、d1からエラー信号S1を求め
る第1回路部分250と、内側受光領域A2、B2、C
2、D2の検出信号a2、b2、c2、d2からエラー
信号S2を求める第2回路部分50と、前記エラー信号
S1とエラー信号S2とを合算する加算器455とを含
む構成を有して、トラッキングエラー信号を検出する。
ここで、前記回路部450は、傾斜エラー信号を検出可
能に、前記加算器455に代えて差動器(図示せず)を
具備しても良い。
【0052】このとき、前記回路部450は、図17に
示されたように、前記エラー信号S1とエラー信号S2
とを差動する差動器453をさらに具備すれば、トラッ
キングエラー信号だけでなく、傾斜エラー信号をも検出
できる。前記エラー信号S1は、図12のエラー信号検
出装置から出力される信号と同様のものであって、前記
第1回路部分250は、図12でのように、ラジアル方
向に沿って位置した外側受光領域間の位相比較信号を各
々求めた後に、この位相比較信号を合算する構成を有す
る。前記エラー信号S2は、図5のエラー信号検出装置
から出力される信号と同様なものであって、前記第2回
路部分50は図5でのように、ラジアル方向に沿って位
置した内側受光領域間の位相比較信号を各々求めた後
に、この位相比較信号を合算する構成を有する。ここ
で、前記回路部分50、250は図5及び図12のそれ
と同様の構成を有するため、同一の参照符号を付し、そ
れについての詳細な説明は省略する。
【0053】このとき、側受光領域A1、B1、C1、
D1の検出信号を用いたエラー信号S1及び内側受光領
域A2、B2、C2、D2の検出信号を用いたエラー信
号S2は互いに略反対の極性を有して、そのエンベロー
プ位相、すなわち、傾斜エラー信号成分の位相が略18
0°だけ互いにずれている。もちろん、エラー信号S1
及びエラー信号S2に含まれたトラッキングエラー信号
成分は略同一の位相を有する。したがって、前記エラー
信号S1、S2を加算器455に入力させて合算する
と、前記エラー信号S1、S2に含まれた極性が互いに
反対である傾斜エラー信号成分は互いに消去され、トラ
ッキングエラー信号成分のみが合算されて出力される。
また、前記エラー信号S1、S2を差動器453に入力
させて減算すると、トラッキングエラー信号成分は互い
に差動されて消去され、前記エラー信号S1、S2に含
まれた極性が互いに反対である傾斜エラー信号成分の大
きさは、略その絶対値の合計に該当する大きさに増大す
る。
【0054】したがって、加算器455では最大振幅を
有するトラッキングエラー信号が検出され、差動器45
3では最大振幅を有する傾斜エラー信号が検出されるの
で、この実施形態によるエラー信号検出装置を用いれ
ば、より高精度のトラッキングエラー信号及び/又は傾
斜エラー信号を検出することができる。一方、好ましく
は、この実施形態によるエラー信号検出装置は、前記光
検出器30の内側及び外側受光領域の分割比率による前
記エラー信号S1とエラー信号S2との振幅差を補正す
るように、前記エラー信号S1とエラー信号S2のうち
少なくともいずれか一方のゲイン(k)を調整するゲイ
ン調整器451をさらに具備する。
【0055】例えば、前記ゲイン調整器451は、エラ
ー信号S2が出力される加算器59の出力端に具備され
て前記エラー信号S2を所定ゲイン(k1)で増幅させ
る。この場合、ゲイン調整器451を経由したエラー信
号S2の振幅と、ゲインの調整器451を経由していな
いエラー信号S1との振幅を同一にできるので、加算器
455では傾斜エラー信号成分の完全に除去されたトラ
ッキングエラー信号が検出され、差動器453ではトラ
ッキングエラー信号成分の完全に除去された傾斜エラー
信号が検出される。したがって、前述したように、本発
明によるエラー信号検出装置は、ゲイン調整器451を
さらに具備することで、トラッキングエラー信号及び/
又は傾斜エラー信号の正確度をさらに向上させることが
できる。
【0056】一方、前記回路部450は4個の位相比較
器を具備する代わりに、図18に示されたように、同一
の行に位置した内側受光領域及びその外側受光領域の検
出信号の和信号間の位相を各々比較する2個の位相比較
器457、459を具備する構造でもあり得る。前記位
相比較器457は、第1行に位置した外側及び内側受光
領域A1、A2の検出信号a1、a2の和信号と外側及
び内側受光領域B1、B2の検出信号b1、b2の和信
号との間の位相を比較した信号を出力する。前記位相比
較器459は、第2行に位置した外側及び内側受光領域
C1、C2の検出信号c1、c2の和信号と外側及び内
側受光領域D1、D2の検出信号d1、d2の和信号と
の間の位相を比較した信号を出力する。このとき、好ま
しくは、検出信号量の差を補正するように、各内側受光
領域A2、B2、C2、D2の検出信号a2、b2、c
2、d2を所定ゲイン(k)で増幅させて、この増幅さ
れた信号がその外側受光領域A1、B1、C1、D1の
検出信号と和されて位相比較器457、459に入力さ
れるようにするゲイン調整器453をさらに具備する。
ここで、図18の回路部450の構成は図16に対応す
る構成を有し、図17に対応する構成を有するように変
形可能なのはもちろんである。
【0057】図19ないし図21を参照すれば、本発明
のさらに他の実施形態によるエラー信号検出装置は、内
側及び外側受光領域A1、A2、B1、B2、C1、C
2、D1、D2の検出信号a1、a2、b1、b2、c
1、c2、d1、d2をいずれも用いて、その対角線方
向に位置した受光領域の和信号からエラー信号を検出す
るようになった回路部550又は600を具備する。前
記回路部550は、例えば、図19に示されたように、
外側受光領域A1、B1、C1、D1の検出信号a1、
b1、c1、d1からエラー信号S1'を求める第1回
路部分350と、内側受光領域A2、B2、C2、D2
の検出信号a2、b2、c2、d2からエラー信号S
2'を求める第2回路部分150と、前記エラー信号S
1'及びエラー信号S2'から傾斜エラー信号及び/又は
トラッキングエラー信号を検出する第3回路部分を含ん
でなる。
【0058】前記エラー信号S1'は、図14のエラー
信号検出装置から出力される信号と同様のものであっ
て、前記第1回路部分350は図14でのように、一方
の対角線方向に位置した外側受光領域A1、C1の検出
信号a1、c1の和信号を所定ゲイン(k)で増幅させ
た後に、この増幅された信号と他方の対角線方向に位置
した外側受光領域B1、D1の検出信号b1、d1の和
信号との位相を比較する構成を有する。前記エラー信号
S2'は、図10のエラー信号検出装置から出力される
信号と同様のものであって、前記第2回路部分150は
図10でのように、一方の対角線方向に位置した内側受
光領域A2、C2の検出信号a2、c2の和信号を所定
ゲイン(k)で増幅させた後に、この増幅信号と他方の
対角線方向に位置した内側受光領域B2、D2の検出信
号b2、d2の和信号との位相を比較する構成を有す
る。
【0059】前記回路部分150、350は図10及び
図14のそれと同様の構成を有するため、同一の参照符
号を付し、それについての詳細な説明は省略する。ここ
で、前記回路部分150、350は、図9及び図13の
回路部の構成を採用することも可能である。一方、外側
受光領域A1、B1、C1、D1の検出信号を用いたエ
ラー信号S1'及び内側受光領域A2、B2、C2、D
2の検出信号を用いたエラー信号S2'の位相特性は実
質的に図16及び図17を参照して説明したエラー信号
S1及びエラー信号S2と同一である。
【0060】そして、前記エラー信号S1'及びエラー
信号S2'から傾斜エラー信号及び/又はトラッキング
エラー信号を検出する第3回路部分の構成及びこれから
高精度及び高確度の傾斜エラー信号及び/又はトラッキ
ングエラー信号を検出する原理は、図16及び図17を
参照して説明したのと同様である。したがって、図19
に示された本発明によるエラー信号検出装置のエラー信
号検出原理についての詳細な説明は省略する。
【0061】ここで、前記回路部550は、単に、図2
0に示されたように、外側受光領域A1、C1、B1、
D1の検出信号a1、c1、b1、d1の和信号(a1
+c1)(b1+d1)と、内側受光領域A2、C2、
B2、D2の検出信号a2、c2、b2、d2の和信号
(a2+c2)(b2+d2)との位相を各々比較する
一対の位相比較器159及び、この位相比較器159か
ら出力された信号を合算する加算器455を具備する構
造に形成する場合もある。この場合にも、位相特性の相
異なる内側及び外側受光領域の検出信号を分離して位相
比較信号を検出するので、十分に高精度のトラッキング
エラー信号を検出することができる。ここで、前記加算
器455に代えて差動器(図19の453)を具備すれ
ば、傾斜エラー信号を検出することができる。また、図
19でのように加算器455及び差動器453を共に具
備して、トラッキングエラー信号及び傾斜エラー信号を
共に検出することもできる。
【0062】図21を参照すれば、前記回路部600
は、第2行に位置した内側及び外側受光領域C2、D
2、C1、D1の検出信号c2、d2、c1、d1を遅
延させて遅延信号c22、d22、c11、d11を出
力する遅延器601、及び前記遅延信号c11、c22
とその対角線方向に位置した受光領域A1、A2の検出
信号a1、a2の第1及び第2和信号(a1+c11)
(a2+c22)とを合算した信号を所定ゲイン(k
1)で増幅するゲイン調整器605と、前記遅延信号d
11、d22とその対角線方向に位置した受光領域B
1、B2の検出信号b1、b2の第3及び第4和信号
(b1+d11)(b2+d22)とを合算した信号と
前記ゲイン調整器605から出力された信号との間の位
相を比較する位相比較器609を含んでなる。
【0063】また、好ましくは、前記回路部600は、
内側及び外側受光領域の検出光量の差を補正するように
前記第2和信号(a2+c22)を所定ゲイン(k2)
で増幅させるゲイン調整器603をさらに具備する。こ
こで、前記回路部600は、前記第4和信号(b2+d
22)を所定ゲインで増幅させるゲイン調整器(図示せ
ず)をさらに具備することもできる。前記位相比較器6
09の出力端には、前述したような各種の構成が追加で
き、これから傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエ
ラー信号を検出することができる。図22は、本発明に
よる再生信号検出装置を概略的に示すものであって、8
分割光検出器30と、前記8分割光検出器の内側及び外
側受光領域A1、A2、B1、B2、C1、C2、D
1、D2の検出信号a1、a2、b1、b2、c1、c
2、d1、d2をいずれも用いて再生信号を検出する回
路部620を含んでなる。
【0064】前記回路部620は、第2行に位置した内
側及び外側受光領域C2、D2、C1、D1の検出信号
c2、d2、c1、d1を遅延させて遅延信号c22、
d22、c11、d11を出力する遅延器621と、前
記遅延信号c11、d11とその対角線方向に位置した
外側受光領域A1、B1の検出信号a1、b1を各々合
算した和信号(a1+c11)(b1+d11)を所定
ゲイン(k1)(k2)で増幅させる第1及び第2ゲイ
ン調整器623、625と、前記第1及び第2ゲイン調
整器623、625で増幅された信号と残りの信号とを
いずれも合算して再生信号を出力する加算器627とを
含んでなる。このとき、好ましくは、前記ゲイン(k
1)(k2)の合計は一定である。前述したように、本
発明による再生信号検出装置は、位相特性の相異なる対
角線方向の受光領域の検出信号の位相を相対的に遅延さ
せて補正し、ゲイン調整器を採用して内側及び外側受光
領域の検出光量の差を補正する構成を有するので、良質
の再生信号を検出することができる。
【0065】図23ないし図27、図30ないし図32
は各々図4(b)に示されたように、記録媒体でその情
報列の方向に反射/回折された光の領域による位相特性
を考慮した本発明による光記録再生機器用エラー信号検
出装置を示したものであって、トラッキングエラー信号
及び/又は傾斜エラー信号が検出される。ここで、図2
3ないし図27、図30ないし図32の光記録再生機器
用エラー信号検出装置からトラッキングエラー信号及び
/又は傾斜エラー信号を検出できる原理は前述の実施形
態で説明した通りであるため、 以下ではその詳細な説
明は省略する。
【0066】図23を参照すれば、本発明によるエラー
信号検出装置は、ディスク(図4(b)の10)などの
記録媒体で反射/回折された光を受光する光検出器10
00及び前記光検出器1000の検出信号を演算してエ
ラー信号を検出する回路部1050を具備する。ここ
で、前記光検出器1000は、記録媒体で反射されて入
射する光を受光し、その検出信号は記録媒体の再生信号
とトラッキングエラー信号及び/又は傾斜エラー信号な
どを検出するのに使用される。前記光検出器1000は
タンゼンシャル方向に4分割され、ラジアル方向に2分
割されて、その行方向及び列方向が各々前記ラジアル方
向及びタンゼンシャル方向に略平行した4×2行列配置
の8分割構造を有する。すなわち、前記光検出器100
0は、反時計回り方向に配列された4個の内側受光領域
A2'、B2'、C2'、D2'とその外側に各々位置した
4個の外側受光領域A1'、B1'、C1'、D1'からな
る8個の受光領域を具備する。このとき、前記8個の受
光領域は入射光を各々独立して光電変換する。
【0067】このとき、前記内側受光領域A2'、B
2'、C2'、D2'は、タンゼンシャル方向に幅が狭
く、かつラジアル方向に長い形状を有する。好ましく
は、前記内側受光領域A2'、B2'、C2'、D2'は、
記録媒体で反射/回折される光が図4(b)に示された
ように、タンゼンシャル方向、すなわち、ピット方向に
沿って0次及び±1次回折光として回折されるとき、主
として0次回折光を受光するようになったタンゼンシャ
ル方向の幅を有する。もちろん、記録媒体で反射/回折
される±1次回折光の一部が0次回折光と同時に重なり
合う構造である場合には、前記内側受光領域A2'、B
2'、C2'、D2'は0次及び±1次回折光が同時に重
なり合う領域を受光するように設けられる。前記内側受
光領域A2'、B2'、C2'、D2'の検出信号とその外
側受光領域A1'、B1'、C1'、D1'の検出信号と
は、図5の光検出器30と同様に、その位相が互いに同
一でない。
【0068】したがって、前記回路部1050は、図5
の回路部50と同様に、内側及び外側受光領域の検出信
号を互いに分離して演算する。すなわち、前記回路部1
050は、同一の行に位置した受光領域間の位相を各々
比較した後に、その位相比較信号からエラー信号を検出
する。このために、前記回路部1050は、図23に示
されたように、入力される信号の位相を互いに比較する
一対の位相比較器1051、1053と、この一対の位
相比較器1051、1053からの位相比較信号を合算
する加算器1059とを含んでなる。
【0069】前記位相比較器1051には第1行に位置
した外側受光領域A1'、B1'の検出信号a1'、b1'
が入力されて位相が比較され、位相比較器1053には
第4行に位置した外側受光領域C1'、D1'の検出信号
c1'、d1'が入力されて位相が比較される。したがっ
て、前記加算器1059から出力されるエラー信号は、
前記一対の位相比較器1051、1053から各々出力
される同一の行、すなわち、タンゼンシャル方向の同一
線上に位置した外側受光領域A1'、B1'の検出信号a
1'、b1'間の位相比較信号と外側受光領域C1'、D
1'の検出信号c1'、d1'間の位相比較信号を和した
ものである。
【0070】このように、同一の行に位置した受光領域
の検出信号を各々互いに比較した後に、その位相比較信
号からエラー信号を検出すれば、図2及び図3に示され
たような対角線方向の和信号を先に求めた後に位相を比
較する従来の方式に比べて、信号歪みによる位相劣化が
防止される。特に、記録媒体毎にピット深さが相異なる
場合、従来のように対角線方向の和信号を用いる場合に
生じ得る信号の劣化が防止される。また、本発明は、タ
ンゼンシャル方向に沿った受光領域の検出信号の位相特
性が互いに相殺されないため、ゲインの大きいエラー信
号を得ることができる。他の実施形態として、前記回路
部1050は、図24に示されたように、外側受光領域
A1'、B1'、C1'、D1'の検出信号a1'、b1'、
c1'、d1'に代えて、その内側受光領域A2'、B
2'、C2'、D2'の検出信号a2'、b2'、c2'、d
2'を用いてエラー信号を検出するように設けられるこ
とも可能である。
【0071】すなわち、位相比較器1151には第2行
に位置した内側受光領域A2'、B2'の検出信号a
2'、b2'が入力されてその位相比較信号が出力され
る。位相比較器1153には第3行に位置した内側受光
領域C2'、D2'の検出信号c2'、d2'が入力されて
その位相比較信号が出力される。そして、加算器115
9は、前記位相比較信号を合算してエラー信号を出力す
る。また他の実施形態として、前記回路部1050は、
図25に示されたように、内側及び外側受光領域A
1'、A2'、B1'、B2'、C1'、C2'、D1'、D
2'の検出信号a1'、a2'、b1'、b2'、c1'、c
2'、d1'、d2'をいずれも用いてエラー信号を検出
するように、図23及び図24を適宜に組み合わせたよ
うな構成を有する。すなわち、外側受光領域A1'、B
1'、C1'、D1'の検出信号a1'、b1'、c1'、d
1'から演算されたエラー信号S1"(図23)と内側受
光領域A2'、B2'、C2'、D2'の検出信号a2'、
b2'、c2'、d2'から演算されたエラー信号S2"
(図24)を演算ユニット1060で合算又は差動して
エラー信号を検出するように設けられる。
【0072】このとき、前記演算ユニット1060は、
加算器1059、1159から出力されるエラー信号の
うちいずれか一つのエラー信号S2"を所定ゲイン
(k)で増幅させた後に、増幅されたエラー信号(k*
S2")と残りのエラー信号S1"とを合算又は差動して
最終的なエラー信号を出力するように構成できる。ここ
で、前記演算器1060は、エラー信号S1"、S2"共
に適宜なゲインを与えた後に合算して、エラー信号を検
出するように設けられることも可能である。例えば、前
記演算ユニット1060は、図16のゲイン調整器45
1及び加算器455で構成できる。この場合、前記演算
ユニット1060からは、トラッキングエラー信号が出
力される。さらに、前記演算ユニット1060は、図1
7のゲイン調整器451、加算器455及び差動器45
3で構成できる。この場合、前記演算ユニット1060
では、トラッキングエラー信号及び傾斜エラー信号を同
時に検出することができる。
【0073】また他の実施形態として、前記回路部10
50は、図26に示されたように、各内側受光領域A
2'、B2'、C2'、D2'の検出信号a2'、b2'、c
2'、d2'を所定ゲイン(k)で増幅させた信号に対応
する外側受光領域A1'、B1'、C1'、D1'の検出信
号a1'、b1'、c1'、d1'を合算した和信号をラジ
アル方向に沿った受光領域別に互いに位相を比較し、そ
の位相比較信号を合算してエラー信号を検出するように
設けられることもできる。すなわち、外側及び内側受光
領域A1'、A2'の検出信号a1'、a2'は第1演算器
1161に入力され、この第1演算器1161は内側受
光領域A2'の検出信号a2'を所定ゲイン(k)で増幅
させた後に、これを外側受光領域A1'の検出信号a1'
と合算する。したがって、その出力信号は(a1'+k*
a2')となる。
【0074】残りの受光領域B1'、B2'、C1'、C
2'、D1'、D2'の検出信号も第2ないし第4演算器
1162ないし1164に各々入力されて同様に演算さ
れ、前記第2ないし第4演算器1162ないし1164
は各々、その演算信号(b1'+k*b2')(c1'+k
*c2')(d1'+k*d2')を出力する。このとき、
タンゼンシャル方向の一方の同一線上に位置した受光領
域(A1'、A2')(B1'、B2')で各々検出され第
1及び第2演算器1161、1162で演算された信号
は第1位相比較器1165でその位相が互いに比較され
る。また、タンゼンシャル方向の他方の同一線上に位置
した受光領域(C1'、C2')(D1'、D2')で各々
検出され第3及び第4演算器1163及び1164で演
算された信号は第2位相比較器1167でその位相が互
いに比較される。
【0075】そして、前記第1及び第2位相比較器11
65及び1167から出力される位相比較信号は加算器
1169で合算されて、その加算器1169からはエラ
ー信号が出力される。このような構成を有する回路部1
050は外側及び内側受光領域の検出信号をその内側受
光領域の検出信号に所定ゲインを与えた後に合算し、ラ
ジアル方向に沿って位置した受光領域からの信号の位相
を比較するため、外側及び内側受光領域の検出信号間の
信号歪みが補正される。
【0076】図27、図30ないし図32の回路部12
50は一方の対角線方向に位置した内側受光領域の検出
信号の和信号及び/又はその外側受光領域の検出信号の
和信号を所定ゲインで増幅させ、他方の対角線方向に位
置した内側受光領域の検出信号の和信号及び/又は外側
受光領域の検出信号の和信号と前記増幅された信号との
位相を互いに比較してエラー信号を検出する。例えば、
図27を参照すれば、回路部1250は、第2対角線方
向に位置した外側受光領域B1'、D1'の検出信号b
1'、d1'の和信号(b1'+d1')を所定ゲイン
(k)で増幅させる増幅器1260と、第1対角線方向
に位置した外側受光領域A1'、C1'の検出信号a
1'、c1'の和信号(a1'+c1')と前記増幅器12
60の出力信号との位相を互いに比較してエラー信号を
検出する位相比較器1251とを含んでなる。このと
き、前記ゲイン(k)は一定した常数値である。
【0077】このようなエラー信号検出装置は、図2及
び図3に示された従来の方式と同様に、対角線方向に位
置した受光領域の検出信号を一応合算するようになって
いる。ところが、本発明による前記位相比較器1251
から出力されるトラッキングエラー信号(TES)を示
した図28と図3に示されたような従来の方式により検
出されるトラッキングエラー信号(TES')を示した
図29のグラフを互いに比較してみるとき、0次回折光
のみが受光される領域と、±1次回折光及び0次回折光
が受光される領域とを区切る本発明により検出されるト
ラッキングエラー信号が従来に比べて信号サイズ、すな
わち、ゲインも遥かに大きく、かつノイズが顕著に減る
ことが分かる。
【0078】ここで、図27の回路部1250は、内側
受光領域A2'、B2'、C2'、D2'の検出信号からエ
ラー信号を検出するように接続できる。図30を参照す
れば、回路部1250は、内側又は外側受光領域の検出
信号のみを用いてエラー信号を検出する代わりに、内側
及び外側受光領域A2'、B2'、C2'、D2'、A
1'、B1'、C1'、D1'の検出信号a2'、b2'、c
2'、d2'、a1'、b1'、c1'、d1'をいずれも用
いてエラー信号を検出するように設けられることも可能
である。
【0079】すなわち、前記回路部1250は、第2対
角線方向に位置した外側受光領域B1'、D1'の検出信
号b1'、d1'の和信号及びその内側受光領域B2'、
D2'の検出信号b2'、d2'の和信号を各々所定ゲイ
ン(k)(k1)で増幅させる第1及び第2増幅器12
60及び1265と、第1対角線方向に位置した外側受
光領域A1'、C1'の検出信号a1'、c1'の和信号と
前記第1増幅器1260の出力信号間の位相を互いに比
較して外側受光領域A1'、B1'、C1'、D1'からの
位相比較信号を検出する第1位相比較器1251と、第
1対角線方向に位置した内側受光領域A2'、C2'の検
出信号a2'、c2'の和信号と前記第2増幅器1265
の出力信号間の位相を互いに比較して内側受光領域A
2'、B2'、c2'、D2'からの位相比較信号を検出す
る第2位相比較器1255と、前記第1及び第2位相比
較器1250、1255の位相比較信号を合算してエラ
ー信号を出力する加算器1270とを含んでなる。
【0080】一方、図27の回路部1250は、図31
に示されたように、一行、例えば、第4行に位置した外
側受光領域C1'、D1'の出力端に遅延器1240をさ
らに具備することもできる。この場合、前記外側受光領
域C1'、D1'の検出信号c1'、d1'は前記遅延器1
240を経由しながら時間遅延された信号c11'、d
11'に変換され、この時間遅延された信号c11'、d
11'が第1行に位置した外側受光領域A1'、B1'の
検出信号a1'、b1'と各々合算されて、図27でのよ
うに、前記位相比較器1251及び増幅器1260に入
力される。
【0081】前述したように一行に位置した外側受光領
域C1'、D1'の検出信号c1'、d1'を時間遅延させ
てこれから図31に示されたようにエラー信号を検出す
れば、記録媒体毎に実質的に存在するピット深さの差に
より対角線方向の和信号間に発生する位相差オフセット
によって対物レンズ(図示せず)のシフト時に引き起こ
されるエラー信号のオフセットが補正されてより高精度
で、且つ高確度のエラー信号を検出可能になる。すなわ
ち、記録媒体のピット深さに誤差が発生する場合、従来
の装置では各対角線方向の検出信号をそのまま和した後
に互いに差動してエラー信号を検出するため、信号劣化
が大いに起こる。これに対し、本発明による回路部12
50は、同一の対角線上に位置した受光領域の検出信号
を先に演算した後にこれらの間の位相差を検出するもの
の、前述したような時間遅延及び増幅過程を通じてエラ
ー信号を検出するので、このようなピット深さの変化に
伴う信号歪みによる位相劣化の問題が大幅に改善されて
レンズシフトが発生する場合であっても、オフセットが
大いに低減されたエラー信号を検出することができる。
【0082】図32を参照すれば、前記回路部1250
は、一行、例えば、第4行に位置した外側受光領域C
1'、D1'及びその各内側受光領域C2'、D2'の検出
信号c1'、d1'、c2'、d2'を時間遅延させ、この
時間遅延信号c11'、d11'、c22'、d22'とそ
の各対角線方向に位置した受光領域A1'、B1'、A
2'、B2'の検出信号a1'、b1'、a2'、b2'を適
宜に演算した後に、その演算信号間の位相を比較してエ
ラー信号を検出するように設けられれることが可能であ
る。すなわち、タンゼンシャル方向に配置されている受
光領域C1'、C2'、D1'、D2'の検出信号c1'、
c2'、d1'、d2'は遅延器1240を経由しながら
時間遅延信号c11'、c22'、d11'、d22'に変
換される。
【0083】前記時間遅延器1240を経由した外側及
び内側受光領域C1'、C2'の時間遅延信号c11'、
c22'とその対角線方向に位置した外側及び内側受光
領域A1'、A2'の検出信号a1'、a2'は第1演算器
1280に入力される。前記第1演算器1280は内側
受光領域A2'、C2'の検出信号からの和信号(a2'
+c22')を所定ゲイン(k1)で増幅させ、外側受
光領域A1'、C1'の検出信号からの和信号(a1'+
c11')と前記増幅信号とを合算する。前記時間遅延
器1240を経由した他の外側及び内側受光領域D
1'、D2'の時間遅延信号d11'、d22'とその対角
線方向に位置した外側及び内側受光領域B1'、B2'の
検出信号b1'、b2'は第2演算器1285に入力され
る。前記第2演算器1285は、内側受光領域B2'、
D2'の検出信号からの和信号(b2'+d22')を所
定ゲイン(k2)で増幅させ、外側受光領域B1'、D
1'の検出信号からの和信号(b1'+d11')と前記
増幅信号とを合算する。
【0084】前記第2演算器1285から出力される信
号は再び増幅器1289で所定ゲイン(k)で増幅され
る。そして、前記第1演算器1280から出力される信
号及び前記増幅器1289から出力される信号は位相比
較器1251に入力されて互いに位相が比較され、前記
位相比較器1251からエラー信号が出力される。この
実施形態において、好ましくは、前記ゲイン(k)は一
定した値であり、零でない。図32の回路部1250で
ゲイン(k1)(k2)が零であれば、図31のように
なる。図32のような構成を有する回路部1250から
出力されるエラー信号は、図31でのように、記録媒体
のピット深さに誤差が発生する場合であっても、前述し
たような時間遅延及び増幅過程を通じて信号歪みが相殺
されて、レンズシフトが発生する場合であっても、オフ
セットが大いに低減されたエラー信号を検出することが
できる。
【0085】以上では、8個の受光領域A1'、A2'、
B1'、B2'、C1'、C2'、D1'、D2'からなる光
検出器1000を採用してエラー信号を検出するエラー
信号検出装置の各種の実施形態について説明した。図3
3を参照すれば、本発明のさらに他の実施形態によるエ
ラー信号検出装置は、その行方向及び列方向が記録媒体
のラジアル方向及びタンゼンシャル方向に略平行した2
×2行列をなし、反時計回り方向に配列された4個の受
光領域A,B、C、Dを具備する光検出器1300及び
前記光検出器1300の検出信号からエラー信号を検出
する回路部1350を含んでなる。
【0086】前記受光領域A、B、C、Dはラジアル方
向に互いに所定間隔(L1)離隔されており、またタン
ゼンシャル方向に互いに所定間隔(L2)離隔されて記
録媒体から反射されて入射する光の一部領域を受光しな
いように設けられている。このとき、好ましくは、前記
受光領域A、B、C、Dのタンゼンシャル方向への離隔
距離(L1)は、図23の内側受光領域A2'、B2'、
C2'、D2'のタンゼンシャル方向に沿った幅と略同一
に設けられる。前記第1ないし第4受光領域A、B、
C、Dの検出信号a、b、c、d間の位相関係は、実質
的に図5又は図23の外側受光領域間のそれと同様であ
る。但し、第1ないし第4受光領域A、B、C、Dを互
いに所定間隔離隔されるように配置することで記録媒体
で反射/回折されて入射する光の一部領域を受光してエ
ラー信号を検出すると、エラー信号の歪みがさらに改善
されて、高確度のエラー信号を検出することができる。
【0087】ここで、好ましくは、この実施形態による
エラー信号検出装置が傾斜エラー検出転用専用である場
合、前記光検出器1300は光ピックアップの対物レン
ズにより記録媒体に光スポットとして結ばれ反射された
光のうち一部を検出するように配置される。例えば、図
1でのような光ピックアップの光学系構造でビームスプ
リッタ5のような光路変換手段と光検出レンズ8との間
の光経路上に他の光分岐手段を位置させて、この光分岐
手段により記録媒体で反射/回折された光の一部を分岐
し、この分岐光を受光するように前述したような傾斜エ
ラー検出用光検出器1300を配置すれば良い。この場
合、光記録再生機器は、情報信号検出用光検出器(図1
の9)と前述したような傾斜エラー信号検出用光検出器
1300を別途に具備する。もちろん、前記第1ないし
第4受光領域A、B、C、Dからなる前記光検出器13
00を記録媒体で反射/回折された光の一部のみを受光
して情報再生信号を検出する情報信号検出用及びエラー
信号検出用の兼用で使用することも可能である。
【0088】前記回路部1350は、図33に示された
ように、タンゼンシャル方向の同一線上に位置した受光
領域、すなわち、第1行に位置した受光領域A、Bの検
出信号a、b、第2行に位置した受光領域C、Dの検出
信号c、d間の位相を各々互いに比較した後に、その位
相比較信号を合算してエラー信号を検出するように設け
られることができる。この場合、回路部1350の構成
及びエラー信号検出過程は図23と実質的に同様なた
め、同一の参照符号を付してそれについての詳細な説明
は省略する。前記回路部1350は、同一列に位置した
受光領域の検出信号間の位相を先に比較した後に、それ
からエラー信号を検出するように設けられることができ
る。例えば、前記回路部1350は、第2列に位置した
第1及び第4受光領域A、Dの検出信号a、dを入力さ
れてその位相を比較する位相比較器1051と、第1列
に位置した第3及び第2受光領域B、Cの検出信号b、
cを入力されてその位相を比較する位相比較器1053
と、前記位相比較器1051、1053から入力される
位相比較信号を合算する合算器1059とを具備する。
【0089】このように、タンゼンシャル方向に対して
同一線上に位置した受光領域の検出信号間の位相を比較
した信号を合算してエラー信号を検出すれば、狭トラッ
クを有する高密度ディスクでその隣接トラックによるク
ロストークに起因したノイズが大いに低減されたエラー
信号を検出することができる。トラッキングサーボが動
作して光スポットがオントラック位置を追従する間に、
前記回路部1350から出力される信号は傾斜エラー信
号となる。もちろん、傾斜エラーが発生しないように制
御される場合、この実施形態のエラー信号検出装置はト
ラッキングエラー信号検出装置として使用できる。ここ
で、図33及び図34の回路部1350は、前述した実
施形態で説明した回路部などのように各種に変形でき
る。
【0090】他の実施形態として、前記回路部1350
は、図35に示されたように、一方の対角線方向に位置
した受光領域B、Dの検出信号b、dの和信号を所定ゲ
イン(k)で増幅させ、他方の対角線方向に位置した受
光領域A、Cの検出信号a、cの和信号と前記増幅信号
との間の位相を互いに比較してエラー信号を検出するよ
うに設けられることもできる。このとき、回路部135
0の構成及びエラー信号検出過程は図27と実質的に同
様なため、同一の参照符号を付してそれについての詳細
な説明は省略する。ここで、図35の回路部1350
は、図36に示されたように、一行、例えば、第2行に
位置した受光領域C、Dの検出信号c、dを遅延させて
時間遅延信号b'、c'を出力する遅延器1240をさら
に具備できる。このように遅延器1240を具備する回
路部1350の構成及びエラー信号検出過程は図31と
実質的に同様なため、同一の参照符号を付してそれにつ
いての詳細な説明は省略する。
【0091】ここで、図33ないし図36に採用される
光検出器1300は、図37ないし図39に示されたよ
うな構成を有することもできる。例えば、前記光検出器
1300は、記録媒体で反射/回折された0次回折光の
中心に近接した領域を主として検出するように、図37
に示されたように、その第1ないし第4受光領域A'、
B'、C'、D'がタンゼンシャル方向にのみ互いに所定
間隔(L1)離隔されるように配置できる。また、前記
光検出器1300は、図38に示されたように、その第
1ないし第4受光領域A"、B"、C"、D"がラジアル方
向にのみ互いに所定間隔(L2)離隔されるように配置
できる。このとき、図37での第1及び第2受光領域
A'、B'は図33ないし図36の光検出器の第1及び第
2受光領域A、B間の離隔領域に該当し、第3及び第4
受光領域C'、D'は図33ないし図36の光検出器の第
3及び第4受光領域C、D間の離隔領域に該当する。
【0092】同様に、図38での第1及び第4受光領域
A"、D"は図33ないし図36の光検出器の第1及び第
4受光領域A、D間の離隔領域に該当し、第2及び第3
受光領域B"、C"は図33ないし36の光検出器の第2
及び第3受光領域B、C間の離隔領域に該当する。した
がって、前記第1ないし第4受光領域A'、B'、C'、
D'は図5の内側受光領域がタンゼンシャル方向に互い
に離隔されるように配置された場合に該当するものであ
って、その第1ないし第4受光領域A'、B'、C'、D'
の検出信号a'、b'、c'、d'間の位相関係は実質的に
図5の内側受光領域の検出信号間の位相関係に類似して
いる。
【0093】また、前記第1ないし第4受光領域A"、
B"、C"、D"の検出信号a"、b"、c"、d"間の位相
関係は実質的に図24の内側受光領域の検出信号間の位
相関係に類似している。このとき、図37及び図38の
光検出器1300は、図面に二点鎖線で示されたL字状
の受光領域をさらに含んで8分割構造を有する場合、記
録媒体の情報再生信号検出器兼用に使用できることはも
ちろんである。ここで、図37及び図38において、第
1ないし第4受光領域の構造は、図33でL字状の内側
受光領域を図37及び図38の第1ないし第4受光領域
の境界部分と同一の位置でラジアル方向及びタンゼンシ
ャル方向に平行した方向に分割したとき、その第1ない
し第4受光領域間の分割領域に該当する。したがって、
本発明によるエラー信号検出装置のための光検出器13
00として、図39に示されたように、図33ないし図
38の受光領域構造をいずれも含むようになった16分
割構造を具備する場合、図33ないし図38での第1な
いし第4受光領域は、前記16分割構造から一部の受光
領域を選択して使用したことに該当する。
【0094】このとき、前記16分割構造の光検出器1
000は記録媒体の情報再生信号検出用に兼用できる。
ここで、以上のような図33ないし図39の光検出器1
300でラジアル方向及び/又はタンゼンシャル方向に
沿った第1ないし第4受光領域間の離隔距離(L1及び
/又はL2)は、記録媒体で反射/回折されて受光され
る0次回折光の直径に対して略10%ないし80%間の
値になり得る。好ましくは、このような離隔距離L1、
L2は、記録媒体のトラックピッチ、ピット幅、ピット
長、対物レンズの開口数、光源の出射光波長及びタンゼ
ンシャルチルトなどに対して最適化されるように決定さ
れる。したがって、図33ないし図39を参照して説明
した本発明のさらに他の実施形態による光記録再生機器
用エラー信号検出装置は、結果としてラジアル傾斜エラ
ー信号及び/又はトラッキングエラー信号を検出するこ
とができる。
【0095】ここで、前記光検出器1300に代えて、
図40に示されたように、その第1ないし第4受光領域
A、B、C、Dが記録媒体で反射/回折されて受光され
る0次回折光の中心領域を受光するように互いに近接し
て配置された光検出器1400を具備することもでき
る。この場合、前記第1ないし第4受光領域A、B、
C、Dの検出信号a、b、c、d間の位相関係は実質的
に図5又は図23の第1ないし第4受光領域の検出信号
間の位相関係と同様である。
【0096】また、前記光検出器1300に代えて、図
41に示されたように、その第1ないし 第4受光領域
A、B、C、Dがラジアル方向に互いに離隔されるよう
に配置された光検出器1500を具備することもでき
る。この場合、前記第1ないし第4受光領域A、B、
C、Dは実質的に図5ないし図22の外側受光領域A
2、B2、C2、D2と同様である。また、前記光検出
器1300に代えて、図42の光検出器1600が採用
されることもできる。前記光検出器1600は、その受
光領域A、B、C、Dがタンゼンシャル方向にのみ互い
に所定間隔離隔されるように配置されている。前記受光
領域A、B、C、Dは、図23の外側受光領域A1'、
B1'、C1'、D1'の構成と実質的に同様である。
【0097】以上の本発明の実施形態によるエラー信号
検出装置において、好ましくは、オントラック時に検出
される傾斜エラー信号は、オントラック時に一定の基準
レベルに対して、+1°のラジアルチルト及び−1°の
ラジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々
v1、v2とするとき、(v1-v2)/(v1+v
2)の絶対値の最大値は約0.2以下である。また、好
ましくは、オフトラック時に一定の基準レベルに対し
て、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジアルチル
ト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v3、v4と
するとき、前記v1又はv2の絶対値の最小値は、前記
v3又はv4値の約30%である。
【0098】そして、好ましくは、検出されるトラッキ
ングエラー信号は、記録再生装置のチャンネルクロック
の周期をT、検出された平均位相差時間をΔtとすると
き、記録媒体に記録されたピット又はマーク列の中心か
ら光スポットの中心が0.1μm外れた場合、Δt/T
/の最小値は約0.5である。また、好ましくは、検出
されるトラッキングエラー信号は、前記トラッキングエ
ラー信号の正の最大値をT1、負の最大値をT2とする
とき、(T1-T2)/(T1+T2)の絶対値の最大
値は約0.2である。以上のような本発明によるエラー
信号検出装置において、位相比較器は、入力信号の周波
数帯域によって選択的に遮断又は増幅させる過程、2値
化、2値化した信号の位相を比較、位相比較された信号
を積分する過程を通じて入力信号に対する位相比較信号
を出力する。
【0099】以上でのような本発明の各種の実施形態に
よるエラー信号検出装置の回路部構造において、2個以
上の信号が和されるノードには入力される2個以上の信
号を合算する加算器が採用されることもできる。以上で
のような本発明の実施形態によるエラー信号検出装置の
回路部のうち複数の位相比較器を採用する図5、図8、
図12、図16ないし図20、図23ないし図26、図
30、図33及び図34の回路部は、同一の対角線方向
に位置した受光領域の検出信号が前記複数の位相比較器
の+入力端に入力され、それから検出された複数の位相
比較信号を合算してエラー信号を検出するように設けら
れたものとして図示及び説明されたが、これに限定され
ることはない。すなわち、複数の位相比較器の+入力端
に相異なる対角線方向に位置した受光領域の検出信号が
入力されると、前記回路部はこれを考慮して、加算器に
代えて差動器を具備する。以上でのような本発明の実施
形態による回路部の加算器としては、2以上の入力信号
を和して出力する一般的な加算器又は加算計数器などが
採用される。また、差動器としては、一つの入力信号か
らもう一つの入力信号を減算して出力する減算器又は差
動増幅器などが採用される。
【0100】
【発明の効果】前述したように、本発明による光記録再
生機器用エラー信号検出装置は、光検出器に受光される
光の領域による位相特性を十分考慮して分割受光し、こ
れからエラー信号を検出するので、狭トラックの高密度
ディスクに対して高確度及び高精度の傾斜エラー信号及
び/又はトラッキングエラー信号を検出することができ
る。また、その行方向がラジアル方向、その列方向がタ
ンゼンシャル方向に略平行した4×2行列をなす8分割
光検出器を採用して、タンゼンシャル方向に沿った信号
干渉によるノイズが低減され、ゲインの大きい傾斜エラ
ー信号及び/又はトラッキングエラー信号を検出するこ
とができる。
【0101】さらに、一部の受光領域の検出信号を遅延
させかつ増幅させるようになった回路部を採用すると、
ピット深さの変化に伴う信号歪みによる位相劣化の問題
が大幅に改善されて対物レンズシフトが発生する場合で
あっても、オフセットがほとんど発生しないトラッキン
グエラー信号及び/又は傾斜エラー信号、特に、ラジア
ル傾斜エラー信号を検出することができる。したがっ
て、前述したように、本発明によるエラー信号検出装置
を光記録再生機器に採用すると、相対的に狭トラックを
有する高密度記録媒体の場合であっても、高精度のトラ
ッキング及び/又は傾斜制御が可能である。特に、本発
明によるエラー信号検出装置はROMタイプディスク、
特に、HD-DVD ROMディスクのための光記録再生
機器に有効に採用できる。本発明は図面に示された実施
形態を参照として説明されたが、本発明の技術的な思想
範囲内で各種の実施形態が可能なのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な光ピックアップの一例を概略的に示
した図である。
【図2】 従来の傾斜エラー信号検出装置を示した構成
図である。
【図3】 従来のトラッキングエラー信号検出装置を示
した構成図である。
【図4】 図4(a)は、一般的な高密度記録媒体でラ
ジアル方向に反射/回折される光を示した斜視図、図4
(b)は、一般的な高密度記録媒体でタンゼンシャル方
向に反射/回折される光を示した斜視図である。
【図5】 本発明の一実施形態による光記録再生機器用
エラー信号検出装置を概略的に示した構成図である。
【図6】 トラッキングサーボを動作させないとき、図
5の回路部から出力される信号を示したグラフである。
【図7】 トラッキングサーボを動作させるとき、図5
の回路部から出力される信号を示したグラフである。
【図8】 本発明の他の実施形態による光記録再生機器
用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図である。
【図9】 本発明の他の実施形態による光記録再生機器
用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図である。
【図10】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図11】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図12】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図13】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図14】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図15】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図16】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図17】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図18】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図19】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図20】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図21】 本発明の他の実施形態による光記録再生機
器用エラー信号検出装置を概略的に示した構成図であ
る。
【図22】 本発明の一実施形態による再生信号検出装
置を概略的に示した構成図である。
【図23】 本発明のさらに他の実施形態によるエラー
信号検出装置を概略的に示した構成図である。
【図24】 図23の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図25】 図23の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図26】 図23の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図27】 本発明のさらに他の実施形態によるエラー
信号検出装置を概略的に示した構成図である。
【図28】 図27及び図3から出力されるトラッキン
グエラー信号を示したグラフである。
【図29】 図27及び図3から出力されるトラッキン
グエラー信号を示したグラフである。
【図30】 図27の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図31】 図27の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図32】 図27の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図33】 本発明のさらに他の実施形態によるエラー
信号検出装置を概略的に示した構成図である。
【図34】 図33の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図35】 図33の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図36】 図33の回路部の他の実施形態を示した構
成図である。
【図37】 図33ないし図36の光検出器の他の実施
形態を示した図面である。
【図38】 図33ないし図36の光検出器の他の実施
形態を示した図面である。
【図39】 図33ないし図36の光検出器の他の実施
形態を示した図面である。
【図40】 図33ないし図36の光検出器の他の実施
形態を示した図面である。
【図41】 図33ないし図36の光検出器の他の実施
形態を示した図面である。
【図42】 図33ないし図36の光検出器の他の実施
形態を示した図面である。
【符号の説明】
7…対物レンズ 10…ディスク 30,1000,1300,1600…光検出器 50,150,250,350,450,550,60
0,620,1050,1250,1350…回路部 51,1165…第1位相比較器 53,1167…第2位相比較器 59,455,627,1059,1159…加算器 70…信号中心検出器 151a,151b,1240…遅延器 155,451,603,605,623,625…ゲ
イン調整器 159,609…位相比較器 453…差動器 1060…演算ユニット 1163…第3演算器 1164…第4演算器 1260…増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鄭 鐘三 大韓民国京畿道城南市盆唐区野塔洞339番 地現代アパート835棟1306号 (72)発明者 朴 仁植 大韓民国京畿道水原市勧善区勧善洞1035番 地勧善2次アパート220棟502号 (72)発明者 都 台鎔 大韓民国京畿道水原市八達区靈通洞1054− 3番地凰谷住公1団地アパート144棟1204 号 (72)発明者 徐 仲彦 大韓民国京畿道儀旺市内▲ソン▼2洞633 番地大字アパート7棟108号

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体で反射/回折された光を受光す
    る情報信号検出用光検出器、及び前記光検出器の検出信
    号を演算してエラー信号を検出する回路部を具備し、 前記光検出器は、 前記記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼンシャ
    ル方向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向とする
    とき、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光を各
    々独立して光電変換するように、その行方向及び列方向
    が各々前記ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に対応
    する方向に略平行した2×4行列配置をなす8個の受光
    領域を具備し、前記8個の受光領域は、4個の内側受光
    領域及びその外側に各々位置した4個の外側受光領域か
    らなり、 前記回路部は、 同一の行に位置した内側及び/又は外側受光領域の検出
    信号間の位相を各々互いに比較した後に、その複数の位
    相比較信号から傾斜エラー信号及び/又はトラッキング
    エラー信号を得るように設けられたことを特徴とする光
    記録再生機器用エラー信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記回路部は、 第1行に位置した一対の内側又は外側受光領域の検出信
    号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を出力す
    る第1位相比較器と、 第2行に位置した残りの一対の内側又は外側受光領域の
    検出信号間の位相を互いに比較してその位相比較信号を
    出力する第2位相比較器と、 前記第1及び第2位相比較器からの位相比較信号を合算
    又は差動する演算器とを含むことを特徴とする請求項1
    に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  3. 【請求項3】 前記回路部は、 第1又は第2行に位置した一対の内側又は外側受光領域
    の検出信号を遅延させて第1又は第2位相比較器に入力
    させる複数の遅延器をさらに具備して、記録媒体のピッ
    ト深度差によるエラー信号の位相劣化を防止するように
    なったことを特徴とする請求項2に記載の光記録再生機
    器用エラー信号検出装置。
  4. 【請求項4】 前記回路部は、 第1行に位置した一方の内側受光領域とその外側受光領
    域の検出信号の第1和信号と、他方の内側受光領域とそ
    の外側受光領域の検出信号の第2和信号との位相を比較
    する第1位相比較器と、 第2行に位置した一方の内側受光領域とその外側受光領
    域の検出信号の第3和信号と、他方の内側受光領域とそ
    の外側受光領域の検出信号の第4和信号との位相を比較
    する第2位相比較器と、 前記第1及び第2位相比較器で出力された信号を合算又
    は差動する演算器と、を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  5. 【請求項5】 前記回路部は、 内側及び外側受光領域の検出信号の振幅差を補正するよ
    うに内側又は外側受光領域の検出信号を所定ゲインで増
    幅させる複数のゲイン調整器をさらに具備することを特
    徴とする請求項4に記載の光記録再生機器用エラー信号
    検出装置。
  6. 【請求項6】 対物レンズと記録媒体との相対的な傾斜
    による前記回路部で出力される信号のエンベロープ又は
    前記回路部で出力される信号の中心値の変化を検出する
    検出器をさらに具備して、トラッキングサーボの非動作
    時にも傾斜エラー信号を検出可能になったことを特徴と
    する請求項1から5のいずれか一項に記載の光記録再生
    機器用エラー信号検出装置。
  7. 【請求項7】 前記回路部は、 第1行に位置した一対の外側受光領域の検出信号間の位
    相及びその内側受光領域の検出信号間の位相を各々互い
    に比較してその位相比較信号を出力する第1及び第2位
    相比較器と、 第2行に位置した一対の外側受光領域の検出信号間の位
    相及びその内側受光領域の検出信号間の位相を各々互い
    に比較してその位相比較信号を出力する第3及び第4位
    相比較器と、 前記第1及び第3位相比較器からの外側受光領域の検出
    信号による位相比較信号を合算又は差動して第1位相信
    号を出力する第1演算器と、 前記第2及び第4位相比較器からの内側受光領域の検出
    信号による位相比較信号を合算又は差動して第2位相信
    号を出力する第2演算器と、 前記第1及び第2演算器から入力される第1及び第2位
    相信号を差動又は合算してエラー信号を出力する第3演
    算器とを含むことを特徴とする光記録再生機器用エラー
    信号検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第3演算器は傾斜エラー信号を出力
    し、 前記回路部は、前記第1及び第2位相比較器から入力さ
    れる第1及び第2位相信号を合算又は差動してトラッキ
    ングエラー信号を出力する第4演算器をさらに含むこと
    を特徴とする請求項7に記載の光記録再生機器用エラー
    信号検出装置。
  9. 【請求項9】 前記回路部は、 前記第1及び第2演算器から出力される第1及び第2位
    相信号の振幅差を補正するように第1又は第2演算器の
    出力端に前記第1又は第2位相信号を所定ゲインで増幅
    させるゲイン調整器をさらに具備することを特徴とする
    請求項7又は8に記載の光記録再生機器用エラー信号検
    出装置。
  10. 【請求項10】 オントラック時に一定の基準レベルに
    対し、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジアルチ
    ルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v1、v2
    とするとき、 (v1-v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は約
    0.2以下、及び/又はオフトラック時に一定の基準レ
    ベルに対し、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジ
    アルチルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v
    3、v4とするとき、前記v1又はv2の絶対値の最小
    値は、前記v3又はv4値の約30%であることを特徴
    とする請求項1〜5、7、8のいずれか一項に記載の光
    記録再生機器用エラー信号検出装置。
  11. 【請求項11】 検出されるトラッキングエラー信号
    は、チャンネルクロックの周期をT、検出された平均位
    相差時間をΔtとするとき、記録媒体に記録された情報
    列の中心から光スポットの中心が0.1μm外れた場
    合、Δt/Tの最小値が0.5になるようになったこと
    を特徴とする請求項1〜5、7、8のいずれか一項に記
    載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  12. 【請求項12】 前記トラッキングエラー信号の正の最
    大値をT1、負の最大値をT2とするとき、(T1-T
    2)/(T1+T2)の絶対値の最大値が0.2になる
    ようになったことを特徴とする請求項1から5、7及び
    8のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信号
    検出装置。
  13. 【請求項13】 前記光検出器の内側受光領域はラジア
    ル方向に幅が狭く、タンゼンシャル方向に幅が広い形状
    であり、ラジアル方向に沿った全体幅が記録媒体で反射
    /回折されて入射する0次回折光の約10%〜80%を
    受光するように設けられたことを特徴とする請求項1〜
    5、7、8のいずれか一つに記載の光記録再生機器用エ
    ラー信号検出装置。
  14. 【請求項14】 前記内側受光領域はそのラジアル方向
    に沿った全体幅が記録媒体で反射/回折された±1次回
    折光と重ならない0次回折光部分又は±1次回折光と同
    時に重なる0次回折光部分を受光するように設けられた
    ことを特徴とする請求項13に記載の光記録再生機器用
    エラー信号検出装置。
  15. 【請求項15】 記録媒体で反射/回折された光を受光
    する情報信号検出用光検出器、及び前記光検出器の検出
    信号を演算してエラー信号を検出する回路部を具備し、 前記光検出器は、 前記記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼンシャ
    ル方向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向とする
    とき、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光を各
    々独立して光電変換するように、その行方向及び列方向
    が各々前記ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に対応
    する方向に約平行した2×4行列配置をなす8個の受光
    領域を具備し、前記8個の受光領域は、4個の内側受光
    領域とその外側に各々位置した4個の外側受光領域から
    なり、 前記回路部は、 第1対角線方向に位置した内側及び/又は外側受光領域
    の検出信号を所定ゲインで増幅させ、その増幅信号と第
    2対角線方向に位置した内側及び/又は外側受光領域の
    検出信号との位相を比較して、その位相比較信号から傾
    斜エラー信号及び/又はトラッキングエラー信号を得る
    ように設けられたことを特徴とする光記録再生機器用エ
    ラー信号検出装置。
  16. 【請求項16】 前記回路部は、第1対角線方向に位置
    した内側又は外側受光領域の検出信号の和信号を所定ゲ
    インで増幅させるゲイン調整器と、 前記ゲイン調整器で出力される信号と、これに対応する
    ように第2対角線方向に位置した内側又は外側受光領域
    の検出信号の和信号間の位相を互いに比較して位相比較
    信号を出力する位相比較器とを含むことを特徴とする請
    求項15に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装
    置。
  17. 【請求項17】 前記回路部は、 前記和信号のうちいずれか一つの和信号を時間遅延させ
    る遅延器をさらに具備して、記録媒体のピット深度差に
    よるエラー信号の位相劣化を防止するようになったこと
    を特徴とする請求項16に記載の光記録再生機器用エラ
    ー信号検出装置。
  18. 【請求項18】 前記回路部は、 一行上の第1対角線方向に位置した一つの内側又は外側
    受光領域の検出信号を時間遅延させる第1遅延器と、 一行上の第2対角線方向に位置した一つの内側又は外側
    受光領域の検出信号を時間遅延させる第2遅延器と、 前記第1遅延器の出力信号とこれに対応するように第1
    対角線方向に位置した残りの内側又は外側受光領域の検
    出信号を合算した第1和信号と、前記第2遅延器の出力
    信号とこれに対応するように第2対角線方向に位置した
    残りの内側又は外側受光領域の検出信号を合算した第2
    和信号間の位相を互いに比較して出力する位相比較器と
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の光記録再生
    機器用エラー信号検出装置。
  19. 【請求項19】 前記回路部は、 前記第1又は第2和信号を所定ゲインで増幅させるゲイ
    ン調整器をさらに具備することを特徴とする請求項18
    に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  20. 【請求項20】 前記回路部は、 第1対角線方向に位置した内側受光領域の検出信号の第
    1和信号とその外側受光領域の検出信号の第2和信号を
    各々所定ゲインで増幅させる第1及び第2ゲイン調整器
    と、 第2対角線方向に位置した内側受光領域の検出信号の第
    3和信号と前記第1ゲイン調整器の出力信号、その外側
    受光領域の検出信号の第4和信号と前記第2ゲイン調整
    器の出力信号との位相を各々互いに比較して位相比較信
    号を出力する第1及び第2位相比較器と、 前記第1及び第2位相比較器から入力される信号を差動
    又は合算してエラー信号を出力する第1演算器とを含む
    ことを特徴とする請求項15に記載の光記録再生機器用
    エラー信号検出装置。
  21. 【請求項21】 第1及び第2和信号又は第3及び第4
    和信号を時間遅延させる第1及び第2遅延器をさらに具
    備することを特徴とする請求項20に記載の光記録再生
    機器用エラー信号検出装置。
  22. 【請求項22】 前記回路部は、前記光検出器の内側及
    び外側受光領域の分割比率による前記第1及び第2位相
    比較器から出力される位相比較信号の振幅差を補正する
    ように、前記第1及び/又は第2位相比較器の出力端に
    そこから出力される位相比較信号を所定ゲインで増幅さ
    せる第3ゲイン調整器をさらに具備することを特徴とす
    る請求項20に記載の光記録再生機器用エラー信号検出
    装置。
  23. 【請求項23】 前記第1演算器は、第1及び第2位相
    比較器から入力される位相比較信号を差動又は合算して
    傾斜エラー信号を出力し、 前記回路部は、前記第1及び第2位相比較器から入力さ
    れる位相比較信号を合算又は差動してトラッキングエラ
    ー信号を出力する第2演算器をさらに含むことを特徴と
    する請求項20から22のいずれか一項に記載の光記録
    再生機器用エラー信号検出装置。
  24. 【請求項24】 前記回路部は、 一行に位置した内側及び外側受光領域の検出信号を各々
    時間遅延させる第1ないし第4遅延器と、 他行の第1対角線方向に位置した内側及び外側受光領域
    の検出信号とこれに対応するように一行の第1対角線方
    向に位置した内側及び外側受光領域の検出信号の遅延信
    号を各々合算して第1及び第2和信号を出力する第1及
    び第2加算器と、 他行の第2対角線方向に位置した内側及び外側受光領域
    の検出信号とこれに対応するように一行の第2対角線方
    向に対応する内側及び外側受光領域の検出信号の遅延信
    号を各々合算して第3及び第4和信号を出力する第3及
    び第4加算器と、 第1及び第2和信号を合算した信号を所定ゲインで増幅
    させる第1ゲイン調整器と、 前記第1ゲイン調整器から出力された信号と前記第3及
    び第4和信号を合算した信号との位相を比較する位相比
    較器とを含むことを特徴とする請求項15に記載の光記
    録再生機器用エラー信号検出装置。
  25. 【請求項25】 前記回路部は、 前記第1又は第2和信号を所定ゲインで増幅させる第2
    ゲイン調整器をさらに具備することを特徴とする請求項
    24に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  26. 【請求項26】 前記回路部は、 第1対角線方向に位置した外側受光領域の検出信号の和
    信号と第2対角線方向に位置した外側受光領域の検出信
    号の和信号との位相を互いに比較して出力する第1位相
    比較器と、 第1対角線方向に位置した内側受光領域の検出信号の和
    信号と第2対角線方向に位置した内側受光領域の検出信
    号との和信号の位相を互いに比較して出力する第2位相
    比較器と、 前記第1及び第2位相比較器からの位相比較信号を合算
    又は差動する演算器とを含むことを特徴とする請求項1
    5に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  27. 【請求項27】 前記光検出器の内側受光領域はラジア
    ル方向に幅が狭く、タンゼンシャル方向に幅が広い形状
    であり、そのラジアル方向に沿った全体幅が記録媒体で
    反射/回折されて入射する0次回折光の約10%〜80
    %を受光するように設けられたことを特徴とする請求項
    15〜22、24〜26のいずれか一項に記載の光記録
    再生機器用エラー信号検出装置。
  28. 【請求項28】 前記内側受光領域はそのラジアル方向
    に沿った全体幅が記録媒体で反射/回折された前記±1
    次回折光と重ならない0次回折光部分又は±1次回折光
    と同時に重なる0次回折光部分を受光するように設けら
    れたことを特徴とする請求項27に記載の光記録再生機
    器用エラー信号検出装置。
  29. 【請求項29】 対物レンズと記録媒体との相対的な傾
    斜による前記回路部から出力される信号のエンベロープ
    又は前記回路部から出力される信号の中心値の変化を検
    出する検出器をさらに具備して、トラッキングサーボの
    非動作時にも傾斜エラー信号を検出可能になったことを
    特徴とする請求項15〜19、24〜26のいずれか一
    項に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  30. 【請求項30】 オントラック時に一定の基準レベルに
    対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジアル
    チルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v1、v
    2とするとき、 (v1-v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は約
    0.2以下、及び/又はオフトラック時に一定の基準レ
    ベルに対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラ
    ジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v
    3、v4とするとき、 前記v1又はv2の絶対値の最小値は、前記v3又はv
    4値の約30%であることを特徴とする請求項15〜2
    2、24〜26のいずれか一項に記載の光記録再生機器
    用エラー信号検出装置。
  31. 【請求項31】 チャンネルクロックの周期をT、検出
    された平均位相差時間をΔtとするとき、記録媒体に記
    録された情報列の中心から光スポットの中心が0.1μ
    m外れた場合、Δt/Tの最小値が0.5になるように
    なったことを特徴とする請求項15〜22、24〜26
    のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信号検
    出装置。
  32. 【請求項32】 前記トラッキングエラー信号の正の最
    大値をT1、負の最大値をT2とするとき、(T1-T
    2)/(T1+T2)の絶対値の最大値が0.2になる
    ようになったことを特徴とする請求項15〜22、24
    〜26のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー
    信号検出装置。
  33. 【請求項33】 記録媒体で反射/回折された光を受光
    する光検出器、及び前記光検出器の検出信号を演算して
    エラー信号を検出する回路部を具備し、 前記光検出器は、記録媒体に記録された情報列の方向を
    タンゼンシャル方向、前記情報列と直角の方向をラジア
    ル方向とするとき、前記記録媒体で反射/回折されて入
    射する光の一部領域を受光して入射光を各々独立して光
    電変換するように、その行方向及び列方向が前記ラジア
    ル方向及びタンゼンシャル方向に対応する方向に約平行
    した2×2行列をなすように反時計回り方向に配置され
    た第1ないし第4受光領域を含み、 前記回路部は、同一の行又は列に位置した受光領域の検
    出信号間の位相を各々互いに比較した後に、その位相比
    較信号から傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラ
    ー信号を検出可能に設けられたことを特徴とする光記録
    再生機器用エラー信号検出装置。
  34. 【請求項34】 前記第1ないし第4受光領域は、前記
    ラジアル方向及び/又はタンゼンシャル方向に対応する
    方向にL2及び/又はL1だけ互いに離隔されて配置さ
    れたことを特徴とする請求項33に記載の光記録再生機
    器用エラー信号検出装置。
  35. 【請求項35】 前記第1ないし第4受光領域の前記ラ
    ジアル方向及び/又はタンゼンシャル方向に対応する方
    向に沿った離隔距離は、記録媒体で反射/回折された0
    次回折光直径の約10%〜80%範囲であることを特徴
    とする請求項34に記載の光記録再生機器用エラー信号
    検出装置。
  36. 【請求項36】 前記第1ないし第4受光領域は、 記録媒体で反射/回折された0次回折光の中心領域を受
    光するように互いに近接して配置されたことを特徴とす
    る請求項33に記載の光記録再生機器用エラー信号検出
    装置。
  37. 【請求項37】 前記回路部は、 一行に位置した第1及び第2受光領域又は一列に位置し
    た第1及び第4受光領域の検出信号間の位相を互いに比
    較してその位相比較信号を出力する第1位相比較器と、 他行に位置した第3及び第4受光領域又は他の列に位置
    した第2及び第3受光領域の検出信号間の位相を互いに
    比較してその位相比較信号を出力する第2位相比較器
    と、 前記第1及び第2位相比較器からの位相比較信号を合算
    又は差動してエラー信号を出力する演算器とを含むこと
    を特徴とする請求項33から36のいずれか一項に記載
    の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  38. 【請求項38】 オントラック時に一定の基準レベルに
    対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジアル
    チルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v1、v
    2とするとき、(v1-v2)/(v1+v2)の絶対
    値の最大値は約0.2以下、及び/又はオフトラック時
    に一定の基準レベルに対して、+1°のラジアルチルト
    及び−1°のラジアルチルト状態で検出された傾斜エラ
    ー信号を各々v3、v4とするとき、 前記v1又はv2の絶対値の最小値は、前記v3又はv
    4値の約30%であることを特徴とする請求項33から
    36のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信
    号検出装置。
  39. 【請求項39】 検出されるトラッキングエラー信号
    は、チャンネルクロックの周期をT、検出された平均位
    相差時間をΔtとするとき、記録媒体に記録された情報
    列の中心から光スポットの中心が0.1μm外れた場
    合、Δt/Tの最小値が0.5になるようになったこと
    を特徴とする請求項33から36のいずれか一項に記載
    の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  40. 【請求項40】 前記トラッキングエラー信号の正の最
    大値をT1、負の最大値をT2とするとき、(T1-T
    2)/(T1+T2)の絶対値の最大値が0.2になる
    ようになったことを特徴とする請求項33から36のい
    ずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装
    置。
  41. 【請求項41】 前記光検出器は、 前記第1ないし第4受光領域の内側又は外側に4個の受
    光領域をさらに具備した少なくとも8分割構造からなっ
    ており、記録媒体の情報信号検出用として使用されるこ
    とを特徴とする請求項33から36のいずれか一項に記
    載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  42. 【請求項42】 記録媒体で反射/回折された光を受光
    する光検出器、及び前記光検出器の検出信号を演算して
    エラー信号を検出する回路部を具備し、前記光検出器
    は、 記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼンシャル方
    向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向とすると
    き、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光の一部
    領域を受光して入射光を各々独立して光電変換するよう
    に、その行方向及び列方向が前記記録媒体のラジアル方
    向及びタンゼンシャル方向に対応する方向に略平行した
    2×2行列をなし、ラジアル方向に対応する方向に所定
    間隔離隔されるように反時計回り方向に配列された第1
    ないし第4受光領域を含み、 前記回路部は、一行に位置した第1及び第2受光領域の
    検出信号を各々位相遅延させる第1及び第2遅延器と、
    第1受光領域の検出信号を位相遅延させた信号とその対
    角線方向に位置した第3受光領域の検出信号とを合算し
    た信号と、第2受光領域の検出信号の位相遅延信号とそ
    の対角線方向に位置した第4受光領域の検出信号とを合
    算した信号の位相を互いに比較する位相比較器とを具備
    して、エラー信号を検出できるようになったことを特徴
    とする光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  43. 【請求項43】 記録媒体で反射/回折された光を受光
    する光検出器、及び前記光検出器の検出信号を演算して
    エラー信号を検出する回路部を具備し、前記光検出器
    は、 前記記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼンシャ
    ル方向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向とする
    とき、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光を各
    々独立して光電変換するように、その行方向及び列方向
    が各々前記ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に対応
    する方向に略平行した4×2行列配置をなす8個の受光
    領域を具備し、前記8個の受光領域は、4個の内側受光
    領域及びその外側に各々位置した4個の外側受光領域か
    らなり、 前記回路部は、 同一の行に位置した内側及び/又は外側受光領域間の位
    相を各々互いに比較した後に、その位相比較信号から傾
    斜エラー信号及び/又はトラッキングエラー信号を検出
    するように設けられたことを特徴とする光記録再生機器
    用エラー信号検出装置。
  44. 【請求項44】 前記回路部は、 第1行に位置した外側受光領域又は第2行に位置した内
    側受光領域の検出信号の位相を互いに比較してその位相
    比較信号を出力する第1位相比較器と、 これに対応するように第4行に位置した外側受光領域又
    は第3行に位置した内側受光領域の検出信号の位相を比
    較してその位相比較信号を出力する第2位相比較器と、 前記第1及び第2位相比較器からの位相比較信号を合算
    又は差動して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエ
    ラー信号を出力する演算器とを含むことを特徴とする請
    求項43に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装
    置。
  45. 【請求項45】 前記回路部は、 第1行に位置した外側受光領域の検出信号間の位相及び
    第4行に位置した外側受光領域の検出信号間の位相を各
    々互いに比較してその位相比較信号を出力する第1及び
    第2位相比較器と、 第2行に位置した内側受光領域の検出信号間の位相及び
    第3行に位置した内側受光領域の検出信号間の位相を各
    々互いに比較してその位相差信号を出力する第3及び第
    4位相比較器と、 前記第1及び第2位相比較器からの位相比較信号を合算
    又は差動して外側受光領域の検出信号による第1エラー
    信号を検出する第1演算器と、 前記第3及び第4位相比較器からの位相比較信号を合算
    又は差動して内側分割の検出信号による第2エラー信号
    を検出する第2演算器と、 前記第1及び第2演算器からの第1及び第2エラー信号
    を合算して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラ
    ー信号を出力する第3演算器とを含むことを特徴とする
    光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  46. 【請求項46】 前記第3演算器は、 第1及び第2演算器から出力される第1及び第2エラー
    信号のうちいずれか一方のエラー信号を所定ゲインで増
    幅させた後に、それらを合算して傾斜エラー信号及び/
    又はトラッキングエラー信号を検出するように設けられ
    たことを特徴とする請求項45に記載の光記録再生機器
    用エラー信号検出装置。
  47. 【請求項47】 前記回路部は、 第1列に位置した一方の内側受光領域の検出信号を所定
    ゲインで増幅させ、これをその外側受光領域の検出信号
    と合算する第1演算器と、 第1列に位置した他方の内側受光領域の検出信号を所定
    ゲインで増幅させ、これをその外側受光領域の検出信号
    と合算する第2演算器と、 第2列に位置した一方の内側受光領域の検出信号を所定
    ゲインで増幅させ、これをその外側受光領域の検出信号
    と合算する第3演算器と、 第2列に位置した他方の内側受光領域の検出信号を所定
    ゲインで増幅させ、これをその外側受光領域の検出信号
    と合算する第4演算器と、 前記第1及び第3演算器から出力される和信号間の位相
    を比較してその位相比較信号を出力する第1位相比較器
    と、 前記第2及び第4演算器から出力される和信号間の位相
    を比較してその位相比較信号を出力する第2位相比較器
    と、 前記第1及び第2位相比較器からの位相比較信号を合算
    又は差動して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエ
    ラー信号を出力する第5演算器とを含むことを特徴とす
    る請求項43に記載の光記録再生機器用エラー信号検出
    装置。
  48. 【請求項48】 検出されるトラッキングエラー信号
    は、 記録再生装置のチャンネルクロックの周期をT、検出さ
    れた平均位相差時間をΔtとするとき、 記録媒体に記録されたピット又はマーク列の中心から光
    スポットの中心が0.1μm外れた場合、Δt/Tの最
    小値は約0.5であることを特徴とする請求項43から
    48のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信
    号検出装置。
  49. 【請求項49】 前記トラッキングエラー信号の正の最
    大値をT1、負の最大値をT2とするとき、(T1-T
    2)/(T1+T2)の絶対値の最大値は約0.2であ
    ることを特徴とする請求項43から48のいずれか一項
    に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  50. 【請求項50】 オントラック時に一定の基準レベルに
    対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジアル
    チルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v1、v
    2とするとき、 (v1-v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は約
    0.2以下、及び/又はオフトラック時に一定の基準レ
    ベルに対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラ
    ジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v
    3、v4とするとき、 前記v1又はv2の絶対値の最小値は、前記v3又はv
    4値の約30%であることを特徴とする請求項43から
    48のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信
    号検出装置。
  51. 【請求項51】 記録媒体で反射/回折された光を受光
    する光検出器、前記光検出器の検出信号を演算してエラ
    ー信号を検出する回路部を具備し、 前記光検出器は、 前記記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼンシャ
    ル方向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向とする
    とき、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光を各
    々独立して光電変換するように、その行方向及び列方向
    が各々前記ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に対応
    する方向に略平行した4×2行列配置をなす8個の受光
    領域を具備し、前記8個の受光領域は、4個の内側受光
    領域及びその外側に各々位置した4個の外側受光領域か
    らなり、 前記回路部は、 一方の対角線方向に位置した内側及び/又は外側受光領
    域の検出信号の和信号を所定ゲインで増幅させ、他方の
    対角線方向に位置した内側及び/又は外側受光領域の検
    出信号の和信号と前記増幅された信号との位相を互いに
    比較して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラー
    信号を検出するようになったことを特徴とする光記録再
    生機器用エラー信号検出装置。
  52. 【請求項52】 前記回路部は、 一方の対角線方向に位置した外側又は内側受光領域の検
    出信号の和信号を所定ゲインで増幅させる増幅器と、 他方の対角線方向に位置した外側又は内側受光領域の検
    出信号の和信号と前記増幅器の出力信号との位相を互い
    に比較して前記傾斜エラー信号及び/又はトラッキング
    エラー信号を検出する位相比較器とを含むことを特徴と
    する請求項51に記載の光記録再生機器用エラー信号検
    出装置。
  53. 【請求項53】 前記回路部は、 一行に位置した外側又は内側受光領域の検出信号を時間
    遅延させ、その時間遅延信号を出力する遅延器をさらに
    具備して、 他行に位置して時間遅延されてない信号と時間遅延され
    た信号との和信号が前記増幅器及び/又は位相比較器に
    入力されるようになったことを特徴とする請求項52に
    記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  54. 【請求項54】 前記回路部は、 一方の対角線方向に位置した外側受光領域の検出信号の
    和信号を所定ゲインで増幅させる第1増幅器と、 前記一方の対角線方向に位置した内側受光領域の検出信
    号の和信号を所定ゲインで増幅させる第2増幅器と、 他方の対角線方向に位置した外側受光領域の検出信号の
    和信号と前記第1増幅器の出力信号との位相を互いに比
    較して位相比較信号を検出する第1位相比較器と、 他方の対角線方向に位置した内側受光領域の検出信号の
    和信号と前記第2増幅器の出力信号との位相を互いに比
    較して位相比較信号を検出する第2位相比較器と、 前記第1及び第2位相比較器の位相比較信号を合算又は
    差動して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラー
    信号を出力する演算器とを含むことを特徴とする請求項
    51に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  55. 【請求項55】 前記回路部は、 一行に位置した一対の外側受光領域及びその各内側受光
    領域の検出信号を時間遅延させて時間遅延信号を出力す
    る遅延器と、 前記遅延器を経由した一方の内側及び外側受光領域の時
    間遅延信号とその対角線方向に位置した内側及び外側受
    光領域の検出信号を入力されて、内側受光領域の検出信
    号からの和信号を所定ゲインで増幅させ、この増幅信号
    を外側受光領域の検出信号からの和信号と合算する第1
    演算器と、 前記遅延期を経由した他方の内側及び外側受光領域の時
    間遅延信号とその対角線方向に位置した内側及び外側受
    光領域の検出信号を入力されて、内側受光領域の検出信
    号からの和信号を所定ゲインで増幅させ、この増幅信号
    を外側受光領域の検出信号からの和信号と合算する第2
    演算器と、 前記第1及び第2演算器のうちいずれか一方の演算器か
    ら出力される信号を所定ゲインで増幅させる増幅器と、 前記第1及び第2演算器のうちいずれか一方の演算器か
    ら出力される信号と前記増幅器の出力信号との位相を互
    いに比較して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエ
    ラー信号を検出する位相比較器とを含むことを特徴とす
    る請求項51に記載の光記録再生機器用エラー信号検出
    装置。
  56. 【請求項56】 検出されたトラッキングエラー信号
    は、記録再生装置のチャンネルクロックの周期をT、検
    出された平均位相差時間をΔtとするとき、記録媒体に
    記録されたピット又はマーク列の中心から光スポットの
    中心が0.1μm外れた場合、Δt/Tの最小値は約
    0.5であることを特徴とする請求項51から55のい
    ずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装
    置。
  57. 【請求項57】 前記トラッキングエラー信号の正の最
    大値をT1、負の最大値をT2とするとき、(T1-T
    2)/(T1+T2)の絶対値の最大値は約0.2であ
    ることを特徴とする請求項51から55のいずれか一項
    に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  58. 【請求項58】 オントラック時に一定の基準レベルに
    対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジアル
    チルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v1、v
    2とするとき、 (v1-v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は約
    0.2以下、及び/又はオフトラック時に一定の基準レ
    ベルに対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラ
    ジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v
    3、v4とするとき、 前記v1又はv2の絶対値の最小値は、前記v3又はv
    4値の約30%であることを特徴とする請求項51から
    55のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信
    号検出装置。
  59. 【請求項59】 記録媒体で反射/回折された光を受光
    する光検出器、及び前記光検出器の検出信号を演算して
    エラー信号を検出する回路部を具備し、前記光検出器
    は、 記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼンシャル方
    向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向とすると
    き、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光の一部
    領域を受光して入射光を各々独立して光電変換するよう
    に、その行方向及び列方向が前記記録媒体のラジアル方
    向及びタンゼンシャル方向に対応する方向に略平行した
    2×2行列をなし、前記ラジアル方向及び/又はタンゼ
    ンシャル方向に対応する方向に互いに所定間隔離隔され
    るように反時計回り方向に配列された第1ないし第4受
    光領域を含み、 前記回路部は、 第1対角線方向に位置した第1及び第3受光領域の検出
    信号の和信号を所定ゲインで増幅させる増幅器と、 前記増幅器の出力信号と第2対角線方向に位置した第2
    及び第4受光領域の検出信号との和信号間の位相を互い
    に比較して傾斜エラー信号及び/又はトラッキングエラ
    ー信号を検出する位相比較器とを含むことを特徴とする
    光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  60. 【請求項60】 前記回路部は、 第1行に位置した第1及び第2受光領域の検出信号を時
    間遅延させて時間遅延信号を出力する遅延器をさらに具
    備して、 第2行に位置した第3及び第4受光領域の検出信号と前
    記時間遅延された信号との和信号が前記増幅器及び/又
    は位相比較器に入力されるようになったことを特徴とす
    る請求項59に記載の光記録再生機器用エラー信号検出
    装置。
  61. 【請求項61】 前記第1ないし第4受光領域のラジア
    ル方向及び/又はタンゼンシャル方向に対応する方向に
    沿った離隔距離は、前記記録媒体で反射/回折された0
    次回折光直径の約10%〜80%範囲であることを特徴
    とする請求項59に記載の光記録再生機器用エラー信号
    検出装置。
  62. 【請求項62】 記録再生装置のチャンネルクロックの
    周期をT、検出された平均位相差時間をΔtとすると
    き、 記録媒体に記録されたピット又はマーク列の中心から光
    スポットの中心が0.1μm外れた場合、Δt/Tの最
    小値は約0.5であることを特徴とする請求項59から
    61のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信
    号検出装置。
  63. 【請求項63】 前記トラッキングエラー信号の正の最
    大値をT1、負の最小値をT2とするとき、(T1-T
    2)/(T1+T2)の絶対値の最大値は約0.2であ
    ることを特徴とする請求項59から61のいずれか一項
    に記載の光記録再生機器用エラー信号検出装置。
  64. 【請求項64】 オントラック時に一定の基準レベルに
    対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラジアル
    チルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v1、v
    2とするとき、 (v1-v2)/(v1+v2)の絶対値の最大値は約
    0.2以下、及び/又はオフトラック時に一定の基準レ
    ベルに対して、+1°のラジアルチルト及び−1°のラ
    ジアルチルト状態で検出された傾斜エラー信号を各々v
    3、v4とするとき、 前記v1又はv2の絶対値の最小値は、前記v3又はv
    4値の約30%であることを特徴とする請求項59から
    61のいずれか一項に記載の光記録再生機器用エラー信
    号検出装置。
  65. 【請求項65】 記録媒体で反射/回折された光を受光
    し、前記記録媒体に記録された情報列の方向をタンゼン
    シャル方向、前記情報列と直角の方向をラジアル方向と
    するとき、前記記録媒体で反射/回折されて入射する光
    を各々独立して光電変換するように、その行方向及び列
    方向が各々前記ラジアル方向及びタンゼンシャル方向に
    対応する方向に略平行した2×4行列配置をなす8個の
    受光領域を具備し、前記8個の受光領域が、4個の内側
    受光領域及びその外側に各々位置した4個の外側受光領
    域からなる8分割光検出器と、 一行に位置した内側及び外側受光領域の検出信号を各々
    時間遅延させる第1ないし第4遅延器と、 第1対角線方向に位置した一方の内側受光領域の検出信
    号の遅延信号と他方の内側受光領域の検出信号とを合算
    して第1和信号を出力する第1加算器と、 第1対角線方向に位置した一方の外側受光領域の検出信
    号の遅延信号と他方の外側受光領域の検出信号とを合算
    して第2和信号を出力する第2加算器と、 第2対角線方向に位置した一方の内側受光領域の検出信
    号の遅延信号と他方の内側受光領域の検出信号を合算し
    て第3和信号を出力する第3加算器と、 第2対角線方向に位置した一方の外側受光領域の検出信
    号の遅延信号と他方の外側受光領域の検出信号とを合算
    して第4和信号を出力する第4加算器と、前記第1ない
    し第4和信号を合算して再生信号を出力する第5加算器
    とを含むことを特徴とする再生信号検出装置。
  66. 【請求項66】 第1及び第3和信号又は第2及び第4
    和信号を各々所定ゲインで増幅させる第1及び第2増幅
    器をさらに具備することを特徴とする請求項65に記載
    の再生信号検出装置。
  67. 【請求項67】 前記第1及び第2増幅器のゲインの合
    計は、一定であることを特徴とする請求項66に記載の
    再生信号検出装置。
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